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サークル・インターネット・グループ CRCL

規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)53.36 ドル129 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)72.5 ドル176 億ドル差 −26.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 53.36 ドル129 億ドル · 差 −26.4% · 期待の年率 +5.6%
期待の年率リターン(10 年)+5.6%資本コスト比 −3.4 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

サークルは、米ドルと等価に交換できるデジタル通貨USDCを発行し、その裏付け資産から利息を得る会社である。筆者の結論は割高だ。世界でデジタルドルの利用が広がる可能性は大きいが、発行残高が増えても利益をすべて自分のものにできない。現在の時価総額には、発行残高の急成長と利益率の改善が長く続く期待が相当入っている。

2025年の売上は27.5億ドルだったが、営業損益は赤字だった。上場に伴う一時的な株式報酬が重く、継続的な収益力を見誤りやすい。2026年4〜6月期には売上7.01億ドル、GAAP純利益0.48億ドルとなった。しかしUSDC残高は前年同期比19%増でも、準備金利回りの低下により売上成長は7%にとどまった。2026年10月下旬のUSDC残高も約720億ドルで、2025年末の753億ドルを下回っている。

強みは、規制対応と銀行接続、USDCが数多くの金融サービスに組み込まれていることだ。2026年7月には米国の信託銀行設立の最終承認を得て、9月には独自ブロックチェーンArcを正式稼働させた。AIによる自動決済や国際送金が増えれば、利用の裾野は大きく広がる。ただし競合のテザーは残高で大幅に先行し、コインベースなど流通を担う企業は高い分配金を受け取る。

10年後の中立では、USDCの平均残高が2025年の購買力で約4倍となり、GAAP純利益は27億ドル程度に育つ。それでも新しい発行体との競争、販売手数料、株式報酬を考慮すると、現在の値段を正当化するには足りない。5つの筋書きの現在価値は約129億ドルで、台帳時価総額208億ドルより約38%低い。デジタルドルの将来性と、サークル株主が受け取れる利益は分けて考えるべきである。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、USDCが10年後も必要かという問いには、おそらく必要だと答える。世界の商取引でドルが使われ続ける限り、インターネット上で即座に移せるドルには用途がある。銀行営業日に縛られない資金移動は明らかに便利であり、規制対応済みの通貨には信用の価値もある。

しかし、必要な商品を発行している会社が、その市場の利益を独占するとは限らない。現状のサークルは、準備金運用で得た収益の大きな部分を流通先に渡している。コインベースへの依存は、顧客を獲得する力の一部が会社の外にあることを示す。技術が優れていても販売経路に強い交渉力を握られれば、増分の投下資本利益率は期待ほど高くならない。

オーナー利益を見るうえでは、調整後利益よりGAAP純利益を重視する。株式報酬は現金支出が伴わない時期もあるが、既存株主の持ち分を薄める。さらに準備資産はUSDC保有者のための資金であり、株主に還元できる現金ではない。株主に属する現金、維持に必要な開発投資、規制対応資本を分けて考えなければならない。

長期で見れば、発行残高の拡大に必要な追加設備は少ない。企業や銀行との接続が深まり、販売手数料を抑えられれば、増分ROEは資本コストを超える可能性がある。ただし実際にそうなるまでの不確実性は大きい。

筆者が重視するのは安全域である。サークルには魅力的な将来があるが、今の値段では、競争に勝ったうえで流通先から十分な利益を取り戻す必要がある。事業の可能性だけを理由に高い価格を払う対象ではない。

何で稼ぐ会社か

収益の中心はUSDCとEURCの準備金である。顧客がドルを預けると、サークルは同額のUSDCを発行する。預かった資金は現金や短期米国債などで保全され、その運用益が会社の売上になる。2025年の準備金収益は約26.37億ドルで、全社売上の約96%を占めた。平均USDC残高は648.7億ドル、準備金利回りは約4.1%だった。

ただし、準備金収益のすべてがサークルの利益ではない。コインベースやバイナンスなどはUSDCを顧客に届ける代わりに、運用益の大きな部分を受け取る。2025年の販売・取引関連費用は約16.64億ドルだった。2026年4〜6月期には売上7.01億ドルに対して関連費用が4.12億ドルあり、そのうちコインベース向けだけで約3.25億ドルに達した。利用者が増えても、販売経路の持ち主の取り分が大きければ株主利益は薄い。

第二の事業は、企業向けの導入・保守、API接続、利用ライセンス、トークン化基金USYCの管理などである。2025年のサブスクリプション・サービス収益は約0.85億ドルだった。第三はUSDCの償還やブロックチェーン間移転、決済処理などの取引収益で、その他を含め約0.25億ドルだった。いずれもまだ準備金運用に比べれば小さい。

将来の成長源として、Circle Payments Network、独自チェーンArc、StableFX、AIエージェント向けの決済機能がある。2026年6月末時点でCPNには175の金融機関が参加し、直近の処理額を年率換算すると147億ドルだった。Arcも9月に100を超える参加組織とともに公開稼働した。しかし取扱高がそのまま売上になるわけではなく、どれだけの手数料を継続的に徴収できるかはまだ実証途中である。

