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不二製油 2607

カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,274 円2,815 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,498 円3,867 億円差 −27.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 3,274 円2,815 億円 · 差 −27.2% · 期待の年率 +3.8%
期待の年率リターン(10 年)+3.8%資本コスト比 −4.2 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

不二製油は、チョコレートの原料になる油脂を世界で作る食品素材メーカーだ。チョコレート用油脂も業務用チョコレートも日本一で、世界でも上位三社に入る。筆者の結論は、今の値段は先の回復を先取りしており、割高というものだ。

稼ぎを支えているのは植物性油脂である。2026年3月期は、全社の事業利益の9割超をここが出した。ただ、その追い風の正体はカカオの高騰だ。チョコレート会社が高いカカオバターを嫌って代用の油脂へ流れた。カカオが落ち着けば、一部は元に戻る。この利益を、そのまま続くものとは置けない。

足を引っ張るのは米国のブラマーだ。2019年に848億円で買ったが、需要の落ち込みで赤字が続き、減損も出た。中期計画は事業利益450億円を掲げる。しかし前の計画も、財務目標を外している。

財務は軽くない。純有利子負債は自己資本の0.9倍ある。金利が上がると、利払いがさらに利益を削る。

10年後の中立の姿は、売上1兆1千億円台、ROE 8〜9%の成熟した素材メーカーだ。資本コストをわずかに上回るだけで、高い倍率は払えない。伊藤忠商事が4割強を持つ安定株主であることは、下値の支えになる。それでも本質価値は、今の時価総額を大きく下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず「10年後にこの事業を持ち続けたいか」を問う。油脂の設計力という堀は本物で、世界にも需要がある。事業そのものは、10年後も存在する。

次に、株主のものになる利益、つまりオーナー利益を見る。この会社は工場と運転資金に大きな投資を要する。稼いだ利益の多くが再投資に回り、配当に回せる分は限られる。ROEが資本コストを大きく超えない限り、成長しても価値は増えない。

経営の資本配分は、評価を下げる材料だ。ブラマーの買収は、10年足らずで減損に追い込まれた。中計が資本コストを軸にした投資管理を掲げたのは前向きだが、成果はこれから見る段階だ。

いちばん引っかかるのは安全域である。油脂の稼ぎはカカオの異常な高値の恩恵を含み、その山の利益が続くと置くのは危うい。今の値段は、その利益が高止まりするか、ブラマーが急に黒字化することを織り込んでいる。

筆者は、この会社を「いい事業だが、今の値段では買わない会社」と位置づける。値段が下がれば、見方は変わる。

何で稼ぐ会社か

不二製油は、パーム油・シア脂・ひまわり油・大豆・カカオ豆などの原料を加工し、食品メーカーに素材として売る会社だ。消費者向けの商品はほとんど持たない。顧客はチョコレート会社、製パン・製菓会社、外食・給食である。

いちばん大きいのは業務用チョコレートで、売上の約48%を占める。ただ利益はごくわずかだ。次の植物性油脂は売上の約35%だが、2026年3月期は事業利益の9割超を稼いだ。チョコレート用油脂(CBE)は、カカオバターと同じ口どけを持つように設計した油脂で、チョコレートの原料費を下げるために使われる。

乳化・発酵素材は売上の約13%で、クリームやホイップ、チーズ風味の素材などを作る。大豆加工素材は約4%で、大豆たん白や豆乳素材を扱うが、赤字が続いている。

稼ぎ方の核は、原料相場に連動して値段を決める素材商売だ。パームやカカオの相場が上がれば売値も上がり、売上は膨らむ。利益は、値上がりを転嫁できる速さと、配合の技術で付ける加工賃で決まる。

米国のブラマーは、チョコレートの大口の受託と原料供給を担う。日本、欧州、豪州、ブラジルにも工場を持つ。生産拠点は世界に広がり、親会社の伊藤忠商事とは原料調達と販売で取引がある。

優良さと弱いところ

筆者がこの会社の強みと見るのは、油脂の設計力だ。カカオバターと同じ温度で溶け、同じ割れ方をする油脂を、パーム・シア・ひまわりなどから作り分ける。この技術は、食品メーカーが長い試作と品質認定を経て採用する。一度採られると、簡単には他社に替えられない。ここが堀、つまり他社がまねしにくい強みである。

