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セントラル・バンカンパニー CBC

低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)26.50 ドル63 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)35.9 ドル86 億ドル差 −26.2%
10 年後から見ると やや割高 価値 26.50 ドル63 億ドル · 差 −26.2% · 期待の年率 +4.3%
期待の年率リターン(10 年)+4.3%資本コスト比 −3.7 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

セントラル・バンカンパニーは、ミズーリ州を核に預金・貸出・決済・資産管理を営む、総資産約202億ドルの地域銀行である。結論は「やや割高」だ。地元市場の厚い預金基盤と約20億ドルの余剰資本は魅力だが、今の時価総額は、その資本を高い利回りで買収や成長へ振り向ける成功をかなり先取りしている。

直近の2026年7〜9月期は、純金利マージンが4.48%、平均預金が154億ドルと強かった。貸倒償却率も年率0.12%にとどまる。富裕層向けの預かり資産は175億ドルへ伸び、景気が平穏な局面では収益力が高い。ただし、成長余地の大きいカンザスシティ、デンバー、オクラホマでは預金シェアが低く、規模を広げるには支店投資か買収が要る。

中立では、10年後の純利益を8.0億ドル、自己資本を63.3億ドルと見た。時価総額は110.4億ドル、10年間の正味還元は34億ドルである。これらを資本コスト8%で割り引いた確率加重価値は、現在の時価総額を約24%下回る。

議決権信託が約65%を握るため、少数株主は経営交代や買収方針を動かしにくい。良い銀行ではあるが、上場後の資本配分はまだ実証途上である。長く持つには、その成果を確認できる価格まで安全域が欲しい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず預金の質を見る。この銀行は地域の生活と企業活動に深く入り、無利息預金を含む安定資金を長く集めてきた。資産管理と決済を重ねるため、単なる貸出業より顧客関係が強い。10年後にも必要とされる事業であり、信用を失わない限り存続の確度は高い。

次にオーナー利益を見る。銀行は貸出を増やすほど規制資本が要るため、会計利益を全部配ることはできない。CBCには約20億ドルの余剰資本があるが、今は低い利回りしか生んでいない。

これを10%を超える利回りで買収や貸出へ移せれば価値は増える。高値の買収や目的の曖昧な支店拡大に使えば、現金を保有していた方がよい。

経営の試験はこれからである。過去の地域買収と長い家族経営には実績があるが、上場後の大きな資本を公開市場の株主のために配分した履歴は短い。自社株買いは本質価値を下回る時だけ有効で、配当は余剰資本を規律よく戻す手段になる。

安全域は薄い。中立の10年後は利益と還元が増えるが、現在価値に直すと今の時価総額に届かない。良い銀行を持つことと、良い投資になる価格で買うことは別である。議決権信託の支配を受け入れるなら、なおさら買収の成果が確認できるまで値段に余裕を求めたい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、消費者銀行、商業銀行、資産管理の三つである。消費者銀行は、個人預金、住宅ローン、カード、決済、住宅ローン組成から収益を得る。2025年の平均預金は約78億ドル、平均貸出は約32億ドルで、非金利収益を含む純収益は4.3億ドルだった。155拠点とデジタル網で約25.7万世帯を抱え、安定した個人預金が全社の資金調達を支える。

商業銀行は会社全体の利益柱である。法人融資、商業用不動産、事業用不動産、公共団体の預金と資金管理を扱い、2025年の平均貸出は約83億ドル、平均預金は約73億ドルだった。

約6.9万社と取引し、公共資金では約450の関係を持つ。商業部門は預貸金の利ざやに加え、決済や口座管理の手数料を得るため、顧客との関係が深いほど収益が積み上がる。公共団体との平均取引年数は約16年で、資金の粘着性を高めている。

資産管理は、信託、投資助言、退職給付、相続・税務計画を提供する。2025年末の預かり資産は160億ドルで、2026年9月末には175億ドルへ増えた。収益は残高に対する報酬で、銀行の利ざやとは違う安定源になる。決済サービスも四半期取扱高19億ドルまで育っている。

