株譜
AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

エリッツホールディングス 5533

京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,341 円118 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,010 円71 億円差 +66.2%
10 年後から見ると 割安 価値 3,341 円118 億円 · 差 +66.2% · 期待の年率 +12.5%
期待の年率リターン(10 年)+12.5%資本コスト比 +5.0 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

エリッツホールディングスは、京都と滋賀で賃貸住宅の仲介と管理を営む会社だ。筆者の結論は「地域に根を張った小さな好事業で、今の値段は割安」である。大学の街の、毎年入れ替わる部屋探しの需要を、68 の店でまとめて取っている。

強みは仲介と管理のかみ合わせにある。自社で管理する部屋の入居者の約 9 割は、自社の店が見つけてくる。だから管理する部屋の入居率は 95% を超える。空室を埋める力があるから、家主は管理を任せる。管理戸数は 4 年で 2.3 万戸から 2.9 万戸へ増えた。

稼ぐ力も高い。営業利益率は 16% 前後、ROE は 13% あり、借金を引いても手元に現金が残る。2026 年 9 月期も、第 3 四半期までで営業利益が 2 割増えた。

心配は、京都の人口が減ることと、部屋探しがネットと AI に移ることだ。ただ、学生の数はむしろ増え、管理の契約は解約されにくい。10 年後の価値を今に引き直すと、確率で重みづけた値は今の時価総額を 3 割ほど上回る。株の 9 割近くを上位の株主が持ち、市場で買える株が少ないことは、値段の安さの一因だろう。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、エリッツは「小さいが、わかりやすく、長く続く事業」だ。

何で稼いでいるかが一目でわかる。部屋を借りる人を店で見つけ、部屋を貸す家主から管理を預かる。どちらも人が住む限りなくならない仕事で、10 年後も同じ形で続いている姿が思い浮かぶ。地域の密度という堀は狭いが、深い。

稼いだ利益の使い方も悪くない。店を少しずつ増やし、管理の契約を積み上げる。大きな設備は要らず、ROE は 13% ある。積み上げた管理料は、景気が悪くても毎月入る。

物足りないのは還元の厚さと、株主の構成だ。配当は利益の 3 分の 1 で、現金はたまっていく。上位の株主が 9 割近くを握り、少数株主が口を出す余地はない。ためた現金がどう使われるかは、経営に任せるしかない。

それでも、払う値段に安全域があると筆者は見る。利益の 10 倍ほどで、伸び続ける事業と厚い現金が手に入る。京都の人口が減ることは確かだが、学生の街の部屋の回転は、そう簡単には止まらない。

何で稼ぐ会社か

事業は 3 つある。仲介、管理、そして入居者向けのサービスだ。どれも、京都と滋賀で賃貸の部屋を借りる人と、部屋を貸す家主の間に立って稼ぐ。

仲介は売上の半分を占める。68 の店で、年に 2 万件を超える賃貸の契約をまとめる。入居者からの仲介手数料に加え、家主から入居後の手続きなどを任される委託料が入る。投資用の物件や住宅の売買の仲介も手がける。2025 年 9 月期の売上は 33 億円、利益は 5.9 億円だった。

管理は 2.9 万戸の部屋を家主から預かり、家賃の集金や修繕、更新の手続きを担う。毎月の管理料に、退去のあとの改装工事の売上が乗る。売上は 23 億円、利益は 4.1 億円。管理料は部屋がある限り毎月入る、積み上がる収入である。

入居者向けのサービスは、火災保険や家賃保証、ネットや電力の取り次ぎ、引越しなどだ。提携先がサービスを出し、エリッツは紹介の手数料を受け取る。売上は 8 億円と小さいが、利益は 4.5 億円あり、利益率は 6 割に近い。契約の数が増えるほど、手数料が積み上がる。

3 つは 1 本の流れでつながる。店で部屋を探した人が契約し、そのまま保険やネットを申し込み、管理の会社が入居中の面倒を見る。ほかに、京都市内に賃貸マンション 7 棟と商業ビル 2 棟を持ち、家賃を得ている。

優良さと弱いところ

堀は「地域の密度」だと見る。京都と滋賀に 68 の店を構え、地域の賃貸の物件情報が集まる。部屋を探す人が来るから家主が物件を預け、物件が多いから人が来る。全国チェーンの仲介会社も京都に店を出すが、管理まで一体で握る地元の網は簡単にはまねできない。

