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ミガロホールディングス 5535

投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)167 円107 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)264 円170 億円差 −36.9%
10 年後から見ると 割高 価値 167 円107 億円 · 差 −36.9% · 期待の年率 +3.3%
期待の年率リターン(10 年)+3.3%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ミガロホールディングスは、個人投資家向けの新築投資用マンションを開発して売る会社である。顔認証 ID の事業も育てている。筆者の結論は、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回り、割高というものだ。理由は、売上の 9 割が金利に敏感な販売で、借入が重いからである。

2026 年 3 月期の営業利益は 31 億円で、利益率は 5% 台と薄い。新築投資用マンションの販売が増え、顔認証の事業も初めて黒字になった。

財務は改善した。増資で自己資本比率は 26% に上がった。それでも借入は 356 億円あり、自己資本の 2 倍ある。

投資用の不動産は、金利と銀行の融資姿勢で売れ行きが大きく変わる。金利が上がる前提では、利益は伸びにくい。

顔認証事業は面白いが、利益に占める割合はまだ小さい。

筆者がいちばん気にしているのは、金利が上がる 10 年で、販売の粗利が利払いの増加を上回り続けるかどうかだ。ここに確信は持てない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「借金で在庫を回す、利益率の薄い会社」である。

PBR は 1 倍を超えているが、ROE が資本コストを下回る見通しのもとでは、割安の根拠にはならない。ためた利益は、額面より低い価値しかない。

堀は弱く、金利の動きに利益が大きく左右される。わからない部分が大きい事業は、確信度を下げて見る。

顔認証の事業は、育てば面白い。ただ、今の利益に占める割合は小さく、不動産の借入を支える力にはならない。

筆者は、10 年かけた価値は今の値段を大きく下回ると見る。

経営の資本の使い方は、借入を使った拡大だ。増資で財務を整えたのは前向きだが、既存の株主の取り分は薄まった。配当性向は 39% 前後と控えめで、利益の多くは再投資に回る。

オーナーとして持ち続けたいかと問われれば、金利が落ち着くまで待ちたいと答える。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、マンションなどの開発と販売の粗利である。売上の 93% が不動産事業で、残りが顔認証などの DX 推進事業だ。

主力は新築の投資用マンションで、都心の物件を個人投資家に売る。2026 年 3 月期の販売戸数は 1,423 戸で、新築投資用が 891 戸と最も多い。中古の投資用、居住用、アパートも売る。賃貸管理と建物管理も手がけ、管理戸数は合計で 1.3 万戸を超える。

DX 推進事業は、顔認証 ID「FreeiD」の提供が中心である。鍵の代わりに顔でマンションに入れる仕組みで、導入は 376 棟に増えた。導入するデベロッパーは 98 社になり、毎月課金の収入が積み上がる。

2026 年 3 月期の売上は 575 億円。不動産が営業利益の大半を稼ぎ、本社費がそこから引かれる。

顧客は、都心の物件を買う個人の投資家が中心である。会員組織を持ち、会員に直接物件を紹介する販売の仕組みが強みだ。物件は自社で企画し、建築を外部に発注する。竣工までの仕掛けと完成後の在庫を借入で持つため、在庫の回転が利益を左右する。

2026 年 3 月期は、会社が新築の引き渡し時期を一部翌年度に回した。四半期の売上は引き渡しの時期で大きく振れる。

優良さと弱いところ

堀は弱い。投資用マンションの開発は参入しやすく、競合が多い。会社の強みは、会員 19 万人の顧客基盤と、自社物件で磨いた顔認証の技術である。顔認証を自社のマンションで試し、他社に売る流れは、他に例が少ない。

弱みは三つある。利益率が薄いこと、借入が重いこと、売れ行きが金利と融資に左右されること。営業利益率は 5% 前後で、売上が増えても利益はあまり増えない。

財務は、増資で自己資本比率が 26% に上がったが、まだ低い。ネットの D/E レシオは 1.7 倍で、会社は 2 倍を上限としている。

経営は、不動産で得た資金を成長の柱に回す方針を示す。ただ、その資本配分が成果を生むかは、これから見る段階だ。

資本の使い方では、不動産で稼いだ資金を顔認証に回す方針を示す。M&A でソフトウェア会社を取り込み、DX 推進事業は予定より 1 年早く黒字になった。この点は評価できる。

