株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

日神グループホールディングス 8881

マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)670 円313 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)641 円299 億円差 +4.6%
10 年後から見ると 適正 価値 670 円313 億円 · 差 +4.6% · 期待の年率 +6.6%
期待の年率リターン(10 年)+6.6%資本コスト比 −0.7 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日神グループホールディングスは、マンションの分譲、建設、管理を一つのグループで回す不動産会社だ。分譲は日神不動産、建設は多田建設、管理は日神管財が担う。筆者の結論は割高。利益が山の高さにある今、資本コストを超える稼ぎが10年続くとは見にくいからだ。

2026年3月期は売上878億円、営業利益67億円と、どちらも過去最高の水準に乗った。主役は建設で、特命の受注と提案型の営業で利益率が10%近くまで上がった。管理も1棟売りの一時益で膨らんだ。2027年3月期の会社予想は営業利益60億円と、減益を見込む。

裏側では借金が増えている。純有利子負債は194億円で、2年前の純現金から反転した。将来の分譲に備えた未完成在庫は271億円に積み上がった。金利が上がる局面で、在庫を持つ商売は利払いが先に重くなる。

10年後の中立は、営業利益63億円、純利益34億円。売上は物価の分で膨らむが、戸数は人口減で細る。確率で重みを付けた本質価値は、今の時価総額を3割あまり下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この会社は『良い時に稼ぎ、在庫で苦しむ時を忘れさせる会社』だ。

商売の質は、三つの部分で違う。建設は、手持ちの工事が増え、利益率も上がった。人手に縛られるが、質は悪くない。管理は、積み上がる収入で見て悪くない。分譲は、用地を仕入れ、2〜3年後に売る在庫の商売で、景気が悪くなった時に傷が出る。2009年3月期の132億円の損失がそれを示す。

資本の使い方は、守りと攻めが同居する。配当は気前がよく、性向50%を守る。一方で、在庫と借入は膨らんだ。ROEが資本コストを超えない年が続く会社で、在庫を増やす資金を借りるのは、利益より先にリスクが増える動きだ。筆者がいちばん気にしているのは、利益が山にある今、在庫がいつ現金に戻るかだ。

安全域は、自己資本の717億円にある。ただ、ためた利益が帳簿どおりの値打ちを持つのは、稼ぐ力が資本コストを超える時だけ。ROEが5%台のうちは、帳簿どおりの評価はできない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎは三つに分かれる。分譲マンションの企画・販売(不動産事業)、他社や自社物件の建築(建設事業)、マンションの管理と修繕(不動産管理事業)だ。2026年3月期の売上は順に314億円、394億円、170億円。セグメント利益は15億円、38億円、18億円で、建設が半分強を稼ぐ。

分譲は日神不動産が担い、用地を仕入れてから引き渡しまで2〜3年かかる。販売用の物件に加え、小規模マンションを1棟ごと投資家に売る案件が4件83億円あった。証券化は日神不動産投資顧問が受け持ち、5物件58億円を扱った。

建設は多田建設が中心で、100年を超える歴史を持つ。マンション工事を柱に、グループ外の発注も受ける。期末の繰越工事は459億円と前の期より1割強増えたが、現場監督の人数に限りがあり、施工できる量は急には増やせない。

管理は日神管財が受け持ち、管理戸数は3万6千戸あまり。管理受託収入は38億円、修繕工事収入は30億円と、毎年積み上がる安定した収入だ。グループ内の新築から年に400〜500戸が加わる。ほかに少額のローンを貸す日神ファイナンスと、建設資材をリースするシンコーがある。

優良さと弱いところ

堀は、建設の施工力と管理のストックにある。分譲は用地の仕入れ力で戦う商売で、堀と呼べるほどの差はない。

建設は、100年を超えるマンション工事の経験と、提案型の営業が武器だ。価格だけの競争を避け、1社指名の特命を増やしたことで、利益率が上がった。ただし会社自身が、これ以上の引き上げには限りがあると認める。施工量は現場監督の数に縛られ、人手不足と工期の長期化が続く。

管理は、建てたマンションの管理組合から受け続ける収入で、解約は少ない。ただ売上の増加には、1棟売りの一時の収益が混じる。経営側もストック収益と販売収益を分けて見てほしいと求めている。

