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ファースト・ホライズン・コーポレーション FHN

メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)25.11 ドル119 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)23.3 ドル110 億ドル差 +7.9%
10 年後から見ると 適正 価値 25.11 ドル119 億ドル · 差 +7.9% · 期待の年率 +9.8%
期待の年率リターン(10 年)+9.8%資本コスト比 +1.0 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ファースト・ホライズンは、米南部の企業や家計から預金を集め、法人融資と金融商品取引で稼ぐ地方銀行グループである。筆者の結論は適正評価だ。メンフィスで強い預金の土台は買える価値があるが、貸出資産を十分な安全域なしに買えるほど安くはない。

2025年末の貸出は約640億ドル、預金は約675億ドルだった。テネシー州では預金シェア13%強の首位で、経営者にとって地元企業との長い取引関係は確かな財産だ。ただし全国では小規模で、大手銀行ほど安定した資金調達力やデジタル投資の規模はない。利益は貸倒れと預金金利の競争で大きく振れる。

2026年7〜9月期には、低利回りの住宅ローン約45億ドルの売却準備で約3.47億ドルの税引後一時費用を計上し、普通株主帰属損益は約0.94億ドルの赤字になった。一時項目を除く四半期の普通株主利益は約2.53億ドルで、通常の稼ぐ力は残っている。住宅ローンの売却は銀行そのものの買収ではないため、独立企業として価値を測る。会社は売却後の貸出余力と2027年の増益効果を説明しているが、失った資本は現実であり、改善を先取りしない。

10年後も法人の預金・決済・融資は必要である。一方、成長の利益を手元に残さなければ貸出残高を増やせず、2025年並みの大きな自社株買いを毎年続けることも難しい。地元の強さは残ると見ながら、再投資の成否と不況時の毀損を両方考えると、現在の約111億ドルの時価総額に対する本質価値は約119億ドルとなる。差は約7%で、長期保有の安全域としては厚くない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この銀行に10年後も存在価値があるかという問いへの答えは肯定的だ。企業は売掛金を回収し、給与を払い、借り入れを更新する。預金と融資を一体で支える地元銀行の役割は消えない。メンフィスで積み重ねた顧客の信用は、広告費だけでは再現できない。

それでも、持ち続けたい企業とどの価格でも買いたい株は違う。預金者は株主より先に返済を受ける。運用資産の評価損や貸倒れは薄い株主資本に直接響く。2026年の住宅ローン売却は、帳簿上の資産を持っているだけでは価値にならないことを示した。貸出に回す元手を確保しながら残る利益こそ、普通株主のオーナー利益である。

中立では収益規模が物価を少し上回る速度で育ち、10年後の普通株主利益は約15億ドルになると考える。しかし、そのためには自己資本も増やす必要がある。毎年すべてを配当と買い戻しに充てれば、この成長は実現しない。将来の新規投融資で資本コストを超える利回りを出せるかが本質だ。

安全域は大きくない。メンフィスの預金シェアは強いが、全国的な独占も値上げの自由もない。景気後退でローンの損失が増え、預金コストが高止まりすれば、本質価値は資産の回収額に近づく。一定の品質は評価するが、楽観だけを買う価格にはしたくない。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は、商業・個人・資産管理部門である。米南部12州にまたがる支店と担当者が企業の運転資金、設備投資、商業不動産、家計の住宅資金を支える。2025年の同部門の平均資産は約588億ドルで、金利収入と手数料を合わせた総収入は約37.8億ドル、税引前利益は15.4億ドルだった。企業の決済口座を預かれば資金を低コストで集め、融資、資金管理、資産運用を組み合わせて一社当たりの収益を増やせる。

ホールセール部門は住宅ローン会社への短期融資、住宅金融、金融機関向け債券販売を担う。平均資産は約94億ドルで、2025年の金利収入約5.6億ドルに固定利付証券などの手数料約2.6億ドルが加わる。債券販売だけでも約2.1億ドルを稼ぎ、FHNフィナンシャルは日々約45億ドルの証券を売買する。資本を大量に抱える商業銀行とは違い、取引先とのつながりと市場の流動性が稼ぎを決める。

本社部門は余剰資金・証券運用と金利リスク管理を行うと同時に、持株会社費用を負担する。2025年の総収入約3.9億ドルに対し税引前損失は約4.2億ドルだった。部門間の資金移転価格と共通費配賦があるため、ここを独立した成長事業とは見ない。全社の2025年総収入約49.9億ドルは利息費用を引く前の数字であり、会社がガイダンスに使う純金利収入と手数料の合計約34.2億ドルとは定義が違う。

