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トーセイ 8923

稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,718 円1,666 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,779 円1,726 億円差 −3.4%
10 年後から見ると 適正 価値 1,718 円1,666 億円 · 差 −3.4% · 期待の年率 +7.2%
期待の年率リターン(10 年)+7.2%資本コスト比 −1.3 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

トーセイは、東京圏の古い中小ビル・マンションを買い、直して売る「不動産再生」を本業とする会社だ。そこに賃貸、ファンド運用、ホテルを重ね、売買の波を安定収入で支える形に育てた。筆者の結論は「やや割高」である。事業は強いが、金利が 3% 台に上がる世界では借金の利払いが利益を削り、ROE(自己資本利益率)は 14% 台から 10% 近くまで下がるからだ。

稼ぐ力は本物だ。営業利益は 10 年で 3 倍に育って 223 億円になり、運用を受託するファンド資産は 2.7 兆円に達した。賃貸・ファンド・管理・ホテルの安定事業だけで、固定費の 1.3 倍の粗利を稼ぐ。2009 年のリーマン不況でも、2020 年のコロナ禍でも、赤字には落ちなかった。

一方で、純有利子負債は自己資本の 1.4 倍あり、仕入れる在庫は景気で値が動く。10 年国債が 3% になれば、借り換えのたびに利払いが重くなる。物価の上昇で賃料も販売価格も 1.3 倍強に上がるが、増えた利益の多くは利払いと在庫の積み増しに消える。

10 年後の中立は、営業利益 400 億円、純利益 210 億円、ROE 10% 弱である。資本コスト 8.5% をわずかに上回る程度の稼ぎで、倍率は 11 倍強にとどまる。売買の波を安定事業で受け止める作りは優れている。ただ、優れた会社と割安な株は別物だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、トーセイは利益の質が分かれ目になる会社だ。再生の売却益は、毎年仕入れ直さなければ続かない。賃貸のように持っているだけで入る収入ではなく、仕入れと売りを繰り返して初めて稼げる利益である。そこに借金が加わり、金利が上がれば、株主の取り分は減る。

評価できる点は三つある。第一に、元手の小さな安定収益(ファンド運用・管理・賃貸・ホテル)が利益の過半を占める。第二に、固定資産の含み益が大きい(会社の想定で約 810 億円、税引き後で約 540 億円)。第三に、1994 年から率いる山口社長が 11% を持ち、経営と株主の利害が揃っている。

筆者は、再生という事業は 10 年後も存在し、好不況を挟みながら続くと見る。ただ、長く持ちたい会社かと問われれば、答えは慎重だ。利払いと再投資の後に残る利益のうち、配当に回るのは 4 割弱にすぎない。残りの 6 割で、売れ残るかもしれない在庫を増やしている。新しく投じるお金の稼ぎが資本コストをわずかに上回る程度では、価値は大きく増えない。

安全域は含み益が与えてくれる。悲観の筋書きでも、売れる資産の価値は今の時価総額の 6 割ほどは残る。ただ、中立の筋書きの価値は今の時価総額に届かない。

何で稼ぐ会社か

トーセイの稼ぎ方は 6 つある。大きく「売買」と「安定」に分けると分かりやすい。

売買の柱は不動産再生だ。古くなったオフィスビルや賃貸マンション、区分マンションを買い、耐震や設備、空室を直して価値を上げ、投資家や REIT(不動産投資信託)、個人に売る。1996 年に始めた本業で、2025 年 11 月期は 1 棟物件を 34 棟、区分マンションを 105 戸売った。もう一つが開発で、用地を仕入れ、ホテルや賃貸マンション、戸建、物流施設を新築して売る。建築費が上がり続ける中、会社は開発より再生への投資を厚くする方針だ。

安定の柱は 4 つある。賃貸は東京都区部を中心に 130 棟前後の収益不動産を持つ。ファンド・コンサルティングは、海外の大手投資家などの資金で不動産を買い、運用報酬と取得・売却時のフィーを得る事業で、受託資産は 2.7 兆円。ホテルは自社ブランド「ココネ」を 9 棟持ち、客室は 1,000 室余りだ。管理は約 990 棟の清掃や修繕、テナント募集を請け負う。

2025 年 11 月期の営業利益(本社費の前)は、再生が約 4 分の 1、開発が 2 割強、ファンドと賃貸が各 2 割前後、ホテルが 1 割、管理は 1 割未満だった。売買は全体の 46%、安定は 54% である。売買が当たる年は利益が跳ね、外れる年は安定事業が支える。この組み合わせが会社の設計思想だ。

