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梅乃宿酒造 559A

果実リキュールのブランド力と海外販路は魅力だが、第二蔵の投資負担を考えると現値に十分な安全域はない

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,024 円62 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)1,070 円64 億円差 −4.3%
10 年後から見ると 適正 価値 1,024 円62 億円 · 差 −4.3% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −0.5 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約0.4%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

梅乃宿酒造は奈良の日本酒蔵から、果肉を使った「あらごしシリーズ」を柱とする果実リキュールメーカーに姿を変えた会社だ。筆者の結論は、現在の時価総額は本質価値におおむね見合う「適正」だが、長期保有に十分な安全域があるわけではない、というものだ。飲酒量が減る国内でも選ばれる商品を持ち、国内の酒販店に加えて北米や台湾への輸出を伸ばせる余地がある。

競争上の長所は実際の値上げに表れた。2026年2月、主力商品の価格を引き上げた後も、国内卸売りの売上は増えた。2024年には、缶チューハイなどを除いた国産果実リキュール市場で会社算定のシェア16.7%を確保している。長年の味づくり、千社を超える取引先、年間を通して品質をそろえる生産体制は、単なる小規模な酒蔵とは違う。

もっとも、2026年の海外増収の一部は前年の流通在庫の反動であり、毎年6割の成長が続くわけではない。売上50億円前後を超すには第二蔵が必要となり、土地を手当てした後の建物・機械投資額は未決定だ。利益が伸びても、更新投資、借入金の利払い、増えた自己資本によって株主の取り分が薄くなりうる。今後10年の利益と還元を五つの筋書きで見ると、適正価値は約61億円で、約64億円の時価総額を少し下回る。優れた小さなブランドと、割安な株は同じ意味ではない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で最初に問うべきは、10年後の消費者が果肉入りのリキュールに今と同じだけのお金を払うか、である。果物と日本酒が生む味の違いは残るだろうし、酒販店との長い関係も意味を持つ。値上げを受け入れた客がいることは、販売本数の伸びよりも心強い。しかし、飲酒そのものが減る時代には、ブランドのファンの深さと買い手の裾野の広さを分けて考える必要がある。

株主のものになる利益は帳簿上の純利益とは同じでない。2026年は営業キャッシュフロー約6.87億円の大半が設備投資に使われた。現在の生産ラインの償却費は取得時の価格のままだが、第二蔵を新設すれば建築費と借入金利は今の水準より高くなる。保守更新、原料在庫、輸出の運転資金を払った後に初めて、配当や自社株買いに回すお金が決まる。

会社が売上50億円を越えても、次の工場が資本コストを上回る追加利益を生まなければ株主は豊かにならない。会社の開示に第二蔵の総建設費や生産能力、投下資本の利益率がまだない点は重い。どこまで設備を作るかを需要の確定より先に決めない経営の慎重さは評価したいが、その不確実性に高い値段は払えない。

小さな市場で相応のシェアを持つブランドを、世界的な酒類大手と同じ倍率で見積もる必要はない。2036年の価値はその時の純利益が何年続き、その利益を増やす追加投資がどれほど効くかで決まる。現値は中心的な事業成長をおおむね織り込む。長く保有する株主が最も欲しい安全域は、第二蔵の採算が実績で見えた後、または株価が価値より十分下がった時に現れる。

何で稼ぐ会社か

売り物の中心は、日本酒を仕込み酒として使い、果汁と果肉を豊富に配合した「あらごし梅酒」「あらごしゆず」「あらごしもも」などだ。リキュールが売上の8割超を占め、日本酒やジン、ノンアルコール飲料、発酵食品は周辺事業に当たる。法定の報告セグメントは「酒類製造販売」の一つだが、稼ぎ方を理解するには国内卸売り、海外、消費者直販の三つの販売経路に分ける方がよい。

国内BtoBは酒販店や卸、飲食店、量販店を通じた販売だ。2026年6月期の売上は約18.77億円で、全体の6割を占める。取引企業は千社を超え、コストコなどの大口販路の開拓も進んだ。定番商品を反復注文してもらえるが、棚の取り合いと卸先の交渉力は無視できない。2026年2月の改定で、主力720ミリリットル瓶の希望小売価格は税込1,760円から1,900円に上がった。

海外の売上は約7.70億円で、24の国・地域に代理店などを通して輸出する。アジアが中心だが、北米、欧州、オセアニアにも広がっている。海外販売の9割弱はリキュールで、現地の卸が在庫を持つため出荷の山谷が大きい。2025年の海外売上減と2026年の急回復は、現地での売れ行きと出荷の時間差を示している。

