株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

株式会社レオパレス21 8848

立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,089 円3,462 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)998 円3,171 億円差 +9.2%
10 年後から見ると 適正 価値 1,089 円3,462 億円 · 差 +9.2% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 +0.2 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

レオパレス21は、オーナーからアパートを丸ごと借り上げ、家具付きで法人と個人に貸す会社だ。管理戸数は約54万戸で、賃貸管理の大手では4位前後に入る。筆者の結論は「割高」である。立て直しは本物だが、10年で見た稼ぐ力は今の値段に届かない。

立て直しの中身は、法人の社宅・寮の需要を取り込んだことだ。入居率は88%台まで戻り、家賃も上がった。ただ、戸数は細る方向にある。人口が減るうえ、2030年に借り上げ契約の満期が来て、更新しないオーナーが出ている。利益の源は家賃の差益で、営業利益率は8%ほどと薄い。

今の値段を決めているのは、光通信とファンド2社による非公開化の買い付けだ。発表前の終値に5割前後を上乗せした水準で、買い手の事情を映した値段といえる。事業の本質価値とは別のものだ。

筆者の計算では、10年後の中立の筋書きでも時価総額は今に届かない。戸数が減る事業に、家賃の差益がどこまで残るか。そこに確率を重ねると、価値は今の時価総額を3割ほど下回る。買い付けが成立すれば値段は上に張りつくが、それは事業が稼ぐ力とは関係がない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、まず見るのは「10年後も同じ形で稼いでいるか」だ。レオパレスの利益は家賃の差益で、その寿命はオーナーとの契約と部屋の入居率に左右される。人口が減る国で戸数は細り、満期を迎える契約は更新されるかが読みにくい。10年先の利益を自信を持って言い切れる事業ではない。

次に、株主のものになる利益の質を見る。物価が上がれば、家賃も人件費も上がる。差益の率が変わらなければ利益は物価並みに増えるが、借り上げ賃料は固定で、入居者の家賃は相場に動く。ここで差益が削れる局面を、筆者は軽く見ない。純利益は営業利益の6〜7割で、現金に近い質はあるが、固定の約束が骨格にある。

経営は、再建では結果を出した。一方で、自己資本を薄くするほど大きな買い付けを自社で行い、さらに買収会社が借入で非公開化する。オーナーとして持ち続けたい姿とは違う。安全域は、払う値段が本質価値より十分に低いことだが、今の値段は買い手の提示で決まっている。買い手と同じ値段で買えば、安全域は取れない。

堀は浅く、固定の約束が重く、10年先が読みにくい。この3つがそろうと、倍率を高くは置けない。事業は良くなったが、値段への余裕は乏しいと筆者は結論する。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は「差益」だ。オーナーが建てたアパートを最長35年の約束で借り上げ、決まった賃料を毎月払う。その部屋を入居者に貸し、受け取る家賃との差が利益になる。空室が出ても、オーナーへの支払いは止まらない。入居率が1ポイント動くだけで、利益は大きく揺れる。

お客の中心は法人だ。法人の利用は利用戸数の7割弱に上る。製造業、建設、飲食、医療福祉が、社宅や寮として借りる。首都圏で人を募集し、地方の工場で働いてもらう会社が多く、すぐ住める家具付きの部屋が合った。収益性の低いマンスリー契約は絞り、法人と長期の契約に寄せてきた。

賃貸事業が売上の9割以上を占め、営業利益も賃貸事業が稼ぐ。ほかに建築請負、介護施設、ホテルがあるが、全社の売上に占める割合は小さい。施工不良が見つかった2018年以降、2019年には新規の受注を止めた経緯がある。今の会社は、既存の約54万戸を満室に近づけて回す事業だと考えるのが近い。