優良さと弱いところ

トーセイの強みは、東京圏の中古・中小不動産という、大手が手を出しにくい細かな市場で 30 年の経験を積んだことだ。売り物件の情報網、改修の技術、売り先の幅の三つが揃う。売り先は個人、事業会社、J-REIT、ファンドと広く、価格帯は数千万円から 100 億円超まで及ぶ。自前の建築士事務所も持つ。

ただし、その堀は広くない。再生は参入が自由で、サンフロンティア不動産、ヒューリックの CRE 事業、地場の業者やファンドが同じ物件を狙う。仕入れも売りも相場で決まり、値段を自分で決める力は弱い。堀が効くのは、物件の情報を早くつかむ力と、買い手に困らない顧客網である。

もう一つの強みは、運用を受託する力だ。ブラックストーン、ウォーバーグ・ピンカス、シンガポール政府投資公社(GIC)などの海外勢が顧客に並び、受託資産は 2019 年の 0.8 兆円から 2.7 兆円に増えた。自己資金をあまり使わずに手数料を稼げる、資本効率の高い収益だ。

弱みは財務の厚みと業績の波である。純有利子負債は自己資本の 1.4 倍、自己資本比率は 33% で、大手の総合デベロッパーより薄い。経営は 1994 年から山口誠一郎社長が率いる。2024 年には名古屋鉄道と資本業務提携を結び、同社が筆頭株主(約 15%)になった。名古屋圏の案件と資金という後ろ盾が加わった。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

東京の中小ビルは、需要が強く、供給が細る市場だ。都心 5 区のオフィス空室率は 2% を切り、賃料は上がり続けている。東京都の事業所の 94% は従業員 50 人未満で、小さなオフィスの需要は厚い。ところが新築は大型ビルに偏り、23 区の中小ビルは平均築年数が 35 年に達した。古い中小ビルを直して使い続ける需要が、再生事業の土台である。

建築費の高止まりも追い風だ。新築は採算が合いにくく、既存ビルの価値が相対的に上がる。会社が開発より再生へ投資を寄せているのも、この流れによる。

出口の市場も広がった。国内の不動産私募ファンドと J-REIT の残高は、2017 年の 27 兆円から 2025 年には 71 兆円へ増えた。再生した物件の買い手と、ファンド運用の受け皿が、ともに厚くなったということだ。ホテルは円安とインバウンドで単価が上がり、トーセイの稼働率は 87% に達している。

一方で、この領域は参入が自由で、仕入れ競争が激しい。10 年国債が 3% になれば、ビルの期待利回り(キャップレート)が上がり、売値の伸びを抑える。再生は「仕入れて売る」回転型で、大手のように賃料で耐えることができず、市況に最も敏感だ。2008〜09 年は在庫評価損と資金繰りに苦しむ中堅業者が相次いだ。トーセイは利益がほぼ消えたが、赤字は避けた。次の谷でも、安定事業が持ちこたえられるかが問われる。

資本政策と M&A

配当は利益の 35% 前後を出す方針で、2026 年 11 月期は 6 期連続の増配となる見通しだ。自社株買いは 2019〜2023 年に小さく行った程度で、近年は止まっている。総還元は利益の 3 割台にとどまり、残りは仕入れ資金に回る。成長を内部で賄う、再投資型の会社である。

資金の使い方は、在庫と固定資産への投資が中心だ。中期経営計画「Further Evolution 2026」は、3 年で約 2,600 億円の成長投資を見込む。目標は ROE 13% 以上、自己資本比率 35%、純有利子負債の対自己資本比率 1.4 倍だ。足元ではこの比率が 1.16 倍まで下がり、財務は計画より保守的に運んでいる。会社自身が株主資本コストを 8% 程度と見ており、10 年国債 3% の世界では妥当な線だ。

M&A は、事業承継型の不動産保有会社の買収が中心で、これまでに 24 件・96 物件を取得した。2026 年 6 月にはホテル 2 棟を M&A で加えた。大型の買収で価値を壊す類の会社ではない。

株主は、名古屋鉄道が約 15%、山口社長が約 11% を持つ。外国法人は 3 割を超える。名鉄との提携は、名古屋圏での共同投資と私募ファンドの拡大が柱だ。2025 年 12 月には株式を 2 分割した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

東京の中小ビル再生は、まだ伸びる。築 35 年を超える中小ビルが 23 区に 8,600 棟ある。建築費が高く、新築では代われない。直して使う需要は、物価とともに続く。トーセイは 30 年かけて、仕入れ、改修、売却の仕組みを磨いた。個人からファンドまで広い売り先を持ち、売れずに困る場面は少ない。

