株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

佐藤食品工業 2814

粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,112 円152 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,812 円130 億円差 +16.6%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,112 円152 億円 · 差 +16.6% · 期待の年率 +7.4%
期待の年率リターン(10 年)+7.4%資本コスト比 +0.4 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

佐藤食品工業は、茶や魚介、お酒を粉にして食品メーカーに売る素材メーカーだ。売上68億円のうち、茶エキスが半分近くを占める。主な客は伊藤園、凰商事、三菱商事ライフサイエンスだ。

筆者の結論は、今の値段はほぼ適正で、下値が堅い、である。時価総額133億円に対し、手元の純現金が約78億円、上場している保有株が約48億円ある。この二つで時価総額の大半を説明できてしまう。

事業の稼ぐ力は薄くない。営業利益率は10%を超え、ここ12年の山は17.5%だ。ただ今期は茶葉と昆布の高騰で、営業利益が半分になる計画だ。第1四半期はすでに3.6億円を稼いでおり、計画は保守的とみる。

会社は自社株買いを重ね、発行済み株式の半分を自己株式にしている。この姿勢が続くかどうかが、価値の差を左右する。

小さな会社だが、事業の質は悪くない。粉末化という地味な技術に特化し、大手の食品メーカーが必要とする仕様に合わせて作り込む。伊藤園のような飲料大手と長く付き合い、利益率も10%を超えてきた。

論点は三つある。今期の減益は一時的か、現金と保有株をどこまで株主に戻すか、大口に頼る構造は続くか、だ。筆者は、現金の戻り方が厚い点を重く見ている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は二つの顔を持つ。一つは、利益率の高い小さな素材メーカー。もう一つは、現金と保有株を大きく抱える資産の箱だ。

事業は10年後も残る。ただし堀は中くらいで、原料高と大口の意向に利益が左右される。経営は自社株買いで資本を株主に返しており、現金を貯め込まない点は評価できる。

安全域は厚い。時価総額に近い額の現金と保有株があり、事業が悪化しても床がある。悲観の筋書きでも、時価総額の7割強は資産で支えられる。

見方が割れるのは、現金の戻り方だ。自社株買いが今のペースで続けば、価値は上振れる。逆に大口を失う年が続けば、現金は事業の穴埋めに消える。

筆者は、この会社を事業と資産に分けて考える。事業だけなら、10年の中立で営業利益は10億円前後。その価値は、現金を除いても時価総額の4割ほどになる。

残りは現金と保有株で、価値の取り分は戻り方で決まる。自社株買いが厚い現状なら、満額に近く数えてよい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、素材を粉にする技術だ。茶葉から抽出した液を粉末にする茶エキスが売上の47%、粉末の天然調味料が28%、植物エキスが13%を占める。

世界で初めてお酒の粉末化に成功した会社で、国内で粉末酒を作れるのは同社だけだ。魚のアラを使った調味料「呈味力」シリーズも独自の製品として育てている。

販売先は食品・飲料メーカーが中心で、伊藤園が15%、凰商事が11%、三菱商事ライフサイエンスが10%を占める。大口に偏るが、仕様が客ごとに違うため、簡単に切り替えられない。

拠点は愛知県の小牧と春日井で、従業員は168人と少ない。年間の設備投資は3〜4億円で、直近はタンクの増設に充てた。子会社はなく、海外へは商社や代理店を通じて売る。

同社は単一セグメントで、決算短信でもセグメント情報を出していない。製品は大きく分けて三つの顔を持つ。茶エキスは売上の半分近くで、飲料大手やスイーツ向けの原料になる。調味料は、魚介や畜肉を粉にした出汁の素のような素材で、インスタント食品や菓子の味づけに使われる。植物エキスと粉末酒は、金額は小さいが他社にまねされにくい。

売上は2026年3月期に68億円で、前期から7%増えた。営業利益は7.6億円、純利益は7.4億円だった。経営計画のvision 2028は、2028年3月期に売上67億円、営業利益8億円を掲げている。

優良さと弱いところ

堀は、天然素材を風味を損なわず粉にする技術と、客ごとの細かい仕様に合わせる開発力だ。粉末酒のような唯一の製品もある。だが市場は小さく、他社が本気で参入すれば優位は崩れうる。

