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エムティジェネックス 9820

森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,584 円39 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,620 円39 億円差 −1.0%
10 年後から見ると 適正 価値 3,584 円39 億円 · 差 −1.0% · 期待の年率 +7.3%
期待の年率リターン(10 年)+7.3%資本コスト比 −0.5 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

エムティジェネックスは、森トラストが過半を持つ子会社だ。親会社のオフィスビルの内装やリニューアルの工事を請け負い、ビルの駐車場を運営し、衛生用品の供給や設備の保守もする。筆者の結論は「やや割高」だ。

事業の土台は堅い。森トラストは東京の都心に大きなビルを持ち、入居する会社が替わるたびに内装の工事が生まれる。出社への回帰でオフィスの手直しの需要は強く、2027年3月期は営業利益が5割近く増える見込みだ。2026年7月には電気・通信工事のネクストを18億円で買い、親会社の外にも仕事を広げようとしている。

弱さは親会社への依存だ。売上の4分の1近くは森トラスト向けで、駐車場も親会社から借りて運営する。手元の現金の半分の20億円は親会社に貸している。余ったお金の使い道を決めるのは親会社で、少数株主に戻る道は細い。10年の中立で積むと、今の時価総額を少し下回る価値になる。筆者は、事業の堅さには値段を払えても、少数株主の取り分の細さには払えないと見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業は分かりやすく、堅い。森トラストのビルがある限り、内装と駐車場の仕事は続く。設備もあまり要らず、売上に対して利益をよく残す。オーナーとして持てば、毎年きちんと稼いでくれる会社だ。

問題は、その稼ぎの行き先だ。配当性向は14%で、現金は積み上がり、その半分は親会社に貸されている。少数株主は、親会社の財布の一部を持っているのに近い。現金が株主に戻らないなら、その価値は帳簿の半分程度にしか数えられない。

ネクストの買収は、その現金を事業に回す動きとして評価できる。ただ上乗せの8億円を回収するには、親会社の外の客で稼ぐ力を示す必要がある。

筆者が見方を変えるのは、配当性向を3割以上に上げるか、親会社への貸付をやめて株主に戻す方針が示される時だ。その時、この会社の安全域は今よりずっと厚くなる。

何で稼ぐ会社か

事業は五つある。2026年3月期の売上47億円のうち、リニューアルが20億円、駐車場が16億円、施設等保守管理が11億円、保険の代理が1億円弱だった。これに2026年7月に買ったネクストの電気・通信工事が加わる。

リニューアルは、オフィスビルの内装工事や電気設備の工事だ。主な客は親会社の森トラストで、ビルの入居者が替わる時や、古くなった設備を新しくする時に仕事が出る。大規模なオフィスの工事が増え、2027年3月期は売上が35億円に膨らむ見込みだ。

駐車場は、森トラストのビルの駐車場を借りたり運営を任されたりして、時間貸しと月極で貸す。周りのビルの工事の車が増え、利用は堅調だ。借りた駐車場の家賃は、売上が落ちても払い続ける固定の約束だ。

施設等保守管理は、オフィス向けのトイレットペーパーなど衛生用品の供給と、電気設備の保守だ。保険の代理は小さく、契約を見直している。

ネクストは東京・名古屋・仙台で、通信網や防災、受変電の設備の工事をする会社だ。直近の年の売上は16億円、営業利益は1.3億円で、親会社の外の客を持つ。

優良さと弱いところ

優良さは親会社との結びつきにある。森トラストは都心に大型のビルを持ち、その内装と駐車場の仕事は、ほぼこの会社に回ってくる。競争入札で値段を叩かれることは少なく、セグメントの利益率は内装で14%前後、駐車場で18%と、工事会社としては高い。客を探す費用もかからない。

