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アズ企画設計 3490

古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,196 円33 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,075 円47 億円差 −28.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 2,196 円33 億円 · 差 −28.6% · 期待の年率 +5.2%
期待の年率リターン(10 年)+5.2%資本コスト比 −4.3 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アズ企画設計は、空室の多い中古の収益ビルやマンションを買い、直して満室に近づけ、富裕層や投資家に売る会社だ。筆者の結論は「割高」だ。売上は3期続けて過去最高を更新したが、もうけは借金で買った在庫の売り買いの差で、不動産の相場と金利に左右される。しかも成長の資金は、株を新しく出す新株予約権で集めている。

会社は2027年2月期に営業利益12.5億円を見込み、新しい中期計画では3年後に18億円を目指す。物件は大きくなり、1棟あたりの売値は10億円を超えるものが増えた。だが在庫を倍にすれば借金も倍になり、金利の上昇で利払いはさらに重くなる。営業利益と純利益の間には大きな利払いが挟まる。

2026年7月に出した新株予約権は、すべて行使されると株数が4分の1近く増える。不動産の再生は景気の良い時に大きく稼ぎ、悪い時に在庫の値下がりで大きく失う商売だ。10年をならして積み上げると、今の時価総額は良い時の利益を前提にした値段に見える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この事業は持ち続けたい種類のものではない。稼ぐ仕組みは、借りたお金で物件を仕入れ、相場が良いうちに売ることだ。うまく回る年は大きく稼ぐが、相場が崩れれば在庫の値下がりが利益を一気に消す。10年の間に一度は来るその年を、株主は避けられない。

経営の資本の使い方も気になる。成長の資金を新株予約権で集めると、規模は大きくなっても、既存の株主の取り分は薄まる。時価総額100億円という目標も、1株の価値の目標ではない。

良い点もある。物件を直して価値を上げる腕はあり、管理の子会社で毎月の収入も増やし始めた。筆者が見方を変えるのは、借入を増やさずに利益を伸ばし、新株予約権の行使より自社の稼ぎで成長できると示した時だ。それまでは、払う値段に安全域を感じない。勢いのある年の利益に倍率を掛けた値段は、相場の崩れを数えていない。

何で稼ぐ会社か

事業は不動産の販売、賃貸、管理の三つで、売上の9割以上を販売が占める。2026年2月期の売上135億円のうち、販売が約126億円だった。

販売は、都心や埼玉の中古の一棟の収益ビル、区分のマンションや事務所を買い取り、外装や設備を直し、空室を埋めて賃料を上げてから売る。千代田区のオフィスビルでは、1階の外装を直し、空いた区画を家具付きの事務所にして地方の富裕層に売った。物件を探す力、直す力、売る相手を見つける力の三つで稼ぐ。2027年2月期の第1四半期には、1棟の平均の売値が13億円を超えた。

賃貸は、売るまでの間に持つ物件の家賃だ。売れば家賃は消えるので、規模は小さい。管理は、2025年に完全子会社にした浅草の富士ホームを中心に、ビルや住宅の管理を請け負う。毎月決まって入る収入だが、売上の2%に満たない。

在庫の販売用不動産は約105億円あり、その多くを銀行からの借入でまかなう。物件を1つ仕入れるたびに、数億円から十数億円の借入が動く。本社は東京の丸の内に置き、社員は約70人と少ない。一人あたりの売上は2億円近く、少人数で大きな金額を動かす商売だ。

優良さと弱いところ

優良さは平均並みかそれ以下と見る。物件を直して価値を上げる力は本物で、空室を埋め、賃料を上げる手順を持っている。ただ、同じことをする会社は多い。サンフロンティア不動産やトーセイ、ムゲンエステート、ランドネットなど、規模の大きな相手が同じ物件を取り合う。堀、つまり他社がまねできない強みは、仕入れの情報網と担当者の腕に頼っている。

値決めの力は弱い。売値は投資家が求める利回りで決まり、その利回りは金利で動く。金利が上がれば、同じ家賃のビルでも売値は下がる。仕入れの値段も同じ相場で決まるので、差を取る余地は景気しだいだ。

資本の効率は、相場の良い時は高い。ROEは過去10年の中央値で14%台ある。ただし2022年2月期には在庫の評価損で最終赤字を出した。借入は自己資本の1.4倍あり、相場が崩れた時の守りは薄い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

中古の収益不動産の売買は、2020年代に入って大きく伸びた。低金利で国内外の投資家の資金が流れ込み、都心のビルやマンションの値段は上がり続けた。相続対策の富裕層も、現金より不動産を持ちたがった。アズ企画設計の売上の伸びは、この追い風の上にある。

