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サトウ食品 2923

パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,885 円196 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)7,230 円365 億円差 −46.3%
10 年後から見ると 割高 価値 3,885 円196 億円 · 差 −46.3% · 期待の年率 +0.9%
期待の年率リターン(10 年)+0.9%資本コスト比 −7.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

サトウ食品は、パックご飯の「サトウのごはん」と、包装餅の「サトウの切り餅」を作る新潟の会社だ。売上の6割強がパックご飯、3割強が餅で、どちらも国内で首位級の看板を持つ。筆者の結論は割高である。事業の質は悪くない。問題は、稼ぎが資本コストを上回りにくいことだ。

直近の2026年4月期は、売上も利益も過去最高だった。ただ、その追い風の大半は米不足と米価の高騰が運んできたものだ。精米が値下がりに転じると、パックご飯は店頭で割高に見える。最新の四半期は売上が1割減り、営業利益はほぼ消えた。会社の通期予想も営業減益である。

10年先を考えると、パックご飯の量は簡便化で2割ほど伸び、値段は物価並みに上がる。餅は人口減で量が細る。それでも全社の営業利益率は6%前後で、過去12年の山を超えない。稼いだ利益の大半を工場と手元に残すため、自己資本利益率は6〜7%に下がり、資本コストの8.0%を割り込む。

中立の本質価値は、今の時価総額の半分ほどにとどまる。楽観の筋書きでようやく今の値段に並ぶ。いまの株価は、パックご飯の好調が続くことを織り込みすぎている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、まず見るのは再投資の重さだ。この事業は、利益を出すために大きな工場を建て続ける。ラインを足すたびに数十億円が要り、稼ぎの多くは設備に消える。株主の手に残る利益は、見かけの純利益よりかなり少ない。

次に、堀の深さを見る。看板は強いが、価格を市場に決められる場面が多い。ライバルも増設に動いており、10年先まで今の利益率が保たれる保証は弱い。

資本の使い方は、守りに寄っている。借金で工場を建て、成長を取りにいく姿勢は評価できる。しかし、新しい投資の稼ぎが資本コストを上回る裏づけは乏しい。上回らないなら、投資するより株主に返したほうが価値は増える。

最後に、安全域だ。割安に買うなら、悪い筋書きでも元本が守られる値段でなければならない。今の値段は、好調が続く筋書きをほぼ織り込んでおり、その余地がない。事業は嫌いでないが、払う値段には慎重になる。

何で稼ぐ会社か

事業は2本柱だ。

パックご飯は売上の約64%を占める。炊いたご飯を無菌の容器に詰め、常温で長く置ける商品である。この「無菌包装米飯」を1988年に初めて売り出したのがサトウ食品で、今も売上で首位だ。新潟の聖籠ファクトリーを中心に10ラインを動かし、年間の生産能力は4億食に達する。2026年12月には約80億円をかけた第二工場が動き出し、日産で20万食が増える。

包装餅は売上の約36%を占める。一切れずつ包んだ切り餅が中心で、正月前の鏡餅も扱う。包装餅の国内シェアは3割強で首位級だ(日本経済新聞、約2年前)。越後製菓が最大の競合である。

売り先は、スーパーやドラッグストアなどの小売りが中心と見られる(推定)。開示は単一のセグメントで、製品別の利益は出ていない。ここではパックご飯と餅を、同じ約7%の利益率で分けて置いた。

原料は国産米だ。米価が上がれば原価は重くなり、値上げが追いつくまでの間は利益が削られる。逆に精米が下がると、店頭の価格差が開いて売れ行きが鈍る。この二重の揺れが、この会社の利益の読みづらさの源である。

優良さと弱いところ

強みは、先に始めた者の看板と、量の力だ。パックご飯は1988年の発売以来、売上で首位を保つ。家庭の棚で「サトウのごはん」が指名される場面は多く、新参のブランドより値上げが通りやすい。ライン数も国内最大級で、1食あたりの製造コストは小さい。

弱みは、値段を自分で決めきれないことだ。同じ棚に東洋水産やテーブルマークの商品が並び、アイリスオーヤマは鳥栖で日産140万食の工場を伸ばしている。米価が下がれば、パックご飯と炊飯の価格差が開く。堀、つまり他社がまねできない強みは、あるが深くはない。

資本効率は見かけより低い。自己資本利益率は10%前後だが、自己資本比率は43%で、借金で押し上げている面がある。借金を含めた投下資本に対する稼ぎは6%前後にとどまり、資本コストの8.0%に届かない。

経営は創業家が握る。筆頭株主は住吉食品(有)で約35%、佐藤元社長が役員を務める会社である。意思決定は速いが、株主還元は薄い。配当性向は13%台だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

