株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

空港施設 8864

羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)869 円430 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)913 円451 億円差 −4.8%
10 年後から見ると 適正 価値 869 円430 億円 · 差 −4.8% · 期待の年率 +5.9%
期待の年率リターン(10 年)+5.9%資本コスト比 −1.9 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

空港施設は、羽田空港を中心に格納庫・整備工場・貨物ビルを建てて航空会社に貸す会社だ。ターミナルを運営する会社ではない。売上の約7割が空港内の賃貸と熱供給・給排水で、旅客が増えても減っても賃料は固定で入る。残りは都心の中小型ビルを買い、直して売る回転型の事業で、利益のぶれはここから出る。

筆者の結論は「やや割高」だ。一番の理由は、堅い賃料収入が物価並みにしか伸びず、株主のお金の稼ぎ(ROE)が6%前後で資本コストに届かないことにある。2026年3月期の営業利益は67億円と過去最高に近いが、ビル3棟の売却益が厚かった年で、翌期は49億円に戻る計画だ。羽田一丁目の再編では移転費用と撤去費用がかかり、古い専用施設の寿命が重荷になっている。

支えもある。日本航空とANAホールディングスが各2割強、政策投資銀行が1割強を持ち、配当性向60%以上の還元方針は厚い。10年の中立では、空港内の面積は横ばい、賃料は物価より少し遅れて1.3倍、回転型は年3〜4棟を回して営業利益は74億円前後。悲観は大口テナントが施設を絞り、ビル売買の市場が凍る展開だ。確率で重みづけした価値は、今の時価総額を1割半ば下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見て、空港施設は「悪くはないが、割安とまでは言えない」会社だ。

事業の本質は、航空会社に設備を貸して固定賃料を取る不動産業だ。堀は、空港という限られた場所と、航空会社とのつながりにある。ただし借り手は2社にほぼ限られ、値決めの主導権はこちらにない。専用施設の寿命も短い。

資本の使い方は、筆者がいちばん気にする点だ。稼いだお金を、どれだけ株主のものにできるか。ROEは6%前後で、資本コストの7.75%に届かない。稼ぎを会社の中に溜めても価値は増えず、配当性向60%で出す方針は筋が通っている。回転型への資本配分は、利益を押し上げた半面、市況に左右される。

経営は誠実に見える。優待をやめ、株主資本コストを自分から公表し、PBRの改善に動いている。

安全域は薄い。今の時価総額は10年後の価値の見立てをやや上回り、悲観では売れる資産の値段が下値になる。ただし株主の航空2社は、清算を求めない。少数株主が床の値段を実現する手段は無い。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は4つある。

空港内不動産は、羽田を軸に国内12空港と海外2空港で、格納庫・整備工場・多目的ビルを建てて航空会社と関連会社に貸す。羽田の国内貨物ターミナルは約5万㎡。賃料は固定が中心で、旅客の増減が直接は効かない。売上の約4割、営業利益は全社の約半分を占める。

空港内インフラは、羽田の熱供給と給排水を約50年運営し、新千歳でも給排水を担う。基本料金と使用量に応じた料金で、燃料費の上昇は従量料金に転嫁できる。

空港外不動産(ノンアセット)は、2022年に始めた回転型だ。都心の中小型オフィスビルを買い、改装とテナントの入れ替えで価値を上げて売る。4年で11棟を取得し、4棟を売却した。2026年3月期は3棟を売って売上が77%増え、営業利益は倍近くになった。100%子会社のAFCアセットマネジメントは、私募ファンドの投資助言でフィーも得る。

その他に太陽光発電がある。

進行中の大きな動きは羽田一丁目プロジェクトだ。地盤のかさ上げに伴って施設を再編し、テナントを新整備場地区の自社施設へ移す。主要施設は2026年度に営業を終える。移転先のアネックスは同年度中にほぼ満床の見込みだ。本社の移転も重なり、2027年3月期は一時費用が増える。