財務は並みの強さだ。自己資本比率は49%、営業利益が支払利息の8倍強。ただし借入は増え、純有利子負債は194億円。2009年3月期には132億円の純損失を出した過去があり、在庫を抱える商売の脆さは忘れられない。ROEは過去10年の中央値が6%弱で、資本コストを下回る年が多かった。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

分譲マンションは、人が減る国で、建築費と金利が同時に上がる商売だ。新設住宅の着工は2025年に74万戸と、62年ぶりの低水準になった。建築費は2021年以降に2〜4割上がったまま戻らず、買い手のローンの金利も上がる。価格を上げても戸数が細る構図が、都心から地方まで広がっている。

日神は首都圏の中小型マンションが中心で、大手のような都心の大規模物件は持たない。競争相手は、同じ領域の中堅の分譲会社や、同じ首都圏で建売を広げる各社だ。用地の仕入れ値は上がり、販売価格に十分に転嫁できない。会社も、原価と買い手の金利の上昇を価格に載せきれず、利益率が下がる傾向にあると説明している。

建設は別の需給で動く。発注側の工事の準備が前倒しになり、手持ちの工事は増えている。ただ人手不足で施工能力は伸びず、利益は取れる量が頭打ちになる。

管理は、築年数が進むほど修繕の工事が増える。ストックが積み上がる分だけ収入は物価並みに伸びるが、管理員の確保が制約になる。M&Aは、人手を求める地場の管理会社や工務店を買う側に回る余地がある。大株主の構成は確認できず、買収される可能性は読めない。

資本政策と M&A

還元は配当が柱で、配当性向の目安は50%。2026年3月期は配当を前の期から5割ほど引き上げ、2027年3月期もわずかに増やす予想だ。自社株買いの大きな開示は見えない。株主優待も確認できなかった。

投資は、用地の仕入れと建設中の物件に回る。事業支出金は271億円と1年で105億円増え、販売計画は約807億円の売上を見込む。工期が延びたため、約2年先の案件まで先行して仕込んでいる。この分の資金は借入で賄い、純有利子負債は194億円に増えた。借入金利が3.5%近くまで上がれば、利払いは先に重くなる。

余った現金はない。現金同等物は375億円あるが、借入が上回り、前受の手付金や工事の前払いもある。事業に要る分を超えて積み上がった現金は立てなかった。

政策保有株は小さい。提出会社の上場株は4銘柄で3億円強、多田建設が2銘柄で12億円。賃貸用の不動産は2026年3月期に江東区で15億円を買った。10年の還元は、利益が増える筋書きでも減る筋書きでも、配当性向50%で置いた。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

建設は構造が変わった。提案型営業と特命の受注で粗利が倍になり、下期の営業利益率は10%を超えた。手持ちの工事は459億円と1割強増え、発注側の準備も前倒しだ。人員の採用と育成を続ければ、施工量が増え、利益が上乗せされる。

管理は、ストックの積み上げで毎年増える。管理戸数は3万6千戸あまりで、グループ内の新築から年に400〜500戸が加わり、グループ外の受託も進む。修繕工事は築年数とともに増える。

分譲は、事業支出金271億円に対し、約807億円の売上を見込む。期末の契約残は322戸と前の期の約1.8倍で、先行して仕込んだ用地が引き渡しに入れば、利益率は下期の4%台から戻る。中期経営計画の利益目標は1年前倒しで達成した。

配当も増えた。性向50%の方針で、増配が続く。資本政策は、成長に使う現金を守りつつ、株主にも戻す形になっている。金利が上がっても、首都圏のマンション需要が底堅ければ、価格は建築費の上昇を載せられる。10年の積み上げで、売上が1,300億円に近づき、営業利益が90億円を超える筋書きも立つ。

慎重な見方

2026年3月期の利益は、前の期から繰り越した物件と1棟売りに押し上げられた。会社自身が2027年3月期は営業利益を60億円と見込み、減益になる。建設の粗利の改善は、会社が限界があると認めている。

分譲は、仕入れ原価の上昇と買い手のローン金利の上昇を、販売価格に載せきれていない。セグメント利益率は5%を切り、事業支出金は271億円と1年で105億円増えた。在庫が積み上がったのは、売れる見通しが立った結果ではなく、工期が延びたための先行投資だ。借入は積み上がり、純有利子負債は194億円になった。