この会社はビザやマスターカードのようなカードブランドでも、銀行のような貸出主体でもない。現状は、規制されたデジタルドルの発行と、その流通に必要な金融インフラを組み合わせた事業である。成長の主な決定要因はUSDC平均残高、準備金利回り、流通先への分配率の3つである。

優良さと弱いところ

サークルの堀、つまり競合が簡単にはまねできない強みは、規制対応と信用にある。金融機関が大きな資金を移すには、償還の確実性、準備資産の透明性、資金洗浄対策、監査、銀行との接続が必要になる。USDCはこうした機能を長年整えてきた。2026年の連邦信託銀行設立承認は、機関投資家に選ばれるうえで実際の優位性になる。

ネットワーク効果もある。USDCを使える取引所、ウォレット、銀行、決済会社、ブロックチェーンが増えるほど利用価値は高まる。2026年6月末のUSDC保有ウォレットは、10ドル超という会社の定義で約700万件だった。ただしウォレット数は利用者数と同じではない。発行体を乗り換える際に銀行接続や業務システムの変更は必要でも、USDTや別のドル建て通貨への交換自体は容易である。

価格を決める力は弱い。準備金利回りは市場金利に左右され、流通の対価もコインベースなどとの契約で決まる。2026年4〜6月期の準備金収益は前年同期比5%増にとどまり、残高拡大の多くが利回り低下で相殺された。コインベースへの分配金は高く、サークルが独占的に金融インフラの通行料を取る姿にはまだなっていない。

資本効率は将来改善しうる。追加のUSDC発行に大規模な工場は要らず、発行残高が数倍になっても技術基盤や法令対応費用が同じ割合で増えるとは限らない。ただし準備金そのものは顧客への返還債務と対応し、自由に再投資できる株主資本ではない。利益を積み上げて規制対応資本を確保し、株式報酬による希薄化も抑えた場合に初めて、高い増分ROEが株主の利益になる。

総合すると、規制と接続網に一定の堀はあるが、ビザのような強い堀と認定するには早い。銀行、決済会社、取引所が自ら発行する通貨にも顧客が流れるため、10年先の独占的地位は保証されない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ステーブルコイン市場は、暗号資産取引の資金移動から、国際送金、法人決済、証券のトークン化へ用途を広げている。2026年10月下旬の市場全体の残高は約2990億ドルで、USDTが約1820億ドル、USDCが約710億ドルを占めた。会社が定義する公開証明付きのドル建て法定通貨担保型市場では、2026年6月末のUSDCシェアは27%だった。市場全体を分母にすると10月下旬のシェアは24%前後となる。分母の違いには注意が必要だが、USDCが首位ではないことは明確である。

最大の競合はテザーのUSDTである。取引所や新興国の送金で流動性が厚く、残高はUSDCの2倍以上ある。さらにペイパルのPYUSD、ストライプ傘下ブリッジが支える発行体、パクソス、銀行系のデジタル通貨、利回りの付くトークン化短期金融商品が競う。ビザやマスターカードは既存の決済網として競合する一方、Arcの検証者にも参加しており、提携と競争が重なっている。

米国のGENIUS法は2025年7月に成立した。2026年10月21日には通貨監督庁が実施規則の最終版を公表し、2027年1月18日に施行される。準備資産、償還、監査、資本などの規律が明確になることは先行発行体に有利だ。しかし許認可の道筋が定まれば、資本力のある銀行や決済会社にも参入しやすくなる。制度の整備がサークルだけの独占権になるわけではない。

中立では、2025年の平均残高から逆算したドル建て法定通貨担保型市場約2300億ドルが、2035年には2025年の購買力で約1兆ドルまで拡大すると考える。実質では約4倍の市場だが、サークルのシェアは26%程度にとどまる。これは市場全体の実質成長を年約16%と見る筋書きであり、会社が掲げるUSDC流通残高の複数年40%成長目標より慎重である。

長期の競争は単価にも及ぶ。利息の大部分をユーザー獲得費に回す発行体が増えれば、準備金残高が増えても発行体の取り分は縮む。AIエージェントの自動決済も取引量を増やす可能性がある一方、特定の通貨に固定されず最も安い経路を選ぶようになる。勝者を決めるのは発行量だけではなく、償還の信頼、決済先への接続、販売手数料、規制対応の総合力である。

資本政策と M&A

資本配分の歴史は短く、上場企業として長期の判断力を証明したとはいえない。2025年6月に上場し、同年8月にも株式を追加発行した。2025年の株式報酬費用は約5.7億ドルで、特に上場時の権利確定に伴う一時費用が大きかった。会社はこれまで現金配当を支払っておらず、近い将来の配当も予定していない。継続的な大規模自社株買いについても数字の約束はない。

2025年にはトークン化基金の運営会社ハッシュノートを買収した。2026年9月にはシンガポールの国際決済基盤タザペイを買収する契約を発表したが、完了予定は2027年であり、現時点では未成立である。この評価の利益と資産にはタザペイを足していない。Arcの開発や新しい国・地域での許認可にも資金を使っている。