本社の経費は賃貸事業の利益から引かれ、全社の営業利益は賃貸事業より約80億円少ない。物価が上がれば、人件費も修繕費も上がる。家賃を物価並みに上げ続けられるかが、利益の伸びを左右する。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、あるにはあるが浅い。54万戸という規模と、法人に直接売り込む営業網が武器だ。家具・家電付きで、すぐ住める部屋を大量に持つ会社は少ない。工場の寮を探す会社にとって、手間のかからない相手だ。

弱みは、値段を自分で決められないことだ。入居者に貸す家賃は地域の相場で決まる。一方、オーナーに払う賃料は契約で固定され、見直しは2年ごとの話し合いになる。相場が下がっても払いは減らない。上がる時は差益が増えるが、下がる時は差益が消える。構造として下には脆い。

オーナーとの信頼にも傷がある。施工不良の問題に加え、借り上げ賃料の減額をめぐって訴訟になった例が過去にある。管理戸数が約57万戸から約54万戸に減ったのは、その後遺症と満期前の見直しが重なった結果だと筆者は読む。

財務は見かけより弱い。自己資本比率は23%で、ROEが30%台に見えるのは自己資本が薄いからだ。純現金はあるが、オーナーへの借り上げ賃料という借金に近い約束が、年に数千億円あると筆者は推定する。経営は再建期に規律を取り戻したが、直近は自己資本を薄くするほど大きな自社株の買い付けを行った。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

賃貸住宅の管理は、建築と管理を一体で営む会社が強い。管理戸数は大東建託グループが約129万戸で29年連続の1位、大和リビングが約68万戸、レオパレスが約55万戸だ。大東建託や大和ハウス系は、アパートを建てて売り、その管理も受ける。レオパレスは建築の力を弱め、借り上げて貸す専業に近い。競争の形が違うため、オーナー獲得で正面から戦いにくい。

需要は二つに割れる。都心や工場の周辺では、単身世帯の増加と人手不足の社宅需要が底堅い。地方では人口減で賃貸が余り、空室が増える。レオパレスの部屋は全国に散らばるため、両方の風を受ける。法人が使う比率が高いのは、地方の空室リスクを和らげる点では強みだ。

建築費は2〜4割上がった水準で定着した。新築が減ると、既存のアパートを持つ価値は上がる。これは借り上げの交渉で、オーナーを強気にさせる面もある。2020年には、サブリース契約の説明を厳しくする新しい法律が動き、オーナーとの契約は以前より慎重に扱われる。

10年で見ると、全国の管理戸数は年1%ほど減るのが中立の姿だ。賃料は都心でわずかに上がり、地方で下がる。レオパレスの戸数はそれより少し良くて、10年で7%ほど減る程度とみる。利益の伸びは、戸数ではなく家賃の上昇と入居率の改善から来る。

資本政策と M&A

資本の使い方は、ここ3年で大きく動いた。黒字に戻った後、2023年に5期ぶりの自社株買い、2024年3月期に復配と進み、2025年5月には発行済みの4割強を上限とする自己株の公開買い付けに踏み切った。大株主だった投資ファンド系の千鳥が主な売り手で、新株予約権も約100億円で買い取り、消却した。この消却損が2026年3月期の純利益を押し下げた。

買い付けの後は、2025年9月に発行済みの28%超の自己株を消却した。自己資本は約400億円まで薄くなった。株主への還元は、配当性向を2028年3月期に30%とする目標だ。

2026年9月、光通信、MBKパートナーズ系、NECキャピタルソリューション系の3者が出資する買収会社が、完全子会社化を狙う買い付けを始めた。期間は10月末まで、下限は所有割合の48.56%で、成立すれば2027年1月ごろの株主総会で株式を併合する予定だ。光通信は約18%を持ち続け、千鳥の約15%は応募する契約を結んだ。少数株主の過半数の応募を条件にする仕組みは付いていない。

買い付けの最大総額は約2,676億円と開示されている。買収後は借入が乗るはずで、会社は攻めの経営に切り替わる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