銀行の売り物は預金口座と貸出残高、債券の取引量であり、金利差と手数料率が単価である。将来の残高は物価を除いた2025年購買力の数量で表し、物価による名目増加を収益単価へ入れた。金利利回りそのものが毎年3.5%上がるという意味ではなく、物価とともに名目の貸出元本が増える効果を二重計上しない工夫である。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合が簡単には奪えない強みは、地域の預金と企業取引の深さにある。2025年のテネシー州預金シェアは13.3%で、ピナクル銀行の12.9%、リージョンズ銀行の9.8%を上回る。2026年6月のメンフィス都市圏では37.8%を握り、前年から約4.5ポイント上昇した。給与振込、資金決済、融資枠、顧客の財務情報が結び付くため、法人の主力取引銀行を変えるには手間がかかる。

ただし、預金は他の金融商品に移せる。無利息預金は2025年末に全体の23%にすぎず、預金の42%は推定で預金保険の対象外だった。これは資金の逃げ足が速くなる危険を示す。2026年7〜9月期の純金利マージンは3.48%と依然高いが、付利預金の費用が上がって前四半期から低下した。料金を自由に上げられる独占ではなく、地域密着型の普通の堀だ。

2025年のROEは約11%、過去10年の中央値は10.3%だった。銀行の真の増分利回りは、新しい貸出を増やすための自己資本に対する追加の純利益で測る必要がある。住宅ローンを損を出して売る判断は、低採算資産を抱え続けるよりは合理的かもしれない。しかし売却後に高採算の顧客を取れるかは未証明だ。

2026年7〜9月期末の普通株有形自己資本は約65.6億ドル、CET1比率は10.3%である。会社の厳しい景気後退を想定した内部試算では耐性が示されたが、実際の預金流出が同時に起きる保証はない。全国銀行の規模、分散、システム投資を上回る強い堀とは判定しない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国銀行の市場は大きい。2026年の業界資料では貸出が約13兆ドル、預金は約18兆ドル規模と見積もられる。FDIC集計の2026年4〜6月期の業界純金利マージンは3.32%で、ファースト・ホライズンの3.5%前後はこれを上回る。ただし米銀上位4行が預金の約4割を持ち、ファースト・ホライズンの全米預金シェアは0.4%未満だ。全国の規模でなく、米南部の地域シェアを守れるかが肝心になる。

競争相手はリージョンズ、トゥルーイスト、ピナクル、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースである。州内では首位でも、フロリダやテキサスの伸びる都市では大手の資金力が勝る。業界の貸出残高は物価込みで年5%程度増えうるが、そのうち実質は約1.5%にすぎない。中立では当行の実質取扱量が10年で微増する程度と考え、地域人口の伸びをそのままシェア上昇にはしない。

ホールセールの競争市場は米国の巨大な債券取引である。米国債・住宅ローン債・社債などの平均日次売買は2025年に約1.5兆ドルで、FHNフィナンシャルの約45億ドルは商品構成の差を無視すれば約0.3%の規模だ。地銀向け債券販売の接点は広いが、売買手数料は電子化で縮みやすい。証券在庫や住宅ローン会社向け融資の収益も市場の活況に左右される。

金利は短期3.5〜4%、長期5%前後で動かない前提を共有する。低利回りの固定資産が入れ替われば利ざやは回復しやすいが、預金も市場金利を要求するため利益は自動的には増えない。商業用不動産は2025年末の貸出の約21%を占め、オフィスの評価下落と高金利の借り換えが長い尾を引く。利益の山だけで10年後を評価しない。

資本政策と M&A

資本配分の実績は良い面と難しい面が混じる。2020年のアイベリア銀行との株式統合で米南部の規模を広げたが、旧株主の持分は薄まった。2022年に合意したTD銀行による買収は2023年に規制承認の遅れで解消された。現在有効な企業全体の買収合意や非公開化計画は確認されない。破談で受け取った約2.25億ドルは恒常的な稼ぎではない。

2025年は添付の財務資料で配当約3.2億ドル、自社株買い約10億ドルと、当期純利益を超える総還元だった。2025年10月に公表された新たな自社株買い枠は12億ドルで、期限は2027年1月末。2026年7〜9月期の実行額は約0.04億ドルと小さく、なお約6.61億ドルの枠が残る。買い入れは規制資本と価格次第であり、枠を使い切る約束ではない。

