株譜
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シーラホールディングス 8887

都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)375 円140 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)333 円125 億円差 +12.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 375 円140 億円 · 差 +12.5% · 期待の年率 +9.1%
期待の年率リターン(10 年)+9.1%資本コスト比 +0.1 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

シーラは、東京・神奈川の都心でコンパクトなマンションを企画し、1棟ごと、あるいは1戸ずつ売る不動産デベロッパーだ。2025年6月にクミカとシーラテクノロジーズが統合して生まれた。売った後の賃貸管理と、不動産クラウドファンディング「利回りくん」も手がける。

筆者の結論は、適正の範囲にあるが、安全域は薄いというものだ。時価総額は純資産の7割で、一見すると安い。ただ、自己資本が188億円なのに、純有利子負債は377億円ある。利益を出しても、まず利払いに消える。

2026年5月期の純利益は67億円と大きいが、うち56億円は統合に伴う一度きりの益だ。これを除くと10億円。2027年5月期の会社予想も15億円前後にとどまる。営業利益は32億円あっても、利払いで経常利益は21億円に減る。

10年先の中立は、販売戸数が今並みで、価格が物価より遅れて上がる姿だ。ストック収益は育つが、金利が上がると借金の重みも増す。楽観でも倍率は10倍止まり、悲観は今の時価総額を大きく割る。この非対称が、筆者が「割安」と言い切れない理由である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「安いが、安全域は厚くない」という会社だ。純資産の7割という値段は魅力的に見える。だが、その純資産の多くは、売れる前の棚卸資産と、借金で買った不動産である。

経営の資本配分は、これまでのところ筋が通っている。割安な株価の下で自己株式を買い、株主に報いる姿勢はある。統合で負ののれんを得て、自己株式を買い、配当は累進にした。一方、利益の大半は、毎年新しい物件を仕入れて売り切れるかにかかる。回転が止まれば、借金だけが残る。

10年持つなら、見るべきは岩盤収益の積み上がり方だ。固定費の6割を賃料と管理料で賄えれば、物件を売れない年も耐えられる。それが実現するまでは、払う値段に十分な余裕があるとは言えない。筆者は、適正の下限と見る。物件を売り切る力に疑いはないが、借金の重さが払える値段に上限をかける。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は総合不動産事業だ。2026年5月期の売上393億円のうち、344億円がここから出ている。東京23区と横浜・川崎で用地を仕入れ、自社ブランド「SYFORME」のマンションを建てて売る。買い手は、ファンドや事業会社への1棟売りと、個人投資家への区分売りの2つに分かれる。

用地を仕入れてから竣工するまでに、平均で1年8か月かかる。プロジェクトの粗利率は平均で約18%だ。2026年5月期は新築377戸のほか、秋葉原と子安の土地売却が利益を押し上げた。つまり、売上は物件の引き渡し時期で大きく振れる。

土台の第2の柱が不動産管理事業だ。売った物件の賃貸管理が4,121戸、建物管理が113棟ある。入居率は99.7%、契約更新時の賃料の引き上げ幅は7.7%だった。自社で持つ賃貸物件とあわせた「岩盤収益」、つまり景気に左右されにくい賃料と管理料は、年19億円で、これを22億円まで積む計画である。

クミカ由来の事業は、埼玉を中心にしたファミリーマンションと建築工事だ。建設事業は立ち上げの途中で、2026年5月期は6億円の赤字だった。再生可能エネルギー事業は、太陽光発電と蓄電所で、まだ小さい。

優良さと弱いところ

強みは、用地の仕入れから設計・施工・販売・管理までを自社で通せる点だ。構造設計まで社内でこなすため、建築費の上昇を和らげやすい。BlackRockの不動産私募ファンドとも組み、1棟売りの出口を確保している。

「利回りくん」は、約28万人の会員を持つ国内最大級の不動産クラウドファンディングだ。ファンドを組んで物件を売ると、会社の貸借対照表から物件を外せる。借金を増やさずに、物件を回転させる道具になる。

