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ハンティントン・バンクシェアーズ HBAN

Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)22.01 ドル445 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)15.7 ドル317 億ドル差 +40.6%
10 年後から見ると 割安 価値 22.01 ドル445 億ドル · 差 +40.6% · 期待の年率 +10.7%
期待の年率リターン(10 年)+10.7%資本コスト比 +2.2 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ハンティントン・バンクシェアーズ(オハイオ州コロンバス本社)は、総資産約 2,840 億ドル・平均預金 2,234 億ドル・平均貸出 1,893 億ドル(2026 年 4〜6 月期)の全米 10 位の銀行である。2025 年 10 月に Veritex(ダラス)、2026 年 2 月に Cadence(ヒューストン・ミシシッピ。約 83 億ドルの全株式取引)を取り込み、オハイオ・ミシガンなど中西部の預金網に、テキサスと南東部の成長市場を足した。Cadence のシステム統合は 2026 年 6 月に終わり、両行のコスト削減(Veritex 0.7 億ドル・Cadence 3.65 億ドル)は 10〜12 月期までに出きる計画である。

収益は純金利収益が約 7 割、手数料が約 3 割。4〜6 月期の純利益は 7.27 億ドル(買収関連費用を除く調整後で約 8.5 億ドル、年換算で約 34 億ドル。優先配当後の普通株で約 31 億ドル)。ただし 2026 年 9 月の投資家会議で 2027 年の利益目標を約 1 割下げ、純金利マージン(NIM)は 3.20 台前半に張りつく見通しになった(預金競争・貸出価格の圧力・商業用不動産の返済が早い)。会社の調整後 ROTCE 17.5% は手本のフィフス・サード(19.0%)より低く、効率比率も高い。

資本コスト 8.5%(基本 8.0% に quality +0.5%)の式では、中立の筋書きの 10 年後は有形自己資本利益率(ROTCE)14.9%(帳簿の ROE は 11.9%)・成長 4.0% から利益ベースの上限 PER 約 13.5 倍(資本コストを超える稼ぎは新しく投じるお金では半分に薄れる)が出て、その 9 割の約 12.2 倍に置いた。年換算の利益に対する今の倍率は約 10 倍で、式の倍率はその 1.2 倍ほど。中立の筋書きは 10 年後に時価総額が今の約 2.2 倍で、還元を足して割り引いても今の値段を大きく上回る。ただし 10 年のうちの不況(やや悲観、確率 22%)と、預金流出・信用悪化で構造的に負ける姿(確率 14%)を置いた。結論は割安だが、倍率が資本コストと成長の差 4.5% に敏感な点は割り引いて読む。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、銀行は預金を集めて貸す事業で、見るのは預金の質(安く長く残るか)、貸出の質(不況で損をしないか)、費用の規律、資本の配分である。ハンティントンは、預金の無利息比率・手数料の割合・費用の前倒し削減という点で足元の数字は良く、10 年後もこの事業は存在し、規模と地盤の厚みで今より強いと考える。ただし支払いや預金で圧倒的な堀があるわけではなく、堀の広さは USバンコープ・ウェルズ・ファーゴより一段狭く、フィフス・サードと同程度とみる。

オーナー利益は、純利益から貸出の伸びに必要な資本を引いた額。中立の筋書きでは、純利益の約 67% 前後が株主に返せる。見るべき懸念は、2 件の買収でのれん・無形資産が約 100 億ドルに膨らみ有形自己資本が薄くなったこと、2027 年目標を 9 月に下げた経営計画の読みの甘さ、CRE の集中、NIM が 3.20 台前半に張りつくこと。逆に会社が低採算の自動車ローンを絞り、CRE を減らし、買い戻しを増やす動きは、量より資本の利回りを重んじる姿で好ましい。

安全域は、悲観(構造的に負け、ROTCE 5% 前後)では時価総額が今の約 0.5 倍まで下がるが、不況の底でも普通株の自己資本が保たれる点にある。ただし式の倍率は資本コストと成長の差が 4.5% と小さく、倍率の振れが大きい。買収 2 件を同時に消化する途中で、経営計画の確度が揺れているため、確信度は中程度とした。

何で稼ぐ会社か

ハンティントンは 21 州・約 1,400 店を持ち、中西部(オハイオ・ミシガン・インディアナなど)の預金網と、Cadence 由来のテキサス(約 140 店)・ミシシッピ・アラバマ・テネシー・ジョージア・フロリダ・カロライナの店で預金を集めて貸す銀行である。収益の約 7 割は純金利収益、約 3 割が手数料(支払い・資金管理 2.04 億ドル、資本市場・助言 1.40 億ドル、資産運用 1.34 億ドル、預金・貸出手数料 1.28 億ドル、住宅ローン 0.53 億ドル、リース 0.29 億ドル、保険 0.21 億ドル。いずれも 2026 年 4〜6 月期)。開示のセグメントは会社の組み替えで変わったため、ここでは残高と手数料から 4 つに割り振った推定で扱う。

