株譜
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大英産業 2974

九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)685 円23 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)883 円29 億円差 −22.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 685 円23 億円 · 差 −22.4% · 期待の年率 +5.5%
期待の年率リターン(10 年)+5.5%資本コスト比 −3.5 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

大英産業は福岡を地盤に、九州と山口で新築マンション「サンパーク」と分譲戸建「サンコート」を売る地場の住宅デベロッパーだ。福岡証券取引所の本則市場に上場している。筆者の結論は、10 年で見れば今の値段は割高寄りだというものだ。

理由は借金の重さにある。純有利子負債は 200 億円を超え、時価総額の 7 倍近い。土地と建物の仕入れを借入で賄う商売なので、金利が上がれば利益の厚い部分が利払いに消える。10 年国債 3% の世界で借り換えが進むと、年 5 億円ほど税引き前の利益が減ると見る。

稼ぐ力そのものは悪くない。2025 年 9 月期は小倉駅前の大型マンションの引き渡しで営業利益 13 億円まで戻った。ただ住宅の需要は人口とともに細り、戸数は 10 年で減る。値段は上がっても、戸数の減りと利払いの増加が重なる。株価純資産倍率が 0.3 倍台なのは、その重さを市場が見ているからだろう。

筆者はその低さを割安とは見ない。自己資本利益率が資本コストに届かない会社では、ためた利益が、額面どおりの価値を持たない。創業家が株の大半を持つため、余った利益が少数株主に戻る保証も薄い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社を持ち続けたいとは思いにくい。理由は 3 つある。

第一に、利益の源泉が在庫を借金で回す商売で、事業の質が資本の使い方に依存する。利益が出ても、次の仕入れに資金が戻り、株主の手元に残る利益が薄い。第二に、堀が弱い。ブランドで値段を決められず、買い手は立地と値段で選ぶ。第三に、金利が上がる局面で、借金の重さが利益を削る。

いい点もある。駅近の立地を選ぶ目と、30 年以上の実績は本物だ。小倉駅のタワーマンションのように、大手と組める案件を取っている。

安全域の見方は難しい。株価純資産倍率が低いのは、自己資本の中身が在庫で、その価値が景気で動くためだ。帳簿の自己資本を床と見るのは危うい。10 年先、利益が今と同じ水準を保っても、利払いの増加で時価総額は今と同じ程度にしかならないと筆者は見る。安く買う理由は見つからない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は 2 つある。マンション事業は、福岡・北九州・熊本など駅に近い立地で自社ブランド「サンパーク」を企画・分譲する。1986 年から 1 万戸を超える供給実績がある。2023 年にはJR西日本不動産開発と組み、小倉駅前のタワーマンションを手がけた。2025 年 9 月期はこの物件の引き渡しで売上高が 204 億円まで伸び、セグメント利益は 17 億円だった。

住宅事業は、新築戸建「サンコート」の分譲が中心で、中古住宅の再生販売や土地の分譲もある。2025 年 9 月期は売上高 186 億円とやや減ったが、利益は 8 億円と大きく改善した。実需向けの販売戸数が減る一方、投資家向けの戸建賃貸と大型の事業用地が利益を支えた。

残りは水道の供給と不動産賃貸で、売上は 1 億円ほどにすぎない。実質は分譲の会社だ。

会社は 2028 年 9 月期に売上高 436 億円、営業利益 22 億円を目標に掲げる。方針は、実需向けの戸建への依存を下げ、法人・富裕層向けの収益不動産、大型の事業用地、投資用の戸建賃貸へ重心を移すことだ。マンションは駅近の高付加価値物件に絞り、在庫の回転を整える。2022 年に出した前の中期戦略は、2025 年 9 月期の営業利益 16 億円を目標にしたが、13 億円で届かなかった。

優良さと弱いところ

この会社の強みは、九州の駅近という立地の目利きと、30 年以上積んだ分譲の実績だ。マンションの供給は 1 万戸を超え、地元の金融機関や土地の売り手との関係も長い。小倉駅のようなJR系との共同事業を取れるのは、地場では強い部類だと筆者は見る。

