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ファースト住建 8917

低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,069 円149 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,081 円150 億円差 −1.1%
10 年後から見ると 適正 価値 1,069 円149 億円 · 差 −1.1% · 期待の年率 +7.0%
期待の年率リターン(10 年)+7.0%資本コスト比 −1.3 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ファースト住建は、一次取得者向けの低価格な戸建を建てて売る会社だ。年 1,100 棟あまりを売り、売上は 429 億円(2025 年 10 月期)。営業利益は 25 億円で、営業利益率は 5.8% と、住宅分譲の中では普通の水準にある。

筆者は、稼ぐ力は並みで、財務の厚みは値段にほぼ織り込まれていると見る。純有利子負債はマイナス 64 億円(純現金)で、時価総額 150 億円の 4 割を占める。自己資本は 407 億円と、時価総額の 2.7 倍ある。PBR は 0.37 倍だ。

問題は資本効率だ。ROE は 3.5% と、資本コストの 9.0% を大きく下回る。棟数の減少に加え、2025 年 10 月期は子会社 KHC の取得の費用(公開買付関連費用 0.65 億円)も重なった。

10 年の価値は、時価総額 151 億円に対し 118 億円ほどで、やや割高と見る。PBR の低さは、ROE が資本コストを下回ることの裏返しだ。配当総額は 6.0 億円で、配当性向は 40% ほど。優待(少額のクオカードなど)が加わるが、還元だけでは資本コストの 9.0% に届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず事業の質を見る。戸建分譲は、土地を仕入れて建てて売る在庫商売で、堀は薄い。低価格の建売で在庫回転を高く保つのが強みだが、利益率は 5〜8% で、金利と地価の変動に左右される。

次に、財務の安全を見る。純現金があり、自己資本比率は 66%、赤字の期もない。10 年先を見ても、会社が行き詰まる心配はほとんどない。

最後に、値段を見る。時価総額は 150 億円。ここから余った現金 40 億円(戻り方 0.5 で 20 億円)を引くと、事業は 130 億円ほどで評価されており、利益 15 億円の PER は 9 倍弱になる。この値段は、棟数の減少と利益率の低下を既に織り込んでいる。

筆者は、本業の利益には控えめな倍率(9 倍前後)を置き、余った現金には戻り方 0.5 を掛けて見た。10 年の価値は今の時価総額をやや下回る。PBR が低いのは、ROE が資本コストに届かない会社だからで、純現金の厚みは値段に織り込まれている。

何で稼ぐ会社か

事業は戸建事業とマンション事業等の 2 つで、2025 年 10 月期の売上 429 億円のうち戸建が 410 億円(96%)を占める。

戸建事業は、土地を仕入れて戸建を建て、分譲する。販売 1,120 棟(戸建分譲 936 棟・土地分譲 184 区画、売上 345 億円)に加え、子会社が請負工事 208 棟(売上 62 億円)を引き渡した。1 棟の売上は約 3,100 万円。セグメント利益は 31.4 億円で、利益率は 7.65%。

マンション事業等は、賃貸マンションの運営、中古マンションのリノベーション販売、木造集合住宅の請負(特建)を含む。売上は 19 億円、セグメント利益は 4.8 億円。賃貸収益は 7.9 億円で、取得を進めて安定した収益を増やしている。

グループは 3 つの顔を持つ。ファースト住建本体は一次取得者向けの低価格な建売で在庫回転が高い。2024 年 10 月に子会社にしたKHCグループは、設計に強く注文住宅が多い。アオイ建設は相模原周辺でブランド力があり、建売も供給する。

優良さと弱いところ

強みは、低価格な建売に絞った仕入れから販売までの速さと、財務の安定だ。自己資本比率は 66%(2025 年 10 月末)、第 3 四半期末は 67% に高まった。過去 10 年の営業利益率は 5〜11%、最悪でも 2000 年代の 2.3% で、赤字の期はない。

弱みは、収益の水準が低いことだ。ROE の中央値は 6.4% で、資本コストに届かない。土地と建築費の上昇を、買い手の予算の天井がある低価格帯では価格に移しにくい。2026 年 10 月期は第 3 四半期までの棟数が 14% 減り、売上は 9% 減った。それでも営業利益は 12% 増えた。厳選して仕入れる効果で、滞留在庫の整理が進んでいる。

