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ユーナム・グループ UNM

所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)98.52 ドル157 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)91.1 ドル146 億ドル差 +8.1%
10 年後から見ると 適正 価値 98.52 ドル157 億ドル · 差 +8.1% · 期待の年率 +9.3%
期待の年率リターン(10 年)+9.3%資本コスト比 +1.1 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ユーナム・グループは、病気やけがで働けなくなった従業員の所得を守る保険を得意とする会社だ。筆者の結論は適正水準である。主力保険の競争力は長持ちするが、過去に売った長期介護保険の負債が、株主に帰属する利益をまだ不安定にしている。

強みは、雇用主と保険仲介会社を通じた販売網である。米国の短期所得補償保険では業界首位、長期所得補償でも大手の一角を占める。企業にとって保険を切り替える作業は簡単ではなく、従業員の給付履歴を扱う能力にも価値がある。ただし、長期所得補償の保有保険料は2025年にほぼ横ばいで、メットライフなどに対して市場シェアを無条件に伸ばせる状況ではない。

長期価値を左右するのは、旧長期介護保険をどこまで安全に縮小できるかである。2025年にはフォーティテュード・リーへの再保険移転が成立した。2026年7月にも追加移転に合意したが、これは規制当局の承認などを要する未完了の取引として扱う。移転が進んでも給付債務が完全になくなるわけではなく、残る契約と再保険先の信用を監視する必要がある。

2025年のGAAP純利益は7.4億ドルまで落ち込んだ。一方、2026年4〜6月期のGAAP純利益は約2.57億ドル、税引後調整後営業利益は約3.46億ドルであり、本業の収益力は帳簿上の谷より強い。ただし、この差をすべて一時的な費用として足し戻すのは危険だ。10年後の中立では純利益18.4億ドルを見込み、将来の利益と株主還元を資本コスト8.25%で評価した価値は約157億ドルとなる。現在の時価総額約144億ドルとの差は約9%で、長期保有に必要な厚い安全域があるとはまだ言い切れない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず保険契約の長い約束を引き受ける能力を買うことになる。所得補償は景気が悪くなっても必要性が消えず、企業は従業員への保障を簡単に廃止できない。多数の契約を扱って給付実績を蓄積し、企業や仲介会社から信頼される仕組みには価値がある。10年後にも必要とされる事業だと考える。

一方、保険会社の利益は売れた時点で確定しない。今日受け取った保険料が、何十年も先の給付不足を覆い隠すことがある。ユーナムの旧長期介護保険はその実例である。経営者が過去の負債を再保険へ移していることは歓迎できるが、その費用や、移した先の信用を見ずに本業の高い利益率だけを買うことはできない。

オーナー利益を考えると、設備投資は小さくても、保険引受に必要な規制資本が成長のための元手となる。稼いだ利益をすべて配当できるわけではない。追加の引受資本が資本コストを上回る利益を生む場合だけ再投資を評価し、そうでなければ配当や適正な価格での自社株買いを望む。ユーナムは過去の還元実績が厚いが、2025年のようにGAAP利益を大幅に超える買い戻しが続く前提は危うい。

最後に安全域である。長期所得補償の市場シェアは必ずしも拡大しておらず、旧契約の負債はまだ大きい。10年価値の確率加重平均は現時価総額を少し上回るものの、ひどい筋書きでは自己資本と還元力が同時に傷む。優良な保険事業を持つことと、その株式を十分な安全域で買えることは別である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、米国企業が従業員のために購入する団体所得補償保険である。長期所得補償と短期所得補償を合わせた2025年の保険料は約31.5億ドルだった。保険料は加入人数、給与水準、補償条件、引受価格で決まる。保険会社に残る利益は、その保険料から給付金と販売・管理費を引き、責任準備金を裏付ける資産の運用収益を加えたものだ。

団体生命・災害死亡保険は別の収益源である。2025年の保険料は約20.7億ドルで、雇用主の加入規模と保険金額に応じて料金が決まる。企業が福利厚生を維持する限り需要は続くが、メットライフやハートフォードなどとの入札競争があるため、単純な値上げ事業ではない。

米国の任意加入保険には、従業員が選んで購入する傷害、重大疾病、歯科・視力、個人所得補償などがある。コロニアル・ライフは職場向けの販売員と仲介会社を使い、傷害・疾病・生命保険を販売する。この二つの事業は、企業が費用をすべて負担する団体契約よりも、従業員の選択と販売活動の質に左右される。

海外では英国の団体所得補償・生命保険とポーランドの保険が柱となる。2025年の海外保険料は約10.8億ドルだった。米国と同様に加入規模と保険料が成長を決めるが、各国の制度、医療事情、労働市場が異なる。為替の上振れは長期価値に織り込まない。

もう一つ、雇用主の休暇・欠勤管理を請け負うサービスがある。これは保険引受とは異なり、人が申請を確認し、規則を判断し、事務を処理する仕事である。2025年の団体所得補償事業のその他収入約2.29億ドルを、関連サービス収益の上限に近い代理値として分けた。AIエージェントが事務処理を置き換える危険があるため、保険本体と同じ成長率は認めない。

最後に、販売を終了した長期介護保険などを収める閉鎖契約群がある。新規契約を増やす事業ではなく、残る契約の給付を履行する事業だ。2025年にはここで大きな準備金損失が発生した。利益を生む保険事業と、過去の約束を処理する契約群を分けて見ることが、この会社を理解する近道である。

優良さと弱いところ

最も確かな堀、つまり競争相手が簡単に奪えない強みは、団体所得補償の引受経験と販売網にある。企業は保険料だけで契約先を決めない。給付申請への対応、給与制度との接続、従業員への説明、法令への対応にも費用がかかる。2026年4〜6月期の団体所得補償の継続率は約91%であり、既存契約の粘着力を裏付ける。

