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デュアルタップ 3469

東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)406 円18 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)843 円37 億円差 −51.9%
10 年後から見ると 割高 価値 406 円18 億円 · 差 −51.9% · 期待の年率 +0.4%
期待の年率リターン(10 年)+0.4%資本コスト比 −8.6 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

デュアルタップは、東京 23 区の駅から 10 分以内に建てる投資用マンション「XEBEC(ジーベック)」を開発し、個人投資家やファンドに売る会社だ。筆者の結論は「割高」で、一番の理由は、年ごとに大きく振れる薄い利益に比べて、今の値段が高すぎることにある。

売上は過去 10 年で 52 億〜108 億円の間を行き来してきた。2026 年 6 月期の純利益は 0.5 億円、2027 年 6 月期は売上が倍以上に増えても純利益は 0.6 億円の見込みだ。開発の利益は物件の引渡しの時期で決まり、先を読みにくい。

会社は管理の戸数を増やし、ストック収入、つまり毎年繰り返し入る稼ぎを厚くしようとしている。白金のシニア向け住宅の事業も引き継いだ。方向は正しいが、まだ全社を支えるほどの大きさは無い。

10 年の中立では、ROE は資本コストに届かず、時価総額は今を下回る。金利の上昇は、この会社には向かい風だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、デュアルタップは「良い立地を選ぶが、稼ぎの読めない事業」だ。

オーナーとして見ると、開発の利益は物件の引渡しの時期でほぼ決まる。ある年は利益が出て、ある年は赤字になる。10 年後の稼ぎを確かな数字で思い描くのは難しい。わからない事業には、安全域を厚く取るしかない。

管理のストック収入は好ましい。毎年繰り返し入る稼ぎで、景気の谷でも崩れにくい。ただ、利益は年 0.4 億円ほどで、会社の値段を支えるには小さすぎる。

今の値段は、自己資本の 1.4 倍だ。ROE が資本コストに届かない会社に、帳簿より高い値段を払う理由は見当たらない。値段が自己資本を大きく下回るまで待つのが、筆者の考える安全域だ。

経営が手を広げる前に、まず本業の利益率を上げる姿を見せてくれれば、見方は変わる。

何で稼ぐ会社か

事業は 3 つに分かれる。売上 55 億円(2026 年 6 月期)のうち 7 割が不動産の開発・販売、2 割が国内の管理、残りがマレーシアの管理だ。

開発・販売は、23 区の駅近の土地を仕入れ、ワンルーム中心のマンションを建てて一棟ごとや一戸ごとに売る。買い手は個人の投資家のほか、上場や私募の REIT、不動産ファンドだ。中古の区分マンションや、開発用の土地、蓄電池の設置用地の売買もする。2026 年 6 月期の引渡しは 3 棟と少なく、売上は 34% 減った。

国内の管理は、自社が売った物件の賃貸管理と建物管理だ。朝日管理を買って、建物管理は 126 棟・4,209 戸になった。入居率は 99% を超える。2026 年 8 月には白金のシニア向け住宅の事業を 2.8 億円で引き継いだ。

マレーシアでは、現地の住宅や商業施設の建物管理を 2 万戸近く請けている。まだ小さな赤字だが、大型の団地の受注が続く。

開発の資金は借入で賄う。仕掛の物件 25.7 億円に対し、借入は 35.6 億円ある。

優良さと弱いところ

優良さは「立地の目利きはあるが、堀は浅い」と見る。23 区・駅近という条件を崩さずに土地を選ぶ規律は、この会社の強みだ。入居率 99% 超は、物件が借り手に選ばれている証拠でもある。

しかし、同じ商売をする会社は多い。FJネクストや GA technologies、シーラ、グッドコムアセットなど、都心の投資用マンションを売る会社は規模で上回る。土地の仕入れでも、銀行の融資でも、大きい会社が有利だ。値段は市況と金利が決め、この会社が決めるのではない。

資本の効率も低い。ROE は過去 10 年の中央値で 7% と、資本コストを下回る。新株予約権の行使で株を増やしながら、利益は増えていない。管理のストック収入は育っているが、利益率はまだ 3% 台だ。

強みを一つ足すなら、売り先の広さだ。個人だけでなく REIT やファンドにも一棟で売れるので、個人の買い手が細った年にも逃げ道がある。ただ、それは値段を下げて売る道でもある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京の投資用マンションの市場は、強い需要と重い逆風が同時に吹いている。東京都には毎年 6 万人を超える人が流れ込み、20 代の単身者が多い。ワンルームの借り手は細らず、家賃も上がり始めた。首都圏の新築マンションの平米単価は過去最高の水準にある。