経営は2026年の調整後収益成長を従来の3〜7%の下限付近へ修正し、費用はおおむね横ばいを見込む。住宅ローン約45億ドルを簿価より約1割安く売る計画は、2027年の税引後利益を約0.45億ドル押し上げる見込みだが、その前に約3.47億ドルの一時損失を認識した。足元のCET1目標は10.25〜10.5%である。長期の一株利益成長や総還元額に拘束力のある数値の約束はない。増資や優先株の負担を先に控除し、普通株主への正味の還元だけを価値に入れる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

地元預金の堀は見かけより強い。メンフィス都市圏の預金シェアは2026年に約38%へ伸び、県境を越えて企業の経理・決済に組み込まれている。これだけの取引関係を競合が一斉に奪うのは難しい。テネシー州ではピナクル銀行と競うが、首位の店舗網と長い企業取引歴がある。フロリダ、ノースカロライナ、テキサスに顧客を広げる余地も大きい。

2026年の住宅ローン売却も、古い低採算資産を長期保有するより損を確定して資本を振り向ける正しい判断になりうる。対象ローンは低いクーポンと少ない関連預金しか持たず、売却後は貸出・預金比率が約88%へ改善する。会社は2027年の利益を税引後で約0.45億ドル上積みできると説明する。新しい法人融資でさらに利回りが上がれば、初年度の費用は数年で回収できる。

ホールセールも単なる地銀の付属品ではない。FHNフィナンシャルは多数の銀行と証券取引で結ばれ、債券販売の知識と販路を持つ。取引量が増えれば人件費を大きく増やさず収入を伸ばせる。2026年の調整後の費用率も改善している。貸出の実質数量を伸ばしながら預金コストを抑えられれば、資本の増加を上回る利益成長が可能だ。長期で地元の強みを全国大手との差別化に生かせる。

慎重な見方

強く見える預金基盤も、金利を支払わなければ逃げる。2025年末時点で預金の約42%は保険対象外と推定され、金利や信用不安への反応が速い。メンフィスでは首位でも、全米シェアはわずかである。JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカのシステム投資、トゥルーイストやリージョンズの支店網と長く競わなければならない。地域経済や一部の法人顧客への集中は消えない。

2026年の住宅ローン処分には重い教訓がある。低い利回りの融資を帳簿上は良い資産として抱えていても、売る時には約1割の値引きが必要だった。約45億ドルの一回の売却が税引後3億ドル台の損失につながった。今後、商業不動産や企業向け貸出で似た評価替えが起きれば、資本を維持するため還元を減らし、状況次第では増資も必要になる。

ホールセールも無敵ではない。債券の価格情報と執行が電子化されるほど、ディーラーの販売手数料は下がりやすい。AIが投資情報と事務を効率化しても、その利益を顧客が取り返せば収益率は上がらない。2025年の利益は信用コストが軽い局面に支えられた。商業用不動産の損失、預金金利の競争、住宅ローン売却後の再投資失敗が重なると、資本コストを下回る稼ぎしか残らない可能性がある。

どちらに重みを置いたか

地域預金の堀と2026年の事業整理には合理性があるが、回収できる追加利益はまだ予想の段階である。成長市場にいることより、信用損失と預金コストに耐えながら自己資本を増やせることを重視した。楽観とやや楽観を計28%、やや悲観と悲観を計37%、中立を35%とし、下側をやや厚くした。10年後の平均利益は増えるが、資本の積み増しと途中の還元をともに現在価値へ割り引くと、約111億ドルの時価総額に対する本質価値は約119億ドルとなる。結論は適正であり、買収期待や2026年の一時損失の自動回復に価値を上乗せしていない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 36.19 ドル172 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 14.40 ドル68 億ドル)。 今の値に割り戻すと 25.11 ドル119 億ドル、今との差 +7.9%、 期待の年率 +9.8%(資本コスト 8.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 68.78 ドル326 億ドル 18.99 ドル90 億ドル +277.2% +16.8% 7.02 ドル33 億ドル
やや楽観 20% 51.85 ドル246 億ドル 18.35 ドル87 億ドル +201.7% +14.2% 14.04 ドル67 億ドル
中立 35% 40.94 ドル194 億ドル 17.30 ドル82 億ドル +150.3% +11.8% 20.38 ドル97 億ドル
やや悲観 23% 18.43 ドル87 億ドル 12.45 ドル59 億ドル +32.7% +3.7% 7.10 ドル34 億ドル
悲観 14% 12.49 ドル59 億ドル 2.11 ドル10 億ドル −37.3% −4.9% 2.04 ドル10 億ドル
加重平均100% 36.19 ドル172 億ドル14.40 ドル68 億ドル +117.4% +9.8% 50.59 ドル240 億ドル

