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サンセイランディック 3277

権利調整の専門性は確かだが、借入金と資金拘束を考えると株価はおおむね適正で、安全域は薄い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)865 円145 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)772 円129 億円差 +12.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 865 円145 億円 · 差 +12.1% · 期待の年率 +10.0%
期待の年率リターン(10 年)+10.0%資本コスト比 +1.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

サンセイランディックは、地主と借地人、家主と入居者の権利が絡み合った不動産を買い取り、交渉によって価値を取り戻す会社だ。筆者の結論は「適正」である。ただし、見かけの低い利益倍率に比べ、長期の安全域は驚くほど薄い。仕入れた物件はすぐに現金化できず、金利が上がる間も借入金と交渉費用を抱え続けるからだ。

強みは、全国7拠点の仲介情報網と、2011~2025年に底地4,900件超、居抜き770件超を処理した交渉の蓄積にある。2025年の底地販売は298件であり、2023年住宅・土地統計調査に基づく全国約72.4万件という底地ストックと比べれば、扱える土地はまだ多い。ただし、そのストック全体が毎年売りに出るわけではない。需要の総量より、売れる案件を安く仕入れて期限内に解決する力が収益を決める。

2026年8月には会社が通期の営業利益予想を36.8億円へ引き上げた。これは2025年実績を大幅に上回るが、大型案件の引渡し時期や在庫回転による好調を、そのまま10年の定常利益にはしない。手元資料による2025年末の純有利子負債は211億円で、自己資本136億円を超えている。価格競争、相続案件の増加、旧借地制度の残存という追い風と逆風を両方考えなければならない。

10年先の価値には一定の上振れがあるが、借入依存と仲介・権利調整の属人性が下側を厚くする。株価がすでに無条件に安いわけではない。利益の増分が借入と在庫の増分をどれだけ上回るか、それを配当と自己株取得で株主に返すかが、長期保有の成否を分ける。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主の立場では、同社を単なる不動産の安売り買い業者とみなすのは間違いだ。安い土地を見つけるだけでなく、権利を持つ人たちの事情を調整し、社会的に使えなかった土地を使えるようにしている。過去に処理した底地と居抜きの数は、交渉の失敗例まで含めた学習の蓄積と考えられる。法律が複雑で面倒な物件ほど、専門家が価値を加えられる余地は残る。

それでも、この会社の利益を全部「株主が自由に使えるお金」と呼ぶことはできない。販売のための土地を先に取得し、測量と交渉に数年を使う。次の収益を生むには、売却代金の相当部分を再び在庫へ投じなければならない。自己資本利益率が高い年であっても、借入で膨らんだ在庫から長期間現金を回収できなければ、増分の投資利回りは資本コストに届かなくなる。

顧客を閉じ込める会員制度も、自動更新される高収益なソフトウエアもない。販売価格と仕入価格の差を保つ力は人間の交渉、案件を見極める組織、仲介先からの信頼にかかる。この堀には厚みがあるものの、巨大な資本を安く調達する競争相手が現れれば削られ得る。金利が高止まりする前提では、原価を間違えた物件の損失が数年後にまとめて現れる点も見逃せない。

会社が増配や自己株取得を続ける姿勢は評価できる。望ましい資本配分は、無理な地方再生投資や買収より、仕入れの採算を守り、借入を過度に増やさず、余った現金を株主へ返すことだ。事業には長い寿命があるが、利益の予測には幅がある。したがって、見かけ上の低倍率だけで安全と判断せず、在庫の換金力を見届けながら所有する事業である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、旧借地法の下で地主が土地を貸し、借地人が建物を所有する「底地」の買取再販だ。所有者から権利の制約を織り込んだ価格で買い、境界確定や分筆、借地人との合意形成を進め、土地を借地人に売るか、権利をまとめて第三者へ売る。2025年の売上高は116億円強で、販売契約298件という実数がある。1件当たりの売価は土地の広さや所在地、権利の整理状況で大きく変わる。

居抜きは、入居者が残る古いアパートやビルを買い、転居先の紹介や移転費用の調整を経て空き物件にし、再び売る仕事である。2025年には66件で87億円を売り上げた。件数は底地よりずっと少ないが、案件当たりの資金拘束は大きい。所有権物件の販売は11件、売上24億円で、権利調整よりも通常の不動産市況に左右されやすい。会社の会計上は不動産販売事業という単一セグメントだが、経済性が違うのでこの3つを分けて考える必要がある。

その他収入は地代・家賃、仲介手数料、管理受託などである。保有中に入る地代は出口を待つ費用を軽くするが、簿価や含み益が自由に現金化できることを意味しない。会社は底地管理1,060件超を公表しているものの、管理受託だけの売上や1件当たりの報酬は開示していない。この小部門は金額を仮定して主力の不動産売買から切り分け、見積りの不確かさを明示した。

仕入れ情報は仲介会社や地主から集まり、販売先には借地人のほか住宅・不動産会社がいる。2025年はサムティと大和ハウス工業への販売がそれぞれ総売上の1割を超えた。権利調整は底地で1~3年、居抜きで1~2年かかることもあり、帳簿上の利益が出るまで先に巨額の現金が必要になる。派生事業の共有持分、借地権、期間保有、地域活性化は育成途上であり、主力と同じ採算が証明されたわけではない。