しかし、この堀は独占ほど広くない。2025年の長期所得補償の保有保険料は、ハートフォード、メットライフ、リンカーンに次ぐ4位だった。メットライフは前年比で保有保険料を伸ばした一方、ユーナムはほぼ横ばいだった。短期所得補償では首位を維持しているが、商品ごとに競争力の差がある。保険料を物価以上に引き上げ続けられる企業と評価するのは早い。

資本効率にも二つの顔がある。2024年のGAAP ROEは16%台だったが、2025年には6%台へ下がった。団体保険の本業が一年で失われたわけではなく、長期介護保険の準備金見直しが大きく影響している。それでも、保険契約の負債を正しく見積もることは本業の一部だ。経営者がいう調整後利益だけで利益の質を判断することはできない。

2026年6月末の米国保険子会社のリスクベース資本比率は約480%で、現時点の支払余力は厚い。ただし保険会社の運用資産は、原則として契約者への支払いを裏付ける資産である。帳簿の現金や債券を余剰現金として時価総額に上乗せしない。今後の企業価値は、健全な引受利益を維持しながら旧契約に必要な資本を減らせるかで決まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の企業向け所得補償保険は、失業率や雇用者数だけでなく、企業が福利厚生にいくら払えるかで成長が決まる。ミリマンの2026年調査では、2025年の長期・短期所得補償と法定休暇関連保険の保有保険料は、参加会社合計で244億ドルだった。前年比では増加したが、伸びのかなりの部分は保険料単価であり、加入人数が同じ速さで増えたわけではない。10年の中立で数量を大きく伸ばさないのはそのためだ。

競争の顔ぶれは明確である。長期所得補償の保有保険料ではハートフォードが首位、メットライフとリンカーンが続き、ユーナムが4位だった。短期所得補償ではユーナムが首位で、ニューヨーク・ライフやリンカーンが追う。新規販売ではユーナムの長期所得補償が上位にあるものの、2025年の販売保険料は前年比で減少した。シェアの維持と改善は別の話である。

団体生命保険の市場も成熟している。米国保険情報協会の2025年統計では、ユーナムの団体生命保険料シェアは約4.3%、メットライフは約22%だった。規模が大きいからといってあらゆる商品で最も低い費用を実現できるわけではない。ユーナムが勝つには、所得補償と生命保険を組み合わせ、企業の管理負担を減らす必要がある。

任意加入の補完保険ではアフラック、メットライフ、ハートフォード、ガーディアンなどが競争相手となる。物価上昇で医療費と給与が増えれば、必要な保障額も上がる。ただし販売手数料と給付費用も増えるため、保険料の上昇がそのまま利益率の改善になるわけではない。雇用主の福利厚生予算が厳しくなれば、加入率も落ちる。

長期介護保険は成長市場として扱わない。過去に約束した給付期間や医療費の見積もりが悪化すると、追加販売がなくても損失が生じる。2025年には給付発生と死亡率の前提が不利に働いた。再保険による移転は有効な対策だが、相手の信用力と移転後に残る契約が新たな評価の焦点となる。AIは引受や請求事務を効率化する一方、休暇管理などの受託事務では顧客が仕事を内製化する力にもなる。

資本政策と M&A

過去10年の資本配分で評価できるのは、配当を維持しながら株数を継続して減らしてきた点である。2025年には約10.1億ドルを自社株買いに、約3.1億ドルを配当に使った。2026年からは新たな10億ドルの自社株買い枠が有効となっている。もっとも2025年のGAAP純利益は約7.4億ドルであり、同年の総還元額は利益を大きく上回った。これは毎年繰り返せる水準ではない。

2026年上半期には約7.5億ドルを配当と自社株買いで還元した。6月末の持株会社の流動性は約15.4億ドル、米国保険子会社の資本比率は約480%だった。株式報酬や株式発行による希薄化もあるため、将来の還元は自社株買いの総額ではなく、正味の株主還元として評価する。10年の中立では累計110億ドルを見込むが、旧契約が傷めば買い戻しを減らす。

事業買収より重い判断は再保険取引である。2025年7月には約34億ドルの長期介護保険準備金をフォーティテュード・リーへ移す取引が成立した。2026年7月にはさらに約38億ドルの法定準備金を移す合意を発表したが、現時点では未完了である。完了後は累計で長期介護保険の法定準備金の約40%を移転する見込みだ。ただし契約の管理はユーナムに残り、取引資金には現金や金融手段も使う。再保険によって解放された資本を、すべて余剰資金として還元できるわけではない。

会社は2026年の調整後営業利益について、1株当たりで前年比約8〜12%の成長を見込む。長期にわたる確定的な配当額や買い戻し額の約束はない。大規模な株式交換による未成立の買収も、将来利益には加えていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

所得補償保険は、長期保有に向いた事業である。従業員が働けなくなった時の所得を守る保障は、雇用主が変わっても必要とされる。ユーナムは短期所得補償の保有保険料で首位であり、長期所得補償でも有力な販売網と引受実績を持つ。企業が保険会社を切り替えるには従業員への説明や事務手続きが必要なので、単に安い保険料を提示するだけでは顧客を奪えない。

2026年4〜6月期の主力事業の保険料は現地通貨ベースで増えており、調整後の資本利益率も高い。新しい契約は保険料と給付実績の両方を見て選べるため、過去の長期介護保険のような誤った条件を繰り返さなければ、優良な契約が時間とともに積み上がる。任意加入保険ではコロニアル・ライフの販売網があり、英国とポーランドにも成長余地がある。保険料が物価に沿って上がり、給付率が安定すれば、利益は売上とともに増える。

何より、旧長期介護保険のリスクを減らす具体的な動きがある。2025年の再保険移転は完了した。2026年の追加取引も承認されれば、法定準備金の相当部分が移転する。契約のすべてがなくなるわけではないが、予測しにくい古い負債が小さくなることで、資本を主力保険に使いやすくなる。

