株譜
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LAホールディングス 2986

開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,106 円761 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,699 円1,857 億円差 −59.0%
10 年後から見ると 割高 価値 1,106 円761 億円 · 差 −59.0% · 期待の年率 −1.7%
期待の年率リターン(10 年)−1.7%資本コスト比 −10.2 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

LAホールディングスは、九州・沖縄と東京都心で不動産を仕入れ、手を加えて売る会社だ。大きな土地を造成して売る事業、中古マンションの再生、新築の開発が柱で、賃貸は小さい。筆者の結論は、腕は確かだが今の値段は高すぎる、というものだ。

第一の理由は、利益が引き渡しの時期で大きく振れることだ。今期の営業利益は175億円の計画で、その約9割が下期に集中する。上期の実績は20億円にとどまった。福岡県古賀市の大型案件を予定どおり引き渡せるかで、今期の景色が変わる。

第二の理由は、借金が事業の燃料になっている点だ。在庫は742億円、有利子負債は729億円まで膨らんだ。金利が上がれば、その分だけ利益が削られる。

強みも本物だ。過去5年、会社は期初の計画を上回り続けてきた。安く仕入れて価値を足す目利きは、簡単にはまねできない。10年先も同じ腕で稼ぎ続けると、筆者は見る。ただ、それでも利益の伸びは物価を少し上回る程度にとどまる。

総合の本質価値は今の時価総額を7割ほど下回り、割高と出た。長期計画どおりに進む楽観の筋書きでも、今の値段には届かない。

バリュー投資の観点から

オーナーとして持ち続けたい会社か。筆者の見立ては、事業は評価できるが、安全域がない、だ。安全域とは、払う値段と本質価値の差のことである。

理由は三つある。一つ目は利益の中身だ。売った時に一度だけ入る利益が大半で、翌年も同じ額が入る保証はない。毎年、新しい土地を仕入れ直す必要がある。二つ目は借金だ。在庫を借入で抱える商売は、市況が良い間は高い利回りを生む。悪くなれば、傷は一気に深くなる。三つ目は堀の浅さだ。腕のある経営者が去れば、稼ぐ力は目に見えて落ちる。

評価できる点もある。再建の経験を持つ経営者が、資本効率を意識して動いている。過去5年の計画超えも、運だけの産物には見えない。

それでも、バリュー投資で最も大事なのは、値段に見合う安全域だ。この会社の利益に十分な倍率を認めても、10年後の姿は今の時価総額に届かない。事業が悪いのではない。値段が先を行き過ぎている。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、不動産を安く仕入れて価値を上げ、買い手に売ることだ。会社は事業を、新築・再生・価値向上・賃貸の四つに分けて開示している。

新築と価値向上は、開発型の事業だ。造成した土地を売る、都市型の商業ビルや賃貸レジデンスを建てて売る、といった案件が中心になる。1件10億〜50億円の中規模に絞り、2〜3年で回収する。古賀市で進む約28万平方メートルの造成は、会社として過去最大級だ。次の候補地も確保している。

再生は、中古マンションを1戸ずつ買い、内装を作り替えて売る事業だ。主力は都心3区や福岡・沖縄の高額帯で、1億円台から9億円台までそろえる。今期の上期は再生が売上の最大部門になり、新築を抜いた。ただ、利益率は開発型の半分ほどだ。再生の比率が上がると、全体の粗利益率は下がる。

賃貸は規模こそ小さいが、粗利益率が高く、景気に左右されにくい。会社はここを育てる方針だ。北海道ではホスピス住宅や障がい者グループホームの開発を、ヘルスケア企業と組んで始めた。

つまり、この会社の利益の大半は「売る」ことで生まれ、「持つ」ことでは生まれない。在庫を抱え、借入で回し、売却益で返す。回転が止まれば、利益だけでなく資金繰りにも響く。

