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オールド・リパブリック・インターナショナル ORI

専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)46.20 ドル111 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)38.5 ドル92 億ドル差 +19.9%
10 年後から見ると やや割安 価値 46.20 ドル111 億ドル · 差 +19.9% · 期待の年率 +11.0%
期待の年率リターン(10 年)+11.0%資本コスト比 +2.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

オールド・リパブリック・インターナショナルは、企業向け特殊損害保険と不動産の権原保険を営む老舗保険会社である。筆者の結論は「やや割安」だ。長く続く保険需要と株主還元には魅力があるが、2026年に表面化した引受採算の悪化を考えると、並外れた成長企業として扱うべきではない。

最大の強みは、価格が合わない保険を無理に引き受けず、長期の保険金支払いと運用収益を両立させてきたことだ。専門保険には商用車、労災、企業財物、賠償責任などがあり、権原保険は米国市場で約14%の地位を持つ。2025年の純利益は約9.4億ドル、自己資本は約59億ドルだった。2023年以降は積極的な自社株買いも進んだ。

ただし、足元の利益をそのまま10年延ばすのは危険だ。2026年1~9月の継続的な営業純利益は前年同期比11.5%減った。専門保険の損害率と経費率が悪化し、準備金の戻りも減っている。7月に完了したECM保険グループの買収では一時的な割安購入益が発生したが、これを恒常利益とは考えない。

2035年末の中立筋書きでは、特殊保険の数量が緩やかに増え、保険料が物価に沿って上がる。権原保険は住宅取引の回復を取り込むが、独立代理店との競争や代替商品でシェアが少し下がる。純利益は約13億ドル、自己資本利益率は約14%となる。5つの筋書きを確率で加重し、還元を含めて割り引いた現在価値は約111億ドル。時価総額約93億ドルとの差は約19%である。

10年間持ち続けるなら、株価よりも保険金の見積もり、代理店との関係、資本の使い方を見たい。強い利益がいつまでも続くと期待せず、それでも十分な還元を受けられる値段かどうかが判断の中心となる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の価値は「保険料を先に受け取り、正しく損害を見積もり、余った利益を株主へ返す能力」にある。保険料の伸びだけを見ても判断できない。将来の保険金を低く見積もれば今の利益は大きく見えるが、損失が後から現れる。長年にわたり準備金の積み増しと戻りをどう管理してきたかが、利益の質を決める。

2025年の連結純利益は約9.4億ドルだった。ただし運用資産の売却益などで会計利益は振れる。2026年には買収による一時益も加わった。筆者が保有を続ける前提で見る利益は、特殊保険の引受益、権原保険の手数料と引受益、保険資産の運用収益を合計し、平準化した保険金負担と本社費用を引いたものである。

株主にとって魅力的なのは、莫大な設備投資をしなくても保険料を増やせることだ。ただし無制限に成長できるわけではない。保険契約が増えれば準備金と規制上の自己資本も必要になる。中立筋書きでは、10年の純利益累計115億ドルのうち80億ドル程度が正味の株主還元に回り、残った35億ドルが資本を支える。増分自己資本に対する利益の伸びは約10%で、資本コストをやや上回る。

反対に、準備金の不足や高額訴訟が重なると、過去に蓄えた資本まで損なわれる。保険会社の運用資産を自由な現金と誤認してはいけない。負債を引き受けた結果として預かっている資産だからだ。長期保有の安全域は、帳簿上の現金ではなく、引受の規律と配当を続けられる資本の厚さに求めるべきである。

何で稼ぐ会社か

事業は専門保険と権原保険の二本柱である。専門保険は、企業が事故や訴訟などで負う損害を引き受ける。2025年の既経過純保険料は約52億ドルで、商用車が42.1%、労災が17.0%、財物が13.4%、一般賠償責任が8.4%を占めた。保険契約を獲得するのは主に独立した代理店や仲介業者で、引受会社は保険料から保険金と販売費用を引いた利益を得る。

商用車保険は収益の重要な柱だ。車両の事故件数だけでなく、修理費、医療費、訴訟の賠償額が保険金を決める。事故が減っても賠償額が急増すれば採算は悪化する。労災や財物、専門賠償責任はリスクの性質が異なり、引受先を分散させる役割を果たす。ECMの買収によって農場や農業事業者向けの補償も加わった。

権原保険は、不動産の所有権や抵当権に隠れた問題が発覚した際の損失を補償する。一般の損保とは異なり、保険料は不動産取引時に一括して受け取る。権原調査、書類確認、決済管理も行うため、保険料には調査や取引支援の費用が強く反映される。2025年の保険料・手数料は約28.6億ドルで、うち26%ほどが商業不動産に由来する。

権原保険では売上の約78%を独立代理店経由で得ている。自社の営業拠点を大きく増やさずに全国をカバーできる反面、代理店は競合の保険会社にも契約を振り向けられる。最大市場であるフロリダ州への依存も高い。

もう一つの収益源が運用である。保険料を先に受け取り、保険金を後から支払うまでの資金を債券や株式で運用する。2025年の純投資収益は約7.1億ドルだった。ただし、その資産の大部分は将来の保険金支払いを支えるもので、株主が自由に引き出せる現金とは違う。

