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ヨシムラ・フード・ホールディングス 2884

中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)259 円62 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)559 円134 億円差 −53.7%
10 年後から見ると 割高 価値 259 円62 億円 · 差 −53.7% · 期待の年率 +0.7%
期待の年率リターン(10 年)+0.7%資本コスト比 −8.3 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ヨシムラ・フード・ホールディングスは、後継者のいない全国の中小食品会社を買って束ねる持株会社だ。子会社は38社。ホタテの加工と、シンガポール・マレーシアの食品販売が大きい。

筆者の結論は「割高」だ。2026年2月期の営業利益は15億円と前期の4割に落ちた。主因はホタテの在庫の評価損と、前期の特需の反動である。10年で見ると、利益率は4%台、買収も年0.4社のペースで進むとみるが、有利子負債が約310億円、自己資本比率は20%と重く、金利が上がれば利払いが増える。

配当は創業以来出しておらず、株主優待だけが返しになる。買収は価値を増やすこともあるが、のれんの減損で壊すこともある。今の時価総額143億円は、うまくいった場合を織り込みすぎていると筆者は見る。

買う側の会社の価値は、買った会社の稼ぎから借金の利払いと少数株主の取り分を引いた残りで決まる。その残りが細いことが、筆者が割高と見る一番の理由である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、この会社の価値は買収した会社が稼ぐ利益の総和だ。ただし買収で成長を続ける会社は、買う値段が高ければ価値を壊す。オーナー利益(成長の投資を引いた株主のもの)は、買収が主な投資なので、見かけの純利益よりかなり小さい。

10年後の自己資本は大きくなるが、資本効率は資本コストに届かない。買った会社が稼ぐ利益のうち、少数株主に流れる分も大きい(子会社の少数株主持分は約70億円)。

借金が重く、ホタテという単一の利益源に左右される。安全域は薄い。割高と見るのは、事業の中身でなく、財務の余力のなさと、資本効率の低さが理由だ。

筆者は、買収で大きくなる会社に対しては、買った会社の稼ぎがのれんを含めた投下資本の資本コストを超えるかどうかを、最後の物差しにする。直近の実績は、その物差しを満たしていない。

何で稼ぐ会社か

グループの収益は製造事業が8割を占める。北海道のホタテ加工(マルキチ、ワイエスフーズなど)が最大の利益源で、冷凍貝柱や片貝を輸出企業や量販店へ売る。ほかに焼売や麺、栗、養殖魚、調味料など、地方の中小会社が持つ小さな商品を束ねている。

販売事業は、産業給食や生協向けの国内商社と、シンガポール・マレーシアのスーパー・外食向けの販売会社からなる。売上は約570億円。国内が約525億円、海外が約133億円(グループ間取引を含む)で、海外は2026年2月期に営業赤字へ落ちた。

経営の中心はM&Aだ。仲介会社や地銀からの紹介で、事業承継に悩む会社を買い、販路や購買、人材の共有で収益を上げる。資本提携先の国分グループ本社が販路と物流で後ろ盾になる。

収益の波は大きい。ホタテは漁獲量と輸出規制で、利益が数年で数倍に振れる。2025年2月期の営業利益は42億円に膨らみ、翌期は16億円に戻った。非ホタテの国内事業は安定しており、焼売の楽陽食品や麺の小林製麺などが堅く稼ぐ。

海外は、シンガポールとマレーシアが拠点で、日本食材を現地のスーパーや外食へ売る。

優良さと弱いところ

堀は広くない。買収した会社は地域の小さな食品メーカーで、価格は市場で決まり、ブランド力も限られる。強みは、投資ファンドや大手食品会社が手を出さない小さな案件を、売却を前提にしない持株会社として引き受けるという立ち位置だ。後継者不在率が6割を超える日本の中小企業にとって、受け皿は少ない。

弱みは3つある。ひとつは利益の振れだ。ホタテ事業が最大の利益源で、漁獲量と価格、中国の輸入停止に左右される。営業利益率は過去4年で2〜7%と大きく動いた。ふたつめは財務で、自己資本比率は20%、営業利益は支払利息の3.4倍しかない。みっつめは買収によるのれんで、買った会社が不調なら減損が出る。

