株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

ファーストブラザーズ 3454

中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)953 円134 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,241 円174 億円差 −23.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 953 円134 億円 · 差 −23.2% · 期待の年率 +5.0%
期待の年率リターン(10 年)+5.0%資本コスト比 −4.3 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ファーストブラザーズは、中小型の賃貸不動産を自己資金と借入で買い、持って貸し、売って稼ぐ会社である。筆者の結論は、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回り、割高というものだ。理由は、借入が重く、金利が上がる局面で利益が削られるからだ。

足元の利益は強い。2025 年 11 月期の営業利益は 53 億円と、過去最高に近い。ただし会社は 2026 年 11 月期の経常利益を 34% の減益と見ており、利払いの増加を織り込み始めている。

借入は 565 億円で、自己資本 261 億円の 2 倍を超える。借り入れの金利が短期金利に連動するため、金利が 2% まで上がれば利払いは今の倍以上になる。

事業の質は悪くない。物件の入れ替えで売却益を積み上げる力は本物だ。ただ、売却益は年ごとに大きく振れ、長く続く稼ぐ力とは言いにくい。

筆者がいちばん気にしているのは、利払いの増加が売却益の伸びを上回るかどうかである。会社の予想は、その負担を十分には織り込んでいないと見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「借金で不動産を回す会社」である。借金を使う事業は、金利が低いうちは楽に利益が出るが、金利が上がる局面で試される。

PBR は 1 倍を割っている。ただ、ROE が資本コストを下回る見通しのもとでは、PBR 1 倍割れは割安の根拠にならない。自己資本の厚みは、物件を値引きして売っても残る範囲でしか数えられない。

堀は弱い。物件を買う目利きは評価するが、他社にまねされやすい。

筆者は、10 年かけた価値は今の値段を大きく下回ると見る。利益が会社の予想どおり続くなら話は違うが、利払いの増加を考えると、そう見る根拠は薄い。

経営の資本の使い方は、借入を使った拡大で、利益を新しい物件へ回す形である。株主への還元は DOE を目安とし、超過利益の一部を上乗せして返す。

オーナーとして持ち続けたいかと問われれば、金利が落ち着いた局面でなければ避けたい。安全域は薄いと考える。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、中小型の賃貸不動産の賃料と売却益である。収益の大半は、自己勘定で不動産に投資する投資銀行事業から生まれる。

投資銀行事業は、流通件数の多い中小型の賃貸物件を、首都圏と地方で買う。賃料を得ながら手を入れ、価値が高まったところで売る。売却益は新しい物件の取得に回し、保有残高を増やしていく。

投資運用事業は、投資家から資金を預かって都心の大型不動産に投資するファンドの運営である。収益は管理の報酬が中心で、今は小さい。

施設運営事業は、ホテルや旅館の運営で、年の売上は 21 億円ほどだ。訪日客の増加で好調で、のれんの減損の後に黒字へ戻った。

決算期は 11 月で、四半期の利益は物件の売却時期で大きく振れる。会社は年間で計画を管理している。

取得の対象は、取引の多い中小型の賃貸物件で、オフィス、住宅、商業ビルなど幅広い。大型の物件より競争が緩く、利回りを確保しやすいと会社は説明する。物件ごとに入居者の入れ替えや改修で価値を高める。

資金は金融機関からの借入が中心で、借入の担保は物件そのものである。第 1 四半期末の借入は 559 億円にのぼった。

優良さと弱いところ

堀は弱い。不動産の売買は参入しやすく、競合が多い。物件を厳選する目利きと、金融機関から借りられる信用が、会社の強みである。

強みは、売却益を積み上げた実績だ。過去 10 年で営業利益が 18 億円から 53 億円まで振れつつ、純利益はおおむね 20 億円前後を保った。ROE は 13% が中央値である。

弱みは三つある。借入が重いこと、売却益が年ごとに振れること、金利の上昇で取引の利回りが上がること。自己資本比率は 29% と低い。

経営は、取得の基準を保って低利回りの案件を避ける姿勢を示している。ただ、資本コストを上回る利益を上げ続けられるかは、金利の上がる局面でこれから試される。

数字で見ると、営業利益率は 2015 年 11 月期の 62% から 2022 年 11 月期の 13% まで大きく振れ、直近は 28% である。売却益の多寡で決まるため、利益率は安定した指標にならない。