優良さと弱いところ

本物の強みは、物件を安く買うことよりも、買った後に問題を解決して売れる状態へ変える能力である。長年の交渉記録、地主や仲介会社との関係、七つの営業拠点は簡単に一朝一夕で模倣できない。会社自身が全国の権利調整に特化した上場企業としての独自性を掲げ、底地の管理件数も積み重ねている。過去の経験が見立ての精度を上げ、新人の失敗を減らせば競争優位は広がる。

しかし、顧客が長期契約に縛られる事業ではない。売主はその都度、買取価格と資金化までの速さを比較できる。借地人との調整に成功しても次の案件の獲得が保証されるわけではなく、仕入れを競り上げれば利益は薄くなる。平均売価の上昇も不動産の規模や組み合わせで起きるため、独自の値上げ力を示す証拠にはならない。このため強い独占的な堀ではなく、現場の熟練と販路に根差した普通の堀とみる。

収益性の試金石は投下した資金の回転だ。2025年末には販売用不動産が323億円余りに達し、純有利子負債は211億円となった。営業利益は2017年の18億円から2025年には22億円台に増えたが、借入の増加速度はそれを上回る。ROEも好況には二桁となる一方、2020年は4%を下回った。高い粗利益率があっても、売れるまでの保有年数と金利を差し引いた増分の資本利回りは別問題である。

2026年の会社説明では、新しい在庫の割合が高いことに加え、利益率と事業期間を社員評価へ取り込む取り組みが示された。これは属人的な交渉を仕組みに変える手がかりだが、投下資金を実際に早く回収したかは営業キャッシュフローで検証すべきだ。収益不動産の含み益も小さく、純資産だけで将来の価値を保証する性格ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

底地と古い賃貸住宅の市場は、住宅の新築市場とは違う時間で動く。1992年の借地借家法施行後も、旧法の契約は自動的に新法へ切り替わらない。相続、地主の高齢化、建物の老朽化によって権利を整理したい人は今後も生まれる。2023年住宅・土地統計調査に基づく会社資料では、全国の底地約72.4万件と築35年以上の木造借家約132.6万戸が潜在的な対象として示される。だが前者は権利のある土地のストック、後者は住戸数であり、年間売買件数ではない。

2025年の同社の底地298件を全国ストックで割ると約0.041%、居抜き66件を築古木造借家ストックで割ると約0.005%となる。これは1年間に同社が扱った件数の対ストック比で、真の売買シェアではない。年間の権利調整市場の成約件数と主要企業ごとの統一定義の売上が公表されていないため、厳密な市場総額や競合シェアは算出できない。数字の空白を都合のよい成長率で埋めるべきではない。

競争相手は地域の底地業者だけではない。訳あり不動産をウェブで集めるAlbaLinkやSA、共有持分に強い専門業者、通常の再販を行うランドネットやムゲンエステートも隣接領域で仕入れを争う。前二者と後二者では対象の範囲が違うので、連結売上を比べても底地の市場占有率にはならない。サンセイランディックの優位は、高難度案件と全国の仲介網にあるが、査定速度や広告費では新興勢力が迫る。

10年の数量は相続増と新規参入が綱引きする。底地の権利が順次一本化されるほど対象となる旧法ストックは細るが、当面は相続と複雑化による相談が増える。居抜きは築古物件が増えても、解体費・建築費の上昇と空室地域の売却先不足が成約件数を制約する。物価年3%を売却単価に反映する一方、建築費と仕入原価も上がるので、利益が自動的に伸びるわけではない。

資本政策と M&A

経営計画は具体的である。2024年8月発表の2027年までの中計は、営業利益20億円、経常利益16.5億円、ROE9~12%を目標とした。その後に利益目標は25億円と20億円へ引き上げられた。2026年8月の会社予想は営業利益36.8億円、経常利益30.5億円、純利益21.9億円となり、既に改訂後の目標を上回る。会社は2027年2月ごろに中計の数値目標を見直し、2028年から次の中計を始める考えを示している。

中計の2025~2027年の資金配分は、営業キャッシュフロー約25億円と外部調達20億円以上を原資に、成長投資20~30億円、株主還元15~25億円である。還元の内訳は配当約10億円、自社株式取得5~15億円とし、配当性向30%以上を目安とする。2025年には上限2億円の自己株取得を決議し、2010年代から配当も増えてきた。2023年には株主優待を廃止し、配当中心の公平な還元へ切り替えた。

一方、底地や居抜きへの仕入れは借入を必要とする。新分野への投資やM&Aを積極化するほど資本拘束が増えるため、買収の成功を中立の利益に先取りしない。2026年8月の「公開買付けに準ずる買い集め行為」は、主要株主から安定保有法人への約190万株の移転に関する開示で、全株式を取得するTOBや上場廃止の決定ではない。

10年の株主還元は会社の配当方針と機動的な自己株買いを反映し、利益が縮む筋書きでは連動して縮めた。留保利益のうち余剰になった現金の株主への戻り方は75%とし、配当を増やしてきた実績は認めつつも、過去の還元比率は利益の半分を安定して超えず、大幅な発行株式縮小も確実とはいえないため満額は見込まない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

権利調整は、土地が古くなるほど必要性が増す社会的な仕事だ。全国には旧法の底地が多数残り、所有者の世代交代が進む。サンセイランディックは七つの拠点から情報を集め、長年かけて難しい交渉と権利整理のノウハウをためてきた。2011~2025年だけでも底地4,900件超の経験があり、難度が高い案件ほど地域の小規模事業者との差が出る。査定を早く正確にし、借地人との合意を円滑に結べれば、同じ人数でもより多くの物件を回転させられる。