国内BtoCは約4.43億円で、自社EC、Amazonなどのモールと蔵に併設した直営店で稼ぐ。商品の企画、試験販売、顧客の反応の回収を早める機能があり、その成果を卸向けの新商品へ戻せる点が特徴だ。2026年は46の企画から242種類を試作し、13商品を発売した。一方、広告費や宅配費、蔵見学・体験の人手を要するため、直販の売上増がすべて高い利益率になるわけではない。

優良さと弱いところ

この会社の堀、つまり他社に簡単には奪われない強みは、果肉の食感を残した酒の味と流通現場の信用にある。日本酒製造のデータを長年蓄え、杜氏個人に頼る方式から社員による再現性の高い生産へ転換した。製造免許だけなら他社にも取得でき、果汁を混ぜる技術も模倣可能だが、定番の味と品質を大量にそろえ、納期を守る経験の蓄積は一朝一夕には買えない。

2026年6月期の粗利益率は約56%と、国税庁調査によるリキュール製造者平均の約40%を上回る。2026年2月の希望小売価格引き上げ後も国内BtoB売上は前年を超え、値決め力には一定の実証がある。ただし値上げ直後の一年だけで、10年間にわたり物価以上の価格転嫁ができると断定するのは早い。強い堀の成立には、新規顧客の獲得に加えて既存商品の再購入率が保たれることが要る。

資本の稼ぎは見かけほど高くない。2026年のROEは約9.6%で資本コストを上回る一方、自己資本と純負債を合わせた事業資本に対する税引き後営業利益の利回りは約8%にとどまる。海外向け出荷が前年の在庫調整から戻った増益を、そのまま第二蔵投資の利回りだと見なしてはいけない。新蔵は2022年に稼働したばかりで、次の蔵の建物・設備を増やせば新しい減価償却と金利が重くなる。

製造・物流の実物価値が中心で、業務用ソフトの席数や人月を売る会社ではない。したがってAIエージェント代替の指定型には該当しない。AIは販促と商品企画の効率を変えても、果実と日本酒の製造、販売免許、取引先での反復購買を直接置き換えるものではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の酒類需要は人口減少と飲酒習慣の変化で長期的に細っている。ビール類の出荷は1990年代の頂点から大幅に減り、若い世代の節酒やノンアルコール志向も続く。梅乃宿が戦うのはビール全体ではなく、果肉入りの高付加価値リキュールという狭い領域だ。国税庁の酒類製造免許は参入の壁だが、クラフト酒や低アルコール飲料との選択競争は厳しい。

会社が示す2024年の16.7%というシェアは、富士経済の国産リキュール類から缶チューハイなどの即飲品とレモンサワーの素を除き、会社の年間リキュール売上を割った値だ。全酒類や世界市場のシェアではない。2024年の全社売上約27億円にリキュール比率8割強を仮置きすると、対象市場はメーカー売上ベースで約130億円台と逆算される。ただし製品別の正確な2024年売上も競合別シェアも公開資料では確認できず、規模の推計には幅がある。

近い競合は梅酒のチョーヤ、果実酒やリキュールを持つサントリー、宝酒造、オエノン、各地の酒蔵である。競合のこの狭い定義における数量シェアは確認できないため、RTDの大手シェアを誤用しない。中心の筋書きでは、国内の対象市場の実質数量が10年で1割程度縮む一方、量販店への導入増により梅乃宿の相対的な棚の占有率は改善する。競争激化時にはシェアを失い、数量と値決め力が同時に悪化する。

海外には別の伸びしろがある。国税庁の2025年の日本産酒類輸出額は約1,495億円で、梅乃宿の海外売上はその1%にも満たない。ただし輸出市場全体にはウイスキーや日本酒など異なる品目も含まれ、果実リキュールだけの比較可能な海外市場規模と同業シェアは不明である。北米・台湾を足場に店頭採用を増やすことは可能だが、現地代理店の在庫調整と関税、ドル円150円の固定前提でも物流費の変動が起こる。

2026年10月には低アルコールのリキュールの酒税特例税率が上がった。主力商品の値段には税の転嫁が必要で、消費者に受け入れられるかを見なければならない。市場の縮小を上回るシェア獲得と、海外での再購入が続くことが10年の成否を決める。

資本政策と M&A

経営の資本配分は、国内販路と輸出を広げる販売投資と、生産能力の増強が中心だ。2022年に新蔵へ移転し、2026年6月期には第二蔵の土地・造成や省人化設備に約6.05億円を投じた。第二蔵の用地は約1万8,000平方メートルで、会社は売上50億円程度を増産判断の目安としている。今後5年程度で稼働させたい考えはあるが、建物と機械の投資額、正式な着工時期、投下資本利益率の数字はまだ約束されていない。

