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ハミルトン・レーン HLNE

私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)97.67 ドル41 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)83.9 ドル35 億ドル差 +16.4%
10 年後から見ると やや割安 価値 97.67 ドル41 億ドル · 差 +16.4% · 期待の年率 +10.5%
期待の年率リターン(10 年)+10.5%資本コスト比 +2.0 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ハミルトン・レーンは、年金、保険、政府系基金、富裕層向けに私募資産の運用と助言を提供する専業会社である。筆者の結論は「やや割安」だが、安全域は厚くない。専門ファンドと一任口座の手数料を生む運用資産は2026年6月末に約837億ドルへ増え、管理報酬率も0.69%で安定した。既存顧客が拠出の8割超を占めるため、10年後も必要とされる可能性は高い。

強みは、私募資産の選定から報告までを一社で担う関係性と、長期間に蓄積した独自データである。一方、成功報酬は出口市場で大きく振れ、世界市場が拡大しても競合のステップストーンや大手オルタナティブ運用会社との報酬競争は続く。助言と画面中心の報告業務にはAIエージェント代替も効くため、中立でもこの部分の数量を縮めた。

最大の注意点はUp-Cである。上場Class A株主の経済的な取り分は会社全体の約77%にとどまり、Class Bは10倍議決権を持つ。会社全体の利益と価値を積み上げた後、この取り分を反映すると、確率加重した現在価値は約40.5億ドルで、台帳時価総額34.1億ドルを約19%上回る。期待年率は約9.0%で資本コスト8.5%をわずかに超える程度であり、優良さに比べて値段は魅力的だが、景気後退や資金調達停止に耐える十分な余白まではない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、10年後も必要な仕事かを最初に問う。私募資産は公開市場より情報が少なく、年金や保険が自力で全ファンドを選び、契約を管理し、評価を検証するのは難しい。ハミルトン・レーンは運用、助言、データを一体で提供し、顧客の履歴が蓄積するほど替えにくくなる。この部分は長く続く。

オーナー利益も魅力的である。設備投資が軽く、管理報酬の大半は現金になるため、成長のための少額の自己出資を引いても高い還元余力が残る。ただし成功報酬と自己投資益を平準化し、株式報酬、税金受取契約、Class B/Cユニットの取り分を引かなければ、上場株主の利益を過大評価する。

経営の資本配分は概して慎重だが、完全な株主本位とは言い切れない。高議決権株と旧所有者への税効果の移転は、少数株主が経営を変えにくい仕組みである。確率加重価値は今の台帳時価総額を約19%上回るが、期待年率は資本コストをわずかに超えるだけだ。事業は持ち続けたい部類に入る一方、価格には景気循環とガバナンスを吸収する大きな安全域はない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、手数料を生む運用資産に報酬率を掛ける事業である。専門ファンドはセカンダリー、共同投資、直接株式、私募クレジット、インフラ、エバーグリーン型を束ね、2026年3月期は管理報酬と成功報酬を合わせて約5.21億ドルを稼いだ。中立では、手数料を生む残高が410億ドルから980億ドルへ増える一方、収益率は1.27%から1.08%へ下がる。残高の伸びと報酬率の低下を別々に見ることが重要である。

一任口座は大口顧客の目的に合わせて私募資産の配分を設計する。現在の手数料を生む残高は約410億ドルで、管理報酬と成功報酬は約1.66億ドルである。契約は長く、同社の投資判断、データ、報告が顧客の運用工程に組み込まれるため切り替えにくいが、大口顧客ほど価格交渉力が強い。