稼ぎの質も変わった。ファンド運用の受託資産は 2019 年からの 7 年で 3 倍以上の 2.7 兆円に増え、ブラックストーンや GIC などの資金が付く。国内の私募ファンドと REIT の市場は 71 兆円まで育ち、拡大の途中だ。この手数料収益は自己資金がほとんど要らず、利益率は 6 割に近い。ホテルも、新規取得とパイプラインで客室を 1,800 室まで広げる計画で、インバウンドが続けば単価と稼働の両方が効く。

物価 3% の世界は、実物資産を持つ会社に有利だ。賃料も販売価格も物価で上がり、在庫と固定資産の含み益は名目で膨らむ。2026 年 11 月期の営業利益は 250 億円を見込み、中期計画の利益目標を 1 年前倒しで超えた。配当性向は 35% を超え、6 期連続の増配となる。安定事業が固定費の 1.3 倍を稼ぐので、景気が崩れても耐えられる。名鉄との提携で名古屋圏にも商機が広がる。ROE は 13% 台を保ち、資本コストを上回り続ける。

慎重な見方

利払いが利益を食う。純有利子負債は自己資本の 1.4 倍あり、10 年国債が 3% になれば、借り換えのたびに金利が上がる。推定では、今の借金だけで税引き前利益が年 36 億円削られる。しかも在庫を増やして成長するので、借金は増え続ける。ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がり、会社自身が見る株主資本コスト 8% 程度に近づく。

再生は景気の鏡だ。仕入れも売りも相場に従い、値段を決める力は弱い。2008〜09 年は利益がほぼ消え、2020 年も営業利益は半分に落ちた。いま好調に見えるのは、低金利、不動産価格の上昇、インバウンドの三つが揃った局面だからだ。金利が上がってビルの期待利回りが切り上がれば、売値の伸びは止まり、在庫は評価損の種になる。

ファンド収益は海外の資金に頼る。受託資産の 7 割は米国・欧州・アジアの投資家で、リスク回避が起きれば、組成も売却も細る。取得・売却時のフィーは増減が大きく、安定とは言い切れない。ホテルは新規取得が続き、客室が増えるほど、景気とインバウンドへの感度が上がる。仕入れ競争の激化で再生の利幅が縮む懸念もある。どれか一つが崩れても、10 年後の利益は大きく減る。

どちらに重みを置いたか

安定事業の強さと、再生の仕入れ・売却の力については、強気の見方に分がある。ファンド受託の拡大とホテルの積み上げは、実績が裏付ける。一方、借金の重さと利払いの増加、売買事業の景気への感度は、慎重な見方の指摘が的を射ている。確率は、中立を最も厚い 36% に置いた。やや楽観を 24%、やや悲観を 20% とし、楽観側をわずかに厚くしたのは、安定事業の厚みで悲観の深さが浅くなるためだ。ただ、利払い増を引くと ROE は 10% 近くで、資本コスト 8.5% をわずかに上回るだけになる。強気の見方が正しくても、計算の結論はやや割高に傾く。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/11 期)

確率で加重した株価時価総額 2,884 円2,798 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 664 円645 億円)。 今の値に割り戻すと 1,718 円1,666 億円、今との差 −3.4%、 期待の年率 +7.2%(資本コスト 8.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 4,820 円4,676 億円 964 円935 億円 +225.1% +12.5% 578 円561 億円
やや楽観 24% 3,704 円3,593 億円 811 円787 億円 +153.8% +9.8% 1,084 円1,051 億円
中立 36% 3,042 円2,951 億円 703 円682 億円 +110.5% +7.7% 1,348 円1,308 億円
やや悲観 20% 1,576 円1,529 億円 494 円479 億円 +16.3% +1.5% 414 円402 億円
悲観 10% 1,031 円1,000 億円 215 円209 億円 −29.9% −3.5% 125 円121 億円
加重平均100% 2,884 円2,798 億円664 円645 億円 +99.5% +7.2% 3,549 円3,443 億円

今の株価時価総額 1,779 円1,726 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 再生の拡大とファンドの海外資金が続く 利益 320 億円 · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 4,820 円4,676 億円

東京圏の中小ビル再生が、建築費の高止まりに支えられて拡大を続ける。再生の売却は年 80 件近くまで増え、開発もホテルや賃貸マンションを中心に伸びる。ファンドは受託資産が実質 5 兆円に達し、運用報酬と取得・売却のフィーが営業利益の 4 分の 1 を占める。ホテルは「ココネ」が 2,000 室を超え、インバウンドの単価上昇で利益が積み上がる。賃貸は含み益を計画的に実現しながら、保有を 200 棟余りに広げる。名鉄との提携が名古屋圏での共同投資に結実し、案件の幅も増える。

