株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

大冷 2883

工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,369 円80 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,973 円116 億円差 −30.6%
10 年後から見ると 割高 価値 1,369 円80 億円 · 差 −30.6% · 期待の年率 +2.7%
期待の年率リターン(10 年)+2.7%資本コスト比 −5.1 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

大冷は、骨なし魚などの業務用冷凍食品を企画し、協力工場に作らせて問屋や外食店に売る会社だ。筆者の結論は「割高」。利益が薄く、事業の稼ぎは資本コストに届かない。

売上は250億円だが、営業利益は7億円しかなく、営業利益率は2.6%と過去最低だ。工場を持たない身軽さの代わりに、値段を自分で決める力は弱い。

現金は36億円あり、時価総額の3割にあたる。借金はなく、自己資本比率は78%だ。ただ筆頭株主のフルタが51%を持つオーナー会社で、この現金が少数株主に戻る道筋は見えない。

配当は性向7割と手厚い。それでも利益そのものが小さく、10年の中立でもROEは7%台にとどまる。

筆者は、帳簿の厚さを割安の根拠とは見ない。現金を除いた事業の稼ぎに、今の値段は十分な安全域を与えていない。仕入れの半分以上を海外の協力工場に頼るため、中国の人件費や為替の上下がそのまま利益に響く。10年先を見ても、台数は人口とともに細り、物価の分の値上げが通るかどうかが利益の分かれ目になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、見るべきは「利益が毎年積み上がるか」と「経営が現金をどう使うか」だ。大冷は、借金がなく、現金が厚い。ここは評価できる。

ただ事業の稼ぎが薄い。営業利益率は2.6%で、値段を決める力も弱い。同等の商品を他社が出せる以上、堀は浅い。オーナーとして長く持ちたい会社の条件に、利益の厚みと堀は欠かせない。

現金36億円は魅力に見える。しかし51%を持つオーナーが決める会社で、少数株主に回るかは確かめられない。配当性向が7割あるのは救いだが、利益が小さいので額は限られる。

安全域も薄い。現金を除いた事業を、利益の10倍前後で評価すると、今の時価総額に収まる。それは安全域ではなく、ほぼ適正な値段だ。

筆者は、この会社に今の値段で十分な安全域を見いだせない。オーナーの考え方が変わらないかぎり、少数株主が現金の恩恵を受ける場面は限られる。

何で稼ぐ会社か

大冷は、業務用冷凍食品の企画と販売を行う会社だ。製造は国内外の協力工場に任せる、いわゆるファブレスである。自社工場は2014年に館山工場を売却して持たない。

売上250億円の内訳は、骨なし魚が87億円、食肉加工のミートが24億円、その他の冷凍食品が139億円だ。取り扱う商品の約55%が海外の協力工場の製品で、そのうち約4割が中国の生産拠点である。

骨なし魚は、骨を抜いた切身を、給食や外食、介護施設の調理の手間を省くために売る主力商品だ。赤魚、さば、ぶりなどがそろう。

客は全国の問屋とエンドユーザーで、特定の大口客の名前は開示されない。仕入先は、三翔とセイショウフーズがそれぞれ13〜14%ほどを占める。

営業利益率は過去10年で2.6〜5.6%の幅にあり、直近は最低だ。2026年3月期の営業利益は7億円で、会社予想はほぼ同じ7億円。事業は単一で、利益の内訳は開示されない。

会社は2026年度の目標に、売上252億円、経常利益7.8億円、ROE7.1%を掲げる。問屋や外食店への営業と、商品の企画、品質の管理が会社の中身だ。従業員は少なく、固定費は小さい。

優良さと弱いところ

大冷は、「身軽だが、値段を決められない」会社だ。

工場を持たないので、設備の償却も更新投資もほとんど要らない。自己資本比率は78%、借金もない。景気が悪くなっても、すぐに資金繰りに困る会社ではない。

一方で、利益の厚みは乏しい。協力工場から仕入れ、問屋に売る商売は、原材料と為替の上下をそのまま受ける。営業利益率は過去10年で5.6%を超えず、直近は2.6%と最低に落ちた。

骨なし魚には、品質の管理と調理の手間の削減という強みがある。ただ、同等以上の商品を他社が出せることを、会社自身が認めている。参入の障壁は低い。

経営は、オーナーの持株会社フルタが51%を持つ。配当性向は7割と手厚いが、現金が少数株主に戻る保証はない。資本の使い方には、まだ試されていない部分が残る。品質の管理を協力工場に任せられる体制は、長年の取引の蓄積でもある。ただ、それが利益率の高さには結びついていない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