人口が減る日本で、新設住宅の着工は62年ぶりの低水準。2009年3月期に132億円の純損失を出したように、市況が崩れた時の在庫の傷は深い。建設は現場監督の数が制約で、管理は管理員の確保が制約と、どの事業も人手が天井になる。

ROEは過去10年の中央値で6%弱と、資本コストに届かない。稼ぐ力が資本コストに届かない会社の在庫は、帳簿の値より安く評価される。

どちらに重みを置いたか

建設の利益率の改善と手持ち工事の増加は、強気の見方を支える。しかし利益が山にあること、借入と在庫が先に膨らんだこと、ROEが資本コストに届かないことは、慎重な見方のほうが重い。確率は中立を最も厚く置き、やや悲観を強気側より少し厚くした。計算の結論は割高。鍵は、事業支出金の約807億円が予定どおり現金に戻るか、建設の利益率がどこまで保てるかだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 875 円409 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 334 円156 億円)。 今の値に割り戻すと 670 円313 億円、今との差 +4.6%、 期待の年率 +6.6%(資本コスト 7.2%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 1,636 円764 億円 490 円229 億円 +231.7% +12.7% 149 円70 億円
やや楽観 20% 1,320 円616 億円 428 円200 億円 +172.7% +10.6% 350 円163 億円
中立 38% 1,016 円474 億円 368 円172 億円 +115.9% +8.0% 526 円246 億円
やや悲観 24% 328 円153 億円 289 円135 億円 −3.8% −0.4% 148 円69 億円
悲観 11% 293 円137 億円 47 円22 億円 −46.9% −6.1% 37 円17 億円
加重平均100% 875 円409 億円334 円156 億円 +88.7% +6.6% 1,210 円565 億円

今の株価時価総額 641 円299 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 建設の高い利益率が続き、管理と分譲の引き渡しも重なって利益が5割ほど増える 利益 55 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,636 円764 億円

建設が1社指名の特命を増やして利益率を8〜9%に保ち、手持ちの工事は人員の増加とともに伸びる。分譲は先行して仕込んだ用地が引き渡しに入り、販売価格も建築費の上昇を載せて4割上がる。管理は新築からの取り込みと修繕で戸数が2割5分ほど増える。営業利益は91億円、純利益は55億円。借入が増えても利払いを吸収できる10年になる。ただ、分譲の戸数は伸びず、利益の増え方は建設と管理が主導する形になる。

(名目の前提)戸数・施工量・管理戸数は実質で置き、価格は物価(10年で1.34倍)に建築費などの動きを足して置いた。本社費は物価で増やした。減価償却は、賃貸用の不動産と事務所が中心で小さく、今ある設備の償却は取得した時の値段のまま、新しく買う分だけ新しい値段で足されるものとして扱い、分譲事業の在庫は償却がかからないので影響は小さいとみた。

(利払い)純有利子負債194億円は、借り換えで金利が3.5%近くまで上がる前提で、支払利息が足元の10億円から13億円に増えるものとして純利益に入れた(会社の2027年3月期予想の経常利益50億円から逆算した出発点を使った)。

(自己資本の流れ)今の自己資本717億円に、10年間の純利益の合計を足し、配当性向50%の還元を引いて流した。出発点の純利益は、2026年3月期の42億円が繰り越しの物件を含むため、2027年3月期の会社予想35億円を使った。

  • 不動産(分譲マンション):数量 0.1(分譲戸数(万戸、推定))× 価格 7,000(万円/戸(平均売上、推定))→ 売上 440 億円・営業利益 24 億円。数量 1.00 倍・価格 1.40 倍(名目)・営業利益率 5.5%
  • 建設:数量 13.8(施工量(万㎡の延べ床、推定))× 価格 43(万円/㎡(請負単価、推定))→ 売上 587 億円・営業利益 50 億円。数量 1.05 倍・価格 1.42 倍(名目)・営業利益率 8.5%
  • 不動産管理:数量 4.6(管理戸数(万戸))× 価格 62(万円/戸(年間の売上、混合))→ 売上 285 億円・営業利益 24 億円。数量 1.25 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 8.5%

倍率:事業の純利益 55 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 764 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:建設が10%近い利益率を保ち、分譲も回復し、管理も伸びる筋書き。営業利益率が過去の最良(約8%)に近づくので、重なる条件が多く7%に置いた。