資本配分は無難だ。配当性向は 40% ほどで、残りは在庫と賃貸不動産に回す。自社株買いはなく、現金は借入と見合いで積み上がる。2025 年 12 月に、買収防衛策(大規模買付行為への対応方針)の継続を決めた。少数株主の立場では、TOB の機会を会社が狭める面もある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

戸建分譲は、地価と建築費が上がるなかで、一次取得者が買いにくくなっている。住宅ローン金利の上昇も重なり、需要は弱い。着工も弱含みで、大工など職人の減少と高齢化は建築費だけでなく工期も長くする。中低価格帯の回復には時間がかかる、と会社も見ている。

長い目では、世帯数の減少が効く。新築の戸建は 10 年で数が細る方向にある。ただ、中古より新築を選ぶ一次取得者は一定数残り、低価格の建売は数が減っても残る。大手の住宅会社が手を出しにくい低価格帯に強みがある。

収益用不動産の市況は堅調で、賃貸マンションの取得を進める会社の方針には追い風だが、取得価格も上がっている。

建築費は、資材の高止まりと職人の高齢化で上がり続ける。住宅の性能基準も厳しくなり、2025 年の建築基準法の改正は着工を一時的に落とした。低価格帯は価格を上げにくく、利益率が削られやすい。この環境で、仕入れを厳選して在庫を軽くする会社が生き残る、と見る。大手が手を出しにくい低価格帯は、残るが数は細る。世帯数の減少は 10 年を通じて続く。

資本政策と M&A

配当は 2025 年 10 月期が総額 6.0 億円、2026 年 10 月期予想も同額で、配当性向は 40% ほど。自社株買いはなく、自己株式は 299 万株(発行済みの 17.7%)を持つ。

株主優待は、毎年 10 月末に 100 株以上を 1 年以上持つ株主に、100〜299 株で少額のクオカード、300 株以上でうどんセット(2026 年 9 月に決定)を贈る。株主数の開示がなく、1 年以上の継続保有者を 6,000〜8,000 人と置くと、費用は年 0.45 億円ほど(推定)。優待の費用は販管費に入って利益を下げているので、10 年の還元には「年 0.45 億円 × 10 年 × 続く見込み」を足した(中立 1.0、やや悲観 0.75、悲観 0.5)。

純現金 64 億円(現預金 223 億円−有利子負債 159 億円)は時価総額の 43%。ただし棚卸資産 235 億円を借入で持つ事業なので、全部を余った現金とは見ない。事業の資金繰りの余裕を引いて、40 億円を余った現金とした。戻り方は 0.5。自社株買いがなく、買収防衛策も継続するなど、現金を株主に戻す実績に乏しい。

2026 年 2 月に取締役 5 名に株式報酬型ストック・オプション 1,198 個(11.98 万株、発行済みの 0.9%)を発行した。希薄化は小さい。TOB の確率は kabufu の推定で 24.5%。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

住宅の需要は、人口が減っても世帯数がしばらく保たれ、一次取得者は新築の建売を選ぶ。ファースト住建は低価格帯に強く、在庫回転が高く、赤字の期がない。

KHCとアオイ建設の取り込みで、請負工事の比率が上がり、収益性が少しずつ改善している。第 3 四半期までの営業利益は +12%、戸建のセグメント利益は +12.6% と、棟数が減っても利益は増えた。

財務は厚い。純現金が時価総額の 4 割を占め、自己資本は時価総額の 2.7 倍ある。賃貸マンションの取得を重ね、安定収益を積む方針も明確だ。

配当性向は 40%、優待も加わって利回りは 4% 弱ある。PBR 0.37 倍は、悲観を織り込みすぎている。

10 年の先も、低価格の新築を選ぶ一次取得者は残り、大手が手を出しにくい帯域で在庫回転の高さが武器になる。会社は用地仕入れを厳選し、不採算の滞留在庫を減らしてきた。利益率の改善が続けば、純現金と賃貸不動産の厚みが評価に表れる。

慎重な見方

ROE の中央値は 6.4% で、資本コストを下回る。2025 年 10 月期は 3.5% まで落ちた。会社の営業利益率は 5〜6% で、棟数が少し動くだけで利益が消える。