2025年末の在庫は多いが、2026年の会社説明によると取得時期が近い物件が大半である。これは売れ残りを抱え込んでいるという単純な絵ではない。翌年以降の販売原資を先に確保し、2026年には実際に通期利益見通しを大幅に上げた。今後も在庫回転と粗利益率が同時に良くなれば、金利負担を上回る増分の資本利益が生まれる。

地主の相続、古い建物の整理、共有持分の解消という需要は人口減少下でも消えない。市場を構成する案件の総数に比べ、会社が毎年扱う件数はまだ少ない。ウェブ集客と地銀・仲介会社との連携が強まれば、価格を無理に上げずに高難度案件で存在感を広げられる。増配と自社株取得を継続し、余った資金を回収できるなら、今の時価総額から長期的な上振れ余地はかなり大きい。

慎重な見方

仕入れ競争が激しくなると、権利調整を専門とすること自体が利益の保証ではなくなる。AlbaLinkやSAなどは個人売主から直接相談を集め、査定を速くしている。売主が複数の提示価格を比較できるほど、交渉の難しさに見合った値引きを確保しにくくなる。一方で、借地人や入居者には合理的な価格で売らせる強制力がなく、複雑な案件ほど想定外の費用と時間がかかる。

最も重い問題は貸借対照表にある。2025年末には純有利子負債が自己資本の約1.6倍に達し、在庫の時価下落や販売遅延が数年続くだけで資本回転と資金繰りが悪化する。短期金利が2%へ、長期国債が3%へ上がる世界では、従来の借入コストは続かない。2026年の好決算を永続する利益と見なして高い価格を払えば、景気後退時の売却損と借入負担を同時に引き受けることになる。

2025年の大口販売先であるサムティと大和ハウス工業に依存する比率も無視できない。地価が上がっても建築費がさらに上がれば、再開発できる買い手は限られる。旧法の底地ストックは新たに無尽蔵に増えるものではなく、長い年月のうちに整理される。地方の再生事業や大型買収に現金を使っても採算が伴わなければ、薄い安全域は一気に消える。

どちらに重みを置いたか

事業の専門性では前向きな意見を支持するが、現在の貸借対照表と在庫の換金期間を考えると、結論を大きく楽観へは寄せられない。楽観とやや楽観の合計30%に対し、やや悲観と悲観の合計を35%とした。下側に寄せる理由は、案件ごとの売却時期が読みにくい中で純負債が自己資本を大きく上回り、金利上昇と出口価格下落が同時に効くためである。管理受託のAI代替はすでにその数量へ反映し、確率には同じ理由を重ねていない。試算では本質価値が時価総額を約9%上回るにとどまり、評価は適正圏だ。資金回収力の確認が先決となる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 1,290 円216 億円(+ 還元の換算額還元の合計 443 円74 億円)。 今の値に割り戻すと 865 円145 億円、今との差 +12.1%、 期待の年率 +10.0%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 2,674 円447 億円 807 円135 億円 +350.9% +19.7% 313 円52 億円
やや楽観 21% 1,857 円311 億円 610 円102 億円 +219.5% +14.8% 518 円87 億円
中立 35% 1,476 円247 億円 478 円80 億円 +153.2% +11.5% 684 円114 億円
やや悲観 24% 429 円72 億円 281 円47 億円 −8.1% −1.0% 170 円28 億円
悲観 11% 363 円61 億円 72 円12 億円 −43.7% −6.0% 48 円8 億円
加重平均100% 1,290 円216 億円443 円74 億円 +124.6% +10.0% 1,734 円290 億円

今の株価時価総額 772 円129 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 交渉の標準化と全国展開が結実 利益 35 億円 · PER 12.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,674 円447 億円

全国の相続・底地相談を七拠点と仲介網から継続して集め、案件の選別と交渉を標準化する。2025年には年間298件だった底地販売を460件へ伸ばし、居抜きも90件まで増やす。全国ストックはなお大きいが、その数字自体を年間取引件数にはしない。AlbaLinkなどの直接集客勢が伸びても、複数の借地人と交渉する高難度案件では、実績と金融機関との関係が効く。

長期の売価は土地・建物の名目価格上昇を含み、権利調整力が高まることで大型案件もきちんと売り切れる。販売用不動産を大きく抱えるものの、1~3年以内に回収する案件が増えて借入期間を短縮できる。資金調達コストの上昇は残るが、案件当たりの粗利と回転による改善が上回る。

地域活性化や共有持分など派生事業は小さく選別して育て、背伸びした大型買収を避ける。純利益は2035年に35億円まで達し、稼いだ資金の半分程度を配当と機動的な自社株買いに振り向ける。専門性が価格競争を上回る好循環が長続きする筋書きである。

  • 底地の買取再販:数量 460(年間底地販売契約件数)× 価格 0.58(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 267 億円・営業利益 43 億円。販売460件。全国の相続案件で仕入れシェアを高め、権利調整による高い付加価値を維持する。
  • 居抜き物件の買取再販:数量 90.0(年間居抜き販売契約件数)× 価格 2.05(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 185 億円・営業利益 30 億円。高難度の居抜き90件を処理し、建物規模の大型化と交渉力の向上で高い採算を実現する。
  • 所有権物件の販売:数量 17.0(年間所有権物件販売契約件数)× 価格 3.15(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 54 億円・営業利益 6 億円。所有権17件。開発会社への販売先を増やし、大型物件の出口を確保する。
  • 保有不動産賃貸・仲介等:数量 70.0(賃貸・仲介の換算契約件数・推定)× 価格 0.12(換算契約当たり年間売上高・億円)→ 売上 8 億円・営業利益 3 億円。賃貸・仲介の推計換算70件。件数・単価は非開示であり小部門の感応度を示す仮定。
  • 底地管理・更新事務等:数量 1,000(受託管理契約件数・推定)× 価格 0.00(1件当たり年間管理収入・億円)→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。管理受託はAIエージェント代替の工数型と扱い、楽観でも契約件数を現在以下とする。