業務用冷凍食品の需要は、外食と給食、介護の食事に結びつく。人口は減るが、人手不足で調理の手間を省く需要は増える。冷凍にして長く持たせ、廃棄を減らす流れも追い風だ。

一方で、国内の台数は大きくは伸びない。中立では、骨なし魚が3%減、ミートが横ばい、その他が7%減と置いた。

競合は、ニチレイフーズ、味の素冷凍食品、マルハニチロなど大手の冷凍食品メーカーと、水産・食肉の専門問屋だ。大手は自社工場を持ち、規模で勝つ。大冷は品ぞろえと小回りで戦う。

原材料の価格は高止まりしている。中東情勢で原油が上がれば、物流費にも波及する。為替が150円で動かない前提でも、輸入品の仕入れは中国の人件費の上昇を受けやすい。

物価は10年で1.34倍になるので、価格は物価並みに上がる。ただ問屋や外食は値上げを嫌い、転嫁は遅れる。そのため、利益率は物価に追いつかない。冷凍食品は、保存が利き、廃棄が少ない点で、食品ロスを減らしたい外食や給食に合う。調理人の不足も、解凍して出すだけの商品の追い風になる。ただ、この需要は大手の冷凍食品メーカーにも向いており、大冷だけの強みにはならない。値段の交渉は、問屋と大手の量販が握る場面が多い。

資本政策と M&A

資本政策は、オーナーの意向が強い。筆頭株主のフルタが51.44%を持つ。古田耕司氏の資産管理会社である。

配当は期末の年1回で、2026年3月期は性向73%だった。会社の目標は性向67%である。自社株買いは小さく、当期は1億円ほどだ。

現金は36億円あり、借金はない。設備投資は年に数千万円と小さい。上場株式は3.3億円で、持ち合いは厚くない。

外部の推計では、10年以内にTOBや買収が起きる確率は18%ほどとされる。ただ、今回の調べでは、公開買付けや非公開化の発表は確認できなかった。オーナーが非公開化に動く可能性は、筋書きには入れていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

大冷は、借金がなく、現金が36億円ある。時価総額116億円の3割にあたる。自己資本比率は78%で、事業が縮んでも潰れない。配当性向は7割と手厚く、配当利回りも高い。

骨なし魚は、給食と介護の人手不足を背景に、調理の手間を省く需要が長く続く。会社は協力工場の分散を進め、中国への依存を下げている。直近の営業利益率は2.6%と過去最低だが、10年平均は4%を超える。平均への回帰で、利益は5割増える。

オーナーのフルタは、安定した配当を重視してきた。現金が積み上がれば、増配か自社株買いで株主に戻る道が開く。小さな会社で、株の流動性は低いが、非公開化の可能性もあり、その場合は上乗せが付く。配当を毎年出し続ける財務の余裕は、下落局面でも支えになる。ファブレスなので設備投資の負担がなく、利益のほとんどを配当に回せる。売上は物価の上昇で名目では増え、10年後には320億円規模になる。営業利益率が平均の4%に戻れば、純利益は今の1.5倍の8億円台になり、配当は増える。

慎重な見方

利益が薄い。営業利益率は2.6%で、直近は2期連続の低下だ。原材料と為替の上昇を問屋や外食に転嫁できず、仕入れ値が重くのしかかる。協力工場の中国への依存は4割で、人件費と輸送費の上昇、関税のリスクを抱える。

同等の商品を他社が出せる以上、堀は浅い。大手の冷凍食品メーカーは自社工場を持ち、規模で勝つ。問屋や外食が海外メーカーと直接取引すれば、中間にいる大冷の価値は薄れる。

