株譜
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ダイドーグループホールディングス 2590

自販機の再建は途上で、海外の稼ぎも為替の波に洗われる。10年後の利益を現実的に置くと、今の値段は先取りしすぎに見える

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,143 円679 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,045 円965 億円差 −29.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 2,143 円679 億円 · 差 −29.6% · 期待の年率 +3.6%
期待の年率リターン(10 年)+3.6%資本コスト比 −4.7 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ダイドーは、街角の自動販売機で缶コーヒーを売ってきた会社だ。いまその自販機が最大の重荷になっている。筆者の結論は、今の株価は回復をかなり織り込んでおり、10年で見ると割高寄りだ。

2026年1月期は、自販機の資産の減損などで純損益が300億円の赤字になった。純資産の約3分の1が消えた。国内飲料は営業段階でも赤字で、会社は27万台のうち2万台を引き揚げる。

回復の芽はある。トルコと、2024年に買ったポーランドのWosanaが利益を支え、アサヒ飲料との自販機の統合も進む。減損で減価償却が軽くなり、27年1月期の利益は戻る見込みだ。

ただ、10年を測る物差しで見ると話が変わる。自販機の缶飲料は、コンビニの1.5倍近く、スーパーの3倍近い値段で、勝てない。人口も減る。国内が1桁台の利益率に戻れば上出来で、過去の営業利益率は2〜3%台が普通だった。海外は伸びるが、トルコ・リラの下落が円の利益を削る。

そこで国内は数量を減らし、海外は伸ばす形で積むと、中立の10年後の純利益は今の通常の稼ぎの倍強になる。それでも資本コストで割り戻すと、今の時価総額には届かない。借金は軽く、すぐ傷む会社ではない。割高の理由は事業の悪さでなく、値段が先に走ったことにある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「よくわかるが、持ち続けたいとは言いにくい」部類に入る。

理由の第1は、稼ぐ力の弱さだ。過去10年の営業利益率は1.7〜3.5%で、ROEは中央値で約4%にとどまる。資本コストの7.8%には届かない年が続いた。値段を決める力が弱い事業が、物価の上がる世界で利益を伸ばすのは難しい。

第2は、国内の自販機が10年先に今より強いか、という問いだ。台数を絞って効率を上げる余地はあるが、市場そのものが細る。堀が広がる形ではない。

第3は資本の使い方だ。自販機に積んだ資産を約300億円減損した事実は、過去の投資判断が裏目に出たことを示す。海外買収は正しい方向だったが、為替の波が大きい。

一方で、安全域の面では悪くない。借金が軽く、減損後の帳簿はかなり実態に近い。10年後の利益が普通に戻るなら、ここから大きく傷む会社ではない。ただ、払う値段が高すぎると、その安全域は消える。筆者が気にするのは、事業の質より、値段が事業の改善を先取りしている点だ。

何で稼ぐ会社か

ダイドーグループは4つの事業からなる。売上の約6割は国内飲料で、中身は自動販売機だ。

国内飲料は、ダイドードリンコが缶コーヒー「ダイドーブレンド」や「デミタス」を自販機で売る。売上の大半が自販機経由で、コンビニやスーパーに頼る競合と違い、場所代と機械の維持が固定費として重い。2023年にアサヒ飲料と自販機の運営会社を一つにまとめ、2025年1月に営業会社も合併した。ダイドーアサヒベンディングがその名前で、機械は合計で数十万台規模になる。

海外飲料(売上の約3割)は、2015年にトルコの食品大手ユルドゥズHDの飲料子会社3社の9割を買ったのが始まりだ。トルコではジュースや水を売る。2024年には、ポーランドでプライベートブランドの水とジュースを作るWosanaを買収した。トルコは売上の約19%、ポーランドは約6%を占める。

食品は「たらみ」。フルーツゼリーで国内首位格で、売上は約200億円と小さい。医薬品関連は大同薬品工業で、ドリンク剤やパウチゼリーを製薬会社や化粧品会社から受託して作る。

つまり、稼ぎの源泉は国内の自販機から、トルコ・ポーランドの飲料へ動いている。会社の27年1月期の計画でも、利益は国内より海外が大きい。

優良さと弱いところ

堀は薄い。筆者はこの会社を、強いブランドを持つ飲料メーカーではなく、自販機という流通網を持つ会社と見る。

缶コーヒーでは固有のファンがいるが、天然水のような全国ブランドはない。値段を自分で決める力は小さく、自販機の値段は割高さが目立つようになった。コンビニの約1.5倍、スーパーの約3倍と並ぶと、設置場所の便利さだけで買ってもらう形だ。

資本の使い方は評価が分かれる。2015年のトルコ買収は成長の柱になったが、超インフレ会計の重みと、リラの下落に利益が揺さぶられる。2024年のWosana買収は、PB水の受託という地味だが需要の読みやすい事業を買った点で、筆者は悪くないと見る。

一方で、国内の自販機の台数を増やし続けた結果が今回の減損だ。2026年1月期の減損は約300億円で、10年分の見立てを一度に改めた形になる。

資本効率は低い。過去10年のROEは中央値で約4%にとどまる。営業利益率も1.7〜3.5%に張り付き、最高でも5%台だ。借金が軽く、財務は堅い(純有利子負債は約60億円)のが救いで、すぐに行き詰まる心配はない。堅さは安全域にはなるが、稼ぐ力そのものを高めはしない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の清涼飲料市場は約2,200万klで、人口が年0.5%ずつ減る分を、無糖茶や水の伸びが埋めている。大手はコカ・コーラ、サントリー、伊藤園、アサヒ飲料、キリンの5社だ。

ダイドーが戦う自販機チャネルは、その中でいちばん条件が悪い。ペットボトルのまとめ買いが主流になり、物価高で、コンビニの1.5倍近い自販機の値段は割高に映る。サッポロHDは約4万台の自販機事業を売り、日本コカ・コーラも運営を手放した。業界の再編は「自販機は規模と立地を絞って運営する」方向に動いている。ダイドーがアサヒ飲料と運営を一体化したのも同じ流れだ。