優良さと弱いところ

空港内の賃貸には、他社が簡単にはまねできない場所の強みがある。空港の敷地の中で、航空会社が必要とする設備を専門に建てて貸す会社は少ない。航空会社は本業に集中でき、設備を任せたい。日本航空とANAホールディングスが各2割強の株主であることも、取引の安定を支える。

弱みも同じ所にある。借り手が日本航空とANAに偏り、賃料交渉の力は強くない。株主でもある相手に、物価を超える値上げを押し通すのは難しい。専用の格納庫や整備工場は、他の用途に転用しにくい。羽田一丁目では、建物の撤去費用が工事費の高騰で膨らみ、2026年3月期に減損と除却損で合わせて20億円ほどを落とした。専用施設は貸せなくなったとき、価値が急に下がる。

資本の稼ぎも物足りない。ROEは過去10年の中央値が4%、2026年3月期で5.7%。会社自身も株主資本コストを5.5〜6.5%と認識し、ROE6%は最終目標ではないと説明する。自己資本比率は55%、純有利子負債は自己資本の約0.2倍で、財務は堅い。

経営は資本の使い道を変えつつある。2026年1月にプライムからスタンダードへ移り、優待を廃止して配当と自社株買いに回した。回転型への傾きは利益を押し上げたが、売却益は年ごとにぶれる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

空港内不動産の需要は、航空会社の地上設備を誰が持つかで決まる。航空会社は固定資産を軽くしたい。設備を外に出す流れは長く続いており、空港施設には追い風だ。一方、羽田の発着枠は上限に近く、旅客の増加は鈍る。空港の物理的な容量が先に天井になるため、賃貸面積が伸びる余地は限られる。

羽田の旅客は2025年に9,158万人、国際線は2,503万人と過去最高だった。インフラの使用量はこれに沿うが、人口減で国内線は細る。中立の旅客は10年で1割強の増加にとどまる。賃料は更新時に見直され、物価には1〜2年遅れて追いつく。

回転型の市場は別の世界だ。都心の中小型ビルは参入が多く、価格は市況に従う。10年国債が3%の世界では、ビルの期待利回りが4〜5%台で、金利が上がれば出口の価格が下がる。2008年からのミニバブル崩壊では、中小型の不動産会社の多くが在庫の評価損と資金繰りで苦しんだ。回転型は大手より市況への感度が高い。

空港施設は、この二つの異なる商売を一つの会社で抱えている。安定した賃料が土台で、回転型が利益の上振れと下振れを作る。競合は空港ごとに事実上おらず、競合になりうるのは、航空会社が自前で持つ選択と、都心では地場の業者・ファンドだ。

資本政策と M&A

還元は手厚い。配当は連結配当性向60%、または純資産配当率3%の高い方を目安とし、2026年3月期は過去最高だった。これに10億円の自社株買い(2025年10月開始、2026年2月に全株を消却)を加えた。追加の買い入れは未定だが、機動的に実施する構えだ。中期計画(FY2022〜2028)は売上400億円・純利益38億円・ROE6.0%を掲げ、期間中の成長投資は330億円とする。

資本の使い方は二つに分かれる。空港内は一丁目の再編に投資が集まる。回転型はビルの取得費が先に出て、売却で戻る。2025年度は2棟を取得し3棟を売った。私募ファンドの組成も始めた。

株主は固い。日本航空とANAホールディングスが各21.3%、日本政策投資銀行が約14%で、合わせて約56%を占める。市場からの買収は成り立ちにくい一方、大株主が組んで非公開化する筋書きは考えられる。会社は2026年1月にスタンダードへ移り、優待を廃止して上場維持の基準を緩めた。株式を長く持つ相手にとって、株価が低いことがむしろ都合の良い局面でもある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