優良さと弱いところ

堀、つまり競争相手が簡単には奪えない強みは、引受の専門性、保険会社としての信用、代理店との長い取引関係にある。商用車や労災では、顧客ごとの事故履歴と補償条件を理解しなければ正しい保険料を決められない。規模だけでなく、危険な契約を見送る経験が利益を守る。2025年までの長い期間に黒字を重ねてきたことは、その規律が一定程度働いた証拠だ。

値上げの実績もある。2025年後半から商用車の料率改定が強まり、2026年第3四半期には商用車と一般賠償責任で大幅な料率引き上げが続いた。ただし値上げがそのまま利益になるわけではない。訴訟費用や人身損害が保険料以上に増えれば、値決め力があっても株主利益は減る。

権原保険では全国に広がる代理店網、州ごとの許認可、過去の権利記録と審査の経験が参入障壁になる。だが、独立代理店を完全には囲い込めず、保険料率にも州の規制がある。第一アメリカンやフィデリティ・ナショナルのように規模と直営販売を持つ競合に対し、圧倒的な優位とは言えない。

財務と経営の規律は評価できる。通常配当は長く継続され、余剰資本の還元も厚い。2024年に住宅ローン保証の旧事業を売却し、より理解しやすい専門保険と権原保険に集中した判断も合理的だ。

一方、2026年の専門保険では準備金の戻りが減り、経費率も上がった。収益の質には景気循環と長期賠償債務の不確実性が残る。強い堀ではなく、慎重な経営で守られた中程度の堀と判断する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の損害保険は巨大な成熟産業だ。2025年の元受保険料は約1.1兆ドルで、企業向け保険だけでも5,000億ドルを超える市場がある。企業活動と保有資産が実質的に増える分に物価上昇が加わるため、業界の名目保険料には年4%前後の長期成長余地がある。ただし、料率は資本の流入と流出で循環する。現在は財物保険の価格競争が強まり、商用車や賠償責任では高額訴訟が料率を押し上げるという、分野ごとに異なる局面だ。

商用車ではプログレッシブが最大手で、トラベラーズ、バークシャー傘下の保険会社、オールド・リパブリックが続く。2025年のその他商用車賠償責任保険市場は約598億ドルで、オールド・リパブリックの元受シェアは4.2%だった。大手にはデータと価格設定の優位があるが、同社は運送会社など特定の危険を引き受ける専門性で競う。10年後のシェアが維持できるかは、事故頻度よりも賠償額の上昇を正しく価格へ転嫁できるかに左右される。

米国の権原保険市場は2025年に約185億ドルとなり、前年比13.8%増えた。最大手の第一アメリカンが約23%、フィデリティ系列が約31%、オールド・リパブリックが約14%、スチュワートが約11%を占める。2026年第2四半期の同社のシェアは約13%だった。住宅ローン金利が高い間は借り換え取引が弱いが、商業不動産の案件は市場を支えている。

権原保険の構造的な危険は、保険を必要としない住宅金融の仕組みが広がることだ。ファニーメイは一定の取引で弁護士の権利意見書を認め、限定的な借り換え案件で保険を省略する試行も進めている。これは保険料と手数料の両方に値下げ圧力を与える。

AIは保険金そのものを支払う主体にはならないが、調査、書類確認、危険の選別を安くする。企業がその恩恵を維持できれば利益率は上がる。しかし競合も同じ技術を使えば、利益は保険料の引き下げを通じて顧客へ移る。今後10年は、そのどちらが強く出るかが保険業界の差を生む。

資本政策と M&A

株主還元には明確な実績がある。通常配当は1942年以来途切れず、2025年時点で44年連続の増配となった。通常配当に加えて特別配当を実施し、近年は自社株買いも積極化している。factsでは2023年の自社株買いが約5.4億ドル、2024年が約9.4億ドル、2025年が約1.2億ドルだった。高額の買い戻しを毎年機械的に続けるわけではない点は評価する。

会社は2025年8月に追加で7.5億ドルの自社株買い枠を承認した。2026年1~9月には配当約2.3億ドルと買い戻し約3.4億ドルを実行した。買い戻し枠には期限がなく、実行額の数字の約束はない。通常配当は長期の営業利益と保険子会社の資本余力を基に決める方針である。

買収の考え方は、巨大な総合保険会社を丸ごと買うより、特定の保険分野に強い引受会社を加えるものだ。2024年には旧住宅ローン保証事業を売却し、2026年7月には農業保険を手がけるECMを取得した。ECMでは約1.25億ドルの割安購入益が生じたが、これは一度きりの会計利益であり、将来の継続利益に入れない。

経営者には、保険料の成長より資本の利回りを優先してほしい。適正な保険料を取れない時は新規契約を減らし、余剰資本は株主へ戻す方がよい。少数株主の権利を大きく弱める特殊な支配構造は認められないが、規制下の保険子会社から親会社へ還元できる額には限界がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

保険は、景気後退や技術の進歩があっても消えない。企業は商用車を走らせ、従業員を雇い、建物を所有し、第三者に賠償責任を負う。オールド・リパブリックはこうした長く続く危険を専門分野ごとに引き受けている。商用車では元受市場の約4%を持ち、2026年も大幅な料率引き上げを実現している。市場を独占する必要はなく、専門性のある契約を利益の出る価格で取れれば十分だ。