優良さと弱いところ

優良さをどう見るか。筆者は「腕はあるが、堀は浅い」と見る。堀とは、他社がまねできない強みのことだ。

腕の証拠は数字に出ている。営業利益は5年で約9倍になり、利益率は17〜23%、ROE(自己資本利益率)は20%台を保ってきた。再生では価格競争に巻き込まれにくい高額帯を、開発では「未来の一等地」になるエリアを選ぶ。

だが、堀は深くない。不動産の開発と販売には、他社にまねできない技術も、顧客を縛る仕組みもない。強いのは仕入れの目利きと、金融機関との関係だ。目利きは人に宿り、再現が難しい。しかも市況が崩れれば、誰が仕入れても利益は薄れる。

資本の面でも注意がいる。自己資本比率は27%で、純有利子負債は自己資本の1.4倍に当たる。借入が増えるほど回転は上がるが、谷での傷も深くなる。

経営は、2012年に経営再建のため招かれた脇田栄一社長が率いる。創業者ではなく再建を担った経営者で、還元にも前向きだ。一方、脇田氏と共同保有者の持ち株は約11%にとどまる。株主と運命をともにしているとまでは言いにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

この会社は、不動産市況の追い風に乗って伸びてきた。その風の行方が、10年の最大の論点になる。

追い風は大きかった。都心6区の中古マンションの平均売り出し価格は、2023年に初めて1億円を超えた。建設費は2021年以降に2〜4割上がり、新築の供給が細った。その分、既存の物件と造成済みの土地の価値が上がり、仕入れて売る側に利益が残りやすかった。

向かい風もはっきりある。10年国債が3%まで上がる世界では、賃貸物件の期待利回り(キャップレート)が上がり、買い手が払える値段は下がる。開発の利益は薄くなる。金融機関も融資先を選び始めた。借入で在庫を積む会社にとって、これは最大の制約だ。

競合は用途ごとに違う。再生マンションでは、スター・マイカ、イーグランド、サンフロンティア不動産、インテリックスが並ぶ。開発では大手デベロッパーや外資系ファンドが、同じ土地を取りに来る。LAの武器は、大手が手を出しにくい中規模の案件に絞ったことだ。

成長領域のヘルスケア施設は、高齢化で需要が伸びる。ただ、建築費の上昇と運営会社の確保が壁になる。10年で見れば、数量は人口の減少に引っ張られ、地方では伸びにくい。価格は物価並みに上がるが、利益は調達金利の分だけ削られる。

資本政策と M&A

資本の使い方は、積極的な拡大と手厚い還元の両立を狙っている。

還元では、配当性向の目標を40%に引き上げ、株主資本配当率(DOE)6%の下限を新設した。今期は6期連続の増配を見込み、株主優待も始めた。借金で在庫を積みながら還元を増やす形で、筆者はやや背伸びだと見る。

成長投資では、長期計画「LA Next Stage 2031」で賃貸不動産を大きく積み増す。経常利益は2029年までに180億円、2031年には220億円を目指す。大型案件はパートナーのファンドと組み、貸借対照表に載せない形で進める。借入の負担を抑える工夫で、これは評価できる。

M&Aでは、2024年に始めたM&A支援と企業投資の事業がある。地方の中堅企業が相手だが、実績はまだ薄い。買収で価値を壊さないかを、見ていく必要がある。

過去の増資と新株予約権の行使で、株数は増えてきた。希薄化の癖があるため、1株当たりの価値は利益の伸びより遅れやすい。東証グロース上場の中堅で、買収提案が出る可能性もゼロではない。

点検済み(2026-10-19):株数(分割後)、起点の利益、悲観の確率を確かめた。割高に見せる見落としは見つからなかった。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

長期計画「LA Next Stage 2031」は、現実的な目標だ。会社は過去5期連続で期初の計画を上回ってきた。営業利益は5年で約9倍になり、実績の裏付けがある。