原料の調達にも力がある。パーム油の追跡可能な調達(TTP)の比率は95%以上を保っており、環境対応を重んじる大手顧客に選ばれる理由になっている。

弱いのは、値段を自分で決められないことだ。売値は原料相場に連動し、利益率は上下する。営業利益率は直近10年で1.5%から6.7%まで動いた。ROEが10%を超えた年は、2020年3月期の1度だけである。

資本の使い方にも傷がある。ブラマーに848億円を投じたが、事業利益は赤字になり、減損も出た。買収の相手を絞り、投資を資本コストで管理する仕組みに改めたのは、その反省だろう。

全体の優良度は「普通」だ。堀は本物だが、利益の安定性と資本効率が、優良企業と呼ぶには足りない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

業界の追い風と逆風は、どちらもカカオが握っている。ICCOの推計では、2023/24年度のカカオ生産は前年度比14.2%減だった。カカオバターが高騰し、チョコレート会社は配合を見直して、代用の油脂を増やした。不二製油の油脂が過去最高益になった背景だ。

ただ、最近はカカオ価格が落ち着き、一部のメーカーがカカオバターに戻る動きもある。会社自身も、油脂の追い風が一部弱まると見ている。筆者は、この利益を山と位置づける。

競争の形は寡占だ。チョコレート用油脂では、スウェーデンのAAKがシア脂を軸に強い。ブンゲやウィルマーも大手である。業務用チョコレートでは、バリーカレボーやカーギルが並ぶ。日本国内では、食用油の卸価格が原料高で6四半期続けて上がった。業種全体で値上げは通りやすい。

国内の食品需要は人口減で細る。一方、世界のチョコレートと菓子の需要は新興国を中心にゆっくり伸びる。不二製油は、日本以外の拠点を増やして、そこを取りにいく。

もう一つの変数は、植物性たん白など代替食品だ。需要が立ち上がる時期は読みにくい。大豆加工は何年も赤字が続き、会社は2027年度の黒字化を目指して事業を作り直している。

この領域は、原料の値動きを価格に移せるかどうかで、利益が決まる。10年の中立では、数量は世界の需要に合わせて少し伸び、価格は物価並みに上がると置く。

資本政策と M&A

還元の方針は、配当性向30〜40%だ。自社株買いは計画に書かれていない。政策保有株の縮小は進んでおり、上場株は10銘柄、帳簿で約32億円と小さい。含み益が資産価値を押し上げる余地はほとんどない。

M&Aは、ブラマーの失敗が重い。2019年に848億円で買い、2024年にシカゴ工場の閉鎖を決め、2026年4月に41億円余の減損を出した。一方、2025年には伊藤忠商事傘下の仏プロバンス・ユイルを取得し、欧州の油脂を厚くした。

中期計画「United for Growth 2027」は、2027年度に事業利益450億円・ROE10%以上・純有利子負債1,800億円を掲げる。運転資金の圧縮で借金を減らす道筋だ。

伊藤忠商事が、直接と合算で43.8%を持つ。完全子会社化の報道は確認できなかった。ただ、親会社が4割強を持つ会社は、再編の対象になりやすい。TOBが出た場合、価格は市場価格に一定の上乗せがつくだろう。それが本質価値を超えるかは、別の話である。

リースは、IFRSの適用で最初から貸借対照表に載っている。そのため、新リース会計基準による数字の形の変化は小さい。

株主優待は、100株以上で1千円相当、200株以上で3千円相当、1,000株以上で4.5千円相当の自社関連商品。会社は優待の費用を開示していないため、株主 約2万人(自社商品の原価と送料)から年3億円と推定した。優待は株主が受け取る現物の還元なので、10年の還元に年額×10年を、中立1.0・やや悲観0.75・悲観0.5の係数で足した(費用は販管費として利益から引き済みで、自己資本の流れには入れない)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

不二製油は、カカオ不足という世界的な変化の受益者だ。カカオ豆の供給は気候と病害で細り、価格は長く高止まりする。チョコレート会社は、カカオバターの一部を代用油脂に替える動きを止められない。代用油脂の設計で世界上位の不二製油は、数量も加工賃も伸ばせる。