パックご飯の市場は、この10年で大きく育った。国内の生産量は2025年に26万トン前後で、無菌包装米飯は2022年まで12年連続で伸びた。2016〜21年の年平均の伸びは約7%(日本食糧新聞)。単身世帯の増加と、炊く手間を省きたい需要が支えた。

ただ、伸びは止まりつつある。2023年は微減に転じ、2025年は前年並みだった。米不足の時期にパックご飯へ需要が寄ったが、精米の値下がりでその追い風は逆に回った。

同時に、供給が増えている。サトウは能力を4億食へ引き上げ、アイリスオーヤマは鳥栖で日産140万食に拡張し、はごろもフーズも能力を3割増やす。需要が頭打ちの局面で、各社が同時に増設している。価格競争の火種になりうる。

包装餅は、人口減と食の洋風化で、量は少しずつ細る。米価の高騰で一時は代替需要が出たが、構造は変わらない。国内の食の総量は2056年に向けて緩やかに減る見通しで、簡便化の追い風はパックご飯に集まる。

筆者は、この業界を「大きく伸びる成長産業」でなく、「簡便化を取り込む成熟産業」と見る。

資本政策と M&A

還元は薄く、安定している。一株あたりの配当は、2021年4月期から2026年4月期までに7割ほど増えた。だが配当性向は13%台で、方針は「内部留保を充実させつつ安定配当」だ。自社株買いはない。

資金は工場に回る。聖籠の増設に約45億円、第二工場に約80億円と、2期続けて大型の投資が続く。原資は自己資金と借り入れで、純有利子負債は166億円(時価総額の約45%)まで増えた。

2026年4月期の純利益には、政策保有株の売却益が含まれる。この益は繰り返さない前提で、10年の起点を24億円とならした。保有株の配当は営業外収益に入っており、売却による価値は別に足していない。

株主優待は、毎年10月末の株主に自社商品の詰め合わせを贈る。費用は年0.4億円ほどと推定(開示なし)。額が小さいので、還元に年額×10年を足すにとどめた。

M&Aの実績は目立たない。筆頭株主が35%を持つため、同意なしの買収は考えにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

パックご飯は、まだ家庭に浸透しきっていない。国内で炊飯器の代わりに使う人は増え続けており、単身世帯と共働きの増加がその流れを支える。2016年から2021年まで、市場は年7%で伸びた。同じ流れが続けば、10年でさらに5割は広がる。

サトウは、その市場で首位に立つ。1988年に商品を生み出し、釜炊きを再現する無人ラインなど、製法の改良も重ねてきた。第二工場が動けば、能力は4億食台半ばまで増える。大きなラインを高い稼働率で回せれば、1食あたりの製造コストが下がり、利益率は過去の山を超えうる。

米価の高騰は、結果として新しい客を連れてきた。一度パックご飯の手軽さを知った人は、米価が下がっても戻りきらない。餅も、米価が上がった時期の代替需要が一部は定着する。値上げも通りやすい。利益が積み上がれば、配当の増額も続く。配当性向はまだ13%台と低く、引き上げる余地は大きい。還元を厚くすれば、自己資本利益率は10%台を保てる。

慎重な見方

パックご飯の伸びは、すでに止まりかけている。国内の生産量は2023年に微減し、2025年も前年並みだった。米不足で押し上げられた需要は、精米の値下がりで逆流している。最新の四半期は売上が1割減り、営業利益はほぼ消えた。

供給は逆に膨らんでいる。サトウが4億食超へ、アイリスオーヤマが日産140万食へ、はごろもも3割増で能力を上げる。需要が横ばいで供給が増えれば、値引き競争になる。値段を自分で決める力は弱く、利益率は2020年前後の2〜3%台へ戻りうる。

さらに、稼ぎは資本コストに届かない。借金を含めた投下資本に対する稼ぎは6%前後で、8.0%を割る。それでも利益の8割以上を工場と手元に残す。新しい工場を作るほど、投じた資金あたりの価値は目減りする。餅は人口減で細り、成長の支えにならない。創業家が35%を握るため、外から経営を正す力も働きにくい。今の値段は、この現実を無視している。第二工場の償却が始まる来期以降は、固定費の重さも利益率を下げる。

どちらに重みを置いたか

争点は、パックご飯の好調が構造か、一時の追い風かである。足元の数字は一時の色が濃く、強気の見方が頼る「新しい客が戻らない」という根拠は、最新の四半期の落ち込みで弱まった。一方、慎重な見方が描く値引き競争は、起きれば利益を大きく削る。確率は中立に4割弱を置き、やや悲観を楽観側より厚くした。悲観には1割を置いた。資本効率が低く、増設の稼ぎが資本コストを超えにくい点は、どちらの見方でも動かないからだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/04 期)

