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ライアン・スペシャリティ・ホールディングス RYAN

難しい保険をつなぐ強い販路を持つが、重い買収負債と二種類の持分を織り込むと、10年のオーナー価値には大きな安全域がなく「割高」と判断する。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)20.29 ドル25 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)43.8 ドル55 億ドル差 −53.7%
10 年後から見ると 割高 価値 20.29 ドル25 億ドル · 差 −53.7% · 期待の年率 −0.3%
期待の年率リターン(10 年)−0.3%資本コスト比 −8.8 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ライアン・スペシャリティは、普通の保険会社が扱いにくい危険を専門に流通させ、保険会社に代わって引受判断まで行う仲介会社である。事業の伸びは確かだが、筆者の結論は「割高」である。全社の経済持分を含む時価総額と、上場クラスA株の台帳時価総額を混同すると、この結論は正反対になってしまう。

2025年は委任引受の買収が寄与し、手数料収入の構成が大きく変わった。2026年4〜6月期もオーガニック増収率6.7%を保ったが、財物保険の料率低下と賃金上昇で調整後利益率は前年を下回った。会社は2026年の基調増収を一桁台半ばと案内し、利益率の見通しを下方修正した。10月29日に予定される7〜9月期の発表は、評価基準日の時点ではまだ出ていない。

長く生き残る理由は、保険を引き受ける会社と販売する代理店の双方に、専門人材と引受能力をまとめて提供できるからだ。とくに特殊な賠償責任や災害危険は、単純な画面操作だけでは条件を決められない。ただし買収で得た引受権限や営業人材は、借金の返済を伴う資産であり、永遠に無料で成長するものではない。

10年の確率加重価値は会社全体で約54億ドルとみる。2026年10月23日の全種類持分ベース約112億ドルに対し約52%低い。添付の125百万株だけで測る約55億ドルはクラスAの一部分にすぎず、これを全社の利益と比べて割安とするのは誤りだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で問うべきことは、10年後も代理店と引受会社がこの仲介網を必要とするかである。災害の場所、契約の特約、事故の責任範囲が異なる保険では、信頼できる専門家が条件を組み立てる価値が残る。3万5000超の代理店との関係が簡単に消えるとは思わない。だから事業の寿命は長いとみる。

ただし、継続する事業が必ず良い投資になるとは限らない。利益を再投資しても、買収のたびに高いのれんを払い、その償却と借入金利が株主の取り分を減らすなら、成長は資本を食う。2025年の自由現金収支は大きいが、連結キャッシュフローをすべてA種株主のオーナー利益とみなすことはできない。少数持分への配分、税金受取契約、更新投資と買収の必要額を先に差し引く。

値段の安全域も重視したい。2026年の上半期まで本業の基調成長は健在だが、財物の価格は弱く、AIで小口取引が省かれる道も開いた。筆者は、難しい保険の相談相手としての強さを認めつつ、世界的な仲介網を持つ競合と同じ確実性までは認めない。

とりわけ持分構造が決定的である。クラスAの上場株数だけから得た時価総額と、クラスB保有者も含む全社の利益を直接比べると、取り分を二重に受け取った計算になる。全株主の現金受取権に直して考えると、優れた事業を所有することと、今の水準に十分な安全域があることは別の話になる。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は三つの専門業務に分かれる。卸仲介のRTスペシャリティは、一般の代理店が自力で引受先を見つけにくい建物、サイバー、役員責任、輸送などの危険を保険会社へ持ち込み、成立した保険料から手数料を受け取る。2025年の手数料は約16.0億ドルで、三事業の中では最大である。保険の損失そのものは原則として保険会社が負う。

小口の委任引受は、保険会社にあらかじめ任された範囲で、定型の小口契約を素早く審査して引き受ける。手数料は約3.7億ドルで、保険料の金額より契約処理の速さが競争を分けやすい。一方、引受管理のライアン・スペシャリティ・アンダーライティング・マネジャーズは39のMGA・MGUなどを通じ、専門商品を設計し、価格と引受条件を決める。こちらの手数料は約10.2億ドルで、近年の買収の受け皿になっている。

両方の委任引受事業が管理する保険料は2025年に100億ドルを超え、取扱商品は300超となった。卸仲介側にも約700人の生産者がいて、3万5000超の小売保険仲介先と350超の保険会社につながる。保険料を一時的に預かって得る運用収入もあるが、その預り金は顧客や保険会社の金であり、株主が自由に使える現金ではない。

ここで売っているのは人月やソフトの利用席ではない。AIエージェント代替の定型区分には三事業とも直接は当たらないが、小口契約の審査、見積り、照合は自動化される。失われるのは事務作業の対価より、代理店と引受会社の間に入る必要そのものになりうる。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社が簡単には奪えない強みは、保険会社の引受能力と小売代理店の流通網を同時に持つ点にある。全米の代理店網が案件を呼び込み、案件が多いほど保険会社は専任の引受枠を提供しやすくなる。2025年の生産者の在籍維持率は96%で、過去数年も96%以上だった。特殊な危険を扱う人材の引き留めが、新しい商品を生む土台だ。

利益の再投資先は、専門人材の採用、独自の引受プログラム開発、既存MGAの買収である。生産者が入社から二年ほどで報酬を超える売上を生む実績は魅力的だが、会社全体の増分投下資本利益率をそのまま意味しない。2024年以降に買収額と負債が膨らんだ一方、GAAPの利益は償却と利息に削られている。買収資産を含む真の増分ROICが8%台の資本コストを安定して超えるかは、まだ立証不足である。

値決め力も無制限ではない。手数料は通常、保険料の一定割合で動き、財物保険の価格が下がれば仲介収入も細る。2026年には代理店が一部の財物保険を直接引き受け先へ回す動きまで現れた。既存の関係を守る力は評価できるが、手数料率自体を毎年物価以上に引き上げた開示は見つからない。

もう一つの弱点は所有構造だ。創業者らのクラスB株は高い議決権を持ち、LLC持分を通じて連結利益の半分以上に権利を持つ。税効果の85%を旧LLC持分保有者へ支払う契約もある。企業としての堀と、上場株主が受け取る経済価値は分けて考える必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の特殊保険E&S市場は、標準的な保険では引き受けられない災害、賠償責任、サイバーなどの危険が増えるにつれて広がった。会社の2025年年次報告は、AMベストの集計として2024年の保険料を約1300億ドルと記す。そのうち約49%が通常の卸仲介、8%が小口委任仲介、23%がMGA・MGU経由だった。この分類は重複や地域差があり、個社の市場占有率は概算にとどまる。

2025年の全米MGA市場は、コニングの広い定義で保険料約1280億ドルに達した。ライアンの委任事業の100億ドル超は、同じ定義で見れば一桁台後半の市場規模に相当するが、海外や再保険を含むため厳密なシェアではない。卸仲介の最も近い競争相手はアムウィンズとCRCグループである。アムウィンズは年間取扱保険料約488億ドルを掲げ、ライアンより大きな流通力を持つ。MGAではブラウン・アンド・ブラウン、ギャラガー傘下のRPSなどとも競う。

足元は価格が下がる局面に入った。2023年から2024年前半まで財物保険が強かった反動で、2025年から2026年前半は新しい引受余力が増え、保険料率が下がった。会社はこの変化によって小売代理店の直結取引も増えたと認める。一方、賠償責任、サイバー、気候関連の危険は複雑になり、専門仲介を必要とする案件も増える。

今後の競争は、保険料そのものの成長だけでは決まらない。市場の保険対象が実質で増える速さと、ライアンが案件や委任引受枠をどこまで取り込めるかが数量を決める。AIが定型見積りを直接結び、保険会社が販売経路を内製化すれば、仲介者に残る手数料は物価ほど上がらない。米国中心の競争から、ロンドン市場を含む世界の引受能力を巡る競争へ移る点も見逃せない。

資本政策と M&A

経営は買収で専門商品を増やすことを優先してきた。2024年にはカステル、USアシュア、イノヴィスクなどを加え、2025年にはベロシティ・リスク、USQリスク、360アンダーライティング、J.M.ウィルソン、スチュワート・スペシャリティを買った。ベロシティ単体でも現金支出は約5.5億ドルだった。委任引受が売上の三分の一を占めるようになったのはこの成果だが、買収のれんと借金も増えた。

2026年上半期にはA種株の自社株買いを約3.0億ドル行い、同年5月に買い戻し枠を計6.0億ドルへ拡大した。6月末の残り枠は3.0億ドルである。配当は四半期ごとに続けるが、B種に対応するLLC持分への分配もあり、株式報酬と増資相当を引いた正味の還元を見なければならない。今後10年の買い戻しを固定額で約束したわけではない。

