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和弘食品 2813

ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)5,819 円145 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,915 円98 億円差 +48.6%
10 年後から見ると 割安 価値 5,819 円145 億円 · 差 +48.6% · 期待の年率 +11.6%
期待の年率リターン(10 年)+11.6%資本コスト比 +3.6 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

和弘食品は、ラーメン店向けの業務用スープを作る北海道発のメーカーである。筆者の結論は「割安。ただし顧客の偏りという危うさを織り込んだ上で、である」だ。

稼ぎの中心は北米にある。2015年に稼働したカリフォルニアの工場が、売上の4分の1で営業利益の約7割を生む。ラーメンが米国の外食で根づくほど、この工場の数量は伸びる。

国内は利益率が4%台と薄いが、外食向けが好調で、直近は営業利益が5割増えた。国内の薄利と米国の高利益、この二つの組み合わせが全社の利益率9%を作っている。

心配は二つある。米国の主要な販売先に頼る構造と、ラーメンの流行が一巡する可能性だ。ここが崩れると、利益の大半が消える。

自己資本利益率は10%台で、資本コストを上回る。この水準の会社が、利益の10倍に満たない値段で買える。筆者は、危うさを差し引いても、10年後の価値は今の値段を大きく上回ると見る。

判断の分かれ目は、米国の販売先がどれだけ分散するかにある。そこが進めば、割安の度合いはさらに増す。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「地味だが伸びる事業を、安く売っている」案件に近い。ラーメンの世界的な広がりは、10年後も続く可能性が高い。そこに現地工場を持つ強みがある。

一方で、堀は深くない。主要な販売先への依存が高く、ここを失えば利益は大きく崩れる。だから筆者は、確率の2割以上を悲観に割いた。

経営は資本を慎重に使い、利益の大半を工場に再投資している。利益率の高い米国に資金を振り向けるのは、理にかなった配分である。自己資本利益率が資本コストを上回るうちは、再投資を続けることが株主のためになる。

ただし、配当の低さと流動性の低さは割引の理由になる。安全域は、事業の価値が大きく崩れない限り、今の値段が与えてくれると見る。

買い手として確認したいのは、米国の販売先の分散と、工場投資の回収である。この二つが進むなら、持ち続ける価値は十分にある。

何で稼ぐ会社か

事業の核は、ラーメンのスープとたれである。外食チェーンやラーメン店向けの業務用が中心で、味の設計から製造までを請け負う。完成品を店に届ける、いわば「スープの裏方」だ。

報告セグメントは日本と米国の二つ。日本は売上が130億円で、外食向けの販売が伸びた。営業利益は5.6億円と薄く、売上に対する利益率は4%台にとどまる。

米国は売上が45億円ほどだが、営業利益は10億円を超える。利益率は2割を超え、全社の利益の大部分を稼ぐ。現地の工場で作るため、輸入品より納期と鮮度で勝てる。

直近の設備投資は13億円と大きい。米国の増強と国内の工場への投資が中心で、建設仮勘定も増えた。タイにも2024年に現地法人を作り、アジアへの販路を探り始めている。

新しい中期経営計画「The Glocal Engine」では、2028年度に売上207億円、営業利益18.5億円を掲げる。前の3か年計画は、売上160億円と営業利益13億円の目標を、ともに上回って終えた。

本社は北海道で、国内の主力工場もそこにある。原料の調達から製造、物流までを自前で持つため、スープの品質を管理しやすい。ただし、北海道から本州への輸送費は利益を圧迫しやすく、西日本の販売強化も輸送の負担と背中合わせになる。

優良さと弱いところ

筆者は、この会社の強みを「味の設計力と現地生産」と見る。ラーメン店は味の再現性に厳しく、一度採用したスープを変えにくい。切り替えには店の味そのものを変えるリスクが伴うため、顧客を離さない力がある。

ただし堀は深くない。大手食品会社も業務用スープを手がけており、顧客が内製や他社に動く可能性は残る。米国は主要な販売先が売上の大きな部分を占め、その在庫調整だけで受注が鈍った。

資本効率は悪くない。自己資本利益率は直近で11〜14%、営業利益率は9%台だ。過去10年の中央値は低いが、それは2017〜2021年の低迷が混ざるためで、現在の姿ではない。

