株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

ランド 8918

用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3 円46 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)10 円154 億円差 −70.3%
10 年後から見ると 割高 価値 3 円46 億円 · 差 −70.3% · 期待の年率 −4.1%
期待の年率リターン(10 年)−4.1%資本コスト比 −13.1 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ランドは、住宅・オフィス・ホテル・物流施設などの開発用地を仕入れ、許認可を取って着工できる形にし、大手デベロッパーや外資の開発ファンドへ売る会社だ。太陽光・バイオマスなど再エネ発電への共同事業の出資も手がける。従業員は十数人しかいない。

2026/02 期は売上 30 億円、営業利益 4.3 億円で、前期の 51 億円・9.8 億円から 4 割減った。売却先が決まらない案件があり、引渡しが遅れたためだ。次期は営業利益 14.7 億円と、会社は 3 倍増を見込む。

筆者の結論は、10 年先の価値で測ると今の値段は大きく割高、というものだ。財務は堅く、自己資本比率は 89%、現金 29 億円が借入を上回る。ただ、この自己資本を回して稼ぐ ROE が資本コストに届かない。時価総額は自己資本の 1.7 倍にあたり、会社が出すと言う利益が毎年続く前提でも届かない値段だ。

売上の約 75% は共同事業のパートナー 2 社に偏る。1 社でも離れれば、利益は急に細る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、持ち続けたい会社かを問う。答えは、財務は堅いが、事業の質は見極めにくい。

事業の質は、少人数の目利きに依存する。同じ型の事業は他社でも再現でき、価格を自分で決められない。10 年先も同じ水準で稼げるかは、特定の人材と、売り先の大手 2 社との関係にかかっている。

資本の使い方は、現金を共同事業の出資に回す型だ。うまく当たれば高い ROE が出るが、外れると出資金が戻らない。過去 10 年の ROE は 40% から −60% まで振れた。

払う値段に安全域があるかを見ると、悲観では売れる資産から負債を引いても、今の時価総額の 1 割ほどしか残らない。中立の筋書きでも、10 年後の価値を今に直すと、今の値段の半分に届かない。

経営者の資本配分は、配当を出したり止めたりと一貫しない。安全域は無い。

何で稼ぐ会社か

ランドは、横浜に本社を置く不動産開発会社だ。2026/02 期の売上は 30 億円で、不動産事業・再生可能エネルギー関連投資・その他の 3 つに分かれる。

不動産事業が売上の 87% にあたる 26 億円で、営業利益は 6.0 億円。住宅、オフィスビル、ホテル、商業施設、物流施設、宅地造成の用地を仕入れ、権利関係の調整や開発許可を取って、着工できる状態にしてから売る。買い手は大手のデベロッパーや外資系の開発型ファンドだ。建物を自社で建てて貸すのではなく、開発の初期段階の利益を取る。共同事業の形が多く、利益の分配額だけを売上に載せる会計もある。

再エネ関連投資は売上 3.3 億円、営業利益 1.1 億円。太陽光やバイオマスの発電案件に共同事業で出資し、蓄電所の流動化収入や売電収入の分配を得る。前期は営業赤字だった。

その他は売上 0.6 億円の小さな事業で、新しい柱を作るために設立した子会社が行う。セグメント利益の合計は 7.5 億円だが、全社の営業利益は 4.3 億円で、差の約 3.2 億円は本社費用だ。従業員は十数人で、人件費は小さい。

売上の約 75% は、共同事業のパートナー 2 社への売却で占められる。

優良さと弱いところ

強みは、大手が手を出しにくい開発の初期段階を担う点にある。権利の整理や許認可の取得は手間がかかり、大手は時間を買う。ランドは少人数で、その専門性を生かす。自己資本比率は 89%、財務はきわめて堅い。

ただ堀は強くない。用地の仕入れ値と出口の値段は市場で決まり、価格を自分で決められない。特定の担当者の目利きに依存し、同じ型の事業は他社でも再現できる。売り先の大手も、自前の開発部門を持つ。

資本効率は低い。ROE は 4.9%、過去 10 年の中央値は 13.6% だが、利益は年ごとに赤字から大幅黒字まで振れる。2021/02 期は営業損失 28 億円で、自己資本の 4 割近くを失った。