仕込みも済んでいる。古賀市では約28万平方メートルの造成が8月末に終わり、下期に引き渡す。次の候補地(約17万平方メートル)も押さえた。1件が大きい土地の案件が毎年のように続けば、利益は階段状に増える。

資金面も整ってきた。金融機関の融資枠が大きく広がり、100億円規模の案件はパートナーのファンドと組んで貸借対照表に載せずに進められる。借入への依存を抑えながら、規模を追える形だ。

賃貸は、2025年度の約110億円から2031年度に400億円へ積む計画だ。北海道のホスピス住宅など、高齢化で需要が確かな施設が中心になる。売却益に頼らない土台ができれば、利益の質が上がり、倍率も切り上がる。

還元も厚い。DOE6%の下限と配当性向40%の目標で、増配が続く。上期の低い進捗は例年の下期偏重にすぎない。通期の計画は変更されていない。

慎重な見方

今期の計画は、実績から見て相当に高い。上期の営業利益は20億円で、前年の半分に満たない。粗利益率も前年の32%から23%に下がった。残りの約155億円を下期で稼ぐには、古賀市の引き渡しが1日も遅れてはならない。

しかも、計画は新築の粗利益率を4割台に引き上げる前提で組まれている。2024年は27%だった。一度きりの大型の土地売却で作る利益を、毎年の稼ぐ力と見るのは危うい。

財務は攻めの姿勢だ。在庫は742億円まで積み上がり、自己資本比率は27%に下がった。営業のキャッシュフローは赤字が続いている。金利が0.75%上がれば、利払いは年に約5億円増える。借り換えのたびに新しい金利になるため、負担はこれから重くなる。

市況は10年近く追い風だった。都心の中古マンションも福岡の土地も、高値圏にある。売れ行きが鈍れば、在庫は資産から重荷に変わる。リーマン後には、開発型の不動産会社が相次いで行き詰まった。

最後に値段がある。2025年の利益に対して約30倍で、十分な成長を織り込んでいる。計画が少しでもずれれば、利益と倍率が同時に縮む。

どちらに重みを置いたか

事業の腕では強気の見方が優勢だが、利益の質と値段では慎重な見方が的を射ている。計画の超過実績と古賀市の仕込みは本物だ。ただ、利益が引き渡しの時期に偏り、借入で在庫を回す構造は変わらない。

本質価値の計算では、長期計画に近い楽観の筋書きでさえ、10年後の価値は今の時価総額を下回った。確率は、腕を評価して中立と楽観側に厚く置きつつ、市況の反転と調達環境の悪化を重く見て、悪い側にも相応の重みを残した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,857 円1,278 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 427 円294 億円)。 今の値に割り戻すと 1,106 円761 億円、今との差 −59.0%、 期待の年率 −1.7%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 4,271 円2,939 億円 651 円448 億円 +82.4% +6.2% 492 円339 億円
やや楽観 20% 2,811 円1,934 億円 522 円359 億円 +23.5% +2.1% 667 円459 億円
中立 36% 2,009 円1,382 億円 475 円327 億円 −8.0% −0.8% 894 円615 億円
やや悲観 22% 539 円371 億円 347 円239 億円 −67.2% −10.5% 195 円134 億円
悲観 12% 217 円149 億円 87 円60 億円 −88.7% −19.6% 36 円25 億円
加重平均100% 1,857 円1,278 億円427 円294 億円 −15.4% −1.7% 2,285 円1,572 億円

今の株価時価総額 2,699 円1,857 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 長期計画をやり切り、中堅の総合デベロッパーへ 利益 181 億円 · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 4,271 円2,939 億円

長期計画「LA Next Stage 2031」が、ほぼ計画どおりに進む。古賀市のような大型の造成案件が毎年のように続き、福岡・沖縄・北海道で中規模の開発と再生が積み上がる。経常利益は2031年に220億円へ届き、その後も物価並みに伸びる。