その証拠が入居率だ。管理する部屋は 95% 以上が埋まり、その入居者の約 9 割を自社の店が連れてくる。家主にとって、空室を埋めてくれる管理会社を替える理由は乏しい。管理の契約は一度取れば長く続き、毎月の管理料が積み上がる。

資本の効率も高い。店と人で稼ぐ事業なので、大きな設備は要らない。ROE は 13% 前後で、資本コストを大きく上回る。借金は自社の賃貸ビルの分だけで、現金の方が多い。

弱みは 2 つある。1 つは、京都と滋賀だけに頼ることだ。地域の人口が減れば、量は伸びにくい。もう 1 つは、仲介の手数料の天井が法律で決まり、ネットの仲介会社が手数料を下げて客を取りにくることだ。値段を自分で上げる力は強くない。

経営は堅実で、店を毎年いくつかずつ増やし、無理な拡大はしていない。株の 9 割近くを上位の株主が持ち、外からの声は届きにくい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

賃貸の仲介と管理は、人が引っ越すたびに需要が生まれる、地味だが息の長い仕事だ。京都は全国でも学生の比率が高い街で、府内の学生は 17 万人を超え、ここ数年はむしろ増えている。毎年春に、入学と卒業、就職で大量の部屋が入れ替わる。この回転が仲介の売上を支える。

一方で、京都府の人口は 250 万人で、年に 0.5% 前後ずつ減っている。滋賀も伸びは止まりつつある。単身者の世帯は増えても、10 年で見れば部屋を借りる人の総数は横ばいがせいぜいだ。量を伸ばすには、他社からシェアを取るしかない。

競争の相手は 3 種類ある。1 つは全国の仲介チェーン、エイブルやアパマンショップ、ミニミニなどの加盟店だ。2 つ目は、大東建託や積水ハウス系のように、自社で建てたアパートを自社で管理する大手である。3 つ目が、ネットで物件を見せ、手数料を安くする新しい仲介会社だ。

AI の広がりも効いてくる。物件探しはすでにポータルサイトが入り口で、AI が条件に合う部屋を絞り込めば、店に足を運ぶ人は減る。ただ、内見や鍵の受け渡し、入居後の修繕は、現地に人がいなければできない。管理の仕事は、むしろ地域に人を置く会社に寄っていく。

家賃は物価とともに上がる。仲介の手数料も管理料も家賃に連動するので、値段は物価に近い速さで上がる。京都市は景観条例で建物の高さに制限があり、古い賃貸の建て替えが進みにくい。古い物件を埋める仲介と改装の需要は、なくならない。

資本政策と M&A

還元は配当だけだ。配当は「株主への還元を第一」とし、継続的で安定した配当を掲げる。2025 年 9 月期の配当総額は 2.4 億円で、純利益の約 3 分の 1 にあたる。2026 年 9 月期も増配を予定する。自己株買いはしていない。

手元には現金が厚い。現金は 45 億円あり、賃貸ビルの借入 18 億円を引いても 27 億円が残る。ただし、この中には入居者から預かった敷金や、家主へ渡す前の家賃が含まれる。本当に自由に使えるのは、その一部だ。

株主の構成は偏っている。個人の筆頭株主が 43%、上位 10 名で 86% を持つ。市場で売買される株はごくわずかで、外部の株主が資本の使い方を変えさせる力はほとんどない。

買収は、店の出店と賃貸物件の取得が中心で、大きな会社を買った例はない。今後も地域の管理会社の小さな買収はありうる。株が一部の株主に集中しているので、外からの TOB は起きにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

仲介と管理のかみ合わせは本物だ。管理する部屋の入居率は 95% を超え、その入居者の 9 割を自社の店が連れてくる。家主がわざわざ管理会社を替える理由はない。管理戸数は 4 年で 24% 増え、毎月の管理料は積み上がるばかりだ。

量の伸びにも裏づけがある。店は 4 年で 51 から 68 に増え、契約の数は年 5% 以上のペースで伸びた。京都の学生は増えており、春の部屋探しの波は細っていない。滋賀や京都の周辺に店を広げる余地もまだ残る。

利益の伸びは加速している。2026 年 9 月期は第 3 四半期までで営業利益が 2 割増え、会社の通期予想をほぼ達成した。入居者向けのサービスは利益率 6 割の事業で、契約が増えるほど利益が膨らむ。