空港施設の賃料は固定で、旅客が減っても入る。羽田の一丁目再編が終われば、新整備場地区の施設は満床になり、撤去費用の山は2027年3月期で過ぎる。会社の中期計画は売上400億円・純利益38億円・ROE6.0%を掲げるが、2026年3月期にはすでに売上368億円・純利益35億円まで来ており、計画は前倒しで達成できる。ノンアセットは4年で11棟を取得し、売却益の率は計画を上回った。私募ファンドの助言フィーと出資の運用収益が加われば、回転型は資産を重く持たない収益源になる。株主は日本航空・ANAホールディングス・政策投資銀行の3者で56%を占め、航空会社と同じ側に立っているので、賃料の交渉も長期の取引の中で安定する。配当性向60%以上の還元は、利益が増えるほど株主に届く。

今のPBRは0.7倍台で、帳簿の資産の価値を下回る。空港内の建物は賃貸中の価値があり、回転型の物件は市場価値が簿価より高い。株主資本コストは5.5〜6.5%と会社が見ており、7.5%の資本コストは高すぎる。

慎重な見方

稼ぐ力の中身を見ると、強気の見方は成り立たない。2026年3月期の営業利益67億円は、ビル3棟の売却益が厚く出た年だ。会社自身が翌期は49億円と27%の減益を見込み、一過性の費用だけでなく、売却益の反動も含んでいる。回転型は金利が上がれば出口の価格が下がり、在庫の評価損と資金繰りの重さが来る。2008年からの不動産市況の崩壊では、同じ中小型ビルの回転型の会社の多くが苦しんだ。

空港内は、借り手が日本航空とANAに偏る。株主でもある相手に、物価を超える賃料は取れない。専用の格納庫と整備工場は転用しにくく、羽田一丁目では建物の撤去費用が膨らんで20億円ほどを減損と除却に落とした。同じことが他の古い施設で繰り返されない保証は無い。

資本の効率が低い点は動かない。ROEは過去10年の中央値で4%、会社の目標でも6%で、資本コストに届かない。溜めた利益は額面を下回る価値しかなく、PBRが1倍を割るのは割安の根拠ではなく、稼ぎの水準の映しだ。

どちらに重みを置いたか

堅い賃料を土台にする点は強気が正しい。一方で、ROEが資本コストに届かない点と、売却益のぶれ、専用施設の寿命という弱みは、慎重な見方が突いている。確率は中立を厚くし、大口テナントの縮小とビル市況の頭打ちが重なる側にやや寄せた。羽田一丁目で施設の撤去と減損が実際に起きたからだ。価値は賃料の安定をそのまま認めても、今の時価総額を1割半ば下回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,135 円561 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 481 円238 億円)。 今の値に割り戻すと 869 円430 億円、今との差 −4.8%、 期待の年率 +5.9%(資本コスト 7.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,146 円1,061 億円 686 円339 億円 +210.1% +12.0% 227 円112 億円
やや楽観 22% 1,550 円766 億円 585 円289 億円 +133.8% +8.9% 470 円232 億円
中立 40% 1,211 円599 億円 512 円253 億円 +88.7% +6.6% 689 円341 億円
やや悲観 20% 469 円232 億円 366 円181 億円 −8.5% −0.9% 167 円83 億円
悲観 10% 436 円216 億円 194 円96 億円 −31.0% −3.6% 63 円31 億円
加重平均100% 1,135 円561 億円481 円238 億円 +76.9% +5.9% 1,615 円799 億円

今の株価時価総額 913 円451 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 一丁目の再編が成功し、回転型も積み上がる 利益 76 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 2,146 円1,061 億円

羽田一丁目の再編がうまく運び、新整備場地区の施設が満室で回る。航空会社が地上設備の保有をさらに外部に任せる流れも追い風になり、空港内の賃貸面積は1割近く増え、賃料は物価を少し上回って上がる。ノンアセットは取得・売却の回転が年5棟まで上がり、AFCアセットマネジメントの私募ファンドからは助言フィーと運用収益が積み上がる。熱供給と給排水は空港の拡張で使用量が増え、基本料金の改定も通る。営業利益は10年で117億円まで伸び、配当性向60%超の還元が続いて、株主のお金の稼ぎ方は資本コストを上回る。株主の日本航空・ANAホールディングス・政策投資銀行が長期の安定株主として働き続けることが前提になる。

