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キッツ 6498

国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,085 円1,820 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,837 円1,603 億円差 +13.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,085 円1,820 億円 · 差 +13.5% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 +0.4 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

キッツは、水・空気・ガスの流れを止めたり絞ったりするバルブの国内首位メーカーである。売上の8割がバルブ、2割弱が自社の素材になる黄銅棒などのメタルソリューションだ。筆者の結論は、本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る、つまりやや割高とみる。

稼ぎの源は、建築設備や石油化学など成熟した需要である。ここは景気に連れて動き、物価の分しか価格は上げにくい。これに、半導体装置向けの高純度ガスバルブとデータセンターの冷却配管向けという成長分野が上乗せされる。ベトナムの新工場棟は、その供給力の手当てだ。

堀は並みである。国内では販売網と鋳造からの一貫生産が効くが、世界ではバルブ大手や中国勢と値段で競る。筆者が気にしているのは、価格改定が続くか、そして中計後の10年で営業利益率が過去最高の10%近辺を保てるかである。

今の値段は、会社が掲げる2027年の目標をほぼ織り込んだ水準にある。そこから先の伸びに、安全域はあまり大きくない。ただし財務は堅く、ほぼ借金がない。大きく傷む確率は低い一方、大きく報われる筋書きも限られる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、キッツは「悪くはないが、割安とは言えない」会社である。10年たっても、バルブは世の中で使われ続ける。顧客の工場や建物に組み込まれた部品は、替える手間が大きい。この安定感は評価できる。

一方で、堀の幅は狭い。値段を決める力が強い会社なら、物価が上がっても利益率を守れる。キッツは国内では価格改定が通るが、世界では競争が厳しく、利益率が10%近辺で頭打ちになる可能性が高い。

株主に残る利益を考えると、設備更新と運転資金に毎年かなりの投資が要る。配当性向を4割にしたのは前向きだが、残り6割の使い道が、3年で200億円規模のM&Aであることが気がかりだ。買収を当てれば伸びるが、失敗すれば償却で利益を失う。

安全域の面では、財務の堅さが下を支える。ただし今の時価総額は、中計の目標達成をほぼ織り込んだ水準で、買う側に十分な余裕がない。

何で稼ぐ会社か

主力はバルブ事業で、25年12月期の売上の約8割を占める。バルブは配管の中の水・空気・ガスを流し、止め、絞る部品だ。用途は、ビルや住宅の設備、上下水道、消防、石油化学、半導体製造装置、水素まで幅広い。青銅や黄銅の汎用バルブで国内の高いシェアを持ち、ステンレス製のボールバルブなど付加価値の高い品も手掛ける。

鋳物から加工・組立・検査まで自社で一貫して作る点が特徴だ。国内3工場に加え、中国・台湾・韓国・タイ・ベトナム・インド・ドイツ・スペイン・ブラジルに生産拠点を持つ。海外で売る量が増え、利益の伸びを支えている。

もう一つの柱が、メタルソリューション事業(旧伸銅品)である。バルブや水栓金具の材料になる黄銅棒を作って売る。銅の相場に売上が左右され、利益率は3%に届かない。ホテルの運営も少しあるが、全体への影響は小さい。

成長を狙う市場は、半導体装置、半導体材料のフィルター、機能性化学、水素・脱炭素である。コア市場の建築設備では米国のデータセンター向けに即納の体制を整えた。インドではフッ素樹脂ライニング製品の会社を買い、薬液向けを広げる。

優良さと弱いところ

バルブの国内首位という地位は本物だが、価格を自分で決める力は強くない。青銅・黄銅の汎用品は、銅の相場と物流費の上がり幅を価格改定で転嫁できて初めて採算が保てる。今年3月の国内改定は15%以上で、通った実績は評価できる。ただ、これは銅が上がる局面だから通る面もある。

資本の効率は並みである。ROEは直近で10%前後、過去10年の中央値は8%だった。営業利益率は8〜9%で、この10年は緩やかに上がっている。会社は27年に営業利益200億円を狙い、その先の2030年にROE13%を掲げる。筆者は、この目標のうち前半は届くが、後半は厳しいとみている。

財務は強い。自己資本比率は64%で、純有利子負債は自己資本の5%程度にとどまる。借金に頼らず、投資を自己資金で回せる体質だ。配当性向を40%以上へ上げた点は、資本の使い方として素直で好ましい。

