株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

アズマハウス 3293

和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)763 円61 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)740 円60 億円差 +3.1%
10 年後から見ると 適正 価値 763 円61 億円 · 差 +3.1% · 期待の年率 +7.2%
期待の年率リターン(10 年)+7.2%資本コスト比 −1.0 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アズマハウスは、和歌山県で建売住宅の分譲と賃貸マンションの経営を一手に担う地元の不動産会社だ。筆者の結論はやや割高である。賃貸の稼ぎは安定しているが、人口の減る地方で資本の効率を上げる道が見えず、持っている資産の値打ちも少数株主には届きにくい。

利益の 8 割は賃貸から生まれる。自社で約 2,300 戸を持ち、1 万 5 千戸近い管理も受託する。分譲は売上の半分を占めるが、利益率は 2% に満たない年もある。

10 年先を考えると、和歌山の人口は年 1% 近く減り、分譲の量は細る。賃料も都市部ほどは上がらない。借金は 120 億円台あり、借り換えのたびに利払いが増える。ROE は 4% 前後にとどまり、資本コストに届かない。大株主の個人 2 人が議決権の半分を持つ会社で、資産を売って株主に戻す決断も期待しにくい。筆者は、地元での強さと株主の値打ちを分けて考えるべきだと見る。強さは本物でも、それに払う値段は別の話だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、アズマハウスは「地元では強いが、資本の使い方では平凡な」会社だ。和歌山の土地と家と賃貸を一手に握り、地主との関係で仕事が回る。地方の会社としては堅い商売である。

ただ、オーナーとして受け取る利益で見ると話は変わる。資本 170 億円台で年 5〜10 億円しか稼がず、その資本は賃貸の物件という形で膨らみ続ける。地方の賃料では、借金の金利が上がるほど、新しく建てる物件の稼ぎが資本コストを下回りやすい。

安全域は資産の側にはあるが、大株主が半分を持つ会社で、その資産が少数株主の手に渡る道は細い。払う値段は、稼ぐ力で測るのが筋だ。筆者は、地元での強さを評価しつつも、今の値段は稼ぐ力に対して少し高いと見る。

もし大株主が資産の入れ替えと還元に舵を切れば、評価は変わる。筆者はその変化を待つ立場にある。

何で稼ぐ会社か

事業は 4 つに分かれる。売上が最も大きいのは不動産・建設で、和歌山県と大阪府の南部で建売住宅と分譲土地を売る。2026/03 期は建物 182 棟と土地 211 区画を引き渡した。土地を仕入れ、区画を割り、家を建てて売る回転の商売だ。地元の土地の情報を早くつかめることが強みになる。

利益の柱は賃貸だ。自社で約 2,300 戸の賃貸マンション・アパートを持ち、さらに地元のオーナーから 1 万 5 千戸近くの管理を受託する。和歌山市内に 4 つ、岩出市と橋本市に 1 つずつの店を構え、仲介も手がける。賃貸の営業利益率は 29% と高い。

資産活用は、土地を持つ人に賃貸住宅の建築を勧め、建てた物件を売る仕事だ。管理を受託する関係から、建築や売買の話が生まれる。

ホテルは和歌山市内のビジネスホテル 3 か所で、焼肉店とカフェも営む。売上は 7 億円台と小さい。

分譲で土地を買い、賃貸で持ち、管理で地主とつながる。地方の不動産の仕事を一通り抱えた形だ。人の数は連結で 220 人余りの小さな会社である。

優良さと弱いところ

強みは和歌山での厚い地盤だ。管理を受託する 1 万 5 千戸は、地元のオーナーとの長い付き合いの結果で、新しい賃貸の建築や土地の売買の話が自然に集まる。大手の住宅会社がわざわざ入ってこない規模の市場で、地元の情報を握る会社は強い。

一方で、堀と呼べるほどの値決めの力は無い。分譲の値段は地方の買い手の財布で決まり、建築費の上げを移しきれない年は利益が消える。2026/03 期は分譲の売上が 2 割落ち、利益はほぼ出なかった。

