株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

センチュリー21・ジャパン 8898

不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,326 円136 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,124 円115 億円差 +17.9%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,326 円136 億円 · 差 +17.9% · 期待の年率 +8.3%
期待の年率リターン(10 年)+8.3%資本コスト比 +0.8 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

センチュリー21・ジャパンは、不動産仲介店に「センチュリー21」の看板と仕組みを貸し、手数料の一部を受け取る本部だ。筆者の結論は「やや割高」。事業は身軽で現金も厚いが、看板を借りる店が減り続け、先の伸びが乏しいからだ。

稼ぎ方は単純だ。加盟店が仲介で得た手数料の 6% を受け取る。店が増減しなくても、不動産の値段が上がれば手数料も増える。営業利益率は 25% と高く、従業員は 93 人しかいない。

弱みは加盟店数だ。2 年前に 1,008 店あった店は、2026 年 3 月末に 934 店へ減った。退会が新規加盟を上回る状態が続く。一方で店ごとの成約は増えており、手数料の総額は横ばいを保っている。

現金と有価証券は約 57 億円あり、時価総額の半分にあたる。ただ、大株主の伊藤忠が 49% を持ち、配当性向は 6 割台に固定されたまま、現金は使われずに残っている。中立の筋書きでは、10 年後の利益は今より 2 割ほど増えるにとどまる。割り引いた価値は今の時価総額を 1 割強下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「優れた事業モデルだが、成長の余地が乏しい会社」だ。工場も在庫もなく、売上の 4 分の 1 が営業利益になる。稼いだ利益のほぼすべてが株主のものになる。

一方で、事業の土台である加盟店が減っている。看板の力が店に伝わらなくなれば、収入は店数に比例して細る。ブランドの持ち主が変わったことも、10 年の見通しを曇らせる。

資本の使い方には注文がある。現金と有価証券が時価総額の半分あるのに、使い道が見えない。配当性向 6 割を守るのは立派だが、残りの 4 割は積み上がる一方だ。筆者は、この現金の価値を 4 分の 3 に割り引いて数える。

安全域は薄い。中立の筋書きでも、今の値段を 1 割強下回る。悲観の筋書きでは、看板が価値を失っても、現金が下値を支える。ただ、わざわざ今の値段で持つ理由は見つかりにくい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は「サービスフィー」だ。加盟店が仲介で受け取る手数料の 6% を毎月受け取る。直近の加盟店の手数料総額は 601 億円で、本部の収入はおよそ 36 億円にあたる。加盟店が自ら売主になる取引は、売買代金の 0.36% で計算する。

加盟金やシステム利用料も入る。2025 年 4 月には、加盟店が共同で運営する広告基金組合から IT システムの資産を引き取り、利用料を計上し始めた。収入は増えたが、同額の費用も立つため、利益はほとんど増えない。

看板の持ち主は米国の CENTURY 21 Real Estate だ。日本での独占的な使用権を「永久」の契約で得ており、本部の総収入の 10% を米国側に払う。加盟店が 1,000 店を超える間は 9% に下がる。米国側の親会社だった Anywhere は、2026 年 1 月に Compass に買収された。

加盟店数は 934 店。2026 年 3 月期は新規 33 店、退会 59 店だった。広告基金には 15 億円が集まり、本部が約 4 億円、加盟店が 11 億円を拠出する。本部は管理者として、使い道を広告に限る義務を負う。会社は新規加盟、AI を使った営業支援、アジアとの国際取引、事業承継の支援を重点に挙げる。

優良さと弱いところ

優良さは「看板の力で食べる身軽な本部」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは、ブランドと、店の経営を支える仕組みにある。

強みは三つある。一つ目は資本の軽さで、営業利益率は 25%、自己資本比率は 85% だ。二つ目は手数料に連動する収入で、不動産の値上がりがそのまま収入になる。三つ目は広告と IT を束ねる規模で、個人店では持てない集客の仕組みを提供できる。