それでいて値段は利益の 10 倍ほどにすぎない。ROE 13% で、借金を引いても現金が残る会社にしては安い。市場で買える株が少ないことが値段を抑えているだけで、事業の価値とは関係がない。

慎重な見方

京都と滋賀だけの会社は、地域の人口とともに細る。京都府の人口は毎年 0.5% 前後減っており、10 年で 5% 近く減る。学生が増えているのは今だけで、18 歳の人口は全国で減っていく。大学の定員割れが進めば、春の部屋探しの波も小さくなる。

仲介の取り分も削られる。手数料の天井は法律で決まっており、上げる余地はない。ネットの仲介会社は手数料を半額やゼロにして客を取る。AI が物件を絞り込めば、店に来る人は減り、68 の店の家賃と人件費が重くなる。2025 年 9 月期の仲介の利益は、店を増やしたのに前の年より減った。

株主の構成も問題だ。上位 10 名で 86% を持ち、市場で売買される株はわずかだ。現金は厚いが、配当は利益の 3 分の 1 にとどまり、自己株買いもない。少数株主は、現金がどう使われるかを決められない。売りたい時に売れない株は、事業がよくても報われにくい。現金が厚いことも、使い道が見えないうちは慰めにならない。

どちらに重みを置いたか

事業の強さを示す数字は、入居率、管理戸数の伸び、ROE と、どれも開示で確かめられる。一方、人口減と AI の圧力は 10 年かけて効く話で、今の伸びを止めるほどではない。強気の見方がやや強いと判断し、中立の上に楽観側を厚く置いた。

ただし、株主の構成と還元の細さは、価値が株主に戻る速さを遅らせる。現金の戻り方を半分とみたのはそのためだ。契約の数が 2 年続けて減れば、悲観側を厚くする。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/09 期)

確率で加重した株価時価総額 5,628 円198 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 876 円31 億円)。 今の値に割り戻すと 3,341 円118 億円、今との差 +66.2%、 期待の年率 +12.5%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 9,309 円328 億円 1,165 円41 億円 +421.1% +17.9% 1,257 円44 億円
やや楽観 25% 7,536 円265 億円 1,022 円36 億円 +325.8% +15.6% 2,140 円75 億円
中立 35% 6,117 円215 億円 909 円32 億円 +249.6% +13.3% 2,459 円87 億円
やや悲観 18% 2,197 円77 億円 667 円24 億円 +42.5% +3.6% 516 円18 億円
悲観 10% 903 円32 億円 426 円15 億円 −33.9% −4.1% 133 円5 億円
加重平均100% 5,628 円198 億円876 円31 億円 +223.6% +12.5% 6,504 円229 億円

今の株価時価総額 2,010 円71 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 12% 楽観:滋賀と京都の周辺に網を広げ、管理戸数は 4.8 万戸へ 利益 16 億円 · PER 19.5 倍 · 株価時価総額 9,309 円328 億円

店の網が京都の周辺と滋賀に広がり、契約の数は今の 1.5 倍になる。他社の管理を任されていた家主が、空室の埋まり方の差を見て乗り換える。地域の管理会社の小さな買収も重なり、管理戸数は 4.8 万戸に達する。

値段は家賃とともに物価並みに上がる。改装の工事や更新の手数料も増え、管理の利益率は 2 割に乗る。入居者向けのサービスは、契約の増加に比例して手数料が積み上がる。

営業利益は 24 億円近く、利益率は 18% と、上場の前後に記録した山に並ぶ。ROE は 13% 台を保つ。

配当は利益の 3 分の 1 のまま増え、10 年で 41 億円を払う。地域の賃貸を一手に握る会社として、規模は今の 2 倍を超える。

  • 不動産仲介:数量 30.0(賃貸の契約数(千件))× 価格 21(1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む))→ 売上 64 億円・営業利益 11 億円。契約 1.48 倍・単価 1.30 倍
  • 不動産管理:数量 48.0(管理戸数(千戸))× 価格 11(1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料))→ 売上 52 億円・営業利益 10 億円。戸数 1.67 倍・単価 1.35 倍
  • 居住者サポート:数量 30.0(賃貸の契約数(千件。サービスの入口))× 価格 4.92(契約 1 件あたりの手数料(万円))→ 売上 15 億円・営業利益 8 億円。契約 1.48 倍・単価 1.30 倍