助言はAUA、つまり助言対象資産約9,141億ドルを支えるが、直接の売上は小さい。人の調査時間と会議で売る部分はAIエージェントに置き換わりやすく、中立の作業量を10年で0.65倍とした。報告、モニタリング、データ分析はCobaltと独自データが記録の正本になるため、席課金型のソフトより守りが強い。それでも画面操作や定型レポートは自動化されるので、利用量を0.92倍、価格を1.17倍にとどめた。全社では過去5年の売上の約75%が継続的な管理・助言報酬で、残りの成功報酬と自己投資益が利益の振れを大きくする。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねしにくい強みは、顧客関係、データ、業務への組み込みの三つである。顧客・投資家は2,800超に分散し、単一顧客は管理・助言報酬の2%を超えない。過去12か月の拠出の8割超が既存顧客から来たことは、運用成績だけでなく、投資計画、案件アクセス、報告まで含む関係が更新されている証拠である。管理・助言報酬の61%が米国外から来るため、米国の一市場にも依存しない。

資本効率も高い。設備を大量に持たず、factsでは2025/12期の営業利益率が53.8%、ROEが27.2%、フリーキャッシュフローが4.5億ドルだった。成長に必要なのは人材、データ、少額のファンド出資であり、稼いだ現金の相当部分を還元できる。ただし報酬の源は市場評価額と資金調達であり、成功報酬は出口が止まると消える。

弱みは価格を一方的に決められないことだ。ステップストーン、ハーバーベスト、パートナーズ・グループに加え、ブラックストーン、アポロ、KKR、アレスも一任口座、セカンダリー、私募クレジット、富裕層商品を広げている。人材流出は運用成績と資金調達を同時に傷つける。さらに創業者・経営陣がClass Bの高い議決権を握り、税金受取契約で節税効果の85%が旧所有者へ渡るため、少数株主の取り分は見かけの会社利益より薄い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の私募市場は2026年に18兆ドルを超え、Preqinはヘッジファンド等を含む代替資産を2030年に32兆ドルと見込む。追い風は、企業が長く非公開にとどまること、保険・年金が私募クレジットやインフラを増やすこと、富裕層向けエバーグリーン商品が広がることだ。ハミルトン・レーンのAUM約1,463億ドルは世界私募市場の約0.8%、FEAUM約837億ドルは約0.5%にすぎず、成長余地は大きい。

ただし市場は若い成長産業から、選別の厳しい成熟産業へ移った。2025年には買収後4年以上売れない企業が世界で16,000社を超え、保有期間は6年半を超えた。分配が遅れると既存投資家は新しいファンドへ資金を出しにくくなり、成功報酬も後ずれする。セカンダリーと継続保有ビークルは流動性不足の解決策であり、同社には追い風だが、評価の不透明さを長引かせる側面もある。

直接比較では、ステップストーンが2026年6月末にAUM2,450億ドル、FEAUM1,536億ドルを持ち、運用残高では同社を上回る。一方、ハミルトン・レーンはAUA9,141億ドルと独自データを使い、大口機関投資家の運用設計で深い関係を持つ。中立ではFEAUMを約1,730億ドルへ増やし、市場並みの成長でシェアをおおむね維持する。楽観は富裕層、セカンダリー、私募クレジットでシェアを取り、悲観は手数料低下と資金調達失速で0.3%前後へ後退する構図である。

資本政策と M&A

資本配分は、配当、Class Aの買い戻し、ファンドへの自己出資、技術投資の間で行われる。2026年6月四半期には0.5億ドルを買い戻し、承認枠は純額1.0億ドルへ拡大された。会社は通期配当を前年より11%増やす方針を示したが、長期の数値目標は公表していない。株式報酬とユニット交換による希薄化を差し引き、筋書きのpayoutは会社全体の正味還元としている。

大型買収に頼らず、Cobaltの完全取得、ファンドの種銭、私募市場向け技術会社への投資を積み重ねてきた点は評価できる。一方、現金と投資資産は運転資金ではなく、ファンド約定、倉庫投資、税金受取契約の支払いにも使われるため、余剰現金として別に足していない。2026年10月にはハートリー・ロジャーズがフアン・デルガド=モレイラと共同CEOになり、エリック・ハーシュは戦略成長を担う共同会長へ移った。継承を段階化した点は良いが、Class B保有者が議決権の大半を握る支配構造は残る。合意済みの買収、非公開化、上場廃止予定は確認されていない。2026年9月末の第2四半期は11月3日公表予定であり、10月23日時点の最新公表四半期は6月末である。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