逆風は金利と費用だ。短期金利が 2% へ上がると、個人の投資用ローンの金利も上がる。買い手が求める利回りは上がり、物件の値段は上げにくくなる。土地と建築費は上がり続けるので、開発会社の利益は両側から削られる。銀行が融資の姿勢を一段と厳しくすれば、売れ行きは一気に落ちる。2024 年 6 月期の赤字は、その小さな予行演習だった。

戸数で見れば、筆者は 10 年でこの会社の引渡しが今の低い水準から戻り、ならせば年 230 戸相当と見る。値段は物価をやや下回る上がり方になる。

業界の再編は進む。管理の会社は後継者不足で売りに出ており、デュアルタップのような中堅が買い手に回る。逆に、開発の会社は大手に買われる側にもなりうる。時価総額 37 億円の規模は、買い手から見れば手頃だ。

資本政策と M&A

還元は配当が中心だ。配当の総額は年 0.5 億円強で、2026 年 6 月期の配当性向は 105%、2027 年 6 月期も 9 割を超える見込みだ。利益より多く配っており、続けるには利益の回復が要る。株主優待もあるが、額は小さい。

資本の使い方は拡大に向いている。行使価格修正条項付きの新株予約権で株を増やし、管理の会社の買収とシニア向け住宅の事業の承継に資金を回した。長期の目標は「医・食・住・遊のコングロマリット」だ。筆者は、本業の稼ぎが薄いうちに事業を広げることを警戒する。

TOB や MBO の動きは調べた範囲では無かった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

東京の単身者向けの住まいは足りない。毎年 6 万人を超える人が東京に流れ込み、ワンルームの家賃は上がり始めた。XEBEC は 23 区・駅近という条件を守り、入居率は 99% を超える。借り手に選ばれる物件は、買い手にも選ばれる。

販売は戻る。仕掛の物件は 25 億円を超えるまで積み上がり、2027 年 6 月期は売上 120 億円を見込む。個人の投資家だけでなく、REIT やファンド、海外の投資家にも売れるようになり、売り先は広がった。

管理のストック収入も育っている。国内外の管理戸数は 2 年で 6,000 戸以上増え、2 万 3,000 戸を超えた。白金のシニア向け住宅の事業は、高齢者向けの住まいという新しい市場への入口だ。開発で稼ぎ、管理で守る形ができれば、利益の振れは小さくなり、今の値段は正当化される。

金利の上昇も一方的な逆風ではない。インフレの時代には、家賃と物件の値段が上がる不動産は、お金を持つ人の逃げ場になる。海外の投資家の目も東京に向いている。

慎重な見方

利益が薄く、振れが大きすぎる。2026 年 6 月期の純利益は 0.5 億円、2027 年 6 月期は売上が倍になっても 0.6 億円の見込みだ。ROE は 2% 前後で、資本コストに遠く届かない。今の値段は、自己資本の 1.4 倍だ。

金利の上昇は、この会社の土台を揺らす。個人の投資用ローンの金利が上がれば買い手は減り、物件の値段は上げにくくなる。土地と建築費は上がり続け、在庫を賄う借入の利払いも重くなる。2024 年 6 月期には赤字になった。

事業を広げる方向も心配だ。本業の稼ぎが薄いうちに、管理の会社の買収、シニア向け住宅、マレーシアと手を広げている。新株予約権で株を増やし、利益より多く配当を払う。株主の取り分を薄めながら規模を追う形は、長く続かない。

競合も強い。FJネクストや GA technologies は規模で土地を仕入れ、銀行とのつながりも太い。小さな会社が同じ土俵で利益率を上げるのは難しい。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。需要の強さは本物だが、金利が上がる 10 年で、規模の小さい開発会社が利益率を上げる道筋は見えない。確率は中立を軸に、やや悲観と悲観で 36% を置き、楽観は 8% にとどめた。管理の育ちは悲観の床を少し支えるが、値段を正当化するほどではない。中立の時価総額は今の 3 分の 2 ほどで、楽観を厚くしても割高の判断は変わらない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 731 円32 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 149 円7 億円)。 今の値に割り戻すと 406 円18 億円、今との差 −51.9%、 期待の年率 +0.4%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,745 円76 億円 306 円13 億円 +143.3% +9.3% 164 円7 億円
やや楽観 20% 1,119 円49 億円 217 円10 億円 +58.5% +4.7% 267 円12 億円
中立 36% 706 円31 億円 151 円7 億円 +1.6% +0.2% 308 円14 億円
やや悲観 22% 343 円15 億円 91 円4 億円 −48.5% −6.4% 95 円4 億円
悲観 14% 274 円12 億円 46 円2 億円 −62.1% −9.2% 45 円2 億円
加重平均100% 731 円32 億円149 円7 億円 +4.4% +0.4% 880 円39 億円