風向きは変わりつつある。日銀の利上げで、借りて買う投資家の負担は増えた。10年国債の利回りが3%に向かう世界では、投資家が求める不動産の利回りも上がり、同じ家賃なら売値は下がる。一方で物価が上がれば家賃も上がる。10年をならせば、売値は名目で物価並みか少し下に落ち着くと見るのが筋だ。

相手は多い。大手の不動産会社に加え、サンフロンティア不動産、トーセイ、ムゲンエステートのような再生の専業、不動産ファンドが同じ物件を狙う。小さな会社は物件を大きくすれば利益は伸びるが、一つの物件が売れ残った時の痛手も大きくなる。数量の取引件数は、景気の良し悪しで大きく振れる。

建築費の上昇は、古いビルを直して使う仕事には追い風だ。新しく建てるより安く、早く使えるからだ。ただ、その追い風は同じ再生の業者すべてに吹き、仕入れの値段を押し上げる。

資本政策と M&A

配当は1株あたりの額を毎年据え置く形で、総額は年0.5億円前後だ。株主優待でQUOカードを年2回配り、総額は年0.2億円前後と推定する。配当と優待を合わせても、純利益に対する還元の割合は2割に満たない。

資金集めは株主にとって重い。2026年7月に、マッコーリー・バンクなどを相手に第7〜9回の新株予約権を出した。すべて行使されると37.5万株、今の株数の約25%が新しく増え、手取りは約13億円になる。使い道は物件の仕入れと買収だ。過去にも増資や新株予約権で株を増やしてきた。

買収は2025年の富士ホームが最初で、管理の収入を厚くする狙いだ。会社は時価総額100億円を目標に掲げる。目標の達成が株数を増やして進むなら、1株の価値の伸びは小さくなる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アズ企画設計は勢いに乗っている。売上は3期続けて過去最高で、2027年2月期の第1四半期は営業利益が前年の3倍近くになった。1棟の平均の売値は5億円から13億円へ上がり、扱う物件が大きくなった分、1件あたりのもうけも大きい。

新しい中期計画では3年後の営業利益を18億円、その先を30億円とする。新株予約権で集める13億円を頭金にすれば、借入と合わせて数十億円の物件を仕入れられる。富士ホームのような管理の会社を買えば、毎月の収入も増える。

物価が上がる世界では、家賃も物件の値段も名目で上がる。古いビルを直して価値を上げる仕事の出番は、建築費の上昇でかえって増える。新しく建てるより、今あるビルを直す方が安いからだ。営業利益が30億円に届けば、今の時価総額は利益の数倍にすぎない。

2022年2月期の赤字は、コロナ禍の特別な年の評価損だ。その後は4期続けて黒字で、在庫の回転も速くなった。一度の失敗で、会社の腕まで疑うのは公平ではない。

慎重な見方

この会社の利益は、相場の追い風の上にある。低金利で不動産の値段が上がり続けた数年は、仕入れた物件が何もしなくても値上がりした。金利が上がる世界では、その追い風が逆になる。投資家が求める利回りが上がれば、同じ家賃でも売値は下がる。

借金も重い。在庫105億円を借入でまかない、2026年2月期は営業利益7.7億円のうち3億円近くが利払いなどで消えた。金利がさらに上がれば、利払いは利益をもっと削る。在庫を大きくする計画は、相場が崩れた時の損も大きくする。2022年2月期には在庫の評価損で最終赤字を出した。

そして株主の取り分が薄まる。新株予約権がすべて行使されれば株は4分の1増える。成長の資金を株主から集め続ける会社で、1株の価値が規模と同じだけ増えることはない。会社予想の純利益が5億円台なら、今の値段は決して安くない。

大型の物件に寄せるほど、一つの売れ残りの痛手は大きい。売上の数字が伸びても、それは在庫と借金を大きくした結果で、腕が上がった証拠とは限らない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方の方が強い。物件を直す腕と勢いは本物だが、利益の源は相場と借金で、10年の間に一度は来る相場の崩れを避けられない。新株予約権の希薄化で、株主の取り分も細る。確率は同じ買取再販の会社と同じく、中立を中心に悲観側を3割余り置いた。勢いを否定はしないが、良い年の利益を10年の平均と見なすことはしない。新株予約権で株数が増える分も、楽観側の値段から差し引いて考える。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 4,559 円69 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 560 円9 億円)。 今の値に割り戻すと 2,196 円33 億円、今との差 −28.6%、 期待の年率 +5.2%(資本コスト 9.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 10,988 円167 億円 1,160 円18 億円 +295.0% +14.7% 850 円13 億円
やや楽観 19% 7,760 円118 億円 843 円13 億円 +179.8% +10.8% 1,635 円25 億円
中立 38% 5,228 円79 億円 527 円8 億円 +87.2% +6.5% 2,187 円33 億円
やや悲観 24% 1,108 円17 億円 395 円6 億円 −51.1% −6.9% 361 円5 億円
悲観 12% 527 円8 億円 198 円3 億円 −76.4% −13.5% 87 円1 億円
加重平均100% 4,559 円69 億円560 円9 億円 +66.5% +5.2% 5,120 円78 億円