資本の使い方では、売却益を再投資に回して規模を伸ばす姿勢は評価できる。一方で、借入への依存が続く限り、財務の余裕は小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

不動産の投資市場は、低金利のもとで長く拡大してきた。ここへきて長期金利が上昇し、取引の利回りが上がり始めている。会社の投資する中小型の賃貸物件は、金融機関の貸出態度がまだ緩く、投資家の意欲も強い。

金利の上昇は、売却益と利払いの両方に響く。物件を買う人の資金コストが上がれば、売値が伸びにくい。自分の借入の利払いも増える。

一方で、建設費が上がって新築が減るため、既存の賃貸物件の価値は相対的に守られる。賃料は物価に連れて上がりやすい。

競合は、同じ中小型物件を扱う不動産会社や、私募ファンド、外資系の投資家である。景気の位置は、取引が活発な局面にあり、売却の機会は多い。

足元の取引市場は、投資家の意欲が強く、金融機関の貸出態度も緩い。ただ、都心部では利回りの低下が進み、割高な物件も増えている。会社は低利回りの案件への投資を絞る方針だ。

中期的には、金利の上昇が最大の変数になる。取引の利回りが金利に連れて上がれば、物件の価格が伸びなくなる。賃料の上昇がこれを補えるかが、業界全体の分かれ目になる。

ホテルの運営は、訪日客の増加で稼働が高いが、人手不足とコスト増も続く。

資本政策と M&A

還元は、年 1 回の期末配当を基本とし、株主資本配当率(DOE)2.0% を目安としている。2024 年 11 月期からは、前期の純利益が 20 億円を超えた分の 40% を、中間配当で上乗せする方針だ。

自社株買いは目立たない。M&A は、ホテルの運営会社の取得など小さなものにとどまる。

資金は借入に頼る。借入は長期が中心で、主な基準金利は短期金利に連動する。会社は、利払いの増加を前提に、低利回りの案件を絞ると述べている。

TOB で買われる側になる可能性は、時価総額が 176 億円と小さく、自己資本より低いため、無視できない。ただ本分析では買収の上乗せは見込まない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

物件を買い、手を入れ、売って、利益を新しい物件へ回す。この循環を 10 年以上続け、営業利益を 18 億円から 53 億円まで引き上げた実績がある。2025 年 11 月期の営業利益は過去最高に近い。

賃料は物価に連れて上がり、建設費の高騰で新築が減るため、既存の物件の価値は守られる。借入は物件を担保にしており、売れば返せる。

会社は 2026 年 11 月期の純利益を 26 億円と見る。第 1 四半期は営業利益が 64% 増えており、物件の取得と売却が期初から進んでいる。ホテルも黒字へ戻った。

PBR は 1 倍を割っており、自己資本の厚みが下値を支える。株主還元も DOE 2% と超過利益の上乗せで手厚い。

借入の金利が上がっても、会社は物件の入れ替えで利回りの高い物件へ資金を回せる。インフレは賃料と物件の名目価格を押し上げ、固定した借入の実質負担を軽くする。

地方の中小型物件は、都心の大型物件より競争が緩く、利回りが高い。会社はその分野で取得の目利きを磨いており、金利上昇の局面でも、利回りの高い物件を選べば利ざやは残る。

慎重な見方

今の利益は、低金利のもとで売却益が積み上がった結果である。借入 565 億円のうち大半が短期金利に連動し、金利が 2% に上がれば利払いは今の倍以上に増える。会社自身も、金利負担の増加を見込んでいる。

売却益は年ごとに大きく振れる。四半期の利益は物件の売却時期で変わり、実力を測りにくい。取引の利回りが上がれば、物件の価格が伸びず、売却益が細る。

自己資本比率は 29% で、借入は自己資本の 2 倍近い。市況が崩れて物件の価格が 2 割下がれば、自己資本の大半が失われる。リーマン後には、同業の多くが苦境に陥った。