会社の2026年の基調増収予想は一桁台半ばで、調整後EBITDAC利益率は前年より0.5〜1.0ポイント低い見通しである。一方、Empower改革は2028年までに約1.6億ドルの費用をかけ、2029年に年0.8億ドルの節約を目指す。6月末の借入元本は約36億ドルで、税金受取契約に伴う負債も約4.3億ドルある。収益性を回復させても、その全額がA種株主の自由な現金になるわけではない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

特殊保険の販売は景気に左右されにくく、引受の複雑さは長期で増す。ライアンは3万5000超の代理店、350超の保険会社をつなぐため、新しい商品を作れば既存の販路を通じて急速に広げられる。従来の卸仲介に加え、保険会社の代わりに契約を設計する引受管理が大きくなった。保険会社が人員を増やさずに専門分野へ参入できるので、委任される仕事の量は増えやすい。

2026年4〜6月期のオーガニック増収は6.7%で、市場が軟化しても顧客獲得を続けた。賠償責任や新しいサイバー危険が伸びれば、財物の弱さを埋められる。人員を生かした専門助言と、同じシステムで大量の小口契約を処理する仕組みの両方を持つことが、同業の中でも独自の収益源となる。Empower改革の節約は年0.8億ドルを狙い、AIの導入と合わせれば人件費率を引き下げる余地がある。

買収も否定できない。2024年から2025年の委任引受の買収で商品群が広がり、2025年には管理保険料が100億ドルを超えた。アムウィンズやCRCと競っても、より複雑な引受管理に軸足を移せば高い手数料率を保てる。資金調達と統合の規律さえ守れば、買収資産の利益が後から追いつき、同じ販路に商品を載せる増分収益性が改善する。

慎重な見方

ライアンの問題は売上が伸びないことではなく、その売上がどれだけ親会社の株主に残るかである。2025年の連結GAAP純利益の大半は非支配持分に配分され、上場クラスAの台帳株数だけでは全社の価値を測れない。クラスBの高い議決権と税金受取契約は、外部株主が望む資本配分を必ずしも実現させない。

買収による成長は借金を伴う。純有利子負債が2025年に約34億ドルまで増え、借り換えを続ければ利払いは重い。2026年6月末の借入元本はさらに約36億ドルだった。買収後の会計上の償却をすべて無視して利益を評価すると、買収の対価を一度払った事実まで見失う。過去数年の増分利益が増分投下資本に見合うかの説明は十分でない。

競争も静かではない。アムウィンズは約488億ドルの年間取扱保険料を掲げ、CRCも代理店網を持つ。財物の引受余力が増えると、小売代理店は卸仲介を経由せず保険会社へ直接持ち込める。小口委任引受はAIに見積りと審査を代替され、MGAの引受権限も保険会社の判断一つで縮小される。複雑案件の堀が残っても、低手数料の自動化競争が全体の利益率を下げる可能性は十分ある。

どちらに重みを置いたか

事業の存続については強い見方を採るが、株主価値については慎重な側が優勢である。再保険や特殊な引受管理には伸びしろがある一方、買収の負債と非支配持分への利益配分は現在すでに確認できる。確率は楽観側24%、中立31%、悲観側45%へ寄せた。AIによる代替は売上の数量と手数料単価に反映し、同じ不安を資本コストへ重ねてはいない。全社の持分を揃えた評価では、想定をかなり上回る買収収益性がなければ安全域が生じない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 36.46 ドル46 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 6.26 ドル8 億ドル)。 今の値に割り戻すと 20.29 ドル25 億ドル、今との差 −53.7%、 期待の年率 −0.3%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 100.94 ドル126 億ドル 14.79 ドル19 億ドル +164.0% +11.1% 8.10 ドル10 億ドル
やや楽観 17% 74.94 ドル94 億ドル 11.75 ドル15 億ドル +97.8% +7.7% 14.74 ドル18 億ドル
中立 31% 42.59 ドル53 億ドル 7.58 ドル10 億ドル +14.4% +1.5% 15.55 ドル19 億ドル
やや悲観 28% 11.33 ドル14 億ドル 2.65 ドル3 億ドル −68.1% −11.6% 3.91 ドル5 億ドル
悲観 17% 1.68 ドル2 億ドル 0.76 ドル1 億ドル −94.4% −27.2% 0.41 ドル1 億ドル
加重平均100% 36.46 ドル46 億ドル6.26 ドル8 億ドル −2.6% −0.3% 42.72 ドル54 億ドル

今の株価時価総額 43.84 ドル55 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 楽観:複雑な危険の引受管理が成長し、改革が実を結ぶ 利益 15 億ドル · PER 17.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 100.94 ドル126 億ドル

2035年には特殊保険の実質的な対象が増え、RTスペシャリティへの新規案件も途切れない。卸仲介の取扱量は340億ドル相当になり、保険料率と手数料の組合せも物価並みに持ちこたえる。小口の委任引受は保険会社が外部委託を進め、アムウィンズやCRCから顧客を奪う。

引受管理では新商品の立ち上げと買収先の統合が進み、管理保険料は200億ドル相当になる。2025年の100億ドル超から大きく増えるが、拡大する市場だけでなく市場内の持分獲得が必要だ。新規キャリアとのプログラムは高い審査精度を保ち、同業のギャラガーやブラウン・アンド・ブラウンに対しても専門性で差をつける。

Empowerの節約とAIによる書類処理の効率化が人件費の伸びを吸収し、営業利益は約24億ドルに達する。連結GAAP純利益は約15.3億ドルで、10年間の正味還元は39億ドルとする。買収への再投資に相応の資金を残すが、負債をこれ以上膨らませず、上場株主の持分も守られる筋書きである。2026〜2030年の売上成長は年率二桁台前半、2031〜2035年は一桁台後半へ減速する。

  • 卸仲介(RTスペシャリティ):数量 340(2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質))× 価格 0.11(実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 38 億ドル・営業利益 11 億ドル。複雑案件で市場数量とシェアが増え、価格は物価近くまで維持
  • 小口委任引受(Binding Authority):数量 54.0(2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質))× 価格 0.20(実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 11 億ドル・営業利益 3 億ドル。委任保険会社が増え、大量処理の値引きを抑える
  • 引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers):数量 200(2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質))× 価格 0.18(管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積)→ 売上 36 億ドル・営業利益 12 億ドル。大型買収と自社開発MGAで管理保険料を拡大
  • 受託保険料の運用収入:数量 30.0(受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示))× 価格 0.04(受託現金の実効利息収入率(年率、名目))→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。受託残高が増えるが金利前提は3.5〜4%のまま

倍率:利益ベースの正当化PERを適用する。k=8.5%、市場の保険対象の実質成長・シェア変化・手数料単価の名目伸びから算定した長期g=4%、2035年の事業ROE=30.3%(連結GAAP純利益15.3億ドル÷期末自己資本50.5億ドル)、moatは通常で残存超過収益割合1/2、RONIC=19.4%。来期利益に対する式(1−g/RONIC)/(k−g)を2035年利益に適用するため×(1+g)し、上限18.35倍となる。実際にはその94.8%の17.4倍を採用。株価や過去の類似企業のPERは使わない。

確率:専門家と委任引受枠の両方を拡充し、MGAの市場占有率と収益性を大幅に高める。統合と負債管理が同時にうまく進む条件は厳しく、確率は7%にとどめる。

やや楽観 17% やや楽観:委任引受の成長が続き、負債も管理できる 利益 12 億ドル · PER 16.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 74.94 ドル94 億ドル

RTスペシャリティは市場の実質拡大に合わせて代理店との関係を深め、卸仲介の取扱保険料は310億ドル相当となる。財物保険の軟化は一巡するが、保険料率と純手数料を完全には守れず、単価の上昇は物価より控えめである。アムウィンズは依然として最大級の卸仲介先であり、競争は続く。

小口委任契約の取扱量は48億ドル相当、引受管理は168億ドル相当に拡大する。2024〜2025年に加えたカステルやベロシティの販路がうまくつながり、買収への新たな支払いが収益成長とほぼ釣り合う。MGAの引受結果に大きな事故は出ない。

利益率は本社統合と電子化によって改善するものの、賃金と技術投資を負担する。営業利益は約19.3億ドル、連結GAAP純利益は12.2億ドルとなり、10年の正味還元は31億ドルである。買収の利益が資本コストを上回る状態が定着し、負債に追われない経営となる。