2026年の採算悪化は、準備金の戻りの減少や先行投資による一時的な負担とも考えられる。新設した専門保険会社が規模を獲得し、ECMの農業保険も利益に寄与すれば、収益の柱は広がる。2025年までの商用車への依存度を下げられることは、長い目で見れば優良さの改善だ。

権原保険も、住宅市場の長い低迷が永続するとは限らない。住宅の移動や商業不動産の売買が正常化し、年間取引が実質的に増えれば、既存の代理店網を通じて追加収益が生じる。第一アメリカンやフィデリティ系列に対し全国規模の信用力で対抗できる地位もある。

長期金利が5%前後の世界では、満期を迎える債券を高い利回りで再投資できる。保険料の成長と運用利回りの改善が重なれば、純利益は2025年の倍近くになり得る。余剰資本を高値の買収に費やさず配当と買い戻しへ回せば、株主が受け取る利益の複利はさらに大きい。これが価値の上側を支える筋書きだ。

慎重な見方

保険会社の過去の黒字は、将来の保険金を正しく見積もっていたことの完全な証明にはならない。商用車や一般賠償責任では、契約から支払いの確定まで長い時間がかかる。訴訟費用、医療費、高額判決が予想を上回れば、今は十分と思われる準備金を何年も後から積み増すことになる。2026年に準備金の戻りが細ったことは、その入り口かもしれない。

商用車の競争相手は強い。プログレッシブは大量の契約データを持ち、トラベラーズとバークシャーも資本力がある。オールド・リパブリックが価格を上げ過ぎれば、良質な契約だけが他社へ移る可能性がある。残る契約の事故率が悪化すれば、料率を上げても引受損失は増える。

権原保険の利益も守られているとは限らない。独立代理店は他社へ契約を回せるうえ、ファニーメイの権原保険代替制度、AIによる権利調査の自動化、決済業務の電子化が進む。保険そのものは残っても、手数料を稼ぐために必要だった作業が消え、顧客が支払う総額は下がり得る。約14%の市場シェアも、競争が強まれば維持できない。

さらに、2026年のECM買収による一時益は将来の稼ぐ力とは違う。買収後の実際の損害率が想定より悪ければ、資本の使い方も問われる。運用債券の評価損、再保険会社からの回収不能、代理店の不正が重なる場合、帳簿の自己資本は見た目ほど安全ではない。2035年に低いROEしか残らなければ、保有株式の経済価値は大きく損なわれる。

どちらに重みを置いたか

事業の存続と資本還元では強い見方が優勢だが、長期の引受利益率と権原保険の競争力では慎重な見方を重くする。楽観とやや楽観の確率は合計26%、中立は37%、やや悲観と悲観は37%とした。2026年の保険料成長を認めつつ、営業純利益の減少とAIエージェント代替の影響を無視しないためである。

保険金の支払い義務自体はAIで消えず、代理店網も一夜では失われない。このため極端な悲観に確率を集中させない。一方、今のROEの高さを永久に続く優位とみなさず、利益の質から倍率を抑えた。結果は現在価値が時価総額を約19%上回り、「やや割安」となる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 60.67 ドル145 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 29.12 ドル70 億ドル)。 今の値に割り戻すと 46.20 ドル111 億ドル、今との差 +19.9%、 期待の年率 +11.0%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 121.42 ドル291 億ドル 47.95 ドル115 億ドル +339.7% +20.1% 13.55 ドル32 億ドル
やや楽観 18% 94.25 ドル226 億ドル 41.70 ドル100 億ドル +252.9% +17.0% 24.47 ドル59 億ドル
中立 37% 69.38 ドル166 億ドル 33.36 ドル80 億ドル +166.7% +13.0% 38.01 ドル91 億ドル
やや悲観 25% 28.46 ドル68 億ドル 18.76 ドル45 億ドル +22.6% +2.6% 11.81 ドル28 億ドル
悲観 12% 10.01 ドル24 億ドル 6.25 ドル15 億ドル −57.8% −9.8% 1.95 ドル5 億ドル
加重平均100% 60.67 ドル145 億ドル29.12 ドル70 億ドル +133.1% +11.0% 89.79 ドル215 億ドル

今の株価時価総額 38.52 ドル92 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:専門保険の分散が成功し、高い引受利益と還元が続く 利益 21 億ドル · PER 14.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 121.42 ドル291 億ドル

商用車保険のリスク契約相当数は40万から47万へ増え、年間保険料は約1.65倍になる。高額訴訟の費用を価格に反映できるため、商用車の引受利益率は7%台へ改善する。労災、環境保険、農業保険などでも専門引受会社が顧客を獲得し、他の専門保険は実質数量1.5倍となる。これはチャブやトラベラーズが強い企業保険市場で、狭い専門領域を積み重ねることに成功する姿だ。

権原保険では住宅取引が正常化し、2025年価格で測った米国市場は240億ドル相当、同社のシェアは15%になる。ファニーメイの保険代替制度は限定的な取引にとどまり、独立代理店との関係が維持される。調査事務はAIに置き換わるが、保険引受そのものには需要が残る。運用資産は290億ドル、純投資利回りは4.8%に達する。

純利益は約20.8億ドルに増え、ROEは約21%となる。10年間の正味還元は115億ドルで、自己資本は99.1億ドルに増える。新しい買収を高値で重ねず、長期の引受規律も守られた状態だ。