銀行の収益は「預貸金残高×残高当たり純収益率」で決まる。預金を安く集め、貸倒を抑え、余った資本を貸出や買収へ移せるほど利益が増える。反対に、預金コストの上昇、信用損失、買収後の統合失敗が同時に起きると、帳簿上の資本が厚くてもオーナー利益は細る。

優良さと弱いところ

堀、つまり他行がまねしにくい強みは、地域内の預金密度と顧客関係である。11の主要市場を預金額で加重したシェアは2026年に約25%で、同業中央値の約2倍と会社は示す。ジェファーソンシティでは過半、コロンビアやセデーリアでも高い。

平均取引年数は約14年、顧客推奨度は74である。無利息預金が平均残高の36%を占め、預金コスト1.11%と高い利ざやを支える。

支店だけに頼らない点もよい。社内に約65人の開発者と設計者を置き、地域銀行としては厚いデジタル機能を持つ。資産管理、決済、公共資金を銀行口座に重ねるため、顧客が取引をまとめるほど乗り換えの手間が増える。長年の地域ブランドは残る可能性が高い。

ただし堀は全域で同じ幅ではない。カンザスシティの預金シェアは約3%で、オクラホマとコロラドは丸めるとほぼゼロである。大都市ではUMBバンク、コマース・バンク、USバンコープ、バンク・オブ・アメリカと競う。ここで成長するには人材、支店、買収価格の規律が要る。

AIエージェント代替の型には当たらない。利益の源は人月や席課金ではなく、預金、信用判断、規制資本、信認である。ただしAIは事務費を下げる一方、全国銀行やフィンテックの顧客獲得を速めるため、技術投資を止めれば堀は狭まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の銀行業は、総資産約25兆ドル、貸出約13兆ドルの成熟市場である。物価3.5%と実質需要を合わせ、貸出残高は中立で年5%前後伸びると見る。短期金利3.5〜4%、長期金利5%が続けば、低利回りの債券や固定金利貸出が満期で入れ替わり、資産利回りは上がる。

一方、預金者も金利を求めるため、預金コストがゼロへ戻ることはない。利益の分かれ目は、純金利マージンと貸倒率の差である。

ミズーリ州の2026年の預金市場は約2,798億ドルである。UMBバンクが約13%、USバンコープが約8.6%を占める。バンク・オブ・アメリカは約7.3%、コマース・バンクは約7.0%である。

セントラル・トラスト・バンクは州全体で約5.2%だが、地元の小都市では圧倒的に強い。この構造は安定した低コスト預金を生む半面、人口と企業数の伸びが速い都市でのシェア獲得を難しくする。

資産管理は全国市場で見ればごく小さい。会社は、既存の銀行顧客が他社に置く投資資産を約400億ドルと見積もる。競合はUMBプライベート・ウェルス、コマース・トラスト、エドワード・ジョーンズ、全国証券であり、成長余地は大きいが資産の移管には時間がかかる。

信用循環はまだ穏やかである。CBCの2026年7〜9月期の不良資産比率は0.33%、延滞は貸出の0.24%にすぎない。しかし非居住者向け商業不動産は貸出の約28%を占め、金利高止まりと借換えが重なると損失は遅れて出る。現在の低い貸倒を10年間の平常値と見なしてはいけない。

10年では、大手銀行のアプリ、国債MMF、デジタル銀行、即時決済が預金を奪う。地域銀行は単独で技術費を負担しにくく、再編が続く。CBCには買い手になる資本があるが、買収競争で高値を払えば利点は消える。市場全体は名目で伸びても、株主価値はシェアと資本配分で大きく分かれる。

資本政策と M&A

資本政策の中心は、2025年11月の上場で得た資金をどう使うかである。会社はIPOで手取り約4.0億ドルを得た。同年の株主配当2.5億ドルには一度限りの特別配当約1.8億ドルが含まれ、今後の通常還元とは分けて見る必要がある。2019年の地域銀行買収はカンザスシティの基盤を広げたが、上場後の大規模な資本配分はこれからである。