ブラマーの構造改革は、足を引っ張った最大の要因を取り除く。シカゴ工場を閉じ、コンパウンド(カカオバターを一部油脂に替えたチョコ)に軸足を移せば、固定費が下がり、赤字から抜ける。キャンベルフォード工場の新ラインは2026年度に動く。

財務も改善する。中計は、運転資金を圧縮して純有利子負債を1,800億円へ下げる計画だ。借金が減れば、金利上昇の影響も和らぐ。2027年3月期の第1四半期は事業利益が95億円を超え、計画の375億円に向けて順調だ。

3年で事業利益450億円を超えれば、ROEは10%を超える。その段階の倍率は、資本コストを大きく上回る水準が当たり前になる。さらに親会社の伊藤忠が、より高い価格でTOBに動く可能性もある。

慎重な見方

最高益の中身が、そもそも質が低い。油脂の事業利益334億円はカカオ高が生んだもので、カカオが落ち着けば薄れる。実際に、一部のメーカーはカカオバターへ戻り始めた。平常の利益は、今の7〜8割しかない恐れがある。

ブラマーは構造的な問題を抱える。米国のチョコレート需要は弱く、販売数量は減った。シカゴ工場の閉鎖、減損、繰延税金資産の取り崩しと、手当てを重ねても赤字は止まらなかった。コンパウンドへの転換は、競合も同じ方向に動くので、競争が厳しくなる。

前の中期計画の財務目標は、未達だった。今回の450億円と10%のROEも、達成の確かさは低い。過去10年でROEが10%を超えたのは、一度だけである。

純有利子負債は2,216億円で、借り換えのたびに金利が上がる。利払いだけで、純利益から数十億円が消える。

ここまで悪い材料が重なっていながら、今の時価総額は、会社計画の利益に対して約20倍の水準だ。計画どおりにいっても、割安にはならない。

どちらに重みを置いたか

強いのは、慎重な見方だ。油脂の追い風が山であること、ブラマーの回復に時間がかかること、借金が重いことは、いずれも数字で裏づけられる。強気の見方が頼るのは、会社の計画と、これからの構造改革の成果だけである。

このため、確率は中立より下の筋書きに寄せた。10年で、やや悲観と悲観の合計を3割強に置いた。楽観とやや楽観は合わせて3割とした。

ただし、油脂の設計力は本物で、カカオの不足が長引く可能性も無視できない。悲観を厚くしすぎることはしなかった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,411 円4,653 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,127 円969 億円)。 今の値に割り戻すと 3,274 円2,815 億円、今との差 −27.2%、 期待の年率 +3.8%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 11,620 円9,991 億円 1,785 円1,535 億円 +198.0% +11.5% 1,341 円1,153 億円
やや楽観 22% 8,055 円6,926 億円 1,461 円1,256 億円 +111.6% +7.8% 2,094 円1,800 億円
中立 36% 5,296 円4,554 億円 1,193 円1,026 億円 +44.3% +3.7% 2,336 円2,009 億円
やや悲観 22% 2,015 円1,733 億円 784 円675 億円 −37.8% −4.6% 616 円530 億円
悲観 10% 1,272 円1,094 億円 250 円215 億円 −66.2% −10.3% 152 円131 億円
加重平均100% 5,411 円4,653 億円1,127 円969 億円 +45.4% +3.8% 6,539 円5,622 億円

今の株価時価総額 4,498 円3,867 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 世界のチョコレート需要を代用油脂で取りきり、強い素材会社になる10年 利益 612 億円 · PER 15.8 倍 · 株価時価総額 11,620 円9,991 億円