商業銀行(推定の年換算収益 約 52 億ドル)は、法人・商業用不動産(CRE)・資金管理・支払い・資本市場・リース・保険を束ね、貸出の約 6 割を占める。2026 年に Janney の債券・株式・公共金融部門と TM Capital(Capstone 経由)を現金で買い、資本市場の収益を最大 0.9 億ドル上積みする。Cadence の顧客に資金管理と資本市場を売る収益のシナジーは 2028 年まで約 6 億ドルと会社は言う。

個人・小規模事業(約 40 億ドル)は、預金・住宅ローン・ホームエクイティ・カード・小規模事業向け貸出で、中西部の深い預金網とテキサス・南東部の新店で伸ばす。自動車・専門貸出(約 8.5 億ドル)は、ディーラー経由のインダイレクト自動車ローンと RV・マリンで、月次の組成を 8.5 億ドルから約 5 億ドルへ、最低リターン 12% で絞り込んでいる。資産運用・信託・プライベートバンク(約 13 億ドル)は、運用資産が前年比 +37%(買収含む)で、手数料は年 10% の伸び。いずれも推定で、数量は平均の貸出と預金(運用資産を含む)の残高、価格は残高あたりの純収益(利ざやと手数料)で置く。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は預金:中西部で長く築いた個人・小規模事業の預金網(無利息預金は平均で約 400 億ドル)に、ミシシッピ預金首位・ダラスとヒューストンで預金 5 位という Cadence の地盤が加わった。預金は安く長く残る資産だが、2026 年は預金競争が最も激しい局面で、新規の預金は以前より高くつくと経営陣は認めている。第 2 は費用の規律:Veritex・Cadence とも削減計画を前倒しで出し、効率比率は 2026 年末に 55.5〜56% を見込む(2026 年 4〜6 月期の報告値は 61.5%)。第 3 は手数料の厚み:支払い・資本市場・資産運用の value-added fee が 2024 年 4〜6 月期から年 14% で伸び、収益の約 3 割。

資本効率は、調整後 ROTCE 17.5%(会社。償却を足し戻した値)で、手本のフィフス・サード(調整後 19.0%)・USバンコープ(18.5%)より 1〜1.5 ポイント低く、NIM(3.21%)もフィフス・サード(3.36%)より低い。つまり規模と地盤では並んだが、収益力はまだ追いつく途中にある。弱みは 4 つ。第 1 は買収 2 件の消化で、システム統合は終えたが顧客の維持とシナジーの実現は 2026 年 10〜12 月期以降に確かめる。第 2 はのれん・無形資産が約 100 億ドルに膨らみ、有形自己資本比率(7.1%)が薄い点。第 3 は CRE の比率が高く、会社が返済を 2 倍の速さで進めて集中を減らしている最中の点。第 4 は 9 月に 2027 年目標を下げたことで、経営計画の信用が少し傷んだ点。経営は会長兼 CEO のスティーブ・スタイノー(Steve Steinour)が率い、買収は成立後の統合で計画を前倒すことが多い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の銀行は、FDIC の 2026 年 4〜6 月期の速報で純利益 901 億ドル(年換算 3,600 億ドル)、ROA 1.37%、NIM 3.32%、貸出は前年比 +6.8% と、利益の水準が高い。短期金利 3.5〜4%・10 年国債 5% 前後で止まる世界では、低利の債券・住宅ローンが満期で高利に入れ替わり、NIM は少しずつ改善する一方、無利息預金は残らず預金コストは 2010 年代のゼロに戻らない。ハンティントンは 2026 年 9 月に、市場が利下げ期待から利上げ観測へ動いたこと、預金競争と貸出価格の圧力、業界の貸出の伸びが年 3% から 7% に上がって競争が増えたことを、目標を下げた理由に挙げた。

地銀は規模を求める再編の局面にあり、フィフス・サードのコメリカ買収、PNC のファーストバンク買収、ハンティントンの 2 件が 2025〜26 年に成立した。規制緩和で承認が早まるため、さらに続く。ハンティントンの位置は、商業ではバンク・オブ・アメリカ・JPモルガン・ウェルズ・ファーゴ・PNC・リージョンズ・フィフス・サードと競り、消費者預金では大手 4 行と地元の地銀の両方と競る。テキサスの預金は Cadence で全米 8 位の銀行になり、ダラス・ヒューストンの預金は 5 位だが、上位 3 行との差は大きい。

CRE(特にオフィス)・データセンター向けの建設融資・ノンバンク金融機関向け貸出は不況で傷みやすい。ステーブルコインやフィンテックによる預金・決済の置き換え、カード競争法・金利上限案、AI による費用の圧縮も 10 年の分かれ目になる。インダイレクト自動車ローンは銀行間・ノンバンクとの競争で採算が下がり、ハンティントンは量を捨てて利益率を守る方針に切り替えた。

