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岩塚製菓 2221

米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,819 円182 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,010 円301 億円差 −39.6%
10 年後から見ると 割高 価値 1,819 円182 億円 · 差 −39.6% · 期待の年率 +1.7%
期待の年率リターン(10 年)+1.7%資本コスト比 −6.6 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

岩塚製菓は、新潟を本拠とする米菓、つまりおせんべいやあられの老舗だ。筆者の結論は、割高である。いちばんの理由は、利益の質だ。稼ぎの大半は、お菓子を売って得たものではなく、持ち株の配当で得たものだからだ。

2026年3月期の売上は288億円だが、営業利益は9億円にとどまる。一方、純利益は20億円ある。差を埋めたのは、香港に上場する旺旺(Want Want China Holdings)の株6億株余りからの配当18億円だ。この配当は前期の28億円から3割以上減った。

今期の会社予想は、売上306億円に対し営業利益3億円。米価の高止まりと、もち米の調達難が重くのしかかる。第1四半期の営業利益は0.4億円だった。本業は、10年前から3%以下の利益率に張りついている。

自己資本は698億円と、時価総額の2.3倍ある。ただ、その大半は旺旺株などの持ち株だ。筆者は、この持ち株を、売らないままの資産と見る。配当を利益に数えるなら、同じ株の時価を価値に足せば二重になる。中立で純利益27億円、ROE3%台と見ると、価値は今の時価総額の半分に届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、岩塚製菓は「持ち株会社に近い米菓会社」に映る。

本業の米菓は、手がたい地力はあるが稼ぐ力が弱い。国内の需要は縮み、原料の米は高止まりし、営業利益率は3%以下に張りついている。経営が資本を上手に使っているとは言い難い。

一方、旺旺の株は、目を引く資産だ。時価はおよそ数百億円で、時価総額に迫る。配当も、前期に18億円あった。ただ、この配当は岩塚の経営で生まれたものではなく、旺旺の経営次第で増減する。岩塚の経営陣が、この株を売って資本に戻す姿勢は、数字に表れていない。

本質価値は、10年後に株主の手元に残る利益で測る。筆者は、10年後の中立の純利益を27億円ほどと見る。配当の力が中心で、本業の営業利益は12億円にとどまる。ROEは3%台で、資本コストに届かない。

安全域は、持ち株の厚さにある。ただし、売られない資産は、少数株主には届かない。筆者は、持ち株の価値を、時価の半分ほどにしか見ない。この割引がなければ、今の値段は割安に見えるだろう。

何で稼ぐ会社か

岩塚製菓の稼ぎ方は、米を原料にした菓子を作って売ることだ。もち米やうるち米を使ったおせんべい、あられ、餅菓子が中心で、国産米100%を使う製品も多い。看板は「味しらべ」などで、スーパーやコンビニに並ぶ袋菓子が売上の大半を占める。

2026年3月期の売上は288億円で、前期比15.6%増えた。主力の米菓の販売が伸び、テレビ広告にも力を入れた。もう一つの伸びは、関連会社の旺旺・ジャパンを通じた輸入品だ。この関連会社は岩塚が40%を持つ持分法適用会社で、役員も4人が兼ねている。

生産は新潟県長岡市に3つの工場と研究施設、北海道千歳市に1つの工場がある。北海道では、米菓の道内シェア1位を30年以上保つという。従業員は連結で844人、設備投資は26億円で、来期は17億円を計画している。

事業はひとつ。報告上のセグメントは菓子事業だけで、利益率の開示はない。ただ、営業利益率が3%前後と低いことは、費用の重さと原料の高さを映している。

もう一つの収益源が、旺旺との関係だ。岩塚は自社で培ったおせんべいの技術を旺旺に伝えたとされ、旺旺の株を6億株以上持つ。この株の配当が、本業を上回る利益を生んでいる。

優良さと弱いところ

岩塚の強みは、米菓の技術と、国産米にこだわった品質への信頼にある。北海道では米菓の首位を30年以上保ち、新潟の工場は地元の米の産地に近い。

弱みは三つある。第一に、本業の低い利益率だ。営業利益率は、過去10年でいちばん良い年でも3.3%にとどまり、直近の予想は1%まで下がる。国内の米菓は人口とともに縮み、亀田製菓や三幸製菓などの大手が棚と価格を握る。