新興国のチョコレート・菓子需要が伸び、カカオ不足は構造的に続く。不二製油は代用油脂の設計力を武器に、世界シェアを広げる。油脂の数量は10年で3割近く増え、事業利益率は11%台を保つ。ブラマーはコンパウンド中心の事業に生まれ変わり、業務用チョコレート全体の利益率は6%に届く。乳化・発酵素材は中国と東南アジアで伸び、大豆加工も植物性たん白の需要を取り込み黒字になる。全社の事業利益は1,000億円に迫り、ROEは12%台、純有利子負債は大きく減る。配当性向は40%に近づき、自社株買いも検討できるようになる。伊藤忠の持分は保たれ、ガバナンスも安定する。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 植物性油脂:数量 78.0(製造・販売量(万トン))× 価格 61(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 4,722 億円・営業利益 543 億円。数量1.30倍・利益率11.5%
  • 業務用チョコレート:数量 72.0(製造・販売量(万トン))× 価格 87(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 6,278 億円・営業利益 377 億円。数量1.26倍・利益率6.0%
  • 乳化・発酵素材:数量 19.0(製造・販売量(万トン))× 価格 81(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 1,530 億円・営業利益 76 億円。数量1.17倍・利益率5.0%
  • 大豆加工素材:数量 9.5(製造・販売量(万トン))× 価格 54(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 510 億円・営業利益 20 億円。数量1.16倍・利益率4.0%

倍率:事業の純利益 612 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.7% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.8 倍。全体の PER 15.78 倍、時価総額 9,657 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:油脂の設計力という堀が10年先も広がり、ブラマーの失敗が過去のものになる理想の筋書き。そろう条件が多く、10%にとどめた。

やや楽観 22% 油脂が安定し、業務用チョコレートが利益を出す10年 利益 465 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 8,055 円6,926 億円

カカオ価格は平常に戻るが、代用油脂の採用は定着して数量は伸びる。油脂の事業利益率は10%台で安定する。ブラマーは構造改革の成果で黒字となり、日本・欧州・豪州・ブラジルの拡張も実を結んで、業務用チョコレート全体の利益率は5%近くになる。乳化・発酵素材は4%台、大豆加工は3%の黒字となる。全社の事業利益は800億円近く、純利益は460億円ほどに乗る。ROEは10%台半ばで、借金は減り、金利負担も軽くなる。配当性向は35〜40%で、資本コストを超える利益が出るため、成熟した素材会社として市場に評価される。会社の中計が少し遅れて実現した姿である。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 植物性油脂:数量 73.0(製造・販売量(万トン))× 価格 61(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 4,420 億円・営業利益 451 億円。数量1.22倍・利益率10.2%
  • 業務用チョコレート:数量 67.5(製造・販売量(万トン))× 価格 87(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 5,886 億円・営業利益 283 億円。数量1.18倍・利益率4.8%
  • 乳化・発酵素材:数量 18.0(製造・販売量(万トン))× 価格 81(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 1,450 億円・営業利益 61 億円。数量1.11倍・利益率4.2%
  • 大豆加工素材:数量 8.8(製造・販売量(万トン))× 価格 54(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 473 億円・営業利益 14 億円。数量1.07倍・利益率3.0%

倍率:事業の純利益 465 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.1% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍。全体の PER 14.51 倍、時価総額 6,747 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の中計が、少し遅れて実現する筋書き。堀が保たれブラマーが改善することは十分ありうる。ただ、より堅い中立に確率を寄せ、22%とした。

中立 36% 成熟した素材メーカーとして、ROE 8〜9%に落ち着く10年 利益 344 億円 · PER 13.0 倍 · 株価時価総額 5,296 円4,554 億円

国内の食品需要は人口減で細る一方、世界のチョコレート需要はゆっくり伸びる。油脂の数量は10年で15%ほど増え、利益率は9%台に下がる。カカオ価格は平常に戻り、追い風は消える。ブラマーはコンパウンドへの転換で小さな黒字にとどまり、業務用チョコレート全体の利益率は4%近くだ。乳化・発酵素材は3%台、大豆加工は2%の黒字となる。全社の事業利益は600億円台で、純利益は340億円ほどになる。配当性向は4割弱で、ROEは8%台後半にとどまる。資本コストをわずかに上回るだけの、可もなく不可もない素材会社である。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×1.0=30億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 植物性油脂:数量 69.0(製造・販売量(万トン))× 価格 61(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 4,177 億円・営業利益 376 億円。数量1.15倍・利益率9.0%
  • 業務用チョコレート:数量 63.0(製造・販売量(万トン))× 価格 87(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 5,493 億円・営業利益 209 億円。数量1.11倍・利益率3.8%
  • 乳化・発酵素材:数量 16.8(製造・販売量(万トン))× 価格 81(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 1,353 億円・営業利益 47 億円。数量1.04倍・利益率3.5%
  • 大豆加工素材:数量 8.2(製造・販売量(万トン))× 価格 54(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 441 億円・営業利益 9 億円。数量1.00倍・利益率2.0%