ただ、この強さは自分のものではない。親会社が工事の発注先を変えたり、駐車場の家賃を上げたりすれば、利益はすぐに動く。値段を決めているのは、実のところ親会社だ。

資本の効率は資本コストに近い。過去10年のROEの中央値は7%だ。手元の現金と親会社への貸付で40億円を持ち、利息の低い資産が自己資本の大半を占めるのが効率を下げている。借金はほぼ無く、財務は堅い。ネクストの買収は、この寝た現金を事業に回す初めての大きな一歩だ。買収の成否で、堀の持ち主が変わるかが決まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京都心のオフィス市場は堅調だ。出社への回帰と人手の確保のために、企業は働きやすいオフィスへの手直しを進めている。都心の空室率は低く、入居者の入れ替えと改装の工事は続く。古いビルの設備の更新も、建てた時から20〜30年たつビルが増えて重みを増す。内装と設備の工事の数量は、10年で2割ほど伸びると見てよい。

工事の値段は、資材と人件費の上昇で物価並みに上がる。ただ職人の不足が深刻で、工事を受けても人を確保できなければ利益は出ない。利益率は人の手当てで決まる。

駐車場の需要は、都心のビルの来訪者と工事の車に支えられる。車を持つ人は減り、カーシェアや配車の広がりで長い目では細るが、ビルに付いた駐車場は来訪者の需要で底堅い。タイムズを運営するパーク二四や三井のリパークのような大手とは違い、この会社は親会社のビルの中だけで動く。

電気・通信の設備工事は、データ通信や防災、省エネの更新で需要が伸びる分野だ。ネクストはその中の小さな会社だが、技術者を抱えていることが強みになる。地方の拠点を持つことも、親会社のビルの外に出る足場になる。

資本政策と M&A

配当は年の総額0.4億円余りで、配当性向は14%にとどまる。会社は業績に応じた安定配当を掲げるが、利益の大半を社内に残してきた。自社株買いはしていない。中長期でROE10%を目標に掲げる。

親会社の森トラストが53.5%を持つ。手元の現金40億円のうち20億円は親会社への短期の貸付で、利息は1%ほどだ。親会社の資金の融通に使われている形で、少数株主から見れば最も効率の悪い使い道だ。

2026年7月、電気・通信工事のネクストを18億円で買った。純資産10億円の会社に8億円の上乗せを払っており、のれんは毎年の利益を削る。会社はM&Aを成長の柱に据え、今後も買収を探す。親会社が残りの株を買い取って完全子会社にする可能性は常にあるが、その時期と値段は読めない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

都心のオフィスの改装の需要は強い。出社への回帰で企業はオフィスに投資し、森トラストは大型のビルの再開発と改装を続ける。2027年3月期はリニューアルの売上が7割増え、営業利益は5割近く増える見込みだ。

ネクストの買収で、親会社の外の客と電気・通信の技術者を手に入れた。設備の工事は人手不足で技術者を持つ会社が強く、データ通信や防災の更新で需要は伸びる。2025年10月期のネクストの営業利益は前の年の倍近くに増えた。この先も買収で事業を広げる余地は大きい。

財務は極めて堅い。買収の後も現金と親会社への貸付で20億円余りを持ち、借金はほぼ無い。親会社が過半を持つので、いずれ残りの株を買い取る時には上乗せの値段が付く。利益は伸び、ROE10%の目標にも近づく。今の値段は、伸びる利益と厚い現金を考えれば高くない。

親会社との関係も、見方を変えれば強みだ。都心の一等地のビルを持つ親会社が、30年近く仕事を回し続けてきた。この関係が急に切れる理由は見当たらない。

慎重な見方

利益の土台は親会社の発注だ。森トラスト向けの売上は4分の1近くあり、駐車場も親会社から借りている。親会社が工事の発注先を競わせたり、駐車場の家賃を上げたりすれば、利益率はすぐに下がる。今期の大型の工事も、親会社の改装の山にすぎない。

現金の使い方も心配だ。20億円は利息1%で親会社に貸され、配当性向は14%だ。ネクストの買収では純資産の1.8倍を払い、のれんの償却が10年にわたって利益を削る。小さな工事会社の買収は、職人が辞めれば価値が消える。