中期経営計画には海外販路、直販、プレミアム酒、ノンアルコール食品などの方向が示されるが、2030年などの期日を定めた売上高・営業利益・ROEの数値目標は確認できない。別途、2027年6月期の会社予想は売上32.50億円、営業利益5.40億円、純利益3.59億円である。還元の数字の約束は具体的で、配当性向40%、自己株式取得等10%を目安に、総還元性向50%を目標とする。2026年6月期に期末配当を再開したが、買い戻しの継続実績はまだ短い。

株主優待は保有株数と期間に応じたEC利用券や限定酒で、2026年の株主優待関連の費用増は約0.20億円だった。これを10年の現物還元として筋書きの配当・買い戻しに加えて扱う。大株主関係では経営者側の議決権が4割強あり、上場後も投資ファンドが約16%を保有した。ファンドの売却は短期の株価需給を乱しうるが、事業価値とは区別する。大型M&Aの成果を裏付ける実績はなく、買収の上振れは中心価値に織り込まない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

果肉と日本酒を組み合わせた商品は、価格で競う安価な缶チューハイとは異なる消費体験を売っている。主力リキュールの粗利益率は高く、国内で実施した価格改定後も卸売りの売上は増えた。果物ごとの個性的な味、香料や着色料に頼らない製法、長年の品質管理によって、低価格の模倣品が直ちに定番商品の棚を奪うわけではない。国内の取引先は千社を超え、コストコという大口販路も確保した。小規模な酒蔵が大手と同じ棚で商談するための基盤は既に整っている。

成長の最大の余地は海外にある。24の国・地域への輸出があるとはいえ、世界の酒類売場におけるブランドの存在感はまだ小さい。北米・台湾での取り扱いが増え、代理店の在庫が安定すれば、売上の拡大だけでなく生産量の増加による原価改善も見込める。日本産ウイスキーに続く独自のジャパニーズリキュールという棚ができれば、販路は一段と広がるだろう。

第二蔵の土地はすでに取得しており、需要が確認できた段階で新設備を稼働させる道がある。充填設備の自動化など、過去の改善で生産性を高めたことも追い風だ。増産の投資回収が早ければ、2026年の約15%の営業利益率を上回りながら輸出数量を増やせる。配当と自社株買いを合わせた総還元性向50%の方針が実行されれば、設備にすべての資金が吸収される心配も小さくなる。

慎重な見方

最大の問題は、国内のリキュール需要そのものが人口と飲酒習慣に逆らえないことだ。会社が掲げる16.7%のシェアは、対象を国産の特定リキュールに絞った値であり、広い酒類市場での独占を意味しない。チョーヤ、サントリー、宝酒造に加え、地酒蔵や低アルコール飲料が客の時間と財布を争う。2026年の値上げが一年間通用しても、10年後に同じ値決め力が残るとは限らない。

海外売上は2025年に縮小した後、2026年に大きく戻った。卸の在庫が解消した時の出荷増は、最終消費者の支持が同じ速度で広がった証拠にはならない。中国経済、米国の通商政策、免税店の旅行客数の影響も受ける。海外販売を伸ばそうとするほど、現地代理店への依存と新市場への販促費が増すだろう。

第二蔵はまだ建物と設備の正式予算がなく、約6億円を投じた土地取得などが将来の高収益を保証するわけではない。売上が50億円に届く前に工場を造れば、減価償却と金利が先に発生して利益を圧迫する。反対に建設を見送れば、好調な輸出の供給を逃すかもしれない。今の純負債と比較すると財務は許容範囲でも、大型投資後に同じ強さが保てる保証はない。

オーナー側の保有が厚く、ファンドの売却も想定される。還元方針の数字は明確だが、上場後に増配と買い戻しを何年も続けた実績はない。価値の床も工場の帳簿価額ではない。特殊な設備を処分して借金を返した時に残る額はずっと小さい。売上が増えるからという理由だけで高い値を払うのは危険だ。

どちらに重みを置いたか

商品の差別化、2026年の値上げ実績、国内外の販路という証拠では強気の主張に分がある。ただし輸出の前年反動と第二蔵の設備総額が未確定という点では慎重な主張が強い。楽観とやや楽観の合計を33%、やや悲観と悲観を35%とし、わずかに下側へ寄せた。中心価値は現在の時価総額と近く、成長余地の大きさだけを根拠に割安と判断することはできない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 1,489 円90 億円(+ 還元の換算額還元の合計 375 円23 億円)。 今の値に割り戻すと 1,024 円62 億円、今との差 −4.3%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 7.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 3,509 円211 億円 667 円40 億円 +290.3% +16.5% 459 円28 億円
やや楽観 22% 2,437 円147 億円 468 円28 億円 +171.5% +11.8% 639 円39 億円
中立 32% 1,426 円86 億円 403 円24 億円 +71.0% +6.3% 585 円35 億円
やや悲観 23% 358 円22 億円 249 円15 億円 −43.3% −6.7% 140 円8 億円
悲観 12% 234 円14 億円 100 円6 億円 −68.8% −12.4% 40 円2 億円
加重平均100% 1,489 円90 億円375 円23 億円 +74.2% +6.5% 1,864 円112 億円