資本政策と M&A

還元は、CET1 比率(2026 年 4〜6 月期 10.0%)を保ちながら、貸出の伸びに必要な資本を引いた残りを配当と自社株買いで返す形。2026 年の自社株買いは 5.5 億ドルの計画で約 3.6 億ドルを消化し、2027 年は 13〜14 億ドルへ増やす(成長の鈍化で浮く約 2 億ドルが原資)。配当は年 12〜13 億ドル。2026 年は買収の費用と資本の積み上げを優先し、還元の割合を意図して低くしている。

M&A は、Veritex(2025 年 10 月成立・約 19 億ドル)、Cadence(2026 年 2 月成立・約 83 億ドル、約 4.6 億株を発行。台帳の株数 20.2 億株に反映済み)、Janney の資本市場部門と TM Capital(現金)。Cadence 発行の優先株(シリーズ L)も引き継いだ。新株は台帳の株数に入っているので、筋書きは会社全体の時価総額で書く。今後も戦略に合えば買収の余地を経営陣は否定しないが、まず統合の完了と削減の実現が先で、成立していない買収は筋書きに入れない。株式報酬による株の増加は小さく、正味の還元は配当と自社株買いから株式報酬の分を引いて測る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026 年 4〜6 月期は調整後 ROTCE 17.5%・NIM 3.21%(前年比 +10bp)で、経営陣は NIM の底は 4〜6 月期と見ている。2026 年末までに Cadence の削減 3.65 億ドルと Veritex の 0.7 億ドルが出きり、効率比率は 55.5〜56% へ下がる。収益のシナジー(約 6 億ドル、2028 年まで)と Janney の資本市場部門(最大 0.9 億ドル)は、ほぼコストなしで利益に乗る。手数料は 2026 年に前年比 +32%(目標 26.5〜29.5% を上回る)で、value-added fee は年 14% の伸びが続いている。

成長の源は 3 つある。第 1 は Cadence の 12 の大都市圏(ダラス・ヒューストン・アトランタ・ナッシュビル・オーランド・タンパなど)に、ハンティントンの資金管理・資産運用・資本市場を売ること。第 2 は新規の全国専門貸出 9 分野(どれも未成熟)。第 3 は CRE・低採算の自動車ローンを絞って空けた資本を、自社株買い(2027 年 13〜14 億ドル)と高採算の商業貸出に回すこと。CET1 10.0% で資本は足りている。バリュー投資の観点では、年換算の利益に対して約 10 倍の値段は、ROTCE 16〜17% で資本コスト 8.5% の銀行には低すぎる。利益ベースの式でも ROTCE 15% なら PER 15 倍前後が出る。

慎重な見方

会社の目標は 2026 年 9 月に約 1 割下がった。理由は NIM の見通しが 3.20 台前半に張りつくこと、預金競争と貸出価格の圧力、CRE の返済が想定の 2 倍の速さで進み貸出が伸びないこと(7〜9 月期の平均貸出は前期比 -0.5% の見込み)。経営陣自身が、統合の収益のシナジーの一部を競争が食うことを示した形だ。調整後の ROTCE(17.5%)は償却と買収費用を足し戻した値で、報告ベースは 15.1%、効率比率は 61.5% にとどまる。

自己資本の質も弱い。のれん・無形資産は約 100 億ドルで、有形自己資本比率は 7.1%。優先株が約 30 億ドルある。NPA 比率は 0.85% と 1 四半期で 13bp 上がった。純償却率 0.25% は平常以下の山の値で、CRE・データセンター向けの建設融資・ノンバンク向け貸出が不況で傷む。中西部の預金競争は最も激しく、無利息預金は金利で流出しやすい。10 年後は、預金の流出(MMF・ステーブルコイン)と不況の連続で、ROTCE が 9% 前後に沈む構造的な負けが 1 割強の確率である。式の PER 12 倍前後は、資本コストと成長の差 4.5% という小さな分母で出た数字で、成長が 1 ポイント下がるだけで大きく縮む。

どちらに重みを置いたか

2 件の統合の進み(削減の前倒し・手数料の伸び・Cadence のシステム統合の完了)は強気の見方が強く、9 月の目標引き下げと預金競争・信用の正常化は慎重な見方が強い。そこで 10 年は中立に厚め(34%)、やや悲観 22%・悲観 14% と、手本のフィフス・サード(悲観 13%・やや悲観 22%)よりわずかに悲観を厚く置いた。理由は、買収 2 件の同時消化で測りにくく、ROTCE と NIM がフィフス・サードより低く、目標を下げた直後だからである。不況の確率はやや悲観 22% に入れた。倍率は利益ベースの式で、中立の 10 年は帳簿の ROE 11.9%(ROTCE 14.9%)と g 4.0% から上限 PER 約 13.5 倍、その 9 割の約 12.2 倍。これは今の約 10 倍より高いが、割り引かず、悲観の確率と深さで表した。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 30.96 ドル626 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 12.51 ドル253 億ドル)。 今の値に割り戻すと 22.01 ドル445 億ドル、今との差 +40.6%、 期待の年率 +10.7%(資本コスト 8.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 48.23 ドル975 億ドル 15.48 ドル313 億ドル +306.9% +15.1% 5.10 ドル103 億ドル
やや楽観 22% 41.01 ドル829 億ドル 14.54 ドル294 億ドル +254.8% +13.5% 12.22 ドル247 億ドル
中立 34% 33.64 ドル680 億ドル 13.51 ドル273 億ドル +201.1% +11.7% 16.03 ドル324 億ドル
やや悲観 22% 24.93 ドル504 億ドル 12.27 ドル248 億ドル +137.6% +9.0% 8.18 ドル165 億ドル
悲観 14% 8.26 ドル167 億ドル 5.54 ドル112 億ドル −11.9% −1.3% 1.93 ドル39 億ドル
加重平均100% 30.96 ドル626 億ドル12.51 ドル253 億ドル +177.6% +10.7% 43.47 ドル879 億ドル