人手不足は工事会社の利益を直撃する。資材と人件費は上がり続け、親会社がその値上げを全部認める保証はない。駐車場は車離れで長い目では細る。少数株主にとって、親会社の都合で決まる会社に高い値段を払う理由は乏しい。

今期の大きな伸びは、親会社の改装の山に乗っただけだ。山の後の定常の量で見れば、利益は今期の予想を下回る。少数株主には、その谷を避ける手段も無い。

どちらに重みを置いたか

両者の言い分はほぼ拮抗する。都心のオフィスの改装の需要と堅い財務は本物で、ネクストの買収も方向は正しい。一方で、利益と現金の行き先を決めるのは親会社で、少数株主の取り分は細い。確率は中立を4割に、楽観側に4分の1強、悲観側に3分の1を置いた。親会社がいる限り会社が傾く筋書きは薄く、深い悲観は厚くしない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,735 円72 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 568 円6 億円)。 今の値に割り戻すと 3,584 円39 億円、今との差 −1.0%、 期待の年率 +7.3%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 15,564 円168 億円 929 円10 億円 +355.6% +16.4% 1,155 円12 億円
やや楽観 20% 11,287 円121 億円 743 円8 億円 +232.3% +12.8% 2,406 円26 億円
中立 40% 7,205 円78 億円 557 円6 億円 +114.4% +7.9% 3,105 円33 億円
やや悲観 21% 1,988 円21 億円 465 円5 億円 −32.3% −3.8% 515 円6 億円
悲観 12% 736 円8 億円 279 円3 億円 −72.0% −11.9% 122 円1 億円
加重平均100% 6,735 円72 億円568 円6 億円 +101.7% +7.3% 7,303 円79 億円

今の株価時価総額 3,620 円39 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 7% 親会社の外に広げ、設備工事の会社になる 利益 9 億円 · PER 17.0 倍 · 株価時価総額 15,564 円168 億円

森トラストの都心の再開発と改装は10年続き、内装の工事は件数で8割増える。ネクストは親会社のビルと外の客の両方で通信と防災の設備工事を伸ばし、件数は倍近くになる。工事の値段は資材と人件費の上昇を映して物価並みに上がる。会社はさらに小さな工事会社を買い、技術者を増やす。

駐車場は来訪者の車で底堅く、保守の仕事も親会社の外のビルに広がる。全社の営業利益は14億円に近づき、ROEは目標の10%を超える。配当性向も2割に上がる。のれんの償却は続くが、稼ぐ力がそれを上回る。親会社にとっても手放せない子会社になる。

  • リニューアル:数量 720(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.07(1件あたりの売上(億円))→ 売上 50 億円・営業利益 8 億円。720件×単価1.38倍、利益率16%
  • 駐車場:数量 2,200(運営する車室(台、推定))× 価格 0.01(1台あたりの年間売上(億円))→ 売上 23 億円・営業利益 5 億円。2,200台×単価1.32倍
  • 施設等保守管理・保険代理:数量 205(契約するビル(棟、推定))× 価格 0.12(1棟あたりの年間売上(億円))→ 売上 24 億円・営業利益 3 億円。205棟×単価1.31倍
  • 電気・通信工事(ネクスト):数量 1,500(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1件あたりの売上(億円))→ 売上 41 億円・営業利益 4 億円。1,500件×単価1.37倍、利益率9%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 17.03 倍、時価総額 163 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ネクストの成長と追加の買収、親会社の再開発の続きが全部そろう必要がある。親会社の外で稼いだ実績がまだ無いので1割未満。

やや楽観 20% 改装の需要とネクストで利益が倍になる 利益 7 億円 · PER 16.2 倍 · 株価時価総額 11,287 円121 億円

親会社の改装の山は越えるが、入居者の入れ替えと古いビルの設備の更新で、内装の工事は件数で5割増える。ネクストは通信と防災の工事で件数を5割伸ばし、親会社のビルの電気工事も引き受ける。工事の値段は物価並みに上がり、人の手当てもつく。