配当は純利益の2割程度と低い。成長投資を優先する経営で、これは理にかなう。ただし、投資の成果が出るまでは、株主への分配は控えめなままだ。

この会社の優良さは、堀というより「現場で積んだ実績」に近い。実績は崩れにくいが、堀のように外敵を防ぎはしない。筆者はこの違いを割引の理由として織り込んだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のラーメンは、この10年で「流行」から「定番」に近づいた。外食店の数が増え、冷凍・中食にも広がっている。ただし直近は、物価高で外食が中食へ移り、既存店の伸びが鈍っている。

国内の外食は、訪日客と値上げに支えられて売上が戻っている。ラーメン店は原材料と人件費の上昇で値上げを重ねており、スープの取引価格にも転嫁が進む。国内の数量は人口減で伸びにくいが、外食向けの比率が高いため、売上は景気と客数に左右される。

原料は豚骨、鶏がら、野菜、調味料。エネルギー価格の上昇が製造コストを押し上げている。米国では人件費が高く、生産体制の強化に伴う人件費が利益を削った。

競争は分散的だ。国内は味の素やキッコーマンなど大手の業務用部門や地方の専門メーカーが競い、米国には現地の調味料会社と日本の大手の進出がある。決め手は、味の再現性と納期、そして顧客との距離だ。

筆者は、米国のラーメン需要は10年で実質的に倍近くに増えると見る。ただし競争が強まるため、全部を取れるわけではない。

国内の外食は、人手不足で調理の省力化が進む。店でスープを一から作るより、完成されたスープを仕入れる流れは強まる。これは、同社のような業務用メーカーには追い風だ。

資本政策と M&A

配当は純利益の2割ほどで、今期は引き上げる計画である。自社株買いはなく、少額の自己株の処分があるだけだ。

現金は30億円あるが、借入金とリース債務が合わせて32億円あり、純現金は9億円ほどにとどまる。そのため、現金を理由にした安全域は小さい。

投資有価証券は15億円で、含み益が10億円ある。配当収入は小さく、事業とは別の資産と見てよい。

東証と札証に上場し、TOBや再編の話は出ていない。M&Aは小粒で、買収よりも自社工場の増強で成長する姿勢だ。米国の子会社から親会社への配当金は4.4億円で、グループの資金はよく回っている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ラーメンは世界の食になった。米国ではすでに店が増え続け、冷凍や小売にも広がっている。この工場は現地で作るため、輸入品よりも鮮度と納期で勝てる。直近の営業利益率は米国で24%と高く、増産すれば固定費が薄まり、さらに上がる。工場の稼働率が上がるほど、固定費の重さは薄れていく。

新しい中期計画は、2028年度に営業利益18.5億円を掲げる。前の計画は目標を超えて終えており、実行力は証明済みだ。米国の売上が、会社が見込むペースで伸びるだけでも、10年後の利益は今の1.5倍を超える。米国の売上が2倍になれば、全社の営業利益は30億円に届く。

タイと英国で販路を広げれば、米国以外の柱も育つ。国内も外食の好調が続けば、利益率が5%台に乗る。

自己資本比率は6割を超え、借入も軽い。成長投資を自前の資金で賄え、利益は積み上がる。為替が円安に動けば、米国の利益は円換算でさらに膨らむ。時価総額は利益の9倍に届かず、事業の質に比べて明らかに安い。

北米のラーメン市場は、競合が育つ前の初期段階にある。先に工場を持つ者が、顧客との関係を握る。

慎重な見方

利益の7割を米国に頼る構造は、危うい。主要な販売先の在庫調整だけで、米国の営業利益は16%減った。一社を失えば、全社の利益が数割消える。しかも、顧客の購買は店の出店計画に左右され、会社側から制御しにくい。

米国の外食は、物価高で中食に流れている。ラーメン店の既存店の伸びは鈍っており、ブームが一巡すれば数量は頭打ちになる。加えて米国では人件費が高く、生産体制の強化に伴うコストが利益を削った。

国内は利益率が4%台と薄く、外食の景気で簡単に赤字に戻る。2021年3月期は赤字だった。

配当は純利益の2割と低く、少数株主に戻る額は限られる。成長投資が空振りに終われば、積み上げた利益は工場の簿価に化けて残るだけだ。現金は借入とリースを引くとほぼ残らない。値段が安く見えるのは、この危うさが織り込まれているからだ。