私募市場の構造成長を最も素直に利益へ変えられる中堅専業の一社である。世界の私募AUMは18兆ドルを超えたが、同社のAUMシェアは約0.8%にすぎない。年金、保険、政府系基金の外部委託が続き、富裕層向けエバーグリーン、セカンダリー、私募クレジット、インフラが伸びれば、専門ファンドと一任口座の両方で残高を二桁成長させられる。2026年6月末の専門ファンドFEAUMは前年同期比25%増え、全体の管理報酬率は0.69%で安定した。

顧客の粘着性も強い。過去12か月の拠出の8割超が既存顧客から来ており、新商品を売るたびに顧客獲得費をゼロから払う必要がない。AUA9,141億ドルの助言関係は将来の一任口座やファンドへの入口になり、69,000超のファンドデータは案件選定と報告の精度を高める。AIは定型作業を減らし、人件費を抑えながら同じ人数でより多くの残高を扱える。

成功報酬の源になる未実現キャリーも14.51億ドルが3,000超の資産と124ファンドに分散しており、一案件への依存は小さい。出口市場が正常化すれば利益は管理報酬より速く伸びる。大型買収をせず、配当と買い戻しを続けながら商品を増やす資本配分なら、10年後の会社全体利益は10億ドルを超え、Class A株主にも十分な価値が残る。

慎重な見方

今の強さは、私募資産の評価が下がりにくく、資金調達と出口が完全には崩れていないことに支えられている。買収後4年以上売れない企業は16,000社を超え、分配の遅さは年金や大学基金の新規コミットを圧迫する。景気後退で評価額が下がれば管理報酬の基礎が縮み、IPOとM&Aが止まれば成功報酬は消える。エバーグリーン商品では解約要求が増え、流動性制限が評判を傷つける。

競争も厳しい。ステップストーンは同社より大きいFEAUMを持ち、ブラックストーン、アポロ、KKR、アレスは保険資金と販売網を使える。大口顧客は共同投資や低い手数料を要求し、規模が増えても収益率が落ちる。人月型助言と定型報告はAIエージェントが直接代替し、独自データの価値も業界データの標準化で薄まる可能性がある。

上場株主の取り分も弱い。Class Aが持つHLA経済持分は約77%で、Class Bは10倍議決権を持つ。税金受取契約は節税効果の85%を旧所有者へ渡し、約定出資と技術投資は現金を拘束する。共同CEO体制の交代で投資人材や顧客担当者が離れれば、数値に見えない信頼が一度に失われる。構造的に負ける筋書きでは報酬率と利益率がともに下がり、現在の自己資本が価値の主な床になる。

どちらに重みを置いたか

事業の寿命と顧客粘着性では強い見方が勝つが、値段と少数株主の取り分では慎重な見方が残る。AIに当たる売上は約9%にとどまるため全社を縮小企業とは見ないが、人月助言と画面中心の報告には明確な逆風を入れた。私募市場の流動性、報酬率、Up-C支配を重く見て、楽観側28%に対し、やや悲観と悲観を合わせ43%と下側を厚くした。中立の利益成長は続くが、確率加重した安全域は約19%であり、結論は「優良だが余白は中程度のやや割安」である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 145.60 ドル60 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 50.03 ドル21 億ドル)。 今の値に割り戻すと 97.67 ドル41 億ドル、今との差 +16.4%、 期待の年率 +10.5%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 338.08 ドル140 億ドル 82.94 ドル34 億ドル +401.8% +20.7% 33.68 ドル14 億ドル
やや楽観 20% 250.80 ドル104 億ドル 67.91 ドル28 億ドル +279.8% +16.9% 63.74 ドル26 億ドル
中立 29% 175.19 ドル73 億ドル 59.75 ドル25 億ドル +180.0% +13.0% 68.13 ドル28 億ドル
やや悲観 27% 52.62 ドル22 億ドル 35.25 ドル15 億ドル +4.7% +0.6% 23.73 ドル10 億ドル
悲観 16% 21.15 ドル9 億ドル 18.55 ドル8 億ドル −52.7% −9.0% 6.35 ドル3 億ドル
加重平均100% 145.60 ドル60 億ドル50.03 ドル21 億ドル +133.1% +10.5% 195.64 ドル81 億ドル