駐車場は横ばいの台数で、値段は物価にやや遅れて上がる。保守は親会社の外のビルに少し広がる。全社の営業利益は10億円に乗り、今の2倍余りになる。のれんの償却を引いても純利益は7億円近い。配当性向は少し上がるが、現金はなお積み上がる。ROEは資本コストをわずかに上回る。親会社の外の売上の割合も、少しずつ上がる。

  • リニューアル:数量 600(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.07(1件あたりの売上(億円))→ 売上 41 億円・営業利益 6 億円。600件×単価1.36倍、利益率15%
  • 駐車場:数量 2,100(運営する車室(台、推定))× 価格 0.01(1台あたりの年間売上(億円))→ 売上 21 億円・営業利益 4 億円。2,100台×単価1.28倍
  • 施設等保守管理・保険代理:数量 170(契約するビル(棟、推定))× 価格 0.12(1棟あたりの年間売上(億円))→ 売上 20 億円・営業利益 2 億円。170棟×単価1.3倍
  • 電気・通信工事(ネクスト):数量 1,200(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1件あたりの売上(億円))→ 売上 32 億円・営業利益 3 億円。1,200件×単価1.34倍、利益率8.5%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 16.2 倍、時価総額 116 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027年3月期の計画とネクストの取り込みを素直に延ばし、山の後も改装が続く姿。都心のオフィスの改装の需要は確かなので中立の次に厚く置いた。

中立 40% 親会社の仕事で堅く、伸びは緩やか 利益 5 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 7,205 円78 億円

親会社の改装の山が過ぎると、内装の工事は入居者の入れ替えと設備の更新の定常の量に戻る。それでも古いビルが増え、件数は10年で2割増える。値段は資材と人件費を映して物価並みに上がり、利益率は14%前後を保つ。

ネクストは技術者を保ち、件数を2割半増やす。利益率は7.5%前後だ。駐車場は台数が横ばいで、値段は物価にやや遅れる。親会社に払う家賃も上がり、利益率は少し下がる。本社の費用は物価で増え、のれんの償却も年0.8億円ほど続く。全社の営業利益は7億円前後で、2027年3月期の見込みとほぼ同じだ。

配当性向は1割台のままで、現金は親会社への貸付として積み上がる。ROEは6%前後で、資本コストに届かない。

  • リニューアル:数量 480(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.07(1件あたりの売上(億円))→ 売上 32 億円・営業利益 5 億円。480件×単価1.34倍、利益率14%
  • 駐車場:数量 2,000(運営する車室(台、推定))× 価格 0.01(1台あたりの年間売上(億円))→ 売上 20 億円・営業利益 4 億円。2,000台×単価1.25倍(来訪者の車が細り物価をやや下回る)
  • 施設等保守管理・保険代理:数量 145(契約するビル(棟、推定))× 価格 0.12(1棟あたりの年間売上(億円))→ 売上 17 億円・営業利益 2 億円。145棟×単価1.3倍
  • 電気・通信工事(ネクスト):数量 1,000(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1件あたりの売上(億円))→ 売上 27 億円・営業利益 2 億円。1,000件×単価1.33倍、利益率7.5%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)8 億円。全体の PER 14.49 倍、時価総額 72 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027年3月期の山を割り引き、親会社の改装の需要とネクストの今の稼ぐ力をそのまま延ばした姿を中心に置いた。

やや悲観 21% 親会社が発注を絞り、買収が重荷になる 利益 1 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,988 円21 億円

森トラストは改装の費用を抑えるため、内装の工事を他の会社と競わせる。エムティジェネックスの件数は2割減り、利益率も9%に下がる。ネクストは技術者の流出で受注が伸びず、利益率は5%にとどまる。

駐車場は来訪者の車が減り、親会社に払う家賃は下がらない。利益率は14%に下がる。本社の費用とのれんの償却は残り、全社の営業利益は2億円を割り込む。配当は据え置かれ、現金は親会社への貸付として残る。ROEは2%を下回り、少数株主に残るのは細った稼ぎと、戻るかどうかわからない現金だけだ。親会社の都合ひとつで、稼ぎの形が変わる会社だ。