法人の社宅・寮の需要は、構造的に続く。工場も建設も飲食も人手が足りず、住まいごと人を確保する流れは止まらない。レオパレスは家具付きですぐ住める部屋を、全国に54万戸持つ。この規模と営業網は、ほかにまねしにくい。法人の利用が7割弱まで上がり、家賃を上げる交渉もしやすくなった。

入居率は88%台まで戻ったが、まだ上げる余地がある。1ポイント上がるだけで、営業利益は数十億円動くと筆者は試算する。家賃単価の上昇は中期計画でも上方修正され、2028年3月期の営業利益は431億円を目指す。

買い手の側にも、事業を伸ばす道がある。光通信は自社の法人向けサービスを、入居者や法人に売り込める。建て替えで古い物件を新しくし、戸数を増やす道もある。非公開化されれば、四半期ごとの数字に縛られず、投資を先に打てる。物価が3%で続く世界では、固定資産に近い賃貸の価値が高まる。借り上げ賃料の改定が2年ごとにあることを使えば、オーナーとの条件を物価に合わせて動かせる。10年で見れば、差益は今より厚くなる。

慎重な見方

この事業は、下から崩れる形をしている。オーナーに払う賃料は固定で、入居者から受ける家賃は相場で動く。空室が増えて相場が下がれば、差益は一気に消える。2019〜2021年には、施工不良の問題と入居率の低下が重なり、最終赤字が累計で1,700億円ほどに膨らみ、債務超過に落ちた。同じ構造は残っている。

戸数は細る。人口が減るうえ、2030年には借り上げ契約の満期が来て、更新しないオーナーが出ている。管理戸数は約57万戸から約54万戸に減り、会社の計画でも2028年3月期は53.4万戸まで減る。増えない戸数に、増やせない入居率を掛けて、利益を伸ばし続けるのは難しい。

法人の需要は景気に敏感だ。製造業が採用を絞れば、寮の契約は真っ先に切られる。入居率が88%から85%に戻るだけで、営業利益の3〜4割が消える計算になる。

非公開化の後も心配が残る。買収会社が借入で資金を調達すれば、利払いの分だけ余裕が減る。買い手は5割前後の上乗せをして買うので、期待する利益は高い。その要求に応えるには、家賃を上げ、オーナーへの賃料を下げる圧力が強まる。それは過去に訴訟になった道と同じだ。新しいリース会計の基準も、2028年3月期から見かけの財務を大きく変える。数字の形が変わる中で、固定の約束の重さが改めて意識される。

どちらに重みを置いたか

事業の立て直しは確かで、法人需要を取り込んだ強気の見方の指摘は正しい。ただ、固定の借り上げ賃料と減る戸数という構造は、慎重な見方の指摘どおり消えていない。中立でも利益の伸びは物価に届く程度で、倍率を高く置ける根拠がない。

確率は慎重な側に寄せた。やや楽観を2割、中立を4割弱、やや悲観を2割強、悲観を1割強に置いた。悲観を1割強にしたのは、2019年からの危機が、この構造で実際に起きたからだ。結果として、価値は今の時価総額を3割ほど下回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,780 円5,655 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 357 円1,134 億円)。 今の値に割り戻すと 1,089 円3,462 億円、今との差 +9.2%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,655 円1.16 兆円 566 円1,800 億円 +323.0% +15.5% 338 円1,073 億円
やや楽観 20% 2,810 円8,929 億円 472 円1,500 億円 +228.9% +12.6% 656 円2,086 億円
中立 36% 2,138 円6,795 億円 362 円1,150 億円 +150.5% +9.6% 900 円2,860 億円
やや悲観 24% 610 円1,937 億円 346 円1,100 億円 −4.2% −0.4% 229 円729 億円
悲観 12% 77 円244 億円 31 円100 億円 −89.1% −19.9% 13 円41 億円
加重平均100% 1,780 円5,655 億円357 円1,134 億円 +114.1% +7.9% 2,137 円6,789 億円