倍率:資本コストk8.5%、長期成長g2.5%、通常の堀による超過ROE残存割合1/2を使用。純利益35億円、自己資本270.5億円からROE約12.94%、RONIC約10.72%を得る。正当化PER=(1-g/RONIC)/(k-g)の上限12.78倍をそのまま採用し、現在・過去の株価倍率を参照しない。

確率:過去の権利調整実績と全国拠点を生かし、仕入競争が続く中でも案件回転を速める相当な経営の成功が要るため、可能性は認めるが1割未満とする。

やや楽観 21% 底地の件数増と居抜き単価上昇 利益 26 億円 · PER 12.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,857 円311 億円

相続案件の流入は底堅く、底地の販売件数は年間400件に増える。居抜きの成約も80件となり、建物の立地や規模の良い物件を選んだため平均売価が上がる。2026年に積み上がった在庫の多くを想定期間内に売り切り、案件ごとの利益率と保有期間を管理する仕組みが浸透する。

案件数を競うネット集客型の競合が増えるため、すべての市場でシェアを奪うわけではない。難しい権利の調整を要する案件に絞り込むことで、一定の粗利益率を守る。土地の価格上昇を物価分だけ受け取る一方、仕入れと建築関連の費用も上がるので、営業利益率は過去の良い年度に近い水準で収まる。

共有持分と期間保有は小規模ながら利益に貢献し、大型M&Aには踏み込まない。自己資本を積み上げながら純利益は25億円台となり、還元も継続する。旧法の底地ストックはゆっくり減るが、向こう10年はその影響より全国での案件獲得と回転改善が勝る。

  • 底地の買取再販:数量 400(年間底地販売契約件数)× 価格 0.56(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 222 億円・営業利益 32 億円。底地400件。案件取得力の改善と名目売価の上昇を想定する。
  • 居抜き物件の買取再販:数量 80.0(年間居抜き販売契約件数)× 価格 1.90(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 152 億円・営業利益 22 億円。居抜き80件。平均物件規模と権利調整の成功率が改善する。
  • 所有権物件の販売:数量 15.0(年間所有権物件販売契約件数)× 価格 2.95(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 44 億円・営業利益 4 億円。所有権15件。開発会社の購入意欲が維持される。
  • 保有不動産賃貸・仲介等:数量 60.0(賃貸・仲介の換算契約件数・推定)× 価格 0.12(換算契約当たり年間売上高・億円)→ 売上 7 億円・営業利益 2 億円。賃貸・仲介の換算60件。利益の寄与は小規模にとどめる。
  • 底地管理・更新事務等:数量 900(受託管理契約件数・推定)× 価格 0.00(1件当たり年間管理収入・億円)→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。管理受託900件。AIによる事務効率化と料金競争を織り込む。

倍率:k8.5%、g2.5%、通常の堀の残存割合1/2を使用。ROEは25.5/253.5で約10.06%、RONICは約9.28%となり、正当化PER上限は約12.18倍。資本コストを上回る増分の利回りだけを長期価値に反映する。

確率:仕入チャネル拡大と2026年の在庫の若さが裏づけになるが、借入と物件の大型化を抑えながら増収増益を続けられるか不透明なため2割強とする。

中立 35% 数量は小幅増、資本効率は伸び悩む 利益 19 億円 · PER 11.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,476 円247 億円

底地は相続や世代交代による相談が続くものの、仕入れ競争も強まる。販売は年間345件へ緩やかに増え、居抜きは70件程度で推移する。所有権の売却件数は少なく、大型物件の引渡し時期に年度ごとの売上が振れる。売価は主として年3%の物価上昇に沿い、底地・居抜きとも実質的な大幅値上げは期待しない。

会社が2026年に示した高い利益予想は在庫と引渡し時期が好転した結果と理解する。2035年までそれを毎年伸ばすのではなく、在庫が増えれば人件費、測量費、交渉費も増える。借入の借換えが進むことで利払いは以前より重くなり、営業利益は増えても純利益は緩やかにしか増えない。底地管理・更新事務はAIエージェント代替で対象件数が減り、管理報酬も物価ほど強くは上がらない。

配当性向30%以上の方針と機動的な自社株買いを続けるが、成長のための自己資本も厚くする。2035年の自己資本は245億円程度に増え、帳簿上のROEは過去の中央値を下回る。借入に依存する事業である以上、現金化が確認できない増収を高く評価しない落ち着いた筋書きである。