  • 専門保険・商用車:数量 47.0(保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定))× 価格 9,000(保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定))→ 売上 42 億ドル・営業利益 3 億ドル。リスク対象は1.175倍、単価は1.65倍。価格改定が損害費用を上回り、引受採算が改善する。
  • 専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など:数量 120(複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定))× 価格 6,200(標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定))→ 売上 74 億ドル・営業利益 9 億ドル。ECMと新設会社の寄与で実質数量1.5倍。専門分野の利益率が高まる。
  • 権原保険・引受保険料:数量 36.0(2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当))× 価格 1.51(2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数)→ 売上 54 億ドル・営業利益 4 億ドル。権原保険市場240億ドル相当×シェア15%。料率は物価をやや上回る。
  • 権原調査・エスクロー・関連手数料:数量 18.0(手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定))× 価格 1,760(1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替後も取引量は現在の90%相当。価格は約1.33倍で、人件費効率が改善する。
  • 保険運用資産の利息・配当:数量 290(債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル))× 価格 0.05(年間純投資利回り(小数))→ 売上 14 億ドル・営業利益 14 億ドル。保険料とフロートの拡大により運用資産が増え、純利回り4.8%となる。

倍率:2035年のROEは20.8÷99.1=21.0%。保険事業の堀は中程度で残存割合1/2。k=8.5%、g=3.0%からRONIC=8.5%+0.5×(21.0%-8.5%)=14.74%。正当化PER=(1-3.0%÷14.74%)÷(8.5%-3.0%)×1.03=14.92倍。料率改定と新設会社の成功は続くが、長期賠償の不確実性を考え、上限の約94%に当たる14.0倍とする。GAAP純利益20.8億ドルに適用し、時価総額291.2億ドル。gは商用車・専門保険の実質成長、権原保険の競争、名目価格上昇の合成で、ROEから算出していない。余剰現金の別加算はない。

確率:新設保険会社とECM買収が成功し、商用車の料率が損害費用を上回り、権原保険も市場を上回る成長を得る条件が重なる。2026年の採算悪化があるため、確率は8%にとどめる。

やや楽観 18% やや楽観:専門保険の拡大と権原保険の正常化 利益 17 億ドル · PER 13.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 94.25 ドル226 億ドル

商用車の契約相当数は45万へ増え、料率は物価を少し上回る。プログレッシブなどとの競争は続くが、特定の運送業者や企業向け補償で一定のシェアを維持する。他の専門保険では農業、環境、財物、賠償責任の事業が育ち、実質数量は1.31倍となる。専門保険全体の利益率は現在より改善する。

権原保険では米国の実質市場が2025年価格で225億ドル相当へ拡大する。同社のシェアは13.8%で、大きくは奪われない。保険料率は名目47%上がるが、調査・決済手数料はAI代替によって取引量の伸びが制限される。投資資産は260億ドルへ増え、利回りは4.7%となる。

純利益は約16.5億ドルで、自己資本は94.1億ドルとなる。高値の大型買収に依存せず、10年間に100億ドルを正味で株主へ還元する。保険金準備金の大きな不足は起きず、2035年にもROE17%台を維持できる状態だ。

  • 専門保険・商用車:数量 45.0(保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定))× 価格 8,000(保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定))→ 売上 36 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質数量1.125倍、価格1.47倍。長期の損害率を適正に管理する。
  • 専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など:数量 105(複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定))× 価格 5,900(標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定))→ 売上 62 億ドル・営業利益 6 億ドル。農業・環境等の新規事業が育ち、標準契約数が1.31倍になる。
  • 権原保険・引受保険料:数量 31.0(2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当))× 価格 1.47(2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数)→ 売上 46 億ドル・営業利益 3 億ドル。権原保険市場225億ドル相当×シェア13.8%。住宅取引が回復する。
  • 権原調査・エスクロー・関連手数料:数量 17.0(手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定))× 価格 1,750(1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替で数量は0.85倍。単価は物価を下回る約1.33倍。
  • 保険運用資産の利息・配当:数量 260(債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル))× 価格 0.05(年間純投資利回り(小数))→ 売上 12 億ドル・営業利益 12 億ドル。運用資産増加と債券の再投資で4.7%の純利回りを得る。

倍率:ROE=16.5÷94.1=17.5%、k=8.5%、g=3.0%、通常の堀の残存割合1/2。RONIC=13.02%。正当化PER=(1-3.0%÷13.02%)÷5.5%×1.03=14.41倍。過去の保険料成長を永続させず、権原保険のシェアと調査手数料が伸び悩む可能性を反映して上限の約95%である13.7倍とする。GAAP純利益16.5億ドル×13.7倍=226.05億ドル。余剰現金の別加算はない。

確率:事業の多角化と住宅取引の回復が利益に結びつく可能性は十分ある。ただし、2026年の引受採算から急回復するには数年を要するため、中立より低い18%とした。

中立 37% 中立:保険料は物価並みに伸び、引受規律は概ね残る 利益 13 億ドル · PER 12.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 69.38 ドル166 億ドル

商用車の契約相当数は10年で5%増える。大手との競争でシェアは大きく伸びないが、保険料は物価並みの41%上昇を維持する。事故の重大化と訴訟費用の増加で、引受利益率は4.5%にとどまる。労災、財物、農業、環境などの専門保険は実質数量が17.5%増え、保険料も物価に沿って上がる。専門保険の採算は2026年の悪化から緩やかに回復する。