国内の見通しは、数量が10年で1割ほど減り、価格は物価並みに上がるのが中心だ。値上げを重ねると、買い控えやPBへの流出が進む。そこで利益率は、台数を絞って効率が上がるぶんをみても、数%にとどまると筆者は見る。

海外は性格が違う。トルコは人口が若く、水・ジュースの数量は伸びる。ただし物価の上昇がリラの下落と同時に進み、円に直した利益は目減りしやすい。ポーランドはPB水の受託で、大手小売への供給という安定した需要があるが、利益率は低い。

資本政策と M&A

還元は配当が中心で、自社株買いの方針は確かめられなかった。2026年1月期の配当は前期から25%減らした。赤字でも配当を維持したのは、株主への配慮が見える一方、再建の資金には回らない。

買収は、トルコ(2015年・約1.1億ドル)とポーランド(2024年)の2件が柱だ。どちらも「現地の飲料メーカーを買う」形で、国内の自販機に続く成長を海外に求めた。結果は、トルコが稼ぎ頭になり、ポーランドが上乗せしている。ただし超インフレ会計の調整だけで、2026年1月期の純損益を約27億円押し下げた。

財務は純有利子負債が約60億円で、自己資本比率は約4割に落ちた。減損で純資産が減ったが、借金は重くない。今後は自販機の引き揚げで資金が出る一方、新しい機械や海外の投資が出ていく。

再編の面では、アサヒ飲料との合弁(ダイドー66.6%・アサヒ飲料33.4%)が今後の焦点になる。完全な統合や、どちらかによる買い取りの可能性は否定できない。ただ、今回確かめられた資料に具体的な計画はなく、筆者も確率には入れていない。

株主優待は、200株以上で6千円相当の自社商品(年1月)。会社は優待の費用を開示していないため、200株以上の約1.2万人(自社商品の原価と送料)から年5億円と推定した。優待は株主が受け取る現物の還元なので、10年の還元に年額×10年を、中立1.0・やや悲観0.75・悲観0.5の係数で足した(費用は販管費として利益から引き済みで、自己資本の流れには入れない)。

点検済み:中立の営業利益率4.8%は会社予想(27・28年1月期4.2〜4.4%)に近く、国内飲料の黒字化(-1.5%→3.5%)は2万台の自販機引き揚げと優良立地への入れ替えという実行済みの構造改革が裏づけ。海外は今以下。数字は据え置く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

減損で自販機の帳簿は軽くなり、減価償却が減る。国内飲料は2026年1月期の赤字から、27年1月期に黒字へ戻る計画で、2万台の引き揚げと優良立地への入れ替えが進めば、1台あたりの採算は上がる。アサヒ飲料との運営の統合で、配送や営業の重複が減り、コストは確実に下がる。

海外は強い。トルコは人口が若く、水・ジュースの数量が伸び続ける。ポーランドのWosanaは大手小売に供給するPB水で、景気に左右されにくい。海外の利益は27年1月期に92億円と、国内を上回る計画だ。10年のうちに海外の売上が国内に並べば、利益の主役は入れ替わる。

自販機の台数を絞るのは、街の飲料需要が消えるのでなく、場所を選ぶということだ。人の動きが戻った駅前やオフィスは、いまも缶飲料が売れる。コーヒー比率を下げて止渇系を増やせば、夏場の稼ぎも安定する。

財務は堅く、赤字でも配当を保った。株主を向いた会社でもあり、資本効率の改善が進むなら、ROEが1桁台後半から10%台へ上がる道は見える。

慎重な見方

国内飲料の悪化は、景気の波でなく構造の問題だ。ペットボトルのまとめ買いが主流になり、割高な自販機は値上げするほど選ばれなくなる。2万台を減らしても、残る台数の利益が出る保証はない。減損は一度やれば終わりでなく、売上が落ちれば再び起きる。

アサヒ飲料との統合は、コストを下げる一方で、運営の主導権を失う道でもある。ダイドーの独自の缶コーヒーの強みは、すでにサントリーのBOSSやコカ・コーラのジョージアに押されている。

海外の稼ぎは為替に洗われる。トルコは超インフレで、利益が円に直すほどに目減りする。2026年1月期の会計調整だけで、純損益は約27億円悪化した。ポーランドは低利益率のPB事業で、買収の効果が出るには時間がかかる。

資本効率は過去10年でずっと低く、営業利益率は5%を超えた年が2013年までさかのぼる。最近の株価は、回復の期待を先に織り込んでいる。計画どおり進んでも10年の利益は資本コストに届きにくく、少し外れるだけで、割高さがはっきり出る。

どちらに重みを置いたか

強い見方には根拠があり、国内の合理化と海外の伸びは本物だ。ただ、慎重な見方のほうが、10年の利益の水準を現実に近く捉えている。国内の営業利益率は1桁台前半、海外は為替で削られる、という置き方が筋だと見て、確率は中立に最も厚く、やや悲観と悲観を合わせて4割弱に寄せた。強気の確率は合計で25%にとどめた。結果として、中立でも今の時価総額を上回れず、総合は割高に出る。

10 年後の 5 つの筋書き(2037/01 期)

確率で加重した株価時価総額 3,449 円1,094 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 877 円278 億円)。 今の値に割り戻すと 2,143 円679 億円、今との差 −29.6%、 期待の年率 +3.6%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 8,301 円2,632 億円 1,640 円520 億円 +226.5% +12.6% 696 円221 億円
やや楽観 18% 5,530 円1,753 億円 1,230 円390 億円 +122.0% +8.3% 1,217 円386 億円
中立 37% 3,772 円1,196 億円 984 円312 億円 +56.2% +4.6% 1,760 円558 億円
やや悲観 24% 1,397 円443 億円 617 円196 億円 −33.9% −4.1% 483 円153 億円
悲観 14% 1,014 円322 億円 205 円65 億円 −60.0% −8.7% 171 円54 億円
加重平均100% 3,449 円1,094 億円877 円278 億円 +42.1% +3.6% 4,326 円1,372 億円