営業キャッシュフローは 2026/02 期に 9.5 億円の支出で、現金は 40 億円から 29 億円に減った。仕入れた用地や出資金が積み上がったためで、利益が出ても現金が増えない型の事業だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

開発型不動産は、不動産の取引市場の厚みに左右される。金利が低く、海外マネーが日本の不動産に流れる局面では、開発用地の買い手が多く、利益が積み上がる。逆に、金利が上がり、資金調達が難しくなると、買い手が消える。

リーマン後の 2008〜2010 年には、不動産ファンドの運用会社が複数破綻した。出口の売却が止まり、開発中の物件が在庫に変わり、借入の返済に行き詰まる流れだ。ランドも 2013/02 期までは経常赤字の年が続いた。

建設費は 2021 年以降に 2〜4 割上がり、新築の供給を絞っている。このため、すでに許認可の取れた用地は価値が上がりやすい。データセンター、物流施設、ホテルの用地は需要が強く、開発型の仲介役にも追い風になる。

再エネ発電への投資は、国の制度変更や電力の買取価格の動きに左右される。蓄電所は新しい分野で、流動化による利益は案件ごとに一度きりの色合いが強い。

競争相手は、大手デベロッパーの開発部門、商社、外資ファンドと幅広い。ランドのような十数人の会社は、専門性と機動力で戦うが、資金力では勝てない。金利が上がると買い手の資金が細り、最初に影響を受けるのは、初期段階の開発を担う小さな会社になる。

資本政策と M&A

資本政策は、守りに寄っている。自己資本比率は 89% で、借入はごくわずかだ。2025/02 期は配当を出したが、2026/02 期は配当を出さず、2027/02 期の予想は未定。配当性向は 17% ほどにとどまった期もあり、利益の大半は事業に回る。自社株買いは目立たない。

現金 29 億円は、共同事業の出資や用地の仕入れに使う資金だ。2026/02 期は営業キャッシュフローが 9.5 億円の支出で、現金が減った。この現金は、開発の資金として使われ続けるもので、株主に分ける余り資産とは見ない。

発行済株式数は 15 億株を超える。1 株の価値が極端に小さく、株価は国内の上場株で最も低い水準にあり、単元株でも千円に届かない。希薄化は過去にも起きたが、近年は株数がほぼ変わらない。

株主優待は出していない。筆者は、資本を成長に回す姿勢を認めるが、ROE が資本コストを下回る点を気にしている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ランドは、財務が堅く、利益が戻れば大きく伸びる会社だ。自己資本比率は 89%、現金は借入を 23 億円上回る。過去 10 年のうち 2022/02 期は営業利益 14 億円、2020/02 期は 15 億円と、今の 3 倍の利益を出した年が複数ある。

会社が示す 2027/02 期の営業利益は 14.7 億円、純利益は 13.5 億円で、今の 3 倍にあたる。今期の減益は、売却先が決まらない案件が先送りされたもので、事業そのものが傷んだわけではない。引渡しが次期にずれれば、利益が戻る。

再エネ投資は黒字転換し、営業利益 1.1 億円を稼いだ。蓄電所の流動化という新しい収益源が開いた。新しい子会社も黒字になり、事業の柱が増えている。

開発の初期段階を担う会社は、大手が手を出しにくい分野で、少人数でも利益率が高い。営業利益率は 14% から 23% の水準を戻せる。自己資本 92 億円は、上場企業の中でも異例に厚く、用地の仕入れで一気に勝負をかけられる。

慎重な見方

ランドは、財務の堅さを稼ぎに変えられていない会社だ。自己資本 92 億円に対して、純利益は 4.4 億円。ROE は 4.9% で、資本コストを大きく下回る。時価総額は自己資本の 1.7 倍にあたり、PER は 30 倍を超える。

会社の予想する営業利益 14.7 億円は、案件の売却が重なった年の姿だ。直近 10 年の営業利益の平均は約 6 億円で、赤字の年も混ざる。2021/02 期は 28 億円の営業損失を出した。均して見ると、今の値段を支える利益は出ていない。