2026年9月末の連結CET1比率は29.1%だった。長期目標13.5%を超える余剰資本は約20億ドルに達する。銀行子会社のCET1は13.4%で、余剰は持株会社にあり、貸出、買収、配当、自社株買いへ動かせる。

会社は通常配当を2026年初めに118%増やし、利益に対する支払率を20%台半ばへ上げた。自社株買い枠は1億ドルだが、7〜9月期の実行は0.04億ドル弱にとどまる。

合意済みの大型買収はない。買収では10%超の投下資本利益率を求め、説明資料では13%を例示する。対象はコロラド、オクラホマ、テキサスなどの良質な銀行で、同時に8店の出店も進める。

売上や利益の長期数値目標は示していない。将来の還元額は、株式報酬や増資による持ち分の増加を差し引いた正味で見る。

最大の注意点は支配構造である。議決権信託が約65%を握り、取締役選任、配当、買収、売却の判断を事実上支配する。長期志向を保ちやすい反面、少数株主は資本配分が悪化しても方針を変えにくく、支配権プレミアムも受け取りにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

地域銀行の中では珍しく、預金の強さ、手数料収益、余剰資本が同時にそろっている。平均預金の36%が無利息で、預金コストは1.11%に抑えられている。2026年7〜9月期の純金利マージンは4.48%へ上がった。

平均預金は前年同期比4.4%増え、無利息預金は6.2%増えた。これは顧客が金利だけで動いていない証拠である。

余剰資本約20億ドルは、会社全体の半分超の資本を占める一方、直近利益の約12%しか生んでいない。これを13%前後の利回りで買収へ使えば、純利益と自己資本利益率は大きく上がる。銀行子会社の資本は健全で、持株会社の資金を急いで出す必要もない。割高な案件を見送り、安くなった地域銀行を選べる。

有機成長も残る。主要市場の加重預金シェアは約25%だが、カンザスシティ、デンバー、オクラホマでは低い。8店の新設、経験ある銀行員の採用、社内開発のデジタル基盤でシェアを数ポイント取るだけでも、貸出と預金は物価を上回って伸びる。

既存富裕層が他社に置く資産を取り込めば、資産管理の預かり残高は現在の175億ドルから大幅に増える。信用損失が平常にとどまり、買収規律が続けば、10年後の純利益は10億ドルを超えうる。

慎重な見方

現在の利益は、信用コストが極めて低く、資産利回りの上昇が預金コストを上回る好条件に支えられている。不良資産比率は0.33%、貸倒償却率は0.12%である。いずれも平常より良い。

商業用不動産と住宅ローンの借換えが金利5%の世界で進めば、損失は数年遅れて表れる。純金利マージンも、競合が預金金利を上げれば縮む。

余剰資本は魅力ではなく、難問でもある。約20億ドルを高利回りで使える案件は少なく、良い銀行には高い価格が付く。規模を急ぐと、のれん、貸出審査、システム統合、人材流出のどこかでつまずく。

買収をしなければ自己資本利益率は低いままである。買収をすれば失敗の尾が長い。自社株買いも、価値を上回る株価で行えば資本を減らすだけである。

地元の高シェアは強みだが、成熟市場への集中でもある。成長都市ではUMBバンクやコマース・バンク、大手全国銀行が先行し、CBCのシェアは小さい。技術投資、支店、人材の固定費が先に出て、収益化が遅れる可能性がある。

さらに議決権信託が約65%を握るため、外部株主は買収方針や経営陣を変えにくい。信用悪化と買収失敗が重なれば、10年後も自己資本は残っても、利益を生まない資本が積み上がる。好調な今ほど、次の景気後退と資本配分の失敗を同時に想定すべきである。

どちらに重みを置いたか

事業の耐久性では強い見方が勝つが、資本配分の確度では慎重な見方が一歩勝る。楽観とやや楽観を31%、やや悲観と悲観を34%とし、中立を35%にした。左右対称にはせず、強い預金基盤と低い信用損失を上側へ、上場後の大型資本配分が未実証であることと議決権支配を下側へ反映した。