今の株価時価総額 3,045 円965 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 自販機が立ち直り、トルコとポーランドが利益の柱になる10年 利益 169 億円 · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 8,301 円2,632 億円

自販機の再建が思った以上にうまく進む。2万台の引き揚げで採算の悪い機械が消え、優良な立地へ入れ替えた結果、国内飲料の営業利益率は5%台半ばまで戻る。アサヒ飲料との運営の統合でコストが下がり、物価並みの値上げも通る。トルコは人口の若さを背景に数量を伸ばし、ポーランドのWosanaも大手小売への供給を広げる。海外の売上は国内に並び、利益では国内を上回る。たらみと大同薬品も受託の増加で伸びる。10年後の売上は約3,800億円、営業利益は約270億円と過去最高の水準になる。配当は厚くなり、自己資本も積み上がる。会社は国内の自販機会社から、海外中心の飲料会社に姿を変える。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年5億円×10年×1.0=50億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内飲料:数量 36.1(出荷量(万kl・推定))× 価格 50(1klあたりの名目の単価(万円))→ 売上 1,814 億円・営業利益 100 億円。台数を絞って採算が戻る
  • 海外飲料:数量 93.5(出荷量(万kl・推定))× 価格 15(1klあたりの円換算の単価(万円))→ 売上 1,443 億円・営業利益 159 億円。トルコ・ポーランドが主力に
  • 食品:数量 3.3(販売量(万t・推定))× 価格 84(1tあたりの名目の単価(万円))→ 売上 273 億円・営業利益 14 億円。ゼリー定着
  • 医薬品関連:数量 6.9(受託の出荷本数(億本相当・推定))× 価格 42(1本あたりの名目の単価(円))→ 売上 288 億円・営業利益 23 億円。受託が伸びる

倍率:事業の純利益 169 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.0% が k 8.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.3 倍。全体の PER 15.26 倍、時価総額 2,579 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の台数整理が当たり、アサヒ飲料との統合が効き、海外も計画以上に伸びる必要がある。過去の利益率は5%台が最高で、続けて当たる確度は低い。

やや楽観 18% 国内の採算が戻り、海外が国内に並ぶ10年 利益 122 億円 · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 5,530 円1,753 億円

27年1月期の計画に近い黒字の回復が続く。国内の自販機は台数を絞り、営業利益率は4%台半ばまで戻る。海外はトルコの数量の伸びとポーランドの拡大で売上が1.5倍近くになり、利益率は9%台半ばで安定する。為替の下落は価格の弱さとして織り込むが、利益を大きく壊すほどではない。たらみ・大同薬品は小幅に伸びる。10年後の営業利益は約200億円で、過去にない水準に届く。ただし国内の構造的な縮みは止まらず、全社の利益率は6%に届かない。配当は利益の4割ほどで、財務は堅いまま推移する。アサヒ飲料との統合の効果は出るが、国内の主役はあくまで自販機の運営会社のままだ。海外の稼ぎが国内の弱さを覆う形で、利益の構成は大きく入れ替わる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年5億円×10年×1.0=50億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内飲料:数量 35.0(出荷量(万kl・推定))× 価格 50(1klあたりの名目の単価(万円))→ 売上 1,757 億円・営業利益 79 億円。採算が戻る
  • 海外飲料:数量 82.5(出荷量(万kl・推定))× 価格 15(1klあたりの円換算の単価(万円))→ 売上 1,224 億円・営業利益 116 億円。海外が国内に並ぶ
  • 食品:数量 3.2(販売量(万t・推定))× 価格 80(1tあたりの名目の単価(万円))→ 売上 253 億円・営業利益 11 億円。小幅に伸びる
  • 医薬品関連:数量 5.9(受託の出荷本数(億本相当・推定))× 価格 40(1本あたりの名目の単価(円))→ 売上 239 億円・営業利益 17 億円。受託が伸びる

倍率:事業の純利益 122 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 8.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.0 倍。全体の PER 13.98 倍、時価総額 1,706 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:27年1月期の計画に近い黒字回復が定着し、海外が伸びる筋書き。実現はありうるが、国内の構造的な縮みを考えると中立ほどの確度は置けない。

中立 37% 国内は細りながら黒字を保ち、海外が稼ぎを支える10年 利益 91 億円 · PER 12.7 倍 · 株価時価総額 3,772 円1,196 億円

国内は人口減とPBへの流出で数量が10年で1割減る。価格は物価並みに上がり、自販機の台数を絞ることで営業利益率は3.5%まで戻るが、それ以上には伸びない。海外はトルコの数量が伸び、ポーランドも拡大するが、価格は物価並みに届かず(リラが物価差だけ下がるため)、リラ安が円の価格を押し下げ、売上は1.6倍弱、利益率は8.5%にとどまる。たらみと大同薬品は小幅に伸びる。10年後の売上は約3,250億円、営業利益は約155億円。2026年1月期の42億円と比べると大きく増えるが、物価で名目の売上が1.3倍になる中で、利益率は5%に届かない。ROEは1桁台後半にとどまり、資本コストを少し上回る程度。配当は利益の4割で、自己資本は緩やかに積み上がる。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年5億円×10年×1.0=50億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内飲料:数量 34.2(出荷量(万kl・推定))× 価格 50(1klあたりの名目の単価(万円))→ 売上 1,719 億円・営業利益 60 億円。数量減を価格で補う
  • 海外飲料:数量 74.3(出荷量(万kl・推定))× 価格 14(1klあたりの円換算の単価(万円))→ 売上 1,058 億円・営業利益 90 億円。リラ安で円では伸び鈍い
  • 食品:数量 3.1(販売量(万t・推定))× 価格 80(1tあたりの名目の単価(万円))→ 売上 248 億円・営業利益 10 億円。横ばい圏
  • 医薬品関連:数量 5.5(受託の出荷本数(億本相当・推定))× 価格 40(1本あたりの名目の単価(円))→ 売上 220 億円・営業利益 13 億円。受託の緩い増加

倍率:事業の純利益 91 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 8.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.7 倍。全体の PER 12.7 倍、時価総額 1,156 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内は人口減とPB流出で数量が減り、価格で補う。海外は伸びるが為替で目減りする。2人の議論の落としどころで、最も厚く置いた。