今の株価時価総額 83.91 ドル35 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:富裕層とセカンダリーでシェアを取り、FEAUMが約2,450億ドルへ 利益 10 億ドル · PER 17.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 338.08 ドル140 億ドル

2036年3月期、専門ファンドと一任口座のFEAUMは合計約2,450億ドルになる。セカンダリーの供給超過を生かし、富裕層向けエバーグリーンとインフラ、私募クレジットでも商品を増やす。既存顧客の再投資が続き、AUAから一任運用への転換も進む。報酬率は競争で今より下がるが、高報酬の専門ファンド比率が上がり、営業利益率は約64%を保つ。

助言の人月作業はAIで減る一方、Cobaltは顧客の記録の正本として利用が増える。会社全体の純利益は10.4億ドル、10年の累計純利益は68.1億ドル、正味還元は44.7億ドルとなり、自己資本は34.8億ドルへ増える。共同CEO体制は安定し、大型買収を避ける。Class B/Cの交換後も現株主の取り分は約77%であり、会社全体価値からその割合だけが帰属する。

  • 専門ファンド:数量 1,450(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.01(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 17 億ドル・営業利益 11 億ドル。FEAUM年13.5%、報酬率は小幅低下
  • カスタマイズド・セパレート・アカウント:数量 1,000(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.00(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。AUAから一任への転換と値決め維持
  • 助言:数量 90.0(助言案件の実質作業量指数(現在=100))× 価格 0.00(作業量指数1当たりの助言収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIを成果報酬型の助言へ転換
  • 報告・モニタリング・データ分析等:数量 125(報告・データ利用の実質件数指数(現在=100))× 価格 0.01(利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。独自データの標準基盤化

倍率:k8.5%、自己資本ROE29.9%、g3.5%、moat=strongで残る割合2/3とするとRONIC22.8%。正当化PERは10年目利益基準で17.52倍となる。AI代替の影響をg_longへ入れたため、楽観はこの上限17.52倍をそのまま使う。

確率:世界市場の拡大に加え、富裕層向けエバーグリーン、セカンダリー、私募クレジットで同社が競合からシェアを取る必要があり、実現確率は1割弱とする。

やや楽観 20% やや楽観:既存顧客の再投資が続き、FEAUMが約2,100億ドルへ 利益 8 億ドル · PER 17.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 250.80 ドル104 億ドル

2036年3月期、専門ファンドと一任口座のFEAUMは約2,100億ドルになる。既存顧客の再投資が続き、セカンダリーとエバーグリーンが成長するが、大手オルタナ運用会社との競争で報酬率は緩やかに下がる。AUAから一任運用への転換は進むものの、楽観ほどのシェア獲得はない。営業利益率は約60%となる。

AIは助言の作業量を減らすが、顧客別の履歴とCobaltを組み合わせ、データ収益は増える。会社全体の純利益は7.9億ドル、累計純利益は55.6億ドル、正味還元は36.6億ドルとなり、自己資本は30.4億ドルへ増える。成功報酬は複数の景気後退で上下するが、10年で平準化する。経営は大型買収を避け、商品開発と配当を優先する。

