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AI 銘柄分析 · 不動産業 · 試作

ホームポジション 2999

関東・東海の小さな建売会社。V 字回復は本物だが、借入で在庫を回す商売で ROE は資本コストに届かず、今の値段は割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)350 円33 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)497 円47 億円差 −29.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 350 円33 億円 · 差 −29.6% · 期待の年率 +4.5%
期待の年率リターン(10 年)+4.5%資本コスト比 −4.5 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ホームポジションは、関東と東海で建売の一戸建てを年 500 棟ほど売る会社だ。筆者の結論は割高である。2026 年 8 月期は営業利益が 2 倍近くに戻り、会社は 3 年後に 750 棟・売上 300 億円を掲げる。

ただ、この商売は借りたお金で土地を買い、家を建てて売るまで寝かせる。有利子負債は 100 億円を超え、時価総額の 2 倍ある。金利が上がれば、利益の 3 分の 1 近くが利払いに消える。

住宅の着工は人口とともに細る。デザインと省エネで差をつけるといっても、大手の建売と土地の取り合いで値段の主導権は持てない。2024 年 8 月期には売れ残りの処分で赤字になった。

10 年の中立では、棟数はやや増え、利益率は 4% 台に落ち着く。それでも ROE は 5% 前後で、資本コストの 9.5% に届かない。回復の勢いは評価するが、10 年の価値は今の時価総額の 6 割ほどにとどまると筆者は見る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、建売は「長く持ちたい事業」になりにくい。

1 棟ごとに土地を買い、建てて売り切る商売で、売った後に客が戻ってくることは少ない。毎年、ゼロから土地を探し直す。ブランドで値段が通る家は、ごく一部の会社にしかない。

株主のものになる利益も、見かけより少ない。利益の多くは次の土地の仕入れに回り、在庫と借入が膨らむ。会社が成長するほど現金は出ていく。2026 年 8 月期の営業キャッシュ・フローのマイナスがそれを示す。

経営の規律は改善した。2024 年の売れ残りに懲りて、仕入れの基準を数字で決めた点は評価できる。

安全域はどうか。PBR は 0.75 倍前後だが、自己資本の裏にあるのは借入で買った在庫だ。住宅市況が崩れれば、在庫の値引きで自己資本は簡単に削れる。筆者は、帳簿の割安さは安全域にならないと見る。

何で稼ぐ会社か

事業は戸建の分譲だけで、セグメントは 1 つしかない。

土地を仕入れ、自社で設計した家を建て、完成した家を仲介会社を通して売る。いわゆる建売だ。関東と静岡・愛知の東海で、2026 年 8 月期に建売・土地・注文住宅を合わせて 502 件を売った。1 件の平均は 3,800 万円台で、大手の建売より少し高い価格帯を狙う。

売り物はデザインと省エネ性能だ。ZEH、つまり使う電気を太陽光などでほぼまかなう家を標準にし、パワービルダーと呼ばれる大手の量産型の建売との値下げ競争を避けるとしている。

稼ぎ方は単純で、1 棟ごとに仕入れと建築の原価に上乗せした粗利を取る。粗利率は 15〜16% で、販管費を引いた営業利益率は 5% 台だ。

お金の流れは重い。土地を買ってから売れるまで半年から 1 年かかり、その間の在庫 140 億円余りを銀行の借入で賄う。2026 年 8 月期は土地の仕入れを急いだため、営業キャッシュ・フローは 28 億円のマイナスだった。

新しい中期計画では、中古住宅のリノベーションを始め、在庫の回転を速めるとしている。

優良さと弱いところ

強みと呼べるのは、デザインと省エネ性能で選ばれる商品と、2024 年の失敗から作り直した仕入れの規律だ。会社は、物件ごとに利益と資金の回収の速さを点数にして、基準に届かない土地は買わない仕組みを入れた。2026 年 8 月期の利益の回復は、その成果である。

だが堀、つまり他社がまねできない強みとは言いにくい。建売は土地の立地で売れ行きが決まり、省エネ住宅は大手も標準にしつつある。土地の仕入れでは飯田グループやオープンハウスなど資金の厚い大手と競う。

資本の効率は低い。売上の 7 割を超える在庫を抱え、借入で回す。ROE は良い年でも 10% 前後で、2024 年 8 月期は赤字だった。上場は 2022 年と新しく、景気の谷を上場会社として越えた経験は 1 回しかない。

筆者は、規律の改善は本物だが、それが谷でも守られるかはまだ試されていないと見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

戸建の分譲は、量が細り、値段が上がる市場だ。2025 年の分譲一戸建の着工は約 11.6 万戸で、新設住宅全体は 62 年ぶりの低さだった。人口の減少と、建築費の上昇による値上がりで、買える人が減っている。