今の株価時価総額 998 円3,171 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 建て替えと法人営業で戸数が持ち直し、差益が広がる 利益 566 億円 · PER 19.2 倍 · 株価時価総額 3,655 円1.16 兆円

建て替えと法人営業が当たり、10年で戸数が持ち直す。2030年に満期を迎える契約は、オーナーの多くが更新に応じる。古い物件を新しい部屋に建て替える提案が通り、管理戸数は約55万戸と今を上回る。入居率は93%まで上がり、法人の寮と社宅が埋まり続ける。

家賃は物価を上回って上がり、10年で1.45倍になる。光通信が持つ法人の顧客網と、入居者向けのサービス販売が、賃貸の差益に上乗せされる。賃貸の営業利益率は14%まで広がり、売上は6,900億円ほどになる。

大東建託や大和リビングは建築を軸にするため、人手不足と建築費の上昇で新築を絞る場面が増える。借り上げの専業は、既存のアパートを抱えるオーナーの受け皿になる。非公開化の後に、借入を計画どおり返しながら投資も続けられる、会社にとって最良の10年だ。

  • 賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し):数量 51.0(入居中の戸数(万戸・期中平均))× 価格 130(1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む))→ 売上 6,650 億円・営業利益 931 億円。入居中51.0万戸(管理約55万戸×入居率93%)× 1戸年130万円(今の1.45倍)、営業利益率14%
  • 開発・シルバー・ホテルなどその他:数量 11.0(稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定))× 価格 21(百件あたり売上(億円・名目))→ 売上 229 億円・営業利益 15 億円。施設・案件11.0百件、建築と介護が小さく伸びる、営業利益率は約8%

倍率:事業の純利益 566 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 86.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 34.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.2 倍。全体の PER 19.2 倍、時価総額 10,867 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:建て替えで戸数を増やし、法人の需要も景気に左右されずに続くという揃い方は、この会社の10年では起きにくい。実現すれば大きいが、低めに置いた。

やや楽観 20% 法人需要が続き、入居率と家賃がゆっくり上がる 利益 439 億円 · PER 18.9 倍 · 株価時価総額 2,810 円8,929 億円

法人の社宅・寮の需要が続き、入居率は91%台で落ち着く。管理戸数は約52万戸まで細るが、法人向けの値上げが効き、家賃は10年で1.40倍になる。会社が計画する家賃の上昇がほぼ実現する形だ。

2030年の満期は、半分以上のオーナーが更新に応じ、残りは建て替えの提案で引き止める。解約は想定の範囲に収まる。光通信連合の下で、入居者向けのサービス販売が少しずつ収益に加わる。賃貸の営業利益率は12.5%まで上がる。

建築請負や介護は小さいままで、全体の利益を左右しない。配当は利益の3〜4割で、残りは建て替えの投資に回る。売上は6,300億円ほど、営業利益は650億円ほどになる。

  • 賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し):数量 48.0(入居中の戸数(万戸・期中平均))× 価格 126(1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む))→ 売上 6,043 億円・営業利益 755 億円。入居中48.0万戸(管理約52.5万戸×入居率91.5%)× 1戸年126万円(今の1.40倍)、営業利益率12.5%
  • 開発・シルバー・ホテルなどその他:数量 10.5(稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定))× 価格 20(百件あたり売上(億円・名目))→ 売上 208 億円・営業利益 12 億円。施設・案件10.5百件、小さく伸びる、営業利益率は約6%

倍率:事業の純利益 439 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 73.7% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 29.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.9 倍。全体の PER 18.93 倍、時価総額 8,310 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:法人需要が続き、満期の更新も比較的うまくいくという、現状の延長に近い想定。立て直しの勢いを素直に引き延ばした筋書きとして、2割に置いた。

中立 36% 戸数は細り、家賃は物価並みに上がって利益は緩やかに増える 利益 335 億円 · PER 18.6 倍 · 株価時価総額 2,138 円6,795 億円