権原保険市場は2025年価格で約215億ドル相当へ拡大するが、同社のシェアは14%から13%へ下がる。ファニーメイの代替制度と競合の直営販売が影響する。保険料率は名目41%上昇する一方、権原調査・決済手数料の数量はAIエージェント代替で32%減り、価格も物価に追いつかない。運用資産は244億ドル、純利回りは4.6%となる。

純利益は13.0億ドル、10年累計は115億ドル。通常配当、特別配当、自社株買いを合わせ、株式報酬等を引いた正味還元は80億ドルとなる。残る自己資本は94.1億ドルで、ROEは13.8%。専門保険と権原保険がともに利益を出すが、圧倒的な価格支配力は持たない成熟した保険会社の姿である。

  • 専門保険・商用車:数量 42.0(保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定))× 価格 7,700(保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定))→ 売上 32 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質数量は1.05倍、保険料は物価並みの1.41倍。事故と訴訟費用が利益を抑える。
  • 専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など:数量 94.0(複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定))× 価格 5,640(標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定))→ 売上 53 億ドル・営業利益 4 億ドル。ECMを含む新規分野で実質数量1.175倍、単価は1.41倍。
  • 権原保険・引受保険料:数量 28.0(2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当))× 価格 1.41(2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数)→ 売上 39 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場215億ドル相当×シェア13%。価格は物価並み。
  • 権原調査・エスクロー・関連手数料:数量 13.6(手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定))× 価格 1,716(1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替の人月・調査型。数量0.68倍、単価1.30倍。
  • 保険運用資産の利息・配当:数量 244(債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル))× 価格 0.05(年間純投資利回り(小数))→ 売上 11 億ドル・営業利益 11 億ドル。フロートの増加と高利回り債券への入れ替えで純利回り4.6%。

倍率:2035年のROE=13.0÷94.1=13.82%。保険契約と権原保険代理店網には中程度の堀があるため、超過収益の残存割合は1/2。k=8.5%、g=3.0%からRONIC=8.5%+0.5×(13.82%-8.5%)=11.16%。正当化PER=(1-3.0%÷11.16%)÷5.5%×1.03=13.69倍。商用車の長期準備金リスク、代理店の競争、調査・決済業務のAI代替により、上限の約93.5%である12.8倍とする。GAAP純利益13.0億ドル×12.8倍=166.4億ドル。今や過去の市場PERから値付けしていない。

確率:保険需要が続き、専門分野のシェアが概ね維持される可能性が最も高い。住宅取引と新規事業は緩やかに伸びるが、2026年の採算悪化を踏まえ、超過利益が持続的に拡大するとは考えない。

やや悲観 25% やや悲観:商用車の採算低下と権原保険のシェア喪失 利益 7 億ドル · PER 10.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 28.46 ドル68 億ドル

商用車の保険対象相当数は34万へ減り、保険料の上昇は10年で28%にとどまる。プログレッシブやトラベラーズに良質な契約を奪われ、残る顧客の賠償額が大きくなるため、商用車の引受は小幅な赤字となる。他の専門保険でも労災や財物の競争が強くなり、保険料を十分に上げられない。ECMなどの買収による収益は、想定より小さい。

権原保険では米国市場が実質的にほぼ停滞し、同社のシェアは10%へ下がる。独立代理店がフィデリティ系列や第一アメリカンへ流れ、保険料は物価を下回る伸びとなる。AIによる調査事務の自動化と保険代替商品が広がり、関連手数料の数量は半分になる。運用資産は210億ドルにとどまり、収益の大半が投資利息に依存する。

純利益は6.5億ドル、ROEは7.2%へ低下する。10年累計純利益76億ドルから45億ドルを正味還元し、自己資本は90.1億ドルとなる。利益が資本コストに届かなくなり、保険会社としては存続しても優良な複利事業とは呼べなくなる。

  • 専門保険・商用車:数量 34.0(保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定))× 価格 7,000(保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定))→ 売上 24 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.85倍、価格1.28倍。長期損害率の悪化で引受赤字。
  • 専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など:数量 78.0(複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定))× 価格 5,000(標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定))→ 売上 39 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質数量はほぼ横ばい。料率競争と費用上昇で採算が低下する。
  • 権原保険・引受保険料:数量 20.0(2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当))× 価格 1.31(2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数)→ 売上 26 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場200億ドル相当×シェア10%。代理店離反と代替保険が影響する。
  • 権原調査・エスクロー・関連手数料:数量 10.0(手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定))× 価格 1,600(1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替で数量0.5倍。調査事務の手数料収入から利益を得られない。
  • 保険運用資産の利息・配当:数量 210(債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル))× 価格 0.04(年間純投資利回り(小数))→ 売上 9 億ドル・営業利益 9 億ドル。資本の減損を抑えるため運用を保守化し、純利回りは4.1%となる。

倍率:ROE=6.5÷90.1=7.2%でk=8.5%を下回る。価値を増やさない再投資が続くため、PERの上限は1÷k=11.76倍。継続利益の質の悪化を反映して10.5倍とし、時価総額は6.5×10.5=68.25億ドル。稼ぐ力の上限は6.5÷8.5%=76.47億ドルで、これを超えない。過去の谷のPBRは使わない。売れる資産の税引き後の床は36.1億ドルと推計し、時価総額は床を上回る。