今の株価時価総額 843 円37 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 都心の投資用マンションが売れ続け、管理の稼ぎも厚くなる 利益 6 億円 · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 1,745 円76 億円

東京 23 区への人の流入と家賃の上昇が続き、個人投資家だけでなくファンドや REIT への一棟売りも増える。XEBEC の引渡しは年 300 戸相当まで増え、土地と建築費の上昇を値段に乗せて利益率は 7% に上がる。

買収で建物管理の戸数は倍になり、白金のシニア向け住宅のような新しい事業も育つ。マレーシアの管理は 3 万戸を超え、修繕や清掃も請ける。配当は性向 4 割で増え、ROE は資本コストを上回る。開発で稼ぎ、管理で守る形が完成し、大手の不動産会社からも組む相手として選ばれる。利益の振れは今よりずっと小さくなる。

  • 不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地):数量 300(引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定))× 価格 0.41(1 戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 124 億円・営業利益 9 億円。引渡し 300 戸相当 × 1 戸 1.38 倍、利益率 7%
  • 国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅):数量 8,418(建物管理の戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 32 億円・営業利益 2 億円。管理 2.0 倍 × 年額 1.36 倍、利益率 7%
  • マレーシアの建物管理:数量 34,436(管理戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。管理 1.8 倍 × 年額 1.25 倍、利益率 5%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.4% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.4 倍。全体の PER 12.36 倍、時価総額 76 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去 12 年で営業利益率が 6% を超えたのは上場前後の 2 年だけで、開発と管理とシニアの 3 つがそろって伸びた実績は無い。1 割に届かない 8% にとどめた。

やや楽観 20% 販売が戻り、管理の戸数が着実に増える 利益 4 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 1,119 円49 億円

仕掛の物件が順に竣工し、引渡しは年 260 戸相当に戻る。都心のマンションの値段は高止まりし、1 戸の値段は物価並みに上がる。開発の利益率は 6% だ。

国内の管理は買収と自社の物件の引渡しで戸数が 8 割増え、利益率も 6% に上がる。マレーシアは大型の団地の管理を重ね、黒字が定着する。配当は性向 4 割を保つ。ROE は資本コストに近づくが、わずかに届かない。シニア向け住宅は 1 か所から広がらず、新しい柱と呼ぶには小さいままだ。利益は今の数倍になるが、振れはまだ大きい。マレーシアの管理は修繕や清掃の仕事も取り、小さいながら稼ぎの柱になる。

  • 不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地):数量 260(引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定))× 価格 0.40(1 戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 105 億円・営業利益 6 億円。引渡し 260 戸相当 × 1 戸 1.34 倍、利益率 6%
  • 国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅):数量 7,576(建物管理の戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 29 億円・営業利益 2 億円。管理 1.8 倍 × 年額 1.34 倍、利益率 6%
  • マレーシアの建物管理:数量 30,610(管理戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。管理 1.6 倍 × 年額 1.22 倍、利益率 4%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.5% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.59 倍、時価総額 49 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2027 年 6 月期は売上 120 億円の予想で、仕掛の物件が 25 億円まで積み上がっている。販売が戻る足場はあるので 2 割を置いた。

中立 36% 販売は山と谷を繰り返し、利益は薄いまま 利益 3 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 706 円31 億円

引渡しは年によって振れるが、ならせば年 230 戸相当になる。金利が上がり、銀行は投資用ローンの審査を厳しくする。土地と建築費は上がるが、買い手の利回りの目線も上がるので、1 戸の値段は物価ほどは上がらない。開発の利益率は 5% だ。

国内の管理は戸数が 6 割増え、利益率 5% のストック収入が全社を少し支える。在庫を賄う借入の利払いは金利の上昇で重くなる。配当は性向 4 割前後で、ROE は資本コストを下回る 10 年になる。管理の戸数は増えても、全社の利益の主役は開発のままで、年ごとの振れは大きい。シニアとマレーシアは小さな黒字にとどまる。