2026年8月時点の会社見通しは、USDC流通残高が複数年を通して年平均40%成長、2026年のその他収益が3.1〜3.3億ドル、分配費用控除後の収益率が41.7〜43.7%、調整後営業費用が5.7〜5.85億ドルだった。ただしその他収益見通しにはARCトークンの事前販売による収益認識が含まれ、毎年繰り返す利益とみなしてはいけない。GAAP純利益の10年目標や株主還元率の数字の約束はない。

統治面では創業者らのクラスB株に1株5議決権が付く。クラスB全体の議決権には30%の上限があるものの、一般株主より強い影響力を持つ。Arcのトークン経済圏や大型買収に資金を投入する際、少数株主が経営を規律しにくい点も考慮する必要がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

デジタルドルは、金融インフラの次の標準になりうる。銀行間送金、証券の受け渡し、国際貿易、AIエージェント間の支払いが常時稼働のネットワークへ移れば、必要なドル建て流動性は大幅に増える。2026年4〜6月期のUSDCオンチェーン取引高は前年同期比151%増だった。残高の増加率より利用頻度の増加率が速いことは、単なる暗号資産取引の担保から実用的な決済手段へ進む可能性を示している。

サークルは、規制対応と技術基盤をすでに整えている。連邦信託銀行の承認によって機関投資家の不安が減り、Arcでは銀行、カード会社、資産運用会社が同じ環境で資金移動を試みている。USDCが複数のチェーンと金融機関を結ぶ共通通貨になれば、後発の発行体が単純に金利を分配するだけでは追い付けない。テザーが先行する市場でも、規制を重視する法人用途でシェアを保ち、拡大する余地はある。

2035年には、ドル建てステーブルコインの実質市場規模が現在の数倍になり、USDC平均残高も大きく増える。販売提携先との契約を改善できれば、準備金収益の44%程度が直接の事業貢献として残る。ArcとCPNから継続的な利用料が生まれれば、固定費を十分吸収し、GAAP純利益は60億ドルを超える。

さらに、成長が落ち着いた段階で自社株買いに移れば、現金を抱え続けるより株主の取り分が高まる。成功の条件は厳しいが、金融インフラへの転換が進んだ場合の利益拡大余地は大きい。

慎重な見方

ステーブルコイン市場の成長と、サークルの利益成長を同じものと見てはいけない。2026年6月末のUSDC残高は733億ドルで、2025年末を下回った。10月下旬にはさらに約720億ドルとなっている。市場が拡大しても、USDTや新興発行体が需要を取ればサークルの残高は伸びない。デジタル通貨の交換は容易で、顧客が通貨そのものに高い価格を払う理由も少ない。

最大の問題は、利益の配分である。2026年4〜6月期の準備金収益は約6.68億ドルだったが、コインベースへの費用だけで約3.25億ドルかかった。販売経路の所有者が大部分の顧客を握っている状況では、発行体が自由に利幅を広げられない。銀行や大手決済会社が自社の通貨を発行すれば、むしろ分配率を引き上げて流通を守る競争になりかねない。

規制も二面性を持つ。GENIUS法は合法的な発行の条件を明確にするが、資本力のある銀行や決済事業者にも新規参入の道を開く。現金や短期国債を安全に保管する仕事だけでは、高い参入障壁を永久に維持できない。過去にはシリコンバレー銀行の破綻をきっかけにUSDCの価格が一時大きく下がった。信頼を失う局面では、資産の流動性や銀行との接続の弱さが一度に表面化する。

Arcについても、トークンの事前販売収入を恒常的な利益と取り違えてはいけない。新しいチェーンは利用が始まっても、手数料収入が開発費を上回るまでに長い時間がかかる。株式報酬や買収に費用を使い続ければ、USDC残高が増えても少数株主の利益はほとんど増えない。

どちらに重みを置いたか

市場そのものの成長余地は大きく、サークルが10年後も存続する可能性は高い。しかし株主に帰属する利益については慎重な見方が優勢である。特に、準備金収益の分配率とUSDCシェアは会社だけでは決められない。

確率は楽観側30%、中立30%、悲観側40%とし、左右対称にはしなかった。AIによる決済需要の増加は認めるが、席課金・導入支援部分の代替と、発行体間の価格競争も考慮した。10年後の中立では利益が大きく増えても、株主還元を含む現在価値は今の時価総額に届かない。総合判断は割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 116.33 ドル282 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 6.49 ドル16 億ドル)。 今の値に割り戻すと 53.36 ドル129 億ドル、今との差 −26.4%、 期待の年率 +5.6%(資本コスト 9.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 316.82 ドル768 億ドル 29.72 ドル72 億ドル +377.7% +18.2% 31.19 ドル76 億ドル
やや楽観 21% 209.03 ドル506 億ドル 14.45 ドル35 億ドル +208.1% +12.5% 46.93 ドル114 億ドル
中立 30% 123.96 ドル300 億ドル 6.19 ドル15 億ドル +79.4% +6.2% 39.04 ドル95 億ドル
やや悲観 25% 24.68 ドル60 億ドル −3.30 ドル−8 億ドル −70.5% −10.9% 5.35 ドル13 億ドル
悲観 15% 3.72 ドル9 億ドル −1.65 ドル−4 億ドル −97.2% −26.5% 0.31 ドル1 億ドル
加重平均100% 116.33 ドル282 億ドル6.49 ドル16 億ドル +69.3% +5.6% 122.82 ドル298 億ドル