賃貸は北海道のヘルスケア施設を中心に膨らみ、売却益に頼らない土台ができる。大型案件は共同事業にして貸借対照表に載せない工夫が利き、自己資本比率は3割台を保つ。金利は3.5%前後で落ち着き、利払いは売却益で吸収できる。

10年後の営業利益は今の3倍を超え、純利益は180億円前後になる。ROEは17%ほどに落ち着く。これが10年続くには、地価と中古マンションの値段が崩れないことが前提だ。

  • 開発型(新築・価値向上):数量 50.0(年間の売却案件数(件))× 価格 18(1件あたり売上(億円・名目))→ 売上 900 億円・営業利益 279 億円。50 件 × 18.00 億円、営業利益率 31.0%
  • 再生(中古マンション):数量 100(年間の販売戸数(戸))× 価格 3.50(1戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 350 億円・営業利益 30 億円。100 戸 × 3.50 億円、営業利益率 8.5%
  • 賃貸(ヘルスケア施設ほか):数量 400(賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま))× 価格 0.13(簿価あたりの賃料収入(比率))→ 売上 54 億円・営業利益 24 億円。簿価 400 億円(実質)× 0.134、営業利益率 45%

倍率:事業の純利益 181 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.9% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.7 倍。全体の PER 15.73 倍、時価総額 2,853 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画の超過実績と古賀市の仕込みは確かだが、10年連続で市況の追い風に乗り続ける必要がある。借入と市況の反転を考えると、確率は1割にとどめた。

やや楽観 20% 計画の7割で、成長は続く 利益 119 億円 · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 2,811 円1,934 億円

計画には届かないが、成長は続く。大型の造成は数年に1件のペースになり、中規模の開発と再生が主力であり続ける。経常利益は2031年に150億円前後まで伸び、会社の目標の7割ほどに収まる。

賃貸はヘルスケア施設の積み増しが計画より遅れる。運営会社の確保や建築費の上昇が足かせになるためだ。それでも、借入は物価の分だけ増え、利払いは利益の2割強を食う。金融機関との関係は保たれ、大型案件もパートナーと組んで進められる。ただ、成立する件数は計画の半分ほどだ。

10年後の営業利益は今の2倍強。再生の比率が高まり、全体の利益率は今よりやや低い。配当性向40%は守られ、ROEは14%ほどになる。

  • 開発型(新築・価値向上):数量 38.0(年間の売却案件数(件))× 価格 17(1件あたり売上(億円・名目))→ 売上 647 億円・営業利益 184 億円。38 件 × 17.02 億円、営業利益率 28.5%
  • 再生(中古マンション):数量 80.0(年間の販売戸数(戸))× 価格 3.43(1戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 274 億円・営業利益 22 億円。80 戸 × 3.42 億円、営業利益率 8.0%
  • 賃貸(ヘルスケア施設ほか):数量 280(賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま))× 価格 0.13(簿価あたりの賃料収入(比率))→ 売上 38 億円・営業利益 16 億円。簿価 280 億円(実質)× 0.134、営業利益率 42%

倍率:事業の純利益 119 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.1% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.3 倍。全体の PER 15.27 倍、時価総額 1,812 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:腕と資金調達力が保たれ、計画の7割まで進むという現実的な上振れ。過去5年の超過実績を評価し、2割を置いた。

中立 36% 腕は保たれるが、追い風は消える 利益 84 億円 · PER 14.8 倍 · 株価時価総額 2,009 円1,382 億円

腕は保たれるが、市況の追い風は消える。開発の件数は今の1.2倍ほど、再生は高額帯で戸数が横ばい圏にとどまる。価格は物価並みに上がり、売上は物価を少し上回って伸びる。

10年のうち一度は、市況の谷が来る。2〜3年は在庫の回転が落ち、利益が半分近くに減る年も出る。借入は増えるが、金融機関との関係が保たれ、資金繰りは詰まらない。大型案件の毎年の積み上げは起きず、利益の柱は中規模の開発と再生になる。