今の株価時価総額 15.66 ドル317 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:テキサス・南東部で密度が効き、ROTCE は 17% 台へ 利益 74 億ドル · PER 13.2 倍 · 株価時価総額 48.23 ドル975 億ドル

2035 年末、資本規制の緩和で CET1 の運用目標が下がって還元が増え、AI による費用の圧縮と、テキサス・南東部・カロライナの新店で預金の密度が効く。Cadence の 12 の都市圏で資金管理・資産運用・資本市場が伸び、全国の専門貸出 9 分野が高採算で育つ。効率比率は 50% 前後、預金コストは無利息預金の厚みで競合より低い。USバンコープ・PNC と並ぶ収益力になる姿である。

残高(貸出+預金。運用資産を含む)は 商業 3,683 億ドル、個人・小規模事業 2,726 億ドル、自動車・専門 323 億ドル、資産運用 1,948 億ドル。収益は 213 億ドル(今の年換算 113.5 億ドルの約 1.88 倍)、営業利益(貸倒引当後の税引前)95 億ドル、普通株の純利益は約 74 億ドル。ROTCE(優先株・のれん等を除く有形自己資本。償却の足し戻しなし)は 17.3%。純利益の約 63% を還元する。倍率は式どおり PER 16.5 倍。時価総額は今の約 3.9 倍になる。

  • 商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場):数量 3,683(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 103 億ドル・営業利益 46 億ドル。商業
  • 個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード):数量 2,726(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 71 億ドル・営業利益 32 億ドル。個人・小規模
  • 自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン):数量 323(貸出の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト))→ 売上 12 億ドル・営業利益 7 億ドル。自動車
  • 資産運用・信託・プライベートバンク:数量 1,948(運用資産と預金の残高の合計(億ドル))× 価格 0.01(残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや))→ 売上 27 億ドル・営業利益 12 億ドル。資産運用

倍率:純利益と自己資本は優先配当(年約 2.2 億ドル)・優先株(約 30 億ドル)を除いた普通株の値。のれん・無形資産を除いた有形ベースの ROTCE は帳簿の ROE より高いが、ここでは検査と同じ帳簿の ROE で置く。利益ベースの正当化 PER で置く(SCHEMA §1-1):k 8.50%(基本 8.0%+quality +0.50%)、事業の ROE 14.1%(純利益÷自己資本)、g 4.0%、残る割合 1/2(堀:普通)で RONIC 11.3% → (1−g÷RONIC)÷(k−g)=14.4 倍が上限。利益の質(預金網と手数料は厚いが、買収 2 件の消化が途中で、ROTCE と純金利の利ざやが手本より低い)から、上限の 9.2 割の PER 13.2 倍に置いた(検査の上限は時価総額 1060 億ドル)。

確率:規制緩和・AI による費用の圧縮・新市場の密度が重なる姿は 10 年で 1 割弱と置く(フィフス・サード 9%)。

やや楽観 22% やや楽観:統合の果実が続き、手数料の割合が上がる 利益 65 億ドル · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 41.01 ドル829 億ドル

2035 年末、削減が出きった後も費用の規律が保たれ、手数料(支払い・資本市場・資産運用)が貸出より速く伸びて収益の 4 割近くになる。Cadence 市場への資金管理の売り込みが続き、新店の預金が積み上がる。不況は 1 度挟むが信用コストは平常の範囲にとどまる。ミシシッピ・テキサス・南東部で小さくシェアを取る。

残高(貸出+預金。運用資産を含む)は 商業 3,440 億ドル、個人・小規模事業 2,544 億ドル、自動車・専門 309 億ドル、資産運用 1,820 億ドル。収益は 196 億ドル(今の年換算 113.5 億ドルの約 1.73 倍)、営業利益(貸倒引当後の税引前)83 億ドル、普通株の純利益は約 64 億ドル。ROTCE(優先株・のれん等を除く有形自己資本。償却の足し戻しなし)は 16.1%。純利益の約 65% を還元する。倍率は式どおり PER 15.9 倍。時価総額は今の約 3.3 倍になる。