中立の利益ベース価値と還元を割り引くと、今の時価総額に対して約24%の不足になる。結論は、会社の質は高いが、買収成功を確認する前の値段としては「やや割高」である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 40.75 ドル97 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 11.20 ドル27 億ドル)。 今の値に割り戻すと 26.50 ドル63 億ドル、今との差 −26.2%、 期待の年率 +4.3%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 65.83 ドル158 億ドル 12.54 ドル30 億ドル +118.2% +9.0% 7.05 ドル17 億ドル
やや楽観 22% 55.75 ドル133 億ドル 13.37 ドル32 億ドル +92.5% +7.7% 15.21 ドル36 億ドル
中立 35% 46.14 ドル110 億ドル 14.21 ドル34 億ドル +68.0% +6.2% 21.12 ドル51 億ドル
やや悲観 23% 23.07 ドル55 億ドル 8.36 ドル20 億ドル −12.5% −1.5% 7.23 ドル17 億ドル
悲観 11% 10.03 ドル24 億ドル 2.09 ドル5 億ドル −66.3% −11.0% 1.33 ドル3 億ドル
加重平均100% 40.75 ドル97 億ドル11.20 ドル27 億ドル +44.6% +4.3% 51.95 ドル124 億ドル

今の株価時価総額 35.92 ドル86 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:余剰資本を高利回りで使い、成長都市でもシェアを取る 利益 11 億ドル · PER 15.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 65.83 ドル158 億ドル

余剰資本を急がず使い、コロラドかオクラホマで良質な銀行を現金中心で買収する。買収後も預金流出と貸倒を抑え、投下資本利益率は12〜13%に届く。カンザスシティ、デンバー、オクラホマの新設店も採算化し、UMBバンクやコマース・バンクから一部の預金を取る。銀行子会社のCET1を長期目標近辺に保ちながら、主要市場の加重預金シェアは現在の約25%から28%前後へ上がる。

消費者の預貸金残高は240億ドル、商業は380億ドルへ増える。資産管理は既存顧客が他社に置く資産を取り込み、預かり残高450億ドルに達する。技術投資で効率を上げながら信用コストを平常に保ち、純利益は10.5億ドル、総自己資本ROEは13.2%となる。

資本の一部を成長へ使うため、正味還元は30億ドルにとどまるが、堀は地元市場から成長都市へ広がる。この筋書きでは、買収先の預金文化まで守り、規模の拡大が調達費の上昇を招かないことが前提になる。

  • 消費者銀行:数量 240(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.04(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 11 億ドル・営業利益 5 億ドル。出店と買収で預金・住宅ローンを拡大
  • 商業銀行:数量 380(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.04(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 13 億ドル・営業利益 8 億ドル。良質な法人預金と貸出を買収で追加
  • 資産管理:数量 450(預かり資産残高(億ドル))× 価格 0.01(預かり資産1ドル当たりの収益率)→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。既存富裕層の資産を取り込む

倍率:銀行の倍率には有形普通自己資本ROEを使う。総自己資本79.8億ドルから、既存分と買収で残るのれん・無形資産を約7.0億ドル差し引いた有形普通自己資本72.8億ドルに対し、純利益10.5億ドルでROE14.4%。k8.0%、g4.0%(物価3.5%+実質残高約0.5%、10年後はシェア上昇が止まる)、普通の堀でRONIC11.2%。10年目利益に対する正当化PER上限16.7倍の89.7%を採用した。買収後の統合と地域集中が残るため上限にはしない。

確率:買収を13%前後の利回りで成功させ、8店の出店と資産管理のクロスセルもそろう必要がある。実現余地はあるが条件が多いため9%。

やや楽観 22% やや楽観:有機成長と一件の規律ある買収が両立する 利益 9 億ドル · PER 14.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 55.75 ドル133 億ドル

地元市場の預金シェアを保ち、成長都市ではUMBバンクとコマース・バンクの先行を崩さない範囲で、支店と採用により少しずつ顧客を増やす。余剰資本の一部は一件の中規模買収へ使うが、高値の案件は見送る。買収後の費用削減は穏やかで、利益の上振れを統合効果だけに頼らない。デジタル機能を更新し、全国銀行との利便性の差を広げない。

