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福留ハム 2291

広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)57 円2 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)501 円17 億円差 −88.6%
10 年後から見ると 割高 価値 57 円2 億円 · 差 −88.6% · 期待の年率 −11.2%
期待の年率リターン(10 年)−11.2%資本コスト比 −21.7 pt
推定の資本コスト10.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 10.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

福留ハムは、広島を地盤にハム・ソーセージや惣菜を作り、牛や豚の肉を卸す会社だ。筆者の結論は、今の値段は割高だというものだ。売上は238億円あるが、営業損益は8期続けて赤字で、直近は8億円の赤字だった。

2026年3月期は3億円の純利益を出した。だが中身は、土地と有価証券の売却益、役員の退職慰労金の免除益で、本業の稼ぎではない。会社自身が、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象があると有報に書いている。ただし、重要な不確実性は無いとしている。

借入は59億円あり、純有利子負債は自己資本の1.5倍だ。金利が上がれば、薄い利益を利払いが食う。筆者は、10年後の中立でも営業利益率は1%に届かず、利払いを引くと利益はほとんど残らないと見る。

今の値段は、黒字化と資産の売却への期待を映している。だが、資本コストに遠く届かない稼ぎと重い借入を考えると、少数株主に残る価値は小さい。再編の期待は本質価値の外の話だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「わかりやすいが、稼げない」事業だ。ハムやソーセージは10年後も食べられているだろう。だが、地方の中堅が全国のブランドと量販店のプライベートブランドに挟まれ、値段を決められない構図は変わらない。

経営は経営陣を刷新し、資産を売り、立て直しを急いでいる。その姿勢は評価したい。だが、8期続いた営業赤字を、資産の売却益で埋めてきた事実は重い。売った資産は戻らず、借入はまだ自己資本の1.5倍ある。

筆者がいちばん気にしているのは、借入の重さだ。金利が上がる世界では、借入の多い会社ほど利払いで苦しむ。営業黒字に戻っても、その多くが銀行への利払いに消える。株主に残る利益は、ほとんどない。

安全域の目で見ると、自己資本25億円は床にならない。資本コストに遠く届かない稼ぎでは、帳簿の値打ちは大きく割り引くしかない。オーナーとして長く持ちたい事業とは、とても言えない。

何で稼ぐ会社か

事業は2つに分かれる。加工食品が103億円で、ハム、プレスハム、ソーセージ、惣菜を作って量販店や業務用の卸に売る。食肉が134億円で、牛・豚の肉を仕入れて切り分けて卸す。食肉のほうが売上は大きいが、相場で値が決まり、利益は薄い。

地盤は広島を中心とする中国・四国・九州だ。大株主に四国と広島のスーパーのフジや、広島銀行、伊予銀行が並ぶことからも、地元の量販店と金融機関に支えられた会社だとわかる。子会社には、九州で牛の枝肉を集めて出荷する佐賀県枝肉出荷がある。

利益の構造は単純だ。原料の豚肉・牛肉の多くは輸入で、相場と為替で値が動く。値上げが通るまでの数か月から1年、利益は削られる。量が減れば、工場の固定費が重くなる。この2つが、8期続く赤字の正体である。

直近の期は、加工食品の売上がわずかに増え、食肉が7%減った。会社は経営体制を刷新し、2026年から3年で立て直すとしている。旧小倉工場の土地と建物の売却も決めた。譲渡益は約0.65億円の見込みだ。工場を集め、使わない資産を現金に換えて借入を返すのが、立て直しの中身である。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、ほとんど無いと筆者は見る。地元の量販店との長い取引と、地域での名前は確かにある。だが、量販店の棚では、日本ハムや伊藤ハム米久のような全国のブランドと、量販店自身のプライベートブランドに挟まれる。値段を決めるのは買い手の側だ。

規模の不利も大きい。大手の加工食品の事業は売上が数千億円あり、原料の調達でも物流でも単価が下がる。福留ハムは原料を相場で買い、電気代や人件費の上昇もそのまま受ける。

資本の効率は極めて低い。過去10年の自己資本利益率の中央値はマイナス5%台だ。赤字が続いて自己資本は60億円から25億円まで減り、借入が自己資本を大きく上回る形になった。