倍率:事業の純利益 16 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 19.45 倍、時価総額 321 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店と管理戸数の伸びは 4 年続いた実績がある。ただ、地域の外に同じ密度の網を作れた例はまだ無く、管理戸数 1.7 倍は高い望みなので 1 割強とした。

やや楽観 25% やや楽観:店と管理の積み上げが今のペースに近く続く 利益 14 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 7,536 円265 億円

店は年に 2〜3 ずつ増え、契約の数は 10 年で 4 割増える。京都の学生の部屋探しは細らず、社会人の転居や社宅の代行も取り込む。

管理戸数は 4.4 万戸へ増える。自社の店が入居者を連れてくる仕組みが効き、入居率は 95% を保つ。家賃の上昇とともに管理料も上がり、管理の利益率は 19% に届く。

ネットの仲介会社との競争で、仲介の手数料は物価ほどには上がらない。それでも件数の伸びで仲介の利益は増える。営業利益は 20 億円近く、利益率は 16% 台だ。

配当は利益とともに増え、10 年で 36 億円になる。自己資本は 120 億円に増えるが、ROE は 11% 台を保つ。

  • 不動産仲介:数量 28.0(賃貸の契約数(千件))× 価格 21(1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む))→ 売上 59 億円・営業利益 10 億円。契約 1.38 倍・単価 1.28 倍
  • 不動産管理:数量 44.0(管理戸数(千戸))× 価格 11(1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料))→ 売上 47 億円・営業利益 9 億円。戸数 1.53 倍・単価 1.32 倍
  • 居住者サポート:数量 28.0(賃貸の契約数(千件。サービスの入口))× 価格 4.70(契約 1 件あたりの手数料(万円))→ 売上 13 億円・営業利益 7 億円。契約 1.38 倍・単価 1.24 倍

倍率:事業の純利益 13 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.0% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 18.84 倍、時価総額 258 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:契約数は 4 年で年 5% 強、管理戸数も年 5% 強伸びた。2026/09 期の 3Q 累計も 2 割の増益で、勢いは続いている。伸びが少し鈍る形の延長として 4 分の 1 を置いた。

中立 35% 中立:契約は 3 割、管理は 4 割増えるが、伸びは鈍り利益率は少し下がる 利益 11 億円 · PER 18.2 倍 · 株価時価総額 6,117 円215 億円

店の増え方は鈍り、契約の数は 10 年で 3 割増える。人口が減る中でシェアを取る形だ。1 件あたりの売上は家賃とともに上がるが、ネットの仲介会社の値下げで物価には届かない。仲介の利益率は 16% に下がる。

管理戸数は 4 万戸に増える。管理の契約は解約が少なく、毎年の上積みがそのまま残る。改装と更新の収入も増え、管理の利益率は 18% と今より少し上がる。

入居者向けのサービスは、電力や通信の取り次ぎの手数料が細り、利益率は 5 割に下がる。本社の費用は物価とともに 1.3 倍に増える。

営業利益は 16 億円台、利益率は 15% 台。純利益は 11 億円を超える。配当は利益の 3 分の 1 で、10 年で 32 億円。自己資本は 110 億円台に増え、ROE は 10% 前後だ。

  • 不動産仲介:数量 26.0(賃貸の契約数(千件))× 価格 20(1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む))→ 売上 53 億円・営業利益 9 億円。契約 1.29 倍・単価 1.25 倍。手数料の上限は法で決まり、ネットの仲介の値下げで物価に届かない
  • 不動産管理:数量 40.0(管理戸数(千戸))× 価格 10(1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料))→ 売上 42 億円・営業利益 8 億円。戸数 1.39 倍・単価 1.30 倍
  • 居住者サポート:数量 26.0(賃貸の契約数(千件。サービスの入口))× 価格 4.55(契約 1 件あたりの手数料(万円))→ 売上 12 億円・営業利益 6 億円。契約 1.29 倍・単価 1.20 倍。電力・通信の取次の手数料が細り、物価に届かない

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)4 億円。全体の PER 18.22 倍、時価総額 208 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:店の増加は続くが、京都の人口減とネットの値下げで伸びは鈍る。管理戸数は契約が長く続くので積み上がる。今の実績から伸びを半分ほどに落とした姿として、最大の 35% を置いた。

やや悲観 18% やや悲観:人口減とネットの値下げで仲介が伸びず、利益率は 1 割を切る 利益 6 億円 · PER 10.5 倍 · 株価時価総額 2,197 円77 億円