現金36億円も、51%を持つオーナーが決める会社では、少数株主に戻る保証がない。配当性向は7割だが、利益が小さければ額も小さい。純現金は5年間24〜43億円の幅で動き、積み上がる気配がない。小さな会社の台数の減少は、人口の減少と同じ速さで進む。この商売で利益率を上げた実績が、過去10年に見当たらない点も重い。会社が掲げるROE7.1%の目標も、資本コストを下回っている。ミートの売上は横ばいで、骨なし魚も減っている。新しい商品の柱が見えない。物価で人件費が増えれば、少ない利益はさらに削られる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。強気の言い分である現金の厚さと高い配当性向は事実だが、利益が薄く、オーナーが現金の戻し方を決める。余った現金への戻り方は0.75とした。中立の倍率は式の上限(11〜12倍)を下回る9.5倍に置いた。確率は、今の姿が続く筋書きに4割弱、悪い側に3割強を置いた。強気側に寄せる材料は、現金の使い道を示す増配や自社株買いの方針だ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,867 円109 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 702 円41 億円)。 今の値に割り戻すと 1,369 円80 億円、今との差 −30.6%、 期待の年率 +2.7%(資本コスト 7.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,262 円191 億円 990 円58 億円 +115.5% +8.0% 340 円20 億円
やや楽観 22% 2,528 円148 億円 870 円51 億円 +72.2% +5.6% 748 円44 億円
中立 38% 2,048 円120 億円 785 円46 億円 +43.6% +3.7% 1,077 円63 億円
やや悲観 22% 964 円56 億円 495 円29 億円 −26.1% −3.0% 321 円19 億円
悲観 10% 601 円35 億円 239 円14 億円 −57.4% −8.2% 84 円5 億円
加重平均100% 1,867 円109 億円702 円41 億円 +30.2% +2.7% 2,569 円151 億円

今の株価時価総額 1,973 円116 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 骨なし魚が伸び、介護・給食向けで利益率が上がる 利益 12 億円 · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 3,262 円191 億円

骨なし魚は、調理の手間を省きたい給食や介護、外食チェーンに浸透し、台数が1割増える。値段も原材料の上昇を転嫁して物価以上に上がる。ミートも伸び、営業利益率は4%台に乗る。会社が掲げる経常利益率3.1%の目標を上回るが、過去10年の山(5.6%)には届かない。協力工場の調達先が分散し、中国への依存が下がる。配当は性向7割の方針を守り、10年で70億円ほどを返す。借入は無く、現金が積み上がる。借入は無く、現金は積み上がる。ただ、10年でその現金が株主に戻るかは、オーナーの判断に左右される。大手の冷凍食品メーカーとの競争は続くが、介護食や給食の専門品で差を付ける。営業利益は15億円規模に増える。

  • 骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身):数量 11,979(取扱数量(トン。推定))× 価格 110(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 132 億円・営業利益 6 億円。数量1.10倍・単価1.38倍
  • ミート(食肉加工品):数量 4,475(取扱数量(トン。推定))× 価格 83(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 37 億円・営業利益 1 億円。数量1.10倍・単価1.38倍
  • その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか):数量 19,857(取扱数量(トン。推定))× 価格 95(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 189 億円・営業利益 9 億円。数量1.00倍・単価1.36倍

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 15.65 倍、時価総額 191 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:高付加価値の骨なし魚が給食と介護に浸透する筋書きだ。利益率の山が低い会社なので、1割を切る確率にとどめた。

やや楽観 22% 値上げが通り、利益率が4%に近づく 利益 10 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 2,528 円148 億円

値上げが通り、利益率がじわりと上がる。骨なし魚は安定した需要に支えられて3%増え、ミートも小さく伸びる。その他の冷凍食品は、人口の減少で台数が4%減るが、物価の分は価格に乗る。営業利益率は過去10年の平均に近い4%になる。配当は性向7割の方針を守り、10年で60億円ほどを返す。為替は150円に置いたままで、仕入れコストの上昇は転嫁できる範囲に収まる。骨なし魚の付加価値が評価され、問屋との交渉でも数量の確保と値上げの両方が進む。ただ、利益率が5%に届くことはない。その他の冷凍食品は台数が減るが、問屋との取引は安定する。営業利益は13億円ほどになり、純利益は9億円前後になる。

  • 骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身):数量 11,217(取扱数量(トン。推定))× 価格 109(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 122 億円・営業利益 5 億円。数量1.03倍・単価1.36倍
  • ミート(食肉加工品):数量 4,271(取扱数量(トン。推定))× 価格 82(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 35 億円・営業利益 1 億円。数量1.05倍・単価1.36倍
  • その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか):数量 19,063(取扱数量(トン。推定))× 価格 95(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 180 億円・営業利益 7 億円。数量0.96倍・単価1.35倍

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 14.57 倍、時価総額 148 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げの通りは過去にも見られ、経営も配当を維持する姿勢だ。利益率が平均に戻る筋書きとして、2割強を置いた。

中立 38% 台数は緩やかに細り、利益率は3%台にとどまる 利益 8 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 2,048 円120 億円