10年後の営業利益は160億円前後。利払いが重くなり、純利益は80億円台にとどまる。ROEは12%ほどで、資本コストをわずかに上回る程度の普通の不動産会社になる。

  • 開発型(新築・価値向上):数量 31.0(年間の売却案件数(件))× 価格 16(1件あたり売上(億円・名目))→ 売上 505 億円・営業利益 134 億円。31 件 × 16.29 億円、営業利益率 26.5%
  • 再生(中古マンション):数量 68.0(年間の販売戸数(戸))× 価格 3.35(1戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 228 億円・営業利益 17 億円。68 戸 × 3.35 億円、営業利益率 7.5%
  • 賃貸(ヘルスケア施設ほか):数量 210(賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま))× 価格 0.13(簿価あたりの賃料収入(比率))→ 売上 28 億円・営業利益 11 億円。簿価 210 億円(実質)× 0.134、営業利益率 40%

倍率:事業の純利益 84 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.5% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.8 倍。全体の PER 14.81 倍、時価総額 1,248 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:腕は保たれるが追い風が消え、一度は谷が来るという落としどころ。確率が最も高い筋書きとして3割台半ばを置いた。

やや悲観 22% 調達が細り、回転が鈍る 利益 35 億円 · PER 6.7 倍 · 株価時価総額 539 円371 億円

調達が細り、回転が鈍る。金利が3%台で定着し、買い手が払える値段が下がる。キャップレートの上昇で、開発の利益は構造的に薄くなる。

金融機関が融資先を選別するようになり、在庫を積み増せない。大型案件は成立しにくく、中規模の開発も件数が減る。再生は都心の高額帯の値上がりが止まり、利益率が5%まで下がる。

10年後の営業利益は今の8割ほど。借入の利払いが利益の4割を食い、純利益は35億円前後になる。還元は続けるが、ROEは6%台で資本コストに届かない。会社は事業の幅を広げようとするが、新しい分野で成果は出ず、中規模の開発と再生を細々と回す普通の会社になる。

  • 開発型(新築・価値向上):数量 22.0(年間の売却案件数(件))× 価格 15(1件あたり売上(億円・名目))→ 売上 326 億円・営業利益 69 億円。22 件 × 14.84 億円、営業利益率 21.0%
  • 再生(中古マンション):数量 54.0(年間の販売戸数(戸))× 価格 3.00(1戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 162 億円・営業利益 8 億円。54 戸 × 3.00 億円、営業利益率 5.0%
  • 賃貸(ヘルスケア施設ほか):数量 150(賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま))× 価格 0.13(簿価あたりの賃料収入(比率))→ 売上 20 億円・営業利益 8 億円。簿価 150 億円(実質)× 0.134、営業利益率 38%

倍率:ROE 6.4%(事業の純利益÷自己資本)が k 8.5% 以下なので、正当化 PER は 1÷k=10.3 倍が上限。利益が引き渡しの谷で薄く、案件を仕入れ直す必要もあるので、上限の 6.5 割の 6.7 倍に置いた。

確率:金利上昇と融資の選別で、開発の利益が構造的に薄くなる。借入で回す不動産会社にとって起こりやすく、2割強を置いた。

悲観 12% 市況が反転し、在庫が重荷になる 利益 2 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 217 円149 億円

市況が反転し、在庫が重荷になる。2008年のリーマン後と同じく、不動産の買い手が資金を引き、開発中の物件が売れなくなる。会社は在庫を値下げして売り、減損を出す。

借入は返済の期限が来るたびに借り換えが必要で、金融機関は新しい融資を絞る。大型案件は止まり、件数は半分以下になる。再生も、高額帯の買い手が消えて利益が出ない。

自己資本は減損と赤字で減る。10年後に会社は生き残るが、営業利益は今の4分の1にとどまる。利払いでほぼ消え、純利益は数億円。配当も大きく減らす。在庫と賃貸物件の売却で借入を返し、配当をまかなう。売れる資産の価値が、そのまま会社の価値になる。