確率で加重した株価時価総額 6,818 円344 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,069 円54 億円)。 今の値に割り戻すと 3,885 円196 億円、今との差 −46.3%、 期待の年率 +0.9%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 13,674 円690 億円 2,290 円116 億円 +120.8% +8.2% 1,117 円56 億円
やや楽観 20% 9,692 円489 億円 1,463 円74 億円 +54.3% +4.4% 2,231 円113 億円
中立 38% 7,726 円390 億円 1,069 円54 億円 +21.6% +2.0% 3,342 円169 億円
やや悲観 25% 3,236 円163 億円 702 円35 億円 −45.5% −5.9% 985 円50 億円
悲観 10% 1,775 円90 億円 339 円17 億円 −70.8% −11.6% 211 円11 億円
加重平均100% 6,818 円344 億円1,069 円54 億円 +9.1% +0.9% 7,886 円398 億円

今の株価時価総額 7,230 円365 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 7% パックご飯が伸び続け、能力増が利益に結びつく 利益 50 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 13,674 円690 億円

簡便化の流れがあと10年続き、パックご飯の量は5割増える。第二工場に続く増設も高い稼働率で回り、1食あたりのコストが下がる。値段は物価を少し上回って上がる。餅は人口減で細るが、鏡餅と通年の切り餅で首位を守る。営業利益率は過去の山と同じ7%台に乗り、全社の営業利益は70億円を超える。利益を積み増しつつ、配当性向は3割まで引き上げる。創業家は還元を厚くし、自己資本利益率は10%近くを保つ。株主が最も報われる10年だ。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.4億円×10年×1.0=4.0億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • パックご飯:数量 510(販売数量(百万食。1食は約200グラム))× 価格 140(1食あたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 714 億円・営業利益 57 億円。営業利益率8.0%
  • 包装餅:数量 4.8(販売数量(万トン、推定))× 価格 518(1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 250 億円・営業利益 17 億円。営業利益率6.8%

倍率:事業の純利益 50 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.82 倍、時価総額 690 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:パックご飯が年7%に近い伸びを再び取り戻し、増設が高い稼働率で回る必要がある。米価の追い風が一巡した今は、確度の高い筋書きではない。

やや楽観 20% パックご飯が堅調に伸び、利益率が山に近づく 利益 39 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 9,692 円489 億円

パックご飯の量は10年で4割ほど増える。増設は稼働率が少し足りない時期をはさみつつ、10年後には回る。値上げは物価並みに通る。餅の量は人口減で緩やかに細る。営業利益率は6.7%前後で、過去の山(6.9%)の手前にとどまる。配当性向は2割台に上がるが、利益の大半は設備と手元に回る。自己資本利益率は8%ほどで、資本コストとほぼ同じだ。堅実な成長企業になるが、株主に超過の価値をもたらすほどではない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.4億円×10年×1.0=4.0億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • パックご飯:数量 445(販売数量(百万食。1食は約200グラム))× 価格 137(1食あたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 610 億円・営業利益 45 億円。営業利益率7.3%
  • 包装餅:数量 4.7(販売数量(万トン、推定))× 価格 507(1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 239 億円・営業利益 15 億円。営業利益率6.4%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.9% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 489 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:簡便化の流れが続き、増設の効果が出る筋書きだが、競合の増設と米価の戻りで利益率は山を超えない。強気側の穏やかな想定。

中立 38% 成熟した首位企業として、緩やかに伸びる 利益 31 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 7,726 円390 億円

パックご飯の量は10年で2割増える。簡便化の流れは続くが、米不足期の上振れは剥がれる。第二工場の稼働率が満ちるまで時間がかかり、償却が利益率を押さえる。値段は物価並みに上がる。餅は人口減で量が1割減り、値上げで売上を保つ。全社の営業利益率は6%強で、過去の山(6.9%)を超えない。利益の約8割を設備と手元に残すため、自己資本は倍近くまで膨らむ。自己資本利益率は6〜7%に下がり、資本コストを割る。事業は健全でも、株主の目線では育ちにくい会社になる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.4億円×10年×1.0=4.0億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • パックご飯:数量 396(販売数量(百万食。1食は約200グラム))× 価格 134(1食あたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 531 億円・営業利益 36 億円。営業利益率6.7%
  • 包装餅:数量 4.6(販売数量(万トン、推定))× 価格 496(1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 227 億円・営業利益 14 億円。営業利益率6.0%