値段は 5 年で 4 割近く上がった。建築費と人件費の上昇は今後も続き、販売価格は名目でゆっくり上がる。ただ住宅ローンの金利が上がり、実質の賃金が伸びない中で、上げすぎれば売れ残る。2024 年にこの会社が赤字になったのも、売れ残りの値下げ処分が原因だった。

筆者は、業界の棟数は 10 年で 2〜3 割減ると見る。生き残るのは、土地を安く仕入れ、早く建てて早く売る会社だ。資金の厚い大手が土地を押さえ、中小は立地の劣る土地か、高い仕入れを強いられる。

空き家は全国で 900 万戸を超え、中古住宅の流通を増やす政策も進む。新築から中古へ需要が移るなかで、中古のリノベーションに手を広げる会社の方向は理にかなう。ただカチタスのような専業がすでに強い。

金利の上昇は二重に効く。買い手のローンの負担が増え、売り手の在庫の借入の利払いも増える。中小の建売会社には、とくに重い。

資本政策と M&A

配当の総額は 2026 年 8 月期に 0.94 億円、配当性向は 16.5% と低い。会社は配当を還元の基本とし、上場以来毎期払ってきた。自社株買いはしていない。

株主優待は、1,000 株以上の株主に QUO カードを贈る。費用は年 0.1 億円前後とみられ、2027 年 8 月権利分からは未定である。10 年で 0.5 億円ほどを還元に数えた。

資本政策の中心は、自己資本比率を 30% 超に保ちながら借入で在庫を増やすことだ。純負債は約 76 億円と、1 年で 20 億円増えた。溜まる現金は在庫に回り、株主に戻る形は弱いので、戻り方は 0.75 とした。

地方の住宅会社は、大手の買収の対象になりやすい。だが具体的な動きは無い。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

回復は本物だ。2026 年 8 月期の営業利益は前期の 2 倍近く、期初の計画の 2 倍を超えた。売れ残りを処分し、仕入れの規律を数字にした成果である。

会社は来期の売上を 3 割増の 250 億円とみる。関東で質の高い土地の仕入れが進み、在庫は 1 年で 40 億円増えた。この在庫が来期以降の売上になる。3 年後の 750 棟・売上 300 億円・営業利益率 5% 超は、在庫の積み上がりから見て手の届く目標だ。

商品にも差がある。省エネとデザインで、パワービルダーとの値下げ競争を避ける。省エネ住宅の補助と、2030 年に向けた新築の省エネ基準の引き上げは追い風だ。

中古のリノベーションは在庫の回転が速く、資本の効率を上げる。計画どおりなら純利益は 3 年で 4 割増え、ROE は 10% を超える。それでも時価総額は自己資本を下回っている。

金利の上昇も一方的な逆風ではない。資金の乏しい地場の建売会社が退けば、土地の仕入れの競争は和らぎ、残った会社の取り分が増える。

慎重な見方

建売の利益は景気と金利で簡単に消える。2024 年 8 月期は売れ残りの値下げ処分で営業赤字になった。上場からまだ 4 年で、その間に 1 度大きく転んでいる。

借入は重い。有利子負債は 100 億円を超え、1 年で 28 億円増えた。金利が上がれば利払いは増える。経常利益は営業利益より 2 割以上少なく、そのほとんどが利払いだ。土地の仕入れを急ぐほど、売れ残りの危険も増える。

市場は細る。分譲一戸建の着工は減り続け、住宅ローンの金利の上昇が買い手を減らす。大手の建売も省エネを標準にし、差は縮む。

中期計画の利益率 5% 超は、過去最高の水準をずっと保つことを前提にしている。会社の来期の経常利益は減益の予想で、計画の初年度から伸びが止まる。売上を追って在庫を積むほど、次の谷で失うものは大きい。

省エネの差も長くは続かない。2030 年に向けて国の基準が上がれば、どの会社の家も同じ性能になり、残るのは値段の勝負だけだ。

どちらに重みを置いたか

回復の数字は強いが、慎重な見方がやや勝つ。借入で在庫を積む形は、2024 年の赤字という実例で危うさが示されている。確率は中立を 34% に置き、やや悲観と悲観を合わせて 36%、やや楽観と楽観を 30% とした。同じ領域の建売の会社とほぼ同じ配分である。中期計画の達成の度合いを、来期の売上と在庫の回転で確かめたい。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/08 期)