資本の効率も低い。自己資本 173 億円に対し、純利益は 5〜10 億円で、ROE は 10 年の中央値で 5% に届かない。賃貸の物件を持つほど資本は膨らむが、地方の賃料では資本コストを超える稼ぎになりにくい。賃貸等不動産の時価は帳簿を 1 割弱上回るだけで、隠れた値打ちも厚くない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

和歌山の住宅市場は、量の面で縮んでいく。県の人口は年 1% 近く減り、若い世帯の数はそれ以上の速さで減る。新築の建売の量は、10 年で 15〜20% ほど細るとみるのが自然だ。

値段の面では、建築費の高騰が続く。資材と職人の賃金が物価並みに上がり、建売の値段も上がる。ただ地方の買い手の所得は都市部ほど伸びず、住宅ローンの金利が上がれば買える値段の天井は下がる。売る側は値段と量のどちらかを我慢することになる。

賃貸の市場も二極化する。和歌山市の中心部や大学・工場の近くは入居が保たれるが、郊外の古い物件は空き家と競合する。全国の空き家率は 13% を超え、地方ではさらに高い。新しい物件ほど入居が決まりやすく、古い物件は家賃を下げて埋める形が続く。

一方で、建築費の高騰は新しい供給を抑えるので、すでに建っている物件の値打ちは相対的に上がる。自社で物件を持つこの会社には追い風だ。地元の中小の不動産会社は後継ぎ不足で畳む例も多く、管理の受託を引き継ぐ機会は増える。

金利も効く。10 年国債が 3% の世界では、地方の賃貸の利回りも上がり、物件の値打ちは下がりやすい。

資本政策と M&A

配当は安定と業績の両方を見て決める方針で、2026/03 期の配当性向は約 60% だった。2023/03 期から年 2 回払う。自社株買いの実績は乏しく、株主優待も無い。

借金は有利子負債 126 億円で、自己資本比率は 54%。会社は自己資本比率 40% 以上を目標に掲げ、借金で賃貸の物件を増やす余地を残している。金利が上がる中で、この方針は利払いの負担を増やす方向に働く。

大株主は個人 2 人で議決権の 5 割を持つ。経営の方針は大株主しだいで、少数株主への資産の還元や再編の話は見当たらない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

和歌山の賃貸と分譲で、この会社ほど地盤の厚い会社は無い。1 万 5 千戸近い管理の受託は、地主との長い関係の上に成り立ち、簡単には崩れない。賃貸の営業利益率は 29% あり、利益の 8 割を安定して稼ぐ。

建築費の高騰も追い風になる。新しい供給が細るほど、すでに建っている自社の物件の値打ちは上がる。古い物件の償却は取得した時の値段のまま増えないので、賃料を少しでも上げれば利益は残る。

分譲の落ち込みは一時的だ。会社は 2028/03 期に営業利益 12 億円を見込み、大阪府の南部にも広げている。地元の中小の不動産会社は後継ぎ不足で畳む例が多く、管理の受託や土地の話を引き継ぐ機会は増える。配当性向は 6 割と高く、株主への配慮もある。

資本の効率が低いのは、物件を持つ商売の宿命でもある。賃料の上げが続けば、ROE は時間をかけて戻る。和歌山という市場の小ささが、大手を寄せ付けない壁にもなっている。

慎重な見方

会社の足元の和歌山は、人口が年 1% 近く減る町だ。分譲の量は細り、若い世帯は住宅ローンの金利の上昇で家を買う時期を延ばす。2026/03 期の分譲の利益がほぼ消えたのは、その前触れにすぎない。

賃貸も安泰ではない。郊外の物件は空き家と競合し、賃料は物価ほど上がらない。新しく建てる物件は高い建築費で作るので、償却が膨らみ、地方の賃料では資本コストを超える稼ぎになりにくい。

借金は 120 億円台あり、借り換えのたびに利払いが増える。ROE は 10 年で 5% を超えたことがなく、資本コストに遠い。大株主の個人 2 人が半分を持つ会社で、資産を売って還元する話も出ない。少数株主にとって、資産の厚さは手の届かない値打ちだ。