金利は 3% 台で落ち着き、ビルの期待利回りは動かない。物価で販売価格と賃料が 4 割ほど上がり、仕入れ資金の借り入れ増も利益で吸収できる。10 年後の営業利益は 570 億円、純利益は 320 億円、ROE は 13% 台を保つ。安定事業が稼ぎの土台を支え、売買の波も浅い。条件が重なる必要があるので、確率は低く置く。

  • 不動産再生事業:数量 79.8(年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数))× 価格 11(1 件当たりの平均売却額(億円、名目))→ 売上 861 億円・営業利益 151 億円。件数+55%・単価+42%・利益率17.5%
  • 不動産開発事業:数量 32.0(年間の引き渡し件数(件))× 価格 16(1 件当たりの平均販売額(億円、名目))→ 売上 515 億円・営業利益 129 億円。件数+60%・単価+40%・利益率25%
  • 不動産賃貸事業:数量 205(保有する賃貸物件の数(棟))× 価格 0.95(1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目))→ 売上 195 億円・営業利益 107 億円。棟数+55%・賃料+40%
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業:数量 5.0(受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質))× 価格 50(残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー))→ 売上 249 億円・営業利益 155 億円。残高+100%・報酬率実質+4%
  • 不動産管理事業:数量 1,440(管理する物件の数(棟))× 価格 0.10(1 棟当たりの年間売上(億円、名目))→ 売上 147 億円・営業利益 22 億円。棟数+50%
  • ホテル事業:数量 2,100(運営する客室数(室))× 価格 0.10(1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率))→ 売上 206 億円・営業利益 82 億円。客室+100%・単価+45%

倍率:事業の純利益 320 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.2% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.0 倍。全体の PER 14.02 倍、時価総額 4,486 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再生・ファンド・ホテルの拡大が同時に進み、金利も落ち着く必要があるため、確率は抑える。

やや楽観 24% 再生とファンドが計画線に沿って伸びる 利益 256 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 3,704 円3,593 億円

再生の売却は年 70 件ほどに増え、仕入れ競争の中でも情報網と売り先の広さで利幅を守る。開発は建築費の高止まりのもとで件数を絞りながら、ホテルや賃貸マンションを着実に売る。ファンドは受託資産が実質 4.4 兆円まで増え、海外の大手投資家に加えて国内の年金や保険の資金も入る。ホテルは新規取得と自社開発で客室が 1,800 室を超え、賃貸も保有を 190 棟ほどに広げる。

金利は 3% 台で安定し、ビルの期待利回りの上昇は小幅にとどまる。物価の分を除いても数量が 3〜7 割伸び、10 年後の営業利益は 470 億円、純利益は 260 億円になる。利払いが利益を削る分、ROE は 11% 台と、今より 3 ポイントほど下がる。会社が掲げる長期ビジョンのフェーズ 2 が、ほぼ計画どおりに進む姿だ。

  • 不動産再生事業:数量 69.5(年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数))× 価格 10(1 件当たりの平均売却額(億円、名目))→ 売上 728 億円・営業利益 122 億円。件数+35%・単価+38%・利益率16.8%
  • 不動産開発事業:数量 28.0(年間の引き渡し件数(件))× 価格 16(1 件当たりの平均販売額(億円、名目))→ 売上 441 億円・営業利益 102 億円。件数+40%・単価+37%・利益率23%
  • 不動産賃貸事業:数量 191(保有する賃貸物件の数(棟))× 価格 0.93(1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目))→ 売上 179 億円・営業利益 97 億円。棟数+45%・賃料+37%
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業:数量 4.4(受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質))× 価格 49(残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー))→ 売上 213 億円・営業利益 128 億円。残高+75%・報酬率実質+2%
  • 不動産管理事業:数量 1,296(管理する物件の数(棟))× 価格 0.10(1 棟当たりの年間売上(億円、名目))→ 売上 132 億円・営業利益 19 億円。棟数+35%
  • ホテル事業:数量 1,838(運営する客室数(室))× 価格 0.09(1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率))→ 売上 172 億円・営業利益 66 億円。客室+75%・単価+38%

倍率:事業の純利益 256 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.3% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.26 倍、時価総額 3,395 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ファンドとホテルの積み上げは実績があり、中期計画の線に沿う姿として、中立に次ぐ厚みを置く。