売上の約 75% は共同事業のパートナー 2 社に偏る。どちらかが離れれば、利益は急に細る。営業キャッシュフローは 9.5 億円の支出で、現金は減り続けている。

従業員は十数人で、特定の担当者への依存が大きい。同じ型の事業は他社でも再現でき、堀は強くない。金利が上がれば買い手の資金が細り、小さな開発会社から先に影響を受ける。配当も出したり止めたりで、株主に戻る額は読めない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がかなり強い。財務の堅さは本物だが、均した稼ぐ力は時価総額を支えない。強気の見方の予想利益 14.7 億円は、案件が重なった年として、強気の筋書きに織り込んだ。確率は、中立に 38% を置き、強気側に 3 割、慎重側に 3 割を置いた。悲観は、売り先が 2 社に偏り、リーマン後の前例もあるため、1 割を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/02 期)

確率で加重した株価時価総額 6 円89 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1 円13 億円)。 今の値に割り戻すと 3 円46 億円、今との差 −70.3%、 期待の年率 −4.1%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 13 円200 億円 2 円27 億円 +47.5% +4.0% 1 円18 億円
やや楽観 22% 8 円127 億円 1 円17 億円 −6.6% −0.7% 2 円32 億円
中立 38% 7 円102 億円 1 円14 億円 −24.4% −2.8% 3 円44 億円
やや悲観 22% 1 円21 億円 0 円5 億円 −83.1% −16.3% 0 円6 億円
悲観 10% 1 円15 億円 0 円3 億円 −88.3% −19.3% 0 円2 億円
加重平均100% 6 円89 億円1 円13 億円 −34.0% −4.1% 7 円101 億円

今の株価時価総額 10 円154 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 大型の用地開発が続けて当たり、自己資本を回して利益が 4 倍になる 利益 17 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 13 円200 億円

自己資本 92 億円と現金 29 億円を元手に、大型の開発用地を毎年のように引き渡す。物件の規模は 2 倍に近づき、価格は物価に沿って 3 割強上がる。売上は 150 億円前後、営業利益は 24 億円に届く。

再エネ投資は蓄電所の流動化が続き、新しい子会社の事業も育って、全社の利益率は 15% を超える。会社が今期に示した営業利益 14.7 億円の水準を、毎年のように超える姿だ。

配当は利益の 25% ほどを出す。それでも利益の大半は次の案件に回る。倍率は ROE が k に近づくため、上限に近い 11.55 倍に置いた。

  • 不動産事業(開発型の用地・共同事業):数量 220(引渡し規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.35(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 77 億円・営業利益 23 億円。数量 2.20 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 30.0%
  • 再生可能エネルギー関連投資:数量 250(投資規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.04(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 10 億円・営業利益 3 億円。数量 2.50 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 35.0%
  • その他(新規の子会社事業):数量 600(売上の数量指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.01(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 5 億円・営業利益 2 億円。数量 6.00 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 35.0%

倍率:事業の純利益 17 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.55 倍、時価総額 200 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:用地を次々に仕入れて高値で売却でき、再エネ投資の出口も開く必要がある。売り先の大手が 2 社に偏る会社で、案件が 1 つ流れると崩れるため、8% にとどめた。

やや楽観 22% 用地の引渡しが回り、利益が今の 3 倍に増える 利益 11 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 8 円127 億円

用地の引渡しは、今より 8 割多い規模で回る。売り先は大手デベロッパーと外資の開発ファンドで、共同事業のパートナーも増える。売上は 90 億円、営業利益は 15 億円。

再エネ投資は 2 倍の規模になり、発電所の売電収入の分配が安定した収益になる。その他の事業も黒字を保つ。本社の費用は物価に沿って増えるが、案件の粗利がそれを上回る。

配当性向は 22% ほど。自己資本は 140 億円台まで増えるが、事業に使う資本が増える分、ROE は 7% 台にとどまる。売り先の大手が 2 社に偏る構造は変わらず、ここでも 1 社の動向が利益を左右する。

  • 不動産事業(開発型の用地・共同事業):数量 180(引渡し規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.35(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 63 億円・営業利益 16 億円。数量 1.80 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 26.0%
  • 再生可能エネルギー関連投資:数量 200(投資規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.04(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 8 億円・営業利益 3 億円。数量 2.00 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 32.0%
  • その他(新規の子会社事業):数量 400(売上の数量指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.01(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。数量 4.00 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 30.0%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 127 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近 10 年の営業利益の平均(約 6 億円)を、資本の増加で超えていく。会社予想の営業利益 14.7 億円に近い年を平均的に置けるかが分かれ目で、強気の中では最も起こりやすい。