今の株価時価総額 1,070 円64 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 楽観:世界のリキュール売場を開拓 利益 12 億円 · PER 17.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3,509 円211 億円

日本産の果実リキュールが海外の棚で定番の酒類として認知される。米国、台湾、欧州の小売チェーンで代理店が継続的な補充注文を獲得し、海外の実質出荷量は現在の3倍弱になる。販売国を増やすだけでなく、一店当たりの回転率も改善する。国内では主力の「あらごし」各商品がコストコや大手量販店で広がり、市場全体の実質消費は緩やかに縮んでも会社のシェアは大幅に上がる。

高価格の「AFULL」や新しい果実酒は売上全体では一部にとどまるが、ブランドの格を高める。2026年の価格改定を重ねて実施でき、果実原料と包材の物価上昇を補ってなお実質単価が伸びる。直販では新しい商品を試し、反響のよいものだけ卸売りに広げる循環が定着する。

第二蔵の投資は確定した輸出需要を確認してから行い、設備の稼働率が早く上がる。自動化が人件費の上昇を吸収し、新しい蔵の減価償却費と借入金利を払った後でも利益率が高まる。企業買収で数値を膨らませずに売上を拡大し、配当と買い戻しも継続する。

  • 国内酒販店・量販店向けBtoB:数量 285(720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算))× 価格 1,420(720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算))→ 売上 40 億円・営業利益 8 億円。成熟市場でのシェアと棚の獲得を数量側に反映。物価とブランドの実質単価は価格側。
  • 海外代理店・免税店:数量 225(720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算))× 価格 1,450(720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算))→ 売上 33 億円・営業利益 8 億円。輸出国・代理店の反復注文と現地流通在庫を本数側へ反映。為替150円固定。
  • 国内EC・直営店BtoC:数量 56.0(720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計))× 価格 2,300(720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定))→ 売上 13 億円・営業利益 3 億円。EC利用者、購入頻度、蔵見学と商品ミックスの変化を換算数量側に反映。

倍率:成長投資の採算がよく、期末ROE17.1%。資本コスト7.0%と堀の残る割合1/2よりRONIC12.1%、g2.5%で正当化PER17.62倍。期間累計純利益約75億円、累計還元40.2億円から期末自己資本は35.3+75−40.2=70.1億円。

確率:国内での棚の拡大と海外での定番化を同時に実現し、さらに新蔵が早期に稼働する必要がある。高い成長率が10年間続く上位の筋書きである。

やや楽観 22% やや楽観:海外の販路拡大が定着 利益 9 億円 · PER 16.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,437 円147 億円

海外では北米と台湾の代理店が販売先を増やし、欧州とオセアニアでも日本産果実酒の取り扱いが広がる。海外の実質出荷量は2倍余りとなるが、競合商品と食文化の違いがあるため急拡大一辺倒ではない。2025年の在庫調整のような停滞を何度か挟みながら、継続的な注文が徐々に太くなる。

国内は酒類全体の数量減が続くものの、「あらごし」ブランドの知名度と量販店の棚を広げる。直販の限定商品やノンアルコール飲料も顧客の入り口になる。物価程度の値上げと一部プレミアム化が通り、卸先の増加が市場縮小を上回る。国内シェアは緩やかに上昇する。

第二蔵は需要を見ながら段階的に建設され、稼働初期の償却負担を数年かけてこなす。生産効率化と輸出の構成比上昇が利益率に寄与し、会社が掲げる総還元性向50%もおおむね実行される。大型M&Aの上振れには頼らず、既存商品の反復購入と販路増加で利益を伸ばす10年である。

  • 国内酒販店・量販店向けBtoB:数量 250(720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算))× 価格 1,370(720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算))→ 売上 34 億円・営業利益 6 億円。成熟市場でのシェアと棚の獲得を数量側に反映。物価とブランドの実質単価は価格側。
  • 海外代理店・免税店:数量 165(720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算))× 価格 1,390(720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算))→ 売上 23 億円・営業利益 5 億円。輸出国・代理店の反復注文と現地流通在庫を本数側へ反映。為替150円固定。
  • 国内EC・直営店BtoC:数量 48.0(720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計))× 価格 2,140(720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定))→ 売上 10 億円・営業利益 2 億円。EC利用者、購入頻度、蔵見学と商品ミックスの変化を換算数量側に反映。