今の株価時価総額 72.54 ドル176 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:規制されたデジタルドルの共通基盤へ成長 利益 62 億ドル · PER 12.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 316.82 ドル768 億ドル

デジタルドルは暗号資産市場を超えて、法人間送金や証券決済の主要手段になる。2025年購買力で見たドル建て法定通貨担保型市場は約1兆6000億ドルに広がり、USDCは約29%のシェアを維持する。平均USDC残高は4600億ドルとなる。名目の平均残高は物価上昇を含めて約6500億ドルに相当する。テザーは引き続き大きな競合だが、規制を重視する銀行や資産運用会社ではサークルが優位に立つ。

Arcは金融機関やAI決済の共通基盤として利用され、CPNの取扱高も大きく伸びる。販売提携先への支払いを抑えられ、準備金収益の直接営業貢献率は44%に改善する。継続的な決済手数料収入も育ち、GAAP純利益は62.4億ドルになる。タザペイの買収が成立した場合には送金経路の拡大に役立つが、未成立案件の利益を直接加算してはいない。

経営は成長投資と規制対応資本の確保を優先しつつ、後半には株主還元を始める。期間のGAAP純利益累計は252.4億ドル、正味還元は72億ドル、期末自己資本は213.7億ドルになる。強い利益成長を実現しても、将来の技術標準を永続的に独占できるとは見ない。

  • USDC・EURCの準備金運用収益:数量 4,600(2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア)× 価格 0.05(実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む))→ 売上 230 億ドル・営業利益 101 億ドル。実質市場16000億ドル×USDCシェア約29%。名目平均残高約6500億ドル、実際の準備金利回り約3.55%。流通経路を改善して直接貢献率44%。
  • 企業向け導入・保守・利用ライセンス:数量 1.0(実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数))× 価格 0.98(契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替のため既存導入・席課金業務の実質数量は2025年を上回らない。単価は2025年比約1.15倍。
  • 発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス:数量 50,000(2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量))× 価格 0.00(新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質鋳造額は約19倍。CPNとArcの継続的な処理収入が拡大するが、トークン販売益は含まない。

倍率:k=9.0%、10年目以降のg=2.0%。ROEは62.4÷213.7=29.2%。堀はnormalなので超過ROEの残存割合1/2を用い、RONICは約19.1%。正当化PER=(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)で約13.05倍となる。実際の株式報酬と将来の技術標準の不確実性を考慮し、その約94%の12.3倍を採用。市場の倍率は参照せず、GAAP純利益を基準とする。

確率:銀行・証券・国際決済でUSDCが共通通貨となり、Arcの利用も伸び、販売分配率が改善する展開。ただし競合が多く、規制と技術の双方で勝ち続ける必要があるため9%に抑えた。

やや楽観 21% やや楽観:USDCの成長と流通契約の改善が両立 利益 42 億ドル · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 209.03 ドル506 億ドル

世界のドル建て法定通貨担保型ステーブルコイン市場は、2025年購買力で約1兆2500億ドルに拡大する。USDCのシェアは約28%を維持し、平均残高は3500億ドルになる。テザーは取引所と新興国市場で優位を保つが、サークルは金融機関と企業向けの利用を深める。GENIUS法に沿った規制対応は、特に大口資金の受け入れで役立つ。

ArcとCPNは実際の取引を増やし、決済処理と接続サービスの収益が伸びる。ただし基盤の利用者獲得には費用がかかり、ネットワークを独占するわけではない。準備金収益の直接営業貢献率は42%程度となり、GAAP純利益は42.2億ドルになる。企業向けの導入作業はAIによる効率化と競争を受けるため、実質数量は2025年を下回る。

成長投資を続けながら、後半には小規模な株主還元が始まる。期間のGAAP純利益累計は164.2億ドル、株式報酬や増資の効果を差し引いた正味還元は35億ドルとなる。期末自己資本は162.5億ドルで、ROEは約26%に達する。優良な金融基盤にはなるが、コインベースへの依存は完全には解消しない。

  • USDC・EURCの準備金運用収益:数量 3,500(2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア)× 価格 0.05(実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む))→ 売上 175 億ドル・営業利益 74 億ドル。実質市場12500億ドル×シェア28%。分配費用率の小幅改善で直接貢献42%。
  • 企業向け導入・保守・利用ライセンス:数量 0.9(実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数))× 価格 0.97(契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替を受けて実質業務量は15%減。単価は約14%上昇。
  • 発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス:数量 32,000(2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量))× 価格 0.00(新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル))→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。CPNやArcの利用が普及し、年間鋳造額の実質数量が拡大。継続手数料が中心。