やや楽観 20% 建設の利益率が高めに残り、分譲も計画どおり引き渡しが進む 利益 45 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,320 円616 億円

建設は特命が中心の受注が続き、利益率は8%近くに残る。分譲は戸数が6%ほど減るが、価格は建築費の上昇を載せて3割7分上がり、利益率は5%に戻る。管理は修繕工事とグループ外の受託が伸びる。営業利益は77億円、純利益は45億円。会社の中期目標を超えた水準で10年が過ぎるが、成長の中身は物価の分が大きい。

(名目の前提)戸数・施工量・管理戸数は実質で置き、価格は物価(10年で1.34倍)に建築費などの動きを足して置いた。本社費は物価で増やした。減価償却は、賃貸用の不動産と事務所が中心で小さく、今ある設備の償却は取得した時の値段のまま、新しく買う分だけ新しい値段で足されるものとして扱い、分譲事業の在庫は償却がかからないので影響は小さいとみた。

(利払い)純有利子負債194億円は、借り換えで金利が3.5%近くまで上がる前提で、支払利息が足元の10億円から13億円に増えるものとして純利益に入れた(会社の2027年3月期予想の経常利益50億円から逆算した出発点を使った)。

(自己資本の流れ)今の自己資本717億円に、10年間の純利益の合計を足し、配当性向50%の還元を引いて流した。出発点の純利益は、2026年3月期の42億円が繰り越しの物件を含むため、2027年3月期の会社予想35億円を使った。

  • 不動産(分譲マンション):数量 0.1(分譲戸数(万戸、推定))× 価格 6,850(万円/戸(平均売上、推定))→ 売上 405 億円・営業利益 20 億円。数量 0.94 倍・価格 1.37 倍(名目)・営業利益率 5.0%
  • 建設:数量 13.1(施工量(万㎡の延べ床、推定))× 価格 42(万円/㎡(請負単価、推定))→ 売上 547 億円・営業利益 43 億円。数量 1.00 倍・価格 1.39 倍(名目)・営業利益率 7.8%
  • 不動産管理:数量 4.4(管理戸数(万戸))× 価格 61(万円/戸(年間の売上、混合))→ 売上 267 億円・営業利益 21 億円。数量 1.20 倍・価格 1.31 倍(名目)・営業利益率 7.8%

倍率:事業の純利益 45 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.9% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 616 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:建設の利益率が7〜8%に残り、分譲の引き渡しが計画どおりに進む筋書き。2017〜2018年3月期に営業利益率が8%台に乗った実績があり、2割に置いた。

中立 38% 売上は物価並みに伸びるが、戸数は細り、利益は足元から横ばい 利益 34 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,016 円474 億円

分譲は戸数が1割強減り、価格は物価並みの3割4分上がる。利益率は4%台で、2026年3月期の水準に近い。建設は戸数でなく施工量が現場監督の数に縛られ、価格は建築費の上昇で3割6分上がり、利益率は7%に戻る。管理は戸数が1割5分、単価が3割弱伸び、利益率は7%。売上は物価の分で1,140億円に近づくが、営業利益は63億円で、足元の会社予想の60億円とほぼ同じ。本社費は物価で増え、借入が膨らむ分の利払いも増えて、純利益は34億円。配当性向50%を守り、自己資本は890億円まで積み上がる。

(名目の前提)戸数・施工量・管理戸数は実質で置き、価格は物価(10年で1.34倍)に建築費などの動きを足して置いた。本社費は物価で増やした。減価償却は、賃貸用の不動産と事務所が中心で小さく、今ある設備の償却は取得した時の値段のまま、新しく買う分だけ新しい値段で足されるものとして扱い、分譲事業の在庫は償却がかからないので影響は小さいとみた。

(利払い)純有利子負債194億円は、借り換えで金利が3.5%近くまで上がる前提で、支払利息が足元の10億円から13億円に増えるものとして純利益に入れた(会社の2027年3月期予想の経常利益50億円から逆算した出発点を使った)。

(自己資本の流れ)今の自己資本717億円に、10年間の純利益の合計を足し、配当性向50%の還元を引いて流した。出発点の純利益は、2026年3月期の42億円が繰り越しの物件を含むため、2027年3月期の会社予想35億円を使った。