中立 36% 再生・ファンド・ホテルが緩やかに伸び、利払いが ROE を削る 利益 211 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 3,042 円2,951 億円

再生は年 60 件ほど、開発は 25 件前後と、数量は今より 2 割強増える。ビルの期待利回りは緩やかに上がり、売値は物価並みの上昇にとどまって、再生の利益率は 16% 前後を保つ。ファンドは受託資産が実質 4 兆円に増え、運用報酬が営業利益の 3 割近くを占める。ホテルは客室が 1,700 室ほどに増え、賃貸の保有は 170 棟台になる。名鉄との提携の効果は限定的で、買収は事業承継型の小口が中心だ。

金利は 10 年国債 3% で落ち着く。借り換えと在庫の積み増しで純有利子負債は 3,000 億円近くに増え、利払いは今の 5 倍を超える。営業利益は 400 億円まで伸びるが、純利益は 210 億円、ROE は 10% 弱にとどまる。配当は純利益の 4 割弱へ上がる。収益構造は変わらず、安定事業が売買の波をならす姿が続く。

  • 不動産再生事業:数量 61.8(年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数))× 価格 10(1 件当たりの平均売却額(億円、名目))→ 売上 629 億円・営業利益 101 億円。件数+20%・単価は物価並み・利益率16%
  • 不動産開発事業:数量 25.0(年間の引き渡し件数(件))× 価格 15(1 件当たりの平均販売額(億円、名目))→ 売上 385 億円・営業利益 81 億円。件数+25%・単価は物価並み・利益率21%
  • 不動産賃貸事業:数量 174(保有する賃貸物件の数(棟))× 価格 0.91(1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目))→ 売上 159 億円・営業利益 84 億円。棟数+32%・賃料は物価並み
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業:数量 4.0(受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質))× 価格 48(残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー))→ 売上 191 億円・営業利益 113 億円。残高+60%・報酬率は物価並み
  • 不動産管理事業:数量 1,200(管理する物件の数(棟))× 価格 0.10(1 棟当たりの年間売上(億円、名目))→ 売上 122 億円・営業利益 17 億円。棟数+25%
  • ホテル事業:数量 1,680(運営する客室数(室))× 価格 0.09(1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率))→ 売上 152 億円・営業利益 56 億円。客室+60%・単価は物価並み

倍率:事業の純利益 211 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.3% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.7 倍。全体の PER 12.75 倍、時価総額 2,690 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利払いの増加で ROE が 10% 弱に下がる中でも、安定事業が売買の波をならす姿を中心の筋書きとする。

やや悲観 20% 金利高止まりで再生の利幅が縮み、ファンドも鈍る 利益 118 億円 · PER 9.1 倍 · 株価時価総額 1,576 円1,529 億円

10 年国債 3% が定着し、ビルの期待利回りが上がったまま戻らない。再生は仕入れ競争が続き、売値の伸びが物価に追いつかず、利益率は 12% 台に下がる。開発は建築費の高止まりで採算が合う用地が減り、件数が落ちる。ファンドは海外資金の流入が細り、取得・売却のフィーが伸びず、受託資産は実質 3 兆円台にとどまる。ホテルは新規取得の投資が重く、稼働と単価の伸びも鈍る。

営業利益は 250 億円と、名目では今よりわずかに増えるだけで、物価を引けば実質で 1 割半ば減る。借金の利払いが増え、純利益は 120 億円に下がり、ROE は 6% 台まで落ちる。配当は純利益の 4 割弱を保つが、金額は伸びない。それでも賃貸とホテル、管理の収益が底を支え、赤字には落ちない。資本効率が資本コストを割り込む、構造的な負けの筋書きだ。

  • 不動産再生事業:数量 48.9(年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数))× 価格 9.49(1 件当たりの平均売却額(億円、名目))→ 売上 464 億円・営業利益 58 億円。件数-5%・単価+25%・利益率12.5%
  • 不動産開発事業:数量 18.0(年間の引き渡し件数(件))× 価格 14(1 件当たりの平均販売額(億円、名目))→ 売上 253 億円・営業利益 40 億円。件数-10%・単価+22%・利益率16%
  • 不動産賃貸事業:数量 158(保有する賃貸物件の数(棟))× 価格 0.87(1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目))→ 売上 137 億円・営業利益 69 億円。棟数+20%・賃料+27%
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業:数量 3.4(受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質))× 価格 43(残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー))→ 売上 147 億円・営業利益 79 億円。残高+35%・報酬率実質-9%
  • 不動産管理事業:数量 1,056(管理する物件の数(棟))× 価格 0.10(1 棟当たりの年間売上(億円、名目))→ 売上 104 億円・営業利益 13 億円。棟数+10%
  • ホテル事業:数量 1,470(運営する客室数(室))× 価格 0.08(1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率))→ 売上 124 億円・営業利益 40 億円。客室+40%・単価+25%・利益率32%