倍率:k=9.0%、g=2.0%。ROEは42.2÷162.5=26.0%。normalの残存割合1/2からRONICは約17.5%、10年目利益基準の正当化PERは約12.90倍。利益率の改善と規制対応の優位性は認めるが、発行体の競争が続くため上限の約93%である12.0倍を採用する。GAAP純利益に株式報酬費用を含め、調整後利益は使わない。

確率:企業向けのデジタルドル需要が着実に伸び、販売契約が少し改善する展開である。既存の規制対応や機関投資家との関係から十分ありうるが、テザーと銀行系通貨の競争が残るため21%とした。

中立 30% 中立:デジタルドルは普及するが、利益の分配構造は残る 利益 27 億ドル · PER 11.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 123.96 ドル300 億ドル

世界のドル建て法定通貨担保型市場は、2035年に2025年購買力で約1兆ドルまで拡大する。これは暗号資産取引だけでなく、企業送金や証券決済への採用が進むことを前提とする。USDCシェアは26%程度となり、平均残高は実質2600億ドル、名目では約3670億ドルになる。市場は大きくなるが、テザーや銀行系の通貨も成長するため、サークルが市場を独占することはない。

準備金の利回りは金融市場の金利に従い、販売先に支払う分配金の割合も大きくは下がらない。直接営業貢献率は40%となる。ArcとCPNからは継続収益が生まれるが、手数料は競争で抑えられる。導入・ライセンス事業ではAIエージェント代替が進み、2025年比で実質業務量が30%減る。GAAP純利益は27.3億ドル、営業利益は約35.9億ドルになる。

成長資金と規制対応資本のために利益の大部分を留保する。2026年から2035年までのGAAP純利益累計は112.1億ドル、株式報酬・増資払い込みを差し引いた正味還元は15億ドルで、期末自己資本は130.4億ドルになる。事業は十分存続できるが、株主への現金還元は依然として小さい。

  • USDC・EURCの準備金運用収益:数量 2,600(2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア)× 価格 0.05(実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む))→ 売上 130 億ドル・営業利益 52 億ドル。実質市場10000億ドル×USDCシェア26%。名目平均残高約3670億ドル。分配費用の負担は残る。
  • 企業向け導入・保守・利用ライセンス:数量 0.7(実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数))× 価格 0.94(契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替。実質業務量0.70倍、単価は2025年比1.11倍。人月・席課金の両方で慎重な範囲内。
  • 発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス:数量 19,000(2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量))× 価格 0.00(新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。平均残高2600億ドルに対して年間約7.3回転。Arc・CPNの処理手数料は低く、利益寄与は限定的。

倍率:k=9.0%、g=2.0%。ROEは27.3÷130.4=20.94%。normalの残存割合1/2によりRONICは約15.0%、10年目利益基準の正当化PERは約12.62倍となる。規制対応と一定のネットワーク効果を評価する一方、準備金運用の市況依存とコインベースなどへの分配費用を考慮し、上限の約87%の11.0倍を採用する。ROEの高さを成長率の理由にはせず、長期gは市場・シェア・価格の見通しから独立して決めた。

確率:世界のステーブルコイン需要が実質で大きく成長する一方、USDCシェアと販売費用率が大きくは改善しない展開。2026年の決算と競争構造から最も自然な中心ケースとして30%を与えた。

やや悲観 25% やや悲観:銀行系通貨が普及し、発行体の取り分が薄くなる 利益 7 億ドル · PER 9.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 24.68 ドル60 億ドル

デジタルドル市場は拡大するが、発行体の競争が激しくなる。2025年購買力で見た市場残高は約8000億ドルまで育つものの、USDCシェアは20%に低下し、平均残高は1600億ドルにとどまる。テザーは海外の取引所や送金で強く、銀行系通貨とストライプなどが法人決済の市場を奪う。サークルが規制に先行した利点は残るが、価格で優位に立てなくなる。

コインベースなどの流通先が強い交渉力を保ち、準備金収益からサークルに直接残る割合は32%へ下がる。ArcとCPNの利用者は増えるが、利用手数料が低く、開発費を十分には回収できない。導入・保守業務にはAIエージェント代替が進む。全社営業利益は約8.6億ドル、GAAP純利益は6.5億ドルまで圧迫される。

成長の初期には費用が先行し、回復まで時間がかかる。期間純利益累計は28.5億ドルにとどまり、配当や大規模な自社株買いは実施されない。株式報酬と増資の払い込みを差し引いた正味還元はマイナス8億ドルとなり、期末自己資本は69.8億ドルになる。存続はするが、高収益の金融ネットワークとしての魅力を失う。

  • USDC・EURCの準備金運用収益:数量 1,600(2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア)× 価格 0.05(実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む))→ 売上 80 億ドル・営業利益 26 億ドル。実質市場8000億ドル×USDCシェア20%。流通先への分配率が上がり直接貢献32%。
  • 企業向け導入・保守・利用ライセンス:数量 0.7(実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数))× 価格 0.88(契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替と顧客内製化で実質業務量が32%減少。保守費用が残り小幅赤字。
  • 発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス:数量 9,000(2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量))× 価格 0.00(新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。決済取扱量は伸びても料率が下がり、Arc・CPNへの投資回収が遅れる。

