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セントラル総合開発 3238

地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)238 円23 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)373 円36 億円差 −36.1%
10 年後から見ると 割高 価値 238 円23 億円 · 差 −36.1% · 期待の年率 +3.7%
期待の年率リターン(10 年)+3.7%資本コスト比 −5.6 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

セントラル総合開発は、地方の中核都市を中心に分譲マンション「クレアホームズ」を建てて売る会社だ。広島や福岡などに賃貸のビルも持ち、マンションの管理も手がける。前期は731戸を引き渡し、売上は384億円と過去最高だった。

筆者の結論は、今の値段は割高だ、というものだ。一番の理由は借金の重さにある。純有利子負債は301億円で、自己資本103億円の3倍近い。営業利益は9億円あっても、利払いを引くと純利益は1.5億円しか残らない。

金利はこれから上がる。借り換えのたびに利払いは増え、10年で年8億円ほど重くなると筆者は見る。分譲の利幅が今のままなら、利益の大半は銀行に流れる。

会社は2030年度に年1,000戸の供給を掲げ、進出する都市を増やしている。量を伸ばす力はあるが、それを支えるのは借金だ。不動産の市況が崩れた時の傷は深い。2009年3月期には74億円の赤字を出した。稼ぐ力で測った価値は、今の時価総額の半分ほどにとどまると筆者は見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「借金で回す回転の商売」と見る。オーナーとして長く持つには、いちばん向かない形の1つだ。

分譲の利幅は、土地を安く仕入れ、建築費を抑え、相場の上昇に乗れた時に厚くなる。どれも会社が自分で決められない。借金が自己資本の3倍あると、相場が少し崩れるだけで株主の取り分は大きく削られる。

金利の上昇は、その弱さを常に突く。これまでの稼ぎは、ほぼゼロの金利に支えられていた。借り換えが進めば、営業利益の大半が利払いに回る。株主のものになる利益は、薄く不安定だ。

良い点もある。地方の中核都市で積んだ実績と、九電工との提携だ。それでも、この稼ぎに高い値段は払えない。安全域は、今の値段では取れていないと筆者は見る。

見方が変わるのは、借金を減らし、金利が上がっても利益が残る形に変わった時だ。賃貸のビルを売って借金を返すような動きが出れば、もう一度考える価値はある。

何で稼ぐ会社か

事業は2つある。マンションを建てて売る不動産販売が売上の9割の343億円、賃貸のビルとマンションの管理が41億円だ。

不動産販売の中心は、地方の中核都市の分譲マンションだ。前期は18の物件を引き渡し、そのうち15が地方圏だった。1戸あたりの売上は4,700万円前後になる。首都圏の大手が手薄な地方の県庁所在地や中核都市に、駅に近い中規模の物件を供給するのが得意な形だ。進出した都市は85にのぼる。

稼ぎの源は、土地を仕入れてから売り終えるまでの2〜3年の利幅だ。土地と建築の代金は借金で賄い、引き渡した時に売上と利益が立つ。だから引き渡しの時期で、売上と利益は年ごとに大きく揺れる。前期は売上が27%増えたのに、販売の利益は14%減った。建築費の上昇を値段に乗せきれなかったためだ。

賃貸・管理は、広島や福岡のオフィスビルと賃貸マンションの賃料、分譲したマンションの管理の手数料だ。利益は5.7億円と安定していて、分譲の波を少しならす役を担う。

2024年には九電工(現クラフティア)が株の1割を取得し、資本と業務で手を組んだ。

優良さと弱いところ

事業の質は、量を伸ばす力はあるが、稼ぎが借金に弱い、という形だ。

強みは地方の中核都市での実績だ。85の都市に物件を出し、土地の仕入れから販売まで地元の事情を知る人が担う。大手が来ない規模の市場で、競争は比べて緩い。

弱みは3つある。1つ目は値段を決める力がないことだ。マンションの値段は周りの相場で決まり、建築費が上がっても同じだけは上げられない。前期の利幅の縮みがその表れだ。