今の株価時価総額 3,075 円47 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 大型物件と管理で倍々に 利益 18 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 10,988 円167 億円

金利の上昇は緩やかで、物価とともに家賃が上がり、都心の収益不動産の値段は名目で上がり続ける。会社は新株予約権で集めたお金を頭金に、10億〜20億円の物件を次々に仕入れる。年の売却件数は40件、1件の平均の売値は8億円台になる。

管理の会社の買収も重なり、毎月の収入は今の3倍になる。営業利益は30億円を超え、中期計画のさらに先の目標に届く。それでも借入は200億円規模に膨らみ、利払いは年7億円を超える。株数は新株予約権の行使で4分の1増えている。ROEは12%台に上がり、資本コストを上回る。時価総額100億円の目標は、この姿なら届く。ただ、それは相場の追い風が10年続くという前提の上にある。

  • 不動産販売:数量 40.0(売却の件数(件・年、推定))× 価格 8.50(1件あたりの平均の売値(億円))→ 売上 340 億円・営業利益 32 億円。40件×8.5億円、利益率9.5%
  • 不動産賃貸:数量 33.0(保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定))× 価格 0.40(1千㎡あたりの年間の家賃(億円))→ 売上 13 億円・営業利益 3 億円。3.3万㎡×家賃1.34倍
  • 不動産管理:数量 6.0(管理戸数(千戸、推定))× 価格 1.12(1千戸あたりの年間の管理収入(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 2 億円。6千戸×1.4倍(買収込み)

倍率:事業の純利益 18 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.7% が k 9.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.64 倍、時価総額 206 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画のその先の営業利益30億円に届く姿。相場と金利の両方が味方する必要があるので1割未満。

やや楽観 19% 中期計画どおりに伸びる 利益 13 億円 · PER 11.0 倍 · 株価時価総額 7,760 円118 億円

中期計画どおり、3年後に営業利益18億円に届く。その後は相場が落ち着き、売却件数は年34件、1件の平均の売値は8億円前後で伸びが止まる。物件を直す腕は保たれ、粗利益の率も大きくは崩れない。

新株予約権は行使され、集めたお金で在庫は今の2倍近くになる。借入も増え、利払いは年5億円を超える。管理の収入は買収で倍になる。純利益は13億円近くになるが、株数も増えているので、1株の伸びは利益ほどではない。ROEは資本コストとほぼ同じ10%前後にとどまる。相場の追い風が続けば届く姿だが、借金の大きさは変わらない。

  • 不動産販売:数量 34.0(売却の件数(件・年、推定))× 価格 8.00(1件あたりの平均の売値(億円))→ 売上 272 億円・営業利益 24 億円。34件×8億円、利益率9%
  • 不動産賃貸:数量 27.0(保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定))× 価格 0.40(1千㎡あたりの年間の家賃(億円))→ 売上 11 億円・営業利益 2 億円。2.7万㎡×家賃1.34倍
  • 不動産管理:数量 5.0(管理戸数(千戸、推定))× 価格 1.12(1千戸あたりの年間の管理収入(億円))→ 売上 6 億円・営業利益 1 億円。5千戸×1.4倍

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.8% が k 9.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.0 倍。全体の PER 11.03 倍、時価総額 141 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の新しい中期計画の18億円に届き、その後は物価並みに伸びる姿。勢いは本物なので2割弱を置いた。

中立 38% 規模は大きくなるが、金利が利益を削る 利益 9 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 5,228 円79 億円

物件の大型化は進み、1件の平均の売値は7億円台になる。ただ、金利が上がる中で投資家の求める利回りも上がり、売値は物価ほどは上がらない。年の売却件数は30件前後で、営業利益率は8%前後だ。

新株予約権は行使され、在庫と借入は今の1.5倍から2倍になる。利払いは年4〜5億円で、営業利益の4分の1以上を食う。管理の収入は少しずつ増える。純利益は9億円弱に届くが、株数も増えている。