倍率:ROE8.5%・k8%・残る割合0.5でRONIC=8.5%、正当化PER上限13.03倍の約9割(13.03倍)を採用。中立は利益率が5%台に戻る姿だが、借金と原料の振れを見て、1÷kを下限に上限の9割に置いた。

確率:油脂の追い風が薄れ、ブラマーが小さな黒字にとどまる、最もありそうな姿。世界の需要の伸びと国内の縮小が打ち消し合う。確率は36%とした。

やや悲観 22% 競争激化で稼ぐ力が細り、薄利の素材会社になる10年 利益 163 億円 · PER 10.6 倍 · 株価時価総額 2,015 円1,733 億円

カカオ価格が平常に戻り、代用油脂の需要が減る。AAKやウィルマーなど大手との競争で、加工賃は下がる。油脂の利益率は7%に落ちる。ブラマーはコンパウンドでも競合に押され、利益は小さいまま、業務用チョコレート全体の利益率は2%にとどまる。乳化・発酵素材と大豆加工は、ほぼ収支ゼロだ。全社の事業利益は360億円ほどで、足元の水準より低い。純利益は160億円程度で、ROEは4〜5%と資本コストを下回る。配当性向は4割弱だが、金額は小さい。借金の削減は遅れ、金利負担が重しになる。伊藤忠との関係は続くが、会社は再編を迫られる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×0.8=22.5億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 植物性油脂:数量 64.0(製造・販売量(万トン))× 価格 59(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 3,759 億円・営業利益 263 億円。数量1.07倍・利益率7.0%
  • 業務用チョコレート:数量 58.0(製造・販売量(万トン))× 価格 85(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 4,906 億円・営業利益 98 億円。数量1.02倍・利益率2.0%
  • 乳化・発酵素材:数量 16.2(製造・販売量(万トン))× 価格 78(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 1,266 億円・営業利益 25 億円。数量1.00倍・利益率2.0%
  • 大豆加工素材:数量 7.5(製造・販売量(万トン))× 価格 52(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 391 億円・営業利益 0 億円。数量0.91倍・利益率0.0%

倍率:ROE4.7%がk8%以下なので、PERの上限は1÷k=11.8倍(ためた利益は額面未満の価値)。その約8割(10.63倍)を採用。稼ぐ力(純利益÷k)の85%。原料高と減損が重なる筋書き。

確率:油脂の競争が強まり、ブラマーも立ち直れない、構造的に負ける手前の筋書き。2つの課題のどちらかが残る確率は高いと見て22%とした。

悲観 10% 構造的に負け、優良ではなくなる10年 利益 −63 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 1,272 円1,094 億円

油脂の需要は代用品の競争で減り、世界の大手に押されて加工賃が下がる。数量は今より1割減り、利益率も5%に落ちる。ブラマーは大口顧客を失い、工場の再編と減損を重ねるが、赤字は止まらない。乳化・発酵素材と大豆加工も、利益を出せずに終わる。全社の事業利益は100億円を下回り、純利益は赤字になる。自己資本は減損で痩せ、借金の返済も難しくなる。配当は大きく下げ、資産の売却と手元の資金で一部を維持するため、還元の合計は期間の純利益を上回る。伊藤忠による支援か、事業の切り売りが話題になる。優良な素材メーカーとは呼べない姿になる。株価は自己資本の0.5倍で測る。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年3億円×10年×0.5=15億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 植物性油脂:数量 56.0(製造・販売量(万トン))× 価格 54(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 3,036 億円・営業利益 152 億円。数量0.93倍・利益率5.0%
  • 業務用チョコレート:数量 48.0(製造・販売量(万トン))× 価格 78(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 3,748 億円・営業利益 −37 億円。数量0.84倍・利益率-1.0%
  • 乳化・発酵素材:数量 14.0(製造・販売量(万トン))× 価格 72(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 1,010 億円・営業利益 5 億円。数量0.86倍・利益率0.5%
  • 大豆加工素材:数量 6.0(製造・販売量(万トン))× 価格 48(1トンあたり卸価格(万円))→ 売上 289 億円・営業利益 −9 億円。数量0.73倍・利益率-3.0%