今の株価時価総額 23.27 ドル110 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:南部の取引主導権と資産入替えがともに成功 利益 23 億ドル · PER 14.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 68.78 ドル326 億ドル

メンフィスで築いた企業預金を軸にフロリダ、テキサス、カロライナの成長企業を獲得する。米銀の実質貸出市場が年1.5%ほど伸びるなかで、当行は預金・貸出の地域シェアも上げ、商業・個人部門の実質資産量は2025年比約1.23倍となる。物価に見合う名目残高の成長に加え、低採算の住宅ローンを企業向け融資へ置き換え、収益単価の実質的な改善を得る。

ピナクルやリージョンズに預金を奪われず、FHNフィナンシャルは債券取引の顧客と手数料を伸ばす。ホールセールの利益率が約27%へ上昇し、本社費の増加も抑えられる。2026年の売却費用はすでに起きたものとして残し、それを超える再投資利益が2035年には定着する。純利益は約22.5億ドル、普通株有形資本の収益率は約18%に届く。

規制資本を積み増したうえで、今後の正味還元は計90億ドルにとどめる。2020年のような大型株式交換の買収を新たに行わず、顧客獲得で成長するため、普通株主の持分を保てる。

  • 商業・個人・資産管理(CCW):数量 725(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.10(実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む))→ 売上 72 億ドル・営業利益 31 億ドル。実質市場伸長にシェア拡大が加わり、低採算住宅ローンから法人融資へ転換
  • ホールセール・債券市場(Wholesale):数量 122(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.13(実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む))→ 売上 16 億ドル・営業利益 4 億ドル。債券販売の回転率と手数料の改善、特定分野融資の回復
  • 本社・資金運用(Corporate):数量 160(2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル))× 価格 0.04(実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む))→ 売上 7 億ドル・営業利益 −5 億ドル。資金運用は成長するが固定費は抑制

倍率:普通株主帰属のGAAP純利益を用い、優先配当を二重には含めない。普通株自己資本139億ドルから将来も残る無形資産約15.91億ドルを除くと有形資本123.09億ドル、ROEは18.28%。k8.75%、moat普通で残る割合1/2、RONIC13.51%、g4.0%(米南部実質需要約1.5%+シェア寄与約0.3%+名目物価3.5%を長期成熟後に4%へ減速)より、期末利益用の正当化PER上限15.41倍。その94%の14.49倍にし、信用循環と本社部門の不安定さを残した。

確率:地元の預金シェアの拡大、商業融資の再投資、債券市場でのシェア上昇が同時に続く可能性はある。ただし地域集中と競合の資金力を考え、1割未満とした。

やや楽観 20% やや楽観:預金の結び付きを保ち、堅実に増収 利益 18 億ドル · PER 13.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 51.85 ドル246 億ドル

南部の法人顧客との取引関係が維持され、貸出残高と顧客預金が緩やかに伸びる。ピナクルのテネシー州での攻勢に対して主力地域の預金シェアはおおむね横ばいを保ち、増える市場を取りこぼさない。商業・個人部門の実質資産量は2025年比約1.15倍となる。2026年に簿価を下回って処分した低利の住宅ローンの代わりに、法人向け貸出と手数料付き口座を増やす。

ホールセールでは債券売買の電子化が進むが、金融機関向けの提案と住宅ローン会社の短期資金供給が残る。取引手数料率は大きく引き上げられないものの、取扱量と固定費効率が収益を支える。全社で本社費と信用コストを吸収し、税引前利益は約24.6億ドルとなる。

優先株の配当を除く普通株主利益は18.3億ドルまで増える。資本を増やしながら正味還元を約87億ドル行い、地域銀行としての有形ROEは16%台へ改善する。ただし大型買収で突然規模が倍増する利益は見込まない。

  • 商業・個人・資産管理(CCW):数量 675(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.10(実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む))→ 売上 64 億ドル・営業利益 26 億ドル。実質残高は約15%増、低利回り資産の入替えで単価も改善
  • ホールセール・債券市場(Wholesale):数量 114(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.13(実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む))→ 売上 14 億ドル・営業利益 3 億ドル。債券取引量の増加と手数料率の横ばい
  • 本社・資金運用(Corporate):数量 151(2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル))× 価格 0.04(実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む))→ 売上 6 億ドル・営業利益 −5 億ドル。利息運用と全社費用の効率化