  • 不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地):数量 230(引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定))× 価格 0.39(1 戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 90 億円・営業利益 4 億円。引渡し 230 戸相当 × 1 戸 1.30 倍、利益率 5%
  • 国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅):数量 6,734(建物管理の戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 25 億円・営業利益 1 億円。管理 1.6 倍 × 年額 1.34 倍、利益率 5%
  • マレーシアの建物管理:数量 28,697(管理戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。管理 1.5 倍 × 年額 1.20 倍、利益率 3%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.7% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 31 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:売上は過去 10 年で 52 億〜108 億円の間を行き来し、ROE の中央値は 7% だった。山と谷を繰り返す今の形の延長を中心に 4 割弱を置いた。

やや悲観 22% 金利と融資の引き締めで販売が細る 利益 1 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 343 円15 億円

金利が上がり、銀行は個人の投資用ローンを絞る。都心の物件の利回りは下がり、買い手が減る。引渡しは年 170 戸相当に細り、値段は物価を下回ってしか上がらない。開発の利益率は 3% に落ちる。

管理の戸数は増えるが、伸びは鈍い。買収したシニア向け住宅は軌道に乗るまで時間がかかる。在庫が積み上がり、借入の利払いが利益を削る。配当はなんとか保つが、ROE は 3% 前後に沈む。株を増やして資金を集める道も、株価が下がれば使えない。手を広げた事業の整理に追われる 10 年になる。管理の稼ぎが会社をつなぐが、株主に戻る額は細る。

  • 不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地):数量 170(引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定))× 価格 0.36(1 戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 61 億円・営業利益 2 億円。引渡し 170 戸相当 × 1 戸 1.20 倍、利益率 3%
  • 国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅):数量 5,893(建物管理の戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 22 億円・営業利益 1 億円。管理 1.4 倍 × 年額 1.30 倍、利益率 4%
  • マレーシアの建物管理:数量 24,870(管理戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。管理 1.3 倍 × 年額 1.15 倍、利益率 1%

倍率:稼ぐ力(純利益÷k)は床にならない。在庫を値引きして売り借入を返した正味の資産に戻り方を掛けた床を、今の自己資本 26 億円に対する PBR 0.58 倍で書いた。

確率:投資用マンションは金利と銀行の融資の姿勢で売れ行きが一気に変わり、2024 年 6 月期には赤字になった。融資が細る筋は十分にありうるので 2 割強を置いた。

悲観 14% 在庫を抱えたまま市況が崩れる 利益 −2 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 274 円12 億円

金利の上昇と融資の引き締めが重なり、都心の投資用マンションの値段が下がる。仕掛の物件は値引きしなければ売れず、引渡しは年 100 戸相当まで落ちて開発は赤字になる。

管理の稼ぎは残るが、全社の赤字を埋めるには小さい。在庫を値引きして売り、借入を返す。配当は大きく減らし、価値は残った正味の資産で測る 10 年になる。少数株主には、その資産の使い道を決める力も無い。管理の事業を同業に売って借入を返す道も、買い手の言い値になる。増資で穴を埋めれば、残った株主の取り分はさらに薄まる。会社は管理の会社として細々と残るが、開発の会社としての値打ちは消える。

  • 不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地):数量 100(引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定))× 価格 0.33(1 戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 33 億円・営業利益 −1 億円。引渡し 100 戸相当 × 1 戸 1.10 倍、利益率 −3%
  • 国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅):数量 5,051(建物管理の戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。管理 1.2 倍 × 年額 1.25 倍、利益率 3%
  • マレーシアの建物管理:数量 19,131(管理戸数(戸))× 価格 0.00(1 戸あたり年額(億円・名目))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。管理 1.0 倍 × 年額 1.10 倍、利益率 −2%

倍率:稼ぐ力(純利益÷k)は床にならない。在庫を値引きして売り借入を返した正味の資産に戻り方を掛けた床を、今の自己資本 26 億円に対する PBR 0.46 倍で書いた。

確率:自己資本比率 39% で在庫を借入で賄う形なので、市況が崩れると一気に傷む。リーマン後の投資用マンションの会社の赤字を見れば、構造的に負ける筋は 1 割強ある。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産の開発・販売(XEBEC・中古区分・開発用地)

23 区の駅近に投資用マンションを建てて、個人の投資家・REIT・ファンドに売る。

数量引渡しの戸数(戸・年、戸換算の推定)価格1 戸あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/06 131 0.30 39 2
10 年後 中立 230 0.39 90 4