やや悲観 24% 国内のPB流出と為替で、利益が薄いまま続く10年 利益 39 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 1,397 円443 億円

国内の自販機は、台数を絞っても1台あたりの利益が戻らない。PBへの流出と値上げ疲れで数量は2割減り、価格も物価に届かない。営業利益率は1%台にとどまる。海外ではトルコのリラ安が進み、円に直した利益が削られる。ポーランドも低利益率のまま、買収の効果が出ない。たらみ・大同薬品は競争で薄利になる。10年後の売上は約2,700億円、営業利益は約70億円で、今の通常の稼ぎをやや上回る程度にとどまる。ROEは資本コストを下回り、ためた利益が価値を生まない会社になる。借金は軽く、倒れはしない。配当は4割を維持するが、成長の絵は描けない。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年5億円×10年×0.8=37.5億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内飲料:数量 30.4(出荷量(万kl・推定))× 価格 48(1klあたりの名目の単価(万円))→ 売上 1,459 億円・営業利益 22 億円。PB流出で利益が薄い
  • 海外飲料:数量 63.3(出荷量(万kl・推定))× 価格 13(1klあたりの円換算の単価(万円))→ 売上 826 億円・営業利益 50 億円。為替で利益が削られる
  • 食品:数量 2.9(販売量(万t・推定))× 価格 75(1tあたりの名目の単価(万円))→ 売上 219 億円・営業利益 7 億円。競争で薄利
  • 医薬品関連:数量 5.0(受託の出荷本数(億本相当・推定))× 価格 38(1本あたりの名目の単価(円))→ 売上 189 億円・営業利益 8 億円。薄利

倍率:ROE約4%がk8.3%以下なので、PERの上限は1÷k(12.8倍)。ためた利益は額面未満の価値と見て、稼ぐ力の8割ほど(10.5倍)に置いた。

確率:自販機の台数整理が進んでも採算が戻らず、PBへの流出が続く筋書き。過去10年の利益率の低さから、実現しやすい水準と見て厚めに置いた。

悲観 14% 自販機が構造的に採算割れし、海外もつまずく10年 利益 −12 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 1,014 円322 億円

自販機が構造的に採算割れする。ペットボトルのまとめ買いと実質賃金の低下で、国内の数量は4割減り、価格も物価に追いつかず、営業利益率は赤字に沈む。再度の減損が出る。アサヒ飲料との統合も、運営のコストを下げきれない。トルコでは超インフレと通貨の急落で、現地の事業が円ではほぼ利益を生まなくなる。ポーランドも低利益率のPB事業が重荷になる。たらみ・大同薬品は縮み、全社でも営業利益は赤字に近い。配当は利益でなく、手元の現金と一部資産の売却で払う。会社は残る工場・資産と純資産で持ちこたえる。稼ぐ力は消え、価値は売れる資産に頼る。還元には、株主優待の受け取り(費用ベース年5億円×10年×0.5=25億円)も足した。優待の費用は利益から引き済み。

  • 国内飲料:数量 22.8(出荷量(万kl・推定))× 価格 43(1klあたりの名目の単価(万円))→ 売上 983 億円・営業利益 −20 億円。自販機が採算割れ
  • 海外飲料:数量 49.5(出荷量(万kl・推定))× 価格 11(1klあたりの円換算の単価(万円))→ 売上 529 億円・営業利益 11 億円。リラ急落・撤退も
  • 食品:数量 2.6(販売量(万t・推定))× 価格 66(1tあたりの名目の単価(万円))→ 売上 172 億円・営業利益 2 億円。縮小
  • 医薬品関連:数量 4.1(受託の出荷本数(億本相当・推定))× 価格 33(1本あたりの名目の単価(円))→ 売上 136 億円・営業利益 1 億円。縮小

倍率:純利益は赤字で、利益から値が付けられない。床は稼ぐ力でなく売れる資産。今の自己資本643億円の半分(PBR0.5倍)に置いた。自販機は減損済みで、残る工場・土地建物・海外の設備を帳簿の半分で売る前提。

確率:国内の自販機で再度の減損が起き、トルコで通貨の急落や撤退が重なる複合の筋書き。低頻度だが、自販機の構造的な縮みを見ると無視できない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内飲料

自販機が売上の大半を占める国内の缶・ペットボトル飲料。ダイドーブレンドなどのコーヒーが中心。アサヒ飲料と運営を統合した。

数量出荷量(万kl・推定)価格1klあたりの名目の単価(万円)売上営業利益
今 2026/01 38.0 38 1,425 −22
10 年後 中立 34.2 50 1,719 60

取り方:2026年1月期の国内飲料の売上1,425億円(開示)を、推定出荷量38万kl(国内市場約2,200万klの1.7%)で割って単価を逆算した。数量は推定。営業利益は報道の「22億円の赤字」をそのまま置いた。価格は名目で物価並み(10年1.34倍)。数量は人口減と自販機2万台の引き揚げで中立10年0.9倍。

海外飲料

トルコ(ジュース・水、2015年買収)とポーランド(PBの水・ジュース、Wosana、2024年買収)が中心。

数量出荷量(万kl・推定)価格1klあたりの円換算の単価(万円)売上営業利益
今 2026/01 55.0 12 653 60
10 年後 中立 74.3 14 1,058 90

取り方:売上653億円(トルコ約456億円・ポーランド約143億円)を推定出荷量55万klで割って単価を逆算した。数量は推定。営業利益60億円は推定(会社は27年1月期に92億円を計画)。価格は円換算で1.2倍(物価でなく、リラが物価差だけ下がるぶん円では物価並みに届かないとみた)。数量はトルコの人口増とポーランドの拡大で中立10年1.35倍。

食品

フルーツゼリーの「たらみ」。国内首位格の小さな食品事業。

数量販売量(万t・推定)価格1tあたりの名目の単価(万円)売上営業利益
今 2026/01 3.3 60 195 8
10 年後 中立 3.1 80 248 10