  • 専門ファンド:数量 1,220(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.01(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 14 億ドル・営業利益 9 億ドル。FEAUM年11.5%、報酬率は低下
  • カスタマイズド・セパレート・アカウント:数量 880(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.00(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 2 億ドル。既存顧客中心に一任残高が増加
  • 助言:数量 80.0(助言案件の実質作業量指数(現在=100))× 価格 0.00(作業量指数1当たりの助言収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。人月作業は縮み成果型へ移行
  • 報告・モニタリング・データ分析等:数量 110(報告・データ利用の実質件数指数(現在=100))× 価格 0.01(利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。記録の正本として緩やかに拡大

倍率:k8.5%、自己資本ROE26.0%、g3.5%、moat=strongで残る割合2/3とするとRONIC20.2%。正当化PERは10年目利益基準で17.11倍となる。AI代替の影響をg_longへ入れたため、やや楽観はこの上限17.11倍をそのまま使う。

確率:市場の構造成長と既存顧客の粘着性は確認できるが、報酬競争と出口の波を避けきれない。中立より良い展開として2割とする。

中立 29% 中立:FEAUMは約1,730億ドル、報酬率低下を残高成長が上回る 利益 6 億ドル · PER 16.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 175.19 ドル73 億ドル

2036年3月期、専門ファンドと一任口座のFEAUMは約1,730億ドルになる。世界市場と同程度に残高が伸び、同社のシェアはおおむね保たれる。専門ファンドの収益率は1.08%、一任口座は0.36%へ下がるが、富裕層、セカンダリー、私募クレジットの残高増が補う。成功報酬を平準化した営業利益率は約54%である。

人月型助言の実質作業量は0.65倍へ減る。報告・データは独自データと長期履歴が記録の正本になるため0.92倍にとどまり、価格は1.17倍まで上がる。会社全体の純利益は5.6億ドル、累計純利益は44.1億ドル、正味還元は32.2億ドルとなり、自己資本は23.3億ドルへ増える。経営交代は秩序立って進むが、Class Bの支配と税金受取契約は残る。

  • 専門ファンド:数量 980(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.01(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 11 億ドル・営業利益 6 億ドル。FEAUM年9.1%、収益率は15%低下
  • カスタマイズド・セパレート・アカウント:数量 750(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.00(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。FEAUM年6.2%、大口顧客の値下げ圧力
  • 助言:数量 65.0(助言案件の実質作業量指数(現在=100))× 価格 0.00(作業量指数1当たりの助言収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。AIエージェント代替で数量0.65倍
  • 報告・モニタリング・データ分析等:数量 92.0(報告・データ利用の実質件数指数(現在=100))× 価格 0.01(利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。記録の正本型、数量0.92倍・価格1.17倍

倍率:k8.5%、自己資本ROE24.0%、g3.5%、moat=strongで残る割合2/3とするとRONIC18.9%。正当化PERは10年目利益基準で16.86倍となる。AI代替の影響を数量とg_longへ入れたため、中立はこの上限16.86倍をそのまま使う。

確率:私募市場の拡大と既存顧客の再投資は続くが、市場の成熟、手数料低下、AIによる助言縮小も同時に進む。最も起こりやすい単一筋書きとして29%とする。

やや悲観 27% やや悲観:資金調達と出口が鈍り、報酬率と利益率が下がる 利益 3 億ドル · PER 10.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 52.62 ドル22 億ドル

2036年3月期、専門ファンドと一任口座のFEAUMは約1,300億ドルにとどまる。出口の停滞で既存顧客の分配が細り、新しいコミットが鈍る。大手競合は保険資金と販売網を使って値下げし、専門ファンドの収益率は0.90%、一任口座は0.30%まで下がる。固定的な人件費と技術費が残り、営業利益率は約42%へ落ちる。

助言の作業量は0.55倍、報告・データは0.75倍へ縮む。会社全体の純利益は2.65億ドル、累計純利益は弱い中間年を反映して27.4億ドル、正味還元は19.0億ドルとなり、自己資本は19.8億ドルになる。大型の信用事故はないため顧客基盤は残るが、強い堀は普通の堀へ狭まる。共同CEO体制は維持されるものの、成長投資より人材維持を優先し、還元も抑える。