  • 底地の買取再販:数量 345(年間底地販売契約件数)× 価格 0.52(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 180 億円・営業利益 24 億円。底地345件。対象ストックの減少と相続需要が拮抗する中、全国の仕入れ経路によって小幅に数量を増やす。
  • 居抜き物件の買取再販:数量 70.0(年間居抜き販売契約件数)× 価格 1.77(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 124 億円・営業利益 17 億円。居抜き70件。築古賃貸住宅の整理需要を取り込み、平均売価はおおむね物価に沿って上がる。
  • 所有権物件の販売:数量 12.0(年間所有権物件販売契約件数)× 価格 2.93(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 35 億円・営業利益 3 億円。所有権12件。件数の大幅な増加は想定しない。
  • 保有不動産賃貸・仲介等:数量 55.0(賃貸・仲介の換算契約件数・推定)× 価格 0.13(換算契約当たり年間売上高・億円)→ 売上 7 億円・営業利益 2 億円。賃貸・仲介は55換算件数。物価による増収と固定費の増加が概ね相殺する。
  • 底地管理・更新事務等:数量 700(受託管理契約件数・推定)× 価格 0.00(1件当たり年間管理収入・億円)→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。管理受託700件は現在推定1,060件の約0.66倍。年当たり受託報酬は1.25倍にとどめ、AIエージェント代替の人月・工数型に対応させる。

倍率:資本コストk8.5%、長期成長g2.5%、通常の堀の超過ROE残存割合1/2を使用。事業から余剰現金35億円と税後利息0.49億円を分離すると事業利益18.61億円、事業自己資本210.5億円、事業ROE約8.84%。RONIC約8.67%による正当化PER上限11.86倍を採用。事業価値約220.71億円に、余剰現金の株主還元価値35億円×0.75を加えている。

確率:旧法底地の残存と相続発生に一定の需要はあるが、2026年の高収益を永続化できず、在庫増と金利がROEを押し下げる中庸の推計に最も重みを置く。

やや悲観 24% 仕入競争と金利で利幅が縮む 利益 6 億円 · PER 11.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 429 円72 億円

相続相談は続くが、AlbaLinkなどの訳あり不動産買取業者や地域の専門業者が高い査定を示し、安く仕入れる余地が狭まる。底地販売は年間275件へ減り、居抜きも55件程度にとどまる。名目価格が上がっても、買い手となる開発会社の資金調達と解体・建築費の制約が強まっているため、物価分を売価へ完全には転嫁できない。

借地権者の合意が長引いたり、入居者の移転交渉が複雑になったりして、調整途中の在庫に資金が固定される。営業利益率は過去の不況年に近づき、借入金利の上昇が残った利益を削る。主力に実物の専門性は残るものの、買値と売値の差を独占できないことが明らかになる。

経営は一部の新規投資を延期し、借入の整理と物件処分を優先する。配当は利益に合わせて縮小し、自社株買いは断続的になる。今の在庫の税後換金価値を大きく下回る値段ではないが、株主への資本還元は楽観的に見込まない。

  • 底地の買取再販:数量 275(年間底地販売契約件数)× 価格 0.47(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 129 億円・営業利益 12 億円。底地275件。競合による仕入れ価格の上昇で粗利が縮む。
  • 居抜き物件の買取再販:数量 55.0(年間居抜き販売契約件数)× 価格 1.53(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 84 億円・営業利益 8 億円。居抜き55件。明渡し期間が延び、販売単価を十分に引き上げられない。
  • 所有権物件の販売:数量 10.0(年間所有権物件販売契約件数)× 価格 2.45(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 25 億円・営業利益 1 億円。所有権10件。開発用地の買い手が慎重になる。
  • 保有不動産賃貸・仲介等:数量 47.0(賃貸・仲介の換算契約件数・推定)× 価格 0.11(換算契約当たり年間売上高・億円)→ 売上 5 億円・営業利益 1 億円。賃貸・仲介は47換算件数。保有期間の長期化により費用が増える。
  • 底地管理・更新事務等:数量 600(受託管理契約件数・推定)× 価格 0.00(1件当たり年間管理収入・億円)→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替と管理契約の減少によって受託収入が縮む。

倍率:2035年ROE約3.1%はk8.5%以下。ROEがk以下のPER上限は1/k=11.76倍。市況で稼ぐ力が低下した筋書きなので、上限以下の11.2倍とする。現在の不動産の換金床60.7億円を上回る稼ぐ力が残る。

確率:借入と大型居抜き物件の交渉期間が長く、出口を急ぐと安い価格で処分せざるを得ない。2020年の利益率低下が再発する可能性を比較的大きく見込む。

悲観 11% 権利調整が詰まり、在庫価値を失う 利益 −9 億円 · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 363 円61 億円

底地は売主との価格競争に負け、入居者や借地人との交渉も長期化する。底地の販売は年間180件、居抜きは30件に細り、平均売価は物価上昇にも追いつかない。所有権物件の売却も停滞し、2025年時点で成長資産とされた仕入物件の一部が値下げ処分となる。全国にはまだ旧法契約が残るが、経済的に解決できる案件だけが会社の収益になる。

在庫の評価損と借入の利払いが重なり、単年度の営業利益が赤字となる。管理受託はAIの自動化と契約件数減少によって縮み、派生事業の投資回収も遅れる。借入先との交渉と資金繰りを優先し、余った資本を株主に分ける余地はほとんどなくなる。

大規模な破綻や無価値化までは想定しない。過去の帳簿上の自己資本を将来まで膨らませた価値ではなく、今ある不動産を慎重に売却したときの手取りを床として評価する。営業が赤字でも財産の換金価値を残せるが、株主が損失と長い回収期間を引き受ける厳しい10年となる。