配当と優待は続くが、還元の割合は純利益の1割余りだ。ROEは資本コストを下回る8%前後にとどまる。規模は大きくなっても、株主から見た稼ぐ力は今とあまり変わらない。

  • 不動産販売:数量 30.0(売却の件数(件・年、推定))× 価格 7.50(1件あたりの平均の売値(億円))→ 売上 225 億円・営業利益 18 億円。30件×7.5億円(大型化と物価)、利益率8%
  • 不動産賃貸:数量 22.0(保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定))× 価格 0.40(1千㎡あたりの年間の家賃(億円))→ 売上 9 億円・営業利益 2 億円。2.2万㎡×家賃1.34倍
  • 不動産管理:数量 4.5(管理戸数(千戸、推定))× 価格 1.07(1千戸あたりの年間の管理収入(億円))→ 売上 5 億円・営業利益 1 億円。4.5千戸×1.34倍

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.7% が k 9.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.5 倍。全体の PER 10.53 倍、時価総額 92 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:物件の大型化は進むが、金利の上昇で売値の伸びが鈍り、利払いが利益を削る姿を中心に置いた。

やや悲観 24% 金利の上昇で売れ行きが鈍る 利益 1 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,108 円17 億円

日銀の利上げが続き、都心の収益不動産の取引利回りは1ポイント近く上がる。同じ家賃でも売値は下がり、投資家の買いも細る。会社は在庫を売り切るために値下げし、売却件数は年22件、1件の平均の売値は6億円台に落ちる。

営業利益率は4%に下がり、利払いを引くと純利益はほとんど残らない。株価は新株予約権の行使価額を下回り、行使は進まない。仕入れを絞り、借入の返済を優先する。配当は続けるが優待を見直す。ROEは1%台で、帳簿の価値に見合う稼ぎはない。会社は残るが、勢いのあった数年は過去の話になる。株価は帳簿の3分の1ほどに沈み、新株予約権は紙くずに近くなる。

  • 不動産販売:数量 22.0(売却の件数(件・年、推定))× 価格 6.50(1件あたりの平均の売値(億円))→ 売上 143 億円・営業利益 6 億円。22件×6.5億円、利益率4%
  • 不動産賃貸:数量 20.0(保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定))× 価格 0.38(1千㎡あたりの年間の家賃(億円))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。2万㎡×家賃1.25倍
  • 不動産管理:数量 3.5(管理戸数(千戸、推定))× 価格 1.00(1千戸あたりの年間の管理収入(億円))→ 売上 4 億円・営業利益 1 億円。3.5千戸

倍率:ROE1%台で資本コストに遠く届かない。稼ぐ力(純利益÷k≒6億円)は小さいので、在庫を割り引いて売れば残る価値を目安に、今の自己資本39.9億円に0.35倍を掛けた。中立のPBRより低い。

確率:金利が上がる世界で収益不動産の売買が細る姿。同じ買取再販の会社と同じく悲観側を厚めにした。

悲観 12% 相場の崩れで評価損 利益 −9 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 527 円8 億円

金利の急な上昇と景気の後退が重なり、収益不動産の買い手が消える。大型の物件が売れ残り、会社は在庫の評価損を何年かに分けて出す。売却件数は年15件に落ち、売値も仕入れの値段を下回る。

営業赤字に利払いが重なり、最終赤字が続く。銀行は新しい仕入れの借入に慎重になり、会社は在庫を投げ売りして借入を返す。新株予約権は行使されず、資金の手当てのために不利な条件の増資を迫られる。帳簿の自己資本は大きく減る。2022年2月期の赤字を、在庫が倍の規模で繰り返す姿だ。株主の取り分は、増資でさらに薄まる。管理の収入だけが残り、会社は小さな管理会社に近い姿になる。

  • 不動産販売:数量 15.0(売却の件数(件・年、推定))× 価格 5.50(1件あたりの平均の売値(億円))→ 売上 83 億円・営業利益 −7 億円。15件×5.5億円、評価損で赤字
  • 不動産賃貸:数量 18.0(保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定))× 価格 0.36(1千㎡あたりの年間の家賃(億円))→ 売上 7 億円・営業利益 1 億円。1.8万㎡×家賃1.2倍
  • 不動産管理:数量 3.0(管理戸数(千戸、推定))× 価格 1.00(1千戸あたりの年間の管理収入(億円))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。3千戸