  • 不動産(分譲マンション):数量 0.1(分譲戸数(万戸、推定))× 価格 6,700(万円/戸(平均売上、推定))→ 売上 371 億円・営業利益 16 億円。数量 0.88 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 4.3%
  • 建設:数量 12.7(施工量(万㎡の延べ床、推定))× 価格 41(万円/㎡(請負単価、推定))→ 売上 520 億円・営業利益 36 億円。数量 0.97 倍・価格 1.36 倍(名目)・営業利益率 7.0%
  • 不動産管理:数量 4.2(管理戸数(万戸))× 価格 60(万円/戸(年間の売上、混合))→ 売上 250 億円・営業利益 18 億円。数量 1.15 倍・価格 1.28 倍(名目)・営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 3.9% が k 7.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.79 倍、時価総額 474 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:戸数が細る一方で物価が価格を押し上げ、利益率が過去の中央値(約6%)に戻る筋書き。最も重く置いた。

やや悲観 24% 分譲の利益率が3%に落ち、建設も利益率が下がる 利益 20 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 328 円153 億円

金利の上昇と建築費の上昇を分譲価格に載せきれず、利益率は3%に落ちる。戸数も2割あまり減る。建設は特命の効果が薄れ、同業の価格競争に巻き込まれて利益率が5%台に下がる。管理は管理員の確保に苦しみ、利益率が6%にとどまる。営業利益は42億円まで下がり、純利益は20億円。売上は物価の分で名目では保たれるが、実質では後退する。配当は性向50%を守っても額が減り、自己資本の伸びは鈍い。

(名目の前提)戸数・施工量・管理戸数は実質で置き、価格は物価(10年で1.34倍)に建築費などの動きを足して置いた。本社費は物価で増やした。減価償却は、賃貸用の不動産と事務所が中心で小さく、今ある設備の償却は取得した時の値段のまま、新しく買う分だけ新しい値段で足されるものとして扱い、分譲事業の在庫は償却がかからないので影響は小さいとみた。

(利払い)純有利子負債194億円は、借り換えで金利が3.5%近くまで上がる前提で、支払利息が足元の10億円から13億円に増えるものとして純利益に入れた(会社の2027年3月期予想の経常利益50億円から逆算した出発点を使った)。

(自己資本の流れ)今の自己資本717億円に、10年間の純利益の合計を足し、配当性向50%の還元を引いて流した。出発点の純利益は、2026年3月期の42億円が繰り越しの物件を含むため、2027年3月期の会社予想35億円を使った。

  • 不動産(分譲マンション):数量 0.0(分譲戸数(万戸、推定))× 価格 6,500(万円/戸(平均売上、推定))→ 売上 319 億円・営業利益 10 億円。数量 0.78 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 3.0%
  • 建設:数量 11.8(施工量(万㎡の延べ床、推定))× 価格 40(万円/㎡(請負単価、推定))→ 売上 468 億円・営業利益 26 億円。数量 0.90 倍・価格 1.32 倍(名目)・営業利益率 5.5%
  • 不動産管理:数量 3.9(管理戸数(万戸))× 価格 58(万円/戸(年間の売上、混合))→ 売上 230 億円・営業利益 14 億円。数量 1.08 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 6.0%

倍率:事業の ROE 2.4%(純利益÷自己資本)は資本コスト 7.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る値打ち。PER は 1÷k=10.8 倍まで。分譲は在庫の商売で景気に振れ、建設の利益率も頭打ちのため、上限の約 6.9 割の 7.5 倍に置いた。余った現金は借入が上回るので立てていない。

確率:金利と原価の上昇を分譲で転嫁できず、建設の利益率も下がる筋書き。2024年3月期の営業利益率4%台の実績があり、強気側より少し厚く2割台半ばに置いた。

悲観 11% 市況が崩れて在庫の傷が深く、分譲は赤字、建設と管理だけが残る 利益 2 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 293 円137 億円

金利が上がり、買い手のローンが細り、分譲の契約が崩れる。3年目に在庫の評価損と値下げ販売が重なり、純損失は130億円に達する。続く年も損失が出て、分譲は戸数が4割減り、価格も2割しか上がらず、利益率はマイナスになる。建設は受注が細り利益率が3%に下がる。管理だけが6%の利益率で残る。配当は止まり、借入の返済に回る。営業利益は15億円、純利益は2億円。10年後の自己資本は571億円まで細り、評価は稼ぐ力ではなく、売れる資産の価値で決まる。