弱みは三つある。大口3社に売上の4割弱を頼ること。原料の茶葉と昆布の価格を自社で決められないこと。人員が168人と少なく、技能の継承に難があること。

資本効率は低い。ROEは3〜4%で、自己資本の4割が現金と保有株に眠っているからだ。事業だけを取り出せば、資本に対する利益率は1割に近い。

財務は盤石で、自己資本比率は88%にのぼる。短期借入金が少しあるだけで、利払いの心配はない。

経営は堅実で、短期の無理な拡大に走らない。計画の数字も控えめで、実績が計画を上回ることが多い。2026年3月期の営業利益は、計画の5.9億円に対し7.6億円で着地した。

気になるのは、現金と保有株を長く抱えてきたことだ。自社株買いで是正が進んでいるが、まだ自己資本の4割が事業の外にある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

素材の粉末化は、インスタント食品、飲料、菓子、調味料の幅広い用途に広がる。市場全体の数字は開示されていないが、客である食品メーカーの数量は人口減でほぼ横ばいだ。

追い風は二つある。一つは抹茶・日本茶の世界的な人気で、粉末茶の需要は海外で伸びている。もう一つは、中計「vision 2028」が掲げる新分野、つまりペットフード、農業資材、機能性素材だ。

逆風は原料の高騰だ。茶葉と昆布の仕入価格が上がり続け、燃料費も重い。大口客は仕入れ先を分散する動きを強めており、価格交渉は年々きつくなる。

競合は国内外の食品素材メーカーで、粉末茶では宇治の老舗や海外の抽出メーカーが並ぶ。同社は小粒で、価格より仕様と品質で戦う。

需要側では、飲料やスイーツで、天然素材と手軽さを両立する粉末素材の使い道が広がっている。供給側では、茶葉や昆布の産地が気候変動の影響を受け、収穫量と価格が不安定になっている。

同社は、原料の調達先を広げる、規格の許容幅を見直す、といった対策を中計に盛り込んだ。成功すれば、原料高が来ても利益率の落ち込みを浅くできる。

海外では、アジアの飲料メーカーと商談が進み、一部は継続受注になっている。ただし海外子会社はなく、売り方は商社や代理店頼みで、伸びは緩やかとみる。

資本政策と M&A

還元は厚い。配当は性向26%と控えめだが、自社株買いが主役だ。直近1年で約8億円を買い入れ、発行済み株式の半分が自己株式になった。配当と合わせた総還元は純利益を上回る。

2026年9月に1株を2株へ分割した。優待は3月末と9月末に出し、茶のギフトと自社製品を贈る。費用は年0.4億円ほどと推計した。

保有株は上場15銘柄で約48億円ある。最大の保有先は横浜冷凍で、同社も同社の筆頭株主だ。持ち合いの色が濃く、売却の方針は示されていない。配当が利益に入るため、価値には足していない。

大株主は横浜冷凍が16%、ブルドックソースが11%で、光通信も6%を持つ。親会社はなく、自社株買いを妨げる株主はいない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

素材を粉にする技術はこの会社の個性で、粉末酒は国内で唯一の製品だ。茶エキスは抹茶人気で海外の需要が伸び、国内でもスイーツと飲料の両方に広がる。2026年3月期の営業利益は7.6億円と、中計の最終年度の目標8億円にほぼ届いた。今期の営業利益半減の計画は保守的で、第1四半期だけで3.6億円を稼いだ。手元の現金は約84億円、保有株は約48億円と、時価総額に迫る。自社株買いを重ね、発行済み株式の半分を自己株式にした経営は、株主を向いている。大株主の横浜冷凍やブルドックソースとの関係も安定している。事業の価値を足せば、今の値段は妥当か、やや安い。 自己株式を発行済み株式の半分まで積み上げた経営は、資本効率を意識している。大口の飲料メーカーとの取引は長く、仕様が客ごとに違うため、切り替えには手間がかかる。海外の抹茶需要は構造的に伸びている。 一株あたりで見ると、事業の利益に現金と保有株の価値が上乗せされる珍しい構図だ。配当は毎年上がり、純資産配当率は0.9%だが、自社株買いを入れた総還元は純利益を超える。経営計画の売上目標は67億円と控えめで、達成のハードルは低い。小さな会社ゆえ、新製品が一つ当たれば利益が大きく動く。