  • 底地の買取再販:数量 180(年間底地販売契約件数)× 価格 0.40(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 72 億円・営業利益 3 億円。底地180件。権利解決の難航と価格競争で数量も粗利も落ち込む。
  • 居抜き物件の買取再販:数量 30.0(年間居抜き販売契約件数)× 価格 1.20(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 36 億円・営業利益 −3 億円。居抜き30件。明渡し費用と在庫損で赤字になる。
  • 所有権物件の販売:数量 5.0(年間所有権物件販売契約件数)× 価格 2.00(1販売契約当たりの平均売上高・億円)→ 売上 10 億円・営業利益 −1 億円。所有権5件。土地取得原価を回収できない案件が生じる。
  • 保有不動産賃貸・仲介等:数量 35.0(賃貸・仲介の換算契約件数・推定)× 価格 0.10(換算契約当たり年間売上高・億円)→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。賃貸・仲介は35換算件数。保有資産の賃料は一部残るが固定費が重い。
  • 底地管理・更新事務等:数量 580(受託管理契約件数・推定)× 価格 0.00(1件当たり年間管理収入・億円)→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。管理契約580件。工数型の管理事務がAIエージェント代替で縮み、費用負けする。

倍率:最終年度は営業・当期とも赤字で、純利益にPERを掛けず現在の純資産135.5億円にPBR0.448を適用する。これは過去の市場の谷のPBRではなく、現有販売用不動産323.46億円の86%と現預金40.24億円、賃貸不動産時価15.97億円の85%を合計し、有利子負債251.44億円とその他負債19.83億円を控除する税後換金額約60.7億円を表す。積上げた将来純資産110.5億円には掛けない。

確率:長期の販売難航と地価・建築需要の低迷が重なり、借換金利も上昇する複合的な失敗である。主力の高難度案件という強みが残るので1割強とする。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

底地の買取再販

旧法借地権などの制約を抱える土地を買い取り、借地人との交渉や権利調整によって売却する主力事業。

数量年間底地販売契約件数価格1販売契約当たりの平均売上高・億円売上営業利益
今 2025/12 298 0.39 116 14
10 年後 中立 345 0.52 180 24

取り方:2025年12月期有報の底地販売298件、売上11,642百万円から計算。1件0.39067億円。仕入時の区分なので権利調整後の完全所有権化も含む。営業利益の品目別公表はなく、費用配賦前の12%を仮定。

居抜き物件の買取再販

入居者が残る古い賃貸建物などを買い、移転交渉・明渡し・権利調整を進めて再販する。

数量年間居抜き販売契約件数価格1販売契約当たりの平均売上高・億円売上営業利益
今 2025/12 66.0 1.32 87 10
10 年後 中立 70.0 1.77 124 17

取り方:2025年12月期有報の居抜き66件、売上8,700百万円による。1件1.31818億円。2024年は79件と件数・構成が振れ、単価は純粋な値上げ率ではない。品目別利益非開示のため費用配賦前12%を推定。

所有権物件の販売

権利関係が比較的単純な所有権不動産の買取再販。件数は少ないが大型案件で売上が振れる。

数量年間所有権物件販売契約件数価格1販売契約当たりの平均売上高・億円売上営業利益
今 2025/12 11.0 2.18 24 1
10 年後 中立 12.0 2.93 35 3

取り方:2025年12月期有報の所有権11件、売上2,402百万円を使用。1件2.18364億円。販売先と物件規模で値が振れる通常の再販に近い。利益は品目別非公表で、費用配賦前6%と仮定。

保有不動産賃貸・仲介等

不動産保有期間中の賃料・地代、仲介手数料など。契約数別の独立開示がないため換算件数で推計する。

数量賃貸・仲介の換算契約件数・推定価格換算契約当たり年間売上高・億円売上営業利益
今 2025/12 50.0 0.10 5 1
10 年後 中立 55.0 0.13 7 2

取り方:有報の「その他」売上602百万円から、管理受託の推定106百万円を差し引き496百万円。保有資産賃料と仲介の取引件数・内訳は未公表のため50件換算、1件0.0992億円はモデル専用の代用単位であり実契約単価ではない。2025年の賃貸等不動産損益65,054千円を確認し、利益配賦前30%を仮定。

底地管理・更新事務等

底地オーナーに代わる地代管理、契約更新、調査、相談等の受託業務。事務作業のAIエージェント代替にさらされる。

数量受託管理契約件数・推定価格1件当たり年間管理収入・億円売上営業利益
今 2025/12 1,060 0.00 1 0
10 年後 中立 700 0.00 1 0

取り方:会社サイト公表の底地管理1,060件超を保守的に1,060件とした。管理受託のみの売上・契約別単価は非開示のため年10万円/件、合計1.06億円を仮置き。実際の「その他」6.02億円の中で地代家賃・仲介と厳密に分けた額ではない。AIエージェント代替の人月・工数型として中立数量0.66倍、価格1.25倍、長期の独立した成長ゼロ以下を考慮。

リスクと懸念

借入金利上昇と在庫回転の悪化

2025年末の純有利子負債211億円は自己資本の約1.6倍である。借り換えで金利が上がる間に底地や居抜きの交渉が長期化すると、売却代金より先に支払利息が膨らむ。将来の不動産を取得するための借入は設備投資と違って担保となる商品在庫に対応するが、その在庫は交渉の終了まで売れないことがある。2~3年の営業キャッシュフローで改善を確認する必要がある。

権利調整の失敗と販売先の集中

底地は借地人が土地を買わない可能性があり、居抜きは入居者の転居交渉で日程と費用が変わる。2025年はサムティと大和ハウス工業の2社への販売が合計で2割を超えた。出口となる住宅・開発会社が融資を絞れば、調整が済んだ不動産でも想定価格で売れず、在庫回転と利益率が同時に悪化する。