(名目の前提)戸数・施工量・管理戸数は実質で置き、価格は物価(10年で1.34倍)に建築費などの動きを足して置いた。本社費は物価で増やした。減価償却は、賃貸用の不動産と事務所が中心で小さく、今ある設備の償却は取得した時の値段のまま、新しく買う分だけ新しい値段で足されるものとして扱い、分譲事業の在庫は償却がかからないので影響は小さいとみた。

(利払い)純有利子負債194億円は、借り換えで金利が3.5%近くまで上がる前提で、支払利息が足元の10億円から13億円に増えるものとして純利益に入れた(会社の2027年3月期予想の経常利益50億円から逆算した出発点を使った)。

(自己資本の流れ)今の自己資本717億円に、10年間の純利益の合計を足し、配当性向50%の還元を引いて流した。出発点の純利益は、2026年3月期の42億円が繰り越しの物件を含むため、2027年3月期の会社予想35億円を使った。

  • 不動産(分譲マンション):数量 0.0(分譲戸数(万戸、推定))× 価格 6,000(万円/戸(平均売上、推定))→ 売上 226 億円・営業利益 −2 億円。数量 0.60 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 -1.0%
  • 建設:数量 9.8(施工量(万㎡の延べ床、推定))× 価格 38(万円/㎡(請負単価、推定))→ 売上 369 億円・営業利益 11 億円。数量 0.75 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 3.0%
  • 不動産管理:数量 3.6(管理戸数(万戸))× 価格 58(万円/戸(年間の売上、混合))→ 売上 213 億円・営業利益 13 億円。数量 1.00 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 6.0%

倍率:この筋書きは純利益 2 億円で、稼ぐ力を k 7.25% で割っても約 19 億円にしかならない。売れる資産の税後から総負債を引いた約 137 億円のほうが大きいので、床は売れる資産で置き、今の自己資本 717 億円に約 0.19 倍を掛けた。借金の重い会社なので EV ÷ 営業利益(EV は時価総額+純有利子負債 194 億円)は 23 倍になるが、この筋書きでは営業利益が小さく、倍率でなく床で値打ちを置く。

確率:市況が崩れ、在庫の評価損が出て、分譲が赤字になる筋書き。2009年3月期に純損失132億円の前例があり、10年に一度の頻度として1割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産(分譲マンション)

日神不動産が首都圏でマンションを企画・分譲し、1棟を投資家に売る案件や、証券化向けの物件も扱う。

数量分譲戸数(万戸、推定)価格万円/戸(平均売上、推定)売上営業利益
今 2026/03 0.1 5,000 314 15
10 年後 中立 0.1 6,700 371 16

取り方:不動産事業の売上 314.1 億円(2026/03 期。1 棟売りの 83 億円を含む)を、1 戸あたり平均 5,000 万円(推定。開示は無い)で割った戸数 0.0628 万戸。セグメント利益 15.2 億円は開示(利益率 4.8%)。戸数は人口減と建築費の上昇で細り、価格は物価と建築費で上がる。

建設

多田建設がマンション等の建築・土木工事を請け負う。グループ外の発注も受ける。

数量施工量(万㎡の延べ床、推定)価格万円/㎡(請負単価、推定)売上営業利益
今 2026/03 13.1 30 394 38
10 年後 中立 12.7 41 520 36

取り方:建設事業の売上 393.8 億円(2026/03 期)を、請負単価 1㎡あたり 30 万円(推定。開示は無い)で割った施工量 13.1 万㎡。セグメント利益 38.4 億円は開示(利益率 9.8%)。現場監督の数に縛られ、施工量は伸びにくい。

不動産管理

日神管財がマンション管理組合から管理を受託し、修繕工事、賃貸管理、小規模物件の買取再販も行う。

数量管理戸数(万戸)価格万円/戸(年間の売上、混合)売上営業利益
今 2026/03 3.6 47 170 18
10 年後 中立 4.2 60 250 18

取り方:不動産管理事業の売上 170.0 億円(2026/03 期)を、管理戸数 3.65 万戸(開示は『4万戸に近い』)で割った 1 戸あたり 46.6 万円。管理受託収入 38 億円、修繕 30 億円のほか、小規模アパートの 1 棟販売が含まれる混合の値。セグメント利益 18.2 億円は開示(利益率 10.7%)。