本社の費用も物価とともに膨らむ。分譲の量が細る中で、その費用を吸収するのは簡単ではない。人を集めにくい地方の会社では、職人と営業の賃上げも利益を削る。地盤の厚さは、縮む市場の中での厚さにすぎない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。地元での地盤は本物だが、その強さが株主の値打ちに変わる力が弱い。人口減と金利の上昇は、分譲と賃貸の両方にじわじわ効く。確率は中立に厚く置き、悲観側を合わせて 30% とした。大阪府への広がりで分譲の量が保たれるなら、楽観側に寄せ直す。強気の見方の挙げる建築費の高騰の追い風は、中立で賃貸の利益率を保つ形で織り込んだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,067 円86 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 417 円34 億円)。 今の値に割り戻すと 763 円61 億円、今との差 +3.1%、 期待の年率 +7.2%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,802 円145 億円 632 円51 億円 +229.0% +12.6% 195 円16 億円
やや楽観 22% 1,443 円116 億円 544 円44 億円 +168.6% +10.4% 437 円35 億円
中立 40% 1,159 円93 億円 473 円38 億円 +120.6% +8.2% 653 円53 億円
やや悲観 20% 608 円49 億円 248 円20 億円 +15.8% +1.5% 171 円14 億円
悲観 10% 199 円16 億円 75 円6 億円 −63.1% −9.5% 27 円2 億円
加重平均100% 1,067 円86 億円417 円34 億円 +100.5% +7.2% 1,484 円119 億円

今の株価時価総額 740 円60 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 大阪の南へ広がり、賃貸が厚みを増す 利益 12 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,802 円145 億円

和歌山で育てた建売と賃貸の型を、大阪府の南部に持ち込んで量を保つ。建築費の高騰で大手の供給が細る中、地元の土地を知る強みで分譲の利益率を 6% に戻す。

賃貸は自社物件を 1 割余り増やし、新しい物件ほど高い賃料が取れる。古い物件の償却は取得した時の値段のまま増えないので、賃料の上げはそのまま利益に残る。ホテルは訪日客と出張の戻りで稼働を上げる。

営業利益は 20 億円を超え、ROE は 6% 近くまで戻る。それでも資本コストには届かず、値打ちは利益の倍率で頭を押さえられる。配当は方針どおり利益の 6 割を払い続ける。

  • 不動産・建設(分譲):数量 373(引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画))× 価格 0.22(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 83 億円・営業利益 5 億円。393 件の 0.95 倍 × 1.38 倍、6%
  • 不動産賃貸:数量 2,574(自社物件の戸数(戸))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む))→ 売上 57 億円・営業利益 18 億円。2,298 戸の 1.12 倍 × 賃料 1.30 倍、32%
  • 資産活用:数量 16.0(販売・建築の棟数(棟))× 価格 0.57(1 棟あたりの売上(億円))→ 売上 9 億円・営業利益 1 億円。1.0 倍 × 1.38 倍、8%
  • ホテル:数量 12.9(販売した客室の延べ数(万室泊・推定))× 価格 0.88(1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。1.1 倍 × 1.40 倍、10%

倍率:事業の ROE 5.8% が k 8.25% を下回り、ためた利益は額面ほどの値打ちが無い。PER の上限は 1÷k の 12.11 倍で、賃貸の厚みが増すこの筋書きは上限いっぱいとした。

確率:和歌山の人口が減る中で分譲の量を保ち、賃料も物価並みに上げる筋書き。地方の会社としては条件が重なりすぎるので 8% にとどめた。

やや楽観 22% 賃貸が利益を支え、分譲も持ち直す 利益 10 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,443 円116 億円

分譲は 2026/03 期の落ち込みから持ち直し、利益率 5% に戻る。量は和歌山の人口とともに 1 割減るが、値段は物価並みに上がる。

賃貸は自社物件を 8% 増やし、賃料も 2 割余り上げる。1 万 5 千戸近い管理の受託は、地元のオーナーとの付き合いを通じて新しい賃貸の建築や売買の話を運んでくる。