慎重な見方

売上の4割弱を3社に頼り、仕入れ先を分散されれば数量は簡単に落ちる。茶葉と昆布の価格は上がり続け、値上げは追いかけるだけだ。会社自身が今期の営業利益を半分と見込んでいる。従業員は168人と少なく、技能継承が滞れば品質が揺らぐ。現金と保有株は魅力に見えるが、保有株は持ち合いで、売る意思は示されていない。現金も新規事業や買収に使われれば目減りする。ROEは3〜4%と低く、資本効率の低さは長年変わっていない。自社株買いは割高な株価で続ければ、価値を壊す。小さな会社の高い株価を、事業だけで支えるのは難しい。 仮に今の利益水準を保っても、10年後に物価で膨らむ設備更新の負担は重い。大株主の横浜冷凍やブルドックソースは事業上の取引先で、株主還元より取引関係を優先する可能性がある。株価は現金と保有株のおかげで下値は堅いが、上を目指す材料に乏しい。 保有株は、横浜冷凍やブルドックソースなど取引先との持ち合いが中心だ。簡単には売れず、売る方針も示されていない。現金も、小さな会社が使い切れずに積み上げてきた性格が強い。今期の営業利益を半分とした計画を、会社は第1四半期の好調でも据え置いている。それだけ原料と燃料の先行きに不安を感じている証拠だ。

どちらに重みを置いたか

勝つのは拮抗した見方で、わずかに楽観が上回る。現金と保有株が値段の下を支え、悲観でも時価総額の7割強が資産に残る点が効いた。一方で、大口依存と原料高は構造的で、楽観の確率は1割に届かせなかった。確率は中立からやや悲観の側に厚く置き、やや悲観と悲観で3割半とした。現金の戻り方は、自社株買いの実績が厚いので1.0とした。 事業の評価と資産の評価を分けて積み上げた結果、中立でも今の時価総額を上回った。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,559 円184 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,138 円82 億円)。 今の値に割り戻すと 2,112 円152 億円、今との差 +16.6%、 期待の年率 +7.4%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 4,649 円334 億円 1,693 円122 億円 +250.0% +13.3% 444 円32 億円
やや楽観 20% 3,614 円259 億円 1,475 円106 億円 +180.8% +10.9% 1,018 円73 億円
中立 37% 2,768 円199 億円 1,280 円92 億円 +123.4% +8.4% 1,498 円108 億円
やや悲観 26% 1,484 円107 億円 830 円60 億円 +27.7% +2.5% 602 円43 億円
悲観 10% 1,013 円73 億円 348 円25 億円 −24.9% −2.8% 136 円10 億円
加重平均100% 2,559 円184 億円1,138 円82 億円 +104.0% +7.4% 3,697 円265 億円

今の株価時価総額 1,812 円130 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 抹茶ブームと新分野で、稼ぐ力が一段上がる10年 利益 16 億円 · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 4,649 円334 億円

抹茶と粉末茶の需要が世界で伸び、茶エキスの数量は今の1.5倍になる。国内の飲料大手に頼らず、アジアと欧米の食品メーカーに直接売る道が開く。粉末酒と魚介の調味料も、新しい用途で数量を増やす。

価格は物価を超えて上がる。粉末化の技術に代わりがなく、原料高を製品価格に転嫁できるからだ。営業利益率は14%台に乗り、過去の山に近づく。

手元の現金は引き続き自社株買いと配当で株主に返る。それでも利益が現金の利息を大きく上回り、事業そのものが主役になる。

配当は性向30%台に上げ、自社株買いを加えた総還元は純利益の1倍を保つ。株主優待も維持される。

  • 茶エキス:数量 1,212(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 560(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 68 億円・営業利益 10 億円。抹茶・粉末茶の海外需要で数量1.5倍
  • 調味料・植物エキス・その他:数量 830(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 700(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 58 億円・営業利益 8 億円。調味料・粉末酒が新分野で伸びる

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)66 億円。全体の PER 17.58 倍、時価総額 334 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2018年3月期に営業利益率17.5%を付けた実績があり、海外の粉末茶需要と新製法が重なれば再現しうる。ただし大口3社への依存と原料高があり、確率は1割に届かせない。

やや楽観 20% 茶エキスが伸び、中計の利益水準を上回って続く10年 利益 13 億円 · PER 16.0 倍 · 株価時価総額 3,614 円259 億円

茶エキスは海外の抹茶需要と国内のスイーツ向けで数量を伸ばし、今の1.3倍になる。調味料は人口減を新分野で埋めて小幅に増える。

値上げは物価並みに通る。ただし茶葉と昆布の仕入価格は上がり続けるため、営業利益率は12〜13%にとどまる。

配当に加えて自社株買いも続き、手元の現金は戻される。株主優待も続く。

新分野のペットフードや機能性素材は、売上の数%に育つ。大口依存は3割台まで下がる。

粉末酒や魚介の調味料は、原料高を転嫁しながら少しずつ数量を増やす。海外の売上比率は1割を超え、為替の影響も小さくならない。

  • 茶エキス:数量 1,050(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 548(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 58 億円・営業利益 7 億円。抹茶需要の取り込みで数量1.3倍
  • 調味料・植物エキス・その他:数量 773(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 685(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 53 億円・営業利益 6 億円。調味料は横ばいからわずかに増加