第 3 四半期までの戸建分譲の棟数は 14% 減った。住宅ローン金利の上昇、地価と建築費の高止まり、職人不足は続く。低価格の建売はもともと買い手の予算に天井があり、コストの上昇を価格に移せない。

純現金は見かけほど自由ではない。棚卸資産 235 億円が借入と対になり、土地の仕入れに現金が要る。自社株買いはなく、買収防衛策もあり、少数株主に現金が戻る道は細い。

今期の第 3 四半期までに、現預金は 24 億円減った。賃貸不動産の取得に使っており、現金は事業に回って積み上がらない。PBR が低いのは、市場がこれを織り込んでいるからだ。

買収した子会社の連携も途中で、請負工事の引渡棟数は前年同期を下回る。取得の費用に見合う利益が出ないおそれがある。

どちらに重みを置いたか

戸建分譲の薄い収益と、資本効率の低さは変わらない。慎重な見方の、棟数の減少と金利の上昇には、やや悲観の確率を厚く置いた。一方、純現金と賃貸不動産の厚み、赤字にならない実績、配当と優待の還元は、悲観の床を高くする。結論は、慎重の言い分がやや強い。確率は、楽観 7%・やや楽観 20%・中立 38%・やや悲観 23%・悲観 12%。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/10 期)

確率で加重した株価時価総額 1,636 円228 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 489 円68 億円)。 今の値に割り戻すと 1,069 円149 億円、今との差 −1.1%、 期待の年率 +7.0%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 3,155 円439 億円 829 円115 億円 +268.6% +13.9% 279 円39 億円
やや楽観 20% 2,335 円325 億円 635 円88 億円 +174.7% +10.6% 594 円83 億円
中立 38% 1,875 円261 億円 530 円74 億円 +122.5% +8.3% 914 円127 億円
やや悲観 23% 712 円99 億円 364 円51 億円 −0.5% 0.0% 248 円34 億円
悲観 12% 599 円83 億円 157 円22 億円 −30.1% −3.5% 91 円13 億円
加重平均100% 1,636 円228 億円489 円68 億円 +96.6% +7.0% 2,125 円296 億円

今の株価時価総額 1,081 円150 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 戸建の需要が戻り、グループの連携で利益率が上がる 利益 34 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 3,155 円439 億円

住宅ローン金利が落ち着き、土地と建築費の上昇も止まって、一次取得者向けの戸建需要が戻る。ファースト住建の低価格帯の建売に、KHCの設計力、アオイ建設のブランドが加わり、棟数は今の 1.12 倍、1 棟の価格は物価並みの 1.40 倍、戸建の営業利益率は 9.0% に上がる。

賃貸マンションは取得を重ねて売上が 1.8 倍になり、営業利益率は 28%。本社費用は物価並みに 1.34 倍。営業利益は 55 億円、純利益は 34 億円。配当性向は 45% に高まり、10 年の還元は優待を含めて 115 億円ほど。中立との差は、棟数が 1.12 倍に増えることと、営業利益率が 1.3 ポイント高いことだ。需要の戻りが続き、仕入れの競争も弱まる前提になる。

  • 戸建事業:数量 1.5(販売・引渡棟数(千棟))× 価格 4,320(1 棟あたり売上(万円・名目))→ 売上 642 億円・営業利益 58 億円。1,487 棟(今の 1.12 倍)× 1 棟 1.40 倍、営業利益率 9.0%
  • マンション事業等:数量 34.2(売上規模(億円・戸数の開示なし))× 価格 1.30(売上あたり係数(倍・名目))→ 売上 45 億円・営業利益 13 億円。賃貸・分譲・特建の売上 1.8 倍 × 1.3 倍、営業利益率 28%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)30 億円。全体の PER 12.8 倍、時価総額 439 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社が目標にする戸建 1,370 棟(今期 1,328 棟)を超えて伸び、金利が下がって一次取得者が戻り、グループ 3 社の連携が効く筋書き。10 年の間に住宅市場が追い風になる年が続く必要があり、過去 12 年の最高の営業利益率 10.8% に近づく利益率も要る。実現の幅は狭いので 7% にとどめた。