経営陣の資本配分は、買収を最優先で配当はゼロだ。株主への返し方は、優待のみという点で保守的ではない。

経営者の吉村氏は、大手証券で企業の資金調達とM&Aを手がけた人物で、買収の目利きは同社の中核スキルだ。一方で、買収を続ける会社の宿命として、買う案件が小さくなるほど管理の手間が増え、利益率が上がりにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

日本の食品製造業は、人口減で国内の食べる量が年0〜1%縮む成熟市場だ。それでも中小企業は全体の99%を占め、後継者難で廃業が続く。経営者の平均年齢は64歳近く、70代以上が3分の1を超える。事業承継のM&Aは、今後10年がピークだと同社は見ている。

ホタテは、中国が2023年に日本産水産物の輸入を止め、2025年に再び止めた。輸出先を米国や東南アジアに振り替えたが、漁獲量は温暖化で減り、仕入価格が上がっている。

海外は日本食の人気が追い風だが、シンガポールの外食・ホテル向けは足元で低迷している。競合は国内ではニチレイや日本水産のような大手に加え、地域ごとの同業の中小企業で、価格競争は激しい。買収の相手は、成長が小さく、買い手が少ない会社に偏る。

水産加工は原料の漁獲量が自然に左右され、仕入価格を会社が決められない。そこで買収で拠点を増やし、原料の平準化を図る狙いがある。ただし、その分、運転資金(在庫)が重くなり、借入が増える。

円安は輸出に追い風だが、輸入原料の仕入れと包装資材には逆風になり、値上げが追いつくかが分かれ目になる。

資本政策と M&A

配当は創業以来出していない。成長のための投資を優先する方針で、将来は経営成績を見て検討するとしている。株主優待は保有株数と期間に応じた自社グループ製品(ホタテやイクラなど)で、2027年2月期から拡充する。優待の費用は開示がなく、概算で年1億円に届かないとみて、10年の還元に小さく足した。

資金は借入が中心で、有利子負債は約310億円(2026年2月期)。ホタテの原料仕入れの強化で在庫が増え、短期借入が膨らんだ。営業キャッシュフローは赤字だった。

国分グループ本社との資本提携があり、販路や物流の協力を受ける。TOBの可能性は試算で10年以内に23%だが、のれんと借金を抱えた会社を買う側には重い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

買収を続ける仕組みは、後継者難という構造的な追い風に乗っている。売り手の数は増えるのに、受け皿は少ない。売却を前提にしない持株会社という立ち位置は、売り手に選ばれる理由になる。国分グループとの提携も、販路と物流で買った会社の収益を上げる。

ホタテの利益は特需の反動で落ちたが、2027年2月期は営業利益が27.5%増の20億円と計画されており、非ホタテの国内事業は増収増益を続けている。海外のシンガポールも立て直しが進んでいる。

買収のたびに営業利益が積み上がる構造なので、子会社が40社になれば、利益は今の2倍も視野に入る。借金は重いが、買った会社の現金創出力が返済に回る。

株主にとっての価値は、買収のたびに利益が積み上がる複利の仕組みにある。配当を出さないのは、買収に回す方が価値を増やせるからで、これは創業者経営の株式会社の典型だ。投資家にとっての評価は、買収の質が積み上がった10年後に決まる。

慎重な見方

2026年2月期は営業キャッシュフローが25億円の赤字だった。ホタテの在庫を積み増した結果で、評価損まで出した。会社自身の判断が裏目に出た形だ。配当は一度も出さず、株主に還元せずに借金を増やしている。

有利子負債が約310億円、自己資本比率20%、利払いの3.4倍しか営業利益がない。金利が3.5%に上がれば利払いは年に6億円ほど増える。営業利益率は2〜7%と振れが大きく、買収した会社の不調でのれんの減損が出る恐れもある。

さらに利益のかなりの部分は少数株主に流れ、親会社株主の取り分は営業利益の半分以下になる。成長のために借金で買収を続ける仕組みは、金利の上がる局面で最も弱い。

事業承継の需要の強さは認めるが、受け皿が少ないことは買収の値段が下がることを意味しない。売り手が仲介会社を通じて複数の買い手に声をかければ、のれんが乗った高い値段で買うことになる。買収で成長する会社の多くは、規模は大きくなっても株主の取り分は増えない。