2つ目は借金の重さだ。純負債は自己資本の約3倍で、営業利益は利払いの1.4倍しかない。金利が1%上がるだけで、利益の大半が消える計算になる。

3つ目は、市況の谷での傷の深さだ。在庫を借金で抱える形なので、売れ行きが止まると値下げと評価損が一度に来る。2009年3月期の赤字は、その怖さを示した。

ROE(自己資本利益率)は過去10年の中央値で9%台あったが、前期は1.4%に落ちた。低い金利が支えた稼ぎだった面は否めない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の新築マンションの供給は、量で見ると細っている。建築費の高騰で値段が上がり、買える人が減った。全国の新築の着工は2025年に62年ぶりの低い水準まで落ちた。分譲の戸数は、人口の減少と値段の上昇で、10年で年3〜5%ずつ減りうるというのが業界の見方だ。

地方の中核都市は、その中では底堅い。郊外の戸建てから駅の近くのマンションに移る高齢の世帯や、共働きの世帯の需要がある。ただ、人口そのものは減るので、市場の大きさは首都圏ほど持たない。会社が進出する都市を増やすのは、1つの都市で売れる量に限りがあるからだ。

値段は名目で上がるが、伸びは鈍る。建築費の上昇はひと山を越えつつあり、地方では買い手の所得が値段の上昇に追いつかない。筆者は、1戸あたりの値段は10年で2割ほどの上昇にとどまると見る。

金利の上昇は、この業界に二重に効く。買い手の住宅ローンが重くなり、売り手の借金の利払いも増える。借金で在庫を抱える中堅の分譲会社ほど、その痛みは大きい。

筆者が見るこの業界の分かれ目は、金利と建築費の2つだ。どちらも会社の外で決まり、中堅の分譲会社はそれを受け止めるしかない。

資本政策と M&A

還元の方針は、連結の配当性向30%程度だ。前期は純利益が落ちたので、配当の総額は0.5億円にとどまった。自社株買いの実績はほとんどない。

資本の使い方の中心は、借金を使った在庫の積み増しだ。中期経営計画のPLAN2030では、年1,000戸の分譲と賃貸マンション700戸の供給を掲げ、自己資本比率は20〜30%を目安にする。前期末は22%で、その下限に近い。

株主では、2024年に九電工(現クラフティア)が1割を取得し、その他の関係会社になった。マンションの電気や設備の工事でつながる相手だ。資本の後ろ盾としては心強いが、少数株主への還元が厚くなる材料にはならない。

M&Aでは、規模の小さい分譲会社は再編の対象になりうる。ただ、借金の重さが買い手にとっても重荷で、筆者は筋書きの中心には置かない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

セントラル総合開発は、地方の中核都市の分譲で確かな足場を持つ。85の都市に物件を出し、前期は731戸と過去最高を引き渡した。契約も742戸と積み上がり、量の勢いは衰えていない。

地方の中核都市の需要は底堅い。郊外の戸建てから駅の近くに移る高齢の世帯や、共働きの世帯が買い手になる。首都圏の大手は地方の中規模の物件に手を出さず、競争は緩い。会社は都市の数を増やすことで、1つの都市の限りを越えてきた。

九電工が株の1割を持ち、業務でも手を組んだ。設備の工事の協力と資本の後ろ盾は、建築費の上昇と資金繰りの両面で効く。

賃貸のビルも価値がある。広島と福岡の都心のビルは賃料が安定し、帳簿の値より高く売れるはずだ。今の値段は自己資本の3分の1ほどで、資産の厚みを考えれば下は限られる。

金利の上昇も、売値に乗せられる範囲にとどまる。地方の値段は首都圏ほど高くなく、ローンの負担はまだ重すぎない。量と賃貸の両輪で、利払いの増加は吸収できる。

慎重な見方

この会社の稼ぎは、ほぼゼロの金利に支えられてきた。純負債は自己資本の3倍で、営業利益は利払いの1.4倍しかない。借り換えのたびに金利は上がり、利払いは年8億円ほど増える。量を伸ばしても、利益は銀行に流れる。

値段を決める力もない。地方のマンションの値段は周りの相場で決まり、建築費の上昇を乗せきれない。前期は売上が27%増えたのに、分譲の利益は14%減った。

市況が崩れた時の傷は深い。在庫を借金で抱える形なので、売れ行きが止まると値下げと評価損が一度に来る。2009年3月期には74億円の赤字を出した。自己資本比率は22%で、同じことが起きれば増資が要る。