倍率:事業の純利益 12 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 7.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)66 億円。全体の PER 15.99 倍、時価総額 259 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計は2028年3月期に営業利益8億円を掲げるが、2026年3月期にすでに7.6億円まで来た。茶エキスの伸びが続けば、その上で定着する可能性は十分ある。

中立 37% 原料高に押されつつ、利益を保つ堅実な10年 利益 10 億円 · PER 14.3 倍 · 株価時価総額 2,768 円199 億円

茶エキスは国内の飲料向けが横ばいで、海外と菓子向けが伸びる。数量は今の1.15倍にとどまる。調味料と植物エキスは人口減を新規客で埋め、数量は横ばいを保つ。

価格は物価並みに上がるが、茶葉と昆布の仕入価格も同じ速さで上がる。営業利益率は10%前後で、過去の12〜13%を下回る。

現金は配当と自社株買いで利益と同じ額が戻り、積み上がらない。償却は取得時の値段のまま増えないが、設備の更新は建築費の上昇で膨らむ。株主優待は続く。

年間の設備投資は物価に合わせて3〜4億円から5億円ほどに増える。大口の取引は続くが、条件は少しずつ厳しくなる。

  • 茶エキス:数量 929(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 536(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 50 億円・営業利益 6 億円。茶エキスは数量1.15倍・価格は物価並み
  • 調味料・植物エキス・その他:数量 722(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 670(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 48 億円・営業利益 5 億円。調味料・植物エキスは数量横ばい・価格は物価並み

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 7.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 14.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)66 億円。全体の PER 14.29 倍、時価総額 199 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の営業利益は7.6億円だが、今期は原料高と燃料高で3.7億円に半減する計画だ。第1四半期はすでに3.6億円を稼いでおり、計画は保守的とみる。10年の中立はその中間の水準に置く。

やや悲観 26% 原料高が続き、大口の値下げ要求で利益が細る10年 利益 6 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 1,484 円107 億円

茶葉と昆布の仕入価格が高止まりし、値上げが追いつかない。大口の飲料メーカーは仕入れ先を分散し、数量は5〜10%減る。営業利益率は6%前後まで下がる。

現金は失敗した新規投資や自社株買いの割高な購入で目減りする。配当性向も下がる。それでも事業は黒字を保ち、粉末酒など代わりのない製品が下支えする。

年間の設備投資は更新が中心になり、償却は取得時の値段のまま残る。新しい設備の償却だけが足される。

国内の飲料や菓子メーカーの値下げ要求が強まる。海外への展開は代理店頼みで、売上に結びつくのが遅い。

配当性向は2割台に下がるが、無配にはしない。保有株の配当が利益の下支えになる。

  • 茶エキス:数量 768(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 512(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 39 億円・営業利益 3 億円。国内飲料向けの縮小で数量5%減
  • 調味料・植物エキス・その他:数量 650(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 640(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 42 億円・営業利益 2 億円。調味料の取引先離れで数量1割減

倍率:事業のROEは6%台でk7%を下回り、PERの上限は1÷k=13.3倍。利益が薄く不安定なため、その約75%の10.82倍に置いた。

確率:今期の営業利益半減の計画は、原料高が長引く場合の姿そのものだ。伊藤園などの大口が仕入れ先を分散する流れも現実にある。

悲観 10% 大口を失い、原料高も重なる構造的な負け 利益 2 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,013 円73 億円

大口の飲料メーカーが茶エキスを内製し、残る客も値下げを迫る。茶葉の仕入価格は下がらず、数量は2割減る。調味料も取引先が分散して3割減る。営業利益はほぼゼロになる。

現金は事業の穴埋めと割高な買収に使われ、半分が失われる。株主優待も縮小する。

救いは手元の現金と保有株が事業の外にあることだ。清算されなくても、資産が株主の取り分を支える。

配当は性向を大きく落とし、自社株買いは止まる。人員を絞り、新分野の投資はほとんど取りやめる。

粉末酒など代わりのない製品は残るが、売上全体を支えるには小さい。工場の一部は稼働を止め、人員の削減も避けられない。

  • 茶エキス:数量 646(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 480(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 31 億円・営業利益 1 億円。大口が内製化・分散し数量2割減
  • 調味料・植物エキス・その他:数量 542(年間の出荷量(トン、推定))× 価格 600(1トンあたりの価格(万円))→ 売上 33 億円・営業利益 0 億円。調味料・粉末酒の取引が3割減