  • 卸仲介(RTスペシャリティ):数量 310(2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質))× 価格 0.11(実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 33 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質市場拡大と小幅なシェア獲得、単価上昇は物価未満
  • 小口委任引受(Binding Authority):数量 48.0(2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質))× 価格 0.19(実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。委任契約の数量が増え、取引条件の一部は保つ
  • 引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers):数量 168(2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質))× 価格 0.18(管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積)→ 売上 30 億ドル・営業利益 9 億ドル。買収分野の横展開が進み、同業との差を少し縮める
  • 受託保険料の運用収入:数量 28.0(受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示))× 価格 0.04(受託現金の実効利息収入率(年率、名目))→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。預り資金増加と一定の受取利息

倍率:利益ベースの正当化PERを適用する。k=8.5%、市場の保険対象の実質成長・シェア変化・手数料単価の名目伸びから算定した長期g=3.8%、2035年の事業ROE=29.4%(連結GAAP純利益12.2億ドル÷期末自己資本41.5億ドル)、moatは通常で残存超過収益割合1/2、RONIC=18.9%。来期利益に対する式(1−g/RONIC)/(k−g)を2035年利益に適用するため×(1+g)し、上限17.66倍となる。実際にはその91.8%の16.2倍を採用。株価や過去の類似企業のPERは使わない。

確率:2026年の基調増収から、委任引受の拡大と改革の効果が続く可能性はある。ただし大手競合との競争と買収価格を考慮し、楽観側全体でも24%に抑える。

中立 31% 中立:本業は育つが、買収資本と価格競争が成果を分け合う 利益 8 億ドル · PER 14.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 42.59 ドル53 億ドル

10年後も特殊な保険の仲介は必要で、卸仲介は実質的な保険対象の増加と、代理店網を通じた小さなシェア拡大で取扱量を280億ドル相当まで伸ばす。ただし財物保険の料率軟化と大手代理店の直販化で、単価の上昇は物価3.5%の累積を下回る。アムウィンズとの規模差は縮まっても逆転はしない。

小口委任契約は40億ドル、引受管理は138億ドル相当の保険料を扱う。MGAの市場が実質で年2%前後広がるほか、買収と自社開発でシェアが増える。ブラウン・アンド・ブラウンやギャラガーのプログラムとの価格競争は続き、引受手数料率は強気の筋書きほど上がらない。

営業利益は約14億ドル、連結GAAP純利益は7.8億ドルとなる。新しい買収の手残りは一定あるが、金利と償却の負担を受ける。2026年のEmpower改革による節約は部分的に実現する一方、賃金の上昇に食われる。10年の正味還元は20億ドルにとどまり、利益のかなりの部分が買収と負債管理へ向かう。

  • 卸仲介(RTスペシャリティ):数量 280(2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質))× 価格 0.10(実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 28 億ドル・営業利益 8 億ドル。実質市場年1〜2%とシェア小幅増、料率・手数料はCPI未満
  • 小口委任引受(Binding Authority):数量 40.0(2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質))× 価格 0.18(実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 7 億ドル・営業利益 2 億ドル。小口委任は件数増を値下げが部分相殺
  • 引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers):数量 138(2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質))× 価格 0.17(管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積)→ 売上 23 億ドル・営業利益 7 億ドル。MGA市場拡大と買収によるシェア上昇、買収費用は残る
  • 受託保険料の運用収入:数量 22.0(受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示))× 価格 0.04(受託現金の実効利息収入率(年率、名目))→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。保険料預りの残高増加、利率3.75%は維持

倍率:利益ベースの正当化PERを適用する。k=8.5%、市場の保険対象の実質成長・シェア変化・手数料単価の名目伸びから算定した長期g=3.5%、2035年の事業ROE=24.8%(連結GAAP純利益7.8億ドル÷期末自己資本31.5億ドル)、moatは通常で残存超過収益割合1/2、RONIC=16.6%。来期利益に対する式(1−g/RONIC)/(k−g)を2035年利益に適用するため×(1+g)し、上限16.34倍となる。実際にはその88.1%の14.4倍を採用。株価や過去の類似企業のPERは使わない。なお現時点の全持分価値約112億ドルに純負債約34億ドルを足したEVは約146億ドルで、台帳営業利益6.4億ドルの約23倍である。この比率も安さを保証しないが、PERの設定根拠には用いていない。

確率:2026年の基調増収6%台と財物の軟化が併存する事実を中心に、実質的な保険対象の伸びと限定的なシェア獲得を見込む。楽観的な利益率の飛躍は前提としない。

やや悲観 28% やや悲観:仲介の取り分が薄くなり、買収の利回りも落ちる 利益 3 億ドル · PER 10.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 11.33 ドル14 億ドル

E&S市場は実質で拡大を続けるが、ライアンは市場ほど契約を増やせない。卸仲介は取扱量230億ドル相当で止まり、元請の小売代理店が大口財物保険を直接保険会社に持ち込むため、純手数料の単価は名目でもわずかしか上がらない。アムウィンズやCRCが営業人材と引受枠を奪い、保険料の市場成長がライアンの売上に届かなくなる。

Binding Authorityの取扱量は32億ドル、引受管理は100億ドル相当となる。MGAの既存事業は保つが、過去に買った案件の引受成績にばらつきが生じ、新しい買収を減らさざるをえない。AIによる小口見積りの省力化も、利益率の上昇より手数料競争として現れる。

営業利益は約7.1億ドルへ低下し、利払いと税の後に残る連結GAAP純利益は2.9億ドルである。2026年以降も一時的には成長していたため、10年累計の利益は19億ドルほどとなるが、正味還元は7億ドルに絞る。財務改善を急ぐ経営となり、かつての成長株らしさは薄れる。

  • 卸仲介(RTスペシャリティ):数量 230(2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質))× 価格 0.09(実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 21 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場は広がるが卸仲介シェア低下、実効料率上がらず
  • 小口委任引受(Binding Authority):数量 32.0(2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質))× 価格 0.16(実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。小口保険の競争で委任枠の伸びが鈍化
  • 引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers):数量 100(2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質))× 価格 0.15(管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積)→ 売上 15 億ドル・営業利益 3 億ドル。既存MGAは残るが新規買収が減り、市場シェアが低下
  • 受託保険料の運用収入:数量 18.0(受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示))× 価格 0.04(受託現金の実効利息収入率(年率、名目))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。受託残高は小さく、利率も低めのレンジ

倍率:利益ベースの正当化PERを適用する。k=8.5%、市場の保険対象の実質成長・シェア変化・手数料単価の名目伸びから算定した長期g=2%、2035年の事業ROE=15.7%(連結GAAP純利益2.9億ドル÷期末自己資本18.5億ドル)、moatは通常で残存超過収益割合1/2、RONIC=12.1%。来期利益に対する式(1−g/RONIC)/(k−g)を2035年利益に適用するため×(1+g)し、上限13.10倍となる。実際にはその78.7%の10.3倍を採用。株価や過去の類似企業のPERは使わない。

確率:財物の軟化、競合による代理店獲得、買収負債による固定費が同時に響く可能性は相応に高い。今の売上の伸びを将来の株主利益と同一視せず、悲観側を厚くした。

悲観 17% 悲観:小口の直結取引とMGAの失速で財務再建に追われる 利益 1 億ドル · PER 6.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1.68 ドル2 億ドル

2035年のライアンは、特殊保険の一部を扱い続けるが、卸仲介の取扱量は170億ドル相当まで減る。保険会社と小売代理店がAIによる契約設計・見積りの接続を直接行い、ライアンが差し込める案件は複雑な一部に限られる。保険料に対する手数料も圧縮され、売上は2025年を下回る。

小口委任契約は19億ドル、引受管理の保険料は68億ドル相当となる。複数のMGAで引受成績が悪化し、委任元の保険会社が更新を見送る。過去に買収したのれんや顧客関係の一部を減損し、買収を止めて資産売却と負債返済に回る。アムウィンズやCRCは残った商流を取り込む。

人員と本社費用を削っても営業利益は約2.8億ドルに過ぎず、利払いの後の連結GAAP純利益は0.65億ドルに縮む。最初の数年の利益から途中の減損約2億ドルを引いて10年累計利益は8億ドルとみる。還元は早期の2億ドルだけで停止し、10年後の自己資本12.5億ドルの多くは換金しにくいのれんと契約価値である。倒産寸前とまではいかなくても、事業の値段は極端に小さくなる。

  • 卸仲介(RTスペシャリティ):数量 170(2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質))× 価格 0.08(実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場は残るが卸仲介のシェアが大幅低下し実効手数料も下落
  • 小口委任引受(Binding Authority):数量 19.0(2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質))× 価格 0.12(実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積)→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。AI直結・委任契約停止で数量と手数料率とも低下
  • 引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers):数量 68.0(2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質))× 価格 0.12(管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積)→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。失敗買収と委任枠減少で市場成長を取り込めない
  • 受託保険料の運用収入:数量 13.0(受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示))× 価格 0.04(受託現金の実効利息収入率(年率、名目))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。扱う受託保険料が減り、現金残高と利息が縮む