ただし、顔認証の営業利益は 4 億円にとどまり、不動産の変動を吸収するにはまだ小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

投資用マンションの市場は、低金利と税制を背景に長く拡大してきた。ここへきて長期金利が上がり、建築費も高騰している。物件の仕入れが難しくなり、利回りの低下も目立つ。

金利の上昇は、買い手の資金調達コストと、会社自身の利払いの両方に響く。銀行の融資姿勢が変われば、販売は一気に冷える。リーマン後には、同業の多くが赤字に沈んだ。

一方で、賃料は上がっており、中古物件の粗利は改善している。建築費の上昇で新築の供給は減り、既存ストックの価値は守られやすい。

顔認証は、新築マンションの付加価値として広がる。三菱地所、大和ハウス、東急不動産など大手が導入しており、競合はまだ少ない。

投資用マンションの買い手は、節税や将来の年金の備えを求める個人が多い。物件価格の上昇が続けば、買い手の利回りは下がり、需要は冷える。

中期的には、東京の人口集中と賃貸需要の強さが追い風である。建築費が上がり新築が減るため、既存の物件の賃料は上がりやすい。ただ、金利の上昇は、この追い風を打ち消す力を持つ。

景気の位置は、取引が活発な局面にある。次の調整が、いつどれだけの深さで来るかが分かれ目になる。

資本政策と M&A

還元は、配当を中心に、EPS の向上に連れて増やす方針である。2027 年 3 月期の年間配当は、小幅な増配を予想する。配当性向は 39% 前後で、自社株買いは目立たない。

2026 年 3 月期には増資を行い、自己資本を 41 億円積み増した。自己資本比率は 20% から 26% に上がった。

不動産で得た資金を顔認証や AI の事業に回す、財務戦略を示している。M&A も使い、ソフトウェアの企業を取り込んだ。

中期の姿として、グループ売上 1,100 億円を掲げる。買収で買われる側になる可能性は、時価総額が 176 億円と小さいため、無視できない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

新築の投資用マンションに強く、会員 19 万人に直接売れる。2026 年 3 月期は営業利益が 13% 増え、販売単価の上昇が利益を押し上げた。

顔認証は、同社のマンションで磨いた技術を他社に売る独自のモデルだ。導入は 376 棟と 1 年で 171 棟増え、98 社が採用した。毎月課金の収入が増え、DX 推進事業は予定より 1 年早く黒字になった。

財務も改善した。増資で自己資本比率が 26% に上がり、ネット D/E は 2.83 倍から 1.70 倍へ下がった。

会社は 2027 年 3 月期の売上を 650 億円と見る。中期の姿は 1,100 億円で、DX を軸にすれば利益率も上がる。

建築費の高騰で新築の供給が減る局面は、先に用地と施工を押さえた会社に有利だ。賃料が上がり、中古物件の粗利も改善している。

管理戸数も増えている。賃貸管理は 7,272 戸、建物管理は 6,115 戸と、物件を売った後も管理料が入る。景気に強いストック収入の厚みが増している。

慎重な見方

売上の 93% は金利に敏感な販売で、利益率は 5% 前後と薄い。長期金利の上昇と建築費の高騰で、仕入れの利回りが低下している。会社自身が、2027 年 3 月期の営業利益の伸びを 8% にとどめている。