  • 商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場):数量 3,440(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 95 億ドル・営業利益 40 億ドル。商業
  • 個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード):数量 2,544(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 66 億ドル・営業利益 28 億ドル。個人・小規模
  • 自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン):数量 309(貸出の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト))→ 売上 11 億ドル・営業利益 6 億ドル。自動車
  • 資産運用・信託・プライベートバンク:数量 1,820(運用資産と預金の残高の合計(億ドル))× 価格 0.01(残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや))→ 売上 25 億ドル・営業利益 10 億ドル。資産運用

倍率:純利益と自己資本は優先配当(年約 2.2 億ドル)・優先株(約 30 億ドル)を除いた普通株の値。のれん・無形資産を除いた有形ベースの ROTCE は帳簿の ROE より高いが、ここでは検査と同じ帳簿の ROE で置く。利益ベースの正当化 PER で置く(SCHEMA §1-1):k 8.50%(基本 8.0%+quality +0.50%)、事業の ROE 13.1%(純利益÷自己資本)、g 4.0%、残る割合 1/2(堀:普通)で RONIC 10.8% → (1−g÷RONIC)÷(k−g)=14.0 倍が上限。利益の質(預金網と手数料は厚いが、買収 2 件の消化が途中で、ROTCE と純金利の利ざやが手本より低い)から、上限の 9.2 割の PER 12.9 倍に置いた(検査の上限は時価総額 901 億ドル)。

確率:統合の果実が続き、手数料が貸出より速く伸びる姿。楽観と合わせて約 3 割(フィフス・サードと同水準)。

中立 34% 中立:中西部は市場並み、南東部・テキサスで小さくシェアを取る 利益 56 億ドル · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 33.64 ドル680 億ドル

2035 年末、中西部の預金網は市場並みにしか伸びず、テキサス・南東部の新市場でわずかにシェアを取る。不況を 1 度挟み、NIM は 3.3% 前後、効率比率 53%、純償却率は循環の平均で 0.45%。会社が目標に置く費用の年 1% 以上の削減(AI を含む)は再投資で利益に全部は届かない。競合のフィフス・サードが南東部・テキサスで先行し、預金で競り合う。

残高(貸出+預金。運用資産を含む)は 商業 3,211 億ドル、個人・小規模事業 2,373 億ドル、自動車・専門 296 億ドル、資産運用 1,699 億ドル。収益は 181 億ドル(今の年換算 113.5 億ドルの約 1.60 倍)、営業利益(貸倒引当後の税引前)72 億ドル、普通株の純利益は約 56 億ドル。ROTCE(優先株・のれん等を除く有形自己資本。償却の足し戻しなし)は 14.9%。純利益の約 67% を還元する。倍率は式どおり PER 15.3 倍。時価総額は今の約 2.8 倍になる。

  • 商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場):数量 3,211(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 87 億ドル・営業利益 35 億ドル。商業
  • 個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード):数量 2,373(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 60 億ドル・営業利益 24 億ドル。個人・小規模
  • 自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン):数量 296(貸出の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト))→ 売上 11 億ドル・営業利益 6 億ドル。自動車
  • 資産運用・信託・プライベートバンク:数量 1,699(運用資産と預金の残高の合計(億ドル))× 価格 0.01(残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや))→ 売上 23 億ドル・営業利益 9 億ドル。資産運用

倍率:純利益と自己資本は優先配当(年約 2.2 億ドル)・優先株(約 30 億ドル)を除いた普通株の値。のれん・無形資産を除いた有形ベースの ROTCE は帳簿の ROE より高いが、ここでは検査と同じ帳簿の ROE で置く。利益ベースの正当化 PER で置く(SCHEMA §1-1):k 8.50%(基本 8.0%+quality +0.50%)、事業の ROE 11.9%(純利益÷自己資本)、g 4.0%、残る割合 1/2(堀:普通)で RONIC 10.2% → (1−g÷RONIC)÷(k−g)=13.5 倍が上限。利益の質(預金網と手数料は厚いが、買収 2 件の消化が途中で、ROTCE と純金利の利ざやが手本より低い)から、上限の 9.0 割の PER 12.2 倍に置いた(検査の上限は時価総額 755 億ドル)。

確率:中西部は市場並みで、新市場の分だけ小さくシェアを取り、不況を 1 度挟む姿。強気と慎重の落としどころで確率 34%。

やや悲観 22% やや悲観:預金コストが高止まりし、ROTCE は 13% 止まり 利益 44 億ドル · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 24.93 ドル504 億ドル

2035 年末、預金の一部が MMF・フィンテック・ステーブルコインへ流れて預金コストが高止まりし、貸出価格の競争が続く。NIM は 3.20 台のまま、効率比率は 56% 前後、純償却率は 0.55% 前後。CRE の損失が 2 回の不況で重なり、シェア拡大も止まる。競合の大手(バンク・オブ・アメリカ・JPモルガン)の規模の利益が広がり、地銀は下位に沈む姿である。