  • リニューアル:数量 330(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.06(1件あたりの売上(億円))→ 売上 20 億円・営業利益 2 億円。330件×単価1.2倍、利益率9%
  • 駐車場:数量 1,900(運営する車室(台、推定))× 価格 0.01(1台あたりの年間売上(億円))→ 売上 17 億円・営業利益 2 億円。1,900台×単価1.16倍、家賃は固定
  • 施設等保守管理・保険代理:数量 115(契約するビル(棟、推定))× 価格 0.11(1棟あたりの年間売上(億円))→ 売上 12 億円・営業利益 1 億円。115棟×単価1.17倍
  • 電気・通信工事(ネクスト):数量 750(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.03(1件あたりの売上(億円))→ 売上 19 億円・営業利益 1 億円。750件×単価1.24倍、利益率5%

倍率:ROEは2%を下回り資本コストに遠い。悲観側の上限は稼ぐ力(事業の純利益÷k)と余った現金(谷で食う分を引いた0.75倍)に戻り方0.5を掛けた額で、PERは1÷kより低い12.09倍。

確率:親会社の発注の方針と工事の山の谷は外から読めない。ネクストの買収の上乗せが大きいことも踏まえ2割強。

悲観 12% 親会社の仕事を失い赤字に沈む 利益 −2 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 736 円8 億円

森トラストはグループの再編で、駐車場の運営と内装の工事を大手の専門会社に任せる。エムティジェネックスは駐車場の一部の賃借を解かれ、台数は4割減る。残った駐車場の家賃は下がらず、利益率は8%に落ちる。内装の工事も件数が4割減る。

ネクストは技術者が辞め、のれんを減損する。全社は営業赤字になり、自己資本は減損と赤字で40億円を割る。借金は無くつぶれはしないが、手元の現金は赤字と配当で減る。親会社が残りの株を安く買い取る提案をしても、少数株主には断る力が無い。30年近い親会社との関係も、再編の一枚の紙で終わる。

  • リニューアル:数量 250(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.06(1件あたりの売上(億円))→ 売上 14 億円・営業利益 0 億円。250件×単価1.1倍、利益率3%
  • 駐車場:数量 1,200(運営する車室(台、推定))× 価格 0.01(1台あたりの年間売上(億円))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。1,200台、家賃は固定
  • 施設等保守管理・保険代理:数量 100(契約するビル(棟、推定))× 価格 0.10(1棟あたりの年間売上(億円))→ 売上 10 億円・営業利益 0 億円。100棟
  • 電気・通信工事(ネクスト):数量 600(工事の件数(件・年、推定))× 価格 0.02(1件あたりの売上(億円))→ 売上 14 億円・営業利益 0 億円。600件、ほぼ収支とんとん

倍率:赤字なのでPBRで置く。稼ぐ力は無く、床は残る現金に戻り方0.5を掛けた額。今の自己資本44.0億円に0.18倍を掛けた。

確率:親会社が駐車場の運営を自ら行うか、工事を大手に切り替える構造的な負けの筋書き。親会社との長い関係から急な変化は考えにくく1割余り。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

リニューアル

オフィスビルの内装工事・リニューアル工事・電気設備工事。主な客は森トラスト。

数量工事の件数(件・年、推定)価格1件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 400 0.05 20 3
10 年後 中立 480 0.07 32 5

取り方:件数の開示は無い。売上20億円を、オフィスの内装と設備の工事の平均を1件0.05億円と置いて約400件と推定。

駐車場

森トラストのビルなどの駐車場を借りたり運営を受託したりして、時間貸しと月極で貸す。

数量運営する車室(台、推定)価格1台あたりの年間売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 2,000 0.01 16 3
10 年後 中立 2,000 0.01 20 4

取り方:台数の開示は無い。売上15.9億円を、都心のビルの駐車場の1台あたりの年間売上を0.008億円前後と置いて約2,000台と推定。親会社に払う家賃は固定費。