弱みも三つある。一つ目は加盟店の流出だ。看板代を払わなくても集客できる店は出ていく。二つ目は米国側との関係で、契約が「永久」でも、重大な違反があれば解除されうる。三つ目は看板の持ち主が変わった点で、Compass が日本での扱いを変えるかは見えない。

経営は慎重で、無借金だ。ただし、現金の使い方は保守的に過ぎる。有価証券を 51 億円抱えたまま、自社株買いも大型の投資もしていない。ROE は 12% と資本コストを上回るが、現金を除けば 20% 近い。現金が足を引っ張っている形だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

不動産の仲介は、成熟した市場だ。人口は減るが、中古住宅の取引は増えている。新築の価格が上がり、買い手が中古に流れているためだ。仲介手数料は法律で売買価格の 3% + 6 万円までと決まっているため、不動産の値段が上がれば手数料も増える。

競争は二層ある。大手の直営チェーンは、駅前の店舗と広告で顧客を集める。フランチャイズの同業は、看板を貸して個人店を束ねる。センチュリー21は後者で、全国に約 930 店を持つ。顧客はポータルサイトで物件を探してから店に来るため、店の看板より物件情報の量が効く時代になった。

変化の兆しは三つある。一つ目は店の高齢化と後継者難で、廃業する個人店が増える。二つ目は AI で、物件の紹介文や契約書の作成が自動化される。仲介の営業は減らないが、1 店あたりの人手は減る。三つ目は金利の上昇で、住宅ローンの負担が重くなる。

10 年先は、店の数が減るなかで、1 店あたりの成約が増える姿を筆者は見る。本部の収入は、店数の減少を値上がりが補う形で、実質では緩やかに細る。看板が個人店に必要とされ続けるかが、10 年の分かれ目になる。

資本政策と M&A

資本政策の柱は安定配当で、配当性向は 6 割台に固定されている。直近の年間配当は 3 年前から 2 割ほど増えたが、性向は変わらない。自社株買いの実績はなく、自己株式は 106 万株で長く動いていない。

手元資金は現金と有価証券で約 57 億円ある。ほかに上場株を 18 銘柄、投資有価証券として 11 億円持つ。こうした資金を何に使うのか、会社は説明していない。国際取引と事業承継の支援に使う可能性はあるが、投資額は小さい。

大株主は伊藤忠商事で、議決権の 49% を持つ。取締役と監査役を各 1 人出し、情報提供を受けている。連結子会社にはなっていない。完全子会社化の可能性は常にあるが、今のところ公開買付けの発表も観測もない。筆者は、持株比率が過半に届かないことから、現金の戻り方を少し割り引く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

身軽な事業モデルは崩れない。収入は加盟店の手数料に連動し、不動産の値段が上がれば自動的に増える。直近の 5 年間で、加盟店の手数料総額は 252 億円から 288 億円(上期)へ 14% 増えた。店数が減っても、1 店あたりの成約が増えて補っている。

店の流出は止まりつつある。退会は 2 年前の 77 店から 59 店へ減り、新規加盟は 33 店まで戻した。事業承継とアジアとの国際取引が加盟店の増加につながれば、1,000 店への回復も見える。1,000 店を超えれば、米国側に払う料率が 10% から 9% に下がり、利益が上積みされる。

財務は盤石だ。現金と有価証券が 57 億円あり、借金はない。配当性向 6 割を守りながら、手元資金は積み上がっている。大株主の伊藤忠が支えているため、買収されても少数株主が割安に扱われにくい。今の値段は、事業の価値を現金の分しか認めていない。成長に頼らない安定した収益源として見直されてよい。

慎重な見方

加盟店の減少は止まらない。2 年で 1,008 店から 934 店へ減り、2026 年 3 月期は退会が新規の 2 倍近くに上った。個人店の高齢化と後継者難は構造的で、看板代を払う意味が薄れれば、店は離れる。本部の収入は店の数に比例するので、店が減れば確実に細る。