倍率:普通株有形自己資本を128-15.91=112.09億ドルとし、同資本に対するROEは16.33%。k8.75%、普通の堀のRONIC12.54%、長期g3.9%(実質市場1.5%+シェア横ばい近辺+物価3.5%から成熟・競争で減速)を使う。翌期利益の式を期末利益へ直した正当化PER上限14.76倍の91%である13.43倍を採用。調整後利益でなく優先配当後GAAP利益を基準とした。

確率:2026年の住宅ローン売却による2027年の増益と地方市場の人口増が実現し、融資の一部を好採算へ回せる筋書き。全国大手との競争のため過度には厚くしない。

中立 35% 中立:地元の預金は残るが成長の大半は物価 利益 15 億ドル · PER 12.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 40.94 ドル194 億ドル

米南部の法人・家計は引き続き預金と融資を使う。テネシー州での主力銀行の地位は保たれるが、ピナクル、リージョンズ、トゥルーイスト、大手全国銀行との競争で周辺都市のシェアは少し失う。全米の貸出市場が実質年1.5%程度伸びても、当行の商業・個人部門の実質資産量は10年で約7%増にとどまる。物価上昇により名目貸出元本は増え、利回りを維持できれば総収入は増える。

2026年の住宅ローン売却で資本を失うが、顧客に付随する融資へ徐々に戻す。利益率は優良行ほど高くなく、預金コストと貸倒れが収入増の一部を吸収する。債券のホールセールは取扱量を伸ばすものの、電子取引に押されて手数料率を大幅には上げられない。固定費を抑えられる本社部門を含めた税引前利益は約20.5億ドルとなる。

普通株主利益は約15.4億ドル、有形ROEは約15%となる。将来の貸出拡大に見合う普通株自己資本を約118億ドルまで積み、残りを正味還元約82億ドルとして返す。TD銀行の再買収や大型合併による上振れは含めない。

  • 商業・個人・資産管理(CCW):数量 630(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.09(実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む))→ 売上 57 億ドル・営業利益 22 億ドル。実質取扱量+7%、物価を加味した単価+42%、信用費用は平常水準
  • ホールセール・債券市場(Wholesale):数量 107(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.12(実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む))→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質取扱量+14%、取引手数料は電子化で競争
  • 本社・資金運用(Corporate):数量 139(2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル))× 価格 0.04(実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む))→ 売上 6 億ドル・営業利益 −5 億ドル。保有金融資産はほぼ実質横ばい、共通費の効率化が進む

倍率:2026年9月の普通株自己資本81.48億ドルを起点とし、2025年のfacts純利益9.8億ドルは優先配当前の概数であるため、将来は優先配当控除後の普通株GAAP利益を使う。2035年普通株資本118億ドル-持続的な無形資産約15.91億ドル=有形資本102.09億ドル、ROE15.08%。k8.75%、普通の堀でRONIC11.92%、長期g3.7%は市場実質約1.5%+競合へのシェア微減約1.3%+物価3.5%の合成。期末利益に適用する上限14.16倍の89%であるPER12.60倍とし、景気の振れと低採算資産の再発を織り込む。

確率:預金・融資が10年後も必要で、2026年の資産入替えの一部が実る可能性が最も高い。ただし実質市場成長を大手とのシェア争いが削るため、中心シナリオを35%とした。

やや悲観 23% やや悲観:預金の競争で利ざやとシェアを失う 利益 9 億ドル · PER 9.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 18.43 ドル87 億ドル

ピナクルとリージョンズ、全国大手が南部の企業預金を奪い、定期預金や資金市場ファンドへ資金が逃げる。銀行全体の実質貸出市場は伸びても、当行の商業・個人部門の実質資産量は2025年から約4%減る。金利の高止まりが続き、資産利回りに預金金利が追いつくため、名目収益単価の伸びは物価を下回る。商業用不動産の貸倒れと引当費用も通常より高い。

住宅ローンの整理は一度で終わるが、その後の法人融資でも優良案件を全国銀行に取られ、増分利回りは低下する。ホールセールでは債券売買の電子化で取引単価が抑えられ、取扱量も減る。規制対応、サイバー対策、店舗とシステムの維持費は削りきれず、本社部門の赤字が膨らむ。