倍率:事業の ROE 6.3% は資本コスト 8.5% 以下。新しく投じるお金が価値を増やさないので、PER は 1÷k=11.4 倍まで。この筋書きは稼ぐ力(純利益 118 億円÷k)で測り、利益の質が低いので上限の 8.0 割、9.1 倍に置いた。 余り資産は立てていない(賃貸の含み益は賃料・売却益が純利益に入って倍率で数え済みなので足さない。悲観の床にだけ使う)。

確率:金利高止まりと仕入れ競争で再生の利幅が縮む筋書きは、業種ノートの構造的な負け筋として現実味がある。安定事業の厚みで深さは浅い。

悲観 10% 資金が引き、在庫の投げ売りで売買事業が止まる 利益 −9 億円 · PBR 1.0 倍 · 株価時価総額 1,031 円1,000 億円

金利が高止まりする中で、不動産への資金が細り、ビルの期待利回りが大きく上がる。再生は売値が仕入れ値を割り、在庫の評価損が膨らむ。会社は借り入れの返済のために在庫を売却し、再生と開発の件数は半分前後に縮む。海外の投資家は日本の不動産から資金を引き、ファンドの受託資産が減って、取得・売却のフィーはほとんど入らなくなる。新規に取得したホテルも、インバウンドの減速で稼働が落ちる。

安定事業の賃貸・管理・ホテルは残るが、売買事業の利益が消え、営業利益は 60 億円まで落ちる。評価損と利払いで純利益は赤字に転じ、自己資本が削られる。配当は大きく減らさざるを得ない。資産を売って借金を返し、事業の規模を縮めながら生き残る。2009 年に利益がほぼ消えた谷よりも深く、長い。

  • 不動産再生事業:数量 30.9(年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数))× 価格 7.97(1 件当たりの平均売却額(億円、名目))→ 売上 246 億円・営業利益 5 億円。件数-40%・単価+5%・利益率2%
  • 不動産開発事業:数量 10.0(年間の引き渡し件数(件))× 価格 12(1 件当たりの平均販売額(億円、名目))→ 売上 121 億円・営業利益 −2 億円。件数-50%・単価+5%・赤字
  • 不動産賃貸事業:数量 132(保有する賃貸物件の数(棟))× 価格 0.78(1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目))→ 売上 104 億円・営業利益 47 億円。棟数横ばい・賃料+15%
  • 不動産ファンド・コンサルティング事業:数量 2.0(受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質))× 価格 39(残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー))→ 売上 78 億円・営業利益 30 億円。残高-20%・報酬率実質-18%
  • 不動産管理事業:数量 912(管理する物件の数(棟))× 価格 0.09(1 棟当たりの年間売上(億円、名目))→ 売上 83 億円・営業利益 7 億円。棟数-5%
  • ホテル事業:数量 1,050(運営する客室数(室))× 価格 0.07(1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率))→ 売上 78 億円・営業利益 20 億円。客室横ばい・単価+10%・利益率25%

倍率:赤字で稼ぐ力は 0 とみる。今の自己資本に、賃貸物件の含み益のうち残る分と、在庫の投げ売りの損を織り込んだ売れる資産の税後 1,000 億円を床に置いた。純有利子負債を足した EV÷営業利益は 40 倍と高いが、この筋書きは利益でなく資産で測るので、倍率の高さは床の評価を変えない。

確率:資金が引いて在庫の投げ売りに追い込まれる筋書き。自己資本比率 33〜36% と安定事業の厚みで確率は低く置くが、売買事業の景気感度を考え 5% 未満にはしない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産再生事業

古い中小のオフィスビル・賃貸マンション・区分マンションを買い、改修して投資家・REIT・個人に売る回転型の事業。

数量年間の売却件数(1 棟物件を 1 件、区分マンション 6 戸を 1 件に換算した件数)価格1 件当たりの平均売却額(億円、名目)売上営業利益
今 2025/11 51.5 7.59 391 63
10 年後 中立 61.8 10 629 101

取り方:2025 年 11 月期の売却は 1 棟物件 34 棟と区分マンション 105 戸(区分 6 戸を 1 件に換算して計 51.5 件)で、売上 391 億円から 1 件当たり約 7.6 億円と推定。営業利益率 16%。中立の 1 件当たり売却額は物価並み(10 年 1.34 倍)。