自己資本の3分の1という値段は、安く見えるだけだ。ROEが資本コストに遠く届かない会社の帳簿は、値段の床にならない。

成長の計画も、借金を増やす計画と同じ意味だ。年1,000戸を目指すほど在庫と借入は膨らみ、市況が崩れた時の傷は大きくなる。量を追う姿勢そのものが、株主にとっての危うさだ。

どちらに重みを置いたか

地方の中核都市での足場と量の勢いについては、強気の言い分に理がある。ただ、金利の上昇で利益の大半が利払いに回ることは避けられない。ROEは資本コストに遠く届かず、稼ぐ力で測った価値は今の値段を大きく下回る。確率は中立を中心に置き、借金の重さと2009年の前例を見て慎重な側を厚くした。借金が減り利幅が戻れば、見方を変える。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 458 円44 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 77 円7 億円)。 今の値に割り戻すと 238 円23 億円、今との差 −36.1%、 期待の年率 +3.7%(資本コスト 9.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 1,585 円152 億円 239 円23 億円 +389.1% +17.2% 109 円11 億円
やや楽観 19% 900 円87 億円 146 円14 億円 +180.3% +10.9% 199 円19 億円
中立 35% 371 円36 億円 73 円7 億円 +19.1% +1.8% 155 円15 億円
やや悲観 26% 190 円18 億円 31 円3 億円 −40.6% −5.1% 58 円6 億円
悲観 14% 85 円8 億円 10 円1 億円 −74.3% −12.7% 13 円1 億円
加重平均100% 458 円44 億円77 円7 億円 +43.3% +3.7% 535 円51 億円

今の株価時価総額 373 円36 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 6% 年1,000戸を達成し、利幅を戻して借金の重さを跳ね返す 利益 14 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 1,585 円152 億円

上振れの姿は、中期経営計画がそのまま形になることだ。進出する都市を100に広げ、年1,000戸の分譲を続ける。地方の中核都市で駅の近くに住みたい世帯の需要は根強く、値段は10年で3割上がる。

建築費の上昇はひと山を越え、仕入れの工夫で利幅は7%まで戻る。賃貸マンション700戸の供給で賃料の稼ぎも厚くなる。利払いは年15億円に増えるが、営業利益は36億円まで伸び、純利益は14億円になる。

ROEは9%近くまで戻るが、資本コストの10%にはわずかに届かない。借金を背負った成長は、最も良い姿でもこの程度だ。

  • 不動産販売(分譲マンション):数量 1,000(引渡戸数(戸、持分))× 価格 6,100(1戸あたりの売上(万円))→ 売上 610 億円・営業利益 43 億円。年1,000戸・利幅が戻る
  • 不動産賃貸・管理:数量 10,000(賃貸・管理の戸数相当(戸、推定))× 価格 68(1戸相当あたりの年の売上(万円、推定))→ 売上 68 億円・営業利益 10 億円。賃貸700戸が加わる

倍率:事業の純利益 14 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.9% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 152 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の年1,000戸は過去の最高の4割増しで、利幅の回復と同時に起きる必要がある。金利の上昇の中でそろう姿は1割に届かない確率とした。

やや楽観 19% 進出の都市を増やし、年900戸を売り続ける 利益 8 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 900 円87 億円

地方の中核都市を1つずつ増やし、年900戸の分譲を続ける。1つの都市で売れる量は限られるが、都市の数で補う。値段は10年で25%上がり、建築費の上昇も同じ程度に収まる。

利幅は6.5%まで戻る。賃貸と管理の稼ぎも少しずつ厚くなる。賃貸の建物の償却は取得した時の額のままなので、賃料が物価で上がる分、利益率は上がる。

一方で利払いは年14億円台まで増え、営業利益の半分を食う。純利益は8億円で、配当性向30%を守っても、自己資本の伸びは鈍い。ROEは6%前後にとどまる。量の伸びは確かだが、株主に残る分は利払いに削られる姿だ。

  • 不動産販売(分譲マンション):数量 900(引渡戸数(戸、持分))× 価格 5,900(1戸あたりの売上(万円))→ 売上 531 億円・営業利益 35 億円。都市を増やして量を保つ
  • 不動産賃貸・管理:数量 9,500(賃貸・管理の戸数相当(戸、推定))× 価格 66(1戸相当あたりの年の売上(万円、推定))→ 売上 63 億円・営業利益 9 億円。賃料は物価並み