  • 空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸):数量 82.0(賃貸面積(万㎡・推定))× 価格 3.13(1㎡当たり年間賃料(万円・推定))→ 売上 257 億円・営業利益 59 億円。面積+9%・賃料+36%
  • 空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る):数量 5.0(年間の売却棟数(棟))× 価格 55(1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計))→ 売上 273 億円・営業利益 60 億円。棟数5・単価+45%
  • 空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光):数量 112(羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理))× 価格 123(旅客1人当たり売上(円))→ 売上 138 億円・営業利益 22 億円。旅客+22%・単価+38%

倍率:事業の純利益 76 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.1 倍。全体の PER 14.05 倍、時価総額 1,061 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:一丁目の再編が計画以上に進み、ノンアセットの回転も積み上がる展開は起こりうるが、羽田専用の施設は用途が限られるため確率は抑える。

やや楽観 22% 固定賃料が積み上がり中期計画の線を超える 利益 59 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 1,550 円766 億円

空港内の賃貸は埋まり続け、一丁目の移転は計画どおりに終わる。賃料は改定のたびに物価へ追いつき、10年で1.33倍になる。ノンアセットは年4棟ほどを回し、売却益が利益の2〜3割を占めるが、都心のビル市況の追い風は続かない。インフラは旅客の増加に沿って伸びる。中期計画の売上400億円、純利益38億円という線は2〜3年のうちに超え、その先も緩やかに伸びる。空港外の売上は10年で1.8倍に育ち、私募ファンドの助言フィーも加わる。営業利益は94億円、ROEは7%台半ばまで上がるが、資本コストにはわずかに届かない。還元は配当性向60%を守り、自社株買いは余力があるときだけ機動的に足される。

  • 空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸):数量 78.0(賃貸面積(万㎡・推定))× 価格 3.07(1㎡当たり年間賃料(万円・推定))→ 売上 239 億円・営業利益 53 億円。面積+4%・賃料+33%
  • 空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る):数量 4.2(年間の売却棟数(棟))× 価格 53(1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計))→ 売上 222 億円・営業利益 44 億円。棟数4.2・単価+40%
  • 空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光):数量 108(羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理))× 価格 120(旅客1人当たり売上(円))→ 売上 129 億円・営業利益 19 億円。旅客+18%・単価+34%

倍率:事業の純利益 59 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.5% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 766 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:固定賃料が積み上がり中期計画の線を超える展開は、会社の実績(ROE5.7%、27/03期の減益を含めても営業利益は49億円)からみて現実的で、やや楽観に相応の厚みを置く。

中立 40% 空港内は横ばいで、賃料は物価に遅れて追いつく 利益 46 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 1,211 円599 億円

空港内の賃貸面積は横ばい。一丁目の撤去と移転の費用は2027年3月期で山を越え、そのあとは新整備場の施設の稼働で賃料が戻る。賃料は契約更新のたびに見直されるが、物価に1〜2年遅れ、10年で1.30倍。ノンアセットは年3〜4棟を回し、営業利益率は18%と、2026年3月期の26%よりかなり低い。ビル価格の上昇が止まると売却益は細るためだ。インフラは旅客の緩やかな増加と料金の改定で伸びる。全体の営業利益は10年で74億円、純利益は46億円。配当性向は60%を少し上回る水準を保つ。資本の稼ぎ方は6%台で、資本コストには届かないまま先へ進む。