弱みは財務だ。自己資本比率は25.5%まで下がり、純有利子負債は自己資本の2倍ある。営業利益は支払利息の3.4倍しかない。統合で棚卸資産が36億円から364億円に膨らんだ。売れ残れば、評価損が自己資本を削る。

利益の質にも注意がいる。2026年5月期の営業利益32億円には、土地売却の益が含まれる。本社費用は27億円と重く、岩盤収益だけでは賄えない。筆者は、堀を弱めと見る。物件の値段は市況が決め、会社が自由には上げられない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

都心の新築マンション市場は、建築費の上昇で供給が細っている。工事費は物価並みか、それを上回るペースで上がり、新規の企画は採算が合いにくい。この環境は、すでに用地を持つ会社には追い風だが、仕入れ価格も上がるため、追い風は長くは続かない。

需要側の鍵は金利だ。10年国債が3%になれば、投資家が求める利回りも上がり、物件の売値は上がりにくくなる。機関投資家や海外ファンドの日本の不動産への買いが続く間は、1棟売りの出口は開いている。この資金が引くと、一気に売りにくくなる。

競争の形は分散的だ。同じ投資用の領域には、FJネクストホールディングス、GA technologies、グッドコムアセットなどがいる。シーラの特色は、1棟売り、区分売り、クラウドファンディングという3つの出口を持つことだ。

統合後の中期目標は、2030年5月期に総資産1,000億円、ROE15%、自己資本比率30%である。総資産を増やしながら自己資本比率を上げるのは、利益の積み上げと借金の抑制の両立を要する。筆者はここを難所と見る。ホルムズ海峡の情勢による竣工の遅れも、足元の不安材料だ。

資本政策と M&A

資本政策は、積極と慎重が同居している。配当は累進方針に移り、2027年5月期は記念配当をやめて普通配当だけで年約5億円を出す。利益の3割台だ。使い道が少ないデジタルギフトの株主優待は廃止した。

自己株式は発行済株式の10.3%を保有し、1億円の追加取得も決めた。取得した株は、M&Aの対価や第三者割当に使う考えだ。PBR1倍割れの会社を株式交換で取り込む構想もあり、統合の連鎖が続く可能性がある。

筆者が気にするのは、借入で総資産を倍にする計画だ。事業用の借入は物件に見合うが、金利が3.5%前後に上がると利払いは増える。自己資本比率30%の目標を達成するには、還元を抑えて利益を積む必要がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

統合の効果は、まだ数字に出始めたばかりだ。クミカの埼玉の顧客基盤と、シーラの都心の企画力・利回りくんの会員が合わさった。2026年5月期の営業利益は32億円で、2027年5月期の会社予想は37〜39億円と、さらに伸びる。純利益も、一度きりの益を除いて10億円から15億円へ5割増える計画である。

竣工予定の物件はすでに2029年3月分まで積み上がり、用地は四半期ごとに4〜6件仕入れている。粗利率は18%で、BlackRockなど出口の買い手もいる。岩盤収益は22億円まで伸び、固定費の6割を賄えば、利益の質は一段上がる。

さらに、固定資産には72億円の含み益がある。会社は、取得時の簿価167億円に対し時価239億円と試算する。時価総額129億円は、この含み益と自己株式の活用余地を考えれば安い。中期目標のROE15%に近づけば、純資産の7割という値段は大きく修正される。累進配当と自己株式の保有も、株主を向いた姿勢の表れだ。

慎重な見方

営業利益が32億円でも、経常利益は21億円、純利益は10億円まで細る。決算の「67億円」という純利益の見出しは、一度きりの益で膨らんだ数字にすぎない。理由は借金だ。有利子負債は450億円あり、借り換えの金利が3.5%になれば、利払いはさらに増える。10年先を考えるほど、この負担は重い。

2026年5月期の売上と利益には、土地の売却が2件入っている。こうした売却益は繰り返せるとは限らない。本社費用は27億円あり、岩盤収益の19億円でも賄えていない。会社自身が、固定費の6割をまだ目標に置いている。