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 86 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:前期は731戸と過去最高で、契約も742戸と積み上がった。都市を増やして量を伸ばす姿は実績の延長にあるので2割弱。

中立 35% 量は少し増えるが、利払いが利益の大半を食う 利益 3 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 371 円36 億円

筆者が最も起こりやすいと見るのは、量は保てても利益が残らない姿だ。会社は都市を増やし、年800戸の分譲を続ける。業界全体の量は細るので、計画の1,000戸には届かない。値段は10年で2割強上がるが、地方の買い手の所得が追いつかず、物価の伸びには届かない。

利幅は6%と、低い金利の時代の水準まで戻る。本社と販売の費用は物価並みに増える。営業利益は19億円になる。

しかし借金の借り換えが進み、金利は5%前後に上がる。利払いは年14億円に増え、純利益は3億円台にとどまる。配当性向30%で10年に7億円を返す。ROEは3%弱で、資本コストの3分の1にも届かない。量の成長が、そのまま銀行の取り分になる形だ。

  • 不動産販売(分譲マンション):数量 800(引渡戸数(戸、持分))× 価格 5,730(1戸あたりの売上(万円))→ 売上 458 億円・営業利益 28 億円。年800戸・地方の所得が追いつかず値段は物価を下回る
  • 不動産賃貸・管理:数量 9,000(賃貸・管理の戸数相当(戸、推定))× 価格 66(1戸相当あたりの年の売上(万円、推定))→ 売上 60 億円・営業利益 8 億円。償却は取得原価のまま

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.8% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 36 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:分譲の量は業界全体で細るが、会社は都市を増やして逆らってきた。金利の上昇は確かなので、利益が利払いに削られる姿を中心に35%。

やや悲観 26% 地方の需要が細り、在庫を絞って借金を返す 利益 0 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 190 円18 億円

住宅ローンの金利が上がり、地方の買い手は値段の上昇についていけなくなる。会社は在庫を絞り、年650戸に量を落とす。値段の伸びは10年で1割強にとどまり、利幅は4.5%に縮む。

在庫を絞った分だけ借金は減るが、利払いは営業利益とほぼ同じになる。純利益はほぼとんとんで、配当はわずかしか払えない。

価値を支えるのは、広島や福岡の賃貸のビルだ。賃料の稼ぎは安定しているので、売れば借金を返して手元に残る分がある。それでも、会社は清算されず、少数株主にその全部は戻らない。量を追うのをやめた会社は、借金を返しながら静かに縮んでいく。株主にとっては長い足踏みになる。

  • 不動産販売(分譲マンション):数量 650(引渡戸数(戸、持分))× 価格 5,300(1戸あたりの売上(万円))→ 売上 345 億円・営業利益 16 億円。在庫を絞る
  • 不動産賃貸・管理:数量 8,500(賃貸・管理の戸数相当(戸、推定))× 価格 60(1戸相当あたりの年の売上(万円、推定))→ 売上 51 億円・営業利益 7 億円。賃料は安定

倍率:稼ぐ力は0.4億円÷k=約4億円しかない。価値は賃貸の建物の含み益で測る床(約17億円)で、今の自己資本103億円に0.165倍を掛けた額とする。 EV(時価総額+純負債約300億円)÷営業利益は約48倍で、借金の重さから利益の倍率では測れず、床の資産で測る。

確率:金利の上昇で買い手のローンが重くなり、地方の値段の伸びも鈍い。分譲の量が細り利幅も薄くなる姿は十分ありうるので26%。

悲観 14% 市況が崩れ、在庫の評価損と利払いで自己資本が半分近くになる 利益 −10 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 85 円8 億円

不動産の市況が崩れ、地方のマンションの売れ行きが止まる。会社は値下げで在庫をさばき、評価損を出す。量は年350戸まで落ち、分譲の事業は赤字になる。

借金は在庫の分だけ減るが、利払いは残る。10年の間に赤字が積み重なり、自己資本は半分近くまで減る。銀行の支援をつなぐため、増資で株が薄まる恐れもある。

賃貸のビルは売られ、借金の返済に回る。会社は残っても、少数株主の取り分は小さい。床は、賃貸のビルを売って借金を返した後に残る分のさらに半分だ。2009年の再来は、この会社にとって最も重い筋書きだ。借金で回す形の怖さが最も強く出る姿だ。