確率で加重した株価時価総額 674 円63 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 100 円9 億円)。 今の値に割り戻すと 350 円33 億円、今との差 −29.6%、 期待の年率 +4.5%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 1,404 円132 億円 186 円18 億円 +220.0% +12.3% 127 円12 億円
やや楽観 22% 955 円90 億円 144 円14 億円 +121.0% +8.3% 242 円23 億円
中立 34% 689 円65 億円 111 円10 億円 +60.9% +4.9% 272 円26 億円
やや悲観 24% 425 円40 億円 53 円5 億円 −3.8% −0.4% 115 円11 億円
悲観 12% 129 円12 億円 27 円3 億円 −68.7% −11.0% 19 円2 億円
加重平均100% 674 円63 億円100 円9 億円 +55.8% +4.5% 774 円73 億円

今の株価時価総額 497 円47 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 中期計画を達成し、750 棟の規模を保つ 利益 11 億円 · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 1,404 円132 億円

中期計画どおり、3 年後に 750 棟・売上 300 億円に届く。関東で仕入れの網が広がり、省エネとデザインの家が大手の建売と違う客をつかむ。

中古のリノベーションも柱に育ち、在庫の回転が速くなる。金利が上がっても、売値の上昇が建築費と利払いを吸収し、利益率は 6% を保つ。

借入は増えるが、自己資本も積み上がり、比率は 3 割台を守る。配当性向も上がる。それでも ROE は資本コストをわずかに下回り、倍率は上限の 1÷k の近くで止まる。

地場の建売会社の退出で土地の仕入れが楽になり、景気の谷でも赤字を出さない。

  • 戸建分譲:数量 750(販売件数(件))× 価格 0.50(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 373 億円・営業利益 22 億円。750 件 × 1 件 0.498 億(1.30 倍)、営業利益率 6%

倍率:事業の純利益 11 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 9.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.2 倍。全体の PER 11.2 倍、時価総額 127 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画の 750 棟と利益率 5% 超を達成し、10 年保つ姿。業界の棟数が減る中でシェアを 5 割近く広げる必要があり 8%。

やや楽観 22% 在庫の規律が保たれ、650 棟で回る 利益 7 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 955 円90 億円

仕入れの規律が保たれ、棟数は 650 棟まで増える。業界の棟数は減るが、中小の建売会社が退き、そのシェアを拾う。

販売価格は建築費の上昇に沿って上がり、1 件あたりは 2 割強上がる。利益率は 5% 台を保つ。中古のリノベーションは小さく育つ。

借入は在庫に沿って増え、利払いは今の 2 倍になる。自己資本は 100 億円を超え、ROE は 6% 台に落ち着く。売れ残りの処分は小さく済む。

仕入れの点数づけの仕組みが働き、在庫の回転は今と同じ速さを保つ。配当性向は少し上がる。

金利の上昇で地場の会社が退き、良い土地が回ってくる年も出てくる。

  • 戸建分譲:数量 650(販売件数(件))× 価格 0.48(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 311 億円・営業利益 16 億円。650 件 × 1 件 0.479 億(1.25 倍)、営業利益率 5.2%

倍率:事業の純利益 7 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.1% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 82 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2026 年の回復が続き、中期計画の 9 割近くまで届く姿。来期の会社予想が増収で裏付けがあり 22%。

中立 34% 棟数はやや増え、利益率は 4% 台。利払いが重くなる 利益 5 億円 · PER 11.1 倍 · 株価時価総額 689 円65 億円

業界の棟数は 10 年で 2〜3 割減るが、この会社は関東で仕入れを広げ、550 棟と今よりやや多く売る。販売価格は建築費の上昇に沿って 2 割弱上がる。

大手との土地の取り合いで粗利は少し削られ、利益率は 4.5% に落ち着く。借入は売上に沿って増え、新しい金利で利払いは今の 2 倍に近づく。純利益は 4〜5 億円にとどまる。

景気の谷で 1 度は値引きの処分を迫られるが、2024 年ほど深くはならない。配当性向は 1 割台で、自己資本は 100 億円前後に積み上がる。ROE は 4% 台で、資本コストに遠く届かない。

  • 戸建分譲:数量 550(販売件数(件))× 価格 0.45(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 249 億円・営業利益 11 億円。550 件(今の 1.1 倍、業界の減少をシェアで補う)× 1 件 0.452 億(1.18 倍)、利益率 4.5%(過去 12 年の山 5.5% より下)

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.3% が k 9.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.1 倍。全体の PER 11.11 倍、時価総額 51 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界の棟数が 2〜3 割減る中で、中堅の建売としてシェアを少し広げる姿。2026 年の回復と 2024 年の赤字の間を取り 34%。

やや悲観 24% 金利と売れ残りで、利益がほとんど残らない 利益 0 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 425 円40 億円