残高(貸出+預金。運用資産を含む)は 商業 2,894 億ドル、個人・小規模事業 2,136 億ドル、自動車・専門 275 億ドル、資産運用 1,532 億ドル。収益は 160 億ドル(今の年換算 113.5 億ドルの約 1.41 倍)、営業利益(貸倒引当後の税引前)58 億ドル、普通株の純利益は約 44 億ドル。ROTCE(優先株・のれん等を除く有形自己資本。償却の足し戻しなし)は 12.9%。純利益の約 70% を還元する。倍率は式どおり PER 14.1 倍。時価総額は今の約 2.0 倍になる。

  • 商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場):数量 2,894(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 77 億ドル・営業利益 28 億ドル。商業
  • 個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード):数量 2,136(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.02(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 53 億ドル・営業利益 19 億ドル。個人・小規模
  • 自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン):数量 275(貸出の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト))→ 売上 10 億ドル・営業利益 5 億ドル。自動車
  • 資産運用・信託・プライベートバンク:数量 1,532(運用資産と預金の残高の合計(億ドル))× 価格 0.01(残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや))→ 売上 20 億ドル・営業利益 7 億ドル。資産運用

倍率:純利益と自己資本は優先配当(年約 2.2 億ドル)・優先株(約 30 億ドル)を除いた普通株の値。のれん・無形資産を除いた有形ベースの ROTCE は帳簿の ROE より高いが、ここでは検査と同じ帳簿の ROE で置く。利益ベースの正当化 PER で置く(SCHEMA §1-1):k 8.50%(基本 8.0%+quality +0.50%)、事業の ROE 10.2%(純利益÷自己資本)、g 4.0%、残る割合 1/2(堀:普通)で RONIC 9.4% → (1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.7 倍が上限。利益の質(預金網と手数料は厚いが、買収 2 件の消化が途中で、ROTCE と純金利の利ざやが手本より低い)から、上限の 9.0 割の PER 11.5 倍に置いた(検査の上限は時価総額 560 億ドル)。

確率:預金が MMF・フィンテックへ流れて預金コストが高止まりし、貸出価格の競争が続く姿。慎重な見方は強く 22%(フィフス・サードと同じ)。

悲観 14% 悲観:預金流出と不況の連続で負け、ROTCE は 9% 前後 利益 15 億ドル · PER 11.2 倍 · 株価時価総額 8.26 ドル167 億ドル

2035 年末、構造的に負けた姿。預金は MMF・ステーブルコインへ流出して預金コストが 4% 台に固定され、2 回の不況で CRE・データセンター向け・ノンバンク向けに損失が出る。買収で積んだのれん(約 95 億ドル)の一部を減損し、自社株買いを止め、シェアはテキサス・南東部でも負ける。収益は 133 億ドル(今の約 1.17 倍)、効率比率 60% 前後。

残高(貸出+預金。運用資産を含む)は 商業 2,559 億ドル、個人・小規模事業 1,955 億ドル、自動車・専門 230 億ドル、資産運用 1,368 億ドル。営業利益は 20 億ドル、普通株の純利益は約 15 億ドル、ROTCE は 5% 前後。倍率は稼ぎの 9.5 割の PER 11.2 倍(PBR 約 0.53 倍は結果)。優良な地銀ではなくなり、時価総額は今の約 0.5 倍にとどまる。

  • 商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場):数量 2,559(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.02(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 62 億ドル・営業利益 10 億ドル。商業
  • 個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード):数量 1,955(貸出と預金の平均残高の合計(億ドル))× 価格 0.02(残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料))→ 売上 46 億ドル・営業利益 7 億ドル。個人・小規模
  • 自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン):数量 230(貸出の平均残高(億ドル))× 価格 0.03(残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト))→ 売上 8 億ドル・営業利益 2 億ドル。自動車
  • 資産運用・信託・プライベートバンク:数量 1,368(運用資産と預金の残高の合計(億ドル))× 価格 0.01(残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや))→ 売上 17 億ドル・営業利益 3 億ドル。資産運用

倍率:稼ぐ力で測る(SCHEMA §1-3)。構造的に負けた筋書きで、ROE が k を下回るため PER は 1÷k が上限になる。ROE 4.7% が k 8.50%(基本 8.0%+quality +0.50%)以下なので、ためた利益は額面を下回る価値で、PER は 1÷k=11.8 倍が上限。上限の 9.5 割の PER 11.2 倍(時価総額 175 億ドルが上限)に置いた。PBR は結果であって根拠ではない。

確率:預金の流出・CRE・自動車・カードの損失・のれん減損が重なり、構造的に負ける姿。買収 2 件の消化と規模の薄さから、手本よりわずかに厚く 14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

商業銀行(法人・商業用不動産・決済・資本市場)

法人・商業用不動産・中堅企業の貸出と預金・資金管理、支払い、資本市場(Janney 部門を含む)、リース・保険。

数量貸出と預金の平均残高の合計(億ドル)価格残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料)売上営業利益
今 2026/12 1,990 0.03 52 19
10 年後 中立 3,211 0.03 87 35

