株譜
AI 銘柄分析 · 食料品 · 試作

はごろもフーズ 2831

ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,091 円197 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,680 円346 億円差 −43.2%
10 年後から見ると 割高 価値 2,091 円197 億円 · 差 −43.2% · 期待の年率 +1.4%
期待の年率リターン(10 年)+1.4%資本コスト比 −6.9 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

はごろもフーズは、ツナ缶「シーチキン」で知られる静岡の食品会社だ。缶詰・パウチ・デザート・ふりかけを家庭と業務用に売る。売上は 750 億円ほどで、営業利益は 30 億円台、利益率は 4% にとどまる。薄利が、この会社の最大の特徴である。

筆者の結論は、事業の質は悪くないが、値段に見合う稼ぐ力ではない、というものだ。ブランドは強い。ただ、売る先の 6 割を三つの商社が占め、原料のまぐろは国際相場と円安に振られる。利益率は 10 年かけても 4% を大きく超えない。

もう一つの特徴は、持ち合い株の厚さだ。投資有価証券は 150 億円ほどあり、この含み益のおかげで自己資本は 1 年で 80 億円増えた。時価総額 343 億円は自己資本 497 億円を下回るが、ROE は 5% 台で、資本コストに届かない。自己資本の中身は、稼ぐ力ではなく株の値上がりだ。

10 年の中立では、国内の数量は 5% ほど減り、売上は物価で 27% 増える。営業利益は 36 億円前後で、今の利益を少し上回るだけだ。創業家系の安定株主が過半に近く、買収の圧力も弱い。

確率の加重で出した本質価値は、今の時価総額を 3 割ほど下回る。値段が事業の薄さに対して高い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、安く買える優良会社と、薄利の定番ブランドは別物だ。はごろもは後者に近い。

事業の質を測る目は、株主に残る利益の厚さだ。営業利益率が 4% 前後で、ブランドの強さは棚の位置を守るためにほとんど使われる。値上げで得た利益は、原料高と人件費で消える。10 年の中立でも、利益は物価の伸びとほぼ同じペースで増えるだけだ。

自己資本の中身にも注意がいる。時価総額 343 億円に対して自己資本が 497 億円あり、PBR は 0.7 倍。割安に見えるが、増えた分の大半は持ち合い株の含み益だ。ROE は 5% 台で、資本コストの 7.5% に届かない。ためた利益は、額面より小さい価値しか生まない。

持ち合い株は、配当が利益に入っているので、さらに価値を足すことはしない。売る方針が開示されていないからだ。売れば現金になるが、売らない限り、評価は配当の分で足りる。

安全域は、悲観でも持ち合い株が残るので損は深くない。ただし、今の値段は中立の稼ぐ力に比べて高く、安全域が見えない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、スーパーやコンビニの棚に並ぶ常温食品だ。主力はツナ缶の「シーチキン」で、パウチのおかず「Home Cooking」、フルーツ缶の「朝からフルーツ」、ふりかけ、包装米飯の「パパッとライス」が続く。ペットフードやパスタも作る。

開示は食品事業の単一セグメントで、品群別の売上は金額で出ない。直近の増減だけを見ると、ぜんざいなどのデザートは伸び、主力のフルーツ缶は弱い。水産系の調理品やソース缶は小さく伸び、業務用はコンビニと給食向けが 6% 以上減った。

売り方に特徴がある。2025 年 3 月期の売上のうち、伊藤忠商事が 3 割強、三菱商事が 16%、三井物産が 15% を占める。商社経由で全国の問屋と小売りへ流れる。大手の商社に支えられる反面、価格交渉では商社と小売りの両方に押される。

原料はまぐろ・かつおなどの水産物と、小麦・果実・米だ。どれも国際相場と為替で動き、不漁や円安が来ると原価が上がる。会社は値上げで吸収してきたが、棚の値段を上げすぎれば量が逃げる。

会社は 2024 年から 3 年の中期経営計画「Challenge & Change for 100th!」を進めている。設備と人への投資で安定して作り続けること、既存事業の強化、新しい柱の育成が柱だ。数値目標は確かめられなかった。