ROE は 2024 年 11 月期に 5.7%、2025 年 11 月期に 6.7% と、資本コストを下回っている。

物件の売却益を前提にした経営は、売れない局面で資金繰りが苦しくなる。会社は借入の長期化を進めているが、借り換えの条件は金利で変わる。

配当の上乗せ方針も、前期の純利益が 20 億円を超えた場合に限られ、利益が細れば消える。株主還元の厚さは、利益の水準しだいで変わる。

借入が自己資本の約 2 倍あるため、景気の悪化で賃料が下がれば、返済の負担がすぐ重くなる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。足元の利益は低金利の恩恵であり、金利が上がる 10 年では持続しにくい。借入の重さが、下振れ時の傷を深くする。

確率は中立を中心に置き、やや悲観を 26%、悲観を 12% と厚めにした。悲観の価値は、物件を値引きして売った後に残る額に近づけた。

会社の予想する 2026 年 11 月期の純利益は、10 年ならした力としては高く見える。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/11 期)

確率で加重した株価時価総額 1,481 円208 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 531 円75 億円)。 今の値に割り戻すと 953 円134 億円、今との差 −23.2%、 期待の年率 +5.0%(資本コスト 9.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,929 円411 億円 927 円130 億円 +210.7% +12.0% 308 円43 億円
やや楽観 20% 2,063 円289 億円 713 円100 億円 +123.7% +8.4% 555 円78 億円
中立 34% 1,713 円240 億円 535 円75 億円 +81.1% +6.1% 764 円107 億円
やや悲観 26% 772 円108 億円 428 円60 億円 −3.4% −0.3% 312 円44 億円
悲観 12% 428 円60 億円 178 円25 億円 −51.2% −6.9% 73 円10 億円
加重平均100% 1,481 円208 億円531 円75 億円 +62.2% +5.0% 2,012 円282 億円

今の株価時価総額 1,241 円174 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 不動産市況が強く、売却益と賃料が伸びる 利益 38 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 2,929 円411 億円

都心と地方の中小型の賃貸不動産で、賃料が物価を上回って上がり、取引の利回りも低く保たれる。会社は物件を入れ替えながら保有残高を増やし、売却益を積み上げる。借入が増えても、賃料の伸びが利払いの増加を上回る。ホテルは訪日客の増加で稼働率と客室単価が上がり、黒字が定着する。運用事業は大型ファンドの組成が再開し、手数料が増える。純利益は 38 億円ほどになり、DOE 目安に超過利益の上乗せ配当が加わる。会社は規模を増やしつつ、財務の余裕も保つ。株主還元は、DOE の目安に超過利益の上乗せが加わる形で手厚く続く。

  • 投資銀行事業:数量 190(売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質))× 価格 140.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる))→ 売上 266 億円・営業利益 90 億円。売却益と賃料の伸び
  • 投資運用事業:数量 4.0(受託の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 5 億円・営業利益 3 億円。ファンド組成が再開
  • 施設運営事業:数量 26.0(運営の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 35 億円・営業利益 3 億円。稼働と単価が上昇

倍率:事業の純利益 38 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.8% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 411 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:賃料が物価以上に上がり、売却の市場も厚いという好条件が長く続く必要がある。金利が上がる前提では確率は 1 割に届かない。

やや楽観 20% 賃料は物価並みに伸び、利払い増を吸収する 利益 26 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 2,063 円289 億円

賃料は物価並みに上がり、中小型物件の入れ替えも順調に進む。短期金利が 2% に上がって利払いは増えるが、売却益と賃料の増加で吸収できる。営業利益は 60 億円ほどになり、純利益は 26 億円前後で、会社の足元の予想に近い水準を保つ。ホテルは小さな黒字が続く。配当は DOE 目安に加えて、超過利益の一部が上乗せされる。ホテルと運用事業は小さく、全体の利益を決めるのは投資銀行事業である。自己資本比率は 30% を保ち、財務の傷は小さい。借入の返済負担は重くなるが、賃料収入が下支えする。ホテルは訪日客の需要で黒字が続く。

  • 投資銀行事業:数量 170(売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる))→ 売上 228 億円・営業利益 71 億円。賃料は物価並み
  • 投資運用事業:数量 2.5(受託の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 3 億円・営業利益 2 億円。手数料は緩やかに回復
  • 施設運営事業:数量 24.0(運営の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 32 億円・営業利益 2 億円。黒字を維持