住宅ローンの金利が上がり、郊外の建売の買い手が減る。この会社の棟数は 420 棟まで減り、販売価格も建築費ほどには上がらない。

大手が値下げで在庫を売り切る中、粗利は削られ、利益率は 2.5% に下がる。借入の利払いは減らず、純利益はほぼゼロになる。

在庫の一部は評価損を計上する。自己資本は伸びず、借入の返済が優先される。中古のリノベーションも、専業の強さに阻まれて育たない。

会社は残るが、利益を生まない在庫と借入を抱えたまま 10 年を過ごす。少数株主に戻るものは配当のわずかな額だけだ。

新しい基準の省エネ住宅が当たり前になり、商品で選ばれる理由も薄れる。

  • 戸建分譲:数量 420(販売件数(件))× 価格 0.42(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 177 億円・営業利益 4 億円。420 件 × 1 件 0.421 億(1.10 倍)、利益率 2.5%

倍率:利益がほぼ残らないので PBR。今の自己資本(facts の 2025/08 期 57.7 億円)に 0.45 倍を掛けた。在庫を 2 割引きで売り切った時の床に近い。

確率:住宅ローンの金利の上昇で買い手が減り、在庫の値引きが続く姿。2024 年の赤字の実例から 24% と厚めにした。

悲観 12% 住宅の谷で在庫の値引きが続き、赤字が重なる 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 129 円12 億円

金利の上昇と景気の後退が重なり、住宅の着工は 3 割減る。この会社の棟数は 300 棟まで落ち、在庫の値引きと評価損で赤字が数年続く。

銀行は融資の条件を厳しくし、土地の仕入れは止まる。自己資本は評価損で削られる。大手の建売が投げ売りする中で、省エネとデザインの差は値段を支えない。

残る価値は、在庫を大きく割り引いて売った時の現金から借入を返した残りだけだ。

大手の住宅会社が拾う道もあるが、借入の重い会社を高く買う理由は乏しい。株主の取り分は、自己資本の 2 割ほどまで落ちる。

2024 年の赤字は、この筋書きの小さな予告だったことになる。

  • 戸建分譲:数量 300(販売件数(件))× 価格 0.38(1 件あたり売上(億円・名目))→ 売上 115 億円・営業利益 −1 億円。300 件 × 1 件 0.383 億(値上げできず)、営業利益率 −1%

倍率:赤字なので PBR。今の自己資本 57.7 億円の 0.21 倍で、在庫を 4 割引きで売った時の床にあたる。

確率:2008 年のような住宅の谷が来て、在庫の投げ売りが続く構造的な負けの姿。上場後の 4 年で 1 度赤字になった実例から 12%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

戸建分譲

関東・東海での建売の一戸建て、土地、注文住宅の販売。中古のリノベーションを始める。

数量販売件数(件)価格1 件あたり売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/08 502 0.38 192 11
10 年後 中立 550 0.45 249 11

取り方:2026/08 期の売上 192.27 億円・営業利益 10.54 億円(短信)。件数は決算説明資料の四半期の販売件数(138・117・110・137)の合計 502 件で、1 件 0.383 億円。単一セグメントなので本社費も含む。

リスクと懸念

売れ残りと値引き

2024 年 8 月期は長く売れ残った在庫を値引きで処分し、営業赤字になった。土地の仕入れを急いだ今は、在庫が 1 年で 40 億円増えている。市況が冷えれば同じことが起きる。

金利の上昇

有利子負債は 105 億円。借入の金利が 3.5% になると、利払いは今の 2 倍近い年 4〜5 億円に膨らむ。住宅ローンの金利の上昇は、買い手の予算も削る。

住宅の着工の減少

分譲一戸建の着工は減り続け、新設住宅は 62 年ぶりの低さになった。人口の減少で、郊外の新築の需要は細る。

大手との土地の取り合い

飯田グループやオープンハウスなど資金の厚い大手が良い土地を押さえる。中小は仕入れ値が上がり、粗利が削られる。

建築費と人手

職人の不足と資材の値上がりで建築費が上がる。売値に移せなければ、利益率 5% の商売はすぐに薄くなる。

新事業の失敗

中古のリノベーションは、カチタスなど専業が強い。経験の浅い分野で在庫を抱えれば、回転を速めるどころか損失のもとになる。

今後の分かれ目

2027 年 8 月期に売上 250 億円と営業利益 11 億円を達成する
仕入れの規律が本物だとわかる。やや楽観の確率を上げてよい。
在庫の回転が落ち、棚卸資産の評価損が出る
2024 年の再来になる。やや悲観と悲観の確率を上げる。
住宅ローンの金利が 2.5% を超える
買い手が減り、値引きが増える。中立の利益率を下げる。
配当性向を 30% 以上に上げるか、自社株買いを始める
溜まる現金の戻り方を 1.0 に上げてよい。
大手の住宅会社が買収を提案する
土地の仕入れの網と商品に値が付く。ただ借入の重さで値段は伸びにくい。