良い点を挙げるなら、経営が手を打ち始めたことだ。経営陣を刷新し、土地と有価証券を売り、役員は退職慰労金を返上した。だが、それは傷を小さくする手であって、稼ぐ力を高める手ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ハム・ソーセージの国内の市場は、人口減で量が緩やかに縮んでいる。上位の日本ハム、伊藤ハム米久、プリマハム、丸大食品の4社が棚の大半を押さえ、残りを地方の中堅とプライベートブランドが分け合う。量販店はプライベートブランドを増やし、中堅の取り分は細る一方だ。

原料の調達も重い。豚肉・牛肉の多くは米国やカナダ、欧州から輸入し、相場と為替、関税で値が動く。豚熱や鳥インフルエンザのような疫病が起きれば、供給が止まり値が跳ねる。2026年は値上げが広く通った一方、値上げの回数が増えるほど、客は安いプライベートブランドに流れる。

追い風もある。単身世帯と共働きの増加で、惣菜や簡便な食品の需要は伸びる。物価が年3%上がる世界では、量販店も毎年の値上げを受け入れやすい。ただ、大手も同じ追い風を受け、規模の差は縮まらない。

10年の中立では、加工肉の業界の量は1割強減り、値段は物価並みに上がると置く。地方の中堅にとっては、工場を集めて固定費を下げられるかと、大手や商社の傘下に入るかが分かれ目になる。同じ地方の中堅の滝沢ハムも、2期の赤字に苦しんでいる。

資本政策と M&A

配当は2025年3月期から出しておらず、2027年3月期も無配の予想だ。自社株買いもしていない。赤字の続く会社として当然の判断で、今は借入の返済と立て直しが先になる。

資本の政策は、資産を売って借入を減らす形だ。2026年3月期に固定資産と投資有価証券を売って9億円強の売却益を出し、2026年9月には旧小倉工場の土地と建物の売却も決めた。売れる資産には限りがあり、いつまでも続けられる手ではない。

筆頭株主は創業家の福留興産で22.5%を持ち、取引先の持株会の福栄会が10%弱で続く。大手のハム会社や商社が工場と販路を取りにくる再編の道は残るが、会社は何も示していない。赤字が続けば、増資で今の株主の取り分が薄まる恐れもある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最悪期は過ぎた。会社は2027年3月期の営業黒字を見込み、経営陣を刷新して3年での立て直しを掲げる。役員が退職慰労金を返上し、使わない土地や有価証券を売るなど、痛みを伴う手を打っている。本気の立て直しだ。

赤字の主因は、原料高と電気代の上昇に値上げが追いつかなかったことだ。物価が年3%上がる世界では、量販店も毎年の値上げを受け入れやすい。値上げの遅れが縮まれば、利益率は1%台に戻る。

地元の量販店や金融機関との結びつきは強い。大株主にフジや地方銀行が並び、資金繰りがすぐに詰まる形ではない。惣菜や簡便な食品の需要は伸び、工場の稼働を上げる余地もある。

売上238億円の会社が、時価総額17億円で売られている。大手のハム会社や商社が、工場と販路を取りにくる再編の可能性もある。その時には、今の値段は安く見えるはずだ。

土地の含み益も見逃せない。古い工場の土地は帳簿より高く売れることが多く、旧小倉工場の売却もその一例だ。

慎重な見方

営業赤字は8期続き、営業キャッシュフローも4期続けてマイナスだ。会社自身が、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象があると書いている。過去12年で営業利益率が2%を超えた年はなく、黒字の年もほとんど1%前後だった。

黒字に見えた2026年3月期も、中身は資産の売却益と退職慰労金の免除益だ。本業は8億円の赤字だった。売れる資産には限りがあり、同じ手は何度も使えない。

借入は59億円あり、自己資本25億円の倍を超える。金利が上がれば利払いは年1億円以上増え、営業黒字に戻っても利益はほとんど残らない。赤字が続けば、増資で今の株主の取り分が薄まる。

人口が減る国内で、全国のブランドとプライベートブランドに挟まれた地方の中堅の量は戻らない。再編の可能性は本質価値の外の話で、それを当てにして値段を払うべきではない。