看板の持ち主が変わった。Anywhere が Compass に買収され、日本での契約の扱いは不透明になった。契約は「永久」でも、重大な違反があれば解除されうる。米国側へ払う 10% は、利益率を削る固定費だ。

成長の手段が見えない。国際取引や事業承継の支援を掲げるが、収入に効くほどの規模ではない。AI は仲介の営業を省力化し、1 店あたりの人手を減らす。手数料の仕組みも、一部の仲介業者が手数料を下げれば崩れる。

現金は資産だが、使われなければ価値にならない。大株主は過半を持たず、清算を決められるのは少数株主ではない。配当性向 6 割で安定して配っているのは評価できるが、成長のない会社の適正な値段は、すでに織り込まれている。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。強気の見方が示す手数料総額の伸びは本物だが、本部の収入は店の数と成約の両方で決まり、店の減少が長く続く点が重い。

確率は、中立に 4 割弱を置き、やや悲観に 3 割近くを置いた。悲観を 1 割にとどめたのは、現金が下値を支え、手数料の仕組みが急に消えることは考えにくいためだ。楽観は 1 割に満たない。看板の持ち主が変わったことで、店数の回復を信じる根拠が弱まった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,920 円197 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 565 円58 億円)。 今の値に割り戻すと 1,326 円136 億円、今との差 +17.9%、 期待の年率 +8.3%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 3,213 円330 億円 731 円75 億円 +250.8% +13.4% 276 円28 億円
やや楽観 18% 2,771 円284 億円 653 円67 億円 +204.7% +11.8% 616 円63 億円
中立 38% 2,382 円244 億円 594 円61 億円 +164.8% +10.2% 1,131 円116 億円
やや悲観 26% 960 円99 億円 516 円53 億円 +31.4% +2.8% 384 円39 億円
悲観 11% 380 円39 億円 331 円34 億円 −36.7% −4.5% 78 円8 億円
加重平均100% 1,920 円197 億円565 円58 億円 +121.2% +8.3% 2,486 円255 億円

今の株価時価総額 1,124 円115 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 7% 店数が回復し、看板の価値が保たれる 利益 14 億円 · PER 21.4 倍 · 株価時価総額 3,213 円330 億円

事業承継の支援で個人店の廃業が減り、新規加盟が増える。加盟店は 1,000 店を超え、米国側に払う料率が 9% に下がる。成約件数は 15% 増え、手数料の値段も物価を上回って伸びる。

営業収益は 68 億円、営業利益は 19 億円まで増える。配当性向 6 割台は守られ、自己資本は 100 億円を超える。ただし、店数の回復は過去 5 年に一度もなく、看板の持ち主が変わった局面でそれを前提にはできない。当たれば大きいが、起きる可能性は低い筋書きだ。広告基金と IT の費用も売上に応じて増えるが、固定費の比率は下がり、利益率が 29% まで改善する。

  • サービスフィー収入:数量 52.0(加盟店の取扱件数(万件、実質))× 価格 1.11(1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目))→ 売上 58 億円・営業利益 17 億円。サービスフィー収入:数量 52.05 × 単価 1.11、利益率 29.0%
  • IT・加盟金等:数量 1,042(平均加盟店数(店))× 価格 0.01(1 店あたり収入(億円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 2 億円。IT・加盟金等:数量 1041.70 × 単価 0.01、利益率 18.0%

倍率:事業の純利益 14 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 24.3% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)34 億円。全体の PER 21.38 倍、時価総額 326 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:事業承継と国際取引で加盟店が増え、1,000 店を超える筋書き。看板の持ち主が変わった今、店数の回復を信じる根拠は弱く、確率は低く置く。

やや楽観 18% 店数が下げ止まり、手数料の値上がりが収入を押し上げる 利益 12 億円 · PER 21.3 倍 · 株価時価総額 2,771 円284 億円

退会が減り、加盟店は 900 店台で下げ止まる。1 店あたりの成約は増え続け、成約件数は 5% 増える。手数料の値段は物価を少し上回る。営業収益は 61 億円、営業利益は 16 億円ほどになる。