やや楽観 20% 需要は緩やかに戻り、利益率が少し上がる 利益 25 億円 · PER 13.1 倍 · 株価時価総額 2,335 円325 億円

金利は高止まりのまま需要が持ち直し、分譲用地の仕入れを厳選した効果が出て、棟数は今の 1.02 倍、1 棟の価格は 1.37 倍。請負工事の比率が上がり、戸建の営業利益率は 8.0%。

賃貸マンションは取得が続いて売上が 1.5 倍、営業利益率は 28%。本社費用は物価並みの 1.34 倍。営業利益は 41 億円、純利益は 25 億円。配当性向は 42% で、10 年の還元は優待を含めて 88 億円ほど。中立との差は、棟数が 1.02 倍に増えることと、営業利益率が 0.3 ポイント高いことだ。仕入れの厳選が利益率に効き続ける前提になる。

  • 戸建事業:数量 1.4(販売・引渡棟数(千棟))× 価格 4,228(1 棟あたり売上(万円・名目))→ 売上 573 億円・営業利益 46 億円。1,355 棟(今の 1.02 倍)× 1 棟 1.37 倍、営業利益率 8.0%
  • マンション事業等:数量 28.5(売上規模(億円・戸数の開示なし))× 価格 1.27(売上あたり係数(倍・名目))→ 売上 36 億円・営業利益 10 億円。売上 1.5 倍 × 1.27 倍、営業利益率 28%

倍率:事業の純利益 24 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.0% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)30 億円。全体の PER 13.05 倍、時価総額 325 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の今期計画(営業利益 26.5 億円、1,160 棟+請負 210 棟)を足がかりに、棟数はやや増え、利益率は少し改善する筋書き。第 3 四半期までは営業利益 +12% で計画線に乗っているが、棟数は 14% 減っており、期の後半の巻き返しが要る。確度は中くらいなので 2 割にした。

中立 38% 棟数は細り、価格は物価並み。利益はゆっくり伸びる 利益 20 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 1,875 円261 億円

戸建は 10 年で棟数が 5% 減り、1 棟の価格は物価並みの 1.34 倍。戸建の営業利益率は今の 7.65% から 7.7% へほぼ横ばい。厳選した用地仕入れで在庫の質は上がるが、土地と建築費の上昇を価格に移せる範囲に限られる。

賃貸マンションは取得を続けて売上が 1.3 倍、1.2 倍の賃料で営業利益率は 25%。本社費用は物価並みの 1.34 倍。営業利益は 33 億円、純利益は 20 億円。配当性向は 40% を保ち、10 年の還元は優待を含めて 74 億円ほど。ROE は 4% 台で、資本コストを下回り続ける。優待の費用は利益から引き済みで、受け取りの分を還元に足している。

  • 戸建事業:数量 1.3(販売・引渡棟数(千棟))× 価格 4,135(1 棟あたり売上(万円・名目))→ 売上 522 億円・営業利益 40 億円。1,262 棟(今の 0.95 倍)× 1 棟 1.34 倍、営業利益率 7.7%(今 7.65%)
  • マンション事業等:数量 24.7(売上規模(億円・戸数の開示なし))× 価格 1.20(売上あたり係数(倍・名目))→ 売上 30 億円・営業利益 7 億円。売上 1.3 倍 × 1.2 倍、営業利益率 25%

倍率:事業の純利益 19 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.0% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)30 億円。全体の PER 13.31 倍、時価総額 261 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:住宅の需要は人口と世帯数の減少で細るが、価格は物価並みに上がる。会社は低価格の建売で在庫回転が高く、利益率の悪化は食い止めている。この形が最も起こりやすいと見て、強気と慎重の中間に 4 割弱を置いた。

やや悲観 23% 金利と建築費の上昇で棟数が減り、利益率が薄くなる 利益 10 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 712 円99 億円

金利上昇と建築費の高止まりで、棟数は今の 0.85 倍。1 棟の価格は 1.28 倍にとどまり、戸建の営業利益率は 6.0% に落ちる。売れ残りの在庫は値引きで処分する。

賃貸マンションは売上 1.1 倍、営業利益率 22%。本社費用は物価並みの 1.34 倍で、売上が減っても下がらない。営業利益は 17 億円、純利益は 10 億円。配当性向は 40% を保てず 38% に下がり、10 年の還元は優待を含めて 51 億円ほど。優待は 75% の継続とみた。純現金は谷で食う。