不動産開発事業

用地を仕入れ、ホテル・賃貸マンション・戸建・物流施設などを新築して売る事業。

数量年間の引き渡し件数(件)価格1 件当たりの平均販売額(億円、名目)売上営業利益
今 2025/11 20.0 12 230 57
10 年後 中立 25.0 15 385 81

取り方:開示は件数でなく売上のため、年 20 件前後・1 件約 11.5 億円(戸建 58 戸分の用地やホテル開発の引き渡しを含む混合)と推定。営業利益率は 25% と高いが、中立は 21% まで戻す。中立の 1 件当たり販売額は物価並み(10 年 1.34 倍)。

不動産賃貸事業

東京都区部を中心に収益不動産(オフィス・マンションなど)を保有して賃貸する安定事業。

数量保有する賃貸物件の数(棟)価格1 棟当たりの賃貸収入(億円、名目)売上営業利益
今 2025/11 132 0.68 90 49
10 年後 中立 174 0.91 159 84

取り方:2025 年 11 月末の保有物件は 132 棟(前期末 123 棟)で、賃貸収入 90 億円から 1 棟当たり約 0.68 億円。営業利益率 54%。中立の賃料は物価並み(10 年 1.34 倍)。売却は含み益の実現として数量の増減に含む。

不動産ファンド・コンサルティング事業

私募ファンドやトーセイ・リートの運用を受託し、運用報酬と取得・売却時のフィーを得る事業。

数量受託資産残高(兆円。今の値段で測った実質)価格残高 1 兆円当たりの売上(億円、名目。運用報酬+取得・売却フィー)売上営業利益
今 2025/11 2.5 36 89 54
10 年後 中立 4.0 48 191 113

取り方:受託資産は 2026 年 5 月末で 2.74 兆円、中計の 2026 年 11 月期計画の起点が約 2.3 兆円のため、2025 年 11 月末は約 2.5 兆円と推定。売上 89 億円から、残高当たりの売上は約 0.36%(35.6 億円/兆円)。営業利益率 61%。中立の報酬率は実質横ばいで名目は物価並み(10 年 1.34 倍)。 数量は受託資産残高(実物)で、名目の市場の伸びではない。伸びの理由は会社の中計の拡大計画。

不動産管理事業

マンション・ビルの管理、清掃、改修、テナント募集などを請け負う事業。

数量管理する物件の数(棟)価格1 棟当たりの年間売上(億円、名目)売上営業利益
今 2025/11 960 0.08 73 11
10 年後 中立 1,200 0.10 122 17

取り方:管理は 2026 年 5 月末で 987 棟のため、2025 年 11 月末は 960 棟前後と推定。売上 73 億円から 1 棟当たり約 0.076 億円。営業利益率 15%。人件費で単価が上がるので中立は物価並み(10 年 1.34 倍)。

ホテル事業

自社ブランド「トーセイホテル ココネ」を中心に、保有・運営するホテル(宿泊特化型)。

数量運営する客室数(室)価格1 室当たりの年間売上(億円、名目。客室単価×稼働率)売上営業利益
今 2025/11 1,050 0.07 71 28
10 年後 中立 1,680 0.09 152 56

取り方:ココネ 9 棟ほかで運営客室は 1,050 室前後と推定(2026 年 6 月時点で 1,130 室+M&A 229 室)。売上 71 億円から 1 室当たり約 677 万円(客室単価 2 万円強×稼働率約 87%)。営業利益率 39%。中立の単価は物価並み(10 年 1.34 倍)。 数量は客室数(実物)で、名目の市場の伸びではない。伸びの理由は運営ホテルの開業と買収。

リスクと懸念

金利上昇による利払いの増加

純有利子負債は自己資本の 1.4 倍あり、10 年国債が 3% になれば借り換えのたびに利払いが増える。推定では、今の借金だけで税引き前利益が年 36 億円ほど減る。在庫を増やして成長するほど借金が膨らみ、ROE は 10 年で 14% 台から 10% 近くまで下がりうる。

売買事業の景気感度

営業利益の 4 割強は、仕入れて売る再生と開発から出る。2008〜09 年は利益がほぼ消え、2020 年は営業利益が半分に落ちた。在庫は相場で値が動き、評価損で自己資本が削られる。安定事業が固定費の 1.3 倍を稼ぐ設計が、次の谷でも効くかが試される。