確率:長尾賠償責任の悪化、独立代理店の流出、権原保険代替制度の拡大のうち一つか二つが進むだけで成立する。2026年の営業純利益減少を考慮し、25%とした。

悲観 12% 悲観:長期賠償責任と代替技術で保険の優位を失う 利益 2 億ドル · PER 10.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 10.01 ドル24 億ドル

商用車の契約相当数は26万へ減少する。価格上昇も14%程度にとどまり、プログレッシブなどに良質な契約を奪われる。高額訴訟による損害額の上昇を保険料へ転嫁できず、商用車の引受利益率は大幅なマイナスとなる。他の専門保険でも、長期準備金の不足と競争により引受赤字が続く。新設事業の一部は整理し、過去の買収による経済的な効果も消える。

権原保険市場は実質的に2025年の規模を下回り、同社のシェアは約8%まで低下する。フィデリティ系列と第一アメリカンへ取引が集中し、保険の代替制度も住宅融資の一部に定着する。AIによる権原調査の自動化で、手数料を生む業務量は現在の35%になる。保険契約は残るが、調査と引受を合わせた収益構造は傷む。

投資収益は残るものの、準備金追加と債券・株式の減損が自己資本を傷つける。10年の途中には保険金見積もりの大幅な見直しがあり、通常の利益推移から想定される累計約59億ドルに対し、期間累計のGAAP純利益は10億ドルにとどまる。15億ドルを正味還元した後の自己資本は54.1億ドルである。2035年の純利益は2.4億ドル、ROEは4.4%。事業は存続するが、資本を増やしても株主価値が伸びない構造に陥る。

  • 専門保険・商用車:数量 26.0(保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定))× 価格 6,200(保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定))→ 売上 16 億ドル・営業利益 −1 億ドル。数量0.65倍、単価1.14倍。高額賠償と選別の失敗で恒常的な引受赤字。
  • 専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など:数量 67.0(複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定))× 価格 4,700(標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定))→ 売上 31 億ドル・営業利益 −1 億ドル。複数の専門保険が採算を失い、保険料も物価に追いつかない。
  • 権原保険・引受保険料:数量 15.0(2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当))× 価格 1.13(2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数)→ 売上 17 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場180億ドル相当×シェア約8.3%。代理店流出と代替商品が広がる。
  • 権原調査・エスクロー・関連手数料:数量 7.0(手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定))× 価格 1,450(1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替により業務量は0.35倍。固定費を賄えず赤字となる。
  • 保険運用資産の利息・配当:数量 190(債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル))× 価格 0.04(年間純投資利回り(小数))→ 売上 7 億ドル・営業利益 7 億ドル。資産の減損と保守的な再投資で、純利回りは3.9%にとどまる。

倍率:ROE=2.4÷54.1=4.4%で、資本コスト8.5%を大きく下回る。稼ぐ力による価値の上限は2.4÷8.5%=28.24億ドル。長期の準備金リスクと競争による衰退を反映し、PER10.0倍、時価総額24.0億ドルとする。資産を換金する場合の税引き後の床は22.1億ドルと推計し、時価総額は床を上回る。価値は稼ぐ力の上限と売れる資産の床の範囲にある。将来自己資本に過去の谷のPBRを掛ける方法は使わない。

確率:商用車と長期賠償責任の準備金不足が顕在化し、権原保険の代替制度も大きく広がる複合的な失敗である。過去の保険危機を踏まえて12%とするが、通常の保険需要がすべて消えるとは考えない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

専門保険・商用車

運送会社、商用車の保有者などに自動車賠償責任や関連する補償を提供する。事故率、修理費、医療費、高額訴訟を正しく保険料へ反映することが利益の源になる。

数量保険対象車両相当の年換算件数(万台、推定)価格保険対象車両相当の年間純既経過保険料(ドル、推定)売上営業利益
今 2025/12 40.0 5,457 22 1
10 年後 中立 42.0 7,700 32 1

取り方:2025年10-Kでは専門保険の既経過純保険料が51.848億ドル、商用車の構成比が42.1%。したがって商用車は21.83億ドル。AMベストが2026年8月11日に発表した2025年の商用車賠償責任保険の元受市場は597.7億ドル、同社の元受保険料は約25.4億ドル、シェアは4.2%。会社は車両数と平均単価を直接開示していないため、40万台相当、年約5457ドルの純保険料に換算した。これは実際の契約件数ではない。元受と既経過純保険料には再保険と期間差がある。2025年の損害率72.3%を確認し、引受経費を配分して営業利益を推計。AIエージェントによる人月・席課金の代替対象ではない。AMベスト:https://news.ambest.com/newscontent.aspx?altsrc=23&refnum=276313

専門保険・労災、財物、賠償責任、保証など

労災、企業財物、一般賠償責任、金融補償、住宅・車両保証、農業、環境などを扱う。複数の専門引受会社が異なる販売網とリスクに対応する。

数量複数種の補償を標準化した年換算リスク契約相当数(万件、推定)価格標準化した1契約相当の年間保険料・関連収益(ドル、推定)売上営業利益
今 2025/12 80.0 3,995 32 2
10 年後 中立 94.0 5,640 53 4