倍率:k=9.0%、g=2.0%、ROEは6.5÷69.8=9.31%。normalのRONICは約9.16%、正当化PERの参考上限は約11.39倍。値決め力が失われ、超過利益がほとんどないため9.2倍に抑える。中立の11.0倍より低く、稼ぐ力6.5÷9%=約72.2億ドルに対しても時価総額59.8億ドルは過大でない。床資産による上乗せはしていない。

確率:GENIUS法の整備によって銀行・決済会社の参入が進み、USDCのシェアと利益配分が悪化する展開。市場成長そのものは残るため、事業の完全な崩壊ではない。確率は25%。

悲観 15% 悲観:USDCのシェアが崩れ、発行事業が低収益化 利益 1 億ドル · PER 9.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3.72 ドル9 億ドル

ステーブルコイン市場は成長しても、サークルはその主役でなくなる。ドル建て法定通貨担保型市場が2025年購買力で約8000億ドルになっても、USDCシェアは10%へ低下する。平均残高は実質800億ドルにとどまる。テザーは海外流動性を保ち、米国では銀行や決済会社が自社のドル建て通貨を配布する。USDCを利用する利点は薄れ、顧客は容易に別の通貨へ移る。

生き残るためにサークルは流通先への分配を増やし、準備金収益の直接貢献率は22%まで落ちる。Arcの手数料は開発費を回収できず、一部サービスから撤退する。導入・保守事業もAIエージェントに代替され、数量と単価が同時に下がる。中途の数年間はGAAP赤字となり、10年間の純損益累計はマイナス2.1億ドルに沈む。2035年には縮小後の本業でようやく1億ドルの純利益を確保する。

株式報酬と資金調達で正味還元はマイナス4億ドルとなる。期末自己資本は35.2億ドルだが、その全部を売れる資産とはみなさない。USDCの分別準備資産は保有者への負債と相殺され、株主の取り分ではない。事業の稼ぐ力と処分可能な現金から見た価値は約9億ドルまで縮む。

  • USDC・EURCの準備金運用収益:数量 800(2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア)× 価格 0.05(実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む))→ 売上 40 億ドル・営業利益 9 億ドル。実質市場8000億ドル×USDCシェア10%。流通先の要求により直接貢献22%。
  • 企業向け導入・保守・利用ライセンス:数量 0.6(実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数))× 価格 0.80(契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替と契約解約が重なり、従来型導入業務の半分近くが消える。
  • 発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス:数量 3,000(2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量))× 価格 0.00(新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。決済取扱量と実効料金が低迷し、残るインフラ維持費で赤字。

倍率:k=9.0%。2035年のROEは1.0÷35.2=2.84%で資本コストを下回るため、PERは1÷k=11.11倍を上限とする。競争によって超過利益を失った事業として9.0倍を採用し、時価総額は9.0億ドルとなる。その筋書きの稼ぐ力1.0÷9%=11.11億ドル以下であり、処分可能な税後資産9.0億ドルと同額である。過去のPBRの底は使わない。

確率:銀行系通貨・USDT・他社決済網への移行と、過大な開発費・株式報酬が重なる構造的な敗北を想定する。2023年の信用不安の前例と新技術の不確実性を踏まえ、15%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

USDC・EURCの準備金運用収益

発行済みステーブルコインの裏付けとなる現金・短期国債などから受け取る運用益。収益は平均残高と利回りで決まり、流通先への分配費用が大きい。

数量2025年購買力で換算した平均USDC等残高(億ドル)=ドル建て法定通貨担保型市場の実質残高×USDCシェア価格実質残高1億ドル当たり年間準備金収益(億ドル。運用利回りと名目物価補正を含む)売上営業利益
今 2025/12 649 0.04 26 10
10 年後 中立 2,600 0.05 130 52

取り方:2025年Form 10-Kの平均USDC流通残高648.7億ドル、準備金収益26.37億ドルから実効利回り4.065%を算出した。EURCは小さくUSDCに含めて概算した。2025年末のUSDCシェア28%と平均残高から、比較の起点となる市場平均残高を約2300億ドルと推定する。2026年4〜6月期は平均残高765億ドル、利回り3.5%、準備金収益6.68億ドルだった。2025年の販売・取引関連費用16.64億ドルを主に本区分から引き、営業貢献9.73億ドルとした。全社営業費用は別途必要で、これは独立セグメントのGAAP営業利益ではない。10年先は数量を2025年購買力の残高で表し、価格には物価1.41倍を反映する。中立の価格0.050は実際の準備金運用利回り約3.55%に相当するため、物価を数量と価格で二重に数えない。

企業向け導入・保守・利用ライセンス

企業のUSDC導入支援、APIやウォレット接続、保守、利用者単位のライセンス、トークン化基金の管理など。人の導入工数や利用IDに連動する部分があり、AIエージェント代替の対象となる。

数量実質契約・導入業務量の指数(2025年=1。契約数が非開示のため代理指数)価格契約・導入業務量指数1単位当たりの平均収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 1.0 0.85 1 1
10 年後 中立 0.7 0.94 1 0