借入は 356 億円で、自己資本の約 2 倍ある。借り換えのたびに金利が上がり、利払いは増え続ける。純利益の伸びは営業利益より小さい。

投資用の不動産は、銀行の融資姿勢で売れ行きが変わる。リーマン後の同業は、融資が止まって赤字に沈んだ。

顔認証事業は黒字になったが、営業利益は 4 億円にとどまり、全体を支えるには小さい。

増資で既存株主の取り分は薄まった。2026 年 3 月期の ROE は 9.5% で、会社の管理基準の 12% に届いていない。

新築の引き渡し時期を翌年度に回すなど、利益の計上時期の調整も目立つ。実力の利益を見えにくくする点が気がかりだ。販売の戸数は前年から 48 戸しか増えていない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。売上の大半は金利に敏感な販売で、利益率が薄く、借入が重い。顔認証事業は評価するが、利益の柱になるには時間がかかる。

確率は中立を中心に置き、やや悲観を 24%、悲観を 12% と厚めにした。楽観は会社の中期の姿に近い道として 10% を置いた。

金利が落ち着く保証はなく、10 年で見れば、利払いの増加が重く効く。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 280 円180 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 84 円54 億円)。 今の値に割り戻すと 167 円107 億円、今との差 −36.9%、 期待の年率 +3.3%(資本コスト 9.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 662 円426 億円 171 円110 億円 +215.7% +12.2% 83 円54 億円
やや楽観 20% 389 円250 億円 117 円75 億円 +91.5% +6.7% 101 円65 億円
中立 34% 261 円168 億円 90 円58 億円 +33.0% +2.9% 119 円77 億円
やや悲観 24% 163 円105 億円 47 円30 億円 −20.7% −2.3% 50 円32 億円
悲観 12% 70 円45 億円 16 円10 億円 −67.4% −10.6% 10 円7 億円
加重平均100% 280 円180 億円84 円54 億円 +38.0% +3.3% 364 円234 億円

今の株価時価総額 264 円170 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 販売が倍増し、顔認証事業も育つ 利益 37 億円 · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 662 円426 億円

投資用マンションとアパートの販売が伸び、年の販売戸数は 1,900 戸に達する。新築の販売単価も建築費の上昇に連れて上がる。顔認証 ID 「FreeiD」は新築マンションの標準設備になり、月額課金の収入が積み上がる。DX 推進事業の営業利益は 20 億円を超える。借入は増えるが、利益の伸びが利払いの増加を上回る。売上は 1,100 億円を超え、会社の中期の姿に重なる。ROE は 12% に乗る。売上は 1,100 億円を超え、DX 推進事業が不動産の変動を和らげる。配当も EPS の向上に連れて増える。

  • DX 不動産事業:数量 1,900(販売戸数(戸))× 価格 52.4%(1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本))→ 売上 995 億円・営業利益 80 億円。投資用・アパートの販売が倍増
  • DX 推進事業:数量 112(導入・支援の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 150 億円・営業利益 23 億円。FreeiD の導入が標準化

倍率:事業の純利益 37 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.3% が k 9.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.5 倍。全体の PER 11.51 倍、時価総額 426 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社が掲げる売上 1,100 億円の姿に近づく筋書き。金利上昇と融資の引き締めが続く前提では 1 割にとどめる。

やや楽観 20% 販売は緩やかに増え、顔認証が黒字を広げる 利益 22 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 389 円250 億円

投資用マンションの販売は 1,550 戸まで緩やかに増え、単価は物価並みに上がる。金利の上昇で利払いは増えるが、利益で吸収できる。FreeiD の導入は新築マンションで広がり、DX 推進事業が営業利益 13 億円ほどの柱になる。純利益は 22 億円前後で、足元の予想を伸ばした水準になる。配当は EPS の向上に連れて増える。顔認証の営業利益は 13 億円ほどに育つが、不動産が利益の大半を占める構造は変わらない。借入は緩やかに増える。会社は借入を増やしすぎず、ネット D/E を 2 倍以内に保つ。

  • DX 不動産事業:数量 1,550(販売戸数(戸))× 価格 50.1%(1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本))→ 売上 777 億円・営業利益 58 億円。販売が緩やかに増える
  • DX 推進事業:数量 80.6(導入・支援の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 108 億円・営業利益 13 億円。FreeiD が広がる

倍率:事業の純利益 22 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 9.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.5 倍。全体の PER 10.53 倍、時価総額 234 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の予想に沿って、販売と顔認証の事業が緩やかに伸びる道。2 割を置く。