取り方:売上195億円(開示)を推定販売量3.25万t・1tあたり60万円で置いた。数量・単価とも推定。営業利益8億円は推定。価格は物価並み。数量は人口減で中立10年0.95倍。

医薬品関連

大同薬品工業。ドリンク剤・パウチゼリーの受託製造と、希少疾病用医薬品。

数量受託の出荷本数(億本相当・推定)価格1本あたりの名目の単価(円)売上営業利益
今 2026/01 4.6 30 137 9
10 年後 中立 5.5 40 220 13

取り方:売上137億円(医薬品関連131億円と希少疾病用医薬品6億円の合計)を、受託の出荷本数4.57億本相当・1本あたり単価を30と置いた。本数・単価とも推定。営業利益9億円は推定。価格は物価並み。数量は受託の増加で中立10年1.2倍。

リスクと懸念

自販機チャネルの構造的な縮み

自販機の缶飲料は、コンビニの約1.5倍、スーパーの約3倍の値段で、勝てない。2万台を引き揚げても、残る機械の採算が戻る保証はない。値上げを重ねるほど、買い控えとPBへの流出が進む。国内の需要そのものが細る中で、利益率の回復が想定を下回れば、再び減損が出る。

追加の減損

2026年1月期に自販機資産を約300億円減損したが、売上が計画を割れば同じことが再び起きる。減損は現金を使わないが、自己資本が減り、配当と再投資の余力が細る。純資産は935億円から649億円に落ちており、さらに削れば財務の見え方が変わる。

トルコの超インフレとリラ安

海外飲料の稼ぎの中心はトルコで、売上の約19%を占める。超インフレ会計の調整だけで2026年1月期の純損益を約27億円押し下げた。リラが物価差を超えて下がれば、円に直した利益は削られる。通貨の急落や規制の変更で、投資が回収できなくなる危険もある。

アサヒ飲料との統合の主導権

自販機の運営は、ダイドー66.6%・アサヒ飲料33.4%の合弁にまとめた。コストは下がるが、営業の主導権が揺らぎ、独自ブランドの扱いが後回しになる恐れがある。将来、アサヒ側が買い増す、あるいはダイドーが運営を手放す形に進む可能性も残る。

ポーランドの買収の効果

2024年に買ったWosanaはPB水が中心で、利益率は低い。大手小売への供給は安定した需要を持つ一方、価格交渉力は小売側にある。統合の効果が出るまでに時間がかかるうえ、現地の原材料と人件費の上昇を価格に転嫁しにくい。

資本効率の低さ

過去10年のROEは中央値で約4%、営業利益率は1.7〜3.5%の範囲だった。減損で帳簿の自己資本は小さくなったが、稼ぐ力そのものが戻るかは別の話だ。利益率が最高水準でも5%台にとどまる事業で、資本コスト7.8%を継続して超えるのは難しい。

コーヒー比率と原材料高

缶コーヒーはコーヒー豆の価格に左右されやすく、2026年は原材料高の値上げが相次いでいる。会社はコーヒー比率を下げ、止渇系を増やす方針だが、新しい商品が自販機の売上を支えるかは未知数だ。

今後の分かれ目

2万台の引き揚げ後も、国内飲料の営業利益率が2%台にとどまったら
国内の利益率の前提を下げ、やや悲観と悲観の確率を厚くする。再度の減損の可能性も上がる。
アサヒ飲料がダイドーアサヒベンディングへの出資を増やす、あるいはダイドーが運営を売却するという発表があったら
運営のコストは下がるが、主導権と独自ブランドの扱いが変わる。売却価格が帳簿の自販機資産を上回るかで、悲観の床を見直す。
トルコ・リラが物価差を超えて急落し、海外飲料の利益が前年を割ったら
海外の円換算の価格と利益率の前提を下げる。トルコ事業の撤退や縮小の可能性も筋書きに入れる。
ポーランドのWosanaで追加の買収や大手小売との新規契約が決まったら
海外の数量の前提を上げ、やや楽観側の確率を少し厚くする。ただし利益率が上がるかは別に確かめる。
海外飲料の営業利益が会社計画(27年1月期に92億円)を上回って続いたら
海外の利益率を上方修正する。国内の弱さをどこまで埋められるかを再評価する。
自社株買いや配当性向の引き上げなど、資本効率を意識した方針が出たら
還元の額を上げ、ROEの前提をやや上方修正する。ただし利益が増えない限り、価値は動かさない。

見ておくもの

  • 国内飲料のセグメント利益と営業利益率(27年1月期に黒字の62.5億円の計画が実現するか)
  • 自販機台数の推移と、引き揚げ後の1台あたりの売上
  • 海外飲料の営業利益と、トルコ超インフレ会計の調整額
  • ダイドーアサヒベンディングの運営と、アサヒ飲料との出資関係の変化
  • 自己資本と配当の推移(減損後の財務の見え方)

倍率と資本コストの決め方

国内飲料・海外飲料・食品・医薬品関連の4事業で、数量(実質)と名目の単価を置いて10年を積んだ。今の株価は見ずに、国内は数量0.9倍・価格1.34倍、海外は数量1.35倍・円換算の価格1.2倍とした。倍率はROE9%・k8.3%の利益ベースの式で出し、中立は1÷kに近い13倍に置いた。最後に今の時価総額と比べて割高と出たが、数字を寄せていない。自販機の資産は自社保有が中心だと推定したが、リース負債の大きさは確かめられていない。新リース会計基準で数字の形が変わる点は、今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。同じ領域のサントリー(k7.0%)・伊藤園(k7.0%)より値決めと寿命で劣るので、qualityを+0.3%にした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14→15.26 倍・やや楽観 PER 13→13.98 倍・中立 PER 13→12.7 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.3% を足した。事業は傾いておらず、上乗せ(extra)は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.80% → 8.30%。