  • 不動産販売(分譲マンション):数量 350(引渡戸数(戸、持分))× 価格 4,500(1戸あたりの売上(万円))→ 売上 158 億円・営業利益 2 億円。値下げで利幅が消える
  • 不動産賃貸・管理:数量 7,500(賃貸・管理の戸数相当(戸、推定))× 価格 55(1戸相当あたりの年の売上(万円、推定))→ 売上 41 億円・営業利益 4 億円。ビルを売って縮む

倍率:赤字で稼ぐ力は消える。価値は床の資産で測り、今の自己資本103億円に0.08倍を掛けた約8億円とする。

確率:2009年3月期に74億円の赤字を出した前例があり、借金の重さは当時と同じだ。金利が高い中での市況の崩れは傷を深くするので14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産販売(分譲マンション)

地方の中核都市を中心に分譲マンションを開発・販売する。

数量引渡戸数(戸、持分)価格1戸あたりの売上(万円)売上営業利益
今 2026/03 731 4,694 343 16
10 年後 中立 800 5,730 458 28

取り方:2026年3月期の不動産販売の売上343.3億円・セグメント利益15.91億円、販売実績731.3戸(持分、有報)。1戸あたりは売上÷戸数。

不動産賃貸・管理

広島・福岡などのオフィスビルと賃貸マンションの賃料、分譲マンションの管理の手数料。

数量賃貸・管理の戸数相当(戸、推定)価格1戸相当あたりの年の売上(万円、推定)売上営業利益
今 2026/03 8,000 51 41 6
10 年後 中立 9,000 66 60 8

取り方:2026年3月期の賃貸・管理の売上40.84億円・セグメント利益5.67億円(有報)。管理と賃貸の戸数は開示を確かめられず、8,000戸相当と置いた推定。

リスクと懸念

金利の上昇

純有利子負債は約300億円で、今の利払いの金利は2%に届かない。借り換えで5%前後になれば、利払いは年8億円ほど増える。営業利益の大半が銀行に流れる。

市況の崩れと在庫

土地と建築の代金を借金で賄い、2〜3年かけて売る形だ。売れ行きが止まると値下げと評価損が一度に来る。2009年3月期には74億円の赤字を出した。

建築費の転嫁

建築費は人手不足と資材高で上がり続ける。地方では買い手の所得が値段に追いつかず、上がった費用を値段に乗せきれない。前期の分譲の利益が減ったのは、その表れだ。

地方の人口の減少

地方の中核都市は駅の近くの需要で底堅いが、人口そのものは減る。1つの都市で売れる量は限られ、進出の都市を増やし続けないと量を保てない。

自己資本の薄さ

自己資本比率は22%で、会社の目安の20〜30%の下限に近い。赤字が続けば、銀行の支援をつなぐために増資が要り、株が薄まる恐れがある。

今後の分かれ目

分譲の利益率が2期続けて7%を超える
建築費の転嫁が進んでいる。中立の利幅を引き上げ、強気の側に確率を寄せる。
借入の平均の金利が3%を超える
利払いの重さが表に出てきた。中立の純利益を下げ、慎重な側に確率を寄せる。
契約の戸数が2期続けて減る
地方の需要が細っている。量の中立を下げ、やや悲観の確率を上げる。
賃貸のビルを売って借金を減らす
財務を軽くする動き。利払いの見通しを下げ、悲観の深さを浅くする。
クラフティアが持株を増やす、または買収を提案する
再編の筋が出てくる。筋書きにTOBの可能性を加える。

見ておくもの

  • 分譲の契約戸数と利益率
  • 純有利子負債と平均の借入金利
  • 自己資本比率
  • 進出の都市の数
  • 賃貸の建物の売却の有無

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業のROEが資本コスト9.25%を下回るため、式の上限1÷k=10倍を基準に中立は8割の8倍とした。今のPER・PBRは見ていない。純負債が時価総額の8倍を超えるのでEV÷営業利益も見たが、中立で約17倍と20倍に届かない。利払いは借り換えで5%前後に上がるとして純利益に入れた。賃貸の建物の償却は取得原価のまま置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9→10.81 倍・やや楽観 PER 8.5→10.81 倍・中立 PER 8→10.81 倍)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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分析日 2026-10-20