中立 34% 金利の上昇で利払いが増え、利益は横ばい圏 利益 13 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 261 円168 億円

投資用マンションの販売戸数は 1,350 戸と今よりやや減り、単価は物価より遅れて上がる。金利の上昇で投資家の利回り要求が上がり、売れる価格が伸びにくいためだ。FreeiD は新築で着実に増え、DX 推進事業は営業利益 8 億円ほどの小さな柱になる。営業利益は 35 億円、借入の利払いは今の倍に増え、純利益は 13 億円ほどにとどまる。自己資本は積み上がるが、ROE は 6% 前後に落ちる。賃料は上がるが、金利の上昇で売値の伸びが鈍る。会社は仕入れを選別し、在庫の積み増しを抑える。DX 推進事業は黒字を保ち、配当は小幅に増える。

  • DX 不動産事業:数量 1,350(販売戸数(戸))× 価格 46.8%(1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本))→ 売上 631 億円・営業利益 46 億円。取引利回りの上昇で単価が伸び悩む
  • DX 推進事業:数量 62.7(導入・支援の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 84 億円・営業利益 8 億円。FreeiD が着実に増える

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 9.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.5 倍。全体の PER 10.53 倍、時価総額 141 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:販売は横ばい、単価は建築費に連れて上がるが、取引の利回り上昇で伸びが鈍る。利払いが増える。最も起こりやすい道として 34% を置く。

やや悲観 24% 融資の引き締めで投資用の販売が細る 利益 4 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 163 円105 億円

金利が上がり、銀行が投資用ワンルームの融資を絞る。個人投資家の買い手が減り、販売戸数は 1,200 戸に落ちる。単価も上がらず、値引き販売も増える。在庫の回転が遅れて借入が膨らみ、利払いも重くなる。営業利益は 18 億円、純利益は 4 億円ほどで、ROE は 2% に落ちる。会社は新規の仕入れを絞り、DX 推進事業の投資も抑える。投資家の買い控えで在庫の回転が遅れ、借入の利払いだけが増える。会社は物件の値引き販売で在庫を減らし、配当は据え置く。顔認証の事業は人員の増強を抑え、利益は小さく、全体への貢献は限られる。

  • DX 不動産事業:数量 1,200(販売戸数(戸))× 価格 43.0%(1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本))→ 売上 516 億円・営業利益 31 億円。融資の引き締めで販売が細る
  • DX 推進事業:数量 58.0(導入・支援の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 78 億円・営業利益 5 億円。導入は続くが投資を絞る

倍率:稼ぐ力は小さく、価値は在庫の売却で支える床に近い。今の自己資本 151 億円の 0.56 倍に置いた。

確率:銀行が投資用不動産の融資を絞り、金利も上がって、買い手が減る。慎重な見方がやや強いとして 24% を置く。

悲観 12% 投資用不動産の市場が崩れ、在庫に評価損が出る 利益 −12 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 70 円45 億円

金融の引き締めで個人投資家への融資が止まり、販売戸数は 800 戸まで落ちる。在庫は売れ残り、値引きと評価損で損失が出る。営業利益は赤字になり、自己資本は大きく削られる。会社は DX 推進事業の投資を止め、在庫の売却で借入を減らす。配当は止まる。借入の借り換えが難しくなり、同業の安値販売も重なる。自己資本が削られ、増資か資産の売却を迫られる局面になる。顔認証の事業も、親会社の資金繰りの悪化で投資を止め、芽が育たない。管理戸数が生む管理料だけが、わずかな下支えになる。株価は大きく下がり、会社は自己資本の回復に数年かかる。同業の中には、融資の停止で資金繰りに行き詰まる会社も出る。

  • DX 不動産事業:数量 800(販売戸数(戸))× 価格 35.6%(1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本))→ 売上 284 億円・営業利益 9 億円。融資が止まり、在庫が売れない
  • DX 推進事業:数量 40.0(導入・支援の規模(億円・今の値段の実質))× 価格 134.0%(値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍))→ 売上 54 億円・営業利益 0 億円。投資を止めて採算がとれない