税引前利益は約11.2億ドル、普通株主利益は約8.8億ドルにとどまる。規制資本を守るため買い戻しを大幅に減らし、2035年の普通株自己資本を約102億ドルまで増やす。正味還元は約59億ドルで、投資家が期待した利益成長は失われる。

  • 商業・個人・資産管理(CCW):数量 567(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.08(実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む))→ 売上 47 億ドル・営業利益 15 億ドル。実質シェア低下、利ざやと融資採算の圧迫
  • ホールセール・債券市場(Wholesale):数量 90.0(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.11(実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。取引量減少と電子化による手数料率低下
  • 本社・資金運用(Corporate):数量 124(2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル))× 価格 0.04(実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む))→ 売上 4 億ドル・営業利益 −5 億ドル。固定費と預金調達関連コストが残る

倍率:普通株有形自己資本は102-15.91=86.09億ドル、ROE10.22%。k8.75%、普通の堀が薄れた場合でも過大評価しないようRONICは計算上9.49%、長期g2.6%(市場実質+1.5%-シェア流出約2.4%+物価3.5%)とした。期末利益用の正当化PER上限12.11倍より収益の不安定さを大きく控除して82%の9.93倍とした。中立の12.60倍より低い。

確率:2026年の住宅ローン処分で見えた利回りの不一致が他の融資にも広がり、資金調達が重くなる可能性を高めに見る。ただし地域顧客基盤のすべては失わない。

悲観 14% 悲観:預金流出と貸倒れで普通の収益力を失う 利益 3 億ドル · PBR 0.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 12.49 ドル59 億ドル

景気後退と預金流出が重なり、保険対象外の法人預金から資金が逃げる。メンフィスの拠点は残っても新規口座をピナクル、リージョンズ、大手全国銀行に奪われ、商業・個人の実質資産量は約15%減る。企業融資と商業用不動産の損失が長引き、預金の高金利調達を余儀なくされる。名目の収益単価さえ物価に追いつかず、顧客をつなぎ止める採算が悪くなる。

ホールセールの債券売買も電子的な直接取引に移り、取引量と手数料の双方が減る。本社の規制対応と流動性対策の費用は落ちず、税引前利益は約4億ドルまで低下する。2027年には約11.5億ドル、2028年にも約6億ドルの赤字に落ち込む。2029年以降の黒字で一部を取り戻すが、残余期間の累積普通株主利益はわずか約8.5億ドルとなる。

買い戻しは止まり、今後の正味還元は約10億ドルに縮む。売れる金融資産から預金・優先請求権・評価減を引いた残余を約59億ドルと見込み、将来の簿価をそのまま回収できるとは考えない。銀行としては生き残っても、株主の資本効率は資本コストを下回る。

  • 商業・個人・資産管理(CCW):数量 500(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.08(実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む))→ 売上 38 億ドル・営業利益 9 億ドル。主力地域の預金・融資シェアが低下しCRE損失が定着
  • ホールセール・債券市場(Wholesale):数量 76.0(2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル))× 価格 0.09(実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む))→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。手数料競争と市場取扱量低下で採算が大幅悪化
  • 本社・資金運用(Corporate):数量 105(2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル))× 価格 0.03(実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む))→ 売上 3 億ドル・営業利益 −6 億ドル。資金繰りと規制・システム費用が固定負担化

倍率:普通株有形資本約64.09億ドルに対するROEは4.68%でk8.75%未満。利益ベースで保守的に測ればPER上限1/k=11.43倍で価値は約34.3億ドルにすぎない。ただし預金その他の負債と優先請求権を返済した後に売却可能な金融資産の税後純額が約59億ドル残ると見込み、当該資産の回収可能価値を床にした。時価総額は将来普通株資本80億ドル×0.74=59.2億ドルであり、過去の谷のPBRを流用していない。

確率:2008年と2023年の銀行危機で地域金融機関の信頼が急速に失われた経験を重視する。主力地域での取引劣化と信用損失が長期に重なる構造的な敗北には14%を配した。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

商業・個人・資産管理(CCW)

米南部の法人・個人の預金、企業融資、商業不動産、住宅融資、資金管理と富裕層サービス。貸出利息と預金調達力が収益を左右する。

数量2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル)価格実質残高1ドル当たりの年間総収入率(物価指数を含む)売上営業利益
今 2025/12 588 0.06 38 15
10 年後 中立 630 0.09 57 22