一方、堀と呼べるほどの強みではない。マンションも戸建も、買い手は値段と立地で選ぶ。ブランドで値段を上げ続けられる商売ではなく、土地の仕入れ競争と景気の波に利益が振られる。営業利益率は過去 9 年で 2〜7% に収まっていて、10% を超えた年はない。

弱いのは財務だ。自己資本比率は 19% 前後、純有利子負債は自己資本の 2 倍を超える。営業利益で支払利息をまかなえる倍率は 3 倍に届かない。分譲は在庫が先に積み上がる商売なので、借入が重くなりやすい。

経営は創業家の色が濃い。上場時点では創業家が株の大半を持っていた。意思決定は速いが、少数株主への還元を強く迫る力は働きにくい。配当は年 0.8 億円ほどの据え置きで、純利益の 2〜3 割にとどまる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

住宅分譲は、人口が減る国で新築を売り続ける商売だ。新設住宅の着工は 2025 年に 74 万戸と 62 年ぶりの低さになり、分譲戸建も 12 万戸を割った。九州は福岡市への人の集中があり全国よりましだが、地方の戸建は先細りが避けられない。筆者は、九州の分譲戸数は 10 年で 1〜2 割減ると見る。

値段は逆に上がった。建設費は 2021 年以降に 2〜4 割上がり、新築の価格は実需層の年収の壁に近づいている。これから建設費は物価並みに上がるが、買い手の所得はそこまで上がらない。名目の価格の伸びは物価より低くなると見る。

金利も効く。住宅ローン金利が上がれば、買える人が減る。同時に、デベロッパー自身の借入の利払いが増える。大英産業のように借金で在庫を持つ会社は、この両方を受ける。

競合は、九州ではタカラレーベンやJR九州系、地場の工務店、全国の大手の飯田グループなど。マンションは大手が福岡市内の大型案件を取り、地場は北九州や熊本など周辺に回りやすい。戸建は参入が多く、値段で選ばれる。

業界の追い風は、新築の高騰で中古や賃貸に目が向くことと、投資家の戸建賃貸への関心だ。大英産業が収益不動産と投資用戸建賃貸へ寄せるのは、この流れに沿う。

資本政策と M&A

資本政策は保守的というより、動きが少ない。配当は年 0.8 億円ほどで、中間と期末に半分ずつ払う。2026 年 9 月期も据え置きの予想だ。自社株買いの実績は見つからなかった。純利益に対する還元の割合は 2〜3 割ほどで、利益が増えても配当を増やす方針は強くない。

借入は在庫に連動して増減する。2025 年 9 月期の純有利子負債は 208 億円で、前の年の 139 億円から増えた。大型マンションの仕入れが先行したためだ。自己資本比率の目標は 2028 年 9 月期に 20.3% と、ほぼ今の水準を維持するにとどまる。

M&Aの実績は見つからなかった。TOBやMBOの発表もない。創業家と関係者が株の大半を持つので、買収される場合も創業家の判断になる。時価総額が 29 億円と小さく、流動性は薄い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

駅近の高付加価値マンションと、投資家向けの戸建賃貸・事業用地は、実需向け戸建の縮小を補える。2025 年 9 月期は、住宅事業の利益が 89% 増えた。販売戸数が減っても利益が増えたのは、商品の組み替えが効いている証拠だ。

会社は 2028 年 9 月期に営業利益 22 億円を掲げる。小倉駅前のようなJR系との共同事業を重ねれば、利益率の高い大型案件が積み上がる。福岡は人口が増える数少ない大都市圏で、九州全体の需要を引っ張る。

金利上昇も、不動産の値段が物価と一緒に上がる世界なら吸収できる。在庫の値段が上がれば、借入が増えても担保は厚くなる。借入の返済は物件の売却で進み、実質の負担は在庫が回るほど軽くなる。