  • 専門ファンド:数量 720(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.01(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。資金調達鈍化と報酬率低下
  • カスタマイズド・セパレート・アカウント:数量 580(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.00(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。大口顧客の値下げ要求
  • 助言:数量 55.0(助言案件の実質作業量指数(現在=100))× 価格 0.00(作業量指数1当たりの助言収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替でほぼ損益分岐
  • 報告・モニタリング・データ分析等:数量 75.0(報告・データ利用の実質件数指数(現在=100))× 価格 0.00(利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。標準化と価格競争

倍率:k8.5%、自己資本ROE13.4%、g2.0%、moat=strongで残る割合2/3とすると正当化PERは10年目利益基準で13.0倍となる。顧客流出で実質的な堀が狭まり、報酬率低下が再発する筋書きなので10.7倍とし、中立より低くする。

確率:長期金利の高止まり、分配不足、競合の値下げ、AIによる助言圧縮は同時に起こり得る。構造的な負けには至らないが、下側を厚くする主因として27%とする。

悲観 16% 悲観:構造的に負け、現在の全社自己資本が価値の床になる 利益 1 億ドル · PBR 1.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 21.15 ドル9 億ドル

2036年3月期、専門ファンドと一任口座のFEAUMは約900億ドルまでしか増えない。大型の私募クレジット事故とエバーグリーンの解約制限で評判を傷つけ、既存顧客の再投資率が崩れる。専門ファンドの収益率は0.68%、一任口座は0.23%へ低下する。助言はAIエージェントに置き換わり、データも業界標準へ流出し、営業利益率は約25%となる。

会社全体の純利益は0.6億ドルへ落ちる。途中の赤字とデータ・投資資産の減損2.2億ドルを含め、10年の累計純利益は7.8億ドル、正味還元は10.0億ドル、期末自己資本は9.2億ドルになる。稼ぐ力は約7億ドルで現在の全社経済持分の自己資本11.4億ドルを下回るため、後者を床とする。Class A株主に帰属する価値はその77%で、支配株主との利害不一致が残る。

  • 専門ファンド:数量 500(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.01(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。信用事故でシェアと報酬率を失う
  • カスタマイズド・セパレート・アカウント:数量 400(手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル))× 価格 0.00(FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。大口顧客が競合へ移る
  • 助言:数量 40.0(助言案件の実質作業量指数(現在=100))× 価格 0.00(作業量指数1当たりの助言収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI代替で赤字
  • 報告・モニタリング・データ分析等:数量 55.0(報告・データ利用の実質件数指数(現在=100))× 価格 0.00(利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。独自性が薄れ損益分岐

倍率:価値は10年後に積み上がった自己資本ではなく、現在の全社経済持分の自己資本11.4億ドルを床にする。途中の減損後の期末自己資本9.2億ドルに対する表示上のPBRは1.239倍となるが、根拠は市場倍率でなく売れる資産と現時点の自己資本である。

確率:私募市場そのものは残るが、信用事故、解約、報酬競争、人材流出が重なり同社がシェアを失う筋書きである。倒産までは見ないため16%とする。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

専門ファンド

セカンダリー、共同投資、直接株式、私募クレジット、インフラ、エバーグリーン型の複数顧客ファンド。管理報酬と成功報酬を受け取る。

数量手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル)価格FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 410 0.01 5 3
10 年後 中立 980 0.01 11 6

取り方:2026年3月末の専門ファンドFEAUM約410億ドルに、管理報酬3.744億ドルと成功報酬1.463億ドルの合計を割り、収益率1.27%とした。営業利益は全社費用を収益構成と成功報酬の報酬分配で配賦した推定。