18 歳の人口が減り、大学の定員割れが京都にも及ぶ。春の部屋探しの波は小さくなり、契約の数は 10 年で 1 割増えるのがやっとだ。ネットの仲介会社が手数料を下げ、1 件あたりの売上は物価に届かない。

店の家賃と人件費は物価とともに上がり、仲介の利益率は 13% に下がる。管理戸数は 3.4 万戸まで増えるが、改装の工事の利益は細る。

営業利益は 9 億円台に落ち、利益率は 1 割を切る。配当は保つが増やせない。

現金の一部は、店の立て直しや地域の管理会社の買収に使われ、思ったほどの成果は出ない。手元の余裕は 4 分の 3 ほどに減る。ROE は 7% 前後と、資本コストに届かなくなる。

  • 不動産仲介:数量 22.0(賃貸の契約数(千件))× 価格 19(1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む))→ 売上 42 億円・営業利益 5 億円。契約 1.09 倍・単価 1.16 倍
  • 不動産管理:数量 34.0(管理戸数(千戸))× 価格 9.80(1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料))→ 売上 33 億円・営業利益 5 億円。戸数 1.19 倍・単価 1.22 倍
  • 居住者サポート:数量 22.0(賃貸の契約数(千件。サービスの入口))× 価格 4.20(契約 1 件あたりの手数料(万円))→ 売上 9 億円・営業利益 4 億円。契約 1.09 倍・単価 1.11 倍

倍率:PER 10.5 倍は事業の純利益 6.3 億円に掛け、余った現金 6.75 億円(今の 0.75 倍)× 0.5 を足した。事業の ROE は約 7% で k を下回り、上限は 1÷k の約 12.9 倍。その 8 割強。

確率:京都府の人口は年 0.5% 前後減り、18 歳の人口も減っていく。2025/09 期の仲介の利益は店を増やしたのに減った。この流れが続く筋として 2 割弱を置いた。

悲観 10% 悲観:AI とネットの仲介に客を奪われ、店の網が重荷に変わる 利益 1 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 903 円32 億円

部屋探しが AI とネットに移り、店に来る人が大きく減る。手数料の安い仲介会社に客を奪われ、契約の数は 4 分の 3 に減る。1 件あたりの売上もほとんど上がらない。

店の家賃と人件費は残り、仲介はほぼ利益が出なくなる。店を閉める費用もかさむ。管理戸数は今と同じ程度にとどまり、空室が増えて家主の一部が他社に移る。

営業利益は 1 億円台まで落ちる。配当は細り、10 年で 15 億円にとどまる。

残る価値は、管理の契約の束と、自社で持つ賃貸ビル、手元の現金だ。上位の株主が会社を握ったままなので、清算や売却で少数株主に現金が戻る道も細い。

  • 不動産仲介:数量 15.0(賃貸の契約数(千件))× 価格 18(1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む))→ 売上 26 億円・営業利益 2 億円。契約 0.74 倍・単価 1.07 倍
  • 不動産管理:数量 28.0(管理戸数(千戸))× 価格 9.00(1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料))→ 売上 25 億円・営業利益 3 億円。戸数 0.98 倍・単価 1.12 倍
  • 居住者サポート:数量 15.0(賃貸の契約数(千件。サービスの入口))× 価格 3.50(契約 1 件あたりの手数料(万円))→ 売上 5 億円・営業利益 2 億円。契約 0.74 倍・単価 0.92 倍

倍率:PBR 0.6 倍を今の自己資本 53 億円に掛けた。稼ぐ力はほぼ無く、価値は床の資産(floor_assets_oku)で決めた。市場の値付けからは置いていない。

確率:AI が物件探しを担い、手数料の安いネットの仲介が主流になれば、68 の店は固定費に変わる。地域の人口減と重なる構造的な負けの筋として 1 割とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

不動産仲介

京都・滋賀の 68 店で賃貸住宅の仲介をし、家主から入居後の手続きの委託料を得る。売買の仲介も手がける。

数量賃貸の契約数(千件)価格1 件あたりの売上(万円。手数料・委託料・売買を含む)売上営業利益
今 2025/09 20.2 16 33 6
10 年後 中立 26.0 20 53 9

取り方:契約数 20,228 件・セグメント売上 33.1 億円・利益 5.85 億円は有報。1 件あたりは売上 ÷ 契約数(売買の仲介と販売用不動産 1.7 億円を含む)。