どちらに重みを置いたか

事業承継の需要は強気の見方が正しいが、資本効率と財務の重さは慎重な見方が勝る。そこで確率は中立38%を軸に、やや悲観25%と悲観12%と、悲観側を厚くした。悲観はホタテの崩れとのれん減損が重なる筋書きで、価値が今の4割に落ちるとした。

言い換えると、割高の根拠は事業の弱さでなく、重い借金と低い資本効率だ。ホタテと買収の両方がうまく回る場合に限って、今の値段が見合う。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 578 円138 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 22 円5 億円)。 今の値に割り戻すと 259 円62 億円、今との差 −53.7%、 期待の年率 +0.7%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,241 円296 億円 29 円7 億円 +127.2% +8.6% 89 円21 億円
やや楽観 18% 949 円227 億円 25 円6 億円 +74.2% +5.7% 175 円42 億円
中立 38% 633 円151 億円 25 円6 億円 +17.7% +1.6% 250 円60 億円
やや悲観 25% 246 円59 億円 19 円5 億円 −52.6% −7.2% 66 円16 億円
悲観 12% 156 円37 億円 13 円3 億円 −69.9% −11.3% 20 円5 億円
加重平均100% 578 円138 億円22 円5 億円 +7.4% +0.7% 601 円143 億円

今の株価時価総額 559 円134 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 楽観:M&Aが連続で当たり、ホタテの利益も戻る 利益 27 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,241 円296 億円

毎年1社のペースで中小食品会社を買い、10年で子会社は40社に増える。買う値段は営業利益の6〜8倍で、買った会社には販路と購買を共有して収益を引き上げる。ホタテ事業は中国の輸入停止が解け、漁獲量が戻って利益率が高水準に戻る。

海外は東南アジアの日本食需要を拾い、シンガポール・マレーシアの会社が黒字を保つ。営業利益率は5%近くまで上がる。ただし配当は出さず、株主優待のみ。稼いだ利益は次の買収に回り、自己資本は膨らむが、資本効率は資本コストを超える程度にとどまる。

子会社の売却や再編で、利益の出ない会社を整理する余地もある。この筋書きでは、のれんの減損が出ず、有利子負債は営業キャッシュフローで徐々に減る。

  • 製造事業(ホタテ加工・食品製造):数量 40.0(連結の製造子会社の数(社))× 価格 21(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 852 億円・営業利益 55 億円。製造 40 社 × 1 社 21.3 億円(物価 1.34 倍)、営業利益率 6.5%
  • 販売事業・その他:数量 8.0(連結の販売・その他子会社の数(社))× 価格 16(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 131 億円・営業利益 4 億円。販売・その他 8 社 × 1 社 16.4 億円、営業利益率 3%

倍率:ROE 約8%で k 9%を下回る。PER の上限は 1÷k=11.1 倍。買収で膨らむのれんも自己資本に入るので、ここまでしか置けない。

確率:成長の看板どおりに買収が続き、買った会社が利益を出す筋書き。ただし借金が重く、確率は1割に届かない。

やや楽観 18% やや楽観:買収が年に1社のペースで続く 利益 20 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 949 円227 億円

買収は年に1社のペースで進み、子会社は38社になる。ホタテ事業は価格が高止まりし、漁獲量も平年並みに戻る。海外事業はシンガポールの不振を立て直し、小さな黒字を安定させる。

営業利益率は4〜5%台に乗る。それでも本社費とのれん償却は重く、営業利益は物価の分を除くと大きくは増えない。配当はなく、株主優待だけが株主への返しになる。

株主優待は拡充され、保有株数に応じた自社グループ製品が続く。借入は買収の資金に回るため、返済は進みにくい。

営業キャッシュフローは回復するが、在庫の積み増しが続くと借入の返済には回りにくい。

  • 製造事業(ホタテ加工・食品製造):数量 38.0(連結の製造子会社の数(社))× 価格 21(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 793 億円・営業利益 46 億円。製造 38 社 × 1 社 20.9 億円、営業利益率 5.8%
  • 販売事業・その他:数量 8.0(連結の販売・その他子会社の数(社))× 価格 16(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 131 億円・営業利益 3 億円。販売・その他 8 社 × 1 社 16.4 億円、営業利益率 2.5%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 227 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画どおりに年1社の買収が続き、ホタテの利益も平常化する筋書き。借金が重い分、確率は控えめにした。