仕入れ競争の激化と利幅の縮小

中小ビルの再生は参入が自由で、サンフロンティア不動産、ヒューリックの CRE 事業、地場の業者やファンドが同じ物件を狙う。仕入れ値が上がり続ければ、再生の利益率(今は 16% 前後)が構造的に縮む。建築費の高止まりで新築が減る追い風も、競争で相殺されうる。

ファンド収益の海外資金への依存

受託資産の 7 割は米国・欧州・アジアの投資家の資金だ。リスク回避が起きれば、組成も売却も細る。営業利益の 2 割を占めるこの事業は、運用報酬のほかに取得・売却時のフィーを含み、案件の波で増減する。安定収益といっても、売買の波と無縁ではない。

ホテルの拡大とインバウンドの変動

客室は 1,100 室台から 1,800 室へ広げる計画で、2026 年 6 月にも M&A でホテル 2 棟を加えた。拡大するほど、インバウンドと景気への感度が上がる。感染症や地政学の問題で訪日客が急減すれば、固定費の重い新規取得の負担が先に出る。

自己資本の薄さ

自己資本比率は 33〜36% で、大手の総合デベロッパーより薄い。在庫は市況が悪いと値引き売却を迫られ、評価損が出れば自己資本が減って、借り入れの条件や新たな仕入れの余力に響く。ネット D/E が低下傾向にあるのは安心材料だが、10 年の金利上昇には耐久力の確認が要る。

今後の分かれ目

10 年国債が想定の 3% を大きく超えて上がる
ビルの期待利回りが上がり、再生の売値の伸びと在庫の評価が同時に圧迫される。利払いも増え、本質価値はやや悲観の筋書きに近づく。
ファンドの受託資産が 4 兆円を超え、国内の年金や保険の資金も入る
手数料収益が営業利益の 3 割に近づき、売買の波に左右されにくくなる。本質価値はやや楽観の筋書きに近づく。
都心 5 区の空室率が 4〜5% に上がり、賃料が下がる
再生ビルの売値と、賃貸・ホテルの稼ぎが同時に落ちる。再生と開発の件数が減り、悲観の筋書きの確率を引き上げる必要が出る。
訪日客が急減し、ホテルの稼働が 70% 台に落ちる
拡大した客室の固定費が重くなり、ホテルの営業利益が半減する。全体への影響は 1 割程度だが、投資計画の見直しにつながる。
名古屋鉄道が持分を大きく増やす、または会社が自社株買いを再開する
株主還元と資本政策の評価が変わり、ROE の見通しが改善する。ただし利益そのものは変わらないので、本質価値の動きは限られる。
再生の売却益率が 20% を超えて定着する
仕入れ競争が緩み、再生の収益力が構造的に上がったことを示す。楽観とやや楽観の確率を厚くする根拠になる。

見ておくもの

  • 都心 5 区の中小ビルの空室率・賃料・取引利回り(三鬼商事・不動産研究所)
  • 再生事業の売却件数・売却益率と、仕入れ額(売上想定ベース)の推移
  • ファンド受託資産残高と、海外・国内投資家の内訳
  • 純有利子負債と自己資本比率、借り換え後の金利(支払利息の増え方)
  • ホテルの稼働率・客室単価と新規取得の進み具合

倍率と資本コストの決め方

今の株価や倍率から筋書きを作らず、6 つの事業ごとに数量(件数・棟数・受託残高・客室数は実質)と価格(物価 3% 込みの名目、中立は 1.34 倍)を積み、借り換えの利払いの増加を純利益から引いた。倍率は資本コスト 8.5%(基本 7.5% に循環 0.75% と借金 0.5%)と正当化 PER から出し、楽観〜中立は上限の 9.2〜9.5 割に置いた(中立は ROE が k を超えるので 1÷k を下限とした)。含み益は悲観の床にだけ使い、中立〜楽観には賃料・売却益が純利益に入っているので足していない。IFRS 適用でリース負債は今すでに貸借対照表にあり、ホテルは自社保有が中心で家賃の固定費は小さいので、新リース会計の影響は限られる。10 年後の数字も今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 12.4→14.02 倍・やや楽観 PER 11.6→13.26 倍・中立 PER 11.45→12.75 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.25% を足した 8.75%。事業は傾いていないので extra は置かない。同じ領域のヒューリックより借金は軽いが、売買事業の景気感度は高いので、差は小さくした。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.75% → 8.50%。

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明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. トーセイ 個人投資家向け会社説明会(2026 年 8 月)
  2. トーセイ 中期経営計画 Further Evolution 2026(長期ビジョン 2032)
  3. トーセイ 2025 年 11 月期決算(週刊住宅タイムズ)

分析日 2026-10-16