今の姿がゆるやかに続く。骨なし魚は台数が3%減り、その他の冷凍食品は人口の減少で7%減る。値段は物価並みに上がるが、利益率は3%台にとどまる。会社が掲げる経常利益率3.1%を、わずかに上回る水準だ。ファブレスなので設備の償却は小さく、更新の投資もほとんど要らない。ただ協力工場の人件費と物流費は物価で増える。配当は性向7割を保ち、10年で45億円ほどを返す。現金は大きく増えず、使い道の決まらない現金が残る。オーナーが非公開化や大型の自社株買いに動く可能性は、この筋書きには入れない。10年の営業利益は11億円ほどになる。

  • 骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身):数量 10,563(取扱数量(トン。推定))× 価格 107(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 113 億円・営業利益 4 億円。数量0.97倍・単価1.34倍
  • ミート(食肉加工品):数量 4,068(取扱数量(トン。推定))× 価格 80(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 33 億円・営業利益 1 億円。数量1.00倍・単価1.34倍
  • その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか):数量 18,467(取扱数量(トン。推定))× 価格 94(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 173 億円・営業利益 6 億円。数量0.93倍・単価1.34倍

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)11 億円。全体の PER 13.61 倍、時価総額 120 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近の営業利益率は2.6%と過去最低で、会社予想もほぼ同じ水準。台数は細り、利益率は低位のまま。最も重く見て4割弱にした。

やや悲観 22% 仕入れ高と値下げ競争で、利益率が2%を割る 利益 5 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 964 円56 億円

利益率が2%を割る。中国の協力工場で人件費と輸送費が上がり、仕入れ値が物価を超えて上がる。問屋や外食チェーンは値上げを嫌い、転嫁は遅れる。骨なし魚とその他の冷凍食品は、台数が1〜1.5割減る。純利益は3億円台に落ち、配当は性向を守っても額が減る。10年で30億円ほどにとどまる。現金は残るが、事業が縮んで使い道はさらに細る。協力工場の調達先を切り替える費用が出て、一時的に利益が落ちる年もある。為替が150円で動かない前提でも、原料の値上がりで苦しい。外食チェーンの再編で、大口の販売先が値引きを求める。10年後の営業利益は5億円に届かない。

  • 骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身):数量 9,801(取扱数量(トン。推定))× 価格 102(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 100 億円・営業利益 3 億円。数量0.90倍・単価1.28倍
  • ミート(食肉加工品):数量 3,661(取扱数量(トン。推定))× 価格 77(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 28 億円・営業利益 0 億円。数量0.90倍・単価1.28倍
  • その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか):数量 16,878(取扱数量(トン。推定))× 価格 90(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 151 億円・営業利益 3 億円。数量0.85倍・単価1.28倍

倍率:k は7.75%。利益が小さく、転嫁も遅れる。PERの上限(1÷k=12.5倍)の7割台として9倍。

確率:原材料の上昇が転嫁できず、利益率が2%を割る筋書きだ。直近の赤字(2025年3月期)は特別損失によるが、営業利益率は2期連続で最低を更新した。2割強を置いた。

悲観 10% 大口の販売先を失い、利益が消える 利益 1 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 601 円35 億円

構造的に負ける。大口の問屋や外食チェーンが、仕入れ先を海外の食品メーカーに直接切り替える。製造を持たないこの会社の存在意義は薄れ、取扱量は4分の3に減る。中国の協力工場への依存が裏目に出て、為替と関税の影響を受け、利益はほぼゼロになる。配当は性向を下げて、10年で10億円足らず。株主の取り分は、現金と売れる資産が中心になる。中国の協力工場の調達が止まる年があれば、商品が欠品し、販売先を失う。立て直しには数年を要する。自社工場がなく、代わりの調達先を見つけても品質の確認に時間がかかる。大手の取引先に乗り換えられると、売上は戻らない。オーナーは配当を守れず、減配に動く。

  • 骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身):数量 8,168(取扱数量(トン。推定))× 価格 92(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 75 億円・営業利益 0 億円。数量0.75倍・単価1.15倍
  • ミート(食肉加工品):数量 3,051(取扱数量(トン。推定))× 価格 69(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 21 億円・営業利益 0 億円。数量0.75倍・単価1.15倍
  • その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか):数量 13,900(取扱数量(トン。推定))× 価格 81(1トンあたり売上(万円。名目))→ 売上 112 億円・営業利益 0 億円。数量0.70倍・単価1.15倍