倍率:期末ROEは8.7÷63.1=13.8%。k7.0%、堀の残存率1/2よりRONIC10.4%、g2.5%としてPER16.88倍。期間累計純利益約56億円、還元28.2億円、自己資本35.3+56−28.2=63.1億円。

確率:北米と台湾の販売拡大が一過性の在庫補充で終わらず、欧州でも定番化が進む。国内で小幅にシェアを伸ばし、工場投資が採算に乗る公算を評価する。

中立 32% 中立:国内シェアを守り海外が漸増 利益 6 億円 · PER 15.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,426 円86 億円

国内の飲酒量は緩やかに減り、果実リキュールも量だけでは伸びない。だが梅乃宿の既存商品は国内酒販店の反復発注を保ち、量販店や飲食店での棚が少し広がる。市場全体の実質数量が縮む中でも、会社の国内卸向け出荷本数は10年で1割余り増える。1本当たりの手取価格は原料、包材、物流費の上昇を受け、物価にほぼ沿って引き上げる。

海外は北米と台湾での販売に厚みが増え、他地域の代理店への出荷も続く。ただし2026年の急増には過去の在庫調整からの反発が含まれ、毎年同じ成長率は見込まない。10年後の実質輸出本数は足元の約1.7倍にとどめる。国内直販も新商品と蔵への来訪客で緩やかに伸びる。

売上が50億円規模になって第二蔵が必要になるが、建設費や新規採用、償却・借入負担が利益率の上昇を抑える。生産数量が増えても利益率は足元と大きく変わらない。中核ブランドの価値は残り、明白な買収や新株発行による価値の上積みを前提にしない。利益の半分ほどを還元しながら、残りを設備と運転資金へ回す。

  • 国内酒販店・量販店向けBtoB:数量 215(720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算))× 価格 1,320(720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算))→ 売上 28 億円・営業利益 4 億円。成熟市場でのシェアと棚の獲得を数量側に反映。物価とブランドの実質単価は価格側。
  • 海外代理店・免税店:数量 128(720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算))× 価格 1,340(720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算))→ 売上 17 億円・営業利益 3 億円。輸出国・代理店の反復注文と現地流通在庫を本数側へ反映。為替150円固定。
  • 国内EC・直営店BtoC:数量 38.0(720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計))× 価格 2,070(720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。EC利用者、購入頻度、蔵見学と商品ミックスの変化を換算数量側に反映。

倍率:期末ROEは5.5÷56.0=9.82%。k7.0%、堀の残存率1/2よりRONIC8.41%、g2.5%で正当化PER15.62倍。累計純利益約45億円から総還元24.3億円を引き、自己資本は35.3+45−24.3=56.0億円。新蔵への資本拘束により利益が伸びてもROEは高騰しない。

確率:国内の節酒と海外新規販路が均衡し、既存ブランドは競争力を維持するが世界的な定番化には至らない。新蔵の費用も負担する最もありそうな道筋。

やや悲観 23% やや悲観:国内低迷と海外の失速 利益 2 億円 · PER 10.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 358 円22 億円

国内では飲酒習慣の変化に加えて低価格のRTDやノンアルコール飲料へ顧客が流れる。「あらごし」の棚は残るが、量販店での競争が激しくなり、国内卸向けの実質出荷本数は1割減る。酒税と原料高を価格に十分転嫁できず、名目平均手取単価は一般物価ほど上げられない。

海外では米国の通商政策、中国の需要低迷、現地代理店の在庫調整が重なり、輸出の販売量が一進一退となる。2026年に見えた勢いは定着せず、10年後の輸出数量は現状並みより少ない。直販も広告費が高くなり、商品開発と顧客獲得に要る資金が増える。

第二蔵は途中まで設備を整えたが注文量が想定を下回り、稼働率が低い時期が長引く。建築費の上昇に伴う償却費と金利が残り、営業利益率は1桁に下がる。配当・自社株買いは利益に合わせて減額され、ファンド株主の売却が株価の重荷になる局面もある。ブランドは残るものの、追加投資の利回りが資本コストを下回る期間が続く。

  • 国内酒販店・量販店向けBtoB:数量 172(720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算))× 価格 1,250(720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算))→ 売上 22 億円・営業利益 2 億円。成熟市場でのシェアと棚の獲得を数量側に反映。物価とブランドの実質単価は価格側。
  • 海外代理店・免税店:数量 70.0(720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算))× 価格 1,270(720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算))→ 売上 9 億円・営業利益 1 億円。輸出国・代理店の反復注文と現地流通在庫を本数側へ反映。為替150円固定。
  • 国内EC・直営店BtoC:数量 27.0(720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計))× 価格 1,900(720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定))→ 売上 5 億円・営業利益 1 億円。EC利用者、購入頻度、蔵見学と商品ミックスの変化を換算数量側に反映。