取り方:戸数の開示は無いので推定。セグメント売上 39.3 億円(3 棟の引渡しと開発用地など)を 1 戸約 3,000 万円で割り、約 131 戸相当と置いた。2026/06 期は引渡しが少ない谷の年で、過去 10 年の売上の平均から中立をならして年 230 戸相当とした。値段は金利の上昇で買い手の利回りの目線が上がるため、中立でも 1.30 倍と物価より低く置いた。

国内の管理(賃貸管理・建物管理・シニア向け住宅)

自社が売った物件などの賃貸管理と建物管理。朝日管理を買収し、白金のシニア向け住宅も引き継いだ。

数量建物管理の戸数(戸)価格1 戸あたり年額(億円・名目)売上営業利益
今 2026/06 4,209 0.00 12 0
10 年後 中立 6,734 0.00 25 1

取り方:短信の建物管理 126 棟・4,209 戸と、セグメント売上 11.9 億円から 1 戸あたり年約 28 万円(賃貸管理の手数料を含む)と置いた。会社の 2030 年の目標は国内の管理 5,400 戸。

マレーシアの建物管理

マレーシアの住宅・商業施設の建物管理と周辺のサービス。

数量管理戸数(戸)価格1 戸あたり年額(億円・名目)売上営業利益
今 2026/06 19,131 0.00 4 0
10 年後 中立 28,697 0.00 7 0

取り方:短信の管理 49 棟・19,131 戸とセグメント売上 4.04 億円から 1 戸あたり年約 2 万円と置いた。現地の物価と人件費に合わせて値段は物価より低く上がるとみた。

リスクと懸念

金利の上昇と融資の引き締め

個人の投資用ローンの金利が上がり、銀行が審査を厳しくすれば、買い手は一気に減る。物件の値段は上げにくくなり、在庫が積み上がる。2024 年 6 月期の赤字は、その小さな予行演習だった。

土地と建築費の上昇

23 区の駅近の土地は奪い合いで、建築費も上がり続ける。売値に転嫁できなければ、開発の利益率は削られる。規模の大きい同業の方が、仕入れでも施工の発注でも有利だ。

在庫と借入の重さ

仕掛の物件 25.7 億円に対し、借入は 35.6 億円ある。市況が崩れれば値引きして売るしかなく、自己資本比率 39% の会社には痛手が大きい。利払いも金利とともに増える。

事業を広げることの失敗

管理の会社の買収、シニア向け住宅、マレーシアと、本業の稼ぎが薄いうちに手を広げている。どれかがつまずけば、少ない利益はすぐに消える。

株の希薄化と配当の重さ

行使価格修正条項付きの新株予約権で株を増やしてきた。配当は利益を上回る水準で、利益が戻らなければ減配か、さらなる増資が要る。

今後の分かれ目

2027 年 6 月期に会社予想どおり売上 120 億円を達成し、利益率も上がったら
販売が戻る筋とみて、やや楽観に重みを移す。
国内の管理のセグメント利益が年 1 億円を超えたら
ストック収入が全社を支え始めたとみて、悲観の確率を下げる。
銀行が投資用ローンの審査を厳しくしたら
販売が細る筋とみて、やや悲観に重みを移す。
仕掛の物件の値引き販売や評価損が出たら
市況が崩れ始めたとみて、悲観に重みを移す。
新たな増資や大きな買収を打ち出したら
株主の取り分が薄まる筋とみて、価値の見方を下げる。

見ておくもの

  • XEBEC の引渡しの棟数と戸数
  • 仕掛と販売用の不動産の残高
  • 国内外の管理戸数と利益率
  • 投資用ローンの金利と銀行の融資姿勢
  • 配当性向と増資

倍率と資本コストの決め方

倍率は k 9% と各筋書きの ROE から正当化 PER の式で出し、投資用マンションの堀は弱い(残る割合 1/3)とした。中立の ROE は k に届かず、1÷k の 10.5 倍を上限にした。今の PBR 約 1.4 倍や同業の倍率は使っていない。中立の営業利益率は過去 12 年の山(8.5%)より下に置いた。悲観側は在庫を値引きして売った正味の資産の床で測った。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.3→12.36 倍・やや楽観 PER 9.7→11.59 倍・中立 PER 8.9→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 2.0%。同じ領域の robot home・GLC・グローバル・リンク・マネジメント・シーラ(いずれも 2.0%)と同じ重さにそろえた。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 9.00%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 2026年6月期 決算短信(デュアルタップ)
  2. 2026年6月期 決算補足説明資料(デュアルタップ)

分析日 2026-10-20