株価純資産倍率が 0.3 倍台という今の値段は、資産の価値を大きく割り引いている。創業家が大株主で経営が安定しており、10 年で利益が今の 2 倍になれば、時価総額は大きく上がる余地がある。

慎重な見方

戸数の減りと金利の上昇が同時に来る。九州の分譲戸数が 10 年で 2 割減れば、固定費の多い会社は利益率が落ちる。2018 年から 2025 年の営業利益率は 2〜7% で、平均すると 3% 台にすぎない。ここに借入の利払いが 5 億円ほど増えれば、営業利益 13 億円のうち 4 割近くが追加の利払いに消える。

会社の目標は、前の中期戦略でも届いていない。2025 年 9 月期に 16 億円を目標にして、実績は 13 億円だった。2028 年 9 月期の 22 億円も、大型マンションの引き渡しが一巡した 2026 年 9 月期の予想で営業利益 13 億円、中間期は営業赤字という出発点を考えれば厳しい。

株価純資産倍率が低いのは、自己資本の大半が在庫だからだ。景気が崩れれば、評価損が出て自己資本が薄くなる。リーマン後に地場の分譲会社が破綻した例は多い。

配当が据え置きで、創業家が大株主の会社に、少数株主へ利益が戻る保証もない。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分は、組み替えが効けば 10 年で利益が伸びるという点だ。弱気の言い分は、利払いと戸数の減りが先に来るという点だ。筆者は弱気を強いとみる。

借金が営業利益に対して重く、金利の上昇は確実に来る。組み替えの効果は大型案件に左右され、毎年は続かない。そこで、確率は中立に 4 割弱、やや悲観に 2 割強を置いた。楽観は 1 割にとどめた。

悲観は、利払いの増加と評価損が重なり、自己資本が削られる筋書きだ。確率は 1 割とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/09 期)

確率で加重した株価時価総額 1,284 円43 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 220 円7 億円)。 今の値に割り戻すと 685 円23 億円、今との差 −22.4%、 期待の年率 +5.5%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 3,736 円124 億円 420 円14 億円 +370.8% +16.8% 416 円14 億円
やや楽観 20% 1,967 円66 億円 300 円10 億円 +156.8% +9.9% 454 円15 億円
中立 38% 949 円32 億円 240 円8 億円 +34.7% +3.0% 452 円15 億円
やや悲観 22% 529 円18 億円 120 円4 億円 −26.5% −3.0% 143 円5 億円
悲観 10% 396 円13 億円 0 円0 億円 −55.1% −7.7% 40 円1 億円
加重平均100% 1,284 円43 億円220 円7 億円 +70.3% +5.5% 1,504 円50 億円

今の株価時価総額 883 円29 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 高採算の組み替えが効き利益が倍になる 利益 11 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 3,736 円124 億円

収益不動産と投資用の戸建賃貸、大型の事業用地が柱に育つ。実需向けの戸建は減るが、利益の厚い案件が穴を埋めて利益率が上がる。小倉駅前のようなJR系との共同事業が毎年のように取れ、マンションの利益率は 9% を超える。

福岡の人口が伸び続け、九州の駅近は値崩れしない。価格は物価を少し上回って 10 年で 1.4 倍になる。営業利益は 25 億円近くに届く。

利払いは 5 億円ほど増えるが、利益の伸びがそれを上回る。それでも自己資本利益率は資本コストに届かず、倍率は低いままだ。

大手が九州で攻勢をかけても、地場の駅近物件を確保する力が保たれ、金融機関の融資姿勢も落ち着いている。会社の自己資本比率は 20% 台に乗り、借入への依存が少し下がる。

  • マンション事業:数量 462(年間引渡戸数(戸))× 価格 0.59(1 戸あたり平均価格(億円))→ 売上 272 億円・営業利益 26 億円。戸数-5%・単価+40%
  • 住宅事業:数量 588(年間販売件数(戸・区画・案件の合計))× 価格 0.42(1 件あたり平均価格(億円))→ 売上 247 億円・営業利益 14 億円。件数-5%・単価+40%
  • その他(水道供給・不動産賃貸):数量 1.0(年 1 式)× 価格 2.00(売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円。賃貸の増加