倍率:期末ROE3.7%はk7.0%を下回る。将来の増分資本も高収益を生まないため、稼ぐ力の上限PER1/k=14.29倍より低い10.8倍で評価。累計純利益約28億円、還元15.0億円、自己資本35.3+28−15=48.3億円。

確率:国内の値上げが一部需要離れを招き、代理店在庫の調整が長引く。設備に先行負担が残る一方、事業そのものは存続する筋書き。

悲観 12% 悲観:果実酒の棚を失い新蔵が重荷 利益 0 億円 · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 234 円14 億円

果肉入りのリキュールは大手メーカーや新興のクラフト酒に模倣され、梅乃宿が誇った独特の味と棚の地位が薄れる。飲酒人口の減少も重なり、国内卸売りは取引先数が減り、出荷本数が大幅に落ちる。安価な競合に値段を合わせる必要が生じ、名目単価も物価上昇に大きく劣る。

海外では主要代理店が取引を縮小し、中国・北米で現地の競合に押される。輸出は一時的な在庫調整にとどまらず、現地消費者から定番商品として選ばれなくなる。直販も新商品が当たらず、既存のファンだけの小さな事業に戻る。

過去の成長を見て着手した第二蔵の建物・設備は十分に使われず、原価と償却費、借り換え後の利息が利益を圧迫する。大型の買収で穴を埋めず、事業の縮小と設備整理を進める。10年目は営業赤字と純損失となる。初めの数年間に稼いだ利益が残るため帳簿上の自己資本は維持するが、特殊な工場をすぐ帳簿価額で売れない。現金、売掛金、在庫、土地、工場設備を換金して負債を払った後の価値を厳しく見る。

  • 国内酒販店・量販店向けBtoB:数量 124(720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算))× 価格 1,110(720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算))→ 売上 14 億円・営業利益 1 億円。成熟市場でのシェアと棚の獲得を数量側に反映。物価とブランドの実質単価は価格側。
  • 海外代理店・免税店:数量 45.0(720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算))× 価格 1,100(720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。輸出国・代理店の反復注文と現地流通在庫を本数側へ反映。為替150円固定。
  • 国内EC・直営店BtoC:数量 18.0(720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計))× 価格 1,700(720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。EC利用者、購入頻度、蔵見学と商品ミックスの変化を換算数量側に反映。

倍率:期末純損失なので事業のPERは使わない。PBR0.40倍は2036年の積み上がった自己資本42.3億円でなく2026年の35.3億円に適用し、時価総額14.12億円とする。初期の累計純利益約13億円から還元6億円を控除して期末自己資本35.3+13−6=42.3億円。換金床は別途約9.5億円で、時価総額は床を下回らない。

確率:主力商品の競争優位が崩れ、国内・海外とも出荷が落ちる。高コストの生産拠点を抱えたまま利益が消える複合的な下振れを低頻度だが無視しない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内酒販店・量販店向けBtoB

主力あらごしシリーズや日本酒などを酒販店、卸、飲食店、量販店に供給。会社の法定セグメントではなく販売経路で分けた分析上の区分。

数量720mL換算の年間出荷本数(万本、実質、試算)価格720mL換算1本当たりメーカー手取売上(円、酒税・消費税と流通マージンを控除した試算)売上営業利益
今 2026/06 192 980 19 3
10 年後 中立 215 1,320 28 4

取り方:会社開示の国内BtoB売上1,877百万円が起点。標準品720mL希望小売価格は2026年2月に税込1,760円から1,900円へ改定(https://www.umenoyado.com/news/20260105/)。メーカー手取は卸の掛率・容量別構成を考慮し1本980円と仮定し、18.77億円÷980円で約191.53万本と逆算。出荷実本数・商品別粗利は非開示。販売経路別営業利益も非開示のため会社営業利益へ本社調整で接続する分析上の概算。市場と競合シェアは有報の富士経済定義を用い、対象市場全体の量と価格は公表未確認。

海外代理店・免税店

主に果実リキュールをアジア、北米、欧州、オセアニアの代理店と空港免税店に輸出。海外向けリキュールは売上の約88%。

数量720mL換算の年間輸出本数(万本、実質、試算)価格720mL換算1本当たり輸出手取売上(円、代理店向け平均の試算)売上営業利益
今 2026/06 77.0 1,000 8 2
10 年後 中立 128 1,340 17 3

取り方:会社開示の海外売上770百万円、展開24の国・地域、海外売上の約87.7%がリキュールという実績が起点。代理店向けの720mL換算売価を1本1,000円と仮定して77万本に換算した。海外現地の小売価格・数量は非開示。2025年482百万円→2026年770百万円の急回復には北米の在庫滞留解消が含まれ、永久的な数量増加とは扱わない。円換算の為替前提はドル円150円固定。