棚卸資産は364億円で、自己資本の1.9倍ある。都心の物件価格が下がれば、評価損と資金繰りが同時に来る。ホルムズ海峡の情勢で竣工が遅れれば、期ずれだけでも決算は大きく振れる。統合の初年度は、あくまで合算された姿にすぎない。純資産の7割という値段は、リスクに見合った値引きにすぎない。割安というより、危うさの対価である。

どちらに重みを置いたか

強い方は慎重な見方だ。ただし決定打はない。統合で稼ぐ力が増えたのは事実で、岩盤収益が積み上がる芽もある。一方で、利益の多くは利払いに消え、棚卸資産の評価損の余地も大きい。

そこで中立は、営業利益が緩やかに増えても、純利益は20億円台にとどまる姿に置いた。確率は、悲観側に3割台後半を寄せた。楽観は、金利が落ち着き、岩盤収益が固定費を超える展開で、1割に満たない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/05 期)

確率で加重した株価時価総額 619 円232 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 174 円65 億円)。 今の値に割り戻すと 375 円140 億円、今との差 +12.5%、 期待の年率 +9.1%(資本コスト 9.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,373 円515 億円 293 円110 億円 +400.3% +17.5% 133 円50 億円
やや楽観 20% 979 円367 億円 240 円90 億円 +265.9% +13.9% 244 円91 億円
中立 34% 686 円257 億円 200 円75 億円 +166.0% +10.3% 301 円113 億円
やや悲観 24% 240 円90 億円 120 円45 億円 +8.1% +0.8% 86 円32 億円
悲観 14% 163 円61 億円 40 円15 億円 −39.0% −4.8% 28 円11 億円
加重平均100% 619 円232 億円174 円65 億円 +138.1% +9.1% 793 円297 億円

今の株価時価総額 333 円125 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 金利が落ち着き、岩盤収益が固定費を超えて回り出す 利益 41 億円 · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 1,373 円515 億円

金利は3%で落ち着き、機関投資家の買いが続く。用地の仕入れを毎年積み増し、販売は今より15%増える。価格は物価並みに上がる。都心の用地は高いが、自社施工が建築費を抑えて利幅を守る。

賃貸と管理の戸数は7,000戸まで増え、蓄電所も稼働する。岩盤収益が固定費の6割を超え、物件を売れない年も耐えられる体質になる。

総資産は1,000億円に届くが、自己資本比率も30%台に戻る。借入は600億円に増えるものの、利益の伸びが利払いを上回る。クミカ由来の埼玉の事業も、都心の仕入れに資源を寄せて利幅が改善する。

  • 総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却):数量 800(販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.67(1戸あたり売上(億円、名目))→ 売上 536 億円・営業利益 91 億円。戸数+16%・価格1.34倍
  • 不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん):数量 7,000(賃貸管理戸数(戸))× 価格 0.01(1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数))→ 売上 65 億円・営業利益 22 億円。管理戸数+70%・価格1.34倍
  • 建設・再生可能エネルギー・その他:数量 120(案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.67(1件あたり売上(億円、名目))→ 売上 80 億円・営業利益 6 億円。蓄電所・工事が拡大

倍率:事業の純利益 41 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.9% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.2 倍。全体の PER 12.24 倍、時価総額 497 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:金利が落ち着き、都心の物件需要が続き、岩盤収益が育つ姿。統合の効果が最大に出る場合に限り、1割弱とした。

やや楽観 20% 販売は伸び、賃料と管理が積み上がる 利益 30 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 979 円367 億円

販売戸数は今より9%増える。価格は物価に少し遅れ、10年で1.29倍になる。1棟売りの出口は保たれ、利回りくんが物件の回転を助ける。建築費の上昇は価格に転嫁できるが、利幅は少し薄くなる。