取り方:FHNの2025年10-K注記19に掲載されたCCW平均資産588.20億ドルと、利息収入33.17億ドル+非金利収入4.64億ドル=総収入37.81億ドルを直接使用。税引前利益は15.40億ドル。内部資金移転価格と貸倒引当後の利益であり、残高当たり収入率は6.428%。貸出実残高は2025年末の商業約490億ドルと消費者約150億ドルだが、預金・運用・資産管理を含む部門量の代理には開示された平均資産を使った。市場は米国貸出約13兆ドル・預金約18兆ドル、当行のテネシー州預金シェア13.3%・メンフィス約37.8%。将来のvolumeは実質資産、priceは3.5%物価による名目元本増と利回り・手数料構成の変化を合成し、インフレを重ねて計上しない。

ホールセール・債券市場(Wholesale)

住宅ローン会社・特定産業への短期融資とFHNフィナンシャルの債券販売・引受・取引。取引量と貸出残高の双方で稼ぐ。

数量2025年の購買力に直した平均事業資産残高(億ドル)価格実質残高1ドル当たりの金利・取引総収入率(物価指数を含む)売上営業利益
今 2025/12 93.6 0.09 8 2
10 年後 中立 107 0.12 13 3

取り方:2025年10-K注記19のWholesale平均資産93.60億ドル、利息収入5.55億ドル+非金利収入2.56億ドル=総収入8.11億ドル、税引前利益1.57億ドル。非金利収入のうち固定利付証券関連は2.06億ドル。FHNフィナンシャル公表の2025年末の日次売買45億ドルと、SIFMAの米国債券市場日次約1.5兆ドルから、商品が同じではない概算で市場取扱量の0.3%程度に相当する。売買代金だけでは住宅ローン会社向け融資収入を説明できないため、平均資産と実際の収益率を使い、将来の価格率に回転数と手数料競争を含める。AIエージェント代替の席課金・人月課金ではなく、証券売買のスプレッドと信用供与が中心である。

本社・資金運用(Corporate)

資本・流動性運用、保有証券、持株会社の資金調達と本社費用。外販の独立市場ではなく、営業部門を支える収益・費用の受け皿。

数量2025年の購買力に直した本社平均資産残高(億ドル)価格実質本社資産1ドル当たりの総収入率(物価指数を含む)売上営業利益
今 2025/12 138 0.03 4 −4
10 年後 中立 139 0.04 6 −5

取り方:2025年10-K注記19で本社平均資産138.39億ドル、利息収入3.14億ドル+非金利収入0.77億ドル=総収入3.91億ドル、税引前損失4.17億ドル。3部門の総収入49.83億ドルは添付factsの49.9億ドルと丸めの差だけ、税引前利益15.40+1.57-4.17=12.80億ドルはfactsの営業利益12.8億ドルと一致する。2025年会社開示の純収益34.19億ドルは資金調達利息15.64億ドルを控除した別指標で、総収入と混同しない。独立の外販市場シェアは定義できず、本社資産・本社費の将来推移として測る。

リスクと懸念

商業用不動産と企業信用の連鎖

2025年末の貸出の約21%は商業用不動産であり、フロリダやテキサスの開発案件にも関わる。高い長期金利の下でオフィスや事業用物件の借り換えが進まないと、不良債権化は数年遅れて表れる。融資残高の増加だけでなく延滞、償却、引当金の積み方を見る必要がある。

保険対象外預金の流出

2025年末の推定保険対象外預金比率は42%と高い。法人の決済口座には顧客接点の価値があるが、信用不安が強まれば多額の資金が短期間で動き、借り換え金利も高くなる。2023年の地方銀行危機のような局面では、良い地元ブランドだけで流出を防げない。

住宅ローン売却後の再投資

2026年の約45億ドルの低利回り住宅ローン処分は簿価比で約1割の値引きとなり、税引後の一時負担は約3.47億ドルに達した。2027年に約0.45億ドルの増益が期待されるが、再投資先の法人融資が低採算になれば投資回収は遅れる。整理の成否は融資先の質と純金利マージンを同時に見て判断する。

債券販売と手数料の景気感応度

ホールセールの固定利付証券手数料は市場の取引活況とディーラーの販売力に支えられる。大手証券や電子取引網が売買執行を安く提供すれば、同じ取扱量でも手数料率は下がる。住宅ローン会社向け短期融資も金利と住宅取引量に左右されるため、資産を増やせば利益が必ず増えるわけではない。