分譲用地の仕入れを絞って在庫を減らすが、固定費の本社費用は下がらない。賃貸マンションの利益は安定するものの、戸建の落ち込みを埋めるには小さい。

  • 戸建事業:数量 1.1(販売・引渡棟数(千棟))× 価格 3,950(1 棟あたり売上(万円・名目))→ 売上 446 億円・営業利益 27 億円。1,129 棟(今の 0.85 倍)× 1 棟 1.28 倍、営業利益率 6.0%
  • マンション事業等:数量 20.9(売上規模(億円・戸数の開示なし))× 価格 1.15(売上あたり係数(倍・名目))→ 売上 24 億円・営業利益 5 億円。売上 1.1 倍 × 1.15 倍、営業利益率 22%

倍率:ROE 2% 台は k 8.25% を大きく下回る。上限は 1÷k=11.1 倍。棟数が減り利益率も薄いので、その 8 割強の 9.0 倍にした。

確率:住宅ローン金利がさらに上がり、一次取得者が買えなくなって棟数が 15% 減る筋書き。足元でも第 3 四半期までの棟数は 14% 減っており、逸脱ではなく延長にすぎない。過去にも 2020 年 10 月期に営業利益率が 6.1%、2024 年に 5.1% まで落ちている。2 割強にした。

悲観 12% 需要の縮小と在庫の値引きで、赤字に近い低採算が続く 利益 1 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 599 円83 億円

一次取得者の需要が縮み、棟数は今の 0.65 倍。1 棟の価格は 1.10 倍にとどまり、戸建の営業利益率は 4.5% まで落ちる。滞留在庫の値引きが続き、仕入れた用地の評価損も出る。

賃貸マンションは売上が横ばいで営業利益率は 15%。本社費用は物価並みに 1.34 倍かかり、営業利益は 1 億円に近い。純利益は 0.5 億円。配当は 25% まで下がり、10 年の還元は優待を含めて 22 億円ほど。優待は半分に縮む。自己資本は積み上がらないが、純現金と賃貸不動産が床になる。分譲用地の評価損や、売れ残り在庫の値引きが続き、現金は借入の返済と在庫の維持に消える。会社の存続は揺るがないが、株主に戻る額は小さくなる。

  • 戸建事業:数量 0.9(販売・引渡棟数(千棟))× 価格 3,395(1 棟あたり売上(万円・名目))→ 売上 293 億円・営業利益 13 億円。863 棟(今の 0.65 倍)× 1 棟 1.10 倍、営業利益率 4.5%
  • マンション事業等:数量 19.0(売上規模(億円・戸数の開示なし))× 価格 1.00(売上あたり係数(倍・名目))→ 売上 19 億円・営業利益 3 億円。売上 横ばい、営業利益率 15%

倍率:ROE ほぼ 0% は k 8.25% を大きく下回る。稼ぐ力がなく、在庫は借入と対で現金も戻らないので、今の自己資本 407 億円の 20% の PBR 0.20 倍にした。床の資産 150 億円(自己資本の 37%)の 5 割強で、売る手間と時間、現金が少数株主に戻らない分を引いた。悲観では積み上がった利益を床に数えない。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.205 倍・時価総額 83 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:住宅需要が構造的に縮み、棟数が 35% 減る負けの筋書き。世帯数の減少、金利の上昇、建築職人の不足が重なると、低価格帯の建売はまず買い手が消える。過去 25 年の最悪の営業利益率は 2.3% で、これを下回らない範囲に置いた。1 割強にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

戸建事業

土地を仕入れて戸建を建てて売る(戸建分譲・土地分譲)。子会社が注文住宅の請負も行う。

数量販売・引渡棟数(千棟)価格1 棟あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2025/10 1.3 3,086 410 31
10 年後 中立 1.3 4,135 522 40

取り方:売上 409.76 億円(営業利益 31.36 億円)。販売 1,120 棟(戸建分譲 936・土地分譲 184)と請負 208 棟の合計 1,328 棟で割り、1 棟あたり約 3,086 万円。