賃貸と管理は6,200戸に増え、岩盤収益は固定費の約5割を賄う。蓄電所の稼働で再エネも黒字になる。

借入は550億円まで増えるが、利益で吸収できる。純利益は30億円弱で、自己資本は300億円近くに乗る。中期目標の自己資本比率30%には届かないが、方向は合っている。会社が掲げるROE15%の目標も、半分は達成できる。

  • 総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却):数量 750(販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.65(1戸あたり売上(億円、名目))→ 売上 484 億円・営業利益 77 億円。戸数+9%・価格1.29倍
  • 不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん):数量 6,200(賃貸管理戸数(戸))× 価格 0.01(1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数))→ 売上 57 億円・営業利益 19 億円。管理戸数+50%・価格1.34倍
  • 建設・再生可能エネルギー・その他:数量 90.0(案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.67(1件あたり売上(億円、名目))→ 売上 60 億円・営業利益 4 億円。再エネが黒字化

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.7% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 9.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.64 倍、時価総額 347 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:統合の効果が出て、販売が緩やかに増える姿。金利は想定の範囲にとどまる。強気の根拠が半分当たる場合として2割に置いた。

中立 34% 戸数は今並み、価格は物価に遅れ、利益は緩やかに増える 利益 21 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 686 円257 億円

販売戸数は今並みで推移する。建築費の上昇で新規の企画は採算が薄くなり、売値は利回りの上昇に押されて物価に遅れる。10年で価格は1.25倍だ。

賃貸と管理は5,500戸に増え、岩盤収益は固定費の5割弱を賄う。ただ、本社費用も物価で上がり、賃料の積み上げと相殺される。

借入は520億円で、利払いは年18億円に増える。営業利益は51億円と今の1.6倍になるが、純利益は21億円にとどまる。利益の増えた分の多くは、借入の利払いと物価で膨らむ本社費用に吸われる。ROEは7〜8%台で、資本コストにわずかに届かない。

  • 総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却):数量 700(販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.63(1戸あたり売上(億円、名目))→ 売上 438 億円・営業利益 66 億円。戸数+2%・価格1.25倍(利回り上昇で物価に劣後)
  • 不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん):数量 5,500(賃貸管理戸数(戸))× 価格 0.01(1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数))→ 売上 51 億円・営業利益 16 億円。管理戸数+33%・価格1.34倍
  • 建設・再生可能エネルギー・その他:数量 60.0(案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.67(1件あたり売上(億円、名目))→ 売上 40 億円・営業利益 2 億円。再エネ・工事は小さく黒字

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.5% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 233 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:戸数は今並み、価格は物価に遅れ、岩盤収益が少しずつ育つ姿。2つの見方の落としどころで、最も厚い3割台に置いた。

やや悲観 24% 金利が上がり、1棟売りの出口が細る 利益 4 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 240 円90 億円

10年国債は3%超で落ち着かず、ファンドの買いが細る。1棟売りの値引きが増え、販売戸数は今より15%減る。価格は10年で1.16倍にとどまる。

粗利率は12%に下がる。クミカ由来の埼玉の事業も、人口の伸びが鈍り苦戦する。賃貸と管理は4,800戸まで増えるが、本社費用が物価で上がり、営業利益は19億円に縮む。

借入を380億円へ減らして耐えるが、純利益は4億円にとどまる。自己資本は評価損も出て、180億円を割る。配当は累進方針を守るのがやっとで、自己株式の買いは止まる。統合で期待された相乗効果は、利幅の縮小に埋もれてしまう。

  • 総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却):数量 580(販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.58(1戸あたり売上(億円、名目))→ 売上 336 億円・営業利益 40 億円。戸数-16%・価格1.16倍(値引き販売)
  • 不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん):数量 4,800(賃貸管理戸数(戸))× 価格 0.01(1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数))→ 売上 41 億円・営業利益 11 億円。管理戸数+16%・価格1.23倍
  • 建設・再生可能エネルギー・その他:数量 40.0(案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.55(1件あたり売上(億円、名目))→ 売上 22 億円・営業利益 0 億円。再エネは収支均衡