優先株、規制資本と正味還元

2026年には新たな優先株を発行し、普通株に先立つ配当請求権が残っている。CET1比率は2026年7〜9月期末に10.3%となり、資産売却の負担が出た。経営が買い戻し枠を維持しても、規制資本を守るために実行を止めることはある。増資が必要になれば実際の普通株主への正味還元はさらに減る。

金融のデジタル化とAIによる競争

銀行の中核は預金・貸出と資金決済であり、人月販売や席課金ソフトではないため、指定のAIエージェント代替の型には当たらない。ただしAIによる与信判断の標準化、債券売買の自動化、資金市場ファンドや新しい決済手段との競争は、FHNの手数料と預金金利の優位を削りうる。便利な画面だけでは顧客を縛れない。

今後の分かれ目

住宅ローン約45億ドルの売却が2026年10〜12月期に完了し、2027年の税引後増益効果が約0.45億ドルに届いたら
構造改革の信用度を上げ、再投資の純金利収入が継続するか確認する。新規融資の信用損失が平常ならやや楽観の可能性を増やす。
純金利マージンが3.2%を2四半期続けて下回り、預金金利が上昇し続けたら
2025年の利ざやを維持できる前提を崩し、商業・個人部門の収益単価と利益率を下げてやや悲観へ傾ける。
テネシー州の預金シェアが15%を超え、メンフィス以外でも法人の主力取引が増えたら
地元の堀が周辺州へ広がった証拠とみなす。実質残高成長と増分ROEの改善を確認したうえで楽観側の重みを上げる。
商業用不動産の延滞・償却が増え、全社の年換算貸倒償却率が1%を超えたら
信用損失を一過性とみなさず、複数年の引当費用と減資を織り込み、普通株への還元額を削る。
CET1比率が9.5%を割り、配当維持のために新たな普通株発行や優先株発行が必要になったら
資本不足の筋書きに切り替え、調達額を正味還元から差し引く。帳簿資本がそのまま株主価値になるとの前提は取らない。
債券販売の固定利付証券手数料が2025年比で実質2割以上減り、日次取引額も減少したら
ホールセールの顧客基盤が価格競争で失われたと判断し、手数料単価・利益率・長期の成長率を下方修正する。

見ておくもの

  • 2026年7〜9月期に発表した住宅ローン約45億ドルの売却完了と2027年の税引後利益押上げ額
  • 純金利マージン(2026年7〜9月期3.48%)、有利子預金金利、無利息預金比率、保険対象外預金の流出
  • CET1比率(2026年7〜9月期10.3%)、普通株有形資本、優先株残高、正味の買い戻し
  • 商業用不動産の融資残高、延滞・不良債権、貸倒償却と引当金の対貸出比率
  • メンフィス・テネシー州および米南部の預金シェア、純新規法人顧客と貸出・預金比率
  • FHNフィナンシャルの債券取引量・手数料率、2026年の調整後売上・費用ガイダンスの達成

倍率と資本コストの決め方

2025年の添付factsにある総収入49.9億ドル、税引前利益12.8億ドル、純利益9.8億ドル、自己資本88.5億ドルを起点とした。実際のセグメント原資料では総収入49.83億ドル、税引前利益12.8億ドルで一致する。2026年7〜9月期の売却損と優先株・普通株の資本構成は最新情報として別に反映した。数量は実質の部門資産、価格はCPIを含む単位収益である。現在の株価や過去・同業のPER・PBRを将来倍率の基礎にしない。k8.75%、有形普通株ROE、moat普通のRONICと長期gから各期末PER上限を算出し、利益の質により割り引いた。悲観だけは今ある売却可能純資産約59億ドルが利益価値を超えるためPBRで測った。2026年の買い戻し実行分は直近株数に反映済みなので再び将来還元に含めない。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に事業品質の加算0.75ポイントを足した8.75%。銀行の預金を一般企業の有利子負債として二重計上しない。2026年の住宅ローン損失と貸出の集中は追加の固定リスク料でなく悲観シナリオと確率に反映する。

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法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. ファースト・ホライズン 2025年Form 10-K・注記19 セグメント収益、預金、貸出、株主資本
  2. ファースト・ホライズン 2026年7〜9月期決算・住宅ローン売却、資本、2026年見通し
  3. FDIC Summary of Depositsに基づく2026年メンフィス都市圏預金市場シェア

分析日 2026-10-23