中立 38% 自己資本を回して規模は 1.7 倍に、利益は今の 2〜3 倍にとどまる 利益 9 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 7 円102 億円

用地の引渡しは、規模で 1.7 倍に増える。直近 10 年の売上は平均で 30 億円強。自己資本が 92 億円から 150 億円ほどまで増える分と物価を反映して、売上は 70 億円になる。

営業利益率は 24% と、今の 23% を保つ。再エネ投資は 1.5 倍、新しい子会社の事業は 3 倍に伸びるが、全体の中では小さい。本社の費用は物価で増え、営業利益は 12.5 億円。

会社が示す次期の営業利益 14.7 億円は、案件の売却が重なった年の姿として、10 年の標準には置かない。配当は利益の 2 割ほどで、残りは次の用地に回る。

  • 不動産事業(開発型の用地・共同事業):数量 170(引渡し規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.35(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 60 億円・営業利益 14 億円。数量 1.70 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 24.0%
  • 再生可能エネルギー関連投資:数量 150(投資規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.04(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 6 億円・営業利益 2 億円。数量 1.50 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 30.0%
  • その他(新規の子会社事業):数量 300(売上の数量指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.01(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。数量 3.00 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 30.0%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.3% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 102 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:開発用地の売却は年ごとのばらつきが大きいが、長く均すと自己資本の伸びに沿って規模が増える。最も無理のない落としどころで、確率が最大になる。

やや悲観 22% 用地の売却先が決まらず、利益の出ない年が続く 利益 3 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 1 円21 億円

開発用地の売却先が決まらず、仕入れた用地が在庫として残る。引渡しの規模は今の 1.2 倍にとどまり、利益率は 18% に下がる。再エネ投資は出口が開かず、規模も縮む。

本社の費用は物価で増えるが、粗利がそれを吸収しきれず、営業利益は 3.7 億円。今期の 4.3 億円を下回る水準が続く。

配当は出しても、利益の 15% ほど。現金は共同事業の出資に回ったまま、戻ってこない。ROE は 2% 台に落ちる。会社は財務の堅さで耐えるが、均した稼ぎが自己資本に比べて小さい状態が長く続き、株主に戻る額も限られる。

  • 不動産事業(開発型の用地・共同事業):数量 120(引渡し規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.33(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 39 億円・営業利益 7 億円。数量 1.20 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 18.0%
  • 再生可能エネルギー関連投資:数量 80.0(投資規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.04(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。数量 0.80 倍・価格 1.10 倍(名目)・営業利益率 20.0%
  • その他(新規の子会社事業):数量 200(売上の数量指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.01(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。数量 2.00 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 20.0%

倍率:事業の ROE は 2% 台で k を大きく下回る。式の上限は 1÷k=10.5 倍。稼ぐ力の弱さを見て、その 7 割の 7.5 倍に置いた。

確率:今期も、売却先が決まらず引渡しが遅れ、減収減益になった。これが続く谷は、長い間に 2〜3 回は来る。共同事業のパートナーが 2 社に偏ることも重なる。

悲観 10% 共同事業のパートナーが行き詰まり、出資金の大半が戻らない 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 1 円15 億円

共同事業のパートナー 2 社のうち 1 社が行き詰まり、出資金の回収が止まる。売却先が見つからない用地は、大きく値引きして手放すことになる。営業損益は赤字に落ちる。

現金は事業の出資に使われ、手元に残らない。自己資本比率の高さも、出資金が戻らなければ意味を失う。

利益で測れば会社の値打ちはほとんど無い。売れる資産から負債を引くと、約 15 億円しか残らない。買い手がつかない出資金は、さらに安く手放す。リーマン後に不動産ファンドの運用会社が相次いで破綻した前例と同じ形で、財務の堅さだけでは谷を越えられない。