戸数は人口減と満期の見直しで細り、家賃は物価並みに上がって、利益はゆっくり増える。管理戸数は約50.5万戸と今から7%ほど減り、入居率は90%に改善する。入居中の戸数は5%ほど減るだけで、家賃の上昇がそれを上回る。

法人の寮・社宅の需要は続くが、景気の波で戸数が上下する。2030年の満期では、約3分の1のオーナーが更新せず、建て替えの提案で一部を引き止める。賃貸の営業利益率は11%と、会社の計画の水準に収まる。

本社の経費は物価で増え、全社の営業利益は500億円弱になる。10年間で営業利益は4割ほど増えるが、年率では3%強だ。高い成長の物語ではなく、薄い差益を物価並みに伸ばす地味な会社になる。配当は利益の4割台で、残りは建て替えと財務の強化に回る。

  • 賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し):数量 45.5(入居中の戸数(万戸・期中平均))× 価格 121(1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む))→ 売上 5,483 億円・営業利益 603 億円。入居中45.5万戸(管理約50.5万戸×入居率90%)× 1戸年120.5万円(今の1.34倍=物価並み)、営業利益率11%
  • 開発・シルバー・ホテルなどその他:数量 9.5(稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定))× 価格 20(百件あたり売上(億円・名目))→ 売上 194 億円・営業利益 10 億円。施設・案件9.5百件、価格は物価並み、営業利益率は約5%

倍率:事業の純利益 335 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 61.4% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 25.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.0% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.6 倍。全体の PER 18.59 倍、時価総額 6,228 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:戸数は細り、家賃は物価並みに上がり、差益は今より少し厚くなる。会社の計画の延長線で、特別なことが起きない筋書きとして最も重く置いた。

やや悲観 24% 満期後の解約と地方の空室で、差益が薄くなる 利益 205 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 610 円1,937 億円

2030年の満期で解約が増え、管理戸数は47万戸まで細る。地方の空室が増え、入居率は88%と今から改善しない。家賃は物価ほど上がらず、10年で1.30倍にとどまる。法人の契約は景気の揺れで入れ替わり、安定した家賃の上昇が続かない。

オーナーへの借り上げ賃料は2年ごとの見直しが難しく、差益が薄くなる。賃貸の営業利益率は8.5%に下がる。本社の経費は物価で増えるため、全社の営業利益は300億円ほどと今を下回る。

買収後の借入と、建て替えの資金も重い。配当は利益のほとんどになり、自己資本は増えない。事業は崩れないが、利益が伸びず、倍率も縮む。優良とは言えない普通の賃貸会社になる。

  • 賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し):数量 41.4(入居中の戸数(万戸・期中平均))× 価格 117(1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む))→ 売上 4,840 億円・営業利益 411 億円。入居中41.4万戸(管理約47万戸×入居率88%)× 1戸年117万円(今の1.30倍)、営業利益率8.5%
  • 開発・シルバー・ホテルなどその他:数量 8.5(稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定))× 価格 19(百件あたり売上(億円・名目))→ 売上 162 億円・営業利益 5 億円。施設・案件8.5百件、営業利益率は約3%

倍率:ROE 19.0%(事業の純利益÷自己資本)。k 7.75%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC=k+残る割合 1/3×(ROE−k)=12.3%、長期の成長率 g 3.0%(戸数が年0.5%ほど減り、物価が3%上がる事業)から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.6 倍。やや悲観は戸数の減りと差益の薄さで利益の質が落ちるので、上限の 6.3 割の 8.0 倍に置いた(上限の7割へは引き上げない)。

確率:満期後の解約が想定より多く、地方の空室で差益が薄れる展開。これまでの戸数の減り方が続けば普通に起こるので、2割強に置いた。

悲観 12% 借り上げ賃料の重みで、また赤字に沈む 利益 12 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 77 円244 億円