経営者は過去10年、自社株買いと配当を継続してきた。利益が安定し旧契約の負担が減れば、会社全体の利益成長に加えて、正味の株主還元が大きな価値を生む。ここでは保険料の上昇、適切な引受規律、旧契約の整理が同時に進む可能性を重視する。

慎重な見方

主力の保険商品が必要とされ続けることと、今の株主が十分な利益を得られることは同じではない。2025年の長期所得補償の保有保険料はほぼ横ばいだった。メットライフやリンカーンの保有保険料は伸び、ユーナムは順位を落とした。短期所得補償の首位という強みがあっても、競合が価格を下げれば利益率は縮む。企業の福利厚生は見積もりを比較して選ばれるため、値決め力には限界がある。

最大の懸念は、長期介護保険の損失が一度では終わらないことだ。2025年の閉鎖契約群には大きな準備金損失が発生した。追加の再保険取引が成立しても、残る長期介護保険の法定準備金は約110億ドルと見込まれている。長寿化、給付申請の増加、医療費・介護費の上昇が再び想定を超えれば、旧契約は新しい保険の利益を食いつぶす。

再保険も魔法ではない。移転する契約に対応する資産を渡す必要があり、投資収益を失う場合がある。相手が支払い不能になれば、再保険回収債権の信用リスクが残る。2026年の追加移転はまだ規制承認を要する取引であり、すでに利益と資本を解放したと評価すべきではない。

資本配分にも不安がある。2025年の株主還元はGAAP純利益を上回り、過去の利益の山を前提にした買い戻しを続ければ、悪い年に支払余力が細る。AIエージェントは保険そのものをなくさなくても、休暇管理などの受託事務の価格を押し下げる。主力保険の競争、旧契約の損失、資本還元の過剰が重なった時、株主に残る価値は大きく減る。

どちらに重みを置いたか

強さがより確かなのは、主力所得補償保険の存続力である。ただし、そこから高い株主利益へ至るまでには、旧長期介護保険の処理と競争下での引受規律という二つの条件がある。2026年の追加再保険移転を完了済みと扱わず、将来の成功と失敗を分けて評価した。

確率は楽観側29%、中立34%、悲観側37%と、悪い側へやや寄せた。休暇管理サービスにAIエージェント代替リスクがあることに加え、再保険先の信用と残存契約の長期性が、利益の予測を難しくするためだ。中立の収益力には一定の信頼を置けるが、安全域の厚さでは慎重な見方が勝る。結果として評価は適正水準となる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 132.01 ドル211 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 57.62 ドル92 億ドル)。 今の値に割り戻すと 98.52 ドル157 億ドル、今との差 +8.1%、 期待の年率 +9.3%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 286.22 ドル457 億ドル 90.82 ドル145 億ドル +313.7% +18.5% 37.70 ドル60 億ドル
やや楽観 19% 207.93 ドル332 億ドル 81.42 ドル130 億ドル +217.5% +15.1% 54.98 ドル88 億ドル
中立 34% 140.60 ドル224 億ドル 68.90 ドル110 億ドル +129.9% +10.9% 71.23 ドル114 億ドル
やや悲観 22% 56.47 ドル90 億ドル 34.45 ドル55 億ドル −0.2% 0.0% 20.00 ドル32 億ドル
悲観 15% 24.38 ドル39 億ドル 13.78 ドル22 億ドル −58.1% −9.8% 5.72 ドル9 億ドル
加重平均100% 132.01 ドル211 億ドル57.62 ドル92 億ドル +108.1% +9.3% 189.63 ドル303 億ドル

今の株価時価総額 91.14 ドル146 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 主力保険のシェア回復と旧契約の整理が進む 利益 31 億ドル · PER 14.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 286.22 ドル457 億ドル

2035年末、所得補償の延べ加入規模は2025年の1.30倍となり、保険料単価も物価と補償内容の改善に沿って上昇する。短期所得補償の首位を維持し、長期所得補償でもメットライフとハートフォードに奪われた一部の契約を取り戻す。米国の任意加入保険では、雇用主の負担を抑えたい需要を取り込み、契約規模が1.40倍になる。

2026年に合意した追加の長期介護保険再保険が成立し、さらに残る旧契約も計画的に縮む。再保険先の信用事故がなく、閉鎖契約群の損失はほぼ解消する。海外ではポーランドの販売網が広がり、英国でも団体生命の契約が増える。大規模な買収に頼らず、本業の引受と小規模なサービス投資で収益を伸ばす。

税前利益は約43.6億ドル、GAAP純利益は31.3億ドルとなる。10年間の利益累計190億ドルのうち正味145億ドルを株主に返し、自己資本は153.1億ドルとなる。利益の伸びは保険契約と価格の改善によるもので、ROEの高さそのものを成長の根拠にはしない。

  • 米国団体所得補償保険:数量 14.9(長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計))× 価格 408(延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均))→ 売上 66 億ドル・営業利益 13 億ドル。加入延べ人数1.30倍、保険料1.48倍。長期所得補償のシェア回復と給付率改善が進む。
  • 休暇・欠勤管理などの受託サービス:数量 1.7(2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格))× 価格 1.25(受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替で処理量は0.75倍。価格は1.25倍にとどめるが、残る高度な法令対応は利益を生む。
  • 米国団体生命・災害死亡保険:数量 24.8(2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.45(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 37 億ドル・営業利益 7 億ドル。契約規模1.20倍、価格1.45倍。団体所得補償との一括販売でシェアが改善する。
  • 米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険:数量 26.1(2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.48(保険料・保障額の名目指数(2025年=1))→ 売上 44 億ドル・営業利益 12 億ドル。任意加入の実質契約規模1.40倍。給付管理と商品構成が改善する。
  • 英国・ポーランド保険:数量 16.0(2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.42(現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定))→ 売上 26 億ドル・営業利益 4 億ドル。ポーランドを中心に契約規模1.48倍。為替上昇益は見込まない。
  • コロニアル・ライフ:数量 25.7(2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.48(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 11 億ドル。販売網拡大で実質契約規模1.40倍。保険料と給付率の管理が改善する。
  • 閉鎖契約群・旧長期介護保険:数量 3.3(2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当))× 価格 1.00(既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。保有契約量0.40倍。再保険と自然減で損失負担がほぼ消える。