取り方:2025年の専門保険既経過純保険料51.848億ドルから商用車21.83億ドルを差し引き、専門保険のその他収入約1.94億ドルを含めて31.96億ドルとした。構成は労災17.0%、財物13.4%、一般賠償8.4%、金融補償6.9%、住宅・車両保証6.5%、その他5.7%が主となる。米国の商業保険元受市場は2025年に約5200億ドル規模で、同社のこの部分は小さい。種目ごとの契約数と平均単価は非開示のため、80万標準契約相当、約4000ドルに換算した推定で、実契約数ではない。2026年7月成立のECM買収は将来の数量へ反映する。保険引受自体はAIエージェント代替の指定業務には当たらない。

権原保険・引受保険料

住宅・商業不動産の所有権、抵当権などの欠陥に伴う損失を保険で引き受ける。取引時に一括して保険料を受け取り、将来の権利争いに備える。

数量2025年保険料水準で測った米国権原保険市場の実質取引額×同社シェア(億ドル相当)価格2025年を1とする権原保険料率・取引単価指数売上営業利益
今 2025/12 25.9 1.00 26 1
10 年後 中立 28.0 1.41 39 1

取り方:2025年10-Kの権原保険既経過純保険料25.944億ドルを使用。ALTAによれば2025年の米国権原保険市場は185億ドル、オールド・リパブリックのシェアは14.0%。185×14%=25.9億ドルで会社の保険料と概ね一致する。実際の発行証券件数は開示されないため、取引数量を2025年料率に固定した市場価額×シェアで表す。将来の市場成長とシェア変化はvolumeに、名目保険料率の変化はpriceに分ける。補償責任はAIによる調査作業の代替とは区別する。ALTA:https://www.alta.org/business-operations/research-initiatives-and-resources/industry-financial-data/

権原調査・エスクロー・関連手数料

不動産の権利記録調査、書類確認、決済資金の管理、取引情報の提供を行う。保険に付随する調査作業にはAIエージェント代替の危険がある。

数量手数料を生む権原調査・決済業務の年換算件数(万件、推定)価格1件相当の調査・決済・情報提供手数料(ドル、推定)売上営業利益
今 2025/12 20.0 1,321 3 0
10 年後 中立 13.6 1,716 2 0

取り方:2025年10-Kで権原保険の保険料以外に開示された権原調査・エスクロー等の手数料2.641億ドルを使用。取引件数と個別単価は非開示のため、20万件相当×1320.5ドルという換算単位で表した。2025年のセグメント売上28.586億ドルに対して約9.2%、連結売上に対して約2.9%。権原情報の調査・書類確認は情報・調査サービスとしてAIエージェント代替の人月・工数型に準じる。中立では数量を0.68倍、単価を1.30倍とし、長期の単独成長率は名目0%。保険の補償責任と混同しない。

保険運用資産の利息・配当

保険金準備金を支える債券、短期金融商品、株式から利息・配当を得る。保険料の先受けによる運用資金が増えるほど収益が増えるが、資産の大半は契約者への負債に対応する。

数量債券・株式・短期金融商品・現金の運用残高(億ドル)価格年間純投資利回り(小数)売上営業利益
今 2025/12 171 0.04 7 7
10 年後 中立 244 0.05 11 11

取り方:2025年の純投資収益は会社開示で約7.087億ドル。2025年末の債券約127.1億ドル、株式約24.9億ドル、短期資産約16.1億ドル、現金約2.6億ドルなどから運用基盤を約170.7億ドルと推定し、純収益利回り約4.15%を算出した。2026年9月末の運用資産は債券・短期資産が約86%、株式が約14%。金利5%の長期前提で債券の再投資利回りを徐々に引き上げるが、すべてを5%で稼ぐとは考えない。2025年の実現投資益と本社費用はセグメント外の調整で扱う。運用はAIエージェント代替の対象外である。

リスクと懸念

長尾賠償責任と保険金準備金

商用車、労災、一般賠償責任は、事故発生から最終支払いまで何年もかかる。訴訟の長期化、高額判決、医療費の上昇が進めば、過去に設定した保険金準備金では足りなくなる。2026年には準備金の戻りが縮小し、専門保険の引受採算も悪化した。毎年少しずつ生じる不足は利益率を下げるが、複数年度分の不足が一度に顕在化すると自己資本まで削る。

商用車の料率競争と顧客の選別

商用車保険は専門保険の既経過純保険料の約42%を占める。プログレッシブ、トラベラーズ、バークシャーなどの大手は大量の事故データと強い資本を持つ。料率の引き上げが必要な局面で、良質な契約だけが他社へ移ると、残る契約の損害率が悪化する。自動運転と安全装置の普及が事故件数を減らしても、その利益を競争による値下げが吸収する可能性がある。

権原保険の制度変更と代理店依存

ファニーメイは一定の住宅ローンで弁護士の権利意見書を認め、低リスクの借り換え案件では保険省略も試行している。今のところ保険市場全体を置き換える規模ではないが、制度が広がれば取引当たり保険料が減る。さらに同社の権原保険売上の約78%は独立代理店経由であり、代理店が競合へ移ればシェアを失う。フロリダ州への集中も地域の住宅市況と規制の危険を高める。