  • 空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸):数量 75.0(賃貸面積(万㎡・推定))× 価格 3.00(1㎡当たり年間賃料(万円・推定))→ 売上 225 億円・営業利益 47 億円。面積横ばい・賃料+30%
  • 空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る):数量 3.5(年間の売却棟数(棟))× 価格 51(1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計))→ 売上 177 億円・営業利益 32 億円。棟数3.5・単価+34%
  • 空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光):数量 105(羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理))× 価格 116(旅客1人当たり売上(円))→ 売上 122 億円・営業利益 17 億円。旅客+15%・単価+30%

倍率:事業の純利益 46 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.1% が k 7.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 599 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:空港内は横ばいで物価並みの賃料改定、回転型は年3〜4棟という姿をいちばん厚くする。

やや悲観 20% 大口テナントの縮小とビル市況の頭打ちが重なる 利益 26 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 469 円232 億円

大口テナントの航空会社が地上の設備を絞り、古い専用施設の退去が続く。空いた建物は用途が限られ、貸し直しに時間がかかる。賃貸面積は4%減り、賃料の改定も物価に追いつかない。ノンアセットは金利の上昇で出口のビル価格が頭打ちになり、年2〜3棟まで落ちて売却益の厚みも減る。インフラは旅客の伸び悩みで横ばいに近い。固定費である本社費と建物の修繕費は物価で上がるため、営業利益は10年で46億円に下がる。還元は配当性向60%の下限に張りつく。会社の資本は積み上がっていくが、そこで生まれる稼ぎは増えず、株主のお金の効率は下がる。航空会社の株主も、赤字になるまでは賃料の引き下げを求めて静かに交渉を続ける。純利益は26億円、ROEは3〜4%に沈む。

  • 空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸):数量 72.0(賃貸面積(万㎡・推定))× 価格 2.86(1㎡当たり年間賃料(万円・推定))→ 売上 206 億円・営業利益 39 億円。面積-4%・賃料+24%
  • 空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る):数量 2.5(年間の売却棟数(棟))× 価格 45(1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計))→ 売上 113 億円・営業利益 16 億円。棟数2.5・単価+20%
  • 空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光):数量 100(羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理))× 価格 109(旅客1人当たり売上(円))→ 売上 109 億円・営業利益 13 億円。旅客+9%・単価+22%

倍率:事業のROE 3.6%は資本コスト7.75%以下。新しく投じるお金が価値を増やさないので、PERの上限は1÷k=12.9倍。大口テナントの縮小と回転型の失速で稼ぐ力そのものが細る筋書きで、倍率は上限の7割へ引き上げない。上限の6.8割、8.8倍に置く。

確率:大口テナントの縮小とビル市況の頭打ちが重なる展開は、羽田一丁目で現に施設の撤去・減損が起きた実例があるため、やや厚めに置く。

悲観 10% 専用施設の退去・減損が続き、回転型も凍る 利益 1 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 436 円216 億円

羽田の旧い専用施設が一丁目と同じ道をたどり、撤去・減損が相次ぐ。日本航空・ANAホールディングスなどの大口が地上設備の保有を自社に戻すか、拠点を移して退去し、賃貸面積は17%減る。残るテナントへの賃料も据え置かれる。ノンアセットは融資の締まりでビル市場が凍り、買い手が見つからないまま在庫の賃料だけが入る。感染症や地震で旅客が落ちればインフラの使用量も減る。本社費と修繕費は残り、営業利益は10年で11億円まで落ちる。減損で自己資本が削られ、会社は売れる資産の値段で評価されるが、少数株主に清算を決める力はなく、床を割る値が付く。

  • 空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸):数量 62.0(賃貸面積(万㎡・推定))× 価格 2.54(1㎡当たり年間賃料(万円・推定))→ 売上 157 億円・営業利益 24 億円。面積-17%・賃料+10%・退去
  • 空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る):数量 1.0(年間の売却棟数(棟))× 価格 38(1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計))→ 売上 38 億円・営業利益 2 億円。棟数1・単価横ばい・買い手不在
  • 空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光):数量 88.0(羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理))× 価格 98(旅客1人当たり売上(円))→ 売上 87 億円・営業利益 7 億円。旅客-4%・単価+10%