倍率:利益ベースの正当化PERを適用する。k=8.5%、市場の保険対象の実質成長・シェア変化・手数料単価の名目伸びから算定した長期g=0%、2035年の事業ROE=5.2%(連結GAAP純利益0.65億ドル÷期末自己資本12.5億ドル)、moatは通常で残存超過収益割合1/2、RONIC=6.9%。来期利益に対する式(1−g/RONIC)/(k−g)を2035年利益に適用するため×(1+g)し、上限11.76倍となる。実際にはその57.8%の6.8倍を採用。株価や過去の類似企業のPERは使わない。ROEがk未満なのでPERは1/k=11.76倍以下とし、事業が衰えたリスクを利益倍率に表した。

確率:倒産だけを想定しないが、契約を仲介する必要が構造的に薄れ、買収のれんが回収困難になる事態を無視できない。財務の薄さと少数持分構造を踏まえ17%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

卸仲介(RTスペシャリティ)

小売代理店の難しいリスクを保険会社に結びつけ、約定保険料に比例した純手数料を得る。

数量2025年保険料水準に換算した自社取扱保険料(億ドル、実質)価格実質取扱保険料1ドルに対する純手数料と保険料率指数の積売上営業利益
今 2025/12 200 0.08 16 4
10 年後 中立 280 0.10 28 8

取り方:2025年10-Kに卸仲介手数料16.004億ドルの開示。専用の取扱保険料額は未開示のためネット手数料率8.002%を仮定し、16.004÷0.08002=保険料200億ドル相当と逆算した推定数量。AMベスト2024年E&S保険料1300億ドル×開放型卸仲介49%=637億ドルが参考市場、会社全体のE&S構成78%を暫定適用したシェアは約24.5%。実際の卸部門のE&S構成と単価は非開示なのでシェアは概算。営業利益は事業別非開示のため、全社の費用構造を踏まえた配賦仮定。

小口委任引受(Binding Authority)

保険会社から限定的な引受権限を与えられ、小口・大量の契約を代理店向けに迅速処理する。

数量2025年保険料水準に換算した委任契約保険料(億ドル、実質)価格実質契約保険料1ドル当たりの純手数料と保険料率指数の積売上営業利益
今 2025/12 26.4 0.14 4 1
10 年後 中立 40.0 0.18 7 2

取り方:2025年10-KにBinding Authorityの純手数料3.70155億ドルの開示。処理契約数・料率非開示につき、契約のネット手数料率14%を仮定、3.7016÷0.14=実質保険料26.44億ドルとした。参考市場は2024年E&S1300億ドル×委任卸8%=104億ドル。全社E&S構成78%を仮に当てた占有率約20%は推計であり、正式な部門別シェアではない。営業利益率は非開示なので推定。

引受管理(Ryan Specialty Underwriting Managers)

MGA・MGUと保険プログラムを運営し、保険会社の権限で専門商品を設計・引受・管理して手数料を得る。

数量2025年保険料水準に換算したMGA・MGU管理保険料(億ドル、実質)価格管理保険料1ドル当たりの手数料・損害抑制報酬と名目料率指数の積売上営業利益
今 2025/12 80.0 0.13 10 3
10 年後 中立 138 0.17 23 7

取り方:2025年10-K開示の引受管理手数料10.240億ドル。2025年の委任引受事業(Binding+Underwriting)は管理保険料100億ドル超との会社説明があり、小口の26.44億と合計約106.44億になるよう管理保険料80億、手数料率12.8%を仮定して整合点検した。ただし部門別管理保険料の直接開示はない。コニングの2025年米国MGA保険料市場1280億ドルに対し約6%相当だが海外・再保険を含むため厳密な米国シェアでない。事業別営業利益は非開示で推計。

受託保険料の運用収入

代理店・保険会社のために一時保管する保険料等から利息を得る。預り元本は自社の余剰現金ではない。

数量受託預り現金残高(億ドル、名目額を2025年水準の活動量で表示)価格受託現金の実効利息収入率(年率、名目)売上営業利益
今 2025/12 14.3 0.04 1 0
10 年後 中立 22.0 0.04 1 1

取り方:2025年10-Kで受託現金14.261億ドル、運用収入0.56544億ドル。残高×実効収入率3.965%で近似する。預り金の反対側に受託債務があり、元本を余剰現金として加算しない。営業利益は受託収入に配賦した試算。FY2025の四部門推計営業利益合計8.43億ドルから、本社・買収関連の費用等2.03億ドルを控除すると、添付facts優先の全社営業利益6.4億ドルに一致する。

リスクと懸念

買収と借り換えの複利負担

2025年の純有利子負債は約34億ドルで、2026年6月末の有利子負債元本は約36億ドルとなった。買収を重ねれば無形資産の償却、偶発対価、借り換え利息が積み上がる。長期金利5%の前提では低利の過去に戻る前提を置けない。成長案件が資本コストを超える手残りを生まなければ、売上成長は株主価値を増やさない。

AIエージェント代替と直販

仕事の報酬は人月や席料金ではないため定型のAI代替縮小表は直接適用しない。ただし小口の審査・見積り・契約更新はAIエージェントが自動化でき、代理店と保険会社が直接結ばれればライアンの受取手数料率も下がる。影響はまずBinding Authorityと定型の卸仲介に出て、独自設計のMGAには遅れて現れる可能性が高い。

財物保険料率の軟化

2024年後半以降に財物保険の供給能力が戻り、会社自身が料率の下落と代理店の直接取引増加を認める。保険料に連動する手数料では、契約件数が増えても収入単価が下がる。賠償責任などが補っても、2026年の基調増収見通しは一桁台半ばに落ちた。長い軟化局面では2025年の高い基調成長率を10年に延ばせない。

MGAの引受委任停止と利益相反

委任引受では保険会社の資本を借りて契約を結ぶため、損害率が悪化すればキャリアは委任枠を縮小する。短期の手数料が伸びても、長期の事故率や再保険支払能力が傷めば案件を失う。プログラムを多数抱えることは分散になる一方、一部の契約の不適切な設計が規制・訴訟・信用低下へ広がる危険もある。

非支配持分・議決権と税金受取契約

上場するクラスA株と、LLC持分に連なるクラスB株を混同してはならない。2026年6月末のA種側経済持分は47.5%に過ぎず、B種は当面10倍の議決権を持つ。さらに過去のLLC保有者へ税効果の85%を支払う契約があり、6月末の関連負債は約4.3億ドルだった。経営が正しい買収をしてもA種株主にそのまま全額が届くわけではない。

人材流出と競争相手の大型化

商流の堀を維持するのは数百人の専門営業人材とMGAの引受担当者である。2025年の生産者維持率96%は高いが、アムウィンズやCRC、ギャラガー傘下のRPSなどが高い報酬で人材や委任契約を奪う余地はある。主要代理店への依存も残る。人材の移籍はすぐに表れず、更新時に売上と料率の両方を傷める。

GAAPと調整後利益の開き

買収の償却費、条件付き報酬、組織改革の一時費用を除けば調整後利益は大きく見える。2025年の連結GAAP純利益は約2.14億ドルだが、上場親会社に帰属する純利益は約0.63億ドルであった。10年評価では上場株と非支配持分を揃え、2026年の改革費用も一過性として過大に無視せず、稼ぎが現金で戻るかを確かめる必要がある。

今後の分かれ目

2027年までに卸仲介の財物保険で料率下落が止まり、オーガニック成長が年6%以上で続く
卸仲介の実質取扱量と手数料単価がともに保たれたと判断し、やや楽観の数量と重みを引き上げる。
委任引受の管理保険料が2030年に150億ドルを超え、事故率とキャリア更新も安定する
買収以外の引受管理の増分収益が確認でき、MGAの2035年の数量を楽観側へ寄せる。
2029年のEmpower改革の年0.8億ドルの節約がGAAP営業利益に確認できる
一時的な調整後数字でなく真の固定費低下として、2035年の営業利益率を1〜2ポイント高める。
純有利子負債がEBITDAの2倍を下回り、買収を続けてもこの水準を維持する
借り換え懸念が軽くなるため悲観の確率を減らし、正味の株主還元を厚く見込む。
小口保険で直販が拡大し、Binding Authorityの実質取扱保険料が2年連続で減る
AIによる仲介の省略が実績となるため、同部門の2035年数量と単価を悲観側へ移す。
MGAの委任契約が主要保険会社から打ち切られ、損害率に由来する収入減が続く
個別の契約喪失ではなく事業モデルの堀の劣化として、悲観の利益と売却価値をさらに見直す。
クラスB持分の交換とTax Receivable Agreementの残債が大きく進展する
上場A種株の経済持分率と現金流出を同時に更新し、会社全体の価値を二重計上しない形で評価する。