弱みは、事業が多岐にわたる分、どこに集中するのかがわかりにくい点と、M&Aに200億円の枠を持つことだ。買収が当たれば利益の質は上がるが、はずれれば償却の重荷が残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界のバルブ市場は、2025年に約739億ドル、年率6.7%前後で伸びるという推計がある。ただし名目で、物価の分を引くと実質は3%台の成長になる。需要の中身は、石油・ガス、化学、水処理、電力、建築設備で、それぞれ景気や公共投資に連れて動く。

国内は人口が減るため、新築の建築設備は伸びにくい。一方で老朽化した配管の更新と、工場・データセンターの新設が支えになる。海外は、アジアとインドが量の伸びをけん引する。

競争は、汎用品で中国・インド・韓国勢が価格を下げに来る。高級品ではエマソンやフローサーブなど欧米の大手が強い。キッツはその中間で、高純度ガス向けやフッ素樹脂向けの専門品に絞るのが戦い方になる。

循環のどこにいるか。半導体の投資はAI向けで足元が強く、データセンターは建設のピークに近い。10年の構造的な負け筋は、中国勢の品質向上による価格崩れと、半導体顧客の調達の内製化だ。ここは同じ領域の会社と同じ物差しで見ている。キッツの場合、利益の大半がコア市場にあるため、価格競争の影響を受けやすい点が、栗田工業やオルガノと違う。水処理の薬品や保守のような継続収入は少なく、設備の新設と更新の需要が主である。だからこそ、景気の波を利益率の維持で乗り切れるかが問われる。

資本政策と M&A

還元は配当が中心である。配当性向は35%前後から40%以上へ引き上げ、25年12月期は40.2%だった。自己株式の取得は年に1億円規模の枠で、実質は配当だけと見てよい。

投資は、第2期中計の3年間で600億円を計画する。内訳はM&Aが200億円、能力増強などの戦略投資が260億円、通常投資が140億円である。昨年10月にはインドのフッ素樹脂ライニング会社の買収契約を結び、薬液向けの足場を広げた。

M&Aの額は、利益の2年分近い。買収の目的が自社の強みに近い分野なら筋は良いが、大型案件が続けば価値を損なう余地がある。

TOBの対象になる可能性を示す具体的な材料は、調べた範囲では見つからなかった。

点検済み:中立の営業利益率9.8%は会社予想(26・27年12月期8.8〜9.0%)を0.8〜1.0pp超えるだけで、バルブ13.5%は今(13.4%)と同じ。中期計画の営業利益200億円も前提にしている。数字は据え置く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

半導体とデータセンターは、10年にわたって顧客の投資が続く。高純度ガスバルブはベトナムの新棟で能力が3割増え、需要に追いつく体制が整った。米国ではデータセンターの冷却配管向けに即納体制を築いた。バルブは一度設備に組み込まれると替えにくく、一度勝てば長く稼げる。

価格改定も追い風だ。今年3月の15%以上の改定は、銅と物流費の上昇を転嫁する実績になった。経営は市場別の事業部制に組み替え、成長市場に資源を集めている。インドの買収で機能性化学の足場も広がった。

財務は強く、配当性向は40%以上へ上がった。2030年にROE 13%という目標が実現すれば、時価総額は大きく伸びる。成長分野の比率が高まれば、利益率はこの10年の最高を超えて上がっていく。国内ではこれまでの価格改定が通った実績があり、その学習効果で値上げの交渉力もついてきた。海外で売る量も増えており、国内の人口減少を補う構造ができつつある。

慎重な見方

売上の大半は建築設備と石油化学で、景気と公共投資に連れて動く成熟市場である。成長分野は全体の2割にも満たず、全体の収益を変えるほどではない。

汎用のバルブでは、中国・インド・韓国のメーカーが品質を上げながら安く売る。キッツの価格改定が通ったのは銅が上がった今の局面で、相場が落ち着けば通らなくなる。半導体向けも、顧客が調達先を絞り込む局面が必ず来る。

3年で200億円のM&Aは、利益の2年分近い。過去の大型買収が当たらなかった会社は多い。配当性向を上げたのは、成長への投資先が見えにくい裏返しとも読める。海外の工場も、品質と価格で後発に追われる立場にあり、拡張を急げば稼働率が落ちる。ROE 13%の目標は、これまでの実績が10%前後であることを考えると、期待が先走っている。