倍率:事業のROEは0.3%で資本コスト以下。新しく投じるお金が価値を増やさず、稼ぐ力(純利益1億円÷k)はほぼゼロ。この筋書きは売れる資産の床(floor_assets_oku)で測り、床とほぼ同じ0.35倍を今の自己資本616億円に掛けた。EV÷営業利益が高く出るのは営業利益が11億円と小さいためで、一年の利益で測る数字ではない。やや悲観より時価総額が低い。

確率:大口の退去と回転型の凍結が同時に来る構造的な負けは、株主の航空2社が支えるため起こりにくいが、起これば深いので10%置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

空港内不動産(格納庫・整備工場・貨物ビルなどの賃貸)

羽田空港を中心に、航空会社や関連会社へ格納庫・整備工場・貨物ターミナル・多目的ビルを貸す。賃料は固定が中心で、売上の約4割を占める。

数量賃貸面積(万㎡・推定)価格1㎡当たり年間賃料(万円・推定)売上営業利益
今 2026/03 75.0 2.31 173 40
10 年後 中立 75.0 3.00 225 47

取り方:賃貸面積と賃料は会社が開示していない。売上172.9億円を、貨物ターミナル約5万㎡を含む国内12空港・海外2空港の施設群の延べ面積を75万㎡と見て割った推定値(賃料2.3万円/㎡・年)。面積は実質、賃料は名目。営業利益率は23%(2026/03期。前期の減損で減価償却が減った分を含み、27/03期予想は19%)。

空港外不動産(ノンアセット:都心の中小型ビルを買って直して売る)

都心の中小型オフィスビルを取得し、改装とテナント入れ替えで価値を上げて売る回転型。保有中の賃料と売却益が売上になる。

数量年間の売却棟数(棟)価格1棟当たり売上高(億円・保有中の賃料と売却額の合計)売上営業利益
今 2026/03 3.0 38 113 29
10 年後 中立 3.5 51 177 32

取り方:2026/03期は3棟を売却(前期は1棟)。売上113.1億円を売却棟数3で割った1棟当たり37.7億円で置く(保有中の賃料を含むため、売却額そのものではない)。棟数は実質、1棟当たり売上は名目。営業利益率は26%と高いが、売却益の厚い年で、27/03期予想は17%。

空港内インフラ(熱供給・給排水・共用通信)とその他(太陽光)

羽田空港の熱供給と給排水を約50年運営し、新千歳でも給排水を担う。使用量に応じた従量料金と基本料金で稼ぐ。太陽光発電などの小さな事業を含む。

数量羽田空港の旅客数(百万人・使用量の代理)価格旅客1人当たり売上(円)売上営業利益
今 2026/03 91.6 89 82 14
10 年後 中立 105 116 122 17

取り方:熱・水の使用量は開示が無く、空港の旅客数に比例すると見て羽田の旅客数(2025年9,158万人)で割った。売上はインフラ74.6億円とその他7.3億円の合計81.9億円、営業利益は11.5億円と2.6億円の合計14.1億円。旅客数は実質、1人当たり売上は名目。熱供給は燃料費の上昇を従量料金へ転嫁できる。

リスクと懸念

大口テナントの縮小・退去

借り手は日本航空とANAホールディングスなどの航空会社に偏る。地上設備を自社に戻す、拠点を移す、再編で施設を絞るといった判断が出れば、専用の格納庫や整備工場は貸し直しに時間がかかる。固定賃料が収益の土台なので、退去は利益に直接効く。2027年3月期も一部契約の終了で空港内の売上が減る。

専用施設の寿命と撤去費用

羽田一丁目の再編では、建物の撤去費用が工事費の高騰で膨らみ、2026年3月期に減損と除却損で合わせて20億円ほどを計上した。古い専用施設は、貸せなくなったとき価値が急に落ち、撤去にも費用がかかる。他の施設で同じことが起きれば、利益と自己資本を削る。