リスクと懸念

市況の崩れと在庫の評価損

開発から引き渡しまで2〜3年かかるため、市況が悪化すると完成在庫が滞留し、評価損や資金繰りに響く。2009年3月期には132億円の純損失を出した。事業支出金は2026年3月末で271億円と1年で105億円増えている。

金利と建築費の上昇

資材・人件費・金利の上昇で採算が悪化する。会社は、仕入れ原価と買い手のローン金利の上昇を販売価格に十分には載せきれず、分譲の利益率が下がる傾向にあると認める。借入の増加と借り換えの金利上昇で、利払いも重くなる。

1棟売りと繰り越しの一時益

2026年3月期の利益は、前の期から繰り越された物件と小規模アパートの1棟売りで上振れした。会社予想は2027年3月期に営業利益60億円と減益を見込む。ストック収益と販売収益を分けて見ないと、稼ぐ力を高く見積もる。

建設の人手と利益率の頭打ち

現場監督となる有資格者の確保・育成が遅れると、受注できる現場数に制約が出る。利益率が10%近くまで上がったが、会社自身がこれ以上の引き上げには限りがあると認める。

管理員の確保

不動産管理は管理員の確保が難しく、受託できる棟数が制約される。管理戸数は3万6千戸あまりで、増えるほど人手の確保が重くなる。

人口減少と住宅需要

新設住宅の着工は2025年に74万戸と62年ぶりの低水準。首都圏の中小型マンションでも、人口減と建築費高騰による価格上昇で戸数が細る恐れがある。

今後の分かれ目

2027年3月期の営業利益が会社予想の60億円を上回り、70億円に近づいたら
建設の高い利益率が定着したとみて、中立からやや楽観へ確率を寄せる。繰り越しや1棟売りの一時益が混じっていないかを区別する。
事業支出金(未完成在庫)が300億円を超えて積み上がり、契約残が前の期を下回ったら
在庫の滞留を疑い、やや悲観・悲観の確率を上げる。契約残は期末322戸・134億円を目安にする。
建設の繰越工事が前の期(459億円)を下回り、利益率が8%を割ったら
特命の効果が薄れたとみて、建設の利益率を6%台に置き直し、中立の営業利益を下げる。
借入金利の上昇で純有利子負債が250億円を超えたら
利払いの重さを再計算し、資本コストの質の調整(借金)を引き上げる。
自社株買いや配当性向の引き上げが示されたら
還元の割合を上げて見直す。自己資本の積み上がりが減り、ROEが上がる側に動く。
多田建設や日神管財の売却、または大株主の動きが開示されたら
事業の組み替えや買収の合図として、筋書きを見直す。

見ておくもの

  • 事業支出金(未完成在庫)と販売用不動産の残高
  • 分譲マンションの期末契約残(戸数・金額)
  • 建設の繰越工事高とセグメント利益率
  • 管理戸数と管理受託収入・修繕工事収入
  • 純有利子負債と借入金利
  • 中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の進捗と次の計画

倍率と資本コストの決め方

今の株価やPERから筋書きを作らず、戸数・施工量・管理戸数と名目の単価から売上を積み、部門ごとの営業利益率で利益を出した。倍率は利益ベースで、事業のROEが資本コスト7.25%を下回るため、正当化PERは1÷kの10.8倍が上限になる。この上限の7〜9割強に置いた。資本コストは基本7.5%に、景気で振れること・借入がやや重いこと・値決めの弱さで+1.75%を足した。余った現金は借入が上回るため立てなかった。悲観の床は、棚卸資産を2009年の崩れで5割と見た売れる資産の税後。結論は割高。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→13.79 倍・やや楽観 PER 9.5→13.79 倍・中立 PER 8.8→13.79 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.75% を足した 9.25%。事業は傾いていないので extra は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.25% → 7.25%。

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明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 日神グループHD 有価証券報告書 FY2026(edinetdb)
  2. 日神グループHD 2026年3月期 決算説明会の書き起こし(logmi)
  3. 日神グループHD 中期経営計画(edinetdb)

分析日 2026-10-16