さらに、新しい中期計画の達成には、営業利益を3年で3割近く伸ばす必要がある。直近の営業利益は減益で、勢いは落ちている。

どちらに重みを置いたか

米国の成長は強気の言い分に説得力があり、顧客の偏りは弱気の言い分が正しい。筆者は、数量の伸びを認めつつ、利益率は今より下がると置いた。そして悲観側に3割台後半の確率を割いた。それでも中立の値段が今を大きく上回るため、割安と判断した。確率を寄せたのは、主要な販売先の在庫調整という実例があるからだ。

強気の言い分が正しければ、価値は今の値段の数倍になる。弱気の言い分が正しくても、売れる資産が一定の下支えになる。この非対称が、割安の判断の根拠である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 9,954 円248 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,775 円44 億円)。 今の値に割り戻すと 5,819 円145 億円、今との差 +48.6%、 期待の年率 +11.6%(資本コスト 8.0%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 19,648 円491 億円 2,804 円70 億円 +473.5% +19.1% 1,347 円34 億円
やや楽観 20% 15,594 円389 億円 2,403 円60 億円 +359.7% +16.5% 3,600 円90 億円
中立 36% 12,321 円308 億円 2,003 円50 億円 +265.9% +13.9% 5,157 円129 億円
やや悲観 26% 4,102 円102 億円 1,282 円32 億円 +37.5% +3.2% 1,400 円35 億円
悲観 12% 1,282 円32 億円 601 円15 億円 −51.9% −7.1% 226 円6 億円
加重平均100% 9,954 円248 億円1,775 円44 億円 +199.6% +11.6% 11,729 円293 億円

今の株価時価総額 3,915 円98 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 6% 楽観:米国が2.3倍に育ち、全社の利益が4倍に迫る 利益 31 億円 · PER 15.6 倍 · 株価時価総額 19,648 円491 億円

米国の数量が2.3倍まで伸びる。ラーメン店の増加に加え、冷凍・小売への広がりも取り込み、現地工場は増設を重ねる。

営業利益率は22%を保ち、米国だけで営業利益は31億円に達する。国内も西日本の販売強化が効き、数量が5%増え、利益率は6.5%に上がる。

タイと英国の販路が育ち、販売先の偏りも和らぐ。事業の寿命への不安が薄れ、利益の質が高まる。

全社の営業利益は40億円を超え、自己資本利益率は13%近くに上がる。配当は利益の3割に増える。

この筋書きでは、現地工場を複数に増やし、米国の西海岸以外にも供給網を広げる。主要販売先の比率は下がり、利益の偏りも解消に向かう。

  • 日本(外食向けスープ・たれ・調味料):数量 3.4(出荷量(万トン、推定))× 価格 560(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 190 億円・営業利益 12 億円。営業利益率6.5%
  • 米国(WAKOU USA):数量 1.4(出荷量(万トン、推定))× 価格 980(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 141 億円・営業利益 31 億円。営業利益率22.0%

倍率:事業の純利益 31 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.3% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 15.6 倍、時価総額 490 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:米国の需要が想定以上に伸び、主要販売先も増える筋書き。中計の2028年度目標を超える成長が10年続く必要があり、確率は低く置いた。

やや楽観 20% やや楽観:米国が倍に増え、国内も利益率が6%に 利益 26 億円 · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 15,594 円389 億円

米国の数量が倍に増える。主要販売先の在庫調整は一巡し、新規の顧客も加わる。利益率は21%に少し下がるが、売上の伸びがそれを上回る。

国内は数量が2%増え、値上げを物価並みに通す。外食の客数が戻り、利益率は6%に上がる。

全社の営業利益は35億円前後で、自己資本利益率は11%。配当は純利益の3割に近づく。為替が円安に振れれば、円換算の利益はさらに上振れする。

この筋書きでは、タイや英国の販路が小さな柱になる。ただし、それで利益が大きく変わるほどではない。

国内の外食は人手不足で完成品のスープを仕入れる流れが強まり、国内の数量も小さく押し上げられる。

  • 日本(外食向けスープ・たれ・調味料):数量 3.3(出荷量(万トン、推定))× 価格 548(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 181 億円・営業利益 11 億円。営業利益率6.0%
  • 米国(WAKOU USA):数量 1.3(出荷量(万トン、推定))× 価格 959(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 120 億円・営業利益 25 億円。営業利益率21.0%

倍率:事業の純利益 26 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 14.88 倍、時価総額 389 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の中計(2028年度に営業利益18.5億円)を大きく上回る成長を10年続ける形。前の計画を超えた実績があり、2割を置いた。