取り方:2026 年 4〜6 月期(Cadence を 1 四半期丸ごと含む)の年換算。平均貸出 1,893 億ドルのうち商業を約 1,190 億ドル、平均預金 2,234 億ドルのうち商業を約 800 億ドルと置き(推定)合計 1,990 億ドル。収益は支払い 2.04・資本市場 1.40・リース 0.29 億ドルの年換算の手数料と利ざやから約 52 億ドル(推定)。税引前の営業利益(引当後・買収関連費用を除く)は調整後の全体 42 億ドルを割り振って 19 億ドル。価格は利ざやと手数料の率で、物価の分は名目の残高の伸びに入れた。競合はバンク・オブ・アメリカ・JPモルガン・ウェルズ・ファーゴ・PNC・リージョンズ・フィフス・サード。

個人・小規模事業(預金網・住宅ローン・カード)

個人・小規模事業の預金、住宅ローン、ホームエクイティ、カード、小規模事業向け貸出、ダイレクトな預金網。

数量貸出と預金の平均残高の合計(億ドル)価格残高あたりの純収益の率(利ざや+手数料)売上営業利益
今 2026/12 1,604 0.02 40 15
10 年後 中立 2,373 0.03 60 24

取り方:平均貸出のうち個人・小規模事業を約 470 億ドル(住宅ローン・ホームエクイティ・カード・小規模事業。自動車は別)、預金のうち約 1,134 億ドル(本社部門の預金を含む)と置き(推定)合計 1,604 億ドル。収益は預金・貸出手数料 1.28・住宅ローン 0.53 億ドルの年換算と利ざやから約 40 億ドル(推定)。税引前の営業利益は割り振りで 14.5 億ドル。預金は無利息 400 億ドルが厚いが、2026 年は預金競争で新規預金の採算が下がっている。競合は PNC・USバンコープ・リージョンズ・キーコープ・フィフス・サード・M&Tバンク。

自動車・専門貸出(インダイレクト自動車・RV・マリン)

ディーラー経由のインダイレクト自動車ローン、RV・マリン、専門の消費者貸出。

数量貸出の平均残高(億ドル)価格残高あたりの純収益の率(利回り − 資金コスト)売上営業利益
今 2026/12 230 0.04 9 4
10 年後 中立 296 0.04 11 6

取り方:自動車・RV・マリンの貸出の平均残高を約 230 億ドルと置く(推定)。収益は残高 × 利ざや約 3.7% で約 8.5 億ドル、営業利益(貸倒引当後)は 4 億ドル(推定)。会社は 2026 年に月次の組成を 8.5 億ドルから約 5 億ドルへ絞り、最低リターンを 12% に置くため、数量は緩やかにしか増えない。競合はキャピタル・ワン・ウェルズ・ファーゴ・トゥルーイスト・シチズンズ、captive 金融と信用組合。

資産運用・信託・プライベートバンク

富裕層・法人の信託・投資顧問・プライベートバンク・ブローカレッジ・保険(RBHPCG)。

数量運用資産と預金の残高の合計(億ドル)価格残高あたりの純収益の率(運用報酬・手数料+利ざや)売上営業利益
今 2026/12 1,000 0.01 13 5
10 年後 中立 1,699 0.01 23 9

取り方:運用資産を約 700 億ドル、同部門の預金を約 300 億ドルと置き(推定)合計 1,000 億ドル。収益は資産運用の手数料 1.34 億ドル(年換算 5.4 億ドル)に保険・ブローカレッジと利ざやを足して約 13 億ドル(推定)、率は 1.3%。営業利益は割り振りで 4.5 億ドル。株式相場で運用資産が振れ、手数料は年 10% の伸び(会社)。競合はウェルズ・ファーゴ・JPモルガン・バンク・オブ・アメリカ・PNC。

リスクと懸念

預金競争と NIM の張りつき

中西部の消費者預金は競争が最も激しく、新規の預金は以前より高くつく。NIM が 3.20 台前半から上がらなければ、削減のシナジーが競争に食われ、2027 年の利益目標をもう一度下げる年が来る(9 月に一度下げた実績がある)。無利息預金の約 400 億ドルは金利で流出しやすい。

買収 2 件の消化

Veritex と Cadence を 4 か月で取り込み、のれん・無形資産は約 100 億ドル、有形自己資本比率は 7.1% と薄い。システム統合は終えたが、支店の統廃合と顧客の維持、Cadence の商業顧客への資金管理の売り込みが計画どおり進むかは、2026 年 10〜12 月期以降に確かめる。

商業用不動産とノンバンク向け貸出

CRE(特にオフィス)・データセンター向けの建設融資・ノンバンク金融機関向け貸出は不況で傷みやすい。NPA 比率は 4〜6 月期に 0.85% と 13bp 上がった。会社は CRE の集中を 2 倍の速さで減らしているが、減らす過程で貸出が伸びず、収益の勢いを削る。