倍率:稼ぐ力にほとんど値が付かない。床は手元の現金と保有株の税後に、戻り方0.5を掛けた額で見て、今の自己資本の約0.36倍。

確率:主力3社で売上の4割弱を占める。うち1社が内製に動けば、固定費の重い工場が稼働率を保てなくなる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

茶エキス

茶葉から抽出した液を粉末にした素材。飲料、菓子、インスタント食品の原料になる。

数量年間の出荷量(トン、推定)価格1トンあたりの価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 808 400 32 4
10 年後 中立 929 536 50 6

取り方:決算短信の茶エキス売上32.3億円を、1キログラムあたり4千円ほど(推定)で割って出荷量を推定した(量は開示なし)。営業利益は全社の営業利益率約11%より少し高いと見て4.0億円に配分した。償却は取得時の値段のまま。 茶エキスは前年比9.3%増。

調味料・植物エキス・その他

粉末の天然調味料、植物エキス、粉末酒など。

数量年間の出荷量(トン、推定)価格1トンあたりの価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 722 500 36 4
10 年後 中立 722 670 48 5

取り方:粉末調味料18.9億円、植物エキス8.7億円、その他約8.5億円の計36.1億円を、1キログラムあたり5千円ほど(推定)で割って出荷量を推定した。営業利益は全社の7.58億円から茶エキス分を引いた残り。

リスクと懸念

大口3社への依存

伊藤園が15%、凰商事が11%、三菱商事ライフサイエンスが10%を占める。内製化や仕入れ先の分散が起きれば、固定費の重い工場の稼働率が落ち、利益が急に細る。

茶葉と昆布の価格

主原料の仕入価格が上がり続けている。今期の営業利益半減の計画も、原料と燃料の高騰が主因だ。価格転嫁が遅れると利益率は6%前後まで落ちうる。

現金の使い方

約84億円の現金と約48億円の保有株は大きな資産だが、使い道は経営に委ねられている。割高な自社株買いや失敗した新規事業に使われれば、価値が目減りする。

技能継承と人員の少なさ

従業員は168人と少なく、粉末化の熟練の技は人に宿る。離職や高齢化で品質が揺らぐと、仕様に厳しい大口客を失いかねない。

新分野の不確実性

ペットフードや農業資材、機能性素材は、中計が掲げる新分野だが、売上への貢献はまだ小さい。競合の参入も予想され、投資が回収できない恐れがある。

今後の分かれ目

第2四半期以降も営業利益が計画を大きく上回り、通期で8億円を超える
原料高の転嫁が進んだ証拠で、中立から楽観の筋書きに寄る。
大口3社のうち1社が取引を大きく減らす、または内製化を表明する
数量が落ちて稼働率が崩れ、やや悲観から悲観の筋書きに寄る。
自社株買いを大きく止め、現金が積み上がる、または大型の買収を発表する
現金の戻り方が下がり、価値の取り分が小さくなる。
横浜冷凍やブルドックソースが株を買い増し、公開買付けに動く
少数株主は事業価値と資産価値の両方を評価される可能性があり、確率は楽観側に動く。
保有株の売却方針が数字つきで開示される
持ち合いの解消で現金が増え、価値の取り分に足す余地が出る。

見ておくもの

  • 営業利益(今期計画の3.7億円に対する着地)
  • 茶葉・昆布の仕入価格と値上げの実績
  • 自社株買いと自己株式の消却の動き
  • 大口3社の売上構成比と大株主の動向

倍率と資本コストの決め方

倍率は正当化PERの式(事業のROE・g・資本コスト)と残る割合1/2から置き、今の株価や同業の倍率は使っていない。現金は営業に要る分を引いた額に戻り方1.0を掛けて足した。保有株は配当が利益に入るので価値に足さず、悲観の床にだけ入れた。リースの約束は小さく、家賃の形は変わらない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 16.5→17.58 倍・やや楽観 PER 15→15.99 倍・中立 PER 12→14.29 倍・やや悲観 PER 10→10.82 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%にqualityの0.0%を足して7.5%。事業は傾いておらず上乗せはない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 7.00%。

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割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 佐藤食品工業 2026年3月期 決算短信
  2. 佐藤食品工業 有価証券報告書テキスト(EDINET DB)
  3. 佐藤食品工業 vision 2028 中期経営計画の分析レポート

分析日 2026-10-20