見ておくもの

  • 四半期の卸仲介・小口委任・引受管理別純手数料と、そのオーガニック成長率
  • 賠償責任と財物保険の料率・E&Sへの流入比率・小売代理店の直結案件
  • 引受管理の保険料残高・新規MGA件数・委任契約更新と収益性
  • 調整後EBITDACとGAAP営業利益の差、買収償却とEmpower改革費用
  • 純有利子負債/EBITDAと借入利率、返済期限、Tax Receivable Agreement負債
  • クラスAとクラスBの株数、LLC経済持分、議決権移行期限
  • 配当・買戻しから株式報酬と増資を引いた正味の還元
  • AI経由の見積り比率と小口保険の実際の仲介手数料率

倍率と資本コストの決め方

2025年開示の三事業手数料と受託運用収入を基礎にし、実際の保険料取扱量が非開示の部分は委任保険料100億ドル超という全社発言と業界の流通構成から推定した。価格には名目保険料率と手数料率を含め、数量に物価を混ぜていない。倍率は2025年の市場PERを一切参照せず、k8.5%、事業ROE、通常の堀のRONIC、各筋書きの長期gから出した正当化PERの内側にした。余剰現金はなく、顧客預り現金を加算しない。

重要なデータ上の食い違いがある。添付のFY2025売上30.7億ドル、営業利益6.4億ドル、親会社純利益0.6億ドル、親会社自己資本6.5億ドルを固定の基準とする。ただし2025年10-Kは連結売上30.51億ドル、GAAP営業利益4.94億ドル、連結純利益2.14億ドル、親会社帰属0.634億ドル、総自己資本12.54億ドルを示す。将来の時価総額は全社・全LLC保有者の経済価値なので、将来利益は連結GAAP全持分で予測し、今の上場A種の評価に移すときだけ経済持分47.5%を考慮した。

台帳の株数125,272,674株による約54.7億ドルは全社の時価総額ではない。SECの2026年7月27日時点のA種とB種は合計255,814,785株で、10月23日市場データの時価総額は約111.94億ドルである。したがって全社の利益・価値と台帳のA種だけの時価総額を直接比較する機械計算には約2倍の分母誤りが生じる。見かけの割安・適正を結論に用いず、経済持分を揃えた約52%の本質価値不足を優先した。米国ASC842の賃借負債は既に計上済みで、日本の新リース基準適用前企業との比較では表示差を調整する。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国基本8.0%+事業の質0.5%=8.5%。上場保険仲介の既存比較6社より負債が重く、ROICの検証が難しいことが主な差であり、個別の買収失敗やAI代替を追加の上乗せとはしない。