電子や水素の成長分野に力を入れる一方、中核の建築設備は人口減の国内で縮む。事業の幅が広いほど、経営資源が分散し、どの市場でも決め手を欠くという弱点も見える。

どちらに重みを置いたか

事業の安定性と財務の堅さは強気の見方に説得力がある。一方で、成熟市場が売上の大半を占め、価格を決める力が並みという点は慎重な見方が正しい。成長分野の伸びは本物だが、全体の利益率を数ポイント変える規模にはならない。確率は、中立に最も重みを置き、やや悲観を厚めにした。成長分野の実現確度は高い一方、汎用品の価格競争は長く続く現象だからだ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 3,113 円2,717 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 825 円720 億円)。 今の値に割り戻すと 2,085 円1,820 億円、今との差 +13.5%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 6,208 円5,418 億円 1,061 円926 億円 +295.7% +14.7% 581 円507 億円
やや楽観 20% 4,845 円4,228 億円 977 円853 億円 +216.9% +12.2% 1,164 円1,016 億円
中立 34% 3,503 円3,057 億円 856 円747 億円 +137.3% +9.0% 1,482 円1,293 億円
やや悲観 25% 1,507 円1,315 億円 717 円626 億円 +21.1% +1.9% 556 円485 億円
悲観 13% 614 円536 億円 575 円502 億円 −35.3% −4.3% 155 円135 億円
加重平均100% 3,113 円2,717 億円825 円720 億円 +114.4% +7.9% 3,939 円3,437 億円

今の株価時価総額 1,837 円1,603 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 半導体と電算室の需要を取り切り、高付加価値バルブの会社に変わる 利益 308 億円 · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 6,208 円5,418 億円

半導体装置向けの高純度ガスバルブと、データセンターの冷却配管向けバルブが、10年にわたって太い成長の柱になる。ベトナムの新棟に続く増設が当たり、世界のバルブ市場の中でキッツの取り分は1.4%まで上がる。価格改定は定着し、バルブの営業利益率は16%に届く。インドのフッ素樹脂ライニング会社の買収が薬液・医薬向けに広がり、水素や水処理でも案件が積み上がる。メタルソリューションも高付加価値の新素材が育ち、赤字すれすれの体質から抜ける。配当は4割台を保ちつつ自己資本も厚くなり、ROEは13%台に乗る。会社が掲げる2030年の目標をほぼそのまま実現する、最良の10年である。

  • バルブ事業:数量 155,190(世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 1.9%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 2,911 億円・営業利益 466 億円。世界のバルブ市場 15.5 兆円(実質)×シェア 1.40%、営業利益率 16.0%
  • メタルソリューション事業:数量 3,413(国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 13.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 457 億円・営業利益 18 億円。国内の黄銅棒・加工品市場(実質)×シェア10%、営業利益率 4.0%
  • その他(ホテル等):数量 70.0(宿泊者数(千人))× 価格 0.54(1 千人あたりの売上(億円。名目))→ 売上 38 億円・営業利益 4 億円。宿泊 7 万人 × 客単価(名目)

倍率:事業の純利益 308 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.3% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.6 倍。全体の PER 17.59 倍、時価総額 5,418 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:高付加価値化が10年続く確度は高くない。半導体装置も電算室も顧客の投資の波が大きく、世界のバルブ大手が強い市場でもあるため、連続して勝ち切る前提の重い筋書きとして薄めに置いた。

やや楽観 20% 会社の中計どおりに進み、成長市場が収益を底上げする 利益 252 億円 · PER 16.7 倍 · 株価時価総額 4,845 円4,228 億円

中期経営計画の目標、つまり2027年に営業利益200億円は達成し、その後も成長市場が全体を引っ張る。半導体装置・機能性化学・水素のバルブが2桁近い伸びを保ち、米国ではデータセンター向けの即納体制が当たる。建築設備と石油化学のコア市場は、価格改定の定着で採算を保つ。バルブの営業利益率は15%に上がり、メタルソリューションも新素材の比率が高まって黒字を厚くする。M&Aは年に数十億円ずつ、フッ素樹脂や機能性化学の周辺に絞って成功する。世界の市場が年率3%近く伸び、キッツの取り分もじわりと上がる。会社が描く「普通に実行できた場合」の10年である。