倍率:EV(時価総額 + 純有利子負債)でも見ると、EV ÷ 営業利益は 47 倍と高く映るが、谷の利益が極端に薄いためで、床は自己資本で測る。谷の年なので自己資本で測る。純利益は赤字(-63億円)で、利益では測れない。自己資本は2,187億円で、PBR 0.5 倍(構造的な負け・谷の床 0.35 倍以上)。減損で自己資本が痩せた後の姿として置いた。

確率:構造的な負けの確率を10%と置いた。ブラマーの失敗と油脂の競争が同時に起きる必要があり、起こりにくいが、起これば深い。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

植物性油脂

チョコレート用油脂(CBE)・フライ・製菓用の特殊油脂。パーム、シア、ひまわり油などを設計して売る。

数量製造・販売量(万トン)価格1トンあたり卸価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 60.0 45 2,711 334
10 年後 中立 69.0 61 4,177 376

取り方:売上2,711億円と事業利益334億円は開示。数量は開示がないため、1トンあたり約45万円(CBE・特殊油脂とパーム系を混ぜた推定)で割って約60万トンとした。価格は名目で、パーム・カカオの相場に連動する。中立は物価並み(3年1.09倍・10年1.34倍)に置いた。利益率12%台は、カカオ高で代用油脂が選ばれた山の水準で、中立では10年で9%台に下げる。数量は実質で、世界のチョコレート・菓子の需要に合わせ10年1.15倍とした。

業務用チョコレート

ブラマー(米国)、日本、欧州、豪州、ブラジルなどで作る、製菓・製パン向けの業務用チョコレートとコンパウンド。

数量製造・販売量(万トン)価格1トンあたり卸価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 57.0 65 3,709 24
10 年後 中立 63.0 87 5,493 209

取り方:売上3,709億円と事業利益24億円は開示(ブラマーは売上1,849億円・事業利益は114億円の赤字、ほかは約116億円の黒字と報じられた)。数量は1トンあたり約65万円(カカオ高を含む)の推定で約57万トン。価格はカカオ相場に連動し、中立は物価並み。数量は米国が弱く、日本・欧州・豪州・ブラジルが伸びるとして、10年1.1倍。

乳化・発酵素材

クリーム、ホイップ、チーズ風味素材など。日本と中国が中心。

数量製造・販売量(万トン)価格1トンあたり卸価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 16.2 60 974 11
10 年後 中立 16.8 81 1,353 47

取り方:売上974億円と事業利益11億円は開示。数量は1トンあたり約60万円の推定で約16万トン。価格は名目で物価並み。数量は日本の人口減で細る分を、中国のクリーム拡大が補い、10年1.04倍。

大豆加工素材

大豆たん白、豆乳素材、おから由来の新素材。国内の食品向けが中心で、植物性たん白を育てる事業。

数量製造・販売量(万トン)価格1トンあたり卸価格(万円)売上営業利益
今 2026/03 8.2 40 329 −9
10 年後 中立 8.2 54 441 9

取り方:売上329億円と事業利益9億円の赤字は開示。数量は1トンあたり約40万円の推定で約8万トン。価格は物価並み。数量は国内の再構築でほぼ横ばい(10年1.0倍)とし、2027年度の黒字化を目指す計画は、中立では3年遅れで効くと置いた。

リスクと懸念

カカオ価格の反転で油脂の稼ぎが減る

油脂の事業利益334億円は、カカオ高で代用油脂が選ばれた分を含む。カカオ価格が落ちれば、一部のメーカーがカカオバターに戻る。数量と加工賃が同時に減るため、利益は大きく動く。この利益を平常の水準と見ると、評価を誤る。会社自身も、油脂の追い風が一部弱まると説明している。

ブラマーの赤字が続く

事業利益は114億円の赤字で、2026年4月に41億円余の減損も出た。シカゴ工場の閉鎖、新ラインの稼働と手は打っているが、米国のチョコレート需要は弱い。再生に時間がかかれば、追加の減損と資金の持ち出しが出る。2019年の買収額848億円は、すでに大きく毀損している。