見ておくもの

  • 四半期の販売件数と在庫の残高
  • 粗利率と棚卸資産の評価損
  • 有利子負債と支払利息
  • 分譲一戸建の着工戸数
  • 住宅ローンの金利
  • 中古リノベーションの売上

倍率と資本コストの決め方

倍率は資本コスト 9% と ROE から式で出した。どの筋書きも ROE が k を下回るので PER の上限は 1÷k の 10.5 倍で、楽観〜中立はその 7.5〜9 割に置いた。今の PBR 0.75 倍や同業の値付けは見ていない。純負債が時価総額を超えるので EV÷営業利益も見たが、中立で 10 倍前後で過大ではない。悲観側は在庫を割り引いて売った時の床で置いた。facts は 2025/08 期で止まっているので、2026/08 期の短信の数字を起点にした。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 9.5→11.2 倍・やや楽観 PER 8.6→11.11 倍・中立 PER 7.9→11.11 倍)。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +2.0% を足して 9.5%。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.50% → 9.00%。

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割安 ロードスターキャピタル3482 都心の中規模オフィスを買って直し、売る達人。稼ぐ力は高いが、借入の重さが安全域を削る 本質価値との差 +170.9% · 10 年 割安(年 +19.1%) 割安 ランドネット2991 中古マンションを直接買い取って売る会社。利益は伸びたが借金で在庫を抱え、値段はやや割安だが安全域は薄い 本質価値との差 +98.1% · 10 年 割安(年 +15.9%) 割安 グローバル・リンク・マネジメント3486 機関投資家向けの開発で高収益だが、借入と金利に弱い。今の値段は両面を織り込んで適正 本質価値との差 +93.5% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 毎日コムネット8908 学生マンションの借り上げ運営で安定して稼ぐ小型株。運営の積み上げと現金で、10 年の価値は今の時価総額を上回る 本質価値との差 +92.5% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 FJネクストホールディングス8935 首都圏の投資用ワンルームで首位。今の利益は高めだが、低い倍率と厚い自己資本に支えられ、筆者はやや割安と見る 本質価値との差 +80.0% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 フェイスネットワーク3489 世田谷・目黒・渋谷に絞った一棟RCの開発会社。今の利益は過去最高で、借入が重く、相続税の見直しが重なる 本質価値との差 +72.7% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 イノベーションホールディングス3484 東京の飲食店舗を又貸しして稼ぐ。ROE は高いが、固定の家賃の約束が借金に近い。利益で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +72.2% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 スターツコーポレーション株式会社8850 管理料という積み上げの利益が屋台骨。10年で測ると、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +69.9% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 株式会社アズーム3496 月極駐車場を借りて貸す軽い会社。堀は浅いが、台数の伸びと手元の現金の厚みが、今の値段を上回る 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 GA technologies3491 資本の回りが速い投資用不動産の販売と賃貸ソフトで稼ぐ会社。10 年の価値は今の時価総額を2割あまり上回る 本質価値との差 +67.5% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 エリッツホールディングス5533 京都・滋賀の賃貸仲介と管理で地域一番の網を持つ。仲介が管理を呼び、管理が仲介を呼ぶ循環で利益は伸び、今の値段は 10 年の価値を 3 割ほど下回る 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 サンフロンティア不動産8934 ビル再生の売却益に、管理・ホテルの安定収入が重なる。借金は増えるが、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 コスモスイニシア8844 マンションとホテルを手がける回転型。直近の利益に売却益が混じるが、値段はなお低い 本質価値との差 +62.1% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 霞ヶ関キャピタル3498 用地を仕込み、自社のファンドに載せて開発し、売る会社。腕は本物だが利益は期末に偏り、10年の本質価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +59.1% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 ウィル3241 中古住宅の仲介を入口に改修と分譲を束ねる阪神間の住宅会社。仲介の稼ぎは本物だが、分譲の在庫と借金が重く、値段はほぼ適正 本質価値との差 +58.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 パーク二四4666 駐車場の網は強く、利益を貯めず戻す方針も追い風。カーシェアの稼働と情報漏えいの傷を引いても、値段には余裕がある 本質価値との差 +58.1% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 ディア・ライフ3245 仕入を急拡大した成長期。高い ROE の実績は、増資と在庫の増加で薄まる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +51.5% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 エリアリンク8914 トランクルーム国内最大手。出店の勢いと収益性は本物で、成長の割に値段は低い 本質価値との差 +49.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 フジ住宅8860 賃貸・管理の積み上げ収益は堅いが、借金が重く金利上昇が利益を食う。10年の価値は今の時価総額をやや上回る 本質価値との差 +45.8% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 明和地所8869 分譲・買取再販・管理を持つ首都圏のマンション会社。2026年3月期は利益が山で、引渡しの谷と借入の重さが続く。稼ぐ力は資本コストにやや届かず、今の値段はやや割安に出る 本質価値との差 +44.7% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 オープンハウスグループ3288 都心狭小地の回転型モデルは成長が速いが堀は弱く、資本コスト9.0%を前提にすると今の値段はほぼ適正。