優良さと弱いところ

堀はブランドだが、利益に出てこない。シーチキンはツナ缶の最大手の1つで、店頭の知名度は高い。それでも営業利益率は、この 10 年で 2% から 4% の間をさまよった。2023 年 3 月期は原料高で赤字に落ちている。強いブランドが利益率に変わりにくい。

理由は売り先にある。売上の 6 割台が三つの商社で、その先に大手スーパーとコンビニがある。値上げを通す力はあるが、毎回の交渉で粘られる。プライベートブランドの缶詰も棚を狙う。

資本の使い方は保守的だ。借金は少なく、自己資本比率は 62%。配当性向は 25% ほどで、利益の 4 分の 3 は社内にたまる。たまった利益は、持ち合い株と工場に回っている。株の値上がりで自己資本は膨らんだが、株は事業の稼ぐ力ではない。

弱い点は二つある。国内の人口減で缶詰の数量が頭打ちなこと、水産の原料を海外に頼ることだ。強い点は、定番ブランドの需要が景気で崩れにくく、10 年でも棚が残ることである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の缶詰・加工食品は、人口が減る中の成熟市場だ。数量は年 0〜1% の減少が普通で、伸びるのは単身世帯と簡便化の追い風を受けた中食・パウチ・レンジ食品に偏る。ツナ缶そのものは、保存性と価格の安さで底堅い。ただし 1 人あたりの量が増える材料は乏しい。

物価の面では追い風と逆風が混じる。2026 年は加工食品の値上げが相次ぎ、店頭価格は前年より 4〜5% 上がっている。缶詰業界では、円安と不漁・不作による原料高、人件費と物流費の上昇で、コストが重くなっている。8 月から 10 月にかけて、再び値上げが相次ぐ見通しだ。

競合は、同じツナ缶のいなば食品、マルハニチロや、スーパーのプライベートブランドだ。シェアの公表数字は確かめられなかった。サバ缶やパウチ惣菜では、水産大手や総合食品会社が競う。

業務用は、外食とコンビニの動向に左右される。直近は売上が減ったが、人手不足で調理を省く需要が長く続くため、中期では底を打つとみる。

海外展開は、はごろもの強みではない。海外の売上は小さい。このため、味の素やキッコーマンのような海外での成長は、この会社には当てはまらない。同業の物差しは、国内の成熟需要の範囲で使うのが適切である。

資本政策と M&A

還元は配当が中心で、薄い。2026 年 3 月期の年間配当は前期並みで、配当性向は 25%。2027 年 3 月期も据え置きの予想で、利益が増える年でも性向は 3 割に届かない。自社株買いの方針は確かめられなかった。

自己資本比率は 62% と厚いが、現金は少ない。たまった利益は、投資有価証券(2025 年 3 月期で 148 億円)と生産設備に回る。持ち合い株の配当は営業外収益に入り、経常利益を営業利益より 5〜6 億円押し上げている。

株主は、財団と創業家系の安定株主が過半に近い。2006 年は財団が 42.5% の筆頭で、2020 年以降も筆頭株主が 4 割台後半を保つ。はごろも高翔会も 1 割近い。市場で株が動きにくく、買収の圧力は弱い。

株主優待は年 2 回の自社製品で、2026 年 3 月から 100 株以上の区分が加わった。費用の額が確かめられず、小さいとみて還元には足していない。

M&A は目立たない。小さな新規事業を育てる方針だが、大型の買収に動く気配はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

シーチキンは、ツナ缶のトップブランドだ。缶詰は保存がきき、価格も安い。物価が年 3% 上がる世界では、必需品の値上げが通りやすい。2026 年に入っても、加工食品の値上げは店頭で受け入れられ、はごろもの売上は 4〜6% ずつ増えている。