中立 36% 中立:米国が1.8倍に伸び、国内は横ばいで利益率が5%台 利益 22 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 12,321 円308 億円

米国の数量が10年で1.8倍に伸びる。ラーメン店の増加を背景に、現地工場の増強が続く。ただし競争が強まり、人件費も上がるため、営業利益率は今の24%から20%に下がる。

国内は数量が横ばいで、値上げは物価並みに通る。外食向けの値上げ効果で、利益率は5%台に上がる。

全社の営業利益は30億円弱で、利益率は10%台。米国の比率が25%から38%に上がるため、全社の利益率が上がる。償却は米国の新工場の分だけ増え、10年で年8億円ほどになる。

配当は純利益の3割に引き上げ、残りは再投資に回る。自己資本利益率は10%近くを保つ。

  • 日本(外食向けスープ・たれ・調味料):数量 3.2(出荷量(万トン、推定))× 価格 536(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 174 億円・営業利益 9 億円。営業利益率5.2%
  • 米国(WAKOU USA):数量 1.1(出荷量(万トン、推定))× 価格 938(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 106 億円・営業利益 21 億円。営業利益率20.0%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.3% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 14.05 倍、時価総額 308 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界の見通し(米国のラーメン需要の拡大、国内は横ばい、価格は物価並み)に沿った中心。会社の中計の延長線上で、米国の利益率は今の24%から20%に下げた。

やや悲観 26% やや悲観:米国が1.4倍にとどまり、利益率が15%に下がる 利益 12 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 4,102 円102 億円

米国の数量が1.4倍にとどまる。主要販売先の取引が縮み、新規顧客の開拓が追いつかない。人件費と原料の上昇で、営業利益率は15%に下がる。

国内は外食の客数が減り、数量が7%減る。値上げも物価に届かず、利益率は3.5%に落ちる。人手不足で賃金を引き上げざるを得ず、値上げが追いつかない。

営業利益は17億円前後で、今とほぼ同じ。米国の工場投資の償却が重く、投資の成果が出ない形だ。

新しい中期計画の目標は未達に終わり、経営は計画の修正を迫られる。

自己資本利益率は6%台に落ち、資本コストを下回る。配当は純利益の3割を保つが、金額は伸びない。余った資産は、谷で食う分を引いた額に減る。

  • 日本(外食向けスープ・たれ・調味料):数量 3.0(出荷量(万トン、推定))× 価格 520(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 156 億円・営業利益 5 億円。営業利益率3.5%
  • 米国(WAKOU USA):数量 0.9(出荷量(万トン、推定))× 価格 910(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 80 億円・営業利益 12 億円。営業利益率15.0%

倍率:自己資本利益率は約6.6%で資本コスト8%に届かず、新しく投じるお金の稼ぎは7.4%。g4%で正当化PERは10.8倍、構造的に伸びが鈍る筋書きなのでその75%ほどの8.0倍。余った資産は谷で食う分を引いた7.5億円に戻り方0.75。

確率:主要販売先の在庫調整という実例があり、米国の伸びが鈍る筋書きは現実味がある。国内の利益率が4%を割る可能性もあわせ、2割台半ばを置いた。

悲観 12% 悲観:米国のブームが一巡し、主要顧客を失って本業が薄利に沈む 利益 3 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 1,282 円32 億円

米国で主要な販売先が取引を打ち切り、数量が10年で1割減る。ラーメンの需要は頭打ちとなり、現地工場の稼働が下がって固定費が重くなる。営業利益率は6%まで落ちる。

国内も価格競争が激化し、外食の客数が戻らず、利益率は1.5%に下がる。原料と人件費の上昇を転嫁できない状態が続く。

営業利益は4億円、純利益は3億円にとどまる。米国の工場投資は減損となり、自己資本は133億円まで減る。

新しい顧客を開拓する力も弱く、米国の工場は他社の受託でしか稼働を保てない。

時価総額は、稼ぐ力ではなく、投資有価証券と運転資本を中心にした売れる資産で測る。

  • 日本(外食向けスープ・たれ・調味料):数量 2.6(出荷量(万トン、推定))× 価格 480(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 125 億円・営業利益 2 億円。営業利益率1.5%
  • 米国(WAKOU USA):数量 0.6(出荷量(万トン、推定))× 価格 840(1kgあたり平均単価(円、推定。名目))→ 売上 47 億円・営業利益 3 億円。営業利益率6.0%