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.5% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 124 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期目標の 22 億円どおりに進む道は細い。借金と前の目標の未達を考え、楽観は 1 割にとどめた。

やや楽観 20% 組み替えが一定進み利益が 1.5 倍になる 利益 6 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 1,967 円66 億円

駅近のマンションと投資家向けの戸建賃貸が伸び、実需向けの戸建の減りを補う。マンションの利益率は 9% 前後に保たれ、住宅事業も 4% 台まで戻る。

価格は物価をわずかに下回る年 2.8% で上がる。戸数は 1 割減る。営業利益は 17 億円まで伸びる。

借入は在庫の増加で 250 億円前後に膨らみ、利払いは 5 億円ほど増える。純利益は 6 億円弱にとどまる。

九州の人口は福岡市に集まり、駅近の需要は底堅い。JR系との共同事業の実績が、新しい案件の入口になる。中期目標の 22 億円には届かないが、前の中期戦略の未達よりは近づく。自己資本比率も 20% 前後で安定する。

  • マンション事業:数量 437(年間引渡戸数(戸))× 価格 0.55(1 戸あたり平均価格(億円))→ 売上 243 億円・営業利益 22 億円。戸数-10%・単価+32%
  • 住宅事業:数量 569(年間販売件数(戸・区画・案件の合計))× 価格 0.39(1 件あたり平均価格(億円))→ 売上 222 億円・営業利益 10 億円。件数-8%・単価+30%
  • その他(水道供給・不動産賃貸):数量 1.0(年 1 式)× 価格 1.80(売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 1 億円

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.6% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 66 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:小倉駅前のような大型案件が続き、事業用地の販売も安定する筋書き。ただし戸数は減り、確率は中立の約半分とした。

中立 38% 戸数の減りと利払いの増加で今の利益が目減りする 利益 3 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 949 円32 億円

九州の分譲戸数は 10 年で 1〜2 割減る。会社は収益不動産や投資用の戸建賃貸で穴を埋めるが、大型案件は毎年は来ない。価格は物価を下回る年 2.5% で上がり、10 年で 1.28 倍になる。

マンションの利益率は 8.5%、住宅事業は 4% で、本社費などは物価並みに増える。営業利益は 13 億円前後と、今の水準を保つ。

一方、借入の借り換えで利払いは 5 億円ほど増え、純利益は 3 億円を割る。配当は年 0.8 億円を保つが、純利益に対する割合は上がる。自己資本は 120 億円近くまで積み上がる。

  • マンション事業:数量 413(年間引渡戸数(戸))× 価格 0.54(1 戸あたり平均価格(億円))→ 売上 222 億円・営業利益 19 億円。戸数-15%・単価+28%
  • 住宅事業:数量 557(年間販売件数(戸・区画・案件の合計))× 価格 0.38(1 件あたり平均価格(億円))→ 売上 209 億円・営業利益 8 億円。件数-10%・単価+25%
  • その他(水道供給・不動産賃貸):数量 1.0(年 1 式)× 価格 1.50(売上(億円))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 2.3% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 30 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10 年のあいだ九州の分譲戸数が緩やかに減り、利払いが増える筋書きがいちばんありそうだ。大きな崩れも飛躍もない。

やや悲観 22% 戸数が 2 割以上減り、利払いで赤字に沈む 利益 −6 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 529 円18 億円

金利の上昇で買える人が減り、九州の分譲戸数が 2 割以上減る。値段は物価に追いつかず、10 年で 1.15 倍にとどまる。固定費は物価で増えるので、マンションの利益率は 6.5%、住宅事業は 2.5% に落ちる。