中立 38% 中立:買収で子会社は34社に増えるが、利益率は4%台 利益 14 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 633 円151 億円

営業利益率は4%台で落ち着く。2025年2月期の7.2%はホタテの特需で、再現しない。買収は10年で4社増え、子会社は34社になる。買収で買える会社の質は上がらず、既存の子会社の数量は人口減で年0.5%ほど縮む。

借金は新しい金利(3.5%)への借り換えで利払いが年6億円ほど増え、利益を削る。買収の資金は借入と自己資金で賄う。配当はなく、利益はほぼ買収と借入返済に回る。自己資本は200億円台に増えるが、資本効率は資本コストに届かない。

この筋書きでは、買収の効果は営業利益率を大きく変えず、規模の拡大が主な増益要因になる。ホタテの価格は高止まりするが、漁獲量は温暖化で緩やかに減る。

  • 製造事業(ホタテ加工・食品製造):数量 34.0(連結の製造子会社の数(社))× 価格 20(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 688 億円・営業利益 34 億円。製造 34 社 × 1 社 20.2 億円(物価 1.34 倍に既存の数量減を織り込む)、営業利益率 5%
  • 販売事業・その他:数量 8.0(連結の販売・その他子会社の数(社))× 価格 16(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 125 億円・営業利益 3 億円。販売・その他 8 社 × 1 社 15.6 億円、営業利益率 2%

倍率:事業の純利益 14 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.8% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 151 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去4年の営業利益率の平均(約4%)に戻り、買収が年0.4社のペースで進む。ホタテの利益は平常化する普通の筋書き。

やや悲観 25% やや悲観:買収が止まり、ホタテの利益が低いまま 利益 8 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 246 円59 億円

金利が3.5%まで上がり、有利子負債が約310億円と重い会社は買収の資金を出しにくくなる。子会社は今の水準を保つのが精いっぱいだ。ホタテは中国の輸入停止が長引き、輸出が止まって国内の価格が下がる。

営業利益率は3〜4%にとどまる。利払いの増加が営業利益の大きな割合を食い、純利益は10億円に届かない。配当はなく、株主優待は縮小する。

株主優待は縮小され、実質的に株主への返しは細る。既存の子会社を黒字に保つための追加投資も重くなる。

子会社の一部は事業承継の約束で買ったが、後継の経営者が育たずに利益が落ちる。管理費は固定のまま残る。

  • 製造事業(ホタテ加工・食品製造):数量 30.0(連結の製造子会社の数(社))× 価格 20(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 588 億円・営業利益 26 億円。製造 30 社 × 1 社 19.6 億円、営業利益率 4.5%
  • 販売事業・その他:数量 8.0(連結の販売・その他子会社の数(社))× 価格 15(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 118 億円・営業利益 2 億円。販売・その他 8 社 × 1 社 14.8 億円、営業利益率 1.5%

倍率:ROE 約3%で k を大きく下回る。借金が重く利払いが増える会社なので、上限 10.8 倍よりかなり低い 7 倍に置いた。EV(時価総額+純有利子負債 228 億円)÷営業利益でも約 19 倍と重く、借金が利益の倍率を押し下げる点を見た。

確率:借金が重く、金利の上昇で買収が止まる筋書き。ホタテの価格が下がり、利益率が3%台で停滞する。

悲観 12% 悲観:ホタテが崩れ、買収した会社の減損と借入の重さで縮む 利益 0 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 156 円37 億円

中国の輸入停止が恒常化し、ホタテの輸出が戻らない。国内の価格は下がり、仕入れた在庫の評価損が繰り返される。複数の子会社でのれんの減損が出て、営業利益は本社費を吸収できなくなる。

金利の上昇で利払いが重く、借り換えの条件も厳しい。財務を守るために子会社の売却を迫られ、子会社は26社まで減る。値段は買収の元本どおりには戻らない。株主優待は廃止され、配当もない。