  • バルブ事業:数量 147,431(世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 1.8%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 2,647 億円・営業利益 397 億円。世界のバルブ市場 14.7 兆円(実質)×シェア 1.34%、営業利益率 15.0%
  • メタルソリューション事業:数量 3,250(国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 13.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 436 億円・営業利益 15 億円。国内の黄銅棒・加工品市場(実質)×シェア10%、営業利益率 3.5%
  • その他(ホテル等):数量 70.0(宿泊者数(千人))× 価格 0.54(1 千人あたりの売上(億円。名目))→ 売上 38 億円・営業利益 4 億円。宿泊 7 万人 × 客単価(名目)

倍率:事業の純利益 252 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.7 倍。全体の PER 16.74 倍、時価総額 4,218 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の達成は、前の中計で上方修正後の目標を満たした実績から、確度が高いと見て厚めに置いた。ただし10年の持続は別問題で、楽観は薄めにした。

中立 34% 需要は着実に伸びるが、価格を決める力は並みで、普通の優良会社にとどまる 利益 195 億円 · PER 15.5 倍 · 株価時価総額 3,503 円3,057 億円

世界のバルブ市場は物価を除いて10年で2割5分ほど大きくなり、キッツの取り分は1.29%へわずかに上がる。半導体装置・データセンター・水素のような成長分野は伸びるが、売上の大半は建築設備と石油化学で、そこは需要が景気に連れて動く成熟市場のままだ。物価の上昇は価格に乗せられるので、売上は10年で7割近く増える。バルブの営業利益率は13.5%、全社で約10%に上がる。過去の最高水準を少し超える程度で、突き抜けた収益力ではない。配当は純利益の半分近くを出し、ROEは9.8%に落ち着く。堀は広くないが、国内で築いた販売網と一貫生産がじわじわ効き続ける。

  • バルブ事業:数量 138,563(世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 1.7%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 2,395 億円・営業利益 323 億円。世界のバルブ市場 13.9 兆円(実質)×シェア 1.29%、営業利益率 13.5%
  • メタルソリューション事業:数量 3,088(国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 13.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 414 億円・営業利益 12 億円。国内の黄銅棒・加工品市場(実質)×シェア10%、営業利益率 3.0%
  • その他(ホテル等):数量 70.0(宿泊者数(千人))× 価格 0.54(1 千人あたりの売上(億円。名目))→ 売上 38 億円・営業利益 3 億円。宿泊 7 万人 × 客単価(名目)

倍率:事業の純利益 195 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.0% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.5 倍。全体の PER 15.5 倍、時価総額 3,022 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業種ノートの10年中立(年率3〜5%の成長)に、価格改定と海外の販売増を重ねた中心の筋書き。中計の達成は前提にできるが、その後の10年の継続には判断が割れるため、最も重い確率を置いた。

やや悲観 25% 中国勢の追い上げで価格が頭打ちになり、成長が薄い利益に変わる 利益 125 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 1,507 円1,315 億円

中国・インド・韓国のバルブメーカーが汎用品から中級品へ進出し、建築設備と石油化学のコア市場で価格の上げ幅が小さくなる。半導体装置と電算室向けは顧客の自社調達が進み、成長の期待は半分しか実現しない。ベトナムの新棟で増やした能力の稼働が上がらず、固定費だけが残る年も出る。銅の相場は上がっても、国内の価格改定で全部は転嫁できない年が続く。バルブの営業利益率は11.5%で止まり、全社で7.5%と今とほぼ同じ水準に戻る。M&Aは買った会社が思うほど育たず、償却の負担が残る。国内の新築も減り、バルブ事業の売上の伸びは物価の分にほぼ限られる。会社は配当を保つが、自己資本の積み上がりに利益が追いつかず、ROEは7%台に沈む。

  • バルブ事業:数量 127,478(世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 1.6%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 2,022 億円・営業利益 233 億円。世界のバルブ市場 12.7 兆円(実質)×シェア 1.22%、営業利益率 11.5%
  • メタルソリューション事業:数量 2,925(国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 13.0%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 380 億円・営業利益 8 億円。国内の黄銅棒・加工品市場(実質)×シェア10%、営業利益率 2.0%
  • その他(ホテル等):数量 70.0(宿泊者数(千人))× 価格 0.52(1 千人あたりの売上(億円。名目))→ 売上 36 億円・営業利益 2 億円。宿泊 7 万人 × 客単価(名目)