利益率の下がる心配は薄い。第 1 四半期の営業利益は前年を上回り、通期予想も据え置いた。設備投資で工場の稼働が安定すれば、原価の波は小さくなる。パウチの調理品や包装米飯は伸び、デザートも、ぜんざいなど新しい品が育つ。

財務は強い。自己資本比率は 6 割を超え、借金は小さい。持ち合い株の含み益があり、配当も増やせる。創業家系の安定株主がいるので、短期の利益を追わず、じっくり設備に投資できる。

PBR が 1 倍を割っており、東証の資本効率改善の要請を受けて、持ち合い株の売却や自社株買いに動く可能性がある。売却が進めば、現金が株主に戻り、評価の見直しが起きる。

慎重な見方

利益の薄さが、すべてを物語る。営業利益率は 10 年で 2〜4% を行き来しており、最高の 4.2% を超えたことがない。売上の 6 割が三つの商社に集まり、価格交渉の力は商社と小売りに握られている。

原料は海外頼みだ。まぐろとかつおの相場、円安、不漁が来るたびに、原価は動く。2023 年 3 月期は赤字に落ちた。値上げは続いているが、頻度が上がれば量が逃げ、プライベートブランドへ流れる。2027 年 3 月期の営業利益は 28 億円と、前期より 11% 減る予想だ。

数量は減る。国内の人口が減り、缶詰の消費は緩やかに細る。業務用はコンビニと給食向けが 6% 以上減っている。フルーツ缶の主力商品も弱い。新しい柱は、まだ見えない。

自己資本の厚さは幻だ。増えた分は持ち合い株の評価益で、ROE は 5% 台と資本コストに届かない。配当性向は 25% で、株主に戻る額は小さく、創業家系の安定株主が過半に近いので、株主の声も届きにくい。

どちらに重みを置いたか

事業の足腰の強さでは強気の見方に分がある。だが値段の議論では、慎重な見方が強い。利益率が薄く、ROE が資本コストを下回り、10 年を通しても利益は物価と同じ速さでしか伸びない。確率は中立をやや厚く置き、楽観は 1 割以下とした。持ち合い株が下を支えるため、悲観の深さは抑えた。今の値段は、中立の稼ぐ力に持ち合い株の価値を足しても届かない水準にあり、割高という結論は動かない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,372 円317 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 839 円79 億円)。 今の値に割り戻すと 2,091 円197 億円、今との差 −43.2%、 期待の年率 +1.4%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,615 円528 億円 1,381 円130 億円 +90.1% +6.6% 560 円53 億円
やや楽観 20% 4,559 円429 億円 1,063 円100 億円 +52.8% +4.3% 1,124 円106 億円
中立 37% 3,929 円370 億円 850 円80 億円 +29.9% +2.6% 1,768 円166 億円
やや悲観 25% 1,636 円154 億円 638 円60 億円 −38.2% −4.7% 568 円53 億円
悲観 10% 1,488 円140 億円 425 円40 億円 −48.0% −6.3% 191 円18 億円
加重平均100% 3,372 円317 億円839 円79 億円 +14.4% +1.4% 4,212 円396 億円

今の株価時価総額 3,680 円346 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 定番ブランドの値上げが通り、調理品と業務用も戻る10年 利益 44 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 5,615 円528 億円

国内の数量は横ばいで、シーチキンとパウチ調理品の値上げが物価を上回って通る。業務用はコンビニと給食の需要が戻り、数量が増える。

平均価格は物価の 1.34 倍に 8% の上乗せが加わる。水産原料の高騰は、値上げと工場の効率化で吸収する。

営業利益率は過去の山を少し超え、4.8% 前後に達する。会社が設備投資で安定生産を築き、原価の波を減らした姿だ。

持ち合い株の売却や自社株買いが進み、還元は厚くなる。ROE は 6% 近くまで上がるが、資本コストには届かない。強気の条件がそろっても、薄利の食品会社であることは変わらない。