株価は純資産を大きく下回り、買い手は事業を安く取得できる。TOBが起きても、プレミアムは小さい。

悲観の値は、事業を続ける前提の簿価に3割を掛けた額で、買収の元本を回収できない前提だ。

  • 製造事業(ホタテ加工・食品製造):数量 26.0(連結の製造子会社の数(社))× 価格 18(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 471 億円・営業利益 9 億円。製造 26 社 × 1 社 18.1 億円、営業利益率 2%
  • 販売事業・その他:数量 8.0(連結の販売・その他子会社の数(社))× 価格 13(1社あたりの売上(億円、名目))→ 売上 105 億円・営業利益 −1 億円。販売・その他 8 社 × 1 社 13.1 億円、営業利益率 -0.5%

倍率:稼ぐ力が小さく、のれんの減損と借入で自己資本の価値が毀損する。床は今の自己資本 124 億円に掛け、売れる資産(たな卸資産・設備)の約 3 割とみて 0.3 倍。中立の PBR より低い。

確率:ホタテ事業の崩れと買収のれんの減損が重なり、借金が重い会社が縮む構造的な負け。確率は1割強とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

製造事業(ホタテ加工・食品製造)

北海道のホタテ加工をはじめ、焼売、麺、栗、養殖魚などを作る子会社群(海外の製造を含む)。

数量連結の製造子会社の数(社)価格1社あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/02 30.0 16 477 23
10 年後 中立 34.0 20 688 34

取り方:製造事業の売上476.7億円を、製造を担う子会社の数(約30社と推定。連結子会社38社の内訳は開示が粗い)で割った1社あたり売上15.9億円。営業利益22.9億円は決算説明の値。数量を子会社数にしたのは、買収でグループが大きくなる事業の性格を映すため。

販売事業・その他

国内の産業給食・生協向けの商社と、シンガポール・マレーシアの販売会社、その他。

数量連結の販売・その他子会社の数(社)価格1社あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/02 8.0 12 98 0
10 年後 中立 8.0 16 125 3

取り方:販売事業の売上95.3億円とその他2.8億円を、販売・その他を担う子会社の数(約8社と推定)で割った1社あたり売上12.3億円。営業利益は販売1.2億円からその他の赤字1.5億円を引いた値。

リスクと懸念

ホタテの単一依存

最大の利益源がホタテで、漁獲量・価格・中国の輸入停止に左右される。2026年2月期は在庫の評価損まで出した。

借金と金利

有利子負債は約310億円、自己資本比率は20%。借り換えで金利が3.5%になれば、年に数億円の利払いが増える。

買収ののれん

買収した会社が不調なら、のれんの減損が出る。買う値段が高ければ、成長が価値を壊す。

海外の不振

シンガポールの外食・ホテル向けが低迷し、海外事業は営業赤字になった。立て直しの確度は読みにくい。

還元の薄さ

創業以来、配当はない。優待だけで、利益は買収と借入返済に回る。少数株主にも利益が流れる。

今後の分かれ目

ホタテの価格と漁獲量が戻り、営業利益率が5%台に乗ったら
やや楽観の筋書きに確率を寄せてよい。ただし資本効率は資本コストに届きにくい。
中国が日本産水産物の輸入を長期に止めたら
ホタテの輸出が戻らず、悲観・やや悲観の確率を上げる。
のれんの大きな減損や、子会社の売却が発表されたら
買収の仕組みが壊れ始めている。悲観の確率を上げる。
借入を返し、自己資本比率が30%を超えたら
財務の弱さが和らぐ。借金の分の quality を下げ、倍率を上げてよい。
配当を始める、または自社株買いを発表したら
資本の返し方が変わる。余った現金の戻り方を上げる材料になる。

見ておくもの

  • 営業利益率(4%台への戻り)
  • ホタテの価格と漁獲量
  • 有利子負債と自己資本比率
  • のれんの減損

倍率と資本コストの決め方

倍率は ROE が k を下回るため、上限の 1÷k(約10.8倍)の範囲で、買収ののれんの稼ぎは k 並みとして9倍弱に置いた。今の株価(PER 約15倍)や同業の倍率は根拠にしていない。営業利益率は過去4年の平均(約4%)に置き、ホタテ特需の7.2%は使っていない。新リース会計基準は影響が小さく、今の形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.8→11.1 倍・やや楽観 PER 10.2→11.11 倍・中立 PER 8.8→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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分析日 2026-10-20