経営の刷新も、まだ数字に表れていない。今期の第1四半期の結果が出るまで、立て直しは計画の上の話にとどまる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方の方が強い。8期続く赤字と重い借入は、記録がはっきり示している。強気の見方で確かなのは、経営の刷新と資産の売却という手を打ったことだけで、稼ぐ力が戻った証拠はまだない。金利の上昇は、借入の多いこの会社に特に重い。中立は営業黒字に戻るが利払いでほとんど残らない形に置き、確率は悲観の側に大きく寄せた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 148 円5 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 4 円0 億円)。 今の値に割り戻すと 57 円2 億円、今との差 −88.6%、 期待の年率 −11.2%(資本コスト 10.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 4% 924 円31 億円 60 円2 億円 +96.3% +7.0% 39 円1 億円
やや楽観 13% 399 円13 億円 15 円1 億円 −17.4% −1.9% 54 円2 億円
中立 33% 114 円4 億円 0 円0 億円 −77.3% −13.8% 38 円1 億円
やや悲観 28% 60 円2 億円 0 円0 億円 −88.0% −19.1% 17 円1 億円
悲観 22% 24 円1 億円 0 円0 億円 −95.2% −26.2% 5 円0 億円
加重平均100% 148 円5 億円4 円0 億円 −69.5% −11.2% 153 円5 億円

今の株価時価総額 501 円17 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 10.5% を下回るほど割高。

楽観 4% 立て直しが実り、利益率2%台を取り戻す 利益 3 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 924 円31 億円

10年後、福留ハムは立て直しを終えている。経営陣の刷新と工場の集約が実り、ハム・ソーセージと惣菜の量は今の水準を保つ。地元の量販店との長い取引を足場に、惣菜やプライベートブランドの受託で工場の稼働を上げる。

値上げは物価より少し強く通り、加工食品の営業利益率は2%台半ばに乗る。食肉の卸も、扱う品を絞って利益の出る取引だけを残す。全社の営業利益は5億円を超える。

土地や有価証券を売って借入を半分ほどに減らし、利払いの重さも和らぐ。配当は数年後に再開する。それでも、自己資本利益率は資本コストに届かない。薄利の食肉加工で、資本を大きく上回って稼ぐのは難しい。

  • 加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜):数量 11,473(推定出荷量(トン))× 価格 124(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 142 億円・営業利益 4 億円。量を保ち値上げが通る
  • 食肉:数量 15,949(推定取扱量(トン))× 価格 110(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 176 億円・営業利益 2 億円。利益の出る取引に絞る

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 10.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 9.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 9.5 倍。全体の PER 9.52 倍、時価総額 30 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:8期続く営業赤字の会社が、過去の最良を上回る利益率に届く筋書き。経営の刷新だけが根拠で、確率は5%未満の4%にした。

やや楽観 13% 営業黒字が定着し、小さな利益を積む 利益 1 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 399 円13 億円

10年後、福留ハムは小さいながら黒字の会社に戻っている。赤字の8期は、原料高と古い工場の重さが重なった一時のつまずきだったことになる。ハム・ソーセージの量は人口減で5%減るが、惣菜が少し伸びて埋める。

値上げは物価並みに通り、営業利益率は1%強になる。過去12年の最良の水準を、毎年続けられる形だ。旧小倉工場のような使わない土地を売り、借入を少しずつ減らす。

利払いは金利の上昇で重くなるが、借入の減りで相殺する。自己資本はようやく増え始める。それでも自己資本利益率は5%前後で、資本コストの半分ほどにとどまる。配当の再開は、筋書きの終わり近くになる。

  • 加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜):数量 10,899(推定出荷量(トン))× 価格 122(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 133 億円・営業利益 2 億円。惣菜で量を埋める
  • 食肉:数量 15,109(推定取扱量(トン))× 価格 109(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 164 億円・営業利益 1 億円。相場で薄い

倍率:事業の純利益 1 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.3% が k 10.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 9.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 9.5 倍。全体の PER 9.52 倍、時価総額 13 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社予想の2027/03期の営業黒字(1億円)が続き、過去12年の最良に近い利益率に届く道。8期の赤字の後なので確率は低め。

中立 33% 赤字は止まるが、借入の利払いが利益を食う 利益 0 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 114 円4 億円