第二に、原料の米だ。米価は高止まりし、もち米の調達が最も急ぎの課題とされている。値上げを進めるが、転嫁は遅れがちだ。

第三に、利益の源の偏りだ。純利益の大半が旺旺の配当で、その配当は1年で3割以上減った。旺旺の業績と為替に左右される利益は、会社が自分で動かせない。

資本効率は低い。ROEは過去10年の中央値が3.0%、直近は2.9%だ。自己資本比率は75%と厚いが、それは使われない資産が積み上がっていることでもある。経営の評価は、慎重に保つ。配当性向は16%と低く、持ち株を減らす方針も、2銘柄だけに限られている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

岩塚が属するのは、国内の米菓市場だ。米菓は、日本の人口とともに数量が緩やかに減る成熟した市場で、亀田製菓、三幸製菓、岩塚製菓などが主な担い手だ。

今起きているのは、原料の変化だ。米価は2025年から大きく上がり、高止まりしている。もち米の調達も細く、餅の製品の販売は原料不足に制約された。包装資材やエネルギーも中東情勢で上がっている。会社は価格改定を進めているが、改定の率は明らかにされていない。

業界全体では、菓子市場の小売規模は2025年に4兆円を超え、スナック菓子は6,000億円を超えた。ただ、米菓はその外にあり、数量は伸びていない。

米菓の大手はそれぞれ海外にも出ており、亀田製菓は2025年に米国のTH FOODSを買収した。岩塚は国内中心で、海外への展開は旺旺との関係を除けば限られる。

循環の位置は、原料高の山だ。米価が落ち着けば利益率は戻るが、10年で見て、数量の減少を価格で補い続けることになる。同じ領域の亀田製菓は営業利益率が6%と、岩塚の倍近い。

日本の米の消費量は長期で減り続けており、米菓の原料となる米の需給は、主食用の需給とも連動する。この点で、岩塚は農業政策の影響も受ける。

資本政策と M&A

株主還元は配当が中心だ。2026年3月期の配当性向は16%、来期の予想も25%ほどにとどまる。自社株買いは確認できない。純利益の8割以上が内部に残り、自己資本が積み上がる構造だ。

最大の特徴は、持ち株の厚さだ。上場株式は20銘柄、簿価は595億円で、自己資本の85%に当たる。最大は旺旺株で、第四北越フィナンシャルグループ、アクシアルリテイリング、キッツなどが続く。取締役会は、保有を続けると決め、2銘柄だけを将来減らす。今期は2銘柄を売り、代金は3億円ほどだった。

大株主は、個人が6.2%、第四北越銀行が5.0%、LEADING GUIDE HONG KONG LIMITEDが3.8%などだ。親会社はなく、支配株主もいない。第四北越銀行は、別の報告で8.6%を持つ。

買収の可能性は、kabufuの推定で10年内に2割ほどある。ただ、具体的な開示はなく、筆者は価値に織り込んでいない。

還元の置き方:10年の中立で、純利益の合計の4割ほどを配る。会社の方針に近く、残りの6割は自己資本に積み上がる。旺旺株などの持ち株は、売らない前提で、配当を利益に数える。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

岩塚製菓の時価総額は、自己資本698億円の半分以下だ。その自己資本の大半は、旺旺株を含む上場株595億円で、市場で自由に売れる資産だ。旺旺株だけでも時価は数百億円あり、税を引いても時価総額の大半に当たる。株価は、本業の価値をほとんどゼロと見ているに等しい。

本業は、悪い局面にいるだけだ。米価の高止まりともち米の不足は、いずれ解ける。値上げが定着すれば、営業利益率は3%台に戻る。売上は288億円と過去最高を更新し、第1四半期も連続で過去最高だった。テレビ広告と輸入品の拡大で、売上は伸びている。

旺旺の配当も、前期の落ち込みは一時的な可能性が高い。配当はここ数年、28億円まで増えた実績がある。経営陣は、保有株の見直しにも動き始めた。今期は2銘柄を売却し、さらに2銘柄を減らす方針を決めた。支配株主がいない会社で、持ち株の整理が進めば、資本効率は急に改善する。

さらに、岩塚は新潟の米どころに近く、国産米100%の製品を32品そろえる。原料の産地に近い強みは、米価が落ち着けば利益に表れる。

慎重な見方

岩塚は、お菓子の会社とは言えない利益構造だ。営業利益は9億円で、今期は3億円まで下がる計画だ。純利益の大半は、旺旺の配当に頼る。その配当は、1年で28億円から18億円に減った。旺旺の経営は岩塚が動かせず、中国の消費と為替の影響を受ける。