営業利益はほぼゼロになる。借入の利払いは 5 億円増え、純利益は 6 億円の赤字になる。

配当は減らし、利益が出る年まで維持できない。借入の借り換え条件は厳しくなり、在庫を急いで売る必要が出る。

創業家が支える姿勢は続くが、新しい仕入れを抑えるため、大型案件の機会を逃し、戸数がさらに減る悪循環に入る。

  • マンション事業:数量 379(年間引渡戸数(戸))× 価格 0.48(1 戸あたり平均価格(億円))→ 売上 183 億円・営業利益 12 億円。戸数-22%・単価+15%
  • 住宅事業:数量 464(年間販売件数(戸・区画・案件の合計))× 価格 0.35(1 件あたり平均価格(億円))→ 売上 160 億円・営業利益 4 億円。件数-25%・単価+15%
  • その他(水道供給・不動産賃貸):数量 1.0(年 1 式)× 価格 1.20(売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:稼ぐ力は赤字。評価の中心は在庫と借入の差で、今の自己資本 88 億円に 0.2 倍を掛けた(中立の PBR 0.22 を下回る)。EV ÷ 営業利益は 250 倍で、利益の倍率は意味を持たない、純有利子負債 208 億円は在庫の担保として別に見ている。

確率:九州の分譲需要が想定より速く細り、金利上昇が重なる筋書き。借金の重さを考えると、起こりやすい悪い方向の筋書きだ。

悲観 10% 九州の分譲が縮み、在庫の評価損で自己資本が削られる 利益 −12 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 396 円13 億円

人口減少と金利上昇で九州の分譲戸数が 3 割以上減る。値段は下がり、売れ残りの在庫に評価損が出る。マンションの利益率は 3% に落ち、住宅事業は赤字になる。

営業利益はマイナスに沈み、利払いは 5 億円増える。純利益は 12 億円の赤字になる。配当は止まる。

金融機関は担保の評価を引き下げ、在庫を早く売る必要が出る。創業家が増資で支える可能性もあるが、少数株主の取り分は薄まる。自己資本は評価損で 5 割強まで減る。

10 年のあいだに、景気の谷が一度は来る。大英産業のように借入で在庫を抱える会社は、谷の深さで生き残れるかが決まる。

  • マンション事業:数量 316(年間引渡戸数(戸))× 価格 0.40(1 戸あたり平均価格(億円))→ 売上 126 億円・営業利益 4 億円。戸数-35%・単価-5%
  • 住宅事業:数量 371(年間販売件数(戸・区画・案件の合計))× 価格 0.29(1 件あたり平均価格(億円))→ 売上 106 億円・営業利益 −1 億円。件数-40%・単価-5%
  • その他(水道供給・不動産賃貸):数量 1.0(年 1 式)× 価格 1.00(売上(億円))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円

倍率:赤字で稼ぐ力は 0。売れる資産は在庫を値引きして売り、借入を返した残り。今の自己資本 88 億円に 0.15 倍を掛けた。

確率:リーマン後のように在庫の評価損が出て、借り換えも厳しくなる筋書き。10 年で 1 割は起こりうると見た。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

マンション事業

九州・山口で新築マンション「サンパーク」を企画・分譲する。小倉駅前など駅近の大型物件が中心。

数量年間引渡戸数(戸)価格1 戸あたり平均価格(億円)売上営業利益
今 2025/09 486 0.42 204 17
10 年後 中立 413 0.54 222 19

取り方:売上高 204.2 億円・セグメント利益 16.7 億円(開示)。戸数は開示がないので、九州の駅近マンションの平均価格 4,200 万円で割った推定(約 486 戸)。2025 年 9 月期は小倉駅前の大型物件の引き渡しで押し上げられた年。

住宅事業

新築戸建「サンコート」の分譲、中古住宅の再生販売、土地分譲、投資用戸建賃貸・大型事業用地の販売。

数量年間販売件数(戸・区画・案件の合計)価格1 件あたり平均価格(億円)売上営業利益
今 2025/09 619 0.30 186 8
10 年後 中立 557 0.38 209 8