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割安 ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズBMNR ETH約605万枚の保有は大きいが、値上げ力のある事業とは違う。旧株数による割安判定は無効で、実勢株価には安全域が乏しい 本質価値との差 +284.4% · 10 年 割安(年 +18.9%) 割安 QFINQFIN 中国の与信仲介で規制と信用悪化が利益を直撃し、堀は薄い。それでも長期価値は現在の時価総額を大きく上回り、割安と見る。 本質価値との差 +227.8% · 10 年 割安(年 +26.4%) 割安 フィンボリューション・グループFINV 中国の融資規制で収益力は傷んだが、海外展開と厚い資本が再生を支える。VIEと信用損失を厳しく見ても、長期価値には大きな安全域がある 本質価値との差 +213.6% · 10 年 割安(年 +27.2%) 割安 XファイナンシャルXYF 中国の貸出規制で成長は崩れたが、資産と残る収益力に対して市場評価は極端に低い。10年価値は割安。ただし回収できる株主価値には大きな不確実性がある 本質価値との差 +148.7% · 10 年 割安(年 +23.5%) 割安 ブラデスコ銀行BBD ブラジル有数の銀行と保険の二重の強みは残るが、信用損失とデジタル競争は重い。10年の本質価値は基準時価総額を約52%上回り、割安と判断する。 本質価値との差 +141.9% · 10 年 割安(年 +21.7%) 割安 ユーロネット・ワールドワイドEEFT ATM・送金・デジタル決済を束ねる希少な基盤。直近の減速を織り込んだ値段は割安で、10年の価値に大きな安全域がある 本質価値との差 +110.0% · 10 年 割安(年 +18.8%) 割安 ルーファックス・ホールディング(Lufax)LU 帳簿上の資産に対して株価は極端に低い。利益回復なら大幅な割安だが、貸倒れと親会社支配が安全域を脅かす 本質価値との差 +82.9% · 10 年 割安(年 +17.4%) 割安 BSBRBSBR ブラジルの銀行基盤は長く残る。独立価値では割安だが、親会社による残余株の株式交換がADR保有の行方を左右する。 本質価値との差 +79.2% · 10 年 割安(年 +16.8%) 割安 バークレイズBCS 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+13.1%) 割安 ワンメイン・ホールディングスOMF ノンプライム融資の審査・店舗網は強みだが貸倒と調達費用に弱い。信用循環を重く見ても10年価値は約94億ドルで、今の約64億ドルには安全域がある 本質価値との差 +44.4% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 フィデリティ・ナショナル・インフォメーション・サービシーズFIS ワールドペイ持分を売り発行体処理を取り込んだ銀行向け処理の大手。償却と統合費で GAAP の利益は薄く、純負債が時価総額を上回る。式の中立の 10 年後は今の約 2.5 倍 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.8%) 割安 ロイズ・バンキング・グループLYG 英国最大級の住宅ローンと預金基盤は10年後も稼ぐ。規制費用と信用循環を織り込んでも、本質価値は現時点を約34%上回り、割安と判断する 本質価値との差 +42.9% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 ハートフォード・インシュアランスHIG 米国の企業向け・個人向け損保と団体保険の大手。核の ROE は 19% 前後だが、中堅・大企業の引受は山を越えた。中立 10 年 12.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +40% の「割安」 本質価値との差 +41.5% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 フィデリティ・ナショナル・ファイナンシャルFNF 権原保険の約3割を担う流通網には粘り強い堀がある。年金子会社の信用リスクを割り引いても、10年先の還元込み価値には安全域があり「割安」とみる。 本質価値との差 +40.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ハンティントン・バンクシェアーズHBAN Veritex と Cadence を取り込んだ全米 10 位の地銀。ROTCE 15〜16% なら利益ベースの式の倍率は PER 12 倍前後で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 ウリ・フィナンシャル・グループWF 韓国の預金基盤は残るが、融資の伸びと統治には限界がある。保険統合と還元の進展を慎重に織り込んでも、10年の本質価値は割安圏にある。 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 SHGSHG 韓国の預金・カード基盤と還元改革は本物だが、人口減少と信用循環は重い。それでも10年の本質価値には安全域があり、割安と判断する。 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 RITMRITM 住宅ローン回収の規模と配当は価値を支えるが、資金調達と買収の傷が深い。10年価値では割安と判断する。 本質価値との差 +37.6% · 10 年 割安(年 +14.0%) 割安 リージョンズ・ファイナンシャルRF 預金コストと貸出の質で地銀の上位に立つ南東部の最大手。上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.6 倍)の式で、今の約 10 倍は割安 本質価値との差 +36.8% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 エベレスト・グループEG 再保険と卸売・特殊保険に絞る世界大手。運用益と資本の返しは堅いが、準備金の積み増しを繰り返した会社。中立 10 年 11.4 倍で、総合は今の時価総額に対し +47% の「割安」 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 KBフィナンシャル・グループKB 韓国最大級の預金基盤と非銀行事業が収益を支える。融資規制と景気循環を慎重に織り込んでも、長期の還元を含む価値には割安感がある。 本質価値との差 +36.5% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 バンクOZKOZK 不動産融資の集中を減らし、法人融資が次の柱になる。信用損失への警戒は必要だが、長期の株主価値には安全域があり、割安と見る。 本質価値との差 +35.5% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 ファイサーブFISV 決済処理の大手。2026 年に見通しを 2 度下げ、株価は GAAP で 7 倍台まで沈んだ。稼ぐ力は残り、式の中立の 10 年後は今の約 2.3 倍。ただし借金が時価総額を上回り、悲観の確率を厚くした 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 HDBHDB インド最大の民間銀行は預金網と住宅融資に堀を持つ。統合の重荷と経営交代を織り込んでも、長期価値には安全域が残る 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 キーコープKEY 法人向け・投資銀行に強い中堅の地銀。利ざやと効率は同業の下位で改善余地が大きい。式は上限 PER 約 13.5 倍の 8.5 割、利益の伸びで割安 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 アクシス・キャピタル・ホールディングスAXS 専門保険への転換で採算は改善したが、料率軟化と準備金を警戒する。10年の確率加重価値は現在より約33%高く「割安」。 本質価値との差 +30.0% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウィリス・タワーズ・ワトソンWTW 世界 3 位級の保険ブローカーと人事・福利厚生コンサルの二本足。利益率が上がる局面で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 20.0 倍で、総合は今の時価総額に対し +35% の「割安」 本質価値との差 +29.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ステート・ストリートSTT 世界 3 大の保管銀行で SPDR の ETF 運用も持つ。堀は深いが手数料の下落圧力と金利依存があり、利益ベースの式の倍率で測ると値段は割安 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループPNC 全米の大手銀行。FirstBank 買収と新店 300 店で全国展開へ進む。ROTCE 18.3% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍が妥当で、今の 12.5 倍は割安 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 プログレッシブPGR 自動車保険の首位を争う高 ROE の損保。利益率は山にある。中立 10 年 14.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +34% の「割安」 本質価値との差 +26.8% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 バンク・オブ・アメリカBAC 全米第 2 の銀行で、預金・富裕層・市場の堀は深い。資本コスト 8.0% の利益ベースの式では ROE 11〜12% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.2 倍はやや割安 本質価値との差 +26.6% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 MGICインベストメントMTG 米国住宅ローン信用保険の最大手級。厚い資本と株主還元は魅力だが、価格競争と住宅不況には弱い。10年の確率加重価値は現状比約25%高く「やや割安」。 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 リンカーン・ナショナルLNC 団体保障の強さと年金商品の立て直しには価値があるが、旧来の保険保証と増資の傷は重い。10年の期待価値はやや割安圏と判断する。 本質価値との差 +25.6% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 トゥルーイスト・ファイナンシャルTFC 南東部・中部大西洋岸の大手銀行で、法人と資産管理は強いが、低採算の個人ローンを売って作り直し中。式の PER は 10 年後 12 倍前後で、今の時価総額は割安 本質価値との差 +25.5% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 アシュアード・ギャランティーAGO 地方債保証の二社寡占と長年の資本還元が支え。信用損失の尾は長いが、10年価値は現在比約27%高い「やや割安」。 本質価値との差 +25.3% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 グローバル・ペイメンツGPN ワールドペイを取り込んだ決済処理の大手。買収の償却で GAAP の利益は薄く、純負債は時価総額の 75%。式の中立の 10 年後は今の約 2.4 倍だが、借金と競争を見て悲観を厚くした 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +12.5%) やや割安 ファースト・ハワイアンFHB ハワイの預金堀は強いが、TriCo買収が試金石。単体価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 バーフォード・キャピタルBUR YPF逆転敗訴で自己資本は激減したが、訴訟金融の回収力は残る。高い負債と評価益の不確実性を差し引いても、やや割安と見る 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 CNAファイナンシャルCNA 高配当と専門引受は魅力だが、料率軟化と古い負債が上値を削る。10年価値は現在比+23%で「やや割安」 本質価値との差 +22.3% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 プロスペリティ・バンクシェアズPB 低コスト預金と買収実績は魅力だが、利益率の改善には限界がある。基準株数ではやや割安、買収後の実際の株数では適正圏 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 HSBCHSBC 香港の預金基盤と国際決済網に強い堀を持つ銀行。中国関連信用リスクは重いが、還元を含む10年価値には安全域があり、やや割安 本質価値との差 +21.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ウェルズ・ファーゴWFC 資産上限が外れて貸出・預金が 1 割伸びる全米第 3 位の銀行。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では ROE 13% の銀行に PBR 約 1.7 倍が付き、今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +21.8% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 プログ・ホールディングスPRG 信用に制約のある消費者の買い物を支えるが、加盟店と規制への依存が重い。買収後の負債を織り込んでも、10年価値には安全域があり割安とみる。 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +12.0%) やや割安 ルネサンスリー・ホールディングスRNR 巨大災害を引き受け、外部資本と運用益でも稼ぐ再保険会社。料率軟化と巨額損失を織り込んでも、10年の本質価値は約170億ドル、現状比17%高い「やや割安」 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 CIBCIB コロンビア首位銀行の預金網とNequiの決済網は強い。Banistmo売却後の正常利益と信用循環・統治の不確実性を比べると、長期価値はやや割安。 本質価値との差 +21.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 クレジット・アクセプタンスCACC 販売店網と独自の与信データは価値を生む。しかし低信用者向け融資の規制と貸倒リスクは重く、現在の評価は適正圏で安全域が薄い。 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 プリメリカPRI 北米の大規模な販売網と継続保険料に価値がある。新規契約の減少と手数料競争を織り込んでも、10年の本質価値はやや割安 本質価値との差 +20.6% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 オールド・リパブリック・インターナショナルORI 専門保険と権原保険の堅実な複合体。長期の引受規律と株主還元を評価するが、賠償責任の悪化を慎重に織り込み、10年価値は現時価総額比約19%上の「やや割安」 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 プルデンシャル・ファイナンシャルPRU 日本の不祥事で下振れ中だが、PGIM・団体保険・退職の本業は堅い。