持ち株の価値を、株主は手にできない。配当性向は16%と低く、純利益の8割以上は内部に残る。資本効率の悪さは長年変わらず、ROEは過去10年の中央値が3%だ。経営陣は保有を続けると決め、減らすのは2銘柄だけだ。支配株主がおらず、少数株主の声が通りにくい構造でもある。

本業の悪化は構造的だ。国内の米菓は人口とともに縮み、大手との競争と原料高が続く。営業利益率は、過去10年で最高でも3.3%だ。売上の伸びも、関連会社経由の輸入品が押し上げており、利益率の低い取引の可能性がある。今期の会社予想が、それを示している。値上げが通らなければ、赤字も視野に入る。

加えて、設備投資が営業利益の3倍にもなっている。稼ぐ力が弱いのに設備に資金を投じる姿は、資本の使い方として疑問が残る。

どちらに重みを置いたか

強い方は慎重な見方だ。持ち株の厚さは認めるが、少数株主に届かない資産は、価値を割り引いて見るべきだ。確率は中立に3割強を置き、やや悲観と悲観に4割近くを寄せた。持ち株の整理や旺旺の配当の回復は、強気側に入れたが、確率は小さく抑えた。

なお、旺旺の配当を利益に数えているので、同じ株の時価を価値に足すことは、二重になるとして避けた。悲観の床では、売れる資産の半分だけを数えた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,615 円262 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 944 円95 億円)。 今の値に割り戻すと 1,819 円182 億円、今との差 −39.6%、 期待の年率 +1.7%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,171 円518 億円 1,299 円130 億円 +114.9% +8.0% 518 円52 億円
やや楽観 20% 4,032 円404 億円 1,099 円110 億円 +70.5% +5.5% 1,026 円103 億円
中立 34% 3,233 円324 億円 999 円100 億円 +40.6% +3.5% 1,439 円144 億円
やや悲観 26% 829 円83 億円 849 円85 億円 −44.2% −5.7% 436 円44 億円
悲観 12% 669 円67 億円 500 円50 億円 −61.2% −9.0% 140 円14 億円
加重平均100% 2,615 円262 億円944 円95 億円 +18.3% +1.7% 3,560 円356 億円

今の株価時価総額 3,010 円301 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 米価が落ち着き、値上げが定着し、旺旺の配当も戻る 利益 43 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 5,171 円518 億円

米価が落ち着き、もち米の調達も安定する。値上げが定着して、営業利益率は5%まで上がる。自社ブランドの米菓がスーパーとコンビニで棚を広げ、輸入品の取り扱いも売上の柱になる。

旺旺の配当は、過去の高い水準(28億円)を超えて増える。経営陣は、持ち株の整理も進め、売却益を配当や自社株買いに回す。配当性向は40%に近づく。

10年後の売上は460億円ほど、営業利益は23億円。純利益は40億円を超え、ROEは5%近くまで上がる。ここまで来れば、岩塚は米菓の会社として評価され、持ち株の価値も一部が株主に届く。亀田製菓などの大手との差も、利益率の面では縮まる。

  • 菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売):数量 332(当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円))× 価格 140(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 465 億円・営業利益 23 億円。実質1.15倍(自社ブランドと輸入品の拡大)、価格指数140

倍率:事業の純利益 43 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.7% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 518 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:米価の高止まりが解け、値上げが通り、旺旺の配当が増えるという複数の好材料が10年重なる必要がある。今期の営業利益は1%の計画で、確度は低い。

やや楽観 20% 米菓は堅実に伸び、旺旺の配当も平均並みに戻る 利益 33 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 4,032 円404 億円

米価が徐々に落ち着き、値上げの効果で営業利益率が4%まで戻る。自社ブランドの販売は着実に伸び、売上は420億円ほどになる。

旺旺の配当は、ここ数年の平均(23億円ほど)まで戻る。経営陣は持ち株を2銘柄ずつ減らし、資本効率を少しずつ高める。

10年後の営業利益は17億円、純利益は33億円ほど。配当性向は30%に近づくが、自己資本は積み上がり、ROEは4%に届かない。本業が堅実に稼ぎ、持ち株の配当が支える、安定した姿だ。ただ、新しい成長の道は描きにくい。海外への展開は旺旺との関係を超えては進まず、国内の需要の縮みは価格で補い続ける。