AIエージェント代替と権原調査の価格下落

権原保険の補償責任はAIに置き換わらないが、権利記録の検索、書類照合、決済準備、情報提供は代替される。2025年に約2.6億ドルあった権原調査・エスクロー等の手数料は、業務の自動化で数量も単価も圧迫され得る。中立では関連業務量を0.68倍、単価を1.30倍とした。AIによる費用削減の利益が競合との値下げ競争で消えれば、保険料の一部に含まれる調査費用も下がる可能性がある。

運用資産と再保険相手の信用リスク

保険会社の債券と株式は、将来の保険金支払いのために保有される。金利5%前後が続けば高利回りへの再投資は有利だが、既存の低利債には評価損が残りやすい。株式の下落、再保険相手の信用悪化、回収不能の増加は自己資本を削る。2025年末の再保険求償権には特定の相手先への集中もある。運用利回りだけでなく、準備金との対応と相手先の回収能力を点検する必要がある。

買収・新設保険会社・資本還元の失敗

ECMの取得や専門保険会社の新設は収益源を広げるが、新しい分野の事故率と販売網の実力は数年かけなければ分からない。2026年には新設会社への投資費用やシステム近代化の費用も利益率を圧迫した。割安購入益を繰り返し得られると考えるべきではない。買収を増やし過ぎて規制資本を消費すれば、配当と自社株買いの余力が減り、株主の取り分も弱くなる。

今後の分かれ目

専門保険のコンバインドレシオが90~95%の会社目標内へ戻り、準備金の戻りを除いても採算が改善する
引受規律の回復と判断する。中立の利益率を上方に見直し、やや楽観の確率を高める。
商用車の料率引き上げが損害額の上昇を下回り、複数年にわたり引受損失が続く
価格決定力が十分でないと判断する。商用車の数量と利益率を引き下げ、やや悲観・悲観の確率を高める。
権原保険のシェアが13%を明確に下回り、独立代理店からの保険料も減少する
既存の代理店網の競争力が弱まったとみなし、権原保険の実質数量と成熟後の成長率を引き下げる。
AIによる権原調査・決済支援の自動化が進み、手数料単価が下がる一方で人件費削減が追いつかない
手数料事業の利益率を引き下げる。保険料本体にも値下げ圧力が及ぶ場合は権原保険の中立をやや悲観へ寄せる。
ECMなど新設・買収した専門保険会社が3年以上にわたり利益を出し、損害率も既存事業並みに安定する
資本配分の成功と判断する。専門保険の数量成長と増分ROEへの確信を高め、やや楽観以上の確率を引き上げる。
大規模な保険金準備金の追加計上や再保険相手の回収不能が起きる
過去の利益の質を再評価する。自己資本の減損と正味還元の減少を織り込み、悲観筋書きの重みを引き上げる。

見ておくもの

  • 専門保険のコンバインドレシオ、事故発生年ベースの損害率、過年度準備金の戻り
  • 商用車・一般賠償責任の保険料率と事故損害額の上昇率
  • 専門保険の保険料成長率からECM買収と車両保証の表示変更を除いた実質成長率
  • 権原保険市場におけるALTA公表のシェアと独立代理店経由の保険料
  • 権原保険の商業不動産比率、住宅取引、借り換え件数、ファニーメイの保険代替制度
  • 権原調査・エスクロー関連手数料とAI導入後の経費率
  • 運用資産の利回り、債券の含み損、再保険求償権の回収状況
  • 通常配当、特別配当、自社株買いの正味還元額と保険子会社の資本余力

倍率と資本コストの決め方

まず2025年の専門保険、権原保険、関連手数料、運用収益をそれぞれ数量と価格へ分解し、2026年第3四半期の引受採算悪化を確認した。その後、5つの筋書きの2035年利益を作り、ROE・資本コスト8.5%・長期成長率3.0%から正当化PERを算出した。中立のROE13.8%に対応する上限は13.69倍で、保険金準備金の不確実性を反映して12.8倍とした。現在や過去の市場PER・PBRを倍率の根拠にはしていない。保険契約者に対応する運用資産を余剰現金として加算せず、2026年のECM割安購入益も恒常利益には含めていない。

5つの時価総額は楽観291.20、やや楽観226.05、中立166.40、やや悲観68.25、悲観24.00億ドルの順となる。正味還元はそれぞれ115、100、80、45、15億ドル。確率加重後の2035年時価総額は約145.50億ドル、還元累計は約69.85億ドルであり、k=8.5%で期末価値を10年、還元を平均5年割り引いた現在価値は約110.80億ドルとなる。factsの現時価総額93.3億ドルとの差は+18.8%で、「やや割安」となる。株価から逆算していない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%にqualityの+0.5%を加え、資本コストは8.5%。市場ベータや現在のPER・PBRは使わない。長期賠償責任と住宅取引の循環があるため、チャブの8.0%より高く、ファースト・アメリカン、フィデリティ・ナショナル、トラベラーズの8.5%とそろえる。事業の存続が危うい状態ではないため、特別上乗せはしない。個別の準備金不足、ECM買収、AI代替は数量・利益率と確率で扱う。

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割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. オールド・リパブリック・インターナショナル 2025年Form 10-K。事業、保険種目別保険料、損害率、準備金、資本還元方針
  2. オールド・リパブリック・インターナショナル 2026年第3四半期・1~9月決算、2026年10月22日。ECM買収、引受採算、還元、資本
  3. American Land Title Association、2025年通年および2026年の米国権原保険市場統計・市場シェア

分析日 2026-10-28