国内EC・直営店BtoC

自社通販、Amazon等のECモール、奈良の蔵併設直営店で販売。新商品の試験販売と顧客の声を卸向けへ還元する役割もある。

数量720mL換算の年間直販売上数量(万本相当、酒・食品・体験を含む換算推計)価格720mL換算1単位当たり税抜手取売上(円、体験・食品も含めた仮定)売上営業利益
今 2026/06 28.6 1,550 4 1
10 年後 中立 38.0 2,070 8 1

取り方:会社開示のBtoC売上443百万円(うちEC約327百万円、直営店約116百万円)を出発点に、標準720mL税込1,900円を目安として直販税抜平均手取1,550円と仮定。売上÷単価で約28.58万本相当とした。体験と酒以外の商品の売上も含めた換算量であり、実際の酒瓶数量ではない。宅配・集客費を反映した営業利益は分析上の配賦で、会社の開示値ではない。

リスクと懸念

飲酒人口の減少と果実酒の模倣

国内の酒類課税数量は長期的に減少しており、飲酒機会が減れば果実酒の購入頻度も下がる。日本酒で仕込む味の違いはあるが、大手メーカーや地域の蔵が果肉入りの商品を拡充すれば独自性は薄れる。国内BtoBの数量増には、市場の縮小を上回る棚シェアの獲得が不可欠であり、長期の前提を強く左右する。

海外代理店の在庫と米中の通商リスク

2025年から2026年の海外売上の急回復には、北米の代理店側の在庫滞留解消が含まれる。最終消費者の購入量以上に出荷が動くため、前年増収率をそのまま継続的な需要と解釈すると過大評価になる。中国での景況感、米国関税、海外の酒類規制、現地販促の費用次第で売上数量と利益率が一緒に低下する。

第二蔵建設と投下資本の回収

第二蔵用地は取得済みだが、建物と機械設備の正式予算や生産能力は公表されていない。売上50億円という目安に届く前に着工すれば、新規設備の償却と金利だけが先行し、営業キャッシュフローを圧迫する。逆に設備が遅れれば海外の商談を取りこぼす。投資後の増分ROICが7%の資本コストを超えるかが価値を分ける。

酒税引き上げと原材料費・包材費の上昇

2026年10月の税率改正で低アルコールリキュールの税負担が増えた。さらに果実、米、瓶、物流、電力のコストは上がりやすい。2026年2月の値上げ実績は心強いが、税負担と費用上昇を毎年価格に移せる保証はない。価格転嫁が止まると粗利益率56%という優位が削られ、売上が増えても営業利益が伸びなくなる。

単一ブランド群と販路の交渉力

売上の8割超がリキュールに依存し、その中心があらごしシリーズである。取引先は千社を超えるが、量販店で販促費の負担や値引き要請が強まれば利益が削られる。直販の新商品開発と広告運用が定番商品の販売に結び付かなければ、開発品目の数は株主の利益にならない。国内の特定の果実味への嗜好変化も集中リスクとなる。

支配株主・ファンド売却と還元方針の実行

経営者側の保有は4割強で、上場後も投資ファンドが株式の一部を保有した。ファンドの売り出し自体は工場の価値を減らさないが、市場での需給と少数株主の発言力に影響する。総還元性向50%は明確な目標だが、第二蔵の資金需要が大きくなれば買い戻しが後回しとなり、利益が貯まっても株主の現金回収は遅れる。

今後の分かれ目

2027年以降も国内あらごし主力品の値上げ後の販売本数が維持され、国内の果実酒シェアが上がるなら
実質数量の伸びと値決め力が両立している証拠となる。中立の国内BtoB数量と利益率を上方修正し、やや楽観側の比率を増やす。
北米・台湾の現地販売が出荷額に追い付き、2年以上連続して再注文が増えたなら
在庫解消による一過性の輸出急増と区別できる。海外の10年実質販売量の見通しを上げ、第二蔵の稼働率についても検証する。
第二蔵の建物・機械の正式投資額と生産能力、稼働時期が発表され、増分ROICが7%を超えそうなら
長期の自己資本増と営業利益増の関係を改めて計算する。工場の費用が想定より小さければ中立の価値が上がる。
海外売上が2期連続で前年割れし、代理店在庫の積み上がりも確認されるなら
海外数量の中立を下げ、やや悲観の確率を上げる。前年反動の回復としていた仮説が崩れたかを調べる。
総還元性向50%の目標が継続して実行され、第二蔵の設備投資にも余力が残るなら
滞留現金が株主に戻る確実性が高まり、余剰現金の戻り方を0.75から1.0へ改める余地が出る。
酒税と原材料高を転嫁できず、粗利益率が50%を割って定着したなら
看板商品の価格決定力の前提を弱め、国内の営業利益率と長期の成長率を下方修正する。