倍率:保険会社の有形自己資本に対するROEを近似的にGAAP純利益31.3÷自己資本153.1=20.4%で評価する。k8.25%、普通の堀の残存割合1/2からRONICは14.35%。長期g3.8%は市場の実質加入増、シェア回復、名目保険料の上昇から導く。10年目の利益に対する正当化PERは約17.15倍。保険引受の質が高まり旧契約の不確実性が大幅に減るため、その約85%である14.6倍を採用する。

確率:短期所得補償の強さを長期所得補償にも広げ、再保険処理を順調に終えるには競合の動きと規制承認の両方が必要である。可能性は認めるが1割にとどめる。

やや楽観 19% 強い販売網を維持し、再保険効果が定着する 利益 25 億ドル · PER 13.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 207.93 ドル332 億ドル

所得補償の加入規模は10年間で1.16倍に増える。短期所得補償は首位を保ち、長期所得補償ではメットライフやハートフォードとの競争が続くものの、既存契約の継続と販売網の強さで市場の伸びに近い成長を確保する。団体生命と任意加入保険でも、補償額の引き上げを通じて名目保険料が増える。

旧長期介護保険は、2026年に合意した再保険の移転が成立し、残る契約の自然減も進む。ただし再保険に伴う運用収益の減少や費用は残り、閉鎖契約群が大きな利益源になるとは考えない。海外は英国の安定した需要とポーランドの成長に支えられ、コロニアル・ライフも販売員の生産性を改善する。

GAAP純利益は24.5億ドル、自己資本は144.1億ドルとなる。利益累計166億ドルに対して正味の株主還元は130億ドルであり、高い還元を続けても必要な保険資本は保たれる。大規模買収に依存せず、契約の増加と規律ある引受によって株主価値が伸びる筋書きである。

  • 米国団体所得補償保険:数量 13.3(長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計))× 価格 397(延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均))→ 売上 58 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質加入規模1.16倍、保険料1.44倍。長期所得補償のシェアは概ね維持する。
  • 休暇・欠勤管理などの受託サービス:数量 1.6(2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格))× 価格 1.25(受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替で処理量0.70倍。法令対応が必要な案件を残し、単価は1.25倍。
  • 米国団体生命・災害死亡保険:数量 23.4(2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.44(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 35 億ドル・営業利益 6 億ドル。契約規模1.13倍、価格1.44倍。市場シェアを大きく変えない。
  • 米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険:数量 23.5(2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.44(保険料・保障額の名目指数(2025年=1))→ 売上 39 億ドル・営業利益 10 億ドル。契約規模1.26倍。任意加入比率が高まり給付率は概ね安定する。
  • 英国・ポーランド保険:数量 14.3(2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.41(現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定))→ 売上 23 億ドル・営業利益 3 億ドル。契約規模1.32倍。ポーランドの拡大を英国の成熟が一部相殺する。
  • コロニアル・ライフ:数量 22.8(2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.43(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 36 億ドル・営業利益 9 億ドル。契約規模1.24倍。販売生産性の改善で利益率を保つ。
  • 閉鎖契約群・旧長期介護保険:数量 4.1(2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当))× 価格 1.10(既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1))→ 売上 10 億ドル・営業利益 0 億ドル。保有契約量0.50倍。旧契約の小さな損失は続く。

倍率:ROEは24.5÷144.1=17.0%。k8.25%、堀の残存割合1/2からRONICは約12.63%。長期g3.6%は雇用者数と任意加入率の緩やかな実質成長、シェア維持、保険料改定を合成する。10年目利益に対する正当化PERは約15.93倍であり、再保険費用と給付率の不確実性を残すため約85%の13.55倍とする。

確率:保険料の成長と再保険の効果には具体的な根拠があるが、競合から大きなシェアを奪うことまでは前提にしない。2026年の追加再保険が成立する経路を中心に、約2割とする。

中立 34% 保険契約は増えるが、旧契約の負担は残る 利益 18 億ドル · PER 12.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 140.60 ドル224 億ドル

2035年末、米国所得補償の加入規模は現在の1.07倍となる。労働人口と福利厚生需要の増加は緩やかで、ハートフォード、メットライフ、リンカーンとの競争により大幅なシェア獲得はできない。それでも契約継続率と保険料改定によって、名目売上は伸びる。団体生命の実質契約規模は1.08倍、任意加入保険は1.16倍となる。

2026年に合意した長期介護保険の追加再保険は成立するが、実行費用と手放す運用収益が生じる。残る団体長期介護契約では給付前提の修正が時々発生し、閉鎖契約群は小さな赤字を続ける。休暇管理の受託サービスはAIエージェント代替によって実質処理量が0.65倍となり、保険本体の成長をわずかに押し下げる。

2025年のGAAP純利益の谷からは回復し、10年後の純利益は18.4億ドルとなる。利益累計144億ドルから正味110億ドルを還元し、自己資本は142.1億ドルとなる。旧契約の処理に資本を要するため、主力の成長がすべて株主に還元されるわけではない。大規模な買収を行わず、配当と自社株買いを利益の範囲へ近づけていく。