取り方:2025年Form 10-KにおけるSubscription and Services Revenue約0.848億ドルを使う。実際の有料契約件数、座席数、導入人月、平均契約価格は開示されていないため、数量を2025年=1の指数として明示した。これは推定単価であり実際の顧客請求単価ではない。導入・保守、人月作業、利用者課金が混在し、その内訳も非開示であるため、AIエージェント代替の慎重な型をセグメント全体に適用する。中立の実質業務量は0.70倍、単価は2025年比約1.11倍にとどめる。今のop_okuは共通費配賦前の貢献額の代理であり、独立の営業利益ではない。

発行・償還、決済処理、CPN・Arc関連サービス

USDCの償還、チェーン間転送、取引処理、決済接続、ブロックチェーン関連サービスなど。将来のCPNやArcによる継続的な利用料を含むが、トークンの事前販売による一時収益は継続収益として計上しない。

数量2025年購買力の年間USDC新規鋳造額(億ドル。決済・接続利用の代理数量)価格新規鋳造額1億ドル当たりの取引・接続関連実効収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 2,575 0.00 0 0
10 年後 中立 19,000 0.00 3 1

取り方:2025年のUSDC新規鋳造額は約2575億ドルだった。Form 10-Kの取引収益約0.243億ドルとその他約0.007億ドルを合わせ、鋳造額に対する代理実効収益率を約0.97bpとした。実際には償還手数料、CCTP、ブロックチェーン報酬などの収入を含むため、鋳造そのものに一律に徴収する手数料ではない。2026年4〜6月期の鋳造額は830億ドル、CPNの年率換算取扱高は147億ドル。2035年の数量は市場の実質残高とUSDCシェアに年間の発行回転率を掛けて推定する。中立では平均残高2600億ドルに対して鋳造額19000億ドル、約7.3回転を想定する。AIによる決済件数増加は数量に反映するが、未実証の高額手数料やARCトークンの継続的な販売益は入れない。今のop_okuは共通費配賦前の代理値である。

リスクと懸念

準備金利回りと収益構造

準備金収益は平均USDC残高と運用利回りで決まる。2026年4〜6月期は平均残高が25%増えても、利回りが66bp下がり、準備金収益は5%増にとどまった。評価では短期金利3.5〜4%を共通前提とするが、実際の金利が大幅に低下すれば収益はさらに減る。逆に金利上昇は利益を増やすものの、規制された運用対象は限られるため、高利回り資産を自由に買うことはできない。

コインベースなどへの利益分配

コインベースとの契約は、同社のプラットフォーム上にあるUSDCと、その外側のUSDCの成長に連動する分配を含む。2026年4〜6月期の同社向け費用は約3.25億ドルで、サークルの売上7.01億ドルに対して大きい。銀行・取引所・決済事業者が流通先としての交渉力を強めれば、USDCの残高が増えても発行体の利益率が下がる。契約構造の改善がなければ高成長の価値は薄い。

USDCのシェア喪失と競合通貨

2026年6月末のUSDCシェアは会社定義で27%だった。10月下旬の広い市場統計では24%前後となるが、両者は分母が異なる。テザーのUSDTは残高で2倍以上あり、銀行系通貨、PYUSD、ストライプ系の発行体も競争を強める。USD建てで償還できるという機能自体は模倣できるため、信用や接続網の優位性が価格競争を十分に抑える保証はない。

償還集中と準備資産の信用

2023年3月、シリコンバレー銀行の破綻をきっかけにUSDCは一時ドルとの連動を失った。現在は短期米国債やBlackRock運用の準備基金を中心とするが、取引の停止、銀行の営業停止、準備資産の流動性不足、信用不安が重なれば再び償還が集中しうる。準備資産が安全であっても、利用者が即時にドルへ戻せることを疑った瞬間に流通量とブランド価値が傷む。

GENIUS法と新規参入

2027年1月18日施行の米国GENIUS法関連規則は、準備資産や監査などを制度化する。規制対応で先行するサークルには追い風だが、同じ条件を満たす銀行や資本力の大きい決済会社が参入すれば、差別化は難しくなる。発行体に求められる資本や内部管理の費用が増える可能性もある。信託銀行の認可は重要な強みだが、預金受入れや貸出しの自由を与えるものではなく、それ自体が大きな利幅を保証しない。

AIエージェント代替と決済経路の変更

企業向けの導入支援や利用ID課金は、AIエージェントが設定、保守、決済操作を直接行うようになると、数量と価格の両面で下押しを受ける。2025年の全社売上に占める割合は小さいため、準備金事業へ同じ縮小率を一律に掛けてはいない。一方でAIエージェントが最安の通貨と決済経路を自動選択するようになれば、USDC自体の価格決定力も弱まる。Agent Stackの利用拡大が実際の継続収益につながるかを見極めたい。