倍率:純利益3億円では稼ぐ力は測れない。床は売れる資産の税後で測り、今の自己資本103億円に対するPBR0.31倍(時価総額32億円)に置いた。

確率:米国の主要販売先を失い、ラーメンの需要が頭打ちになる複合の筋書き。国内も価格競争で薄利に戻る。売れる資産と運転資本が下を支えるため、1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

日本(外食向けスープ・たれ・調味料)

ラーメン店・外食チェーン向けの業務用スープとたれ、調味料。売上の約75%。

数量出荷量(万トン、推定)価格1kgあたり平均単価(円、推定。名目)売上営業利益
今 2026/03 3.2 400 130 6
10 年後 中立 3.2 536 174 9

取り方:日本セグメントの売上132億円から、内部取引を除いた約130億円を、1kgあたり四百円前後の品が年3.2万トン売れると置いた(推定)。数量は外食の好調と人口減が打ち消し合い、中立は10年で横ばい。価格は物価並み(10年1.34倍)。営業利益は開示の5.6億円。

米国(WAKOU USA)

カリフォルニアの工場で作る、北米のラーメン店向けスープ。売上の約25%、営業利益の約7割。

数量出荷量(万トン、推定)価格1kgあたり平均単価(円、推定。名目)売上営業利益
今 2026/03 0.6 700 44 11
10 年後 中立 1.1 938 106 21

取り方:米国セグメントの売上45億円から内部取引を除いた約44億円を、1kgあたり七百円前後の品が年6千トン強売れると置いた(推定。ドル円150円)。数量は北米のラーメン店の増加を取り込み、中立は10年で1.8倍。価格は物価並み。営業利益は開示の10.5億円。

リスクと懸念

米国の主要販売先への集中

米国の売上の大きな部分を少数の販売先が占める。在庫調整で受注が鈍っただけで、米国の営業利益は16%減った。取引の縮小や内製化が起きれば、全社の利益の数割が消える。

米国の外食の鈍化

物価高で外食から中食へ流れる動きが続くと、ラーメン店の客数が伸び悩む。スープの数量はその店数と客数に直結するため、ブームの一巡は成長の前提を崩す。

米国の人件費と生産体制のコスト

米国では賃金の上昇が速く、生産・営業体制の強化で人件費が増えた。数量が伸びなければ固定費として残り、利益率2割超の維持が難しくなる。

国内の薄い利益

国内は営業利益率が4%台で、原料とエネルギーの高騰を転嫁できなければ赤字に戻る。2021年3月期の赤字がその例で、外食の客数が落ちれば再び起こりうる。

為替と大型投資

米国の利益は円換算で動く。円高に振れれば連結の利益が減る。ドル円は150円で置いたが、現実は動く。また13億円規模の設備投資が回収できない可能性もある。

今後の分かれ目

米国の主要販売先が取引を大きく減らす
米国の営業利益が3割以上減り、全社の利益は2割を超えて落ちる。悲観の筋書きに確率が移る。
米国で新規顧客の開拓が進み、販売先が分散する
利益の偏りが和らぎ、事業の寿命の不安が減る。楽観に確率が寄る。
配当性向を3割以上に引き上げる方針が示される
少数株主に戻る額が増え、評価が見直される。
タイや英国の販路が軌道に乗る
米国以外の柱ができ、中計の2028年度目標が現実味を増す。
原料価格が急騰し、国内で転嫁が遅れる
国内は赤字に戻りうる。米国の利益が支えても、全社の利益は1〜2割減る。

見ておくもの

  • 米国の売上と営業利益の四半期の動き
  • 主要販売先の在庫調整の有無
  • 中計の2028年度目標(売上207億円・営業利益18.5億円)の進捗
  • 国内の外食向け販売の数量と値上げの浸透
  • 配当性向と自己株の扱い

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から出した。10年後の自己資本利益率は10%前後で資本コスト8%を上回る。堀は深くなく、顧客が偏るので、正当化PERの8割に置いた。今の株価や同業の倍率は使っていない。米国の利益率は今の24%から20%に下げ、国内の薄利も大きくは上げていない。新リース会計基準は早期適用済みで、使用権資産が計上されている。純現金の計算はリース債務を含めない形で、実質はもう少し小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.1→15.6 倍・やや楽観 PER 12.1→14.88 倍・中立 PER 12.1→14.05 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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分析日 2026-10-20