消費者の預貸金残高は225億ドル、商業は355億ドル、資産管理の預かり残高は405億ドルとなる。預金コストは上がるが、無利息預金と公共資金が利ざやを支える。信用コストは10年の途中で一度悪化しても資本で吸収し、純利益は9.2億ドル、総自己資本ROEは12.9%へ上がる。

配当と自社株買いの正味還元は32億ドルで、堀は大きく広がらないが削られもしない。資本を一度に使い切らず、買収後の実績を見ながら残りを還元するため、少数株主にも利益が届く。

  • 消費者銀行:数量 225(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.04(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 10 億ドル・営業利益 4 億ドル。預金シェア維持と新設店の寄与
  • 商業銀行:数量 355(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.03(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 12 億ドル・営業利益 7 億ドル。中規模買収と法人関係の深掘り
  • 資産管理:数量 405(預かり資産残高(億ドル))× 価格 0.01(預かり資産1ドル当たりの収益率)→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。資産管理を既存顧客へ広げる

倍率:銀行の倍率には有形普通自己資本ROEを使う。総自己資本71.3億ドルから、既存分と買収で残るのれん・無形資産を約5.5億ドル差し引いた有形普通自己資本65.8億ドルに対し、純利益9.2億ドルでROE14.0%。k8.0%、g4.0%(物価3.5%+実質残高約0.5%、成熟後のシェアは横ばい)、普通の堀でRONIC11.0%。10年目利益に対する正当化PER上限16.5倍の87.7%を採用した。預金の質は高いが、買収を含む成長の再現性と支配株主の資本配分を割り引いた。

確率:預金基盤を守りながら一件の中規模買収と新設店を成功させる筋書きで、経営の過去実績から十分あり得るため22%。

中立 35% 中立:預金は名目市場並みに伸び、余剰資本の半分を成長へ回す 利益 8 億ドル · PER 13.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 46.14 ドル110 億ドル

地域の預金基盤は保たれ、貸出と預金は物価を含む名目市場に沿って伸びる。成長都市ではシェアをわずかに取るが、UMBバンク、USバンコープ、バンク・オブ・アメリカを大きく崩すほどではない。大型買収は一件までとし、余剰資本の約半分を貸出・小規模買収へ回す。残りはCET1目標を守りながら、配当と自社株買いへ振り向ける。

消費者の預貸金残高は210億ドル、商業は330億ドル、資産管理は360億ドルとなる。利ざやは現在より少し低く、信用コストは平常へ戻る。商業部門の高い利益率は競争と引当で下がるが、手数料収益が補う。

純利益は8.0億ドル、自己資本は63.3億ドル、総自己資本ROEは12.6%となる。正味還元は34億ドルで、堀は地元では残るが、成長都市では普通の地域銀行のままである。会社の示す13%の買収利回りは全面的には実現せず、成功分と低利回りで残る資本が混ざる想定である。

  • 消費者銀行:数量 210(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.04(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 9 億ドル・営業利益 4 億ドル。名目市場成長と小幅なシェア上昇
  • 商業銀行:数量 330(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.03(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 11 億ドル・営業利益 6 億ドル。信用コストを平常化して成長
  • 資産管理:数量 360(預かり資産残高(億ドル))× 価格 0.01(預かり資産1ドル当たりの収益率)→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。預かり資産は市場とクロスセルで増加

倍率:銀行の倍率には有形普通自己資本ROEを使う。総自己資本63.3億ドルから、既存分と小規模買収で残るのれん・無形資産を約4.5億ドル差し引いた有形普通自己資本58.8億ドルに対し、純利益8.0億ドルでROE13.6%。k8.0%、g4.0%(物価3.5%+実質残高約0.5%、成熟後のシェアは横ばい)、普通の堀でRONIC10.8%。10年目利益に対する正当化PER上限16.4倍の84.3%を採用した。強い預金基盤は評価するが、利益の地域集中、買収依存、議決権信託による少数株主リスクが残る。