同じ業種(食料品)の AI 分析

割安 太陽化学2902 健康素材と乳化剤で稼ぐ財務の堅い会社。純現金も厚く、10年の本質価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 イフジ産業2924 液卵の調達力で数量を伸ばす堅実な会社。足元の利益は卵価に支えられ、10年の価値はやや上回る 本質価値との差 +56.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 和弘食品2813 ラーメンスープの北米工場が利益の7割を稼ぐ。顧客が偏る危うさを差し引いても、値段は低い 本質価値との差 +48.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 塩水港精糖2112 砂糖業界の再編で利益率が戻った小さな老舗。最高益の一部は一過性だが、時価総額に匹敵する株の保有を考えると、今の値段はやや安い 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 AFC-HDアムスライフサイエンス2927 サプリの受託製造が稼ぎ頭、百貨店や観光は重荷。借金は重いが、中立でも今の値段をやや上回る 本質価値との差 +42.7% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 ケンコーマヨネーズ2915 利益が谷に近く、純現金が時価総額の3割強ある。堀は厚くないが、今の値段は事業の稼ぐ力を下回る 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 林兼産業2286 養殖魚の餌と黒豚・機能性素材を持つ下関の老舗。稼ぐ力は薄いが、還元の変化を映すと今の値段はわずかに安い 本質価値との差 +28.5% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 シノブフーズ2903 ファミリーマート向けが半分のおにぎり・弁当工場。利益率は低いが借金はなく、中立で見て今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 あじかん2907 卵焼・干瓢など業務用食材とごぼう茶の会社。利益が薄く、堀も浅く、10年で見ても適正に近い 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 佐藤食品工業2814 粉末茶エキスの専業。時価総額に迫る現金と保有株が下値を支え、10年の価値は今とほぼ同じ 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 プレミアムウォーターホールディングス2588 宅配水で首位の規模と長期契約は強いが、獲得コストを毎年投じる構造と薄い自己資本を見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 エスフーズ2292 薄い利益率の肉の商売に、米国の新工場という賭けが乗る。本質価値と今の値段はほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) 適正 森永製菓2201 値上げは通るが、10 年の伸びは物価並みにとどまる。今の値段は、本質価値とほぼ釣り合っている 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 フィード・ワン2060 牛・豚・鶏と養殖魚の餌を作る国内2位の薄利メーカー。利益は山にあり、10年の本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +7.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ファーマフーズ2929 育毛剤「ニューモ」の通販が稼ぎ頭。広告を絞って利益は戻ったが、顧客は減り、新工場の借入が重い 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 サントリー食品インターナショナル2587 欧州・APACの成長と本業の地味な強さはあるが、親子上場の宿題と新しく投じるお金の稼ぎの薄れを見ると、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アリアケジャパン2815 業務用エキスの堀は厚く現金も潤沢だが、利益の伸びが中程度で今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 アサヒグループホールディングス2502 国内ビール首位も縮む内需、稼ぐのは欧州・豪州。サイバー攻撃で凹んだ利益で見ても、借金とのれんの重さを織り込むとやや割高 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 理研ビタミン4526 国内は縮む市場の首位、伸びしろは乳化剤と海外。中立の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 丸大食品2288 構造改革で赤字は脱したが、薄い利益と原料相場の振れは残る。今の値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ミヨシ油脂4404 資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。値段はやや高い 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 カンロ2216 飴で首位、グミで急伸した無借金の優良会社。ただしグミの供給過剰と三菱商事頼みを織り込むと、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日清食品ホールディングス2897 減益直後の今の値段は、強いブランドの今の利益がそのまま残ると見ても、ほぼ適正 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ピックルスホールディングス2935 浅漬・キムチの最大手。純現金は厚いが、稼ぐ力は低く、今の値段は10年の価値をやや上回る 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 日清製粉グループ本社2002 輸入小麦と政府売渡価格に縛られる薄利の製粉首位、稼ぐ力は米豪の製粉と酵母・中食に移る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 日本たばこ産業2914 紙巻は減っても税と加熱式が利益を支える国内、海外たばこが稼ぎの9割を担う構図 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 伊藤園2593 緑茶の王者だが稼ぐ力は薄い。減損後の回復を織り込んでも、今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 ライフドリンク カンパニー2585 PB飲料の受託で急成長する優良な量産メーカーだが、堀の薄さと投資・買収の重さを見ると、今の値段は成功を先取りしすぎている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フジ日本2114 砂糖の老舗が、イヌリンの会社に変わりつつある。成長は本物だが、砂糖の利益率は山に近く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 森永乳業2264 ビフィズス菌と海外の素材事業が利益を押し上げるが、国内乳業の薄い利益が重く、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 東洋水産2875 米国の高い利益率は本物だが、新しく投じるお金の稼ぎが先で薄れると見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 株式会社ヤクルト本社2267 国内はヤクルトレディ減少で伸び悩むが、海外の乳酸菌飲料拡大と総還元70%方針で10年では今の値段を上回る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 株式会社ニチレイ2871 冷凍食品と冷蔵倉庫の二冠は崩れにくいが、薄い利益率と重い投資を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ニップン2001 国内2位の製粉会社。稼ぐ力は伸びるが資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 雪印メグミルク2270 薄利の乳業が、政策保有株の売却益で利益を大きく見せている。事業の稼ぐ力に比べ、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +4.8%) やや割高 日清オイリオグループ2602 食用油の国内大手。特殊油脂は伸びるが、資本コストを下回る薄利が続く。今の値段は割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 第一屋製パン2215 パンの稼ぎは薄く、利益の柱は工場跡地の地代。無配が続き、現金は株主に戻らない 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 カルビー2229 首位ブランドは強いが、利益率は3年続けて低下。10年の見立てでは今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井村屋グループ2209 あずきバーの独自性は本物だが、利益率は過去最高の高みにある。10年では物価の伸びを超えにくく、やや割高 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 亀田製菓2220 国内米菓の首位と北米の買収に二本立てで賭けるが、まだ稼ぎは薄い。