  • 米国団体所得補償保険:数量 12.2(長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計))× 価格 388(延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均))→ 売上 52 億ドル・営業利益 8 億ドル。加入規模1.07倍、保険料1.41倍。市場の実質伸びは小さく、シェアは概ね横ばい。
  • 休暇・欠勤管理などの受託サービス:数量 1.5(2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格))× 価格 1.25(受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。人月・BPO型のAIエージェント代替。実質数量0.65倍、価格1.25倍、長期gは0%。
  • 米国団体生命・災害死亡保険:数量 22.3(2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.41(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 33 億ドル・営業利益 5 億ドル。契約規模1.08倍、保険料1.41倍。メットライフなどとの競争で利益率は大きく改善しない。
  • 米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険:数量 21.7(2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.41(保険料・保障額の名目指数(2025年=1))→ 売上 35 億ドル・営業利益 8 億ドル。任意加入の実質契約規模1.16倍。物価並みの単価上昇と給付費用をともに見込む。
  • 英国・ポーランド保険:数量 13.2(2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.41(現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定))→ 売上 21 億ドル・営業利益 2 億ドル。海外の実質契約規模1.22倍。英国の成熟とポーランドの成長を合成する。
  • コロニアル・ライフ:数量 21.0(2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.41(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 32 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質契約規模1.14倍。競争を受けながらも職場販売網の収益力が残る。
  • 閉鎖契約群・旧長期介護保険:数量 4.5(2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当))× 価格 1.10(既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1))→ 売上 11 億ドル・営業利益 −1 億ドル。自然減と再保険により契約規模0.55倍。保険料改定には制約が残る。

倍率:2035年のGAAP純利益18.4億ドルと自己資本142.1億ドルからROEは12.95%。保険事業に要る有形自己資本に対する利益率の近似値として用い、余剰現金やのれんによる調整は行わない。k8.25%、普通の堀の残存割合1/2からRONICは約10.60%。長期g3.2%は保険対象者数の実質増加、シェア横ばいから微減、名目保険料改定の合成であり、ROEから求めていない。10年目の利益に掛ける正当化PERは約14.27倍。その約85.5%の12.2倍を採用する。旧契約と給付率の予測誤差により上限をそのまま払わない。

確率:既存契約の継続率と市場の緩やかな成長を踏まえ、最も起こりやすい筋書きとする。ただし旧契約と再保険先の不確実性を無視できないため、確率を34%にとどめる。

やや悲観 22% 競争と旧契約の損失で還元が細る 利益 9 億ドル · PER 9.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 56.47 ドル90 億ドル

ハートフォードやメットライフとの競争で、長期所得補償の市場シェアが少しずつ下がる。短期所得補償は有力な地位を保つが、企業の福利厚生予算が厳しくなり、保険料の値上げが物価に追いつかなくなる。団体所得補償の延べ加入規模は2025年の0.94倍となり、利益率も縮む。任意加入保険では加入率の伸びが鈍り、コロニアル・ライフの販売費用が重くなる。

2026年の追加再保険は成立するものの、残る長期介護契約で給付期間と介護費の想定が悪化する。閉鎖契約群の赤字は10年目にも続き、経営者は資本を守るため買い戻しを減らす。休暇管理サービスではAIによる業務内製化が進み、処理量は0.55倍に減る。新たな買収で収益の穴を埋めようとしても、大きな相乗効果は得られない。

2035年の純利益は9.2億ドルにとどまる。期間前半は比較的強い本業利益を生むため、準備金損失を含めた10年間の累計利益は100億ドルとなるが、正味還元は55億ドルへ縮む。自己資本153.1億ドルに対するROEは約6%に落ち、資本コストを下回る。積み上がった帳簿資本に高い値段を払える状態ではない。

  • 米国団体所得補償保険:数量 10.7(長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計))× 価格 364(延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均))→ 売上 43 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質加入規模0.94倍。競合へのシェア流出で保険料上昇は物価を下回る。
  • 休暇・欠勤管理などの受託サービス:数量 1.3(2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格))× 価格 1.18(受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替と顧客内製化により処理量0.55倍。料金も抑制される。
  • 米国団体生命・災害死亡保険:数量 19.8(2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.32(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 27 億ドル・営業利益 3 億ドル。団体生命の契約規模0.96倍。価格入札が厳しく、保障単価の転嫁は不十分。
  • 米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険:数量 19.2(2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.32(保険料・保障額の名目指数(2025年=1))→ 売上 29 億ドル・営業利益 5 億ドル。契約規模1.03倍。販売費用と給付率上昇で利益率が低下する。
  • 英国・ポーランド保険:数量 11.5(2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.30(現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定))→ 売上 17 億ドル・営業利益 2 億ドル。海外契約規模1.06倍。英国の競争とポーランドの成長鈍化を見込む。
  • コロニアル・ライフ:数量 18.9(2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.33(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 28 億ドル・営業利益 5 億ドル。契約規模1.03倍。競争で販売手数料負担が増える。
  • 閉鎖契約群・旧長期介護保険:数量 4.1(2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当))× 価格 1.05(既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1))→ 売上 10 億ドル・営業利益 −2 億ドル。契約量は半減しても給付の想定悪化が残り、閉鎖契約群は赤字となる。

倍率:2035年のROEは9.2÷153.1=約6.0%で、k8.25%を下回る。この場合の利益ベースの倍率は1÷kの約12.12倍以下が上限である。契約シェアの減少と閉鎖契約群の赤字が続き、再投資の収益率も資本コストに届かないため9.8倍とする。事業純利益をkで資本化した上限約111.5億ドルと、売却可能資産の税後評価70億ドルをともに下回る90.16億ドルの時価総額となる。

確率:長期所得補償のシェアがすでに強い上昇を示していないこと、旧契約の前提見直しが続いていることを重視する。10年間に一度は大きな不利な局面が来る確率として22%を配分する。

悲観 15% 長期介護保険が資本を傷め、主力の堀も縮む 利益 4 億ドル · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 24.38 ドル39 億ドル