仕入競争と権利調整の堀の薄まり

AlbaLinkやSAなどネット集客に強い訳あり不動産会社が案件情報を取得することで、売主は複数の買取価格を比較しやすくなる。権利調整そのものは難しいままでも、土地を安く仕入れるための差額が縮めば会社の利益は減る。経験と全国網だけで仕入れの値段を統制できるわけではなく、案件単位の投下資本利回りを追う必要がある。

AIエージェント代替と業務構造の変化

土地を保有して権利を調整する主力売買はAIエージェントによる画面操作代替の対象ではない。一方、底地管理、地代集金、契約更新、調査資料の整理、土地活用相談の事務部分は自動化され、工数当たりの受託報酬が圧迫される。管理対象件数の中立見通しを約3分の2に下げた。管理売上は切り分けが未開示のため、小部門の推計誤差にも注意が必要だ。

旧法ストックの減少と人口動態

1992年以前の借地制度が残ることは事業の長寿命につながるが、一度整理された権利は再び同じ状態には戻らない。相続によって短中期の相談は増えても、遠い将来には対象ストックが細る。地方では土地を売る出口も弱く、建築費の上昇が古いアパートを更地にする採算を悪化させる。物件の数だけで需要の増加を約束することはできない。

地方再生・派生事業への資本の振り向け

共有持分、借地権、期間保有、宿泊・地域活性化事業は、既存事業に隣接していても回収までの時間と資金需要が異なる。会社は成長投資とM&Aの検討を掲げるが、目標利回りを満たせなければ在庫への追加投資より株主還元が合理的となる。投資額と回収実績が不透明なまま借入だけが増える場合は、中立から悲観への修正が必要だ。

今後の分かれ目

販売用不動産が増えても売上原価に対する粗利益率が維持され、2~3年累積営業キャッシュフローが黒字で拡大したら
仕入れの質と換金力が同時に改善した証拠となり、中立・やや楽観の販売件数と利益率を引き上げる。余った資本を株主に返せるかも確認する。
2027年の改訂中計で利益目標とともに在庫回転、借入残高、還元額の具体的な数値が公表されたら
案件数だけでなく増分の資本利益率を追跡する。回転の短縮と借入圧縮が実現するなら資本コストと下側の確率を再検討する。
純有利子負債が自己資本の2倍近くに増え、権利調整物件の保有期間が延びたら
利払いと在庫評価損の同時発生を想定し、やや悲観・悲観の確率を引き上げる。配当と自社株買いの継続可能性も引き下げる。
旧借地法関連の制度変更で既存契約の整理が一斉に進む、または相続物件の相談が大きく減ったら
短期の処分件数増加と長期の対象ストック減少を分けて評価し、10年より先の名目成長率を一段低くする。
AlbaLinkなどの直接集客型企業の仕入れ拡大で、同社の1件当たり粗利が連続して下がったら
売買数量を増やしても増分の資本効率が落ちると判断し、底地・居抜きの利益率とPERを引き下げる。
管理受託の契約件数が増えても委託料や事務員当たり売上が下がったら
AIエージェント代替が進んだ証拠とみなし、工数型小部門の数量と価格を見直す。主力の権利調整売却を同じ率で減らさない。

見ておくもの

  • 底地・居抜き・所有権それぞれの販売契約件数と1件当たりの売却単価
  • 底地・居抜きの仕入区画数、仕入金額、仕入案件の予想販売期間
  • 販売用不動産残高の取得年度別構成と2~3年累積営業キャッシュフロー
  • 純有利子負債、借入平均利率、営業利益に対する支払利息の割合
  • 2027年2月頃予定の中期経営計画数値目標の更新と還元額
  • 大手開発会社向け販売の構成比と新しい取引先の増加
  • 底地管理契約の件数、受託単価、AI導入後の事務工程数
  • 底地市場の相続発生と旧法契約整理、居抜きの解体・改修費動向