倍率:稼ぐ力が薄く ROE は2%弱。ためた利益は額面未満の価値なので、今の自己資本180億円の半分に置いた。借金が重く、EV(時価総額+純有利子負債)÷営業利益を今の純有利子負債で見ると約25倍で、利益の倍率だけで割安とは言えない。

確率:金利上昇で1棟売りの出口が細り、価格が物価に届かない姿。都心の市況は崩れないが利幅が薄くなる。慎重な見方の本流として2割台に置いた。

悲観 14% 都心の市況が崩れ、在庫を値引きして売る 利益 −12 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 163 円61 億円

都心のマンション価格が下がり、1棟売りの買い手が消える。販売戸数は半分以下になり、在庫は値引きで売るしかない。評価損は約80億円出る。売るほど値が下がる悪循環が、銀行の融資姿勢も硬くする。

賃貸と管理は3,800戸に減らし、本社費用も絞る。それでも営業損益は赤字になり、金利の負担で純損失が続く。

借入を返すために優良物件も手放す。自己資本は100億円前後まで減り、増資か提携を迫られる局面も来る。岩盤収益の賃料と管理料だけが、事業の価値として残る。この筋書きでは、統合の成果を示す数字が見えなくなる。

  • 総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却):数量 340(販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.50(1戸あたり売上(億円、名目))→ 売上 170 億円・営業利益 3 億円。戸数-51%・価格1.0倍(値引き販売)
  • 不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん):数量 3,800(賃貸管理戸数(戸))× 価格 0.01(1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数))→ 売上 29 億円・営業利益 6 億円。管理戸数-8%・価格1.09倍
  • 建設・再生可能エネルギー・その他:数量 20.0(案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定)× 価格 0.50(1件あたり売上(億円、名目))→ 売上 10 億円・営業利益 −1 億円。縮小・撤退

倍率:赤字で稼ぐ力はほぼゼロ。残るのは在庫を値引きして売った現金と、賃貸不動産と、管理の事業価値だ。今の自己資本180億円の34%に置いた。

確率:金利上昇と市況の悪化が重なり、在庫を投げ売りして立て直す姿。借金が重い会社なので、10年で起きる確率を1割台半ばとした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

総合不動産(マンション開発・分譲、1棟売り、土地売却)

都心でコンパクトなマンションを企画し、ファンド・事業会社に1棟、個人に区分で売る。仕入れた土地の売却も含む。

数量販売戸数相当(戸)=売上を1戸あたり0.5億円で割った推定価格1戸あたり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/05 688 0.50 344 56
10 年後 中立 700 0.63 438 66

取り方:セグメント売上344億円、セグメント利益56億円(開示)。新築は12棟377戸だが、土地売却や1棟売りを含むため戸数に直せない。1戸あたり0.5億円で割った推定の戸数で置いた(推定)。粗利率はプロジェクト平均で約18%。

不動産管理(賃貸管理・建物管理・自社賃貸・利回りくん)

売った物件の賃貸管理と建物管理、自社保有の賃貸、クラウドファンディングの運営。景気に左右されにくい収益。

数量賃貸管理戸数(戸)価格1戸あたり売上(億円、名目。賃料・管理料・手数料の合計÷管理戸数)売上営業利益
今 2026/05 4,121 0.01 28 9
10 年後 中立 5,500 0.01 51 16

取り方:セグメント売上28.4億円、利益8.9億円(開示)。賃貸管理4,121戸(開示)で割った。自社保有の賃料と建物管理の収入も同じ戸数で割る簡略化をした(推定)。

建設・再生可能エネルギー・その他

外部工事の請負、太陽光発電と蓄電所、小さな周辺事業。2026年5月期は建設の赤字が目立つ。

数量案件数換算(件)=売上を1件あたり0.5億円で割った推定価格1件あたり売上(億円、名目)売上営業利益
今 2026/05 42.6 0.50 21 −6
10 年後 中立 60.0 0.67 40 2