倍率:赤字が続く筋書きで稼ぐ力では価値が付かない。在庫を値引きして売り、借入を返した残りで支える床として、今の自己資本 151 億円の 0.30 倍に置いた。

確率:リーマン後のように、投資用不動産の融資が止まり在庫が売れなくなる筋書き。借入が自己資本の 2 倍を超えるため、12% を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

DX 不動産事業

新築・中古の投資用マンション、居住用、アパートの開発と販売、賃貸・建物管理。

数量販売戸数(戸)価格1 戸あたり売上(億円・名目。物価 3% で 10 年 1.34 倍が基本)売上営業利益
今 2026/03 1,423 37.4% 533 42
10 年後 中立 1,350 46.8% 631 46

取り方:開示。2026 年 3 月期の販売戸数 1,423 戸(新築投資用 891 戸、中古 327 戸、居住用 118 戸、アパート 7 棟など)。売上 532.5 億円を戸数で割った 1 戸あたり売上で置いた。

DX 推進事業

顔認証 ID「FreeiD」の提供、AI・DI の支援。

数量導入・支援の規模(億円・今の値段の実質)価格値段の指数(今 = 1.00。物価 3% で 10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 44.8 100.0% 45 4
10 年後 中立 62.7 134.0% 84 8

取り方:推定。開示は金額だけで、導入棟数(376 棟)や支援案件数(450 件)はあるが単価が無いため、実質の取扱高で置いた。

リスクと懸念

金利上昇と融資の引き締め

投資用不動産は、金利と銀行の融資姿勢で売れ行きが変わる。個人投資家への融資が絞られれば、販売戸数は一気に落ちる。

借入と利払いの増加

借入は 356 億円で自己資本の約 2 倍ある。借り換えのたびに金利が上がり、利益を削る。

建築費の高騰

建築費が上がり、仕入れの利回りが低下している。販売価格に転嫁できなければ、粗利が縮む。

顔認証事業の成長

導入は増えているが、利益はまだ小さい。大手電機やセキュリティ会社が参入すれば、競争が厳しくなる。

在庫の評価損

棚卸資産が 432 億円と総資産の大半を占める。市況が崩れれば、評価損で自己資本が削られる。

今後の分かれ目

個人投資家向けの融資が絞られ、販売戸数が前年を 2 割以上下回ったら
市況の悪化が始まった証拠で、やや悲観・悲観の確率を上げる。
DX 推進事業の営業利益が 10 億円を超えたら
顔認証が第 2 の柱になる証拠で、中立から楽観に確率を寄せる材料になる。
ネット D/E が 2 倍を超えたら
財務の余裕が尽きる兆候で、借金の項目と悲観の確率を見直す。
自社株買いや配当性向の引き上げを発表したら
資本効率の改善が本気とわかり、還元の積み上がりを重く見てよい。
TOB など非公開化の提案が出たら
株価が上がる可能性はある。ただ、本質価値は提示価格でなく、稼ぐ力で決める。

見ておくもの

  • 投資用マンションの販売戸数と単価
  • 金利と銀行の融資姿勢
  • FreeiD の導入棟数と DX 推進事業の利益
  • ネット D/E と自己資本比率

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業 ROE・資本コスト 9.5%・長期の成長 4% から式で置き、ROE が k 以下の筋書きでは上限 1÷k のうち 8.6〜9 割に置いた。今の PER・PBR や同業の倍率には寄せていない。同じ領域のエスコンや霞ヶ関キャピタルと k を +2.0% にそろえた。販売は戸数と 1 戸あたりの単価(億円)に分け、単価の指数を物価 1.34 倍より低めに置いた。純現金は無い。リースは小さく、新リース会計基準の後も今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.8→11.51 倍・やや楽観 PER 9.5→10.53 倍・中立 PER 9→10.53 倍)。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality を足した。個別のリスクは筋書きと確率で表す。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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  1. 2026年3月期 決算説明資料

分析日 2026-10-19