  • 家庭用食品:数量 100(出荷量(千トン、実質))× 価格 87(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 868 億円・営業利益 57 億円。出荷量 10 万トン・86.8 万円/トン(物価 1.34 倍に 8% 上乗せ)、営業利益率 6.6%
  • 業務用食品:数量 26.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 85(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 221 億円・営業利益 8 億円。出荷量 2.6 万トン・85.0 万円/トン、営業利益率 3.6%

倍率:事業の純利益 44 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 528 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ブランドの値上げが通り続け、原料高も吸収できる条件がそろった上振れ。薄利の会社で利益率が 5% 近くまで上がる形なので、1 割以下に置いた。

やや楽観 20% 値上げは通り、利益率が過去の山の近くで保たれる10年 利益 35 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 4,559 円429 億円

国内の数量は 3% ほど減るが、値上げは物価をやや上回って通る。パウチの調理品とデザートが育ち、フルーツ缶の弱さを補う。

業務用は底を打ち、数量は 2% の減少にとどまる。

営業利益率は 4.0% 前後と、過去の最高に並ぶ。会社が進める設備投資が稼働率を安定させ、原価のぶれが小さくなる。

配当は増えるが、性向は 3 割前後にとどまる。創業家系の安定株主が過半に近いまま、経営は堅実に進む。設備投資と人への投資を続け、中期経営計画の方針どおり安定生産を保つ。そのうえで、大きな買収や株の売却も起きない大きな買収や株の売却も起きない穏やかな10年になる。

  • 家庭用食品:数量 97.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 84(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 811 億円・営業利益 50 億円。出荷量 9.7 万トン・83.6 万円/トン、営業利益率 6.1%
  • 業務用食品:数量 24.5(出荷量(千トン、実質))× 価格 83(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 202 億円・営業利益 6 億円。出荷量 2.45 万トン・82.5 万円/トン、営業利益率 3.0%

倍率:事業の純利益 35 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.9% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 429 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:加工食品の値上げが受け入れられる状況が続き、原料高も概ね転嫁できる。ただ、国内数量の減少は避けられない。

中立 37% 数量は緩やかに減り、値段は物価並みで、利益率は今の山を保つ10年 利益 31 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 3,929 円370 億円

国内の出荷量は 5% ほど減る。人口の減少と業務用の弱さが効くが、単身世帯向けのパウチやレンジ食品が穴を埋める。

平均価格は物価の 1.34 倍。原料高は値上げで転嫁するが、小売りとの交渉で利益率は上がらない。

営業利益率は 3.8% と、過去の最高 4.2% を下回る。本社費や人件費も物価で増えるため、売上が増えても利益はそれほど伸びない。

持ち合い株の配当が利益の一部を支える。配当は今の水準を保ち、性向は 3 割に届かない。大きな買収はなく、新しい柱の育成は小さな商品の積み重ねにとどまる。単身世帯向けのパウチ調理品が数量の減少を一部支えるが、ブランドの力が利益率の上昇につながる局面は来ない。

  • 家庭用食品:数量 95.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 80(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 764 億円・営業利益 44 億円。出荷量 9.5 万トン・80.4 万円/トン(物価 1.34 倍)、営業利益率 5.8%
  • 業務用食品:数量 24.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 81(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 194 億円・営業利益 5 億円。出荷量 2.4 万トン・81.0 万円/トン、営業利益率 2.8%

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 370 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業種ノートの国内の成熟需要(数量ほぼゼロ成長〜微減、価格は物価並み)に、会社の 2027 年 3 月期予想(営業利益 28 億円)の延長を重ねた中心の筋書き。

やや悲観 25% 原料高を転嫁しきれず、利益率が 2% 台に戻る10年 利益 16 億円 · PER 9.8 倍 · 株価時価総額 1,636 円154 億円

国内の出荷量は 9% 減る。業務用はコンビニの内製化と外食の縮小で弱く、デザート缶も不振が続く。

平均価格は物価の伸びに届かず、1.28 倍にとどまる。大手小売りと商社の交渉が強まり、値上げの一部が通らない。

営業利益率は 2.1% まで下がり、2023 年 3 月期の赤字に近い年が混じる。

配当は維持するが、性向は上がる。主力のフルーツ缶やデザートは回復せず、新しい柱の育成も遅れる。大手小売りは仕入れ先の絞り込みを進め、はごろもの棚の面積は少しずつ狭まる。持ち合い株の配当が、利益の下支えになる。ブランドは残るが、利益を生む力は弱まり、安定株主の構造も変わらない。コスト増を価格に載せきれない年が続き、薄利が一段と薄くなる。