施設等保守管理・保険代理

オフィス向けの衛生用品の供給、電気設備の保守、損害保険の代理。

数量契約するビル(棟、推定)価格1棟あたりの年間売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 125 0.09 11 1
10 年後 中立 145 0.12 17 2

取り方:施設等保守管理10.57億円(利益0.85億円)と保険代理0.65億円(利益0.30億円)の合計。棟数の開示は無く、1棟あたり年0.09億円前後と置いて約125棟と推定。

電気・通信工事(ネクスト)

2026年7月に買った株式会社ネクスト。通信網・防災・受変電などの設備工事。

数量工事の件数(件・年、推定)価格1件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2025/10 800 0.02 16 1
10 年後 中立 1,000 0.03 27 2

取り方:取得前の2025年10月期の実績(買収の開示)。件数の開示は無く、1件0.02億円前後と置いて約800件と推定。2026年3月期の連結には入っていない。

リスクと懸念

親会社への依存

売上の4分の1近くが森トラスト向けで、内装工事も駐車場も親会社のビルが土台だ。親会社が発注先を競わせたり、駐車場の家賃を上げたりすれば、利益率はすぐに下がる。

工事の山と谷

2027年3月期の大型の改装は親会社の再開発の山に乗っている。山が過ぎれば内装の売上は大きく落ちる。オフィス市況が悪化すれば、入居者の入れ替えの工事も減る。

職人と人件費

工事の現場は職人の不足が深刻だ。人を確保できなければ受注を逃し、人件費の上昇を親会社が認めなければ利益率は削られる。

ネクストの買収

純資産10億円の会社に18億円を払い、のれん約8億円が毎年の利益を削る。小さな工事会社の価値は技術者に宿り、人が辞めれば減損の恐れがある。

駐車場の家賃と車離れ

駐車場は親会社から借りており、家賃は売上が落ちても払う固定の約束だ。車を持つ人が減り、来訪者の車も細れば、利益は家賃に食われる。

現金が株主に戻らない

手元の現金の半分は親会社に貸され、配当性向は14%だ。親会社が残りの株を安く買い取れば、少数株主は帳簿の価値を受け取れない。

今後の分かれ目

ネクストが親会社の外で受注を伸ばし、利益率8%以上を保つ
やや楽観の筋書きに近づく。全社の営業利益は10億円を超える。
配当性向を3割以上に上げ、親会社への貸付を減らす
余った現金が株主に戻る道が見え、価値は上がる。
親会社が内装工事の発注先を競わせる
リニューアルの利益率が下がり、やや悲観の筋書きに寄る。
親会社が残りの株の買い取りを提案する
少数株主は上乗せを受け取れる。値段は提案の条件しだいになる。
ネクストののれんを減損する
買収の失敗がはっきりし、悲観側に寄る。

見ておくもの

  • 森トラスト向けの売上の割合
  • リニューアルの受注と利益率
  • ネクストの売上と利益
  • 親会社への貸付金の残高
  • 配当性向

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や過去のPERから置いていない。中立の事業のROEは7%前後で資本コスト7.75%に届かないので、PERの上限は1÷kの約11.8倍で、親会社への依存を見て約85%の10倍。楽観側は事業のROEがkを上回り、普通の堀で下限の1÷k以上に置いた。余った現金16億円は戻り方0.5で足した。悲観側は稼ぐ力(純利益÷k)と、残る現金に戻り方を掛けた床で置いた。親会社から借りる駐車場の家賃は営業費用に入っており、新しいリース会計で形が変わっても今の形で揃えている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.5→17.03 倍・やや楽観 PER 11.8→16.2 倍・中立 PER 10→14.49 倍・やや悲観 PER 11→12.09 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に質の上乗せ1.0%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.75%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 2026年3月期 決算短信
  2. 株式会社ネクストの株式の取得に関するお知らせ
  3. 有価証券報告書の文章(2026年3月期)

分析日 2026-10-20