確率:強い既存預金、平常化する信用コスト、段階的な資本配分を組み合わせた最も自然な道であるため35%とした。

やや悲観 23% やや悲観:預金価格競争と買収停滞で余剰資本が重荷になる 利益 5 億ドル · PER 11.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 23.07 ドル55 億ドル

成長都市で預金獲得費が上がり、新設店は採算化に時間がかかる。良質な買収案件は高値で、会社は買収を見送るか、小規模案件で期待した利回りを得られない。地元市場の顧客は残るが、国債MMF、UMBバンク、USバンコープへ一部の預金が移り、純金利マージンは縮む。規制資本を多く抱えるため、還元も思うように増やせない。

商業用不動産の損失は管理可能だが、引当が平常より高い状態が続く。消費者の預貸金残高は165億ドル、商業は245億ドル、資産管理は260億ドルにとどまる。余剰資本の多くが低利回り資産に残り、純利益は4.8億ドル、総自己資本ROEは7.8%へ下がる。

配当と自社株買いの正味還元は20億ドルで、地元の堀は残っても資本コストを上回る再投資先を欠く。破綻や増資には至らないが、厚い資本が株主価値を増やさず、機会費用として残る。

  • 消費者銀行:数量 165(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.04(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。預金コスト上昇と支店採算の遅れ
  • 商業銀行:数量 245(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.03(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 7 億ドル・営業利益 4 億ドル。貸倒引当と競争で利幅低下
  • 資産管理:数量 260(預かり資産残高(億ドル))× 価格 0.00(預かり資産1ドル当たりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場成長を下回り報酬率も低下

倍率:銀行の倍率には有形普通自己資本ROEを使う。総自己資本61.3億ドルから、既存分の減損後に残るのれん・無形資産を約2.5億ドル差し引いた有形普通自己資本58.8億ドルに対し、純利益4.8億ドルでROE8.2%。k8.0%、g3.5%(物価並みの残高成長にとどまり実質成長はない)、普通の堀でRONIC8.1%。10年目利益に対する正当化PER上限13.0倍の88.2%を採用し、中立より明確に低くした。価値をほとんど生まない留保を成長で持ち上げない。

確率:高金利下の預金競争と資本配分の遅れは十分起こりうる。既存市場の強さが全面崩壊を防ぐため23%とした。

悲観 11% 悲観:買収失敗と信用悪化が重なり、優良な地域銀行でなくなる 利益 2 億ドル · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 10.03 ドル24 億ドル

余剰資本を使った大型買収で貸出品質と預金の粘着性を見誤り、統合費用とのれんの減損が発生する。同時に商業用不動産と法人貸出の損失が増え、預金は高金利商品やUMBバンク、コマース・バンクへ流れる。議決権信託の支配で経営方針の修正が遅れ、成長市場の支店も整理を迫られる。規制当局は資本維持を優先させ、配当と買い戻しはほぼ止まる。

消費者の預貸金残高は125億ドル、商業は185億ドル、資産管理は170億ドルまで縮む。10年間の純利益累計は、前半の損失と後半の回復を合わせて25億ドルにとどまり、正味還元は5億ドルである。10年後の純利益は2.0億ドル、総自己資本ROEは3.5%となり、資本を増やしても価値を生まない。

現在の有形資産を厳しく切り下げた床を守るが、もう優良銀行とは呼べない。それでも預金保険、規制資本、既存顧客が事業を支え、時価総額をゼロにはしない。

  • 消費者銀行:数量 125(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.03(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。預金流出と支店整理
  • 商業銀行:数量 185(平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル))× 価格 0.02(残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。買収貸出とCREで信用損失
  • 資産管理:数量 170(預かり資産残高(億ドル))× 価格 0.00(預かり資産1ドル当たりの収益率)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。信頼低下で資産流出

倍率:銀行の倍率には有形普通自己資本ROEを使う。総自己資本57.8億ドルから、減損後に残るのれん・無形資産を約0.5億ドル差し引いた有形普通自己資本57.3億ドルに対し、純利益2.0億ドルでROE3.5%。ROEがk8.0%を大きく下回り、稼ぐ力の上限は純利益2.0÷8%=25.0億ドル、PERでは12.5倍。現在の売れる資産の税後床24.0億ドルを下回らず、稼ぐ力の上限も超えないPER12.0倍、時価総額24.0億ドルとした。過去のPBRは使っていない。