  • 家庭用食品:数量 90.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 77(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 693 億円・営業利益 29 億円。出荷量 9 万トン・77.0 万円/トン(物価 1.28 倍)、営業利益率 4.2%
  • 業務用食品:数量 22.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 76(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 167 億円・営業利益 3 億円。出荷量 2.2 万トン・76.0 万円/トン、営業利益率 1.8%

倍率:ROE 2.6% が k 8.25% 以下なので、稼ぐ力(純利益÷k)を上限に、上限の約 7.4 割の 9.8 倍に置いた。

確率:まぐろ・かつおの相場と円安で原価が膨らみ、値上げが通りにくい。プライベートブランドに棚を奪われる。

悲観 10% 原料と売り先に挟まれ、薄利が赤字に沈む10年 利益 −2 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 1,488 円140 億円

出荷量は 2 割近く減る。プライベートブランドと安い輸入品が棚を奪い、業務用も縮む。

平均価格は物価に届かず、1.17 倍にとどまる。原料が上がっても値上げができず、営業利益は赤字に落ちる。人件費と物流費は物価で増え続け、固定費を吸収できなくなる。

本社費を削って赤字を 5 億円に抑えるが、配当は減額する。商社との取引条件も厳しくなり、残るのは定番の缶詰だけという姿に近づく。設備投資を絞り、非中核の事業を整理する。主力ブランドの看板は残るが、商社や小売りへの交渉力は弱まる。

株主の価値は、持ち合い株と土地の売却で得る現金に支えられる。ブランドの名前は棚に残るが、利益を生む会社としての評価は外れる。

  • 家庭用食品:数量 82.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 70(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 574 億円・営業利益 9 億円。出荷量 8.2 万トン・70.0 万円/トン、営業利益率 1.5%
  • 業務用食品:数量 18.0(出荷量(千トン、実質))× 価格 69(平均販売価格(万円/トン、名目))→ 売上 124 億円・営業利益 −3 億円。出荷量 1.8 万トン・69.0 万円/トン、営業利益率 -2%

倍率:稼ぐ力はほぼ無いので、持ち合い株と売れる資産の税後を床に置いた。

確率:原料の高騰と大手小売りのプライベートブランドで、ブランドの値決め力が崩れる構造的な負け筋。持ち合い株が下を支えるので深くは置かなかった。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

家庭用食品

シーチキン・パウチ・デザート缶・ふりかけ・包装米飯・ペットフードなど、店頭で売る常温食品。

数量出荷量(千トン、実質)価格平均販売価格(万円/トン、名目)売上営業利益
今 2026/03 100 60 600 37
10 年後 中立 95.0 80 764 44

取り方:開示は食品事業の単一セグメントで、家庭用の売上は金額で出ない。業務用が前年比で減った記述と、ギフト・調理品の動きから、売上 600 億円(全体の約 8 割)と推定した。出荷量は平均 60 万円/トン で割り戻した 10 万トン。営業利益は全社 31.5 億円から、業務用と本社費を引いた残りで推定した。

業務用食品

コンビニ・給食・外食向けの缶詰・パウチ・調理材料。

数量出荷量(千トン、実質)価格平均販売価格(万円/トン、名目)売上営業利益
今 2026/03 25.0 60 151 5
10 年後 中立 24.0 81 194 5

取り方:業務用食品は前年比 6.5% 減と書かれるが金額は確かめられず、全社 750.8 億円から家庭用を引いた約 150 億円と推定した。出荷量は 60 万円/トン台で割った 2.5 万トン。営業利益は家庭用より低いとみて 3% の 4.5 億円。本社費ほかは調整で -10 億円。