旧長期介護保険の給付発生率が上がり、死亡率も想定より低下する。2026年の追加再保険は承認の遅れや条件変更で期待した資本解放が実現せず、残る契約にも多額の準備金積み増しが必要となる。再保険先の信用不安も生じ、経営者は契約者保護のため資本と現金を保険子会社へ戻さざるを得なくなる。

主力の所得補償でもメットライフ、ハートフォード、リンカーンに顧客を奪われる。長期所得補償のシェアは今より明確に低下し、短期所得補償の強みだけでは補えない。任意加入保険とコロニアル・ライフも給付率と販売費用の上昇に苦しむ。休暇管理サービスはAIエージェントと顧客の内製化で数量が半分となる。買収による回復も実現しない。

2035年の純利益は3.8億ドル、ROEは約5%となる。期間累計では、2026〜2029年の利益約38億ドルに対し、その後の準備金損失などで2030〜2032年に約68億ドルの純損失が発生し、2033〜2035年の回復利益約20億ドルを加えても累計はマイナス10億ドルとなる。過去の利益を原資とする初期の配当・自社株買い約22億ドルを除けば還元は停止する。自己資本は76.1億ドルへ減り、保険契約を守るための資本が株主還元に優先される。

  • 米国団体所得補償保険:数量 9.6(長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計))× 価格 353(延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均))→ 売上 37 億ドル・営業利益 4 億ドル。加入規模0.84倍。主力の市場シェアが下落し、価格転嫁も不十分になる。
  • 休暇・欠勤管理などの受託サービス:数量 1.1(2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格))× 価格 1.14(受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替で数量0.50倍、単価1.14倍。受託事務の利益はほぼ消える。
  • 米国団体生命・災害死亡保険:数量 17.6(2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.25(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 23 億ドル・営業利益 3 億ドル。団体生命の契約規模0.85倍。大手との価格競争でシェアが縮む。
  • 米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険:数量 16.1(2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.26(保険料・保障額の名目指数(2025年=1))→ 売上 23 億ドル・営業利益 4 億ドル。任意加入の契約規模0.86倍。顧客離れと給付費用の増加が重なる。
  • 英国・ポーランド保険:数量 10.3(2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.25(現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定))→ 売上 15 億ドル・営業利益 1 億ドル。海外契約規模0.95倍。成長市場での販売が失速する。
  • コロニアル・ライフ:数量 16.2(2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当))× 価格 1.26(1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1))→ 売上 22 億ドル・営業利益 4 億ドル。契約規模0.88倍。販売網の競争力と価格決定力が低下する。
  • 閉鎖契約群・旧長期介護保険:数量 3.6(2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当))× 価格 1.03(既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 −4 億ドル。契約量は縮んでも給付と準備金の追加負担が続く。

倍率:この筋書きのROEは3.8÷76.1=約5.0%でk8.25%を大きく下回る。将来積み上がる自己資本に倍率を掛けず、2025年末の現在自己資本111.2億ドルを分母として0.35倍を適用する。時価総額は38.92億ドル。これは税後処分可能資産の推計床35億ドルを上回り、純利益3.8億ドルをk8.25%で資本化した約46.1億ドルも下回る。倍率は過去の市場評価からでなく、低い資本収益力と資本拘束に基づく。

確率:2008年と2020年の保険株の大幅下落を機械的に再現するのでなく、残る長期介護契約の給付不足と主力商品の競争敗北が重なる構造的な悪化を想定する。現在の資本余力から倒産を基本とはしないが、10年という期間を考えて15%を割り当てる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

米国団体所得補償保険

米国の雇用主向け長期・短期所得補償保険。加入者数、給与に連動した保障額、保険料単価、給付率、運用収益で利益が決まる。

数量長期・短期所得補償の延べ被保険者数(百万人、重複加入を含む推計)価格延べ被保険者1人当たり年間保険料(ドル、長期・短期の加重平均)売上営業利益
今 2025/12 11.4 276 34 6
10 年後 中立 12.2 388 52 8

取り方:2025年10-Kの長期所得補償保険料20.111億ドルと短期11.384億ドルを使用。ミリマン2026年調査の保有契約1人当たり年額は長期296.4ドル、短期245.0ドルなので、長期約678万人と短期約465万人、合計延べ約1143万人と逆算した。重複加入者を別々に数えるため、会社全体の実人数ではない。保険料合計31.495億ドルに運用収益2.960億ドルを加えた34.455億ドルが収入。rev_factorは百万人×ドルを億ドルに換算し、運用収益も含める係数。2025年の団体所得補償全体の参加会社市場は244億ドル、同社の該当保険料31.495億ドルは約12.9%に相当するが、商品範囲が完全には一致しないため概算シェアにとどめる。税前利益5.506億ドルは団体所得補償事業の5.856億ドルから、下記受託サービスへの推計配賦0.35億ドルを引いた値。https://us.milliman.com/en/insight/2026-us-group-disability-market-survey-summary

休暇・欠勤管理などの受託サービス

雇用主の休暇申請、欠勤、給付請求や法令対応を支援する手数料型サービス。人による事務処理の一部はAIエージェントに置き換わり得る。

数量2025年の受託処理・サービス量を表す手数料収入相当額(億ドル、固定価格)価格受託処理1単位当たり手数料の名目指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 2.3 1.00 2 0
10 年後 中立 1.5 1.25 2 0

取り方:2025年10-Kにある米国団体所得補償のその他収入2.286億ドルを使う。会社はこの収入の大半が手数料型サービスと説明するが、休暇管理だけの売上や処理件数は開示していない。したがって全額を関連サービスの代理値とする保守的な上限推計であり、保険料からの恣意的な配分ではない。税前利益0.35億ドルは約15%の仮定利益率で、会社開示の単独利益ではない。AIエージェント代替の人月・BPO型に分類し、中立の数量を10年で0.65倍、価格を1.25倍、長期gを0%とする。