倍率:ROE 7.1% が k 7.5% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値なので PER は 1÷k = 12.5 倍まで。稼ぐ力の低下を考え、上限を大きく下げた 10 倍に置いた。

確率:価格競争は業界全体で長く続いている現象で、起こる確度が高い。確率は中立にほぼ並ぶ水準まで寄せた。M&Aの失敗リスクはここで表し、資本コストには足さなかった。

悲観 13% 構造的な価格競争に巻き込まれ、利益の出ない汎用品メーカーになる 利益 67 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 614 円536 億円

中国メーカーが国内外の建築設備バルブで品質を上げ、キッツの価格改定が通らなくなる。半導体装置向けは顧客が自前の調達網を築き、取り分は1.1%まで下がる。固定費の重い鋳造・加工拠点の稼働が落ち、バルブの営業利益率は9.5%まで割れる。メタルソリューションは銅の相場の波と環境規制のコストを吸収できず、赤字すれすれに戻る。M&Aで買った事業の減損も重なり、全社の営業利益は今の7割ほどに減る。会社は配当を守ろうとするが、利益に対する還元の割合が上がり、成長投資に回す余力が細る。かつての好況期のような余裕はなく、新しい工場や研究に回す資金が足りなくなる。顧客の信頼は残るものの、新製品の投入が遅れ、取り分は少しずつ縮んでいく。

  • バルブ事業:数量 116,393(世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 1.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 1,617 億円・営業利益 154 億円。世界のバルブ市場 11.6 兆円(実質)×シェア 1.12%、営業利益率 9.5%
  • メタルソリューション事業:数量 2,600(国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質))× 価格 12.4%(実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍))→ 売上 322 億円・営業利益 5 億円。国内の黄銅棒・加工品市場(実質)×シェア10%、営業利益率 1.5%
  • その他(ホテル等):数量 70.0(宿泊者数(千人))× 価格 0.50(1 千人あたりの売上(億円。名目))→ 売上 35 億円・営業利益 1 億円。宿泊 7 万人 × 客単価(名目)

倍率:ROE 4.4% が k 7.5% 以下で、ためた利益の価値は額面を下回る。稼ぐ力(純利益÷k)を基に、利益が先細る前提で PER は上限の 12.5 倍より低い 8 倍に置いた。

確率:優位が崩れる構造的な負けは、一度始まると10年で戻りにくい。ただし建築設備の販売網と国内の一貫生産の基盤は残るため、確率はやや低めに置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

バルブ事業

建築設備・石油化学・水処理・機械装置・半導体装置・機能性化学・水素向けのバルブ。25年12月期の売上の約8割。

数量世界のバルブ市場(億円、今の値段で測った実質)価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 110,850 1.3% 1,414 189
10 年後 中立 138,563 1.7% 2,395 323

取り方:世界の産業用バルブ市場が 2025 年に約 739 億ドル(業種ノート)。1 ドル 150 円で約 11.1 兆円とした。バルブ事業の売上 1,414 億円を割ると世界シェア約 1.3%。市場の範囲の取り方で数字は動く推定。数量は今の値段で測った実質、物価の分は価格(シェア × 物価の倍率)に入れた。

メタルソリューション事業

バルブ・水栓金具の材料になる黄銅棒や、鍛造・切削の加工品。銅の相場を価格に転嫁する薄利の事業。

数量国内の黄銅棒・加工品市場(億円、今の値段で測った実質)価格実質の市場に対する当社売上の比率(=シェア × 物価の倍率。10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2025/12 3,250 10.0% 325 9
10 年後 中立 3,088 13.4% 414 12

取り方:開示がないため、国内の黄銅棒・加工品の市場を約 3,250 億円と推定し、売上 325 億円からシェア 10% とした。銅の相場の転嫁は価格に入る。

その他(ホテル等)

自社のホテルなど。全社への影響は小さい。

数量宿泊者数(千人)価格1 千人あたりの売上(億円。名目)売上営業利益
今 2025/12 70.0 0.40 28 2
10 年後 中立 70.0 0.54 38 3