確率:厚い資本と低い現状の貸倒が破綻を遠ざける一方、大型買収失敗と信用悪化が重なる尾は無視できず11%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

消費者銀行

個人預金、住宅ローン、カード、決済、住宅ローン組成を扱う。低コストの個人預金が全社の貸出と証券運用を支える。

数量平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル)価格残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料)売上営業利益
今 2025/12 109 0.04 4 2
10 年後 中立 210 0.04 9 4

取り方:2025年10-Kの消費者部門から、平均預金77.52億ドルと平均貸出31.51億ドルを合計した。純金利収益3.15億ドルと非金利収益1.11億ドルを残高で割り、価格を3.91%とした。銀行は数量を名目残高、価格を利ざや・手数料率とする業界ノートの置き方に従い、物価は残高側に含める。FDICの2026年データではミズーリ州の預金市場は約2,798億ドルで、銀行子会社は州全体5.2%、11主要市場の加重シェアは約25%。競合の州シェアはUMBバンク約13%、USバンコープ約8.6%、バンク・オブ・アメリカ約7.3%、コマース・バンク約7.0%である。

商業銀行

法人、商業用不動産、公共団体への貸出・預金・資金管理を扱う。全社利益の中心で、信用コストが価値を左右する。

数量平均預金+平均貸出の残高(名目・億ドル)価格残高1ドル当たりの純収益率(純金利収益+手数料)売上営業利益
今 2025/12 156 0.03 5 3
10 年後 中立 330 0.03 11 6

取り方:2025年10-Kの商業部門から、平均預金72.97億ドルと平均貸出82.87億ドルを合計した。純金利収益4.36億ドルと非金利収益0.43億ドルを残高で割り、価格を3.07%とした。市場は約13兆ドルの米国貸出と約2,798億ドルのミズーリ州預金で、部門別シェアは非開示のため、州全体5.2%と11主要市場の加重預金シェア約25%を数量の代理にした。10年の数量は市場の名目成長と、成長都市でUMBバンクやコマース・バンクから取れるシェアを分けて考えた。

資産管理

信託、投資助言、退職給付、相続・税務計画を提供する。預かり資産に対する継続報酬が利ざや以外の収益源になる。

数量預かり資産残高(億ドル)価格預かり資産1ドル当たりの収益率売上営業利益
今 2025/12 160 0.00 1 0
10 年後 中立 360 0.01 2 1

取り方:2025年末の預かり資産159.56億ドルと資産管理収益0.774億ドルから、報酬率を0.485%とした。2026年9月末は預かり資産175億ドルまで増えたが、基準年の財務はfactsに合わせて2025年の値を使う。会社は既存の銀行顧客が他社に置く投資資産を約400億ドルと見積もる。競合はUMBプライベート・ウェルス、コマース・トラスト、エドワード・ジョーンズ、登録投資助言会社、全国証券で、CBCの全国シェアはごく小さい。

リスクと懸念

信用循環と商業用不動産

非居住者向け商業不動産は貸出の約28%を占める。現在の貸倒は低いが、金利5%で借換えが続き、賃料や稼働率が弱れば引当が数年遅れて増える。信用損失が平常を超えると、利益と自己資本の両方が削られ、資本の買収・還元余力も縮む。住宅ローンや法人貸出へ損失が広がる同時性にも注意が要る。

余剰資本の買収失敗

約20億ドルの余剰資本は大きな機会だが、買収価格、貸出審査、システム統合、人材維持のどれかを誤ると価値を壊す。会社が示す10%超の投下資本利益率を、のれんと統合費用を含めて達成できるかが最重要である。案件が見つからない時に高値の自社株買いや低利回り資産へ流れる危険もある。