10年後、福留ハムは営業の黒字をかろうじて保っている。ハム・ソーセージの量は人口減で1割強減り、食肉の卸も扱いを絞って15%減る。値段は物価並みに上がり、売上は275億円ほどになる。

営業利益率は0.7%で、過去12年の実績の上の方だ。古い設備の償却は物価で増えず、その分だけ利益率は少し上向く。だが、60億円近い借入の金利が上がり、利払いが営業利益の大半を食う。純利益はわずかしか残らない。

配当は出せないままだ。自己資本は少し減ったところで止まる。地元の量販店との取引は続くが、値段を決めるのは買い手の側である。大手や商社の傘下に入る道は残るが、この筋書きには含めない。

  • 加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜):数量 10,096(推定出荷量(トン))× 価格 121(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 122 億円・営業利益 1 億円。人口減で量が減る
  • 食肉:数量 14,270(推定取扱量(トン))× 価格 107(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 153 億円・営業利益 1 億円。扱いを絞る

倍率:事業の純利益 0 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 1.8% が k 10.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 9.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 9.5 倍。全体の PER 9.52 倍、時価総額 4 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:8期の赤字と、会社の今期の黒字化の計画の中ほど。営業黒字には戻るが、利払いでほとんど残らない。

やや悲観 28% 赤字が続き、資産を売って食いつなぐ 利益 −3 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 60 円2 億円

10年後、福留ハムは赤字から抜け出せていない。ハム・ソーセージの量は4分の1減り、食肉の卸も3割減る。値上げは原料と人件費の上昇に追いつかない。

営業赤字は年2億円前後で続き、利払いが赤字を深くする。会社は土地や有価証券を売って特別利益を出し、自己資本の目減りを遅らせる。工場の設備の更新は先送りされ、古い機械の手間と電気代が赤字をさらに重くする。だが、売れる資産には限りがある。

自己資本はほとんど消え、取引銀行の支えが頼りになる。少数の株主に残るのは、借入を返したあとの土地のわずかな残りだけだ。立て直しの計画は、3年ごとに書き直されることになる。

  • 加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜):数量 8,605(推定出荷量(トン))× 価格 115(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 99 億円・営業利益 −1 億円。量が4分の1減る
  • 食肉:数量 11,752(推定取扱量(トン))× 価格 102(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 120 億円・営業利益 −1 億円。赤字が続く

倍率:赤字でPERは使えない。今の自己資本25億円に0.08倍。床の資産2.0億円(floor_assets)に合わせた。

確率:8期続く営業赤字と4期続く営業キャッシュフローのマイナスの延長。可能性は高い。

悲観 22% 資金が尽き、増資や事業の売却で再建する 利益 −6 億円 · PBR 0.0 倍 · 株価時価総額 24 円1 億円

10年後、福留ハムは構造的に負けている。量販店の棚を大手とプライベートブランドに奪われ、量は4割以上減る。値上げは通らず、営業赤字は年4億円に膨らむ。

赤字が自己資本を食い尽くし、会社は取引先や金融機関からの増資と、工場や事業の売却で生き残りを図る。増資は今の株主の取り分を大きく薄める。工場は1つに絞られ、食肉の卸は他社に譲るか畳むことになる。

少数の株主には、資産の使い道を決める力がない。価値は、再建の後に残るわずかな取り分だけになる。地元の量販店との取引も、新しい親会社の判断で整理されうる。

  • 加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜):数量 6,884(推定出荷量(トン))× 価格 108(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 74 億円・営業利益 −2 億円。棚を失う
  • 食肉:数量 9,233(推定取扱量(トン))× 価格 96(1トンあたり平均単価(万円))→ 売上 89 億円・営業利益 −2 億円。赤字が膨らむ

倍率:赤字でPERは使えない。今の自己資本25億円に0.032倍。増資と事業の売却の後に今の株主に残る取り分として、床の資産0.8億円(floor_assets)に合わせた。

確率:8期の赤字、純有利子負債が自己資本の1.5倍、継続企業の前提に関わる事象の記載と、弱い材料が重なる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

加工食品(ハム・ソーセージ・惣菜)

ハム・プレスハム・ソーセージ・惣菜を作り、量販店や業務用の卸に売る。

数量推定出荷量(トン)価格1トンあたり平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 11,473 90 103 −4
10 年後 中立 10,096 121 122 1