倍率:事業の純利益 26 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.3% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 280 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:金利上昇の影響を、賃料の改定と売却益で吸収できる道。会社の予想水準を保つ筋書きで 2 割を置く。

中立 34% 利払いが増え、利益は今の予想を下回る 利益 19 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 1,713 円240 億円

短期金利が 2% へ上がり、借入 565 億円の利払いは今の倍以上に増える。賃料は物価に連れて上がるが、取引の利回りが上がって売却益の伸びは鈍る。営業利益は 50 億円ほどで、金利を引いた純利益は 19 億円前後と、会社の足元の予想(26 億円)を下回る。自己資本は配当を引いた分だけ積み上がり、ROE は 5% 弱にとどまる。ホテルは小さな黒字で、運用事業は小さいまま推移する。物件の入れ替えは続き、中小型の賃貸物件の取得も一定の水準を保つ。ただし、新しい借入の金利が高いため、利益の伸びは物価に追いつかない。ホテルと運用事業は小さな黒字にとどまる。

  • 投資銀行事業:数量 155(売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質))× 価格 130.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる))→ 売上 202 億円・営業利益 60 億円。取引利回りの上昇で売却益が鈍る
  • 投資運用事業:数量 1.2(受託の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。手数料は横ばい
  • 施設運営事業:数量 22.0(運営の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 30 億円・営業利益 2 億円。黒字を維持

倍率:事業の純利益 19 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.3% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 210 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:短期金利の上昇で利払いが増え、予想より利益が細る。最も起こりやすい道として 34% を置く。

やや悲観 26% 金利と利回りの上昇で売却益が細る 利益 9 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 772 円108 億円

長期金利の上昇で、取引の利回りが 0.5 ポイントほど上がる。物件の価格は名目で横ばいに近く、売却益は今の半分ほどに細る。一方で借入の利払いは増え続け、営業利益は 35 億円、純利益は 9 億円ほどにとどまる。会社は新規の物件取得を絞り、保有を減らして借入を返す。配当は DOE の下限を維持するのがやっとで、自己資本は伸びにくい。会社は借入の返済を優先し、新規の取得を減らす。ホテルの稼働は保つが、利益への貢献は小さい。TOB の対象になる可能性が上がるが、提示の価格が高いとは限らない。評価損の計上も出るが、自己資本比率は 25% 台を保ち、財務の危機にはならない。

  • 投資銀行事業:数量 145(売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質))× 価格 115.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる))→ 売上 167 億円・営業利益 47 億円。売却益が細る
  • 投資運用事業:数量 0.5(受託の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。受託が減る
  • 施設運営事業:数量 19.0(運営の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。客室単価の伸びが鈍る

倍率:事業の純利益 約 9 億円・ROE 約 2.7% は k 9.25% 以下なので、上限は 1÷k=10.5 倍。利益が小さく不安定で、上限の約 7.6 割の 8.0 倍に置いた。

確率:金利上昇で取引の利回りが上がり、物件の価格が伸びない。売却益が細り、利払いだけ増える。慎重な見方がやや強いとして 26% を置く。

悲観 12% 市況が崩れ、借入を抱えて評価損が出る 利益 −11 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 428 円60 億円

金融の引き締めと不動産の需要の落ち込みで、賃貸不動産の価格が 2 割以上下がる。売却が進まず、期間の長い借入の借り換えは条件が厳しくなる。評価損を計上して自己資本が削られ、営業利益は 5 億円ほどに落ちて、利払いを賄えず純損益は赤字になる。ただし、保有は不動産が中心で、売れば借入の大半は返せる。会社は配当を止め、物件を売って借入を返す縮小の局面に入る。市況が戻らない間は、評価損が積み上がり、自己資本比率は 20% を割る可能性がある。株主還元は止まり、会社は資産の売却で借入を減らす。借り換えが難しい借入を抱えた同業が、安値で物件を売り出す連鎖も起きる。

  • 投資銀行事業:数量 110(売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質))× 価格 100.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる))→ 売上 110 億円・営業利益 17 億円。売却益が出ず、価格が下がる
  • 投資運用事業:数量 0.3(受託の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。受託が細る
  • 施設運営事業:数量 18.0(運営の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 24 億円・営業利益 1 億円。稼働が落ちる