配当性向 6 割台を守りつつ、利益が増えて配当も増える。ROE は 11% 台で資本コストを上回る。現金は 10 年で積み上がるが、使い道は変わらない。看板の力は保たれるものの、店数の回復には届かない、穏やかな 10 年だ。強気に傾きすぎず、現状の延長を素直に描いた形になる。米国側への支払いは売上と連動して増え、利益率は 27% 台にとどまる。広告基金への拠出も、収入に応じて緩やかに増える。

  • サービスフィー収入:数量 47.5(加盟店の取扱件数(万件、実質))× 価格 1.08(1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目))→ 売上 52 億円・営業利益 14 億円。サービスフィー収入:数量 47.52 × 単価 1.08、利益率 27.5%
  • IT・加盟金等:数量 947(平均加盟店数(店))× 価格 0.01(1 店あたり収入(億円・名目))→ 売上 10 億円・営業利益 2 億円。IT・加盟金等:数量 947.00 × 単価 0.01、利益率 16.0%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 24.0% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)34 億円。全体の PER 21.3 倍、時価総額 278 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店数が横ばいに近づき、不動産の値上がりで収入が伸びる。現状の延長に近い筋書きで、やや厚く置く。

中立 38% 店数は緩やかに減り、手数料の値上がりが穴を埋める 利益 10 億円 · PER 21.2 倍 · 株価時価総額 2,382 円244 億円

加盟店は 10 年で 1 割ほど減るが、1 店あたりの成約が増えて、成約件数は 3% 減にとどまる。手数料の値段は物価並みの 1.34 倍になる。営業収益は 55 億円、営業利益は 13 億円。利益率は今の 25% から 24% にわずかに下がる。

配当は性向 6 割台のまま、利益の伸びとともに増える。ROE は 10% 前後で、資本コストを少し上回る。現金は 10 年で 20 億円ほど積み上がり、有価証券を含めると 80 億円に近い。看板の力は保たれるが、成長は物価の分だけだ。大きな成功も失敗もなく、手数料が物価に連れて増える分だけ利益が伸びる。

  • サービスフィー収入:数量 43.9(加盟店の取扱件数(万件、実質))× 価格 1.06(1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目))→ 売上 47 億円・営業利益 12 億円。サービスフィー収入:数量 43.90 × 単価 1.06、利益率 25.5%
  • IT・加盟金等:数量 900(平均加盟店数(店))× 価格 0.01(1 店あたり収入(億円・名目))→ 売上 9 億円・営業利益 1 億円。IT・加盟金等:数量 899.65 × 単価 0.01、利益率 14.0%

倍率:事業の純利益 10 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)34 億円。全体の PER 21.2 倍、時価総額 237 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店の流出が続く一方、1 店あたりの成約と手数料の値上がりが補う。強気の見方と慎重な見方のちょうど間で、最も確率が高い。

やや悲観 26% 加盟店の流出が続き、収入が細る 利益 7 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 960 円99 億円

加盟店は 700 店台まで減る。成約件数は 15% 減り、手数料の値段は競争で物価に届かない 1.30 倍にとどまる。営業収益は 47 億円、営業利益は 9 億円ほどに下がる。

米国側に払う 10% と広告基金への拠出は固定に近く、利益率は 20% 前後に落ちる。配当は性向を保てず、減配もありうる。ROE は 7% 台に下がり、資本コストに届かない。現金は残るが、成長のない会社として評価される。店の減少に歯止めがかからず、手数料の値上がりでも補いきれない10 年である。退会が続けば広告基金の規模も縮み、加盟店の集客力が落ちて、さらに退会を呼ぶ悪循環に入る。

  • サービスフィー収入:数量 38.5(加盟店の取扱件数(万件、実質))× 価格 1.03(1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目))→ 売上 40 億円・営業利益 8 億円。サービスフィー収入:数量 38.47 × 単価 1.03、利益率 21.0%
  • IT・加盟金等:数量 805(平均加盟店数(店))× 価格 0.01(1 店あたり収入(億円・名目))→ 売上 8 億円・営業利益 1 億円。IT・加盟金等:数量 804.95 × 単価 0.01、利益率 10.0%