景気の谷と満期後の解約が重なり、固定の借り上げ賃料が差益を食い切る。製造業が採用を絞って法人の寮が一斉に解約され、入居率は83%まで落ちる。管理戸数は40万戸まで減る。家賃は相場に押され、10年で1.25倍にとどまる。

オーナーへの賃料は固定で、入居者の家賃は下がる。賃貸の営業利益率は4%まで下がり、本社の経費を引くとほぼゼロになる。買収後の借入の利払いと、賃料をめぐる訴訟の費用が残る。純利益は消え、配当は払えなくなる。

過去の危機のように、信頼の低下がオーナーの解約を呼ぶ悪循環に入る。事業が優良さを失い、固定の約束を抱えた普通の賃貸会社に戻る10年だ。

  • 賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し):数量 33.2(入居中の戸数(万戸・期中平均))× 価格 112(1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む))→ 売上 3,732 億円・営業利益 149 億円。入居中33.2万戸(管理約40万戸×入居率83%)× 1戸年112万円(今の1.25倍)、営業利益率4%
  • 開発・シルバー・ホテルなどその他:数量 7.0(稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定))× 価格 17(百件あたり売上(億円・名目))→ 売上 119 億円・営業利益 −10 億円。施設・案件7.0百件、営業利益率は赤字(−10億円)

倍率:ROE 2.8%が k 7.75%以下なので、ためた利益は額面未満で、正当化 PER は 1÷k=11.1 倍が上限になる。この筋書きは稼ぐ力(純利益 12 億円÷k)がほとんどなく、価値は純現金などの床に近い。今の自己資本407億円に 0.6 倍を掛けた(床は250億円)。倍率は市場の値付けからでなく、稼ぐ力と床から置いた。

確率:2019〜2021年に同じ構造で債務超過まで落ちた実例がある。固定の借り上げ賃料と減る戸数は今も残るので、悲観を1割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

賃貸事業(サブリース・入居者への貸し出し)

オーナーから借り上げた単身者向けアパートを、家具・家電付きで法人と個人に貸す。会社の売上のほぼすべて。

数量入居中の戸数(万戸・期中平均)価格1戸あたり年間売上(万円・名目、家賃と付帯サービスを含む)売上営業利益
今 2026/03 47.8 90 4,297 443
10 年後 中立 45.5 121 5,483 603

取り方:管理戸数は期中平均で約54.3万戸、入居率は期末88.78%、期中は88%前後と推定し、入居中の戸数を約47.8万戸とした(推定)。賃貸事業の売上4,296億円をこれで割ると1戸あたり年約90万円(月7.5万円)。物価の分と値上げは価格に入れ、戸数は実質の数。

開発・シルバー・ホテルなどその他

アパートの建築請負、介護施設(シルバー事業)、ホテルなど。全社売上に占める割合は小さい。

数量稼働している施設と建築案件の合計(百件・推定)価格百件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 10.0 15 152 5
10 年後 中立 9.5 20 194 10

取り方:全社売上4,448億円から賃貸事業の4,296億円を引いた152億円を、開発・シルバー・ホテルなどの合計とみた(セグメント間の取引は考えない推定)。営業利益は小さな黒字と置く。件数はおおまかな推定で、結論への効きは小さい。

リスクと懸念

固定の借り上げ賃料

オーナーへの賃料は契約で決まり、入居者の家賃が下がっても減らない。年に数千億円と推定される固定の約束があり、入居率が数ポイント下がるだけで営業利益は大きく削れる。景気の谷では差益が逆ざやになりかねない。

2030年の満期と家主離れ

約54万戸の戸数は、2020年以降にじわじわ減ってきた。2030年に一括借り上げの満期が来るため、更新しないオーナーが出ている。会社の計画も戸数は減る方向で、建て替えで新しい部屋を足せるかが分かれ目になる。

賃料改定をめぐる訴訟と規制

借り上げ賃料の減額をめぐり、オーナーが訴えた例は過去にある。2020年のサブリース新法で、契約前の説明は厳しくなった。賃料を下げる交渉が強引だと見られれば、訴訟や信頼の低下につながり、戸数がさらに細る。