倍率:赤字が続く筋書きで稼ぐ力では価値が付かない。不動産を値引きして売り、借入を返した残りで支える床として、今の自己資本 261 億円の約 0.23 倍に置いた。 借入が重く、EV÷営業利益は倍率の意味を持たないため、純現金・資産の床を中心に見た。

確率:リーマン級に近い不動産市況の崩れが再び来る筋書き。借入が自己資本の約 2 倍あり、構造的に脆いので 12% を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

投資銀行事業

中小型の賃貸不動産を自己勘定で買い、保有して貸し、売る事業。

数量売買・賃貸の取扱高(億円・今の値段の実質)価格値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本。取引利回りの上昇で下げる)売上営業利益
今 2025/11 168 100.0% 168 62
10 年後 中立 155 130.0% 202 60

取り方:推定。開示は金額だけで数量は無い。2026 年 11 月期第 1 四半期の比率から、2025 年 11 月期の内訳を推定した。売上は売却収入と賃料の合計。

投資運用事業

投資家から預かった資金で都心の大型不動産に投資するファンドの運営。

数量受託の規模(億円・今の値段の実質)価格値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/11 1.3 100.0% 1 1
10 年後 中立 1.2 134.0% 2 1

取り方:推定。第 1 四半期の実績(売上 0.3 億円)から年換算した。

施設運営事業

ホテル・旅館の運営。

数量運営の規模(億円・今の値段の実質)価格値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/11 21.3 100.0% 21 1
10 年後 中立 22.0 134.0% 30 2

取り方:推定。第 1 四半期の実績(売上 5.1 億円)から年換算した。利益は推定。

リスクと懸念

金利上昇による利払いの増加

借入 565 億円の大半が短期金利に連動する。短期金利が 2% へ上がると、利払いは今の倍以上に増える。会社も金利負担の増加を見込んでいる。

不動産市況の悪化

取引の利回りが上がると、物件の価格が下がり、売却益が減る。借入が自己資本の 2 倍あるため、価格が 2 割下がると自己資本の大半が失われる。

売却益の振れ

収益の大半が物件の売却益で、年ごとに大きく振れる。四半期の利益は売却の時期で変わり、実力を測りにくい。

借り換えと信用

借入の長期化は進んでいるが、金融機関の貸出態度が変われば、借り換えが難しくなる。自己資本比率は 29% と低い。

ホテル運営のコスト

訪日客の増加で好調だが、人手不足と物価上昇でコストが増える。のれんの償却は減損で減ったが、新しい買収があれば再び出る。

今後の分かれ目

短期金利が 2% を大きく超えて上がったら
利払いがさらに増え、中立の利益を下げる。やや悲観・悲観の確率を上げる。
物件の売却で、簿価を大きく上回る売却益が続いたら
含み益が確かめられる。純資産の価値を高く見直し、楽観側の確率を上げる。
取引の利回りが 0.5 ポイント以上上がったら
物件の価格が下がる可能性が出る。悲観の確率を上げる材料になる。
借入の返済を進め、自己資本比率が 35% を超えたら
財務の脆さが和らぐ。借金の項目を見直す余地が出る。
TOB など非公開化の提案が出たら
株価が上がる可能性はある。ただ、本質価値は提示価格でなく、稼ぐ力で決める。

見ておくもの

  • 短期金利と借入の利払い
  • 物件の売却益と取引の利回り
  • 自己資本比率と借入残高
  • ホテルの稼働率と客室単価

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業 ROE・資本コスト 9.25%・長期の成長 4% から式で置き、ROE が k 以下の筋書きでは上限 1÷k のうち 7.6〜9.5 割に置いた。今の PER・PBR や同業の倍率には寄せていない。同じ領域の会社と k を +2.0% にそろえた。含み益は開示が確認できず、足していない。純現金は無い。リースは小さく、新リース会計基準の後も今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→10.81 倍・やや楽観 PER 9.5→10.81 倍・中立 PER 9→10.81 倍)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality を足した。個別のリスクは筋書きと確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 9.25%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 2026年11月期 第1四半期決算短信
  2. ファーストブラザーズ 配当情報

分析日 2026-10-19