リスクと懸念

利益率の薄さと原料相場

営業利益率は 10 年で 2〜4% を行き来し、2023 年 3 月期は赤字だった。まぐろ・かつおの相場と円安で原価が動くたびに、利益が大きく振れる。値上げで転嫁しても、遅れる期は赤字に近づく。

売り先の集中

売上の約 6 割を伊藤忠商事・三菱商事・三井物産の 3 社が占める(2025 年 3 月期)。その先の大手小売りの交渉力も強い。取引条件が変われば、利益率が直接削られる。

国内数量の縮小

人口の減少で缶詰・加工食品の数量は緩やかに減る。業務用はコンビニと給食向けが 6% 以上減っている。値上げが数量減を上回り続けるとは限らない。

持ち合い株の評価と使い道

投資有価証券は 148 億円(2025 年 3 月期)で、自己資本の増加の多くはその評価益だ。株価が下がれば自己資本も縮む。売却の方針は開示されておらず、現金が事業や株主に回る道筋が見えない。

創業家系の安定株主

財団と創業家系の安定株主が 4 割台後半を持つ。経営が安定する反面、資本効率を高める圧力は外から届きにくい。配当性向 25% の低い還元が続きやすい。

主力商品の弱さと新しい柱

デザートでは主力の「朝からフルーツ」が低調で、ぜんざいなどが穴を埋めている。パウチ調理品や包装米飯は伸びるが、規模はまだ小さく、新しい柱が育つかは確かめられていない。

今後の分かれ目

営業利益率が 4% を超えて 2 年続いたら
値上げと原価管理が構造的に効いている。中立の営業利益率を引き上げ、楽観側の確率を上げる。
持ち合い株の売却と自社株買いの方針が数字で開示されたら
余った資産の戻り方を評価に足してよい。PBR 0.7 倍の見直しが起きる可能性がある。
まぐろ・かつおの原料相場が急騰し、値上げが遅れたら
その期の営業利益は予想を下回る。やや悲観側に確率を寄せる。
業務用食品の売上が 2 年続けて回復したら
業務用の数量の減少を過大に見ていたことになる。中立の出荷量を上方に直す。
主要商社 3 社のいずれかが取引条件を変える、または別の食品会社に乗り換えたら
売り先の集中リスクが現実になる。悲観側の確率を上げる。
創業家系の安定株主の持ち株が市場に出る、または TOB が発表されたら
買収価格は本質価値を基準に見る。安定株主の構造が変わるので、現金の戻り方の前提も見直す。

見ておくもの

  • 四半期ごとの営業利益率と原料(まぐろ・かつお)相場
  • 業務用食品とデザート缶の売上の増減
  • 投資有価証券の残高と売却の開示
  • 配当・自社株買いの方針の変更
  • 主要商社の取引条件と大手小売りのプライベートブランドの動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は利益ベースの正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)(k 8.25%=基本 7.5% に quality 0%、g 4%、残る割合は弱い堀の 1/3)の上限、ROE が k に届かない全筋書きは 1÷k の 13.3 倍を上限に、稼ぐ力の 7〜9 割で置いた。今の株価や過去・同業の PER・PBR には寄せていない。PBR 0.7 倍は割安の根拠にしていない。数量は実質の出荷量、価格は平均販売価格の名目で、物価 1.34 倍を基本にした。単一セグメントのため家庭用 600 億円・業務用 151 億円の分け方は推定。持ち合い株は配当が経常利益に入っているため、価値を余り資産として足さず、悲観の床にだけ売却額を使った。新リース会計基準はリースが小さく影響を見ない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.5→12.12 倍・やや楽観 PER 11.8→12.12 倍・中立 PER 11→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0% = 7.5%。原料相場と為替の振れは k に足さず、筋書きの利益率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 8.25%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. はごろもフーズ 2026年3月期 決算概要(モネックス)
  2. はごろもフーズ 決算・財務(EDINET DB)

分析日 2026-10-16