  • 不動産事業(開発型の用地・共同事業):数量 60.0(引渡し規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.29(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 17 億円・営業利益 0 億円。数量 0.60 倍・価格 1.10 倍(名目)・営業利益率 0.0%
  • 再生可能エネルギー関連投資:数量 30.0(投資規模の指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.03(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。数量 0.30 倍・価格 1.00 倍(名目)・営業利益率 0.0%
  • その他(新規の子会社事業):数量 100(売上の数量指数(直近 1 年 =100))× 価格 0.01(指数 1 あたりの売上(億円、名目))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。数量 1.00 倍・価格 1.00 倍(名目)・営業利益率 0.0%

倍率:赤字で稼ぐ力は無い。値の下支えは回収できる資産から負債を引いた約 15 億円。今の自己資本 92 億円に対して 0.163 倍として置いた。

確率:売上の約 75% が 2 社のパートナーに偏る。どちらかが行き詰まると、出資金の回収が止まる。リーマン後は不動産ファンドの運用会社が複数破綻した前例もあり、10% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産事業(開発型の用地・共同事業)

住宅・オフィス・ホテル・物流施設・宅地造成の用地を仕入れ、許認可を取って着工できる状態にし、大手デベロッパーなどへ売る。共同事業の利益分配も含む。

数量引渡し規模の指数(直近 1 年 =100)価格指数 1 あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/02 100 0.26 26 6
10 年後 中立 170 0.35 60 14

取り方:2026/02 期のセグメント売上 26.17 億・営業利益 6.02 億(決算短信)。案件は 1 件ごとに大きさが違うため、売上の実質指数で置く。

再生可能エネルギー関連投資

太陽光・バイオマスなどの発電案件に共同事業の形で出資し、蓄電所の流動化収入や売電収入の分配を得る。

数量投資規模の指数(直近 1 年 =100)価格指数 1 あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/02 100 0.03 3 1
10 年後 中立 150 0.04 6 2

取り方:2026/02 期のセグメント売上 3.32 億・営業利益 1.08 億(決算短信)。前期は売上 0.19 億・営業損失 1.35 億。

その他(新規の子会社事業)

新しい柱として設立した連結子会社の事業。

数量売上の数量指数(直近 1 年 =100)価格指数 1 あたりの売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/02 100 0.01 1 0
10 年後 中立 300 0.01 2 1

取り方:2026/02 期のセグメント売上 0.58 億・営業利益 0.36 億(決算短信)。前期は営業損失 0.83 億。

リスクと懸念

売り先の偏り

売上の約 75% が共同事業のパートナー 2 社(60% と 16%)。どちらかが離れると、利益が急に細る。

利益の振れ

営業損益は 2021/02 期の −28 億円から 2020/02 期の +15 億円まで動く。均した利益は読みにくい。

出資金の回収

共同事業の出資金や棚卸資産が総資産の大半を占める。パートナーが行き詰まれば、現金が戻らない。

金利の上昇

金利が上がると買い手の資金が細り、開発用地の売却が止まる。初期の開発を担う小さな会社から先に影響を受ける。

人材依存

従業員は十数人。目利きと許認可の交渉に長けた担当者が離れると、案件が回らなくなる。

現金の減少

2026/02 期の営業キャッシュフローは 9.5 億円の支出で、現金は 40 億円から 29 億円へ減った。

今後の分かれ目

2027/02 期の営業利益が会社予想の 14.7 億円に届く
やや楽観の確率を上げる。2 期続けて届けば、強気の確率も上げる。
売り先 2 社への売上の集中度が 60% を下回る
悲観の確率を下げる。事業の質の評価を見直す。
営業キャッシュフローが 2 期続けて支出になり、現金が 20 億円を割る
やや悲観の確率を上げる。
配当を再開し、配当性向を明示する
還元の確率を見直す。
共同事業のパートナーの 1 社が行き詰まる
悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 営業利益(会社予想 14.7 億円)
  • 売り先 2 社への集中度
  • 営業キャッシュフロー
  • 共同事業出資金の残高
  • 再エネ投資の出口
  • 配当方針

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コストを下回る事業の式(1÷k)の 7〜9 割から置いた。今の株価や PER は見ていない。今の PER が 30 倍超と高いことは根拠にしていない。利益は、直近の 4.3 億円ではなく、10 年の均した規模から積んだ。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→11.55 倍・やや楽観 PER 9→11.11 倍・中立 PER 8→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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分析日 2026-10-20