承継・在庫評価損・金利上昇は確率と棟数で織り込んだ 本質価値との差 +42.6% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 パルマ3461 トランクルームの裏方として業界の過半に入り込む。積み上がる保証の稼ぎに比べ、今の値段はやや安い 本質価値との差 +42.2% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 東急不動産ホールディングス3289 賃貸と管理が土台、利益の約4割は売買市場しだいの売却益。仲介の利益561億円には売却の性格の稼ぎが混ざる。薄い自己資本と重い借金を踏まえると、本質価値は今の時価総額を1割強上回るやや割安 本質価値との差 +40.9% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 ヨシコン5280 静岡で土地を仕入れ、工場・物流用地や宅地として売る開発会社。自己資本の半分の値段だが、利益は引渡しの波で揺れ、先の稼ぎも物価に食われる 本質価値との差 +40.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 日本システムバンク5530 福井発のコインパーキング運営と機器・保守の会社。土地を借りて貸す薄利の商売で、稼ぎは車室数の増え方と機器の更新に左右される 本質価値との差 +38.3% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 AMGホールディングス8891 地方の住宅会社を安く買い集めてきた中堅の分譲会社。帳簿より大幅に安く見えるが、借金と縮む市場を差し引くと今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 robot home1435 在庫を持たない軽い商売で現金が厚い。ただ融資頼みの成長で、利益の質を割り引くと今の値段は適正 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 プロパスト3236 首都圏で賃貸マンションを開発して売る会社。小川建設の買収で請負が加わったが、利益は薄く在庫と金利に弱く、やや割高 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.7%) やや割安 野村不動産ホールディングス3231 プラウドは堅調だが、物件を売り続ける宿命で業績はブレる。利払い増でROEは6%前後に沈み、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 香陵住販3495 茨城で 2.4 万戸の管理を積む堅い稼ぎ。売却益を除くと、今の値段はほぼ適正だ 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 グッドコムアセット3475 投資用マンションを不動産ファンドへ売る回転型。利益は大きく振れるが、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 地主3252 底地を買って貸し、安定した借地料の形で売る高回転の事業。借金は重いが、売り先が広がり、稼ぐ力で測ると今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.4% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 明豊エンタープライズ8927 東京の城南・城西で投資用マンションを建てて売る開発会社。利益は山にあり、借入が重く、景気と融資の波に弱い。価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 GLC GROUP2970 九州で投資用の賃貸マンションを作って売る急成長の開発会社。伸びは本物だが、借金と創業者支配が重く、本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 三井不動産8801 日本橋・八重洲の賃料が物価で上がり含み益が下値を支えるが、4.5兆円の借金の利払い増で利益は伸びにくい。稼ぐ力から測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ムゲンエステート3299 海外マネーに乗った投資用の買取再販が、2026年は急ブレーキ。利益は谷を挟み、10年の期待は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +19.8% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 東京建物8804 八重洲・日本橋・京橋の再開発で稼ぐが、純負債は自己資本の2倍と重く、借り換えの利払いが利益を削る。計算の結論は「やや割高」 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 穴吹興産8928 分譲マンションの契約残は厚いが、借金の重さで純利益は伸びにくい。10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +19.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ビーロット3452 傷んだ不動産を買って直し、ファンドや富裕層に売る再生屋。利益は過去最高だが、借金が在庫と一緒にふくらみ、金利と市況に弱い 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 センチュリー21・ジャパン8898 不動産仲介の看板を貸して稼ぐ身軽な会社。現金は厚いが、加盟店が減るなかで今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 パラカ4809 土地を買って持つ駐車場会社。成長は堅いが、借金と金利が重く、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 日本空港ビルデング9706 羽田ターミナルの独占運営と免税店が土台。旅客の伸びは容量で鈍く、使用料は物価に遅れるが、稼ぐ力で測ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 日本駐車場開発2353 駐車場の安定にスキー場の成長が乗る良い会社。ただ成長は値段に入り、子会社の少数株主への漏れと雪の振れが重い 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 シーラホールディングス8887 都心でマンションを建てて売る会社。借金で膨らんだ利益は薄く、10年先の価値は今の値段をやや下回ると見る 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ケイアイスター不動産3465 低価格の建売で急拡大した高回転の会社。借金が自己資本の 2 倍を超え、景気の谷に弱い分、今の値段は先の利益に見合わない 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 株式会社ゴールドクレスト8871 稼ぐ力は同業で別格だが、1,000億円規模の南青山と借金が回収時期を重くした。資本コストを高く置くと、今の値段はやや割高 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 アグレ都市デザイン3467 東京の戸建と収益物件を回す高成長の分譲会社。増収は続くが、借入が重く金利上昇に弱い。10 年の価値はやや割高。 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 AVANTIA8904 戸建分譲の中堅が在庫を絞って利益を戻した。