倍率と資本コストの決め方

2026年10月22日の株価791円と16,726,800株から現在時価総額132.31億円とした。2025年有報の底地・居抜きの販売件数と単価を起点に、実質数量、名目価格、利益率、借換金利を別々に予測した。kは8.5%、長期gは2.5%、堀は通常とし、楽観~中立のPERは超過ROEの半分が残る新規投資利回りの式の上限をそのまま使った。中立の余剰現金35億円は利益と事業用資本から分離し、株主に戻る割合75%だけを加える。悲観の床60.7億円は現在の在庫323.46億円、現預金40.24億円、賃貸不動産時価15.97億円の処分手取額から借入とその他負債を控除した数字で、将来の積上げ純資産や過去のPBRは使っていない。今の市場のPERは予測に使用せず、5筋書きから現在価値144.8億円、現在価値との差+9.4%を得た。新リース基準の影響は表示変更とみて、家賃費用は従来どおり営業費用に含めて比較した。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。国債3%と株式リスクプレミアム4.5%からの基本7.5%に、借入依存による品質+1.0%を加えた。個別の権利調整失敗とM&A失敗は確率と筋書きで織り込む。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +175.5% · 10 年 割安(年 +20.8%) 割安 クリアル2998 不動産小口投資の運用基盤には伸びしろがある。物件市況と資金繰りを厳しく見ても割安 本質価値との差 +169.4% · 10 年 割安(年 +19.7%) 割安 コロンビア・ワークス146A 借金の重さは警戒すべきだが、開発の回転力と管理収益の積み上がりを慎重に評価しても割安 本質価値との差 +129.3% · 10 年 割安(年 +19.2%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +101.7% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 ビジネス・ワンホールディングス4827 借入の重さは無視できないが、地域に根付いた管理・賃貸の利益と現在の株式価値には大きな隔たりがある 本質価値との差 +99.5% · 10 年 割安(年 +16.6%) 割安 ベルテックス623A 販売戸数と管理契約は伸びる余地がある。金利・在庫・希薄化を厳しく見ても、長期の本質価値は現値を上回る 本質価値との差 +98.5% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +94.3% · 10 年 割安(年 +16.3%) 割安 フォーライフ3477 都市型狭小住宅に地域密着の強みがあり、在庫と借入の危うさを織り込んでも長期価値は割安。ただし堀は狭く、資本配分が成否を分ける 本質価値との差 +90.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +87.0% · 10 年 割安(年 +15.7%) 割安 山忠391A 土地を売って終わらず、管理とホテルで利益を重ねる地域企業。借入負担を差し引いても長期価値には安全域がある 本質価値との差 +85.7% · 10 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静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +42.5% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.8% · 10 年 割安(年 +12.1%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +37.4% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +12.1%) やや割安 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +29.0% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 エリッツホールディングス5533 京滋の仲介・管理をつなぐ地場の強みは残る。買収の資本効率を疑いながらも、長期価値には安全域がある 本質価値との差 +28.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ハウスフリーダム8996 地域密着の仲介網と収益住宅の開発力に価値がある。やや割安の余地はあるが、重い借入と住宅需要の縮小が安全域を狭める 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +12.1%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +23.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +21.6% · 10 年 やや割安(年 +11.5%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +21.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +13.6%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +13.6%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +12.2%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +15.1% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +13.7% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +13.4%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 グランディーズ3261 低価格住宅の規格化には強みがあるが、収益の不安定さと買収後の再建負担が重い。現在の評価は適正圏で、安全域はまだ薄い 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 インテリックスホールディングス463A 中古住宅再生の技術と提携網には価値があるが、借入依存の重さを考えると、現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +4.0% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +12.8%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 property technologies5527 中古住宅再販の需要と独自データには価値があるが、借入依存が重く、現在の時価総額には長期保有の安全域が乏しい 本質価値との差 −0.7% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 スター・マイカ・ホールディングス2975 賃貸中マンションの仕入れ網は強みだが、借入と在庫回転が利益を左右する。10年価値はほぼ現値圏で、安全域は乏しい 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +12.2%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −6.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −6.8% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) やや割高 日本グランデ2976 札幌の分譲縮小を高齢者住宅の賃料が支えるが、借入負担と薄い株主還元を考えると安全域は限られる 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −12.8% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +8.9%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 タスキホールディングス166A 都心の一棟収益不動産に強みはあるが、借入依存と販売の波を織り込むと安全域は乏しく、10年価値はやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 グランディハウス8999 北関東に根ざす戸建分譲の地力は残るが、借入負担と人口減で長期価値は株価を下回る「やや割高」 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ククレブ・アドバイザーズ276A 企業不動産の隙間市場には成長余地があるが、物件回転と資本投入に頼る収益に対して今の株価はやや割高だ 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 青山財産ネットワークス8929 財産承継の顧客基盤は強いが、小口不動産の税制変更と助言業務のAI代替を織り込むと割高 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +2.9%) やや割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) 割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +5.2%) 割高 AlbaLink5537 空き家流通の仕組みには成長余地がある。しかし、競争優位の持続と既存株主の取り分を考えると、現在の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −34.8% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ツクルバ2978 カウカモの会員と取引データには価値があるが、薄利の買取再販と優先株・借入の重さを考えると割高である 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −38.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −42.3% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 リアルゲイト5532 都心の築古ビル再生に確かな腕がある。しかし高レバレッジと未還元の成長を織り込む今の評価には安全域が足りない 本質価値との差 −43.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −46.9% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −58.1% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −61.7% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 誠建設工業8995 南大阪の戸建分譲に地域密着の強みはあるが、利益率の低迷と在庫・借入負担が重く、現在の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.7%) 割高 G-FACTORY3474 飲食店の出退店を支える継続収益には価値があるが、連結赤字と上場維持リスクを抱える現在の時価総額には十分な安全域がない 本質価値との差 −63.2% · 10 年 割高(年 −2.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −67.0% · 10 年 割高(年 −3.2%) 割高 グローム・ホールディングス8938 医療経営支援の再建と蓄電所の成長余地はあるが、顧客減少、資本配分、潜在的な株式希薄化を考えると割高 本質価値との差 −74.0% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −80.6% · 10 年 割高(年 −7.9%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.3%) 割高 イントランス3237 ホテル運営拡大とAI新事業の夢より、赤字の固定費と巨額の潜在株式が重い。既存株主の長期価値は割高圏にある 本質価値との差 −84.0% · 10 年 割高(年 −7.9%)

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読んだ資料

  1. サンセイランディック 2025年12月期有価証券報告書(EDINET原文テキスト)
  2. サンセイランディック 中期経営計画 2024年8月~2027年(会社原本)
  3. サンセイランディック 2026年12月期第2四半期決算説明資料(2026年8月21日)
  4. サンセイランディック 会社の強み・権利調整実績と底地管理件数
  5. サンセイランディック 2025年3月決算説明資料(権利調整対象ストックの推計)

分析日 2026-10-22