倍率:ROE 7.6%(純利益 7.2 億円 ÷ 自己資本 95 億円)。k 7.5% 以下なので PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。ROE÷k が 0.9 を下回り、利益が細る局面で、上限の 8 割の 9.5 倍に置いた。余った現金は谷で食われる想定で 0.75 倍の 33.75 億円とし、戻り方 0.75 を掛けた。

確率:店の高齢化と後継者難で退会が新規を大きく上回り、手数料の値上がりが追いつかない。確率を厚めに置いた。

悲観 11% 構造的に負け、看板代を払う店がいなくなる 利益 3 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 380 円39 億円

構造的に負ける。個人店は看板がなくても集客できるようになり、加盟店は 500 店台まで減る。米国側との契約は条件が厳しくなり、本部の収入は半分以下に縮む。営業収益は 28 億円、営業利益は 3 億円ほどだ。

広告基金への拠出と米国側への支払いは固定費として残り、利益率は 12% まで落ちる。配当は大きく減らされる。事業の稼ぐ力は小さいので、価値は現金と有価証券で測る。清算するかを決めるのは大株主であり、少数株主が全額を取り戻せる保証はない。現金が下値を支えるとはいえ、事業の価値はほぼ失われた姿である。

  • サービスフィー収入:数量 24.9(加盟店の取扱件数(万件、実質))× 価格 0.95(1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目))→ 売上 24 億円・営業利益 3 億円。サービスフィー収入:数量 24.89 × 単価 0.95、利益率 14.0%
  • IT・加盟金等:数量 521(平均加盟店数(店))× 価格 0.01(1 店あたり収入(億円・名目))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。IT・加盟金等:数量 520.85 × 単価 0.01、利益率 0.0%

倍率:構造的に優良でなくなり、純利益は 3 億円ほどで稼ぐ力は 35 億円に届かない。床は売れる資産で測る。現金と有価証券 57 億円、投資有価証券を 7 割で売り、負債を払うと約 52 億円が残るが、大株主が過半を持たず清算を少数株主が決められないため 0.75 を掛けて 39 億円に置いた。今の自己資本 69.6 億円に対する PBR は 0.56 倍にあたる。

確率:看板の持ち主が変わり、AI とポータルで個人店が自立できる時代になる。店数が半分近くに減る負け筋で、確率は 1 割強に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

サービスフィー収入

加盟店の仲介手数料の 6% を受け取る本部の主力収入。

数量加盟店の取扱件数(万件、実質)価格1 万件あたりのサービスフィー(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 45.3 0.79 36 9
10 年後 中立 43.9 1.06 47 12

取り方:2026/03 期の総取扱件数は 45.3 万件、サービスフィー収入は 35.8 億円(有価証券報告書)。1 件あたり約 7.9 万円が価格に当たり、不動産の値段と同じく物価で上がる。利益は営業利益 10.6 億円のうち、この部門が約 9.5 億円(利益率 26.5%)と推定した(推定)。

IT・加盟金等

IT システム利用料、加盟金、その他の収入。IT 利用料は費用と同額が立つため、利益はほとんど出ない。

数量平均加盟店数(店)価格1 店あたり収入(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 947 0.01 7 1
10 年後 中立 900 0.01 9 1

取り方:営業収益 43.0 億円からサービスフィー収入 35.8 億円を引いた 7.2 億円。平均加盟店数 947 店で割った 1 店あたり 757 万円が価格に当たる。営業利益は残りの 1.1 億円(利益率 16%)と推定した(推定)。

リスクと懸念

加盟店の減少が止まらない

加盟店は 2 年で 1,008 店から 934 店に減った。個人店の高齢化と後継者難は構造的で、退会が新規を上回る状態が続く。本部の収入は店の数と成約に比例するため、店数が 1 割減れば収入もほぼ同じだけ細る。