今の株価は重みづけた価値を下回る 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社レオパレス218848 立て直しは終わったが、薄い差益で重い固定の約束を背負う会社。10年で測ると今の値段は高い 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ファンドクリエーショングループ3266 小さなファンド運用会社の積み上げは着実だが、売却益と借入に頼る利益に対して、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 MIRARTHホールディングス8897 分譲マンション一本足から、戸建・再販と流動化へ舵を切る途上。借入の重さと利払いの増加が効き、10年の本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 和田興産8931 神戸のマンション分譲が主力。利益は金利と建築費に削られ、10年の中立では今の値段と釣り合う。借金の重さを見ると安く見えるだけだ 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エストラスト3280 山口・九州の地方都市で分譲マンションを建てて売る西部ガス系の会社。足元の利益は山にあり、戸数の先細りと利払いの増加を見込むと、今の値段はやや高い 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 三重交通グループホールディングス3232 賃貸ビルとホテルで稼ぐ力は上がるが、借り換えで利払いが膨らみ、10年後のROEは6%前後に落ちる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 株式会社エスコン8892 開発と売却の腕は確かだが、借金が金利上昇で利益を削る。親会社の信用が盾で、今の値段はやや高い 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日神グループホールディングス8881 マンションを建て・売り・管理する三本立て。建設が稼ぎ頭になり利益は最高水準だが、在庫と借金が膨らみ、今の値段は割高 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 住友不動産8830 仲介を使わぬ直販体制で業界最高益を稼ぎ、含み益も厚いが、借り換えの利払いでROEは資本コストに届かない。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段は割高 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ヤマイチエステート2984 関西の土地を造成して売り、商業施設を貸し、マンションを分譲する開発会社。来期は過去最高の計画だが、借金が自己資本の2.7倍と重く、値段はやや割高 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 長栄2993 京都の賃貸の管理と自社物件の家賃で稼ぐが、借金は自己資本の3.5倍。金利の上昇が家賃の伸びを食い、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アズマハウス3293 和歌山の家と賃貸を一手に握る地元の雄。賃貸が利益を支えるが、縮む地方で資本の効率は上がらない 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 三菱地所8802 丸の内の賃料は物価で上がり含み益が下値を支えるが、借り換えの利払いでROEは8%前後にとどまる。稼ぐ力で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ヒューリック3003 借り換えの利払いでROEは8%台に下がり、純負債は自己資本の2倍強と重い。含み益は賃料が利益に入っているので足さず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +2.3% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 飯田グループホールディングス3291 分譲戸建の国内最大手。利益率は戻ったが、稼ぐ力は資本コストに届かない。PER9倍台の低さは理由があり、今の値段は本質価値を2割ほど上回る 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 JPMC3276 賃貸管理の効率の高さは本物だが、成長が乏しいのに値段が高い 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 エスリード8877 近畿の分譲マンション大手。親会社の後ろ盾はあるが、借金で抱える在庫と金利上昇を織り込むと今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エリアクエスト8912 駅前店舗の仲介とサブリースで稼ぐ小さな会社。堅いが、10年後の価値は今にやや届かない 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 サンネクスタグループ8945 社宅管理の代行で堅く稼ぐが、AIが人の手間を安くする。厚い現金を除くと、10年の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 エムティジェネックス9820 森トラストのビルの内装と駐車場を担う子会社。親の仕事で堅く稼ぐが、現金は親に貸され、値段はやや高い 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ファースト住建8917 低価格の建売で在庫を回す戸建分譲。PBR 0.37 倍で純現金も厚いが、ROE が資本コストに届かず、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −1.1% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トーセイ8923 稼ぐ力は本物だが、借り換えの利払いで ROE は 14% 台から 10% 近くへ下がる。確率で重みを付けた本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 京阪神ビルディング8818 データセンター貸しで稼ぐ大阪の家主。借り換えで利払いが膨らみ、資産に比べて安く見えても稼ぐ力では割高 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 空港施設8864 羽田の固定賃料が土台の堅い会社。ただ資本の稼ぎは6%台で資本コストに届かず、10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 カチタス8919 空き家の買取再販という手堅い商売は今が追い風の頂点に近く、資本コスト8.25%で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −6.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 アーバネットコーポレーション3242 都心の賃貸マンションをファンドへ一棟売りする開発会社。稼ぎは戻ったが、借金の利払いが10年で重くなり、筆者は適正の範囲と見る 本質価値との差 −7.3% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ADワークスグループ2982 都心の収益ビルを仕入れ、直して売る回転型の会社。