回転型の売却益のぶれ

ノンアセットは、買ってから売るまでの1年前後に市況が変われば、売却益が消える。2026年3月期は3棟の売却益が営業利益を押し上げたが、翌期は取得費用が増えて減益予想だ。金利が上がるとビルの期待利回りが上がり、出口の価格が下がる。在庫の評価損と資金繰りも重くなる。

大株主の意向と少数株主の立場

日本航空とANAホールディングス、政策投資銀行で約56%を持つ。賃料の交渉相手でもあるため、利益相反の面がある。非公開化や再編の決定は大株主主導になり、少数株主が価値を実現する手段は限られる。上場維持の基準を緩めたスタンダード市場への移行も、市場からの圧力を弱める。

金利上昇と借り換え

純有利子負債は144億円で時価総額の約3割。借り換えのたびに利払いが増え、10年で年4億円ほど利益を削る。ビルの価格にも金利が効く。ただし自己資本比率は55%、営業利益は支払利息の20倍以上で、財務の危険は小さい。

熱供給・給排水の更新投資

インフラは設備の更新が続く。2027年3月期は計画修繕と通信設備の更新で減価償却が増え、営業利益が27%減る見込みだ。更新費用が料金に転嫁できるかは、空港や航空会社との交渉に左右される。

今後の分かれ目

羽田一丁目の移転が終わり、新整備場の施設が満床になる
撤去と移転の費用の山が過ぎて営業利益が戻り、中立からやや楽観の筋書きに近づく。
日本航空・ANAホールディングスが地上設備の保有を自社に戻す、または拠点を移す
専用施設の空室が長引き、やや悲観から悲観の確率を引き上げる必要が出る。
ビル市況が反転し、回転型の売却利回りが上がる
在庫の評価損と売却益の消失で、回転型の利益が大きく減る。
大株主が非公開化や再編に動く
買い取り価格は大株主が決める。割安に見える局面では少数株主に不利な条件になりうるので、実現価値は低く見る。
私募ファンドの運用資産が積み上がり、フィー収益が安定する
回転型の利益が資産を重くしない形に変わり、利益の質が上がって倍率の上振れ材料になる。
追加の自社株買いが続く
株主の分け前が増え、ROEは上がるが、利益そのものは変わらない。

見ておくもの

  • 羽田一丁目の移転の進捗と新整備場の入居率(決算説明)
  • 空港内不動産の売上・営業利益と契約終了の動き
  • ノンアセットの取得・売却棟数と売却益の率
  • 配当性向60%の維持と追加の自社株買い
  • 日本航空・ANAホールディングス・政策投資銀行の持株の変化

倍率と資本コストの決め方

今の株価(PBR0.74倍)や市場の倍率からは筋書きを作っていない。空港内の面積(推定75万㎡)と賃料、ノンアセットの売却棟数と1棟当たり売上、インフラの使用量の代理として羽田の旅客数を積み、物価の分は賃料・単価に入れた。純利益は営業利益から借り換えによる利払いの増加7億円を引き、税を3割と置いて出した。倍率は資本コスト7.75%(基本7.5%に寿命+0.25%)の式から出し、ROEが資本コスト以下なので1÷kの上限の7〜8割に置いた。悲観は売れる資産の床の少し下で測り、過去のPBRの底は使っていない。結論は計算が決めた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.5→14.05 倍・やや楽観 PER 10.4→12.9 倍・中立 PER 10.3→12.9 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本7.5%に寿命の不安を映した+0.25%を足した7.75%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 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明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 空港施設 2026年3月期決算説明(ログミーファイナンス)
  2. 空港施設 中長期経営計画の説明(ログミーファイナンス)
  3. 空港施設 空港内不動産事業(公式)

分析日 2026-10-16