自己資本の薄さと優先株

優先株が約 30 億ドル、有形自己資本比率 7.1%、含み損(AOCI を入れた CET1 は 9.0%)が残る。不況では減資や増資で既存株主の取り分が薄まる可能性がある。会社は CET1 10.0% を保ち、2027 年は 13〜14 億ドルまで買い戻しを増やす計画だが、不況の年は止まる。

経営計画の信用

2027 年の利益目標を 2026 年 9 月に約 1 割下げた。2026 年の純金利収益は範囲の下端か、少し下になる見通し。低採算量を捨てる判断は資本の利回りには良いが、目標の読みが甘かった点は残り、会社の ROTCE 18% 以上の長期目標は信用を割り引いて読む。

預金・決済の置き換え

ステーブルコイン・MMF・フィンテックが預金や決済を置き換えれば、無利息預金が減って預金コストが 4% 台に固定される。大手 4 行の規模の利益が広がり、地銀の預金網の堀が狭まる。カード競争法・金利上限案も手数料を押し下げる。

今後の分かれ目

NIM が 2026 年 10〜12 月期から 3.25% を超えて上がる
預金コストが落ち着いた証拠で、中立から楽観寄りへ確率を動かす。削減のシナジーがそのまま利益に届く。
2026 年 10〜12 月期までに Cadence の削減(3.65 億ドル)が出きり、効率比率が 55.5〜56% を下回る
統合の消化が計画どおりと確かめられ、楽観寄りの確率を厚くする。
NIM が 3.20% を割り、2027 年の目標がもう一度下がる
預金競争が収益を食っていると見て、やや悲観・悲観の確率を厚くする。
NPA 比率が 1% を超えて CRE の損失が出始める
信用コストの正常化が早まる。純償却率 0.5% 超が続くなら、中立の純利益を 1 割下げて見直す。
規制緩和で CET1 の運用目標が下がる
自社株買いが増え、還元が増える。10 年の楽観の確率が上がる。
手本のフィフス・サードや PNC が預金で大きくシェアを取る
テキサス・南東部の新市場で負けているサイン。シェア増を置いた筋書きを下げる。

見ておくもの

  • NIM(2026 年 7〜9 月期は 3.20 台前半の見込み)と預金コスト・無利息預金の比率
  • 効率比率(2026 年末 55.5〜56% の目標)と削減(Veritex 0.7・Cadence 3.65 億ドル)の実現
  • 純償却率・NPA 比率・CRE の残高の減り方
  • 手数料の伸び(支払い・資本市場・資産運用)と収益のシナジー(約 6 億ドル)
  • CET1(10.0%)と自社株買い(2027 年 13〜14 億ドル)、AOCI の戻り
  • 2026 年 7〜9 月期の決算(2026-10-22 発表)と 2027 年目標の再修正の有無

倍率と資本コストの決め方

倍率は式どおりに置き、今の値段(年換算の利益の約 10 倍)には寄せていない。利益ベースの上限 PER 13.5 倍の 9 割(12.2 倍)は今の倍率の約 1.2 倍で、利益の伸びが加わって結論は割安になる。g と ROTCE を 10 年の市場の伸び(実質 1% 前後)・シェア(中立は 0%)・価格(物価)から出し、ROTCE を会社の目標(18%)より低い 15% 前後に置いた(償却の足し戻しなし、含み損の戻りの分の元手が増える)。資本コストは基本 8.0% に quality +0.5%(買収 2 件の消化と商業用不動産などの信用循環)を足した 8.5%。悲観は 10 年の構造的な負けを 14%、やや悲観を 22% 置いた。割安が大きいのは、買収で膨らんだ利益が株価にまだ反映されていないためで、g を 1 ポイント下げると PER が約 1.5 倍縮む感度がある。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β 0.98 × 5%。k = 基本 8.0% + quality +0.5% = 8.5%。買収 2 件の消化が途中で、ROTCE と純金利の利ざやの目標を下げた直後でもあり、同じ領域のフィフス・サード(8.5%)と並べた。預金競争・信用コストは k に足さず、悲観の確率と利益率で表した。

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前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +34.5% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +29.2% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +27.8% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +26.9% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +26.5% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +21.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +16.7% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +15.7% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +14.3% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) 適正 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +2.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −2.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −7.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −9.7% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −15.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −20.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −21.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −26.9% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −28.3% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −31.7% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −1.0%)

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読んだ資料

  1. Huntington 2026 年第 2 四半期決算(プレスリリース)
  2. Huntington 8-K 2026-07-23(決算・財務表)
  3. Huntington 10-Q 2026 年 6 月期
  4. Huntington 2026 年第 2 四半期 決算説明の要約
  5. Huntington at Barclays 会議(2026-09-16)
  6. Banking Dive:Huntington が Cadence を買収(74 億ドル)
  7. American Banker:Huntington のテキサス拡大
  8. Huntington Securities・Capstone による Janney の 3 部門の買収完了
  9. StockAnalysis:HBAN の統計(株数・時価総額・自己資本)

分析日 2026-10-16