倍率:構造的に負けた事業は稼ぐ力が小さく、床は現金と売れる資産に頼る。今の自己資本88億円に0.40を掛ける(ためた利益には掛けない)。

確率:問屋や外食チェーンの直接取引への切り替えは、ファブレスの中間業者に共通する懸念だ。ただ、営業の接点と品質管理の蓄積があり、実現は1割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

骨なし魚(赤魚・さば・ぶりなどの切身)

骨を抜いた魚の切身。給食・外食・介護食の調理の手間を省く商品。

数量取扱数量(トン。推定)価格1トンあたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2026/03 10,890 80 87 3
10 年後 中立 10,563 107 113 4

取り方:売上は2026/03期の骨なし魚87.1億円(単体)。取扱数量は開示がないので、1トンあたり80万円と置いて売上から推定した。単一セグメントで利益の内訳は無く、営業利益6.5億円を売上比で配分した推定。

ミート(食肉加工品)

食肉の加工品。業務用の調理済み商品が中心。

数量取扱数量(トン。推定)価格1トンあたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2026/03 4,068 60 24 1
10 年後 中立 4,068 80 33 1

取り方:売上は2026/03期のミート24.4億円(単体)。取扱数量は開示がないので、1トンあたり60万円と置いて売上から推定した。単一セグメントで利益の内訳は無く、営業利益6.5億円を売上比で配分した推定。

その他の冷凍食品(調理品・野菜・水産加工品ほか)

総菜、野菜、水産加工品など業務用の冷凍食品全般。製造は国内外の協力工場に委託する。

数量取扱数量(トン。推定)価格1トンあたり売上(万円。名目)売上営業利益
今 2026/03 19,857 70 139 3
10 年後 中立 18,467 94 173 6

取り方:売上は2026/03期のその他の冷凍食品139.0億円(単体)。取扱数量は開示がないので、1トンあたり70万円と置いて売上から推定した。単一セグメントで利益の内訳は無く、営業利益6.5億円を売上比で配分した推定。

リスクと懸念

仕入れコストの上昇

取扱品の55%が海外の協力工場の製品で、中国の人件費と輸送費の上昇が仕入れ値に響く。問屋や外食に転嫁できなければ、営業利益率は2%を割る。

中国への依存

海外の仕入れの約4割が中国の生産拠点だ。関税や規制、地政学の変化で、調達が止まる、または高くなるリスクがある。

中間業者としての存在意義

工場を持たず、問屋に売る。大口の客が海外メーカーと直接取引すれば、取引量が減る。品ぞろえと品質管理の蓄積が、どこまで防御になるかが課題だ。

現金の使い道

現金36億円は時価総額の3割にあたるが、51%を持つオーナーが決める。株主に戻らず、使い道が決まらないままなら、価値が割り引かれる。

人口の減少

国内の外食と給食の台数は、人口とともに細る。人手不足で調理を省く需要が下支えするが、取扱量が減るスピードの読みは難しい。

流動性の低さ

株主はオーナーが過半を持ち、市場に出回る株数は少ない。売りたい時に売れないリスクと、非公開化の際に少数株主が割安な値段で締め出されるリスクがある。

今後の分かれ目

営業利益率が4%を超えた場合
値上げの転嫁が定着したと見て、強気の筋書きに近づく。会社目標の経常利益率3.1%を超えるのが目安だ。
増配や自社株買いなど、現金の使い道が示された場合
余った現金への戻り方を1.0に近づけて見られる。評価は上がる。
オーナーによる非公開化の発表があった場合
買付価格が焦点になる。割安に置かれれば少数株主は不利になる。
営業利益率が2%を割った場合
仕入れ値の上昇を転嫁できていないと見て、慎重な筋書きに寄る。
中国からの調達が止まる、または関税が上がった場合
仕入れ値が上がり、利益率が圧迫される。調達先の切り替えの費用が出る。

見ておくもの

  • 営業利益率(半期)
  • 骨なし魚とミートの売上
  • 中国向けの調達比率
  • 配当性向と自社株買いの有無
  • 現金預金の水準

倍率と資本コストの決め方

倍率は式(正当化PER)から置いた。事業のROEが7%前後で資本コスト7.75%を下回り、上限は1÷k。余った現金は15億円に分け、戻り方は0.75とした。今の株価や、現金が時価総額の3割あるという水準を根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12→15.65 倍・やや楽観 PER 11.5→14.57 倍・中立 PER 11→13.61 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality +0.5% を足した8.0%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 大冷 有価証券報告書の要点(FY2026・製品別売上・株主・方針)
  2. 大冷 2026年3月期の決算

分析日 2026-10-20