倍率:事業の純利益 31 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.6% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 388 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:パックご飯の好調が一巡し、増設が緩やかに埋まる筋書き。最新の四半期の落ち込みと会社の営業減益予想を考えると、これが最も確度が高い。

やや悲観 25% パックご飯が値下がり競争に巻き込まれる 利益 16 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 3,236 円163 億円

各社の増設が出そろい、パックご飯は供給過剰になる。サトウも稼働率を保つために値上げを控え、値段は物価の伸びを下回る。量は5%増にとどまる。餅は人口減で量が細り、利益は薄くなる。営業利益率は3.8%まで下がり、2017〜20年の水準に戻る。配当は据え置きで、利益は第二工場の償却と借金の利払いに消える。優良さは薄れるが、看板と製造規模は残り、事業が崩れるわけではない。パックご飯の首位は守るものの、価格を決める力は競合に移る。餅は縮小が続き、餅の工場には余力が出る。経営は増設を止めて借金の返済を優先し、成長への投資は後ろに回る。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.4億円×10年×0.75=3.0億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • パックご飯:数量 346(販売数量(百万食。1食は約200グラム))× 価格 130(1食あたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 450 億円・営業利益 21 億円。営業利益率4.6%
  • 包装餅:数量 4.3(販売数量(万トン、推定))× 価格 481(1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 208 億円・営業利益 8 億円。営業利益率3.6%

倍率:自己資本利益率3.9%が資本コスト8.0%を大きく下回る。倍率の上限(12.5倍)をそのまま使わず、ROE÷kにあたる約5割を反映して9倍に引いた。純利益が薄く、増設の重さに見合う稼ぎが出ない。

確率:パックご飯の供給が各社の増設で需要を上回り、値引き競争になる筋書き。米価の戻りと増設の同時進行を考えると、起こりうる。確率は強気側より厚い。

悲観 10% 値引き競争が定着し、利益率が構造的に落ちる 利益 6 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,775 円90 億円

パックご飯の供給過剰が長引き、量販店向けの値引きが定着する。サトウは首位の座を守れず、量が1割減る。値段は物価の半分ほどしか上がらない。餅も人口減と米価の下落で売上が縮む。営業利益率は2%台に沈み、第二工場は償却が重くのしかかる。借金の利払いも増え、純利益は数億円にとどまる。配当は半分に減らす。それでも看板と工場は残り、床の価値は売れる資産が支える。創業家は経営を続けるが、首位の看板を生かした新しい商品や海外への展開は進まない。第二工場の稼働率は低いままで、減損も避けられない。一方で、パックご飯そのものは日常の食卓から消えず、事業が止まるわけではない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年0.4億円×10年×0.5=2.0億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • パックご飯:数量 297(販売数量(百万食。1食は約200グラム))× 価格 115(1食あたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 342 億円・営業利益 11 億円。営業利益率3.2%
  • 包装餅:数量 3.8(販売数量(万トン、推定))× 価格 425(1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目))→ 売上 162 億円・営業利益 3 億円。営業利益率2.0%

倍率:稼ぐ力(純利益÷資本コスト)は約70億円にとどまる。床は売れる資産で見る。工場・ライン・土地の売却価値を取得原価の約4〜5割とみて、純有利子負債約100億円を引いた税後の約90億円を、今の自己資本248.6億円に掛けて約0.36倍とした。EV(時価総額+純有利子負債)÷営業利益は高く出るが、谷の利益が極端に薄いためで、回復を見込まない最悪の筋書きとして置いた。

確率:増設競争のあとに値引きが定着し、首位の座も揺らぐ。創業家企業で、経営の立て直しが遅れる想定。確率は1割とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

パックご飯

炊いたご飯を無菌で包装した常温保存のご飯「サトウのごはん」。国内首位。

数量販売数量(百万食。1食は約200グラム)価格1食あたりの出荷額(円、推定。名目)売上営業利益
今 2026/04 330 100 330 23
10 年後 中立 396 134 531 36

取り方:パックご飯と関連の売上330億円を、年3.3億食と1食あたり百円前後に分けた(推定)。1食約200グラムなら約6.6万トンで、国内生産量26万トン前後(農林水産省)の約25%にあたる。数量は簡便化の流れで中立10年1.2倍、価格は物価並みの1.34倍。能力は年4億食(2026年12月に第二工場が稼働)。競合は東洋水産、テーブルマーク、越後製菓、アイリスオーヤマ、はごろもフーズ。利益は開示がなく、全社の営業利益率並みで置いた。