営業利益は 17 億円台まで伸びる。借り換えで利払いは年 2 億円ほど増えるが、賃貸の伸びで吸収できる。ROE は 5% に届かない。

資産活用の建築の受注も、管理の受託先の地主から少しずつ増える。配当は利益の 6 割を払い、10 年で 40 億円余りを株主に戻す。

  • 不動産・建設(分譲):数量 354(引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画))× 価格 0.21(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 76 億円・営業利益 4 億円。0.90 倍 × 1.34 倍、5%
  • 不動産賃貸:数量 2,482(自社物件の戸数(戸))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む))→ 売上 52 億円・営業利益 16 億円。1.08 倍 × 1.25 倍、31%
  • 資産活用:数量 15.2(販売・建築の棟数(棟))× 価格 0.55(1 棟あたりの売上(億円))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。0.95 倍 × 1.34 倍、7%
  • ホテル:数量 12.3(販売した客室の延べ数(万室泊・推定))× 価格 0.86(1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む))→ 売上 11 億円・営業利益 1 億円。1.05 倍 × 1.37 倍、8.5%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.7% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 116 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社は 2028/03 期に営業利益 12 億円を見込む。賃貸の安定した稼ぎに分譲の持ち直しが乗る形は十分ありうるので 22% とした。

中立 40% 分譲は細り、賃貸が会社を支える 利益 8 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,159 円93 億円

和歌山の人口は年 1% 近く減り、分譲の量は 10 年で 15% ほど細る。建築費の上げは値段に移せるが、地方の買い手の財布には限りがあり、利益率は 4% にとどまる。

稼ぎの柱は賃貸だ。自社物件を少しずつ増やし、賃料は 10 年で 2 割上げる。都市部ほどは上がらないが、空室を抑えて利益率 30% を保つ。新しく建てる分は今の高い建築費で作るので、償却もそのぶん増える。

営業利益は 14 億円台に伸びる。借り換えで利払いが増え、純利益は 8 億円弱にとどまる。ROE は 4% 前後で、資本コストに届かない姿は変わらない。

  • 不動産・建設(分譲):数量 334(引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画))× 価格 0.21(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 70 億円・営業利益 3 億円。和歌山の人口減で 0.85 倍 × 1.30 倍、4%
  • 不動産賃貸:数量 2,413(自社物件の戸数(戸))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む))→ 売上 49 億円・営業利益 15 億円。自社物件 1.05 倍 × 地方の賃料 1.20 倍、30%
  • 資産活用:数量 14.4(販売・建築の棟数(棟))× 価格 0.55(1 棟あたりの売上(億円))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。0.90 倍 × 1.34 倍、6%
  • ホテル:数量 11.7(販売した客室の延べ数(万室泊・推定))× 価格 0.85(1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。1.0 倍 × 1.34 倍、7%

倍率:事業の純利益 8 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.9% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍。全体の PER 12.12 倍、時価総額 93 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去 12 年の営業利益率は 8〜13% で、分譲の量が細り賃貸が支える形はここ数年の延長にある。最もありうる筋書きとして中立に 40% を置いた。

やや悲観 20% 住宅ローン金利が分譲を冷やす 利益 3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 608 円49 億円

住宅ローンの金利が上がり、和歌山の若い世帯は家を買う時期を先に延ばす。分譲の量は 3 割減り、売れ残りの値引きで利益は出なくなる。

賃貸は空室が少しずつ増え、賃料もほとんど上がらない。自社物件の利益で会社は黒字を保つが、借り換えの利払いが重くなる。配当は細り、10 年で 20 億円ほどしか戻らない。

賃貸の建物と土地の値打ちは残る。ただ大株主が半分を持つ会社で、清算されない限り少数株主はその値打ちを受け取れない。株価は資産の値打ちの一部でしか支えられない。大株主は配当を細らせても、物件の売却には動かない。