取り方:建設2.4億円、再エネ17.1億円、その他1.8億円の合計21.3億円(開示)。利益は建設-6.0億円、再エネ0.4億円、その他0.1億円。案件の大きさは開示が無く、1件0.5億円で割った推定。

リスクと懸念

金利上昇と借り換え

有利子負債は450億円あり、営業利益は支払利息の3.4倍しかない。借り換えが3.5%前後になれば、利払いは今より年9億円増える。会社は金利の固定化を進めているが、新しい借入はすべて新しい金利だ。

棚卸資産の評価損

棚卸資産は364億円で、自己資本の1.9倍に当たる。都心の物件価格が下がれば、評価損と資金繰りが同時に来る。用地を仕入れてから竣工まで平均1年8か月かかり、その間の値下がりは避けにくい。

利益が物件の引き渡し時期で振れる

売上は竣工の月に集中する。ホルムズ海峡の情勢で期末の竣工が数か月ずれるだけで、1期の利益が大きく動く。2026年5月期の営業利益には土地売却の益も含まれ、繰り返せるとは限らない。

統合の実行と本社費用

本社費用は年27億円と重く、岩盤収益の19億円では賄えない。2社の統合で重複する費用を減らせるか、建設事業の赤字(6億円)を止められるかが問われる。株式交換による追加の統合も構想にあり、実行を誤れば価値を落とす。

クラウドファンディングの規制と信頼

利回りくんは、会社が劣後出資で損を先に被る仕組みだ。物件の値下がりが続けば、会社の負担が増える。投資家保護の規制が強まれば、事業の拡大が遅れ、会員の信頼も揺らぐ。

建築費と労務費の上昇

建築費の上昇は新規企画の採算を削る。売値を上げられなければ、粗利率18%は保てない。自社施工を広げる戦略だが、建設事業はまだ赤字で、人手不足の影響も受ける。

今後の分かれ目

10年国債の利回りが4%を超えて上がる
投資家の期待利回りが上がり、1棟売りの値引きが増える。借入の利払いも膨らみ、やや悲観から悲観の筋書きに近づく。
岩盤収益が固定費の6割を超える
物件を売れない年も耐えられる体質になり、利益の質が上がる。倍率は上の筋書きに近づく。
2027年5月期の営業利益が37億円を下回る
竣工の遅れではなく、仕入れや利幅の問題である可能性が高まる。中立の置き方を下げる必要が出る。
自己資本比率が30%に回復し、借入が抑えられる
借金の重さが和らぎ、k の上乗せが小さくなる。やや楽観の筋書きの重みが増す。
株式交換で新たな会社を取り込む
規模は増えるが、のれんと借入が増える。取り込む相手の利益の質を見極める必要がある。

見ておくもの

  • 営業利益と経常利益の差(利払い)、純有利子負債の推移
  • 棚卸資産の残高と、竣工・引き渡しの予定との差
  • 岩盤収益(賃料・管理)の年額と、固定費に対する割合
  • 10年国債の利回りと、都心の1棟売りの買い手(BlackRock など)の動き
  • 自己資本比率(30%の目標)と配当・自己株式の方針
  • 建設事業の赤字の縮小と、蓄電所の稼働

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業の ROE(統合後の純利益と自己資本から約7〜12%)、k 9%、g 4% の式から出した正当化 PER を土台にした。ROE が k 以下の中立と、やや悲観の PBR 0.5は、今の株価や同業の倍率を見ずに、稼ぐ力と自己資本から置いた。純資産の7割という足元の値段は比べただけで、倍率の根拠にしていない。10年の新リース会計基準の影響は、家賃を営業費用に入れた今の形でそろえて置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→12.24 倍・やや楽観 PER 9.5→11.64 倍・中立 PER 9→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に quality+2.0%を足して9.5%。統合の実行などの個別の懸念は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 9.00%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. シーラホールディングス 2026年5月期 決算説明資料
  2. FISCO 企業調査レポート シーラホールディングス(2025年10月)
  3. logmi Finance シーラホールディングス 決算説明会(2026年5月期)

分析日 2026-10-19