カスタマイズド・セパレート・アカウント

大口顧客ごとに設計する私募資産の一任口座。投資計画、案件選定、モニタリング、報告を一体で提供する。

数量手数料を生む運用資産FEAUM(億ドル)価格FEAUM1億ドル当たりの管理報酬・成功報酬収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 410 0.00 2 1
10 年後 中立 750 0.00 3 1

取り方:2026年3月末の一任口座FEAUM約410億ドルに、管理報酬1.415億ドルと成功報酬0.243億ドルを割り、収益率0.404%とした。大口顧客の価格交渉力を反映し、専門ファンドより低い。

助言

私募資産の配分、投資方針、デューデリジェンスを顧客の委員会へ助言する。売上は小さいが一任運用への入口になる。

数量助言案件の実質作業量指数(現在=100)価格作業量指数1当たりの助言収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 100 0.00 0 0
10 年後 中立 65.0 0.00 0 0

取り方:会社は案件数や人月を開示しないため、助言収益0.205億ドルを作業量指数100に割った。人月・工数で売る型とみなし、AIエージェント代替で中立の数量を0.65倍、価格は物価上昇の範囲に置く。

報告・モニタリング・データ分析等

Cobaltによるポートフォリオ監視、ベンチマーク、予測、定型報告に、配分管理と費用精算を加えた収益。

数量報告・データ利用の実質件数指数(現在=100)価格利用指数1当たりの報告・データ等収益(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 100 0.00 0 0
10 年後 中立 92.0 0.01 1 0

取り方:報告・データ0.358億ドル、配分管理0.022億ドル、費用精算0.099億ドルを合算し指数100で表した。独自データと顧客履歴が記録の正本になる一方、画面操作と定型報告はAIエージェントに代替されるため、中立の数量0.92倍、価格1.17倍とする。

リスクと懸念

資金調達と出口の循環

私募資産は売却と分配が遅れると、既存投資家が次のファンドへ資金を回せない。保有期間は6年半を超え、4年以上保有される企業も16,000社超に達した。出口が止まればFEAUMの伸び、成功報酬、自己投資益が同時に弱る。セカンダリー需要は増えても、価格が下がれば顧客の損失認識と解約圧力が強まる。

報酬率の低下と競争

ステップストーンは同社より大きいFEAUMを持ち、ブラックストーン、アポロ、KKR、アレスは保険資金と販売網を使える。共同投資や低手数料を求める大口顧客が増えると、残高が伸びても売上と利益が同じ速さでは増えない。富裕層向けでは販売会社への手数料も必要となり、見かけの高い報酬率がそのまま株主利益に残らない。

AI エージェント代替

助言は人の調査時間、会議、資料作成で売る部分があり、定型報告は画面操作が価値の中心である。中立では助言の実質作業量を0.65倍、報告・データを0.92倍とした。独自データと顧客履歴が記録の正本として残らなければ、価格も下がる。AIを使う競合が同じ品質を低コストで提供すれば、人員削減だけでは利益率を守れない。

エバーグリーンの解約と私募クレジット事故

富裕層向け商品は成長源だが、流動性の低い資産に定期解約を約束する。解約制限や評価損が表面化すると、新規販売だけでなく機関投資家の信頼も損なう。私募クレジットの大口事故は調達と成功報酬を長く傷つける。複数商品が同じ借り手やスポンサーに間接的に集中していれば、分散して見える未実現キャリーも同時に減る。

成功報酬と評価の不確実性

未実現キャリーは14.51億ドルと大きいが、3,000超の資産の評価と出口時期に左右される。会計上の利益が増えても現金化されないことがあり、逆に評価を切り下げれば利益が急減する。ならしたGAAP利益で価値を測る必要がある。成功報酬連動の人件費は下振れを和らげるが、固定給与と技術費は残るため、谷では利益率が急に縮む。

Up-C、議決権、税金受取契約

上場Class Aが持つHLA経済持分は約77%で、Class Bは1株10票を持つ。税金受取契約では一定の節税効果の85%を旧所有者へ支払う。会社の成長がそのまま少数株主の取り分にならず、資本配分を外部株主が変えにくい。ユニット交換でHLIの持分比率が上がってもClass A株が同時に発行されるため、既存株主の希薄化は消えない。

経営継承と人材流出

2026年10月に共同CEOの役割が変わり、長期の顧客関係を担う世代交代が進む。私募運用は案件アクセスと人の信用に依存するため、報酬制度の変更や文化の分裂で有力担当者が競合へ移ると、残高と運用成績が同時に悪化する。後継体制が安定しても、高議決権株の支配と成果報酬の配分を巡る利害対立は残りうる。

今後の分かれ目

専門ファンドFEAUMが年10%以上で伸び、全体の管理報酬率0.69%前後を保てたら
富裕層、セカンダリー、私募クレジットでシェアを取っている。やや楽観の確率を上げ、利益率の維持を確認する。
既存顧客からの拠出比率が8割前後を保ち、一任口座の純流入が続いたら
切り替え費用と顧客関係の堀が確認できる。中立より上の筋書きを厚くする。
分配額が回復せず、専門ファンドの拠出が2年続けて分配を下回ったら
出口不足が新規調達を圧迫している。やや悲観の確率を上げ、FEAUM成長を下げる。
助言売上がAI導入後も減らず、Cobaltの報告・データ収益が二桁成長を続けたら
AIを代替ではなく商品にできている。データ部分の数量と長期成長率を上げる。
エバーグリーンで解約制限、私募クレジットで大口損失、または評価修正が起きたら
評判の毀損が複数商品へ波及する。悲観の確率を上げ、報酬率と利益率を同時に下げる。
株式報酬とユニット交換を差し引いたClass Aの持分が0.77を下回り続けたら
会社全体が成長しても現株主の取り分が薄い。holder_shareを下げ、正味還元も減らす。
共同CEO移行後も主要顧客と投資担当者の離脱がなく、大型買収を避けたら
継承と資本配分の不確実性が下がる。中立の確信度を上げるが、Class B支配は別に残す。

見ておくもの

  • 専門ファンドと一任口座のFEAUM、拠出、分配、未投資の手数料対象資本
  • 管理報酬率0.69%の推移と、専門ファンド・一任口座別の報酬率
  • 既存顧客からの拠出比率とAUAから一任運用への転換
  • 管理・助言報酬と成功報酬の比率、未実現キャリー14.51億ドルの現金化
  • エバーグリーンの解約請求、私募クレジットの延滞・評価損
  • 助言、報告・データ収益の伸びとAIによる人員・価格の変化
  • Class A経済持分、株式報酬、買い戻し、税金受取契約の支払い
  • 共同CEO体制での主要人材・顧客の維持と大型M&Aの有無

倍率と資本コストの決め方

今の株価や過去・同業の市場倍率を見る前に、専門ファンドと一任口座をFEAUM×収益率、助言とデータを実質利用量×単価で積み上げた。中立は会社全体の純利益5.6億ドル、ROE24.0%、k8.5%、g3.5%、strong moatから正当化PER16.86倍を出し、AI代替を数量とg_longへ入れたため上限をそのまま使った。Up-Cの価値と還元は会社全体で書き、最後に現Class Aの取り分0.77を掛ける。倍率は現在や過去のPER・PBRへ寄せていない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k=基本8.0%+quality0.5%=8.5%。同領域では、規模と分散で上回るブラックロックより高く、保険資金や重い信用リスクを持つ大手オルタナ運用会社より低い。Up-C、成功報酬、AI、継承はkへ重ねず、数量、利益率、確率に入れる。

同じ業種(金融)の AI 分析

割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. Hamilton Lane Incorporated FY2026 Form 10-K
  2. Hamilton Lane FY2027第1四半期決算資料
  3. CFA Institute Understanding the Growth of Private Markets

分析日 2026-10-23