直近は利益が山で、借入も重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −9.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 フージャースホールディングス3284 地方の分譲と収益不動産で稼ぐ高レバレッジの会社。借金の利払いが利益の伸びを削り、10 年先の値段は今に届かない 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 テーオーシー8841 五反田のTOCビルを持つ資産の厚い会社。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、含み益は足さず賃料を残して測ると今の値段は割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マリオン3494 都内の単身者向け賃貸を借金と小口投資で抱える会社。金利が上がる10年では稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段でも割高と見る 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 平和不動産8803 取引所ビルと含み益の厚い資産は強い。だが借り換えの利払いで利益が伸びず、稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 大英産業2974 九州のマンション・戸建の分譲会社。借金が重く、金利上昇で利益が削られる。10 年で見ると今の値段は割高寄り 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ファーストブラザーズ3454 中小型の賃貸不動産を借入で持って売買する会社。金利が上がる局面で利払いが重く、10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アズ企画設計3490 古い収益ビルを直して売る小さな再生業者。売上は伸びるが借金と新株予約権が重く、株主の取り分は見た目ほど増えない 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ランドビジネス8944 都心の不動産を抱える会社が服と飲食で赤字を出し、重い借金の利払いが稼ぎを食う。帳簿の安さは価値にならない 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) 割高 And Doホールディングス3457 住宅フランチャイズと中古住宅の買取再販。借金は時価総額の2倍超、利益は細り、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 SREホールディングス2980 AIの会社と不動産の会社の二刀流だが、利益の柱のAI部門はAIエージェントに食われる側でもある。今の値段は成長の先取りが大きい 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 コーセーアールイー3246 福岡の分譲マンション会社。PBR は 0.7 倍を割るが、自己資本利益率が資本コストに届かず値段は高め 本質価値との差 −32.7% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 株式会社TKP3479 貸会議室の最大手だが、買収した低採算の2事業と借金が稼ぎを薄める。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ストライダーズ9816 賃貸管理の安定収入はあるが、事業が毎年入れ替わり、利益の質が低い。割高と見る 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 セントラル総合開発3238 地方都市のマンション分譲で伸びる会社。だが借金は自己資本の3倍に膨らみ、金利の上昇が利益の大半を食う。今の値段は割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 ミガロホールディングス5535 投資用マンションを売る会社に顔認証の新事業が付く。借入は重く、金利が上がる 10 年の価値は割高とみる 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 アールエイジ3248 東京都心の賃貸マンションの運営と物件を持つ小さな会社。含み益は厚いが借入が重く、利払いの増加で、10 年の価値は今を下回る 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ASIAN STAR8946 横浜・川崎の投資用マンションと賃貸管理の小さな会社。利益は薄く、赤字の中間期と新規事業の迷いが重い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トラストホールディングス3286 九州の駐車場運営は手堅いが、借金に比べて自己資本が薄すぎ、今の値段は稼ぐ力に対して高い 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ウェルス・マネジメント3772 京都のラグジュアリーホテルを開発・運営し、リキャップで先に利益を出す。借入が自己資本の 3 倍で、利益は期ずれに左右される。利益で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −43.7% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 東京テアトル9633 含み益の厚い資産会社だが、稼ぎは薄く、株主に戻る道筋が見えない。10年の稼ぐ力で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 デュアルタップ3469 東京 23 区の駅近の投資用マンション「XEBEC」を開発して売る会社。管理の戸数は増えるが、稼ぎは薄く振れが大きい。今の値段は高い 本質価値との差 −51.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 LAホールディングス2986 開発の腕は本物だが、利益は下期の引き渡しに偏り借金も重い。今の値段は計画の達成を先取りしている 本質価値との差 −59.0% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 JALCOホールディングス6625 賃貸の稼ぎは利払いに消える。売買益とM&A報酬に頼る利益に、今の値段は高すぎる 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ランド8918 用地開発と再エネ出資で稼ぐ超小型の不動産会社。財務は堅いが利益は年ごとに大きく振れ、今の値段は 10 年の価値を大きく上回る。 本質価値との差 −70.3% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 fantasista1783 仙台のデータセンター構想で株価は跳ねたが、稼ぐ力はまだ小さく、新株予約権による希薄化も重い 本質価値との差 −79.7% · 10 年 割高(年 −7.6%) 割高 宮越ホールディングス6620 深圳の大型開発は着工前で、当たれば大きいが確率は低い。今の値段は期待をかなり先取りしている 本質価値との差 −83.4% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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分析日 2026-10-20