不動産管理

家主から賃貸の部屋を預かり、集金・修繕・更新をする。管理料と退去後の改装工事が収入。

数量管理戸数(千戸)価格1 戸あたりの年間の売上(万円。管理料・改装・更新料)売上営業利益
今 2025/09 28.7 8.04 23 4
10 年後 中立 40.0 10 42 8

取り方:管理戸数 28,685 戸・売上 23.07 億円(管理料 9.0 億・改装 9.8 億ほか)・利益 4.07 億円は有報。1 戸あたりは売上 ÷ 戸数。

居住者サポート

火災保険・家賃保証・ネットと電力の取次・引越しなど。提携先がサービスを出し、紹介の手数料を受け取る。

数量賃貸の契約数(千件。サービスの入口)価格契約 1 件あたりの手数料(万円)売上営業利益
今 2025/09 20.2 3.79 8 4
10 年後 中立 26.0 4.55 12 6

取り方:売上 7.67 億円・利益 4.49 億円は有報。量は入口になる仲介の契約数で置き、1 件あたりは売上 ÷ 契約数。

リスクと懸念

京都・滋賀の人口減

京都府の人口は年 0.5% 前後減り、18 歳の人口も全国で減っていく。今は学生が増えているが、大学の定員割れが京都に及べば、春の部屋探しの波が小さくなる。地域が 1 つに限られる会社には逃げ場がない。

AI エージェント代替とネットの仲介

物件探しはポータルが入り口で、AI が条件に合う部屋を絞り込めば、店に来る人は減る。手数料を下げるネットの仲介会社も増えた。内見や管理は現地の人が要るので代わりにくいが、仲介の取り分は削られる。

店の固定費

68 の店の家賃と人件費は、客が減っても落ちない。2025/09 期は店を増やした結果、仲介の利益が前の年より減った。出店のペースが裏目に出ると利益率が下がる。

株主の構成と還元

上位 10 名の株主が 86% を持ち、市場で売買される株が少ない。配当は利益の 3 分の 1 で自己株買いはない。現金の使い方を少数株主が変えさせる力はない。

入居者サービスの手数料

電力や通信の取り次ぎは、提携先の方針や制度の変更で手数料が大きく変わる。新電力ではすでに一時期、影響を受けた。利益率 6 割の事業だけに、手数料の細りは利益に効く。

自社保有の賃貸ビルと金利

京都市内に賃貸マンションと商業ビルを持ち、借入は 18 億円ある。金利が 3.5% に上がれば利払いが増え、物件の値打ちも下がりうる。

今後の分かれ目

管理戸数が年 5% 以上のペースで 3 年続けて増える
中立の管理戸数を 4 万戸から 4.4 万戸に上げ、やや楽観の重みを増やす。
仲介の契約数が 2 年続けて前の年を下回る
中立の契約数の伸びを 1.29 倍から 1.1 倍に下げ、やや悲観を厚くする。
配当性向を 5 割以上に上げる、または自己株買いを始める
余った現金の戻り方を 0.5 から 0.75 に上げる。
京都・滋賀の外(大阪など)に店を出し、黒字にする
楽観の確率を上げる。地域が 1 つという弱みが和らぐ。
大株主が株を売り出し、市場で売買される株が増える
事業の価値は変えないが、価値が値段に乗りやすくなる。

見ておくもの

  • 管理戸数と入居率
  • 仲介の契約数と店の数
  • 仲介のセグメント利益率
  • 京都府の学生数と人口
  • 配当性向と現金の使い道

倍率と資本コストの決め方

倍率は事業の ROE と k から式で置いた。中立の事業の ROE は約 10.8% で k 7.5% を上回り、正当化 PER は約 15 倍。地域が 1 つに限られる分を見てその 9 割弱にした。今の PER 10 倍前後や、市場で売買される株が少ないことによる値付けは使っていない。余った現金は預り金を除いた 9 億円だけを足し、戻り方は株主の構成から 0.5 とした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15.5→19.45 倍・やや楽観 PER 14.5→18.84 倍・中立 PER 13.5→18.22 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.25% を足して 7.75%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 7.50%。

同じ業種(不動産業)の AI 分析

割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ホームポジション2999 関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −29.6% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. エリッツホールディングス 有価証券報告書(2025/09 期)テキスト
  2. エリッツホールディングス 2026 年 9 月期 第 3 四半期 決算短信
  3. エリッツホールディングス 大株主(finboard)

分析日 2026-10-20