マンション事業等

賃貸マンションの運営、中古マンションのリノベーション販売、木造集合住宅の請負(特建)。

数量売上規模(億円・戸数の開示なし)価格売上あたり係数(倍・名目)売上営業利益
今 2025/10 19.0 1.00 19 5
10 年後 中立 24.7 1.20 30 7

取り方:売上 18.98 億円(賃貸 7.92・分譲 8.42・特建 2.60)、営業利益 4.76 億円。戸数の開示がないので、売上を数量とし、価格の係数を 1.0 とした(推定)。

リスクと懸念

金利上昇と住宅需要

住宅ローン金利の上昇は、一次取得者の購買力に直接効く。第 3 四半期までの戸建分譲は 693 棟で、前年同期比 14% 減。需要の戻りは見えない。

土地と建築費の上昇

用地の仕入れは競争が厳しく、建築費も職人不足で上がる。低価格の建売は価格を上げにくく、利益率が削られる。

在庫の評価損

棚卸資産は 235 億円(総資産の 38%)。需要が冷えると、滞留在庫の値引きと評価損が利益を食う。

買収したグループとの連携

KHC他 6 社とアオイ建設の取り込みは途中。注文住宅の請負は、前年同期比で引渡棟数が 9% 減っている。連携の成果が出ないと、取得の費用が重い。

現金の戻り方

自社株買いがなく、買収防衛策も継続する。純現金 64 億円が時価総額の 4 割ある一方、少数株主に戻る道が細い。

世帯数の減少

10 年の先では、新築戸建の総数が細る。低価格帯に残る需要は一定だが、棟数は今より減る見込み。

新リース会計基準

2028 年 10 月期から、賃借している土地・設備がリース負債として載る。影響は限定的だが、自己資本比率は少し下がる。

今後の分かれ目

戸建分譲の販売棟数が 2 年続けて前年を下回る
需要の縮小が構造的になっている。やや悲観の確率を高め、戸建の営業利益率を 6% に見直す。
営業利益率が 7% を超えて 2 年続く
仕入れの厳選とKHCとの連携が利益率に効いている。やや楽観の確率を厚くできる。
自社株買いや増配の発表が出る
現金の戻り方を 0.5 から 0.75 に上げる材料になる。評価が一段上がる。
住宅ローン金利が下がり、新設住宅着工が持ち直す
需要の底打ち。棟数の見通しを上げる。
優待を廃止する、または大幅に縮める
還元の受け取りが減る。優待分の継続率を 0.5 に下げる。
TOB の提案が出る
純現金と賃貸不動産の厚みに、プレミアムがつく可能性がある。買収防衛策があるので、価格が少数株主に公正かを確かめる。

見ておくもの

  • 戸建分譲の販売棟数と営業利益率(四半期ごと)
  • 請負工事の引渡棟数とKHCグループの利益
  • 棚卸資産の残高と、完成在庫の回転
  • 現預金と有利子負債(純現金の推移)
  • 配当性向、自社株買い、優待の内容
  • 住宅ローン金利と新設住宅着工

倍率と資本コストの決め方

倍率は、資本コスト 8.25%(基本 7.5% に、循環 +0.75%・値決め +0.5%・寿命 +0.25%・借入 0)と ROE から式で出した。今の PBR 0.37 倍や同業の倍率は見ていない。ROE が 2〜7% と資本コストを下回るので、PER の上限は 1÷k=11.1 倍で、その 6〜9 割に置いた。

純現金 64 億円のうち、事業の資金繰りの余裕 24 億円を引いた 40 億円を余った現金とみて、戻り方を 0.5 とした。現金の利息は純利益にほぼ入っていない(利息収入は 0.1 億円)。優待の費用は利益から引き済みで、受け取りを還元に足した。10 年後の数字は、本社費用が物価並みに 1.34 倍かかり、償却は物価で膨らませない形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.5→12.8 倍・やや楽観 PER 9.8→13.05 倍・中立 PER 9→13.31 倍・悲観 PBR 0.2→0.205 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に、循環 +0.75%・値決め +0.5%・寿命 +0.25%、借入 0 を足して 9.0%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.25%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. ファースト住建 2025 年 10 月期 決算短信
  2. ファースト住建 2026 年 10 月期 第 3 四半期決算短信
  3. ファースト住建 株主優待内容の決定に関するお知らせ

分析日 2026-10-20