米国側との契約とブランドの持ち主

日本での使用権は「永久」の契約だが、重大な違反が是正されなければ解除されうる。米国側の親会社だった Anywhere は、2026 年 1 月に Compass に買収された。新しい持ち主が料率や条件を変えれば、利益率に直接響く。

住宅市況と金利の上昇

本部の収入は加盟店の手数料に連動し、手数料は不動産の値段と取引件数で決まる。金利が上がれば住宅ローンの負担が増え、取引が細る。不動産の値段が下がれば、手数料の総額も減る。

仲介の置き換えと手数料の引き下げ

AI とポータルサイトの進化で、個人店が看板なしに集客できるようになれば、サービスフィーの支払いを渋る動きが出る。仲介手数料を下げる業者が増えれば、6% の受取額も減る。

現金が使われない

現金と有価証券が約 57 億円あるが、使い道は示されていない。大株主は伊藤忠で、清算や大型の還元を少数株主が決められない。配当性向は 6 割台で固定されており、積み上がる現金は価値に変わりにくい。

完全子会社化の価格

伊藤忠は議決権の 49% を持つ。公開買付けは発表も観測もないが、実施されれば少数株主は提示された価格で手放すことになる。本質価値より低い価格なら、少数株主に不利な取引になる。

今後の分かれ目

加盟店数が 2 期続けて増加に転じたら
看板の力が戻ったとみて、楽観・やや楽観の確率を増やし、中立の店数の減りを 1 割から小さくする。
退会が新規の 2 倍を超える状態が 3 期続いたら
構造的な流出とみて、やや悲観・悲観の確率を上げ、中立の成約件数を引き下げる。
Compass が日本のマスターフランチャイズの契約条件を変更したら
料率の変更幅に応じて、中立の利益率を見直す。解除の通知なら悲観の確率を大きく上げる。
現金・有価証券を使った自社株買いや投資が発表されたら
現金の戻り方を 0.75 から 1.0 へ上げる。大型の買収なら、買収の収益力を見て評価する。
伊藤忠が公開買付けを発表したら
価格が本質価値を上回るか下回るかで評価が変わる。下回る価格なら少数株主に不利な取引になる。
成約件数が 2 期続けて前年を下回ったら
住宅市況の反転とみて、中立の成約件数を引き下げ、手数料の総額の伸びを再計算する。

見ておくもの

  • 加盟店数の月次推移(新規加盟・退会)
  • 加盟店の手数料総額と成約件数
  • 米国側(Compass)との契約条件と通知
  • 現金・有価証券の使い道と配当性向
  • 伊藤忠の持株比率の変化
  • 住宅ローン金利と中古住宅の成約動向

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 7.5%(基本 7.5% + quality 1.0%)を超える楽観〜中立は式の正当化 PER(楽観 14.0 倍・中立 12.6 倍)の 9〜10 割で置き、中立は 1÷k(11.8 倍)を下回らせなかった。やや悲観は ROE が k 以下のため上限 1÷k の 8 割に置いた。今の株価や今の PER を見てから決めたわけではない。現金と有価証券は 57 億円で、うち事業の運転資金 12 億円を除いた 45 億円を余った現金とし、戻り方は 0.75 とした。投資有価証券 11 億円の配当は利益に入っているため、余った現金には足していない。悲観の床は売れる資産の 0.75 倍(39 億円)で、過去の PBR の底は使っていない。サービスフィー収入の数量は取扱件数から取った実績で、利益の配分は推定のため誤差がある。新リース会計基準の影響は小さい(賃借は支店の事務所程度)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13→21.38 倍・やや楽観 PER 12→21.3 倍・中立 PER 12→21.2 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.50%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 有価証券報告書 2026年3月期(センチュリー21・ジャパン)
  2. 中間決算説明会資料 2026年3月期
  3. 決算短信 2027年3月期第1四半期

分析日 2026-10-20