Arc、ARCトークン、株式報酬と資本配分

Arcは2026年9月に公開稼働したが、開発費に見合う利用手数料収入はまだ証明されていない。ARCトークンの事前販売収入は恒常的な事業利益ではなく、トークンの法的性質や流通、検証者への報酬設計にも不確実性がある。上場に伴う2025年の株式報酬費用は大きく、今後も増発が続けば株主の持ち分が薄まる。クラスB株による議決権集中もあり、買収や新事業への投資が少数株主の利益に沿うか継続的な検証が必要である。

今後の分かれ目

USDCの平均流通残高が2027年末までに1000億ドルを安定して超え、会社定義の市場シェアも30%以上に戻ったら
金融機関や決済分野での採用が競合より速い証拠となる。中立の数量を引き上げ、やや楽観以上の確率を増やす。ただし販売費用率が改善しない場合は利益を同じ割合では増やさない。
USDCの市場シェアが20%を下回り、その状態が連続4四半期続いたら
テザー、銀行系通貨、決済会社への構造的な流出と判断する。10年の実質残高をやや悲観側へ近づけ、利益率の低下を伴う悲観確率を引き上げる。
分配費用控除後の収益率が45%を超え、その水準を4四半期以上維持したら
流通先との交渉力が改善した証拠となる。直接貢献率とGAAP利益の見通しを上げ、増分ROEの改善を評価する。逆に35%を下回る状態が続けば、やや悲観側へ寄せる。
CPNの年率換算取扱高が1000億ドルを超え、継続的な手数料収益の内訳も開示されるようになったら
準備金の利息以外にも独立した収益の柱が育ち始めたと判断する。取扱量だけでなく、実効手数料率とGAAP利益への寄与を確認してから取引サービス区分を引き上げる。
Arcの利用が増えても、ネットワーク収益が開発費を3年以上賄えなかったら
Arcを独立した利益源と評価する根拠が弱まり、資本配分の失敗として悲観側の確率を増やす。ARCトークンの事前販売収入を利益の穴埋めとはみなさない。
USDCが再びドルとの等価交換を大きく失い、償還停止や銀行資産へのアクセス制約が発生したら
金融インフラとして最も大切な信頼が損なわれるため、単なる一時的な利益減少ではなく構造的なシェア喪失を想定する。悲観の確率を大幅に上げ、処分可能資産も改めて評価する。
GAAP株式報酬が高止まりする一方、株数が継続的に増え、利益の伸びが追い付かなかったら
オーナー利益の増加が既存株主に帰属していないと判断する。正味還元を減らし、長期の自己資本と持続可能なROEを見直す。

見ておくもの

  • 四半期平均USDC流通残高、期末残高、市場シェア。会社定義の市場分母と広義市場の分母を区別する。
  • 準備金運用利回りと、準備金収益に対する販売・取引関連費用の割合。
  • コインベース向け分配費用と、コインベース上のUSDC残高比率。
  • 分配費用控除後の収益率、GAAP営業利益率、株式報酬費用、純利益の推移。
  • CPNの参加金融機関数、年率換算取扱高、実際の手数料収益と粗利益。
  • Arcの取引量、実効手数料、運営費、検証者の参加、ARCトークンの経済的帰属。
  • GENIUS法施行後の認可状況、銀行系ステーブルコインの参入、USDC償還の安定性。
  • タザペイ買収の成立可否、買収対価、統合後の収益貢献。
  • クラスA・Bの合計株数、株式報酬、増資、配当・自社株買いの開始有無。

倍率と資本コストの決め方

時価総額208.1億ドルを見てから逆算した利益ではない。先に2025年の平均USDC残高648.7億ドルと実効利回り、分配費用を起点として、2035年の市場規模・シェア・実質残高・利回り・費用率を組み立てた。中立のGAAP純利益27.3億ドルに対し、k9.0%、g2.0%、normalのRONIC約15.0%から正当化PER約12.62倍を計算し、その約87%の11.0倍で時価総額300.3億ドルとした。確率9/21/30/25/15を掛け、10年後の時価総額を10年間、正味還元を5年間割り引くと現在価値は約129.3億ドルとなり、台帳時価総額との差は約マイナス37.9%で割高となる。準備金を株主現金に足さず、会社の調整後利益も採用していない。2026年の株数は台帳と最新開示に差があるが、倍率や筋書きを現行株価へ寄せていない。ASC842によるリース負債はすでに米国財務諸表に反映されており、借金と家賃を二重に計上していない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality+1.0%を加え、資本コストは9.0%。βや現在の市場倍率は使用しない。純現金で財務上の存続危機が切迫していないため、distressの上乗せは0%。ビザとマスターカードの7.5%より高く、ディーローカルやファイサーブの9.0%と同程度である。サークル固有の規制・流通先依存・シェア喪失は主に筋書きと確率で表す。

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英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. Circle Internet Group 2025 Form 10-K(業績、USDC平均残高、収益構成、Coinbaseへの分配、株式報酬)
  2. Circle Internet Group 2026年6月期 Form 10-Q(直近決算、USDCシェア、販売費用、ガバナンス、継続企業の状況)
  3. Circle 2026年9月16日発表:Arc公開メインネットの稼働
  4. 米国通貨監督庁 2026年10月21日:GENIUS法実施最終規則

分析日 2026-10-23