取り方:セグメントの売上103.26億円(有報)。数量は開示が無く、平均の卸値を1トン90万円と置いて約1.1万トンと推定した。利益は全社の営業損失7.94億円を、売上の割合と工場の重さで割り振った推定(本社費も含める)。中立の数量は人口減から10年0.88倍、価格は物価並み1.34倍。

食肉

牛・豚の肉を仕入れて切り分け、量販店や業務用に卸す。九州の枝肉の出荷を含む。

数量推定取扱量(トン)価格1トンあたり平均単価(万円)売上営業利益
今 2026/03 16,788 80 134 −4
10 年後 中立 14,270 107 153 1

取り方:セグメントの売上134.30億円(有報)。平均の卸値を1トン80万円と置いて約1.7万トンと推定。利益は全社の営業損失からの割り振りの推定。中立の数量は扱いを絞る方針と人口減から10年0.85倍、価格は物価並み。

リスクと懸念

赤字の継続と資金繰り

営業赤字は8期、営業キャッシュフローのマイナスは4期続く。会社は継続企業の前提に関わる事象があると開示している。資産の売却で食いつなぐ形が続けば、売るものが尽きた時に資金繰りが詰まる。

借入と金利の上昇

借入は59億円で、自己資本の2倍を超える。借り換えのたびに金利が上がれば、利払いは年1億円以上増えうる。営業黒字に戻っても、利益の多くが利払いに消える。

原料肉の値上がりと値上げの遅れ

原料の豚肉・牛肉の多くは輸入で、相場と為替、関税で値が動く。値上げは数か月から1年遅れで追いつくのが普通で、利益率が1%前後の会社では、この遅れだけで赤字になる。

増資による株主の取り分の薄まり

赤字が続いて自己資本が減れば、取引先や金融機関からの増資で穴を埋める道が現実になる。今の株価に近い値段での増資は、今の株主の取り分を大きく薄める。

食の安全と疫病

豚熱や鳥インフルエンザで原料の供給が止まれば、調達の費用が跳ね上がる。品質の問題が一度起きれば、量販店との取引そのものを失いかねない。小さな会社ほど、1件の事故の重みが大きい。

今後の分かれ目

2027年3月期に営業黒字(1億円)を計画どおり出したら
立て直しの出発点が確かめられる。ただ、利益率が1%を超え、利払いを賄える形になるまで、価値の見方は大きく変わらない。
営業キャッシュフローが2年続けてプラスになったら
資金繰りの不安が和らいだと見て、やや悲観・悲観の確率を少し減らす。
再び営業赤字に戻ったら
構造的に負ける筋書きに近づいたと見て、悲観の確率を厚くする。
増資や優先株の発行を決めたら
今の株主の取り分がどれだけ薄まるかを見て、筋書きの時価総額に反映する。
大手のハム会社や商社が資本と業務の提携を申し入れたら
調達と販路の改善で利益率の天井が上がりうる。中身を見て楽観側の確率を見直す。

見ておくもの

  • 営業損益と営業キャッシュフローの黒字化
  • 借入の残高と利払い
  • 資産の売却の額と使い道
  • 加工食品と食肉の売上の増減
  • 増資・提携の有無と大株主の変化

倍率と資本コストの決め方

加工食品と食肉の2つに分け、数量は推定(人口減と扱いの絞り込みから10年0.85〜0.88倍)、価格は物価並みで積んだ。中立の営業利益率0.7%は過去12年の最良2.1%以下で、物価で増えない償却の分だけ上向く。倍率はROEがk10.5%を大きく下回るため1÷kの7割、悲観側は売れる資産の床で置き、今のPBR0.7倍や時価総額から逆算していない。直近の純利益は資産の売却益なので、ならした起点(−1億円)から流した。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 7.6→9.52 倍・やや楽観 PER 7.1→9.52 倍・中立 PER 6.7→9.52 倍)。

資本コスト 10.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5% + 上乗せ 0.5%。基本7.5%にquality+2.5%、事業が傾いている分の上乗せ0.5%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 福留ハム 有価証券報告書テキスト(2026年3月期、EDINET DB)
  2. 福留ハム 大株主・株主構成(EDINET DB)

分析日 2026-10-20