包装餅

個包装の切り餅と鏡餅。国内の包装餅で首位級(シェア約3割)。

数量販売数量(万トン、推定)価格1キログラムあたりの出荷額(円、推定。名目)売上営業利益
今 2026/04 5.1 370 188 13
10 年後 中立 4.6 496 227 14

取り方:包装餅の売上188億円を、年5.1万トンと1キログラムあたり三百七十円前後に分けた(推定)。数量は人口減と食の洋風化で中立10年0.9倍、価格は物価並みの1.34倍。国内の包装餅で首位級(約2年前の日本経済新聞でシェア33.1%)、競合は越後製菓。利益は開示がなく、全社の営業利益率並みで置いた。

リスクと懸念

米価と原料コストの振れ

原料の国産米は、価格が政策と天候で大きく動く。上がれば原価が重くなり、値上げが追いつくまで利益は削られる。下がれば、店頭でパックご飯が炊飯に比べ割高に見え、売れ行きが鈍る。最新の四半期の減収減益は、この二重の揺れの現れである。

各社の増設による供給過剰

サトウが年4億食へ、アイリスオーヤマが日産140万食へ、はごろもが3割増へと、各社が同時に増設している。市場の伸びが止まりかけた局面で能力が増えれば、値引き競争を招く。サトウは首位の分だけ、価格競争の的にもなりやすい。

増設投資の回収

第二工場に約80億円、聖籠の増設に約45億円と、大型の投資が続く。稼働率が計画に届かなければ、償却と利払いが利益率を押し下げる。借金は純有利子負債で自己資本の0.67倍、時価総額の約45%に達している。

包装餅の縮小

人口減と食の洋風化で、餅の量は緩やかに細る。米価の高騰で一時は代替需要が出たが、構造は変わらない。餅は売上の3割強を占めるため、縮めば全社の成長を押さえる。

単一商品への集中

売上の6割強がパックご飯、残りが餅で、主力は米を原料にする食品の2本に絞られる。品目を広げた食品会社に比べ、特定の商品の需要や価格の揺れが、そのまま全社の利益に出る。

創業家の支配と薄い還元

筆頭株主の住吉食品(有)が約35%を持つ。意思決定は速いが、配当性向は13%台と低く、利益の多くが設備に回る。株主に戻さずに溜めるほど、自己資本利益率は下がる。外から経営を正す力は働きにくい。

今後の分かれ目

精米の市場価格がさらに下がり、パックご飯の販売が前年を下回り続けたら
やや悲観・悲観の筋書きに重みを移す。数量の中立(10年で2割増)を下げる。
アイリスオーヤマやはごろもの増設が前倒しで稼働し、小売りの値引きが広がったら
パックご飯の価格を物価以下に置き直し、やや悲観の確率を厚くする。
第二工場の稼働率が早く満ち、1食あたりの製造コストが下がったら
利益率の上振れを認め、やや楽観・楽観に重みを移す。
配当性向の引き上げや自社株買いなど、還元の方針が明確に変わったら
自己資本の膨らみが止まり、自己資本利益率が上がる。中立の倍率を見直す。
米価が再び急騰し、パックご飯や餅に需要が寄ったら
足元の利益は上振れるが一時的と見て、中立の数量・利益率は動かさない。
創業家が保有株を売り、経営に変化があれば
同意のある買収や再編が視野に入る。確率を見直す。

見ておくもの

  • 四半期ごとのパックご飯・包装餅の売上と営業利益率(米価と売れ行きの関係)
  • 第二工場の稼働状況と減価償却の立ち上がり
  • アイリスオーヤマ・はごろもフーズ・東洋水産の増設と店頭価格
  • 配当性向と自社株買いの方針、純有利子負債の推移
  • 農林水産省のパックご飯の生産量

倍率と資本コストの決め方

倍率は、10年後の自己資本利益率と資本コスト8.0%から出した。中立では、自己資本利益率が6.6%と資本コストを下回るため、倍率の上限は資本コストの逆数の12.5倍になる。ここから9割の11.2倍に置いた。稼ぎの質はそこそこ良く、上限に近づけた。今の株価に合わせて動かしてはいない。今の水準を正当化するには、楽観の筋書きが必要になるため、割高と出た。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.4→13.82 倍・やや楽観 PER 11.5→12.5 倍・中立 PER 11.2→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの+0.5%を足して8.0%。事業が傾いているわけではないので上乗せ(extra)は置かない。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 日本経済新聞 サトウ食品、純利益44%増の28億円 26年4月期
  2. 新潟日報 サトウ食品 2027年4月期第1四半期決算
  3. 日本食糧新聞 パックごはん市場、想定上回る急伸長

分析日 2026-10-16