米国団体生命・災害死亡保険

雇用主を通じて団体生命と災害死亡・身体障害保険を提供。加入企業と保障対象人数、保障額、保険料率が数量と価格を決める。

数量2025年の団体生命・災害死亡保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当)価格1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 20.7 1.00 21 3
10 年後 中立 22.3 1.41 33 5

取り方:2025年10-Kの団体生命保険料18.711億ドルと災害死亡保険料1.956億ドルを合算した。加入者数が商品別に開示されないので、保険料を2025年単価で固定した実質契約規模を数量の代理値とする。rev_factorは投資収益0.816億ドルとその他収入0.012億ドルを含める係数。米国保険情報協会の2025年NAIC集計では同社の団体生命保険料シェアは4.3%、メットライフ22.0%、ニューヨーク・ライフ12.2%、プルデンシャル8.3%。https://www.iii.org/table-archive/20800

米国任意加入・個人所得補償・歯科視力保険

職場で従業員が任意に購入する疾病・傷害保険、個人所得補償、歯科・視力保険。契約の継続、加入率、保障額と給付率が収益を決める。

数量2025年の任意加入等の保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当)価格保険料・保障額の名目指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 18.7 1.00 21 5
10 年後 中立 21.7 1.41 35 8

取り方:2025年10-Kの任意加入保険9.274億ドル、個人所得補償6.151億ドル、歯科・視力3.248億ドルを合計。投資収益とその他収入を含めた営業収入は21.229億ドル。商品別契約件数の十分な開示がないため、実質契約規模の代理値を使う。米国の任意加入保険はアフラック、メットライフ、ガーディアン、ハートフォードなどと競合する。新規販売市場と保有契約市場は定義が違うため、未確認の全社シェアを作らない。利益5.195億ドルは当該商品区分の税前損益。

英国・ポーランド保険

英国の団体所得補償・生命・補完保険と、ポーランドの生命・健康関連保険。加入契約規模と保険料改定、給付率で収益が決まる。

数量2025年の海外保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当)価格現地通貨の保険料をドル換算した名目指数(2025年=1、為替一定)売上営業利益
今 2025/12 10.8 1.00 12 2
10 年後 中立 13.2 1.41 21 2

取り方:2025年10-Kの英国の長期所得補償4.275億ドル、団体生命2.757億ドル、補完保険1.842億ドル、ポーランド1.954億ドルを合算した。運用収益1.456億ドルなどを加えると収入12.361億ドル。個別の保有人数は非開示なので固定価格保険料を数量代理値とする。2025年のポーランド保険料は前年比26.4%増、英国団体生命は30.5%増だったが、この高い伸びを10年間そのまま延長しない。税前利益1.523億ドルは海外事業の調整後営業利益に近い代理値。

コロニアル・ライフ

独立販売員と仲介会社を通じて、職場の従業員に傷害、疾病、生命、がん・重大疾病保険を販売する。

数量2025年のコロニアル・ライフ保険料を固定価格とした契約規模(億ドル相当)価格1単位当たり保険料の名目指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 18.4 1.00 20 5
10 年後 中立 21.0 1.41 32 7

取り方:2025年10-Kの傷害・疾病・所得補償9.935億ドル、生命4.836億ドル、がん・重大疾病3.620億ドルの合計が保険料18.391億ドル。運用収益1.726億ドルとその他収入を足す。契約数と保険料単価の一括開示はないため、2025年の保険料を固定価格とした実質規模を数量代理値とする。主な競争相手はアフラックや職場向け補完保険販売会社。税前利益は4.725億ドル。

閉鎖契約群・旧長期介護保険

販売を終了した長期介護保険などの保有契約。保険料と運用収益が入る一方、既存契約の給付、準備金再測定、再保険費用が損益を決める。

数量2025年の閉鎖契約群保険料を固定価格とした残存契約規模(億ドル相当)価格既存契約に適用される保険料・給付条件の名目指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 8.3 1.00 19 −7
10 年後 中立 4.5 1.10 11 −1

取り方:2025年10-Kの長期介護保険料6.708億ドルとその他の閉鎖契約保険料1.548億ドルを合計。運用収益10.165億ドル、その他収入0.499億ドルを含めた営業収入は18.920億ドル。2025年の税前損失は7.223億ドルで、給付の前提見直しと再保険の費用が響いた。2025年7月の再保険移転は成立済み。2026年7月の追加移転は合意段階で、成約前の資産・負債を今の数字から除いていない。閉鎖契約なので新規市場のシェアを仮定せず、保有契約の自然減と再保険移転で数量を減らす。

リスクと懸念

長期介護保険の準備金不足

最大のリスクは、過去に販売した長期介護保険の給付が見込みを超えることである。2025年には長寿化や給付発生の想定が不利に動き、大きな準備金費用が発生した。追加再保険が成立しても残る契約は長期間続く。給付期間と介護費の見積もりを誤れば、主力保険の利益を数年分失う可能性がある。

追加再保険の未成立と再保険先の信用

2026年7月の約38億ドルの法定準備金移転は、発表時点で規制当局の承認などを条件とする合意だった。2026年6月末の10-Qでも将来取引として開示されている。成立すれば負債リスクは軽くなるが、運用資産の移転や資金調達費用が生じる。移転後も再保険先への回収債権が残り、相手の財務が傷めば株主資本に影響する。

団体所得補償のシェア低下

短期所得補償では首位だが、長期所得補償の保有保険料では2025年に4位だった。同年の長期保険料はほぼ横ばいで、メットライフやリンカーンは増加した。企業は契約更新時に保険料と給付サービスを比較するため、価格を上げすぎれば顧客を失う。数量減少と利益率低下が同時に進めば、主力事業の堀は狭まる。

保険給付率と景気後退

雇用の悪化や疾病の増加で所得補償の請求件数が増えると、保険料を改定する前に給付費用が増える。2025年は長期所得補償の回収実績や短期所得補償の平均請求額に悪化が見られた。保険料を名目で上げられても、給付率が数ポイント悪化すれば利益は大きく縮む。契約継続率だけで利益の安定を保証することはできない。