  • 開発型(新築・価値向上):数量 12.0(年間の売却案件数(件))× 価格 13(1件あたり売上(億円・名目))→ 売上 153 億円・営業利益 18 億円。12 件 × 12.77 億円、営業利益率 12.0%
  • 再生(中古マンション):数量 36.0(年間の販売戸数(戸))× 価格 2.63(1戸あたり売上(億円・名目))→ 売上 95 億円・営業利益 3 億円。36 戸 × 2.62 億円、営業利益率 3.0%
  • 賃貸(ヘルスケア施設ほか):数量 110(賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま))× 価格 0.13(簿価あたりの賃料収入(比率))→ 売上 15 億円・営業利益 6 億円。簿価 110 億円(実質)× 0.134、営業利益率 38%

倍率:ROE 0.8% が k 8.5% を大きく下回り、稼ぐ力(純利益÷k)は20億円足らず。価値は純現金+売れる資産の税後(floor_assets_oku)の水準まで下がる。今の自己資本298億円に0.5を掛けた。EV÷営業利益でも見た。純有利子負債427億円を足すと約21倍で高く見えるが、営業利益が谷の底に近い年の値で、倍率で語る水準ではない。

確率:リーマン級の市況の反転と調達の停止が重なる複合の筋書き。借入依存度が高い会社なので、無視できない1割強を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

開発型(新築・価値向上)

土地の造成販売、都市型商業ビル・賃貸レジデンス・マンションの新築開発と、完成物件の価値向上後の売却。古賀市の大型造成を含む。

数量年間の売却案件数(件)価格1件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 25.0 12 304 85
10 年後 中立 31.0 16 505 134

取り方:2025年12月期の売上465億円から、再生と賃貸の推定額を引いた約304億円を開発型とした(会社の事業別の通期開示は未確認で推定)。1件10億〜50億円の中規模案件に大型の造成売却が混じるので、年25件・1件平均約12億円と置いた。件数は実質の数量、物価と大型化は1件あたり売上に入れる。営業利益は粗利益の約35%から販売費を引いた約85億円。

再生(中古マンション)

中古マンションを1戸ずつ仕入れ、内装を作り替えて売る。都心3区や福岡・沖縄の高額帯が中心。

数量年間の販売戸数(戸)価格1戸あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2025/12 60.0 2.50 150 11
10 年後 中立 68.0 3.35 228 17

取り方:2025年12月期の再生の売上は、第3四半期累計の約113億円から通期150億円前後と推定した。1億円台〜9億円台の高額帯なので、年60戸・1戸平均2.5億円と置く。粗利益率は15%前後で、販売費を引いた営業利益率は約7%。

賃貸(ヘルスケア施設ほか)

ヘルスケア施設・レジデンシャルホテル・商業施設・オフィスの保有と運用。北海道ではホスピス住宅の開発を進める。

数量賃貸用不動産の簿価(億円・今の値段のまま)価格簿価あたりの賃料収入(比率)売上営業利益
今 2025/12 110 0.10 11 4
10 年後 中立 210 0.13 28 11

取り方:賃貸の売上約11億円を、賃貸用不動産の簿価約110億円(会社資料では2025年度108億円とされる)で割り、簿価あたり0.10と置いた。簿価は取得時の値段で数量とし、物価と賃料の上昇は価格に入れる。営業利益率は償却と管理費を引いて約35%。 数量は賃貸用不動産の簿価(実物の積み上がり)で、名目の市場の伸びではない。伸びの理由は取得の積み増し。

リスクと懸念

引き渡しの時期への依存

今期の営業利益175億円の約9割が下期の計上予定で、上期は20億円にとどまった。大型の案件が1件ずれるだけで、通期の利益が大きく変わる。売る事業なので、利益が毎期なめらかに入る保証はない。