  • 不動産・建設(分譲):数量 275(引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画))× 価格 0.19(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。0.70 倍 × 1.20 倍、0%
  • 不動産賃貸:数量 2,298(自社物件の戸数(戸))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む))→ 売上 43 億円・営業利益 11 億円。1.0 倍 × 1.10 倍、26%
  • 資産活用:数量 11.2(販売・建築の棟数(棟))× 価格 0.52(1 棟あたりの売上(億円))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。0.70 倍 × 1.25 倍、2%
  • ホテル:数量 10.5(販売した客室の延べ数(万室泊・推定))× 価格 0.79(1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。0.90 倍 × 1.25 倍、3%

倍率:事業の ROE 1.5% で稼ぐ力の値打ちは約 31 億円。床の資産(38 億円)の方が大きいので、今の自己資本 173 億円に PBR 0.22 倍を掛けて床に合わせた。

確率:金利の上昇で地方の住宅の買い手が細り、分譲の利益が消える筋書き。2026/03 期に分譲の売上が 2 割落ちた実例もあり、20% とした。

悲観 10% 地方の住宅が余り、空室と在庫が重なる 利益 −1 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 199 円16 億円

和歌山の空き家は増え続け、賃貸の空室が目立ってくる。賃料は 10 年たっても上がらず、自社物件の利益は 3 割落ちる。

分譲は量が半分になり、売れ残りの値引きで赤字が続く。資産活用とホテルも赤字に沈み、土地と建物の減損が自己資本を削る。

借金は賃貸の建物を売って返すしかない。地方の物件は買い手が少なく、売る値段も帳簿を下回る。会社は残るが、株主に残る値打ちは小さい。

管理の受託も、オーナーの高齢化と物件の取り壊しで少しずつ減っていく。地元の金融機関も、地方の不動産への融資には慎重になる。配当はほぼ止まり、株主に戻る値打ちは細る。

  • 不動産・建設(分譲):数量 197(引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画))× 価格 0.18(1 件あたりの売上(億円))→ 売上 35 億円・営業利益 −1 億円。0.50 倍 × 1.10 倍、−4%
  • 不動産賃貸:数量 2,114(自社物件の戸数(戸))× 価格 0.02(1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む))→ 売上 36 億円・営業利益 7 億円。空室で 0.92 倍 × 1.00 倍、20%
  • 資産活用:数量 8.0(販売・建築の棟数(棟))× 価格 0.48(1 棟あたりの売上(億円))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。0.50 倍 × 1.15 倍、−2%
  • ホテル:数量 8.8(販売した客室の延べ数(万室泊・推定))× 価格 0.73(1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。0.75 倍 × 1.15 倍、−3%

倍率:純利益は赤字で稼ぐ力の床は無い。地方の物件の値下がりと借金を引いた床の資産(15.5 億円)に合わせ、今の自己資本 173 億円に PBR 0.09 倍を掛けた。EV(時価総額+純負債)÷ 営業利益は 60 倍を超え、借金を含めると事業の稼ぎでは値が付かない筋書きだ。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.0925 倍・時価総額 16 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:和歌山の空き家の増加で賃貸の空室が広がり、分譲も赤字になる構造的な負けの筋書き。賃貸の自社物件という底があるので 10% とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産・建設(分譲)

和歌山県と大阪府南部での建売・売建住宅、分譲土地、注文住宅、中古住宅の販売。

数量引渡し件数(建物 182 棟+土地 211 区画)価格1 件あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 393 0.16 63 1
10 年後 中立 334 0.21 70 3

取り方:有報の販売実績(分譲土地 211 区画・建売 113 棟・売建 17 棟・注文 20 棟・中古 32 棟)を足した 393 件で売上 63.0 億円を割った。土地だけの区画と建物付きを同じ 1 件とした推定。

不動産賃貸

自社で持つ賃貸マンション・アパートの賃貸と、地元のオーナーから受託した物件の管理・仲介。

数量自社物件の戸数(戸)価格1 戸あたりの年間売上(億円。管理・仲介の手数料を含む)売上営業利益
今 2026/03 2,298 0.02 39 11
10 年後 中立 2,413 0.02 49 15

取り方:有報の自社物件 2,298 戸を量とし、賃貸の売上 38.8 億円を割った。管理の受託 14,912 戸の手数料も含むので、1 戸あたりは家賃より高めに出る。