借金の重さと金利の上昇

純有利子負債は2,216億円で、自己資本の0.9倍ある。借り換えのたびに金利が上がるので、利払いが純利益を削る。中計は1,800億円への削減を掲げるが、運転資金の圧縮が計画どおり進むかは分からない。原料相場が上がると運転資金が膨らみ、借金も増える。

中期計画の未達の繰り返し

前の中計は、カカオ高とブラマーの悪化で財務目標を外した。今回の事業利益450億円・ROE10%以上も、油脂の山が引けば遠ざかる。計画に頼って評価を上げると、また外れるおそれがある。10年でROEが10%を超えたのは、2020年3月期の1度だけである。

親会社の影響と少数株主

伊藤忠商事が直接と合算で43.8%を持つ。安定株主である一方、重要な決定は親会社の意向に沿いやすい。原料の取引や事業の再編で、少数株主の利益と食い違う可能性がある。TOBが出る場合も、価格は親会社が決める交渉になる。

原料の調達と環境規制

パーム油は、森林破壊への批判から調達の基準が厳しくなっている。TTP比率95%以上の維持はコストがかかる。規制や顧客の要求がさらに強まれば、調達費が上がる。上がった分を価格に移せるかが、競合に対する強さの試金石になる。

今後の分かれ目

カカオ価格が大きく下がった時
チョコレート会社が代用油脂からカカオバターへ戻り、油脂の数量と加工賃が減る。事業利益は計画を下回り、筋書きの重心はやや悲観側に移る。
ブラマーの事業利益が黒字になった時
固定費の削減とコンパウンドへの転換が実を結んだ証拠になる。業務用チョコレート全体の利益率が上向き、強気の筋書きの確率を上げられる。
伊藤忠商事がTOBを発表した時
価格は市場価格に上乗せがつくが、本質価値を超えるかは別問題。上乗せの水準を、中立の10年の本質価値と比べて判断する。
純有利子負債が1,800億円を下回った時
運転資金の圧縮が計画どおりに進んだことになり、金利上昇の影響が和らぐ。純利益の下振れが小さくなり、財務への不安が薄れる。
植物性たん白や大豆の事業が黒字になった時
大豆加工の再建が実り、新しい成長の芽が見えたことになる。ただ売上の4%の事業なので、全体への効果は小さい。
パーム油の調達規制が強まった時
TTPの維持コストが上がり、油脂の利益率が下がる。値上げで転嫁できるかが、競合に対する強さの試金石になる。

見ておくもの

  • 油脂の事業利益(カカオ価格との連動)
  • ブラマーの事業利益と固定費削減の進み具合
  • 純有利子負債(1,800億円の目標)
  • 中計の事業利益450億円・ROE10%以上の達成度
  • カカオ価格とカカオバター価格の動き
  • 伊藤忠商事の持分と、再編・TOBの動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE・k 8%(基本 7.5% に quality +1.0%)・長期成長 3.5% から出した正当化 PER(中立の10年で11.8倍)に、利益の質を見て上限の8〜10割(中立は 1÷k の下限)で置いた。ROE が k をわずかに上回るため、PER の下限 1÷k に近くなる。今の PER(約35倍)や会社計画に対する約19倍へ寄せてはいない。悲観のやや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)の85%に置いた。基準は国際会計基準で、リース負債は貸借対照表にすでに載っており、新リース会計基準による形の変化は小さい。数字は家賃を営業費用に入れた今の形で置いた。純有利子負債は、純現金ではないため余った現金は立てなかった。楽観・やや楽観の倍率は、式の上限に対する割合が中立(下限の 1÷k)より低くならないよう、上限の 9 割台にそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.4→15.78 倍・やや楽観 PER 12→14.51 倍・中立 PER 11.8→13.03 倍・やや悲観 PER 10→10.63 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。資本コストは基本 7.5% に quality を足して決める(β・規模は使わない)。quality の内訳と理由は quality_why に書いた。事業が傾いているわけではないので上乗せ(extra)は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ダイドーグループホールディングス2590 自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. 不二製油 中期経営計画 United for Growth 2027(EDINET DB の要約)
  2. 不二製油 有価証券報告書テキスト(FY2026)
  3. 不二製油 決算説明(logmi Finance)

分析日 2026-10-16