倍率:赤字なのでPBRで置く。評価損で自己資本は細る。稼ぐ力がないので床は帳簿でなく、今の自己資本39.9億円に0.2倍を掛けた。

確率:2022年2月期に在庫の評価損で最終赤字を出した会社で、在庫は当時の倍ある。1割強を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産販売

中古の一棟の収益ビル・区分の物件を買い、直して売る。

数量売却の件数(件・年、推定)価格1件あたりの平均の売値(億円)売上営業利益
今 2026/02 24.0 5.25 126 9
10 年後 中立 30.0 7.50 225 18

取り方:件数の開示は無い。販売の売上約126億円(1Qの構成比から推定)を、1棟と区分を混ぜた平均の売値5億円台で割って約24件と推定。利益は全社の営業利益と各事業の構成から推定。

不動産賃貸

販売までの間に持つ物件と保有物件の家賃。

数量保有物件の賃貸面積(指数ではなく千㎡、推定)価格1千㎡あたりの年間の家賃(億円)売上営業利益
今 2026/02 22.0 0.30 7 1
10 年後 中立 22.0 0.40 9 2

取り方:面積の開示は無い。賃貸の売上6.6億円(四半期の推移から推定)を、都心の事務所・住宅の平均の家賃で割って約2.2万㎡と推定。

不動産管理

富士ホームを中心にしたビル・住宅の管理。

数量管理戸数(千戸、推定)価格1千戸あたりの年間の管理収入(億円)売上営業利益
今 2026/02 3.0 0.80 2 1
10 年後 中立 4.5 1.07 5 1

取り方:管理戸数の開示は無い。管理の売上2.4億円を、1戸あたり年8万円前後の管理収入と置いて約3千戸と推定。

リスクと懸念

金利の上昇と売値の下落

投資家が求める不動産の利回りは金利に連動する。10年国債が3%に向かえば、同じ家賃でも売値は下がる。仕入れた時より安くしか売れない物件が増えれば、在庫の評価損で利益は一気に消える。

借金の重さ

在庫約105億円を主に借入でまかない、借入は自己資本の1.4倍ある。2026年2月期は営業利益の4割近くが利払いなどで消えた。借り換えの金利が上がるほど、純利益は細る。

新株予約権の希薄化

第7〜9回の新株予約権がすべて行使されると、株数は約25%増える。行使の値段が修正される型もあり、株価が下がる局面でも株が増えうる。

大型の物件の売れ残り

1件の売値が10億円を超える物件が増えた。1つの売れ残りや値下げが、年の利益を大きく左右する。小さな会社ほど、この偏りは重い。

競争の激しさ

サンフロンティア不動産、トーセイ、ムゲンエステートなど同じ再生の専業や不動産ファンドが、良い物件を取り合う。仕入れの値段が上がれば、直して売る差は縮む。

今後の分かれ目

新株予約権の行使が進まず、行使価額が下に修正される
株価の重しになる。行使されても集まるお金は少なく、仕入れの計画は遅れる。
中期計画の営業利益18億円を借入の増加なしで達成する
やや楽観の筋書きに近づく。資本の使い方への見方も変わる。
日銀の利上げが続き、都心の収益不動産の取引利回りが1ポイント上がる
在庫の値下がりで利益が消え、やや悲観から悲観の筋書きに寄る。
管理の会社の買収が続き、毎月の収入が全社の利益の3割を超える
相場の波に強くなり、倍率を少し上げて見てよくなる。
在庫の評価損や大型物件の値下げ販売が出る
2022年2月期のような最終赤字の再来を疑い、悲観側に寄せる。

見ておくもの

  • 販売用不動産の在庫と借入の残高
  • 1棟の平均の売値と粗利益率
  • 新株予約権の行使の進みと行使価額の修正
  • 都心の収益不動産の取引利回り
  • 管理戸数と管理の利益

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や過去のPERから置いていない。中立の10年ROEは8%前後で資本コスト9.5%を下回るので、PERの上限は1÷kの10倍で、同じ買取再販のランドネット(8.5倍)と同じ物差しの8.5倍に置いた。楽観側だけROEがkを上回り、弱い堀(残る割合1/3)の正当化PERの8割強。悲観側は今の自己資本に掛けたPBRで置いた。新株予約権の行使は株主の取り分0.80として、行使の払い込みは自己資本に入れた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 8.5→11.64 倍・やや楽観 PER 8.5→11.03 倍・中立 PER 8.5→10.53 倍)。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に質の上乗せ2.5%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 10.00% → 9.50%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 2027年2月期 第1四半期 決算補足説明資料(新中期経営計画の要約)
  2. 第7〜9回新株予約権の発行条件等の決定に関するお知らせ

分析日 2026-10-20