法人需要の景気依存

利用戸数の7割弱を法人が占める。製造業や建設が採用を絞れば、寮や社宅の契約は先に減る。法人主体のため家賃は上げやすいが、景気が反転すれば入居率と家賃が同時に下がる。

非公開化後の借入と攻めの経営

買収会社は最大約2,676億円を投じる。出資と借入で調達するため、買収後は利払いと高い収益目標が乗る。オーナーへの賃料を下げる圧力や、入居者へのサービス販売の行き過ぎが、信頼の傷になる恐れがある。

新リース会計基準での財務の見え方

2028年3月期から、借り上げ契約が使用権資産とリース負債として貸借対照表に載る見通しだ。自己資本比率は今の23%から下がりうる。利益そのものは大きく変わらないが、固定の約束の重さが数字で見えるようになる。影響額は開示されていない。

施工不良の記憶と品質

2018年に見つかった施工不良で、2019年に新規の受注を止めた。信頼の回復は進んだが、古い物件の維持費と修繕費は物価で上がる。再び品質の問題が出れば、オーナーも入居者も離れる。

今後の分かれ目

入居率が90%を超えて定着したら
差益が厚くなる。楽観寄りの筋書きに確率を移し、利益率の前提を上げて価値を見直す。
2030年の満期を迎える契約の更新率が、想定を大きく下回ったら
戸数の減り方が速まる。やや悲観の確率を上げる。
法人契約の割合が下がり、入居率が3ポイント以上落ちたら
景気の谷が差益を削る展開が始まったと見て、悲観側に重みを移す。
非公開化が成立し、買収会社が借入の返済を最優先にしたら
オーナーへの賃料を下げる圧力が強まる。家主離れと訴訟のリスクを上げて見る。
建て替えの受注が増え、管理戸数が下げ止まったら
戸数が横ばいなら、家賃の上昇がそのまま利益に効く。中立より上の筋書きの確率を上げる。
新リース会計の影響額が、想定より大きく開示されたら
利益は変わらなくても、財務の見え方が変わる。借入余力と配当の方針を見直す。

見ておくもの

  • 月次の入居率(公表値)と成約家賃の上昇率
  • 管理戸数の増減と、満期を迎える借り上げ契約の更新率
  • 法人契約の割合と、製造業・建設の採用動向
  • 買い付けの成否と、非公開化後の借入・配当の方針

倍率と資本コストの決め方

今の値段は光通信連合の買い付けで決まっているので、倍率の根拠にしていない。倍率は、10年後の事業の自己資本利益率と資本コスト7.75%から、利益ベースの正当化PERで決めた。長期の成長率は、戸数が年0.5%ほど減り、物価が3%上がる事業として3%にした。堀は浅いので、新しく投じるお金の稼ぎは資本コストを超える分の3分の1だけ残るとした。

中立のPERは、ROEが資本コストを超える会社の下限である1÷kに近い11.4倍に置いた。買い付けの価格や、助言会社の算定の幅(上限は今の時価総額の1.8倍ほど)には寄せていない。新リース会計の基準で2028年3月期から営業利益と負債の形が変わるが、10年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。悲観は、赤字に近い稼ぐ力と純現金の床で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.6→19.2 倍・やや楽観 PER 11.7→18.93 倍・中立 PER 11.4→18.59 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に、循環+0.5%・値決め力+0.25%・借金(固定の借り上げ賃料)+0.5%・寿命+0.25%を足して9.0%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 7.75%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 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明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. レオパレス21 IR トップメッセージ(中期経営計画 New Growth 2028 と 2026年5月の見直し)
  2. 光通信連合によるレオパレス21の公開買付け(BAP クローズアップ案件)
  3. 文春オンライン:レオパレス21 株式非公開化が進行中(Yahoo!ニュース)

分析日 2026-10-16