  • 菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売):数量 309(当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円))× 価格 137(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 423 億円・営業利益 17 億円。実質1.07倍、価格指数137

倍率:事業の純利益 33 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.8% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 404 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:原料の米が落ち着けば、値上げの効果で営業利益率は3%台後半まで戻る。旺旺の配当も、ここ数年の平均に戻るという堅い見立て。

中立 34% 中立:米菓は薄利のまま、旺旺の配当が利益の過半を支える 利益 27 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 3,233 円324 億円

米価は高止まりが続くが、値上げが徐々に通る。営業利益率は3%と、過去10年の山の水準にとどまる。売上は390億円ほどで、数量はほぼ横ばいだ。

旺旺の配当は、前期の18億円と過去の28億円の間の水準(23億円ほど)に落ち着く。持ち分法の利益と他の配当を足し、営業外の収益は26億円ほどになる。

10年後の営業利益は12億円、純利益は27億円ほど。利益の7割ほどは持ち株の配当で、本業は添え物にとどまる。配当性向は低いまま、自己資本は850億円ほどに積み上がり、ROEは3%台で変わらない。持ち株の整理は進まず、本業の改善も緩やかなままだ。

  • 菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売):数量 289(当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円))× 価格 134(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 387 億円・営業利益 12 億円。実質横ばい、価格指数134(物価並み)。利益率は過去10年の山(3.3%)以下

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 324 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:本業の営業利益率は過去10年で最高でも3.3%であり、中立でも3%に置く。旺旺の配当は、ここ3年の平均より少なめの水準で置く。

やや悲観 26% 米価が高いまま転嫁が遅れ、旺旺の配当も細る 利益 15 億円 · PER 5.5 倍 · 株価時価総額 829 円83 億円

米価ともち米の不足が長引き、値上げが追いつかない。営業利益率は1%まで落ち、売上は330億円ほどにとどまる。

旺旺の配当は、前期よりさらに細る。営業外の収益は18億円ほどになり、純利益は15億円に下がる。

配当性向は低いまま、自己資本は積み上がるが、稼ぐ力は戻らない。ROEは2%に落ち、経営への圧力が高まるが、支配株主がおらず、動きは鈍い。10年後の評価は、稼ぐ力に近づくが、その稼ぐ力は弱い。大手の米菓会社との差は開き、棚の確保も難しくなる。値上げをすれば数量が逃げ、しなければ利益が出ないという板挟みが続く。

  • 菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売):数量 265(当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円))× 価格 125(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 332 億円・営業利益 3 億円。実質0.92倍、価格指数125(転嫁が遅れる)

倍率:事業の ROE 2.0% が k 8.25% を大きく下回り、ためた利益は額面未満の価値。構造的に伸びない筋書きで、稼ぐ力から 5.5 倍に置いた。PBR が低いのは、利益が小さく配当も細るため。持ち株の売却益は少数株主に戻らないので、床は悲観の筋書きだけに当てた。

確率:米価ともち米の不足が続き、値上げが追いつかない姿は、今期の営業利益の予想(3億円)からも見える。旺旺の配当はすでに前期に3割以上減っており、十分ありうる。

悲観 12% 本業が赤字になり、旺旺の配当と株価も崩れる 利益 2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 669 円67 億円

もち米の調達難と米価高が10年近く続き、本業は赤字に落ちる。大手との競争で棚を失い、数量は実質で2割減る。値上げは通らず、価格は物価を下回る。

旺旺の業績も悪化し、配当は大きく減る。旺旺の株価も下がり、自己資本は大きく目減りする。

配当は減らされ、純利益は数億円にとどまる。持ち株を売る動きが出ても、価格は下がっており、少数株主に届く額は小さい。評価は稼ぐ力ではなく、売れる資産の価値で決まるが、その資産の価値も半分に減っている。経営の立て直しには、設備投資の抑制と人員の整理が必要になる。長岡の3工場と千歳の工場のうち、稼働の低い設備は閉じることになる。

  • 菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売):数量 231(当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円))× 価格 112(名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる))→ 売上 259 億円・営業利益 −5 億円。実質0.8倍、価格指数112(転嫁できず)

倍率:本業が赤字で、旺旺の配当も細り、稼ぐ力はほぼ消える。旺旺株の価値が半分になり、その税後の半分しか戻らない前提で、売れる資産の税後を床にした(約 67 億円)。PBR はこの床を今の自己資本で割った値。