取り方:売上高 185.6 億円・セグメント利益 7.5 億円(開示)。件数は開示がないので、戸建・土地・事業用地を混ぜた平均 3,000 万円で割った推定(約 619 件)。

その他(水道供給・不動産賃貸)

水道供給と不動産賃貸。規模は小さい。

数量年 1 式価格売上(億円)売上営業利益
今 2025/09 1.0 1.10 1 0
10 年後 中立 1.0 1.50 2 0

取り方:売上高 1.1 億円・セグメント利益 0.25 億円(開示)。

リスクと懸念

借入の借り換えで利払いが膨らむ

純有利子負債は 208 億円で、営業利益で支払利息をまかなえる倍率は 3 倍に届かない。10 年国債 3% の世界で借り換えが進むと、利払いは 5 億円ほど増える。営業利益 13 億円の約 4 割にあたり、純利益を大きく削る。

九州の分譲戸数が人口減少で細る

地方の戸建を中心に新築の需要は先細りする。福岡市への人の集中はあるが、北九州や熊本、山口などの周辺では戸数が減る。固定費が重い会社は、戸数が 1〜2 割減るだけで利益率が大きく落ちる。

在庫の評価損と資金繰り

分譲は在庫を先に抱える。景気が崩れれば、評価損が出て自己資本が薄くなる。自己資本比率は 19% 前後と薄く、金融機関が担保の評価を引き下げると、在庫を急いで売る必要が出る。

大型案件への依存

2025 年 9 月期の営業利益は、小倉駅前の大型マンションの引き渡しで押し上げられた。大型案件は毎年は来ず、2026 年 9 月期は営業利益が減る予想で、中間期は営業赤字だった。利益は年によって大きく振れる。

中期目標の未達

2022 年の中期戦略は 2025 年 9 月期の営業利益 16 億円を目標にして 13 億円で届かなかった。2028 年 9 月期の 22 億円や、2032 年 9 月期の 50 億円といった長期の目標も、実績の積み上げが追いついていない。

創業家支配と流動性の低さ

上場時点で創業家と関係者が株の大半を持っていた。時価総額は 29 億円と小さく、売買が薄い。少数株主への還元を求める力は弱く、株を売りたい時に思った値段で売れないおそれがある。

今後の分かれ目

2028 年 9 月期に営業利益 20 億円以上を達成する
高採算の組み替えが機能したことになり、楽観寄りに確率を寄せる。ただし利払いの増加で純利益はそこまで伸びない。
10 年国債の利回りが 4% を超える
借入の利払いが想定を超えて増え、中立でも赤字に近づく。やや悲観の確率を上げる。
九州の新築マンション・戸建の販売価格が下落に転じる
在庫の評価損と借り換えの厳しさが同時に来る。悲観の確率を上げる必要がある。
創業家が自社株買いや増配で還元を強める
余った利益が少数株主に戻る道が開く。資本政策の点は改善する。
小倉駅前のようなJR系・大手との共同事業が毎年取れる
大型案件の安定が見え、利益の振れが小さくなる。確率を中立から楽観側へ寄せる。

見ておくもの

  • 期末の純有利子負債と自己資本比率
  • マンションの契約進捗率と引き渡し戸数
  • 九州の新築マンション・分譲戸建の販売価格
  • 10 年国債の利回りと借入の平均金利
  • 2028 年 9 月期の中期目標の進み具合

倍率と資本コストの決め方

倍率は正当化 PER の式(g 4%・k 9%)から置いた。ROE が k を下回るので上限は 1÷k の 10.3 倍で、利益の質を見て 9.5〜10 倍にした。今の株価純資産倍率 0.3 倍台や過去の水準は倍率の根拠にしていない。今の時価総額は最後に比べただけで、中立の時価総額が今と同程度になったのは、利払いの増加が営業利益を削る計算の結果である。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→11.11 倍・やや楽観 PER 9.8→11.11 倍・中立 PER 9.5→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +2.25%。事業が傾いている会社ではないので上乗せはなし。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.75% → 9.00%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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分析日 2026-10-22