運用資産の信用損失と金利

保険準備金を裏付ける債券などの運用資産は、契約者への給付を果たすために保有する。社債や不動産関連資産で信用損失が生じれば、運用利益と自己資本が同時に減る。長期金利を5%前後とする共通前提でも、現実には急な上下があり得る。金利上昇による評価損と資金流出が重なった場合は、自社株買いを止めて資本を守る必要がある。

AI エージェント代替

所得補償保険そのものは、AIが申請処理を自動化しても、保険金の支払義務と引受資本が必要な事業として残る。一方、休暇・欠勤管理や給付事務の受託は、人の工数をAIエージェントが置き換え、顧客企業が作業を内製化できる。関連収入の上限代理値は2025年に約2.29億ドルで全社売上の約1.7%だが、単価と数量の両方に圧力がかかる。中立の10年数量を0.65倍、長期gを0%とし、保険本体には同じ縮小率を機械的に当てない。

利益を超える自社株買い

2025年の配当と自社株買いは合計約13億ドルで、GAAP純利益約7.4億ドルを上回った。調整後営業利益に余裕があっても、準備金の追加費用や再保険取引の資金需要は現実の株主負担となる。買い戻しを優先して保険子会社の支払余力が低下すれば、将来の資本増強や還元停止につながる。株式報酬で増えた株の分も正味還元から差し引く必要がある。

今後の分かれ目

2026年に合意した追加の長期介護保険再保険が規制承認を経て完了し、移転後の資本比率と流動性が目標範囲を維持する
旧契約の不確実性が下がり、やや楽観と中立の確率を高める。再保険に伴う運用収益減と資金調達費用を差し引いた正味の利益改善を確認してから評価する。
残存長期介護保険の準備金見直しによる税前損失が再び5億ドルを超える
閉鎖契約群の損失を構造的なものと見直し、やや悲観と悲観の確率を引き上げる。還元余力と売却可能資産の床を同時に引き下げる。
長期所得補償の保有保険料が市場成長率を3年連続で上回り、契約継続率も90%台を維持する
数量側のシェア改善に根拠が生まれるため、やや楽観の加入規模を中心に上方修正する。値上げではなく実質の契約増加かどうかを確認する。
団体所得補償の保険給付率が3ポイント以上悪化し、保険料改定でも回復しない
主力の引受利益率を引き下げる。価格を上げると契約を失う構造が確認されれば、堀の評価を弱め、悪い側の筋書きを厚くする。
休暇・欠勤管理サービスの手数料収入が2年続けて10%以上減少する
AIエージェント代替が想定より速いと判断し、サービスの10年数量を0.55倍以下へ見直す。保険本体の保有契約まで同じ率で縮小させない。
自社株買いと配当の正味還元がGAAP利益を継続的に上回り、保険子会社のRBCが400%を割り込む
将来の還元額を下げる。株式数の減少による見かけの利益成長を事業成長と区別し、資本の安全性を優先して本質価値を再計算する。
英国・ポーランドとコロニアル・ライフの実質契約規模が市場を上回って増え、給付率が安定する
米国団体所得補償への利益集中が和らぐ。複数の販売網が資本コストを超える利益を生むことが確認できれば、長期の利益と強気側の確率を上げる。

見ておくもの

  • 米国長期・短期所得補償の保有保険料、加入者数、業界順位と市場シェア
  • 団体所得補償の契約継続率、給付率、保険料改定率
  • 2026年7月合意の長期介護保険再保険の承認・完了日、移転資産と追加費用
  • 残存長期介護保険の法定準備金、給付発生率、死亡率、保険料率引き上げの承認状況
  • フォーティテュード・リー等への再保険回収債権と信用力
  • GAAP純利益と調整後営業利益の差、および閉鎖契約群の損益
  • 米国保険子会社のRBC、持株会社の流動性、借入比率
  • 株式報酬を控除した正味の配当・自社株買いとGAAP利益の比較
  • 休暇・欠勤管理の手数料収入とAIによる顧客内製化の進展
  • 2026年11月3日発表予定の7〜9月期決算でのガイダンス変更

倍率と資本コストの決め方

価値は現在の株価や過去・同業のPER、PBRから逆算していない。2025年の事業別保険料と運用収益を出発点に、実質契約規模、名目保険料、給付率、再保険後の残存負債から2035年のGAAP利益を組み立てた。中立のPER12.2倍は、k8.25%、ROE約12.95%、RONIC約10.60%、g3.2%から求めた正当化PER約14.27倍の85.5%である。5筋書きの時価総額は楽観456.98、やや楽観331.98、中立224.48、やや悲観90.16、悲観38.92億ドルと順序を守る。悲観は現在自己資本111.2億ドルを分母とするPBRであり、累積利益で膨らませた自己資本に掛けていない。確率加重現在価値は約157.3億ドル、台帳時価総額約144.1億ドルとの差は+9.1%で、分類は適正。正味還元の時点は10年間の中間を近似する。米国リース会計は既にASC842を適用しており、国内新基準による見かけの利益増加を加えていない。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にqualityの+0.25%を加え、資本コストは8.25%。株価のβや同業の市場倍率は使わない。2026年6月末の保険子会社のRBC約480%から存続危機とは判断せず、distressの上乗せは0。長期介護保険の追加損失と再保険実行リスクは、利益、資本、確率で表現した。

同じ業種(金融)の AI 分析

割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. ユーナム・グループ 2025年 Form 10-K:セグメント保険料・給付率・準備金・財務・資本政策
  2. ユーナム・グループ 2026年4〜6月期決算:GAAP利益・調整後利益・資本比率・還元・ガイダンス
  3. ユーナム・グループ 2026年7月6日:フォーティテュード・リーとの長期介護保険再保険合意

分析日 2026-10-23