確率:もち米の調達難と米価高が長引いて赤字が続き、旺旺の業績悪化で配当も大きく減る、という二重の負けが必要。営業赤字は2022年3月期と2023年3月期に実際に出ている。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

菓子事業(米菓・餅菓子・輸入品の販売)

もち米やうるち米を使った米菓・あられ・餅菓子の製造・販売と、関連会社を通じた輸入品の販売。報告上のセグメントは菓子事業だけ。

数量当社の実質の取り分(国内の米菓市場 × シェア、今の値段基準・億円)価格名目の価格指数(今=100。物価3%の分だけ上がる)売上営業利益
今 2026/03 289 100 289 9
10 年後 中立 289 134 387 12

取り方:決算短信の連結(売上288.5億円・営業利益8.7億円)を置いた。報告上のセグメントは菓子事業の1つで、数量・市場規模の開示が無いので、売上を実質の取り分として置く。価格は物価の指数(今=100)、rev_factor=0.01で億円に換算する。数量は実質で、物価は価格の側に入れた。純利益には営業外の収益(旺旺の配当など)が入るので、筋書きの net_oku で足す。

リスクと懸念

旺旺の配当への依存

純利益の大半は、旺旺(Want Want China Holdings)の配当から来る。2026年3月期は28億円から18億円へ3割以上減った。旺旺の業績、中国の消費、為替で配当が増減し、岩塚は動かせない。

米価ともち米の調達

米価は高止まりし、もち米の調達が最も急ぎの課題とされる。餅の製品の販売は原料不足で制約された。値上げは進めるが、転嫁は遅れがちで、今期の営業利益は3億円の計画に下がる。

本業の低い利益率

営業利益率は過去10年で最高でも3.3%、今期は1%の予想だ。大手との競争、国内の人口減、物流費・人件費の上昇で、薄利の構造が続く。

少数株主に戻らない持ち株

上場株595億円は自己資本の85%だが、配当性向は16%で、自社株買いもない。保有継続を決め、減らすのは2銘柄だけ。時価総額を割る持ち株が、株主に届く道筋が見えない。

関連会社経由の輸入品

今期の増収は、旺旺・ジャパンを通じた輸入品の急増に支えられた。利益率の低い取引なら、売上が増えても利益は増えない。この取引は、関連会社の事業に左右される。

設備投資の負担

今期の設備投資は26億円で、営業利益の3倍に当たる。来期も17億円を予定する。原料高で稼ぐ力が弱い中、減価償却が利益を押し下げる恐れがある。

今後の分かれ目

旺旺の配当が回復し、30億円を超える
純利益が大きく上がり、強気側の確率を引き上げる材料になる。
米価が落ち着き、営業利益率が3%台に戻る
本業の稼ぐ力が確認され、中立の営業利益が上振れする。
旺旺株などの持ち株を、数値つきの計画で売却する
売却益の還元が見えれば、持ち株の価値を余った現金として足せる。本質価値が大きく上がる。
旺旺の配当がさらに減る、または無配になる
利益の大半が消え、やや悲観・悲観の筋書きに近づく。
第三者が公開買付けを提案する
時価総額が自己資本の半分以下で、持ち株の厚さが買い手の動機になる。少数株主にはプレミアムの機会になる。

見ておくもの

  • 旺旺の配当額と、旺旺株の時価の動き
  • 営業利益率(米価・もち米の調達・値上げの定着)
  • 持ち株の売却と配当性向の変化
  • 旺旺・ジャパン経由の輸入品の利益率
  • 米価と包装資材の価格

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価(PBR 0.43倍)を見ずに、その時点のROEと資本コスト8.25%から正当化PERを出し、上位の筋書きは上限の8.5割、中立は式の9割に置いた。やるべき点検として、旺旺株の配当を利益に残したので、同じ株の時価は余った現金として足していない。悲観の床では、旺旺株の下落と戻り方の半分を見て約67億円とした。数量は実質、価格は物価1.34倍が基本で、競争や転嫁の遅れがある筋書きは下げた。過去や同業の倍率は使っていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 7.87→12.12 倍・やや楽観 PER 6.89→12.12 倍・中立 PER 6.37→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.5% = 8.0%。旺旺の配当や米価の不確かさは k に足さず、筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 8.25%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 岩塚製菓 有価証券報告書(FY2026)
  2. 岩塚製菓 財務(FY2026)
  3. 岩塚製菓 2026年3月期決算短信

分析日 2026-10-16