預金コストと流出

短期金利3.5〜4%では、顧客は国債MMFやデジタル銀行へ動ける。無利息預金36%が下がり、預金コストが資産利回りより速く上がれば、純金利マージンは縮む。高い地域シェアが価格競争を完全に防ぐわけではない。無保険かつ無担保の預金は期末残高の約22%で、信用不安時の流出速度も見ておく必要がある。

議決権信託による支配

議決権信託が約65%を持ち、取締役、配当、買収、会社売却を実質的に決める。長期志向を守る利点はあるが、少数株主は資本配分が悪くても交代を促しにくい。支配権プレミアムが外部株主へ渡らない可能性もある。ナスダックの支配会社として一部のガバナンス要件の免除を使える点も、独立性を点検すべき理由になる。

金利と有価証券

資産の約38%が現金と有価証券で、長期金利5%が続けば低利回り債の含み損は残る。満期まで持てば利回りは徐々に改善するが、預金流出で売却を迫られれば損失が自己資本に現れる。金利感応度の管理を外すと利ざやも振れる。現金と証券が多いことを、預金債務を無視した自由資金と見なしてはいけない。

AI・デジタル競争とサイバー

AIエージェントが銀行の貸出資産そのものを代替するわけではないが、口座獲得、顧客対応、審査、資産助言の費用と速度を変える。全国銀行やフィンテックが先行すれば成長市場のシェアを取れず、サイバー事故は信用を一度に失わせる。銀行は障害や情報漏えいを規制当局へ速やかに報告する義務もあり、復旧費用と制裁が同時に発生しうる。

今後の分かれ目

預金コストが1.5%を超え、純金利マージンが4%を2四半期連続で下回ったら
低コスト預金の堀が弱まったと見て、消費者・商業部門の価格を下げ、やや悲観の確率を上げる。
貸倒償却率が0.5%を超え、不良資産比率が1%へ近づいたら
信用循環が平常を外れたと見て、商業部門の利益率と10年累計利益を下げ、悲観側へ確率を移す。
余剰資本を使う買収が発表され、のれん込みの投下資本利益率が10%を超える根拠が示されたら
買収後の貸出品質と預金流出を確認し、条件が保たれれば楽観・やや楽観の確率を上げる。
余剰資本が3年たっても大きく残り、配当と自社株買いも増えなければ
資本配分の機会が乏しいと判断し、中立のROEと倍率を下げる。
カンザスシティ、オクラホマ、コロラドの預金が年8%以上伸び、地域利益率も改善したら
大都市でシェアを取る再現性が出たと見て、各部門の数量と長期成長率を上げる。
議決権信託の比率が下がるか、独立取締役と資本配分方針が強化されたら
少数株主の不利益が小さくなるため、悲観確率を下げる。ただし資本コストには重ねない。

見ておくもの

  • 純金利マージン、預金コスト、無利息預金比率
  • 貸倒償却率、不良資産比率、延滞率、商業用不動産の引当
  • 余剰CET1資本、銀行子会社CET1、配当と自社株買いの実行額
  • 買収価格、のれん、統合費用、買収後の投下資本利益率
  • 成長都市の預金・貸出・市場シェアと新設支店の採算
  • 資産管理の預かり資産、報酬率、決済取扱高と手数料

倍率と資本コストの決め方

今の株価や市場のPER・PBRを見る前に、消費者・商業の預貸金残高と残高当たり収益率、資産管理残高と報酬率を積み上げた。kは8.0%、中立の有形普通自己資本ROEは13.6%、長期gは市場の名目成長4.0%、普通の堀でRONICは10.8%。10年目利益に対する正当化PER上限16.4倍の84.3%で13.8倍とした。現在の値付けには寄せていない。悲観は現在の有形資産を損失で切り下げた24億ドルと、その筋書きの稼ぐ力25億ドルを比べ、床を割らず上限内の24億ドルとした。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。kは米国株の基本8.0%にquality 0.0%を加えた。信用、買収、支配株主の個別リスクはkへ重ねず、筋書きと確率に入れた。

同じ業種(金融)の AI 分析

割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. Central Bancompany 2025 Form 10-K
  2. Central Bancompany 2026年第3四半期決算説明資料
  3. FDIC Summary of Deposits

分析日 2026-10-23