資産活用

土地を持つ人や投資家に向けた賃貸住宅の建築と、建売の賃貸住宅・中古の賃貸住宅の販売。

数量販売・建築の棟数(棟)価格1 棟あたりの売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 16.0 0.41 7 0
10 年後 中立 14.4 0.55 8 0

取り方:有報の販売実績(賃貸住宅 13 棟・賃貸中古住宅 3 棟)の 16 棟で売上 6.6 億円を割った。

ホテル

和歌山市内のビジネスホテル 3 か所と飲食店 2 店(焼肉店・カフェ)。

数量販売した客室の延べ数(万室泊・推定)価格1 万室泊あたりの売上(億円。飲食を含む)売上営業利益
今 2026/03 11.7 0.63 7 1
10 年後 中立 11.7 0.85 10 1

取り方:客室数の開示が無いため、3 か所で約 400 室・稼働 8 割とみて年 11.7 万室泊と推定し、売上 7.4 億円を割った。飲食の売上も含む。

リスクと懸念

和歌山の人口減

県の人口は年 1% 近く減り、若い世帯はそれ以上の速さで減る。分譲の量も賃貸の入居も、地元の人の数に縛られる。大阪府の南部に広げても、事業の大半は和歌山にある。

住宅ローンの金利

金利が上がれば、地方の若い世帯が買える家の値段は下がる。建築費が上がる中で値段を下げられなければ、売れ残りの値引きで分譲の利益が消える。2026/03 期の分譲の落ち込みは、その小さな前触れだ。

借り換えの利払い

有利子負債は 126 億円あり、借り換えのたびに金利が上がる。賃貸の物件を借金で増やす方針なので、金利の上げは利益にじかに効く。10 年で利払いは年 2 億円ほど増えるとみる。

建築費と償却

新しく建てる賃貸の物件は、今の高い建築費で作る。償却がそのぶん増え、地方の賃料では利回りが薄くなる。古い物件の建て替えも同じ問題を抱える。

賃貸の空室

郊外の古い物件は、増え続ける空き家と競合する。空室を埋めるために賃料を下げれば、賃貸の高い利益率が崩れる。利益の 8 割を賃貸に頼るので、影響は大きい。

大株主の支配

個人 2 人が議決権の 5 割を持つ。資本の使い方や還元の方針は大株主しだいで、少数株主が変える手段は限られる。資産の値打ちが株主に渡る道も細い。

今後の分かれ目

分譲の利益率が 5% 台に戻ったら
やや楽観の筋書きに近づく。建築費の上げを値段に移せているかを確かめる。
住宅ローンの金利が大きく上がったら
やや悲観の確率を上げる。分譲の在庫と値引きの広がりを見る。
大阪府の南部での分譲や賃貸が大きく伸びたら
和歌山の人口減を補える証拠とみて、楽観側に寄せる。
自社株買いや配当の大幅な引き上げが出たら
資本の使い方が変わった印とみる。還元の分だけ株主の値打ちを見直す。
賃貸の入居率が下がり始めたら
悲観側に寄せる。古い物件の賃料の下げ幅を合わせて見る。

見ておくもの

  • 分譲の引渡し件数と利益率
  • 賃貸の自社物件の戸数と入居率
  • 有利子負債の残高と平均の金利
  • 和歌山県の人口と新設住宅着工
  • 配当性向と自社株買い

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価や PBR から置かず、事業の ROE が k 8.25% を下回ることから PER の上限 1÷k の 10.8 倍を出し、利益の質で 85〜100% を掛けた。賃貸等不動産の含み益は賃料が利益に入っているので価値に足さず、悲観の床だけに使った。PBR 0.35 倍は割安の根拠にしていない。新しいリースの会計の影響は小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10.8→12.11 倍・やや楽観 PER 10→12.12 倍・中立 PER 9.2→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% + quality 1.75%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.25% → 8.25%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. アズマハウス 有価証券報告書(2026年3月期)テキスト
  2. アズマハウス 財務・大株主・賃貸等不動産

分析日 2026-10-20