借入への依存と金利

在庫は742億円、有利子負債は729億円で、自己資本比率は27%。金利が0.75%上がると利払いは年に約5億円増える。借り換えのたびに新しい金利になるため、負担は時間をかけて重くなる。融資の枠が狭まれば、在庫を積む事業そのものが止まる。

市況の反転

都心の中古マンションも福岡の土地も、高値圏にある。10年国債が3%の世界では、買い手が払える値段が下がる。売れ行きが鈍ると、在庫は資産から重荷に変わる。リーマン後には、開発型の不動産会社が相次いで行き詰まった。

利益率の低下

上期の粗利益率は23%で、前年の32%から下がった。利益率の低い再生の比率が上がったことと、新築の案件構成が原因だ。計画は新築の粗利益率を4割台に置いており、達成できなければ利益が計画を大きく割る。

希薄化と株主の利害

新株予約権の行使や増資で、株数は増えてきた。経営陣の持ち株は共同保有を含めて約11%にとどまる。成長を急いで株数を増やせば、1株当たりの価値は利益の伸びより遅れる。

新規事業の不確かさ

2024年に始めたM&A支援と企業投資は、実績がまだ薄い。ヘルスケア施設は建築費の上昇と運営会社の確保が課題で、計画どおりに賃貸を積み増せるかは見通せない。本業から離れた分野で、資本の使い方を誤るおそれがある。

今後の分かれ目

古賀市の大型案件が予定どおり下期に引き渡されたら
今期の利益は計画に近づき、中立から楽観側へ確率を移してよい。ただし一度きりの売却益で、毎年の稼ぐ力とは区別して見る。
引き渡しが翌期にずれ込み、通期の計画が下方修正されたら
利益の偏りという弱点が表に出たとみて、悪い側へ確率を移す。在庫の増加と借入の伸びも同時に確かめる。
金融機関の融資姿勢が厳しくなり、在庫が積み上がったら
大型案件が止まる、やや悲観の筋書きに近づく。自己資本比率が25%を割るかが目安になる。
都心の中古マンションの売り出し価格が下がり始めたら
再生の利益率が下がり、在庫の評価損も出る。やや悲観から悲観へ重みを移す。
北海道のホスピス住宅など、賃貸が計画どおり積み上がったら
売却益に頼らない収益の柱ができ、利益の質が上がる。楽観寄りに見直してよい。
M&A支援や企業投資で、大きな損失が出たら
資本配分の規律に疑いが生じる。ガバナンスの点検が要り、確率を悪い側へ移す。

見ておくもの

  • 四半期ごとの在庫(販売用・仕掛)と、売上の下期偏重の度合い
  • 新築と再生の粗利益率の推移
  • 有利子負債と自己資本比率、借入の平均金利
  • 古賀市の今在家地区など、次の大型用地の取得と引き渡し
  • 賃貸不動産の残高と、ヘルスケア施設の稼働

倍率と資本コストの決め方

先に売却案件の件数と1件あたり売上、再生の戸数と単価、賃貸の簿価と賃料で10年の利益を積み、そのあとで倍率を決めた。倍率は資本コスト8.5%(基本7.5%に循環・値決め・借金・寿命の+2.25%)と、ROEから決まる正当化PERで置いた。利益は今の借入と、借り換えで3.5%前後になる金利を織り込んだ形で書いた。中立のPERは10倍で、今の実績PERに寄せてはいない。事業別の通期開示は確かめられず、2025年12月期の事業別の値は推定だ。新リース会計の影響は小さく、家賃を営業費用に入れる今の形に合わせている。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.6→15.73 倍・やや楽観 PER 11→15.27 倍・中立 PER 10.4→14.81 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 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明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. ブリッジレポート 2025年4月(LAホールディングス)
  2. 2026年12月期 上期 決算説明会の要約
  3. ブリッジレポート 2024年9月(LAホールディングス)

分析日 2026-10-16