資本コスト 8.5% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 メットライフMET 団体保険とアジアの利益が積み上がり、自己資本の薄さと信用リスクが焦点。資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +19.6% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 シチズンズ・フィナンシャル・グループCFG ニューイングランド発の大手地銀で、ROTCE は 15% から 16〜18% を目指す途中。式は上限 PER 約 13 倍の 8.8 割(約 11.5 倍)で、利益の伸びで割安 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 ポピュラーBPOP プエルトリコ預金の約3分の2を握る堀は厚い。政府預金と信用循環への集中を差し引いても、10年価値はやや割安。 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 オールステートALL 個人向け自動車・住宅保険で米国 2 位の損保。利益は準備金の戻しと軽い災害年で山にある。中立 10 年 11.3 倍で、総合は今の時価総額に対し +24% の「やや割安」 本質価値との差 +18.4% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) やや割安 ペイパルPYPL ブランド決済の伸びが止まり競合に標準の座を削られる最中の決済網。事業は黒字で現金も厚く倍率は低い。成長が鈍っても利益ベースの式の上ではやや割安 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 アーチ・キャピタル・グループACGL 米国の再保険・事業保険・住宅ローン保険の複合会社。ROE 18% で資本を動かす優良な損保だが再保険の料率は山を越えた。中立 10 年 11.5 倍で、総合は今の時価総額に対し +27% の「やや割安」 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 M&TバンクMTB 北東部の地銀。無利息預金が厚く利ざや 3.65%、与信も堅い。式は上限 PER 約 14 倍の 9 割(約 12.8 倍)で、今の PER 約 10 倍はやや割安 本質価値との差 +16.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 USバンコープUSB 全米 5 位の銀行。決済(エラボン・カード)と BTIG で手数料が厚い。ROTCE 18.5% でも資本コスト 8.25% の利益ベースの式では 10 年後 PER 約 13 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で今の 1.4 倍はやや割安 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 ハミルトン・レーンHLNE 私募市場の構造成長と顧客粘着性は強いが、Up-Cの取り分を引くと安全域は約19%のやや割安 本質価値との差 +16.4% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 AIGAIG 損保大手として引受を立て直し、2027 年の ROE 目標へ進行中。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +19% の「やや割安」だが、準備金の質に敏感 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ウィントラスト・ファイナンシャルWTFC 地銀の顔の下に保険料金融の堀がある。信用循環を織り込んでも、10年価値は今を約17%上回る 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ザイオンズ・バンコープZION 地域密着の預金基盤は残るが規模の壁は厚い。10年価値は今を約14%上回り、やや割安 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 シティグループC 再建途上の世界展開銀行。ROE 12% が定着すれば利益ベースの式で PER 12 倍前後が付き、今は 2 割弱やや割安。ただし 10 年の実績は資本コスト割れで、その不安は確率で厚く見る 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 INGING 欧州の預金基盤とデジタル銀行の規模に強みがある。10年価値は現値を約13%上回り、やや割安だが安全域は薄い。 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 バンク・オブ・ニューヨーク・メロンBNY 世界最大級の保管・決済の基盤で堀は深いが、手数料率の低下と預金の利ざやが重しになる優良な保管銀行。利益ベースの式の倍率で測ると値段はやや割安 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 キャピタル・ワン・ファイナンシャルCOF 買収で膨らんだ「ROE 2%」は実力でなく、カード・自動車・自前の決済網の三本柱。利益ベースの式では中立で今を上回るが、信用循環と網の賭けで悲観を厚く置いた 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 FNBFNB 地域に根を張る預金基盤と堅実な貸出が強み。大手銀行ほどの堀はないが、10年の利益と還元を考えるとやや割安である。 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL 専門預金と住宅ローン買取に強みがあるが、与信事故と資金調達の弱さも残る。10年の価値はやや割安、ただし安全域は薄い。 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 BSACBSAC チリ首位級の銀行基盤と高い費用効率は10年後も残るが、信用循環と親会社支配を踏まえると現在の株価は概ね適正圏 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 T・ロウ・プライス・グループTROW 運用資産 1.9 兆ドルの老舗アクティブ運用会社。現金が厚く事業は高収益だが、株式の流出と手数料率の低下が続く。利益ベースの倍率でもやや割安に出る 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルRJF 助言付き資産を伸ばし続ける堅実なウェルス会社。資本コスト 8.25% の利益ベースの式では、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 JPモルガン・チェースJPM 全米最大の銀行で堀は広がる。利益ベースの式で測ると 10 年後の PBR は約 2.6 倍で、今の 2.5 倍よりやや高く、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループJEF 投資銀行の規模拡大は本物だが、信用事故と人材費が堀を薄くする。10年の期待価値は時価総額を約14%上回り、やや割安と見る。 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) 適正 ノーザン・トラストNTRS 預かり資産 20 兆ドルの老舗の信託銀行。富裕層向けの信頼と堀はあるが、手数料率の低下と金利依存があり、利益ベースの式の倍率ではやや割安 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 アライ・ファイナンシャルALLY 自動車金融とオンライン預金に実体ある強み。ただし信用循環と資本効率の限界が重く、10年価値はおおむね適正水準。 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +10.5%) 適正 チャールズ・シュワブSCHW 預かり資産 13 兆ドルの個人向け証券の最大手。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正で、利ざやと流入は 2026 年が山に近く、式の感度が大きい 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 プリンシパル・ファイナンシャル・グループPFG 退職・給与福利の窓口として堅く稼ぐ。運用の流出と手数料の下落を織り込んでも、資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で、10 年の価値は今をやや上回る 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズFCNCA SVB買収で得た専門金融に強みがあるが、預金コストと資本制約が重い。10年の本質価値は現在の約8%上で、評価は適正 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.6%) 適正 アナリー・キャピタル・マネジメントNLY 住宅金融の規模と高い分配能力は魅力だが、借入依存と純資産の毀損が重い。10年の本質価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +10.6%) 適正 ユーナム・グループUNM 所得補償保険の強さと厚い株主還元は魅力だが、旧長期介護保険の負債が安全域を削る。10年価値は現値を約9%上回る適正水準。 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 コロンビア・バンキング・システムCOLB 西部に根を張る預金基盤と買収後の利ざや改善は魅力だが、商業用不動産と大型還元の先行が安全域を薄くする。10年価値はおおむね適正 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ファースト・ホライズン・コーポレーションFHN メンフィスの預金基盤には堀があるが、資本の薄さと信用循環は重い。10年価値は現状を約7%上回るにとどまり、評価は適正。 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 ロケット・カンパニーズRKT 債権管理の規模は強みだが、組成は価格競争に弱い。添付の株数ではやや割安でも、全種類株で測ると割高である。 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 ラザード・インクLAZ 独立助言の信用は残るが、人材費と希薄化が重い。未成立の買収を除く10年価値は今を約9%上回る適正圏 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 アメリカン・エキスプレスAXP 閉じた決済網と富裕層の会員で ROE 30% 超の稀な金融。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では総合で今の値段を 1 割弱上回るだけで、適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 LPLインベストメント・ホールディングスLPLA 独立系金融アドバイザーを支える巨大な金融基盤。規模の堀は本物だが、買収後の顧客離脱と手数料競争を考えると、現在の評価は適正圏にある。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フィフス・サード・バンコープFITB 2026 年 2 月にコメリカを統合した全米 9 位の地銀。ROTCE 19% 目標は式で PER 約 12 倍・PBR 約 1.6 倍が妥当で、今の PBR 約 1.4 倍(有形で約 2.2 倍)はやや割安 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 フランクリン・リソーシズ(フランクリン・テンプルトン)BEN 運用資産 1.8 兆ドルの総合運用会社。不祥事の流出は止まり利益率は回復に入ったが、買収でできた会社で堀は薄い。利益ベースの倍率ではほぼ適正 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +9.9%) 適正 エーオンAON ウェルス売却後は利益率の拡大と自社株買いで返す世界 2 位級のブローカー。AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 17.7 倍で、総合は今の時価総額に対し +15% の「やや割安」 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 トラベラーズTRV 米国最大級の企業・個人向け損保。核の ROE は 20% 超だが引受益は山の後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 サウスステート・バンクSSB 南東部とテキサスの預金・企業融資に地場の強みがある。ただし買収後の利益と信用リスクをならせば、現値はおおむね適正。 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 コマース・バンクシェアーズCBSH 中西部の預金と信託が支える高収益銀行。買収で収益源は広がるが、10年の還元込み本質価値はほぼ現在並みで適正 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ファースト・アメリカン・ファイナンシャルFAF 米国の不動産権原を守る寡占企業。データの堀は厚いが、住宅取引の循環とAI代替を考えると、10年価値は現在の時価総額とほぼ同じ「適正」 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 シフト4・ペイメンツFOUR 決済と免税還付の顧客網は伸びるが、買収後の重い負債と優先株が株主価値を圧迫する。10年価値はおおむね適正で、厚い安全域はない。 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 マーシュ・マクレナンMRSH 保険ブローカー世界最大手。切り替え費用の高い堀と高 ROE は健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 19.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +8% の「適正」 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 プルーデンシャルplc(英国)PUK アジアの保障需要と販売網は長く残るが、香港の越境販売、中国規制、利益の変動を慎重に見ると、10年価値は現在より約6%高い適正圏 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ナビエントNAVI 旧学資ローンの回収現金は魅力だが、将来の柱は競争の激しいEarnestに移る。10年価値はやや割安でも安全域は薄い 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 インベスコIVZ 運用資産 2.5 兆ドルの ETF 主導の運用会社。QQQ と ETF の流入が利益を押し上げるが利回りは薄く、アクティブ株式の流出と市場の高値が重い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 アーサー・J・ギャラガーAJG 保険ブローカー世界 4 位で AP 買収の統合期。