取り方:開示がなく、宿泊 7 万人 × 客単価 4 万円(売上 28 億円)の推定。

リスクと懸念

中国勢の価格攻勢

中国・インド・韓国のバルブメーカーが品質を上げながら価格を下げれば、建築設備や石油化学のコア市場で価格改定が通らなくなる。キッツの利益の大半はここから来るため、影響は全社に及ぶ。

銅の相場

バルブの原料の銅は相場の波が大きい。国内では価格改定で転嫁してきたが、需要が弱い局面では全部を転嫁できず、利益率が圧迫される。メタルソリューションは銅の相場が売上に直結する。

M&Aの失敗

第2期中計の3年で200億円をM&Aに割く計画だ。利益の2年分近く、買収が当たらなければ償却の負担と資本効率の悪化が残る。インドの買収を含め、実行の質を見る必要がある。

半導体とデータセンターの投資の波

成長分野の中心は半導体装置とデータセンター向けで、どちらも顧客の投資が景気や生成AIの熱に連れて動く。能力増強を終えた直後に投資が一巡すれば、稼働率が落ちて固定費が重くなる。

国内の需要の縮小

人口が減る国内では、新築の建築設備向けバルブが長期に減る。配管の更新が支えになるが、新築の減少を完全には埋められない。国内の利益の比重が高い分、影響は小さくない。

目標との距離

2030年にROE13%という目標は、過去10年の実績の中央値8%と大きく開いている。達成の鍵は価格改定の定着と成長分野の比率の上昇であり、どちらかが崩れれば目標は遠のく。

今後の分かれ目

価格改定が国内外で通り続け、営業利益率が10%を超えて定着したら
やや楽観・楽観の確率を上げてよい。値決め力が思っていたより強いことになり、堀の評価も見直す。
中国勢が国内の建築設備バルブで価格を大きく下げ始めたら
やや悲観・悲観に重みを移す。コア市場の利益率が下がり、全社への影響が大きい。
半導体装置向けとデータセンター向けの受注が、増設能力を埋めて伸び続けたら
楽観寄りの確率を上げる。能力増強の投資が実を結び、利益率が上がる。
M&Aで大型案件(数百億円規模)が出たら
資本配分への警戒を強め、やや悲観側を厚くする。逆に小型で周辺領域に絞れば評価は変えない。
自己株買いや配当性向の引き上げで、還元が大きく増えたら
自己資本が積み上がらず ROE が上がる方向なので、中立〜やや楽観の確率を少し上げる。
銅の相場が大きく下がって価格改定を戻す局面になったら
売上は減るが利益率は守られる。メタルソリューションの採算改善は小さな上振れ要因になる。

見ておくもの

  • バルブ事業の営業利益率(13%台を超えるか)
  • 半導体装置向け・データセンター向けの受注と、ベトナム新棟の稼働率
  • 国内の価格改定の浸透度と、銅の相場
  • M&Aの案件の規模と買収後の償却
  • 中計 SHIN GLOBAL 2027 の達成度(営業利益 200 億円)

倍率と資本コストの決め方

世界のバルブ市場とシェア、物価並みの価格で売上を積み、利益ベースの正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g)(k 7.5% = 基本 7.5% に quality +0.5%、g 4%、残る割合 1/2)から倍率を決めた。中立は ROE が k を上回るので下限の 1÷k = 12.5 倍に置いた(上限の約 9 割)。楽観は 9 割、やや楽観は 8.5 割、ROE が k を下回るやや悲観・悲観は稼ぐ力から低く置いた。今の PER 15 倍程度や過去・同業の倍率には寄せていない。同じ領域の会社(栗田工業・オルガノ・PILLAR・三浦工業)と比べ、k は quality の差だけで置いた。キッツは建築設備が主で循環と価格競争の影響が大きく、栗田工業より quality を重く(+0.5%)した。決算は 12 月期のため 10 年先は 2035/12。リースの影響は小さく、製造業のため今と同じ形で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.1→17.59 倍・やや楽観 PER 12.65→16.74 倍・中立 PER 12.5→15.5 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality +0.5% = 8.0%。M&A の実行力など個別の懸念は k に足さず、悲観側の確率で表す。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +22.0% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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読んだ資料

  1. ブリッジレポート キッツ(2026-03)
  2. 日本M&Aセンター キッツのインド企業買収
  3. 機械 業種ノート(世界バルブ市場の推計を引用)

分析日 2026-10-16