10年で見ても今の値段は妥当な水準 本質価値との差 −13.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エバラ食品工業2819 焼肉のたれ首位の堅い小粒株。純現金は厚いが戻らず、利益率も低く、本質価値は今よりやや低い 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 昭和産業2004 製粉・製油とも国内3位、利益率3%台の薄い原料加工業。数量は細り、本質価値は今の値段を2割強下回る 本質価値との差 −13.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日和産業2055 西日本の独立系の飼料会社。現金は厚いが利ざやが薄く、資本の稼ぎが低いので割高寄り 本質価値との差 −13.9% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 明治ホールディングス2269 乳製品・菓子と医薬を持つ大手。中国子会社の減損で沈んだ利益の回復を株価が先に織り込んでおり、今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本ハム2282 食肉の好況で利益は過去最高。だが相場は戻る前提で見ると、今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 六甲バター2266 家庭用プロセスチーズ首位の専業。看板は強いが利益率が薄く、稼ぎが資本コストに届かない分、今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 カゴメ2811 ケチャップと野菜飲料の国内の顔に、米国のトマト加工が乗った。だが利益は薄く、10 年で見れば今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 わらべや日洋ホールディングス2918 セブン-イレブン専用の中食工場。堅実だが利益率3%の事業で、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 中部飼料2053 今の利益は原料相場の追い風で山にある。稼ぐ力は資本コストに届かず、10 年で見ると割高寄りだ。 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 湖池屋2226 芋と値上げの綱引きに勝てば伸びるが、利益の厚みに比べて今の時価総額は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ウェルネオシュガー2117 国内の砂糖で約3割を持つ第2位。統合の効果で利益は出たが、縮む市場と薄い値決め力を考えると今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 B-R サーティワン アイスクリーム2268 加盟店に商品を卸してロイヤリティを取る身軽な会社。4 年連続で最高益だが利益率の伸びは止まりつつあり、今の値段は先の成長まで払っている 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 江崎グリコ2206 稼ぎ頭は海外に移り、国内の穴は埋まりきらない。10 年先を見ても今の値段にはやや割高感が残る 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 キユーピー2809 マヨネーズの堀と海外の成長は本物だが、利益率が薄く、本質価値は今の時価総額を 3 割ほど下回る 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 DM三井製糖2109 国内首位の精製糖は、縮む市場で薄い加工マージンを守る商売だ。直近の利益は山に近く、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 株式会社J-オイルミルズ2613 食用油の国内2強の一角。原料高を価格に通せず利益が薄い成熟事業で、今の値段は割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 伊藤ハム米久ホールディングス2296 売上1兆円でも利益率は2%台。稼ぐ力に対して今の値段は前期の好調を織り込みすぎで、割高とみる 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 紀文食品2933 練り物の最大手だが薄利で、原料高に利益が振り回される。今の値段はやや高い 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 キリンホールディングス2503 小売シェア首位を奪還したビールより、協和キリンとヘルスサイエンスの利益成長が本質価値を支える構図 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 不二製油2607 カカオ高に助けられた油脂の稼ぎを、赤字のブラマーと重い借金が打ち消す。成長の期待が先に値段へ入った素材メーカー 本質価値との差 −27.2% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 デルソーレ2876 ピザとナンの生地で外食の厨房を支える堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 日本食品化工2892 三菱商事傘下のでんぷん・水あめ大手。薄利でROEが資本コストに届かず、今の値段は高い 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 大冷2883 工場を持たない冷凍食品の問屋。利益は薄く、現金は厚いが、オーナーの手の内にある 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 柿安本店2294 松阪牛ブランドと百貨店の惣菜を持つ堅い会社。ただ店は減り利益は細り、今の値段は現金に守られている 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 やまみ2820 豆腐で国内2位の効率の良さは本物だが、利益率が山にある今の姿を10年先まで伸ばしても、正当化できる値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 キッコーマン2801 しょうゆの顔をした海外卸売会社。国内は守り、海外しょうゆと米卸JFCの二本柱が成長を担うが、堀は深くても今の値段は割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 ヱスビー食品2805 香辛料で半分を握る堅い会社だが、伸びが乏しく利益の質も並み。今の値段は 10 年の稼ぎに対して高く、割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 山崎製パン2212 値上げは通るが、還元後に積み上がる自己資本で ROE は 7% 台半ばにとどまり、今の値段は割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ブルボン2208 ロングセラーの菓子で堅実に稼ぐが、利益率は薄く、10 年後の ROE は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.9% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 プリマハム2281 利益率2%の加工肉会社で、資本コストを上回る稼ぎが見えない。今の値段は割高に傾く 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 寿スピリッツ2222 観光土産という強い稼ぎ場を持つが、ROE 25%超を前提にした今の値段は先まで織り込みすぎで割高 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 鳥越製粉2009 薄利の小麦粉屋が抱える厚い資産。利益は配当に回るが、10年で見ると割高と見る 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 日東富士製粉2003 三菱商事が 67% を持つ製粉大手の末席。薄利で設備が古く、10 年の稼ぐ力に比べて今の値段は高い 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 株式会社meito2207 持ち株が時価総額の大半を支える会社。本業は薄利のままで、10年で見ると今の値段は割高(持ち株の含み益は足していない) 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 なとり2922 チーズ鱈で知られるおつまみの老舗。堅実だが利益率4%台・ROE5%前後で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 仙波糖化工業2916 カラメルと粉末素材で堅実に稼ぐ老舗。資産は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 岩塚製菓2221 米菓の老舗だが、利益の大半は香港上場の旺旺からの配当。本業は薄利で、今の値段は割高 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 かどや製油2612 ごま油の国内首位と北米の堀は本物だが、利益に対して今の値段は重い。TOB の期待を除けば割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 味の素2802 ABF とうま味の堀は本物だが、今の PER 約 37 倍は利益ベースの正当化 PER(19 倍前後)を大きく超え、割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 JFLAホールディングス3069 乳製品と調味料を作る薄利の食品グループ。