堀と買収の積み上げは健在で、AI 不安と料率軟化を織り込んだ中立 10 年 15.9 倍で、総合は今の時価総額に対し +9% の「適正」 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 チャブCB 世界最大級の上場損保。引受の規律と運用益で稼ぐ。軟調な市場でも質は落ちにくい。中立 10 年 11.6 倍で、総合は今の時価総額に対し +3% の「適正」 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 バンコ・デ・チレBCH チリ屈指の低コスト預金基盤と高収益性は魅力だが、融資シェアの低下と資本還元の制約を考えると、10年価値はおおむね適正圏 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 BOKファイナンシャルBOKF 信用規律と専門金融の堀は確かだが、規模と支配株主に限界がある。10年価値は現在とほぼ同じで適正 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ディーローカルDLO 新興国の複雑な決済を一つの接続で束ねる成長企業。取扱高の急増ほど利益は伸びず、顧客集中と手数料競争を考えると10年価値はやや割高 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 イースト・ウエスト・バンコープEWBC 米中を結ぶ顧客基盤と厚い資本は魅力だが、預金競争と貸倒の尾を考えると、10年価値は現在の時価総額に近く適正圏にある。 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 ヴァーチュ・フィナンシャルVIRT 市場に流動性を供給する技術企業。規模の利点はあるが値決めの独占力は弱く、非上場持分を含めた10年価値はおおむね適正。 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 ブラックロックBLK 資本コスト 8.25% の利益ベースの倍率で測ると、貯まる現金を数えて値段はほぼ適正 本質価値との差 −3.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ブラウン・アンド・ブラウンBRO 米国中堅の保険ブローカーで、アクリシュア買収の借金と弱い基調が重い。中立 10 年 13.3 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 カレン・フロスト・バンカーズCFR テキサスで信頼を積んだ銀行だが、支店拡張の実りと信用損失を織り込めば、10年の株主価値は現値にほぼ見合う適正水準 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ジャック・ヘンリー・アンド・アソシエーツJKHY 中小の銀行・信用組合のコアと決済を握る安定した処理会社。顧客数は合併で減っても受注で横ばい、1 行あたり売上は年 5% 前後伸びる。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 アシュラントAIZ 携帯端末保護・自動車保証・住宅保険を束ねる特殊保険会社。資本の軽い手数料型の利益で ROE 15% 前後。中立 10 年 13.1 倍で、総合は今の時価総額に対し -3% の「適正」 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ロウズ・コーポレーションL 約 9 割保有の損保 CNA、ガス・パイプライン、ホテルと 44 億ドルの現金を持つ持株会社。価値の 7 割は CNA、成長はパイプライン。中立 10 年 10.8 倍で、総合は今の時価総額に対し -6% の「適正」 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカRGA 死亡率データと世界規模の契約基盤は強いが、資本を要する再保険の利益率は平凡。10年の価値は適正圏でも安全域に乏しい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 アメリカン・ファイナンシャル・グループAFG 特殊損保の引受規律と高い資本効率は魅力だが、長期の賠償準備金リスクも重い。10年価値の差は約−8%で適正圏、安全域は薄い 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 グリーンライト・キャピタルGLRE 再保険の信用力は改善したが、運用と損害率の振れが大きい。10年の加重価値は約4.36億ドル、基準時価総額比約13%低い「やや割高」。 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +8.2%) やや割高 CGCG 私募運用の収益基盤は厚くなったが、主力買収ファンドの成長鈍化と成功報酬の不確実性を考えると、現在の値段はおおむね適正で、安全域は薄い 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 スティーフル・フィナンシャルSF 富裕層の資産管理と中堅投資銀行に強みがあるが、手数料競争と人材依存は残る。10年価値には安全域が乏しく、やや割高。 本質価値との差 −10.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 ホワイトマウンテン・インシュアランス・グループWTM 売って、育てて、割安なら買い戻す資本配分会社。10年価値は約49億ドルで、今の54億ドルは「適正」だが安全域は薄い 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 W.R.バークレーWRB 約 50 の専門事業会社を束ねる米国の商業・特殊損保。ROE 18〜20% で資本を返す優良会社だが、料率の山は越えてソフト化が近い。中立 10 年 13.9 倍で、総合は今の時価総額に対し -13% の「やや割高」 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 キンセール・キャピタル・グループKNSL 引受の速さと低コストは本物の堀だが、財物保険の競争激化で成長は一服。10年先の利益と還元を織り込んでも、現値はやや割高と見る。 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 ブラックストーンBX 運用資産 1.35 兆ドルのオルタナティブ運用の最大手。堀は厚いが、解約の起きる個人マネーと報酬率の低下を数え、利益ベースの倍率で測ると、値段はほぼ適正 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 S&P グローバル インクSPGI 格付と指数が稼ぐ高収益の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式の倍率で見ると、今の値段は適正の範囲(割高寄り) 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 STWDSTWD 不動産融資と特別管理に強みはあるが、信用損失と配当超過が株主価値を削る。10年価値は約15%下でやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ファクトセット・リサーチ・システムズFDS 金融の情報インフラとして更新率 95% 超を守る高収益会社。席数ベースの商売が生成 AI に置き換わる懸念を悲観に厚く入れても、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 マーキュリー・ゼネラルMCY カリフォルニア損保で料率回復と再保険の厚みは魅力だが、山火事と規制への集中が重い。10年価値は約49億ドル、現時価総額比約14%のやや割高と判断する。 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 マーケル・グループMKL 特殊保険と運用資産を育て、買収事業に再投資する複合企業。引受の改善を評価しても、資本効率と再保険債権の不確実性から10年価値は「やや割高」。 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 インタラクティブ・ブローカーズ・グループIBKR 世界でいちばん安く速い証券会社だが、会社全体の持ち分で測ると今の値段は 10 年先の成長を織り込んでやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 アフラックAFL 日本のがん・医療保険で首位級。利益の約 7 割を日本が稼ぎ、伸びは鈍いが堅い。資本コスト 7.75% の利益ベースの倍率では、10 年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 ボヤ・ファイナンシャルVOYA 退職年金の記録管理には強い顧客基盤があるが、医療費高騰とAIによる手数料競争を考えると、10年の株主価値は現在より低く、やや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 コーペイCPAY 燃料カードの車両決済に越境の法人決済が加わって伸びる決済会社。利益は厚いが借金が重く、10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ハノーバー・インシュアランス・グループTHG 独立代理店網と専門保険に競争力はあるが、足元の高収益を10年続く実力とは見ない。本質価値は現在より約15%低く「やや割高」。 本質価値との差 −16.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 マスターカードMA ビザと並ぶ世界の決済網。貸出リスクがなく、還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 IBNIBN インドの預金基盤と与信力は堅固だが、内部留保の厚さで株主資本の利回りが薄まる。10年価値は現状に対しやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 RLIRLI 30年連続で保険引受黒字を守る優良な専門損保。ただし財物保険の高収益は平準化し、10年価値は現時価総額比約16%低い「やや割高」 本質価値との差 −16.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ムーディーズMCO 格付の二強の一角で利益率 65% 超の堀を持つが、データ事業は AI で揺らぐ。資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きく、やや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アフィリエーテッド・マネジャーズ・グループAMG 独立運用会社への出資と代替運用の成長は魅力だが、持分法利益の見えにくさと買収・還元の競合を考えると、安全域が薄くやや割高である。 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 AGNCAGNC 住宅ローン証券の高配当は魅力だが、レバレッジ損失と増資を引くと10年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 CMEグループCME 金利先物をほぼ独占する取引所。取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −19.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ビザV 貸出リスクを持たない世界最強の決済網。還元しながら伸びる利益に高い倍率が付く。資本コスト 7.5% の式でも今の値段は先を織り込み、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 UBSUBS 富裕層資産と統合効果に堀はあるが、スイスの追加資本規制と株数の不整合に注意。台帳基準ではやや割高。 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 アカディアン・アセット・マネジメントAAMI 運用実績と新戦略の成長には価値がある。しかし報酬率の低下と従業員への利益配分を考えると、今の株価には安全域が乏しく、やや割高と判断する。 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アポロ・グローバル・マネジメントAPO 運用資産 1.05 兆ドルのオルタナティブ運用に、生保アセネ(Athene)を連結する。調達と保険の資金源は厚いが、保険の利ざやと私募クレジットの質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 アレス・マネジメントARES 信用運用が強い運用資産 6,700 億ドルのオルタナティブ運用会社。手数料の積み上がりは堅いが、株式報酬が手数料関連利益の約 4 割を食い、GAAP と利益ベースの倍率で見た値段はやや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 エリー・インデムニティERIE 相互保険会社の管理手数料(保険料の 25%)だけを受け取る資本いらずの事業。契約数の減少が続き、伸びは物価連動に頼る。中立 10 年 18.2 倍で、総合は今の時価総額に対し -17% の「やや割高」 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 モルガン・スタンレーMS ウェルスの規模で堀が広がる優良な金融。資本コスト 8.5% の利益ベースの式では ROE 14.7% に PER 11.7 倍前後が付き、今の PER 17 倍はやや割高 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ソーファイ・テクノロジーズSOFI 融資と預金の一体運営には伸びしろがあるが、信用損失と増資の負担は重い。10年価値ではやや割高と判断する。 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 MSCIMSCI 指数の堀と資産連動料で稼ぐ高収益の会社だが、株高頼みと借入で膨らんだ今の値段は、資本コスト 8.0% の利益ベースの式の倍率ではやや割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 シンシナティ・ファイナンシャルCINF 代理店経由の中堅損保。引受の利益は薄く、自己資本の約 8 割が保有株。本業と保有株を分けて見ると、総合は今の時価総額に対し -20% の「やや割高」 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ゴールドマン・サックス・グループGS 投資銀行・市場業務で首位級の優良な金融。利益の山谷が大きく、資本コスト 8.75% の利益ベースの式では ROE 14.5% に PER 11 倍前後が付き、今の値段はやや割高 本質価値との差 −25.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ブルー・アウル・キャピタルOWL 永久資本に根ざした報酬収入は強みだが、償還圧力と株式報酬を厳しく見れば、全持分ベースの時価総額には大きな安全域がない。 本質価値との差 −25.2% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セントラル・バンカンパニーCBC 低コスト預金と余剰資本は魅力だが、買収の成功を先に織り込む値段で、安全域は薄くやや割高 本質価値との差 −26.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 サークル・インターネット・グループCRCL 規制されたデジタルドルの有力発行体だが、利益の取り分は販売提携先に左右される。10年の本質価値は約129億ドルで、