見ておくもの

  • 四半期・通期の国内BtoB、海外、BtoC売上と可能なら720mL換算の販売本数
  • あらごしシリーズの価格改定後の実売数量と粗利益率
  • 北米・台湾での現地販売量、代理店在庫と出荷タイミング
  • 第二蔵の正式建設費、投資決定時期、設計生産能力、減価償却予定額
  • 2027年6月期の売上32.50億円、営業利益5.40億円、純利益3.59億円の達成
  • 配当性向40%・自社株取得等10%・総還元性向50%の実施状況
  • 酒税改正後の値上げ動向と、ノンアルコール飲料の売上比率
  • 現預金と長期借入金の推移、資本コストを超える投資利回り
  • 投資ファンドの売却と経営者側の持株比率

倍率と資本コストの決め方

売上は会社が開示した国内BtoB・海外・国内BtoCの実績から、720mL換算の推定出荷本数と実質の価格を逆算した。10年間の数量は需要・販路・シェアで動かし、物価年3%は平均売価にだけ反映させて二重に数えていない。資本コストは7.0%、2036年以降の名目成長の上限は2.5%。楽観から中立のPERはROEと新規投下資本の採算から決める正当化式の上限を採用し、今の株価や同業のPERは使っていない。やや悲観は資本コストを稼げなくなるためPERを抑え、悲観は現時点の自己資本35.3億円を基準とするPBRを使い、2036年の積み上がった自己資本には掛けない。2027年以降の新リース基準で負債と償却の表示が変わり得るが、全期間の営業費用は旧基準と同じ考え方に統一した。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に値決め力−0.5%を加えた7.0%。個別の海外・建設リスクは業績の筋書きと確率で表す。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 シマダヤ250A 流水麺のブランドと業務用冷凍麺の供給網には持続力があり、設備投資の負担を織り込んでも現在の時価総額には大きな安全域がある 本質価値との差 +137.4% · 10 年 割安(年 +17.8%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +57.3% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +53.6% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +51.9% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 オエノンホールディングス2533 値上げで持ち直した焼酎と育ち始めた酵素事業。大きな不動産含み益もあるが、酒類の薄い利益率を見誤らない 本質価値との差 +47.7% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 健康食品OEMの国内上位シェアは強み。買収と負債に注意しても、既存株主希薄化後の10年価値には安全域がある 本質価値との差 +44.0% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +36.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 マルサンアイ2551 豆乳2位のブランドと値上げ余地に価値はあるが、借入負担と薄い利益率を割り引くと、現値はやや割安にとどまる 本質価値との差 +33.4% · 10 年 割安(年 +11.3%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 STIフードホールディングス2932 水産加工の製造技術と供給網には堀がある。大口顧客への依存を割り引いても、中長期の価値は株価をやや上回る 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オリオンビール409A 沖縄で築いた強固な販路は十年後も価値を生むが、酒税変更とホテル投資の重さを織り込むと現在の評価はほぼ適正圏 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −1.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.5% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.2% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 サンクゼール2937 「久世福商店」のブランドには価値があるが、国内集客の停滞と海外買収の採算を考えると、現状はやや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 ベースフード2936 健康と時短を売るブランドは育ったが、薄い利益と高い顧客獲得費が重く、十年先の価値に照らすと割高 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −33.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −36.2% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −39.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 フルッタフルッタ2586 アサイーの先駆者としての強みはあるが、特需の反動、低い資本効率、株式の希薄化を考えると10年価値は割高側にある 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −42.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −46.1% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −46.5% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −46.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −48.4% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −48.9% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +0.0%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.1% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −55.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −57.1% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −58.7% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 宝ホールディングス2531 ブラントンの値決め力は本物だが、海外卸とバイオの低採算を抱えた現状では、10年先の価値にも安全域が乏しい 本質価値との差 −58.9% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −59.3% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −62.2% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.0% · 10 年 割高(年 −4.9%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.3% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −69.6% · 10 年 割高(年 −6.9%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −72.2% · 10 年 割高(年 −5.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −73.5% · 10 年 割高(年 −7.0%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.9% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.4% · 10 年 割高(年 −7.5%) 割高 ジェイフロンティア2934 医療と通販に事業の芯はあるが、薄い自己資本と広告業務のAI代替を考えると、現時点の株価に長期の安全域はない 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.8%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.5% · 10 年 割高(年 −11.3%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −16.5%)

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  2. 梅乃宿酒造 2026年6月期第3四半期決算補足説明資料(中期戦略・海外・市場シェア)
  3. 梅乃宿酒造 公式IR 株主還元策・株主優待

分析日 2026-10-23