再生の途上で借金が重く、稼ぎに対して今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −41.9% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 はごろもフーズ2831 ツナ缶の首位ブランドは強いが、利益率が薄く、国内の数量は先細る。ためた持ち合い株の含み益を除くと稼ぐ力は小さく、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 中村屋2204 中華まんとカリーの老舗。ブランドは強いが、売上の 4 割近くがコンビニ 1 社で、利益率は薄い。立て直しは進むが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −43.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 日本甜菜製糖2108 北海道のてん菜糖を担う老舗。砂糖は赤字で、売却益を除く利益は年 12 億円ほど。今の値段は大きく割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ハウス食品グループ本社2810 カレー首位のブランドは本物だが、稼ぐ力に対して値段が高く、利益ベースの本質価値は今の半分ほど 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 日東ベスト2877 業務用冷凍食品と日配食品の薄利メーカー。利益率の回復が見えるまで、今の値段はやや高い 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 サトウ食品2923 パックご飯と餅で首位級だが、稼ぎは資本コストに届きにくく、今の値段は先回りしすぎで割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ロック・フィールド2910 高級惣菜の看板は強いが、利益率が低く、厚い現金も株主に戻りにくい。稼ぐ力に対し今の値段は割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブルドックソース2804 ソース首位級の老舗だが稼ぐ力は薄く、純資産並みの今の値段でも本質価値を大きく上回る 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 フジッコ2908 ふじっ子煮の堀は本物だが、営業利益率 2% 台・ROE 2% の食品会社で、純現金を足しても割高 本質価値との差 −47.5% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ユタカフーズ2806 東洋水産の受託工場。資産は厚いが、新工場の償却で稼ぐ力が細り、割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 モロゾフ2217 百貨店ギフトのブランドは本物だが、利益は谷底にある。回復を先に織り込んだ今の値段は、10年の稼ぐ力を大きく上回る 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 イートアンドホールディングス2882 冷凍餃子の首位は本物だが、計画の成功を先に織り込んだ値段。割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 0.0%) 割高 コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス2579 黒字へ戻る道は見えたが、薄い利益率と本社頼みの構造を考えると割高 本質価値との差 −50.7% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ヨシムラ・フード・ホールディングス2884 中小食品会社を束ねる買収型の持株会社。借金が重く、利益の質は見た目より弱い 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 旭松食品2911 高野豆腐の首位だが買い手は高齢の世帯に偏り、稼ぐ力は資本コストの 3 分の 1 で今の値段は高い 本質価値との差 −54.0% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 株式会社オカムラ食品工業2938 サーモンの垂直統合は本物だが、10 年の利益では今の時価総額を支えきれず、大きく割高と見る 本質価値との差 −54.7% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 マルタイ2919 九州の棒ラーメン専業。看板商品は伸びるが全体は薄利で、今の値段は10年の稼ぎに比べ高い 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 大森屋2917 おにぎりと食卓の海苔の中堅。原料の不作で在庫と借入が膨らみ、利益率は0〜4%。値決めの力が弱く、稼ぎは資本コストに遠く届かない 本質価値との差 −55.5% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ダイショー2816 鍋スープと焼肉のたれの専業。堅実だが稼ぐ力は薄く、資産の割に割高 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 ヒガシマル2058 エビの餌で稼ぐ鹿児島の会社。飼料は堅いが、麺の不振と重い借入が稼ぎを食い、価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 不二家2211 洋菓子店の縮小と海外投資の重さで利益が伸びにくく、今の値段は割高。親会社の存在だけが下支え 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 石井食品2894 ミートボールの看板は強いが利益は薄く、今の値段は稼ぐ力をかなり上回っている 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ユーグレナ2931 通販の健康食品で黒字体質を築いたが、稼ぎの半分近くは少数株主と税に流れ、燃料の夢を織り込んだ値段は割高 本質価値との差 −60.4% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 篠崎屋2926 豆腐の直営 30 店で細く稼ぐ小さな SPA。黒字は戻ったが、利益の薄さに対して今の値段は高い 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 一正蒲鉾2904 かまぼこ最大手級だが、稼ぐ力は細い。資産の割に利益が小さく、割高に出る 本質価値との差 −63.6% · 10 年 割高(年 −2.9%) 割高 サッポロホールディングス株式会社2501 恵比寿を手放し酒類に絞るサッポロ、株価は売却益の先取りでもう買われ過ぎだと筆者は見る 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 北海道コカ・コーラボトリング2573 道内 4 万台の自販機を持つ堅実な地域ボトラーだが、稼ぐ力に比べて今の値段は先を行きすぎている 本質価値との差 −67.2% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ピエトロ2818 ドレッシングで知られる福岡の食品会社。看板商品は強いが、外食と共通費が利益を食い、今の時価総額に見合う稼ぎはまだ見えない 本質価値との差 −68.4% · 10 年 割高(年 −5.6%) 割高 ユニカフェ2597 UCCグループのコーヒー受託・加工会社。利益は戻ったが値決めが弱く、10年で稼ぐ力は伸びず、今の値段は明らかに高い 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.8%) 割高 キーコーヒー2594 コーヒーの老舗だが利益が薄く、値上げで一息ついた今の値段は先を織り込みすぎている。割高 本質価値との差 −72.9% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 日糧製パン2218 北海道の地場の製パン。棚は守れても値上げが追いつかず、利益率は1%前後で資本コストに遠く割高 本質価値との差 −74.7% · 10 年 割高(年 −6.1%) 割高 セイヒョー2872 新潟の小さなアイス工場が富山の工場を得て、大手の受託で伸びる。だが利益率は2%台で借金も増え、今の値段は高い 本質価値との差 −77.3% · 10 年 割高(年 −6.8%) 割高 滝沢ハム2293 栃木の老舗ハム会社。売上は266億円あるが利益はほぼ出ず、資本コストに届かない。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −84.7% · 10 年 割高(年 −10.0%) 割高 福留ハム2291 広島のハム・食肉の会社。8期続けて営業赤字で、借入は自己資本の1.5倍。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.2%) 割高 コモ2224 ロングライフパン専業の小さな会社。利益が薄いのに値段が先走り、10年の価値は今の時価総額を大きく割る 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −15.5%)

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読んだ資料

  1. ダイドーグループHD 2026年1月期 決算短信
  2. ダイドーの自販機削減と減損の報道(ビジネス+IT)
  3. ダイドーグループ 中期経営計画2026

分析日 2026-10-16