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バンクOZK OZK

不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)68.65 ドル75 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)50.7 ドル55 億ドル差 +35.5%
10 年後から見ると 割安 価値 68.65 ドル75 億ドル · 差 +35.5% · 期待の年率 +13.0%
期待の年率リターン(10 年)+13.0%資本コスト比 +4.2 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

バンクOZKは、米国南部の預金基盤を使い、全米の商業用不動産開発と法人向け融資で稼ぐ地方銀行である。筆者の結論は割安だ。ただし、株価が安く見える最大の理由である商業用不動産の信用不安を、過小評価してはいけない。

この銀行の特徴は、建設融資で全国の優良な開発事業者を選び、一般的な地方銀行より高い利ざやを得てきたことだ。2026年7〜9月期の純金利マージンは4.24%で、米銀平均を大きく上回る。しかし2025年に約7.2億ドルあった純利益は、2026年1〜9月期の普通株帰属利益が前年同期比7.7%減となり、成長の足踏みが見えている。

最大の変化は融資先の組み替えである。かつて貸出の7割を占めた不動産専門融資RESGは2026年9月末に45.2%まで下がり、新しい法人・機関投資家向け融資CIBが25.3%へ育った。2027年にはCIBがRESGの残高を上回るという経営陣の見通しは、集中リスクを減らすうえで意味が大きい。ただし新しい融資の貸倒実績は短く、良い融資を長く積み上げられるかはまだ証明の途中だ。

10年中立では、RESGが縮小期を抜け、CIBと個人向け融資が成長を補う。普通株帰属純利益は2035年に9.8億ドル、ROEは約11.3%を想定する。5つの筋書きを資本コスト8.75%で現在価値に直すと、還元込みの価値は約75億ドルとなり、基準時価総額約55億ドルを約36%上回る。もっとも、不動産担保の損失と預金コストの上昇が重なれば、普通株の価値は大きく傷む。安全域はあるが、無条件に安心して保有できる銀行ではない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、第一に銀行が10年後も必要かを問う。答えは明らかに必要である。預金を受け入れ、借り手の信用を選別し、資金を長期間貸す仕事は消えない。しかし、その利益が今の銀行に残るかは別問題だ。預金は金利に敏感になり、不動産融資では民間信用ファンドも強力な競争相手になっている。

OZKには、複雑な不動産融資を選別する専門家の経験という価値がある。過去の低い貸倒率は、その能力が実際に利益を生んできた証拠だ。ただし、2026年に増えた差し押さえ資産を見れば、損失が完全に制御できるわけではない。さらにCIBへ成長の軸を移すということは、過去の実績が必ずしも次の10年の実績にならないということでもある。

株主の取り分を考えると、銀行の純利益はすべて自由に使える現金ではない。貸出残高を増やすには規制自己資本を保持する必要がある。中立では10年の普通株帰属利益累計約76億ドルのうち、約47億ドルを配当と正味の自社株買いに回し、残りを信用成長の元手として残す。ROEが11%前後で維持されるなら、この再投資には資本コストを超える意味がある。

最も警戒したいのは、貸出の成長だけを成功と取り違えることだ。高い利ざやを得ても、数年後の担保処分でその利益が消えれば、株主価値は増えない。OZKの価格には不動産不安が織り込まれていると考えるが、それを理由に信用リスクを無視しない。信用が正常化してCIBの融資品質も証明されれば、長期保有の魅力は高い。反対に担保評価への信頼が崩れるなら、株価の安さだけでは保有を正当化できない。

何で稼ぐ会社か

収益の中心は、貸出金から受け取る利息と、預金者などへ支払う調達費用との差である。2025年の貸出残高は約323億ドル、純金利収益は約15.9億ドルだった。銀行には会計上の独立した利益セグメントがないため、ここでは実際の融資チーム別残高を使い、RESG、CIB、コミュニティ銀行、間接消費者金融、証券運用・手数料の5つに分けて事業を理解する。

RESGは全米の集合住宅、オフィス、ホテル、複合施設、ライフサイエンス物件などの開発資金を融資する。担保評価、スポンサーの資金力、開発完了後の売却や借り換えを審査する専門部署であり、単なる一般住宅ローンではない。2025年末の貸出残高は約176億ドルで、会社の最大の収益源だった。2022年の大型融資が返済期を迎え、2026年は新規融資より返済が多い。

CIBは企業、買収ファンド、資産担保融資、ファンド金融、設備金融、金融機関向け融資などを扱う。2025年末の残高は約53億ドルだったが、2026年9月末には約86億ドルに増えた。コミュニティ銀行は南部の店舗網を通じて、中小企業、住宅、農業、地域の不動産事業者に貸す。間接消費者金融は販売店経由のRV、ボートなどの担保付きローンであり、2026年10月からパワースポーツにも対象を広げている。

預金、国債・地方債などの有価証券運用、信託、資金管理、融資関連手数料がこれらを支える。2026年9月末の預金は約348億ドルで、268拠点の店舗網を持つ。ただし無利息預金は全体の約11%にすぎず、定期預金の割合が高い。技術投資やAIは審査・事務の効率化に役立つが、この銀行の本業は資金と信用リスクの引き受けであり、人月販売や席課金ソフトのAIエージェント代替型には当たらない。

優良さと弱いところ

最大の強みは、長年培った不動産開発融資の審査能力である。大規模な建設案件では、開発事業者の実績、融資条件、担保評価、工事進捗、出資者の追加資金能力まで判断する必要がある。こうした知識と顧客関係は簡単にはコピーできない。会社によれば、上場後29年間、貸倒償却率は毎年米銀全体を下回ってきた。

費用の管理にも実績がある。2026年7〜9月期の経費率は39.9%で、業界上位1割の低い経費率を24年続けてきたという。純金利マージン4.24%はM&Tバンクの3.65%、PNCの2.94%を上回る。しかしこの差は預金が圧倒的に安いからではなく、高利回りの不動産融資に頼る部分が大きい。高い利ざやと大きな信用リスクは切り離して評価できない。

堀、つまり競合が簡単に奪えない利益の源泉は存在するが、強い独占力ではない。預金金利は顧客が比較でき、大手銀行の資金調達力と店舗規模には勝ちにくい。2017年から2025年にかけて純利益は約4.2億ドルから7.2億ドル、自己資本は約34.6億ドルから61.3億ドルへ増えた。増分利益を増分資本で割った粗い代理指標は約11%で、資本コストを上回るものの、金利環境の変化を含むため純粋な増分ROEとは言えない。

もう一つの強みは、2026年9月末に預金の81%が預金保険で保護されるか担保で裏付けられていたことである。一方、RESGで実際に差し押さえた資産は増えており、過去の審査実績だけで将来の貸倒を否定できない。筆者は専門融資の堀を認めるが、普通の地方銀行より少し強い程度と評価する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の銀行市場は巨大で、成長も続く。FDICの2026年4〜6月期統計では保険対象銀行の資産は約26.5兆ドル、商業用不動産融資は約3.1兆ドル、建設・土地開発融資は約4,535億ドルだった。OZKのRESG残高約176億ドルは広義の不動産融資市場の約0.6%に相当する。ただし民間信用ファンドなど銀行外の融資もあるため、実際の競争市場での比率はさらに小さい。建設・土地開発の銀行融資に限れば、OZKの同分類の残高約78億ドルは市場の約1.7%である。

法人融資では、米国の商工業向け貸出残高は2026年9月に約3兆ドルある。OZKのCIB残高はその約0.3%にすぎず、競合のJPモルガン・チェース、PNC、M&T、ウェルズ・ファーゴ、民間信用ファンドから少しずつ案件を獲得する余地はある。RV金融では2025年に業界団体の調査参加金融機関だけで約10.4億ドルではなく104億ドルの新規個人向け融資があり、年間実行額とOZKの既存残高は直接比較できない。個人向け市場の正確な残高シェアは公開資料だけでは確定できない。

商業用不動産の循環はまだ終わっていない。オフィス需要の変化、建築費、長期金利の上昇により、一部の物件は完成しても期待した賃料で埋まらない。2026年9月末のOZKの差し押さえ資産は約4.2億ドルへ増えた。生命科学向け物件では再鑑定によって融資額対担保価値比率が大幅に上がった例もあり、担保の安全性を一律に考えることはできない。

10年の銀行業界全体では、名目貸出残高の年5%前後の増加を基本に考える。物価3.5%が名目残高を押し上げ、実質の信用需要は緩やかな拡大にとどまるだろう。OZKはCIBを育てることで業界より速く成長する可能性があるが、RESGの縮小と預金競争を差し引く必要がある。長期のシェア拡大は融資額だけではなく、貸倒後にも利益が残ることが条件である。

資本政策と M&A

資本配分の歴史には評価できる面が多い。2016年にはコミュニティ・アンド・サザンとC1フィナンシャルを買収し、ジョージア州とフロリダ州の預金・店舗網を広げた。その後は大型買収に頼らず、RESGの専門融資を成長させた。買収のれんは2025年末に約6.6億ドル残るため、普通株の有形資本と区別する必要がある。

2021年に始めた自社株買いでは、2026年10月前半までに約9.7億ドルを投じ、2020年末の発行株式の約17.9%に相当する株数を買い戻した。配当は65四半期連続で増額されている。2026年7月から2027年7月までの自社株買い枠は2億ドルである。ただし枠は義務ではなく、銀行の規制資本と新規融資の機会に応じて執行される。2025年には普通株配当約2億ドルと自社株買い約1.45億ドルを実行したが、長期の還元は株式報酬による希薄化を控除した正味額で評価する。

会社は2027年の貸出増加率を10〜12%と見込み、純金利収益は2026年比で数%の増加を想定する一方、預金コストと経費の上昇も予想している。これは10年の保証ではない。2026年9月末のCET1比率は推定11.44%で、規制上の十分な資本水準を上回る。優先株約3.39億ドルには年4.625%の配当があり、普通株の利益と自己資本から分けて評価する。将来の買収は可能性として考えるが、合意済みの大型買収や非公開化は確認されておらず、数字に加算しない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この銀行の歴史は、難しい信用市場でも高い収益を生む専門性の蓄積である。貸倒償却率が長年業界を下回り、純金利マージンが2026年にも4%を超えている事実は偶然ではない。高い案件審査能力と低い経費率を組み合わせることで、大手銀行が積極的に引き受けない複雑な融資から利益を得られる。2026年の商業用不動産問題も、貸倒引当を積みながら全体の銀行経営を揺るがさずに乗り越えつつある。

新しいCIBは、2025年末の約53億ドルから2026年9月末の約86億ドルまで成長した。担当者も2023年末の18人から2026年9月末には133人へ増えた。これは買収による見かけの成長ではなく、営業と審査能力を新しい領域へ広げた成果だ。2027年にCIBがRESGを抜けば、集中規制からの自由度が増し、より多くの案件を選べる。

南部の預金店舗網も拡大し、預金の大部分は保険か担保で保護されている。景気が悪い時に資金調達が止まらないことは専門融資銀行にとって重要だ。2021年以降の自社株買いと増配は、経営陣が株主の取り分を意識している証拠でもある。10年後にはRESGの回復とCIBの拡大が重なり、銀行全体の利益が現在の約2倍になる余地がある。大規模な買収を必要とせず、自前の成長だけで資本効率を維持できる点を高く評価する。

慎重な見方

不動産開発融資の高い利ざやは、信用リスクを引き受けた対価である。完成後の賃料や売却価格が予想を下回れば、融資当初の担保評価には意味がなくなる。2026年にはRESG残高が減る一方、差し押さえ資産が4.2億ドルへ増えた。延滞貸出が減ったことも、一部の問題融資が銀行保有の不動産へ移った結果を含む。問題が解消したと見るのは早い。

特にオフィスとライフサイエンス物件の需給は読みにくい。2026年7〜9月期の再鑑定では、大型のライフサイエンス融資でLTVが50%程度から68%程度へ悪化した例がある。今後さらに担保価値が下がれば、資本を削る損失が発生する。未実行融資約180億ドルも、すべてが利益になる保証ではなく、融資実行と信用リスクの追加を伴う。

預金基盤にも弱さがある。無利息預金は全体の約11%で、定期預金が過半を占める。2026年9月期に預金コストは上昇へ転じ、会社は2027年の純金利マージンに下押し圧力があると説明した。OZKほど専門融資に依存しないPNCやM&Tは、決済、法人取引、資産運用などの収入源が厚い。CIBが成長しても、この事業には長期間の貸倒実績がない。融資を急増させた後に信用問題が現れる危険もある。

さらに、1979年から経営を率いるジョージ・グリーソン氏への依存が大きい。後継者が従来の融資規律を守れる保証はない。もし不動産の損失と新しい法人融資の損失が重なれば、株主資本は残っても、その資本で十分な利益を稼げない銀行になりうる。

どちらに重みを置いたか

事業の存続と長期の利益成長については前向きな根拠がある。ただし現在は、過去の強みであるRESGの縮小と、新しいCIBの急拡大が同時に進む転換期だ。信用の質をまだ十分に検証できないため、楽観・やや楽観の合計30%に対して、やや悲観・悲観は37%とした。

中立の実現可能性は最も高いと見る。高い利ざやと費用管理の能力が残れば、CIBへの転換が進んでもROEは資本コストを上回る。確率加重の現在価値は約75億ドルで、基準時価総額に対し約36%の余裕がある。慎重な確率配分でも割安という結論だが、信用の悪化を確認した場合には、この評価を速やかに見直す必要がある。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 96.81 ドル106 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 40.77 ドル45 億ドル)。 今の値に割り戻すと 68.65 ドル75 億ドル、今との差 +35.5%、 期待の年率 +13.0%(資本コスト 8.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 190.06 ドル208 億ドル 65.81 ドル72 億ドル +405.2% +21.9% 25.59 ドル28 億ドル
やや楽観 20% 151.11 ドル165 億ドル 58.50 ドル64 億ドル +313.8% +19.1% 41.92 ドル46 億ドル
中立 33% 102.21 ドル112 億ドル 42.96 ドル47 億ドル +186.6% +13.8% 47.90 ドル52 億ドル
やや悲観 23% 46.07 ドル50 億ドル 28.33 ドル31 億ドル +46.9% +5.0% 17.11 ドル19 億ドル
悲観 14% 23.31 ドル26 億ドル 12.80 ドル14 億ドル −28.7% −4.0% 5.05 ドル6 億ドル
加重平均100% 96.81 ドル106 億ドル40.77 ドル45 億ドル +171.6% +13.0% 137.58 ドル151 億ドル

今の株価時価総額 50.65 ドル55 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 楽観:RESGが回復し、CIBも全国で存在感を高める 利益 15 億ドル · PER 13.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 190.06 ドル208 億ドル

不動産開発の資金調達環境が正常化し、RESGの新規融資が回復する。全国の銀行CRE残高が実質で緩やかに成長するなか、OZKは高品質な案件でシェアを維持・拡大する。RESGの実質融資残高は215億ドルに達し、従来の専門審査能力によって高い利回りを守る。

CIBは2027年にRESGを抜いた後も成長し、実質残高140億ドルとなる。PNCやM&T、大手信用ファンドが競う市場でも、融資の専門部署と取引先との関係を育て、手数料も増やす。コミュニティ銀行と間接消費者金融も南部の人口流入と新商品によって市場よりやや速く伸びる。

信用損失は正常化し、管理費用の伸びも収益の伸びを下回る。税引前利益は19.6億ドル、普通株帰属純利益は15.2億ドルとなる。景気後退が一度あっても、その後の利益回復が速く、10年間の純利益累計は約118億ドルに達する。自己資本の増加と72億ドルの正味還元を両立し、ROEは約14.6%となる。大型買収に依存しない有機的な成長が、株主価値を支える。

  • 不動産専門融資(RESG):数量 215(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.12(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 25 億ドル・営業利益 8 億ドル。建設・開発市場が回復し、専門融資の高い利ざやを維持。
  • 法人・機関投資家向け融資(CIB):数量 140(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 15 億ドル・営業利益 5 億ドル。大手銀行と信用ファンドからシェアを獲得し、手数料も伸びる。
  • コミュニティ銀行・地域融資:数量 72.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 8 億ドル・営業利益 2 億ドル。南部の人口流入と店舗拡大で地域の実質貸出が増える。
  • 間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ):数量 63.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。RV・船舶・パワースポーツの担保付き金融が広がる。
  • 証券運用・預金決済・信託などの手数料:数量 77.0(実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む))→ 売上 8 億ドル・営業利益 2 億ドル。運用資産と決済・信託の手数料が増加する。

倍率:資本コストk=8.75%、普通株帰属ROE=15.2÷104=14.62%、長期g=4.0%。gは米国信用市場の実質数量成長約0.8%、OZKの持続的なシェア増加約0.2%、名目価格上昇約3.0%の合計を考える。堀は普通で残存割合1/2、RONIC=11.68%。正当化PER上限は10年目利益基準で14.40倍となる。専門融資の品質改善と規模効果を評価し上限の約95%である13.68倍を採用。純利益は優先配当控除後のGAAP利益。余剰現金は銀行に必要な流動性のため分離しない。

確率:専門融資の強さと法人融資の拡大が両立し、信用損失が平準化する筋書き。CIBの急成長は既に実績があるが、10年間の高い収益性まで確認できる確率は限定的とした。

やや楽観 20% やや楽観:法人融資への転換が進み、高収益を維持する 利益 13 億ドル · PER 12.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 151.11 ドル165 億ドル

RESGの大規模返済は2027年まで続くが、その後は新規開発案件が増え、実質融資残高は192億ドルまで回復する。高利回りを維持できる案件を選ぶ姿勢は変わらず、物件担保価値の大幅な悪化も繰り返さない。CRE融資への依存は過去の高水準へ戻らない。

CIBは資産担保融資、ファンド金融、企業向け融資で取引先を増やし、実質残高125億ドルになる。全国市場でのシェアはなお小さく、PNCやM&Tなどに比べて専門領域へ集中することで成長する。コミュニティ銀行と間接消費者金融も堅実に拡大するが、預金金利の競争は続く。

費用率は緩やかに改善し、信用費用も通常の景気循環の範囲に収まる。2035年の純利益は13.1億ドル、ROEは13.2%となる。10年間の正味還元は64億ドルで、利益成長に必要な資本も確保できる。高品質な専門融資銀行としての力を維持しながら、収益源の偏りを減らす筋書きである。

  • 不動産専門融資(RESG):数量 192(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 22 億ドル・営業利益 7 億ドル。不動産需要は回復するが、過去の集中水準には戻らない。
  • 法人・機関投資家向け融資(CIB):数量 125(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 13 億ドル・営業利益 4 億ドル。法人融資のシェア拡大と融資関連手数料の増加。
  • コミュニティ銀行・地域融資:数量 68.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。南部の地域貸出が市場よりやや速く成長。
  • 間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ):数量 57.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。販売店網と新商品の拡大を取り込む。
  • 証券運用・預金決済・信託などの手数料:数量 70.0(実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む))→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。資産運用と信託・資金管理手数料が増加。

倍率:k=8.75%、ROE=13.1÷99=13.23%、長期g=3.8%。gは実質の銀行信用需要約0.4%、シェア増約0.1%、名目価格約3.3%を合算する。普通の堀でRONIC=10.99%、10年目利益基準の正当化PER上限は13.72倍。新規CIBの信用実績が十分に長くないことを考慮し、上限の92%である12.62倍。GAAPの普通株帰属利益を使用し、現金を二重計上しない。

確率:CIBの既存の成長実績と、RESGの返済による集中低下が持続する展開。営業拡大は可能性が高いが、信用コストの安定が必要なので楽観より高く中立より低くした。

中立 33% 中立:融資を多様化し、ROE11%台を保つ 利益 10 億ドル · PER 11.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 102.21 ドル112 億ドル

2026年から2027年のRESG返済の山を越えた後、不動産専門融資は緩やかな回復に入る。しかしオフィス開発は戻りきらず、RESGの実質融資残高は2025年並みの175億ドルにとどまる。高い利ざやも預金競争と新規案件の競争で少し縮み、かつての急成長は再現しない。

CIBは2027年にRESGを抜き、その後も広い法人金融市場で取引先を獲得する。実質融資残高は110億ドルとなるが、規模で優位なJPモルガンやPNCの領域を全面的に奪うわけではない。コミュニティ銀行と間接消費者金融は南部の需要を中心に成長し、銀行全体の実質融資残高は緩やかに増える。

2026年の信用問題が一定期間残り、その後も10年間に一度は景気後退が起こる。預金コストが高い状態では利益率を大きく引き上げられず、税引前利益率は約27%へ低下する。2035年の普通株帰属利益は9.8億ドル、ROEは11.3%となる。期間の累計利益約76億ドルから正味47億ドルを還元し、残りを融資成長と規制資本に充てる。事業の堀は残るが、圧倒的な高収益銀行にはならない。

  • 不動産専門融資(RESG):数量 175(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.11(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 19 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質残高は横ばい。物価分の元本増加を金利競争が一部相殺。
  • 法人・機関投資家向け融資(CIB):数量 110(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 11 億ドル・営業利益 3 億ドル。全米法人信用市場でのシェアを拡大するが、利益率は成熟する。
  • コミュニティ銀行・地域融資:数量 64.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。南部の人口と中小企業の実質信用需要に沿う。
  • 間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ):数量 54.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場が成長するが金利と信用コストの競争が利益率を抑える。
  • 証券運用・預金決済・信託などの手数料:数量 66.0(実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.09(運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。債券運用と手数料は増えるが、価格決定力は限定的。

倍率:k=8.75%、ROE=9.8÷87=11.26%。長期g=3.5%は物価3.5%、信用市場の実質数量約0.3%、シェア成熟による約マイナス0.3%の合計であり、ROEの内部留保率から逆算しない。普通の堀でRONIC=10.01%、10年目利益基準の正当化PER上限は12.82倍。RESGの信用循環とCIBの利益実績の短さを考慮し、上限の約89%である11.41倍とする。銀行の純利益は優先株配当を控除した普通株帰属GAAP利益で、余剰現金の上乗せはない。

確率:会社の2026年時点の事業構成転換と、業界の長期成長が最も自然に続く筋書き。RESG縮小の影響を認めながら、CIBと地域融資が十分に補うと考える。

やや悲観 23% やや悲観:預金調達コストと信用損失が高止まりする 利益 6 億ドル · PER 9.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 46.07 ドル50 億ドル

不動産市場の回復が遅れ、RESGの融資残高は実質140億ドルまで縮む。完成したオフィスやライフサイエンス施設が想定どおりに売れず、担保処分の損失と維持費用が数年間続く。新規の専門融資でも資金提供者が増え、以前ほど高い金利を確保できない。

CIBは成長するものの、実質融資残高90億ドルで伸びが鈍る。大手銀行と民間信用ファンドが低いスプレッドで案件を獲得し、OZKは収益性の高い案件を厳選せざるを得ない。地域融資と消費者金融も伸び悩み、預金は高金利商品へ流れる。銀行の利ざやと費用率が同時に悪化する。

2027年から2030年にかけて通常より重い貸倒費用が発生し、10年間の累計利益は約50億ドルにとどまる。2035年の税引前利益は7.2億ドル、普通株帰属利益は5.6億ドルとなる。ROEは約7.3%まで低下し、資本コストを下回る。配当と自社株買いは縮小され、10年間の正味還元は31億ドル。専門性は残るが、資本を積み増しても十分な超過利益を稼げない銀行へ変わる。

  • 不動産専門融資(RESG):数量 140(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 13 億ドル・営業利益 2 億ドル。CREの返済・縮小と担保損失で収益性が低下。
  • 法人・機関投資家向け融資(CIB):数量 90.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.09(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 8 億ドル・営業利益 2 億ドル。大手銀行と信用ファンドの競争で利回りが下がる。
  • コミュニティ銀行・地域融資:数量 58.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.09(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。地域経済の停滞と預金コスト上昇が響く。
  • 間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ):数量 46.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.10(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。消費者信用と担保価格の悪化で貸倒費用が増える。
  • 証券運用・預金決済・信託などの手数料:数量 61.0(実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.09(運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。証券運用収益は残るが、調達コストと経費負担が重い。

倍率:ROE=5.6÷77=7.27%でk=8.75%を下回る。長期gは名目3.0%とし、物価3.5%から実質融資シェア低下約0.5%を差し引く。新規投資が資本コストを稼げないためPER上限は1÷k=11.43倍。信用損失の継続と経営の不確実性を考慮し、利益の約9.0倍で評価する。時価総額50.4億ドルは稼ぐ力5.6÷0.0875=64億ドルを下回り、資産床37億ドルを上回る。過去のPBRの谷は根拠に使わない。

確率:RESGの担保問題が長引き、CIBへの転換でも高い利ざやを維持できない筋書き。2026年の差し押さえ資産増加と預金コスト再上昇を踏まえ、一般的な銀行の景気後退より確率を厚くした。

悲観 14% 悲観:CREの損失が資本を傷め、低収益銀行に転落する 利益 2 億ドル · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 23.31 ドル26 億ドル

不動産開発の弱い状態が長く続き、スポンサーや出資者の追加資金が尽きる。RESGの融資残高は実質95億ドルへ縮小し、担保処分と損失が収益を吸収する。金利を高く設定しても、損失を差し引けば融資の超過収益は残らない。過去に強みだった専門融資の堀は、資本を十分に稼げる能力としては失われる。

CIBでも、急成長期に組成した法人・ファンド関連融資の一部が傷む。大手銀行や信用ファンドとの競争で、採算の悪い案件を避ければ貸出は伸びない。コミュニティ銀行の預金調達費用が高いまま、消費者金融も担保価値の下落に苦しむ。規制当局の監視が強まり、貸出成長と自社株買いを抑制する。

2028年から2030年ごろに税後で累計約20億ドルの追加信用損失が発生する。その他の年度の利益合計約45億ドルで吸収しても、期間の純利益累計は約25億ドルにとどまる。2035年の純利益は1.6億ドル、ROEは約2.3%。配当を大幅に抑え、10年間の正味還元は14億ドルとなる。普通株の会計上の資本は残るが、ROEが資本コストを大きく下回るため、その全額を市場価値として認められない。銀行の存続を前提にしつつ、信用資産の回収可能額が評価の中心となる。

  • 不動産専門融資(RESG):数量 95.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.08(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。担保処分・信用費用が金利収益を侵食し、実質赤字化。
  • 法人・機関投資家向け融資(CIB):数量 65.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.08(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。急成長した融資の信用損失と競争で利益が減る。
  • コミュニティ銀行・地域融資:数量 47.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.08(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。預金コスト高止まりと地域の信用収縮。
  • 間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ):数量 35.0(実質貸出残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.09(貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。消費者ローンと担保中古価格の悪化。
  • 証券運用・預金決済・信託などの手数料:数量 52.0(実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル))× 価格 0.08(運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。預金流出と債券運用損、共通経費が利益を圧迫。

倍率:普通株帰属ROEは1.6÷69=2.32%でk=8.75%を大きく下回る。長期gは、物価上昇3.5%に対し市場シェア縮小と利ざや低下が年約2.5%相殺するため名目1%。継続利益の資本還元価値は1.6÷0.0875=約18.3億ドルだが、現時点の資産を回収する経済価値の推定25.5億ドルの方が大きい。そこで床25.5億ドルを採り、検査上の基準となるFY2025末の総自己資本61.3億ドル(優先株を含む)に対する表示上のPBR0.416倍とする。61.3×0.416=約25.5億ドルであり、2035年の自己資本69億ドルに掛ける倍率ではない。過去の市場PBRではなく信用資産の税後回収価値が根拠である。

確率:オフィス・ライフサイエンスなどの担保損失が広がり、CIBにも信用問題が及ぶ複合的な失敗。過去の貸倒管理は優秀だが、融資先の集中と新事業への急転換を考慮し、低すぎない14%を割り当てる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

不動産専門融資(RESG)

全米の大型商業用不動産・集合住宅・建設開発案件へ融資する。高い貸出利回りと専門審査能力が利益の源泉であり、担保価格と借り換え環境が信用損失を決める。

数量実質貸出残高(2025年購買力・億ドル)価格貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む)売上営業利益
今 2025/12 176 0.08 14 5
10 年後 中立 175 0.11 19 5

取り方:2025年末のRESG融資残高175.82億ドルは会社のFY2025決算説明資料から取得。全社平均貸出利回り7.70%に対し、建設・開発案件の相対的な高利回りを考えて8.0%とする推定で、セグメント別の実績金利ではない。2025年の新規案件約50.3億ドルと返済約72.4億ドルも会社開示で確認。銀行は事業チーム別の税引前利益を開示していないため、資金調達費・信用費用・共通経費を配賦した推計とする。米国の商業用不動産銀行貸出約3.1兆ドルと比較した残高比率は約0.6%。将来の数量は物価分を除いた実質融資残高とし、価格側に名目元本への換算指数と貸出利回りを含める。

法人・機関投資家向け融資(CIB)

企業融資、資産担保融資、買収関連融資、ファンド金融、設備金融、金融機関向け融資を担う。RESGに代わる成長の柱として人員と商品を増やしている。

数量実質貸出残高(2025年購買力・億ドル)価格貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む)売上営業利益
今 2025/12 52.5 0.07 4 1
10 年後 中立 110 0.10 11 3

取り方:2025年末のCIB貸出52.53億ドルは会社決算資料。全社平均貸出利回り7.70%から、法人融資の競争と商品構成を反映して7.0%を推定する。2026年9月末には残高86.3億ドル、貸出構成比25.3%、CIBの人員は133人へ増加。法人融資の全国市場はFRBの2026年9月統計で約2.96兆ドルで、CIB残高の単純比較シェアは約0.3%。ただしファンド金融などは一般的な商工業融資の統計と完全には一致しない。営業利益は資金調達・引当・人件費を配賦した推計であり、会社開示のセグメント利益ではない。

コミュニティ銀行・地域融資

南部の店舗網を通じた中小企業、住宅、農業、地域開発、一般消費者向け融資を担う。預金者との継続的な関係が事業の基盤となる。

数量実質貸出残高(2025年購買力・億ドル)価格貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む)売上営業利益
今 2025/12 52.5 0.07 4 1
10 年後 中立 64.0 0.10 6 2

取り方:会社決算資料による2025年末のCommunity Banking残高52.45億ドル。中小企業・農業・住宅・地域不動産融資の混合なので、全社の貸出利回りを参考に7.1%を仮定する。競争市場は南部6州を中心とする地域貸出であり、全国の銀行貸出約13兆ドルに対する比率は0.1%未満。市場を全国一律に獲得できるわけではないため、実質数量の増加は店舗拡大と営業地域の経済成長に限定する。利益は共通費用と預金調達費を配分した推定。

間接消費者金融(RV・船舶・パワースポーツ)

RVや船舶の販売店を通じた担保付き個人ローンを全国で提供する。新たにパワースポーツ金融へ広げるが、景気後退時には担保の中古価格と延滞率が重要になる。

数量実質貸出残高(2025年購買力・億ドル)価格貸出残高あたり年間受取利息相当率(将来は名目元本への物価換算を含む)売上営業利益
今 2025/12 42.4 0.08 3 1
10 年後 中立 54.0 0.10 5 1

取り方:2025年末の間接消費者融資残高42.38億ドルは会社資料による。7.75%は全社平均利回りと消費者ローンの信用リスクを参考にした推定。RV業界団体の2025年調査では、参加金融機関による個人向けRV新規融資は約104億ドル、約22万件。調査対象は市場の約8割であり、ボート等を含むOZKの既存貸出残高とは単位が異なるため、この値から市場シェアを直接算出しない。2026年9月末の残高は45.6億ドルで、同年10月からパワースポーツ金融を開始。利益は貸倒費用・調達費用の配賦後の推計。

証券運用・預金決済・信託などの手数料

預金で調達した資金の一部を有価証券や銀行間預け金で運用し、信託、融資事務、決済、資金管理などの手数料も得る。預金コストの全社配賦を伴う補助的な収益源。

数量実質の平均有価証券・銀行間預け金残高(2025年購買力・億ドル)価格運用残高に対する利息・各種手数料の総合収益率(将来は名目価格換算を含む)売上営業利益
今 2025/12 49.7 0.07 3 1
10 年後 中立 66.0 0.09 6 2

取り方:FY2025決算の平均有利息預け金21.19億ドルと平均有価証券28.54億ドルを合算。これらの利息収入約1.95億ドルと非金利収入約1.36億ドルの合計を残高49.73億ドルで割ると約6.64%。非金利収入の一部は本来融資部門に帰属するが、二重計上を避けるためここに集約する。価格は純粋な債券利回りでなく、付随する手数料の収益率を含む。FY2025全社の総収入約28.0億ドルと税引前利益約9.3億ドルに合わせるため、部門別の調達費用と共通費用は配賦推計として扱う。

リスクと懸念

商業用不動産と建設開発融資の信用損失

RESGの融資は大型の不動産開発案件に偏りやすく、借り手が完成物件を売却・借り換えできなければ損失が生まれる。2026年9月末の差し押さえ資産は約4.2億ドルで、2025年末の約0.61億ドルから増加した。オフィスやライフサイエンス施設の担保評価が悪化すれば、過去の低い貸倒率では測れない規模の損失が発生しうる。

預金コストの上昇と利ざやの縮小

2026年9月末の無利息預金比率は約11%にすぎず、定期預金が過半を占める。短期金利が高い状態では預金者が高利回り商品へ移りやすく、預金コストは下がりにくい。会社自身が2027年の純金利マージンには下押し圧力があると説明している。貸出利回りと預金コストが逆方向に動けば、信用損失が増えなくても利益は減る。

CIBの急成長と未検証の貸倒実績

CIBの貸出は2025年末約53億ドルから2026年9月末約86億ドルへ拡大した。企業、ファンド、金融仲介業者への融資は、不動産融資とは違う信用リスクを持つ。2026年9月末までの延滞・貸倒実績が良好でも、新規に組成した融資が本格的な景気後退を経験していないことを忘れてはいけない。融資量だけが伸びれば、数年後に引当と損失が追いつく可能性がある。

債券の含み損と流動性

2026年9月末の売却可能有価証券は約43.6億ドル、平均デュレーションは約7年である。2026年7〜9月期には債券価格の下落によってその他包括利益に大きな損失が生じ、帳簿の普通株自己資本が前期末より減った。長期金利が高止まりしても満期保有なら直ちに損失とは限らないが、預金流出で売却を迫られれば資本を削る。

経営者への依存と資本配分

ジョージ・グリーソン氏は1979年以来経営を率いており、独自の信用審査文化と資本配分に深く関わってきた。後継経営陣が同じ規律を保てるかは未確認である。銀行買収、店舗拡大、新しい貸出商品への投資は成長を生むが、利益率が資本コストを下回るなら価値を減らす。優先株は普通株より先に配当を受けるため、普通株主の利益の取り分も区別する必要がある。

規制資本と未実行融資の負担

銀行の貸出増加は規制自己資本の積み増しを伴う。2026年9月末の未実行融資枠は約180億ドルで、将来の融資収益の候補であると同時に、実行時には信用リスクと資金需要を増やす。商業用不動産の集中規制や自己資本規制が強まれば、予定する成長や自社株買いが難しくなる。大きな貸出枠を、そのまま株主価値として数えることはできない。

デジタル競争・AI・サイバーリスク

銀行の中心価値は信用判断、預金、貸出と規制への対応であり、AIエージェントが銀行業務全体を直接代替する構造ではない。しかしAIを使う大手銀行やフィンテックは、与信審査と顧客対応の費用を引き下げる。OZKが技術投資に遅れれば低い経費率の優位が薄れる。サイバー事故や決済停止が起きれば、信用より先に預金者の信頼を失う危険もある。

今後の分かれ目

2027年にCIBの貸出残高がRESGを上回り、CIBの貸倒償却率が低いまま推移したら
融資先の集中が計画どおり下がり、新しい法人融資の品質にも証拠が増える。中立からやや楽観へ見通しを寄せ、CIBの数量成長と持続的なROEを見直す。
純金利マージンが3.9%を下回り、預金コストが2四半期以上上昇し続けたら
高い貸出利回りを預金コストが吸収し、ROE低下の可能性が高まる。中立の融資価格と税引前利益率を下げ、やや悲観の重みを増やす。
差し押さえ資産が5億ドルを超え、CREの貸倒償却が複数四半期にわたり高止まりしたら
不動産融資の担保問題が想定以上に長期化した兆候とみる。RESGの収益性を下げ、信用損失による資本の毀損を再計算し、悲観の確率を引き上げる。
RESGの新規融資実行額が返済額を安定して上回り、担保評価も改善したら
専門融資の需要と競争力が回復している証拠になる。RESGの実質数量と長期の利益率を上げ、やや楽観・楽観の実現可能性を高める。
普通株の有形自己資本利益率が継続して13%以上となり、CET1比率も十分に維持できたら
信用成長と資本効率の両立が確認できる。再投資が資本コストを上回るという判断の確信度を高め、利益ベースの正当化価値を引き上げる。
経営者交代や大型銀行買収の発表があり、与信基準や資本配分方針が変わったら
過去の貸倒実績をそのまま将来へ延長せず、買収による資本消費、のれん、増資の払い込み、信用審査体制を確認する。成立していない買収の利益は事前に合算しない。

見ておくもの

  • RESGの新規融資実行額、返済額、実行済残高、未実行コミットメント、全社貸出に占める比率
  • CIBの残高成長率、融資案件の業種分散、延滞率、貸倒償却率、担当人員の増加
  • 純金利マージン、貸出利回り、有利子預金コスト、無利息預金比率、定期預金比率
  • 商業用不動産の担保再鑑定LTV、差し押さえ資産、信用損失引当金、30日以上延滞
  • CET1比率、有形普通株自己資本比率、普通株配当・自社株買いと正味発行株式数
  • 2027年の貸出増加率10〜12%という会社見通しと、純金利収益・経費の実績との差
  • ジョージ・グリーソン氏の後継体制、銀行買収方針、CRE集中規制と資本規制の変更

倍率と資本コストの決め方

2025年の貸出チーム別残高、貸出利回り、証券運用、手数料を起点に、実質数量と名目価格を分けて2035年の利益を推計した。現在の株価や市場PERを将来倍率の根拠には使っていない。中立では普通株帰属ROE11.26%、k8.75%、長期g3.5%、堀の残存割合1/2からRONIC10.01%を求め、10年目利益基準の正当化PER上限12.82倍の約89%を採用した。悲観側ではROEが資本コストを下回るため、利益の稼ぐ力か税後の資産回収額を超えない。銀行の現金は預金と規制流動性に対応するため余剰現金として分離していない。2026年9月末の普通株自己資本を開始点とし、優先株を除いて利益と還元を繰り越した。最終的な確率加重現在価値は約75.1億ドル、台帳による時価総額約55.4億ドルとの差は約+35.6%となり、結論は割安である。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%+事業品質0.75%=8.75%。大手総合銀行より不動産信用循環と新規法人融資への依存が強いため、同じ地方銀行領域の中でもやや高く評価する。RESG個別案件の損失や経営者交代は資本コストへさらに加算せず、悲観の内容と確率で表現する。存続そのものが危険な状態ではないためdistress上乗せは0。

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割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 英国の預金基盤と米英の市場業務が収益を支える。信用循環と資本規制を織り込んでも、10年価値には厚い安全域がある 本質価値との差 +76.1% · 10 年 割安(年 +16.2%) 割安 ウエスタン・ユニオンWU 現金受取の送金網には寿命があるが、手数料の堀は薄い。減配と競争を重く見込んでも、残るオーナー利益に対して割安 本質価値との差 +74.3% · 10 年 割安(年 +17.9%) 割安 SLMSLM 民間学生ローンで首位の集客力は強い。信用損失と売却益の不安定さを割り引いても、10年の株主価値は割安圏にある 本質価値との差 +70.8% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 アメリプライズ・ファイナンシャルAMP 資産残高に連動する助言と運用で ROE 50% 超を稼ぐ優良会社。利益ベースの倍率で測っても、値段は割安 本質価値との差 +63.9% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 シンクロニー・ファイナンシャルSYF 小売の提携で貸す米最大級のカード会社。貸倒れの循環と提携先の更新が悲観の核だが、利益ベースの式で出しても価値は今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 NWGNWG 英国の預金と法人取引に堀があり、買収後の運用事業も伸びる。信用循環を厚く見積もっても10年価値に安全域がある割安株。 本質価値との差 +58.6% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 イタウ・ウニバンコ・ホールディングITUB ブラジル最大の民間銀行として堀は厚いが、政治と金融技術の競争には注意が要る。10年の本質価値は基準時価総額を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +55.0% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 FUTUFUTU 海外展開と高い資本効率に成長余地が残る。中国規制と手数料低下は重いが、10年の期待価値は現在の時価総額を上回り、割安とみる。 本質価値との差 +48.1% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 グローブ・ライフGL 代理店網の高い利益率で堅く稼ぐ。空売り報告と調査は終結、代理店の減少が焦点。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率でも、10 年の価値は今の時価総額を大きく上回る 本質価値との差 +47.8% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ライアン・スペシャリティ・ホールディングスRYAN 難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。 本質価値との差 −53.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. Bank OZK 2025 Annual Report・Form 10-K(2026年2月提出、事業構成・財務・信用リスク)
  2. Bank OZK 2026年第3四半期 Management Comments(2026年10月20日、最新業績・融資構成・経営見通し・資本還元)
  3. FDIC Quarterly Banking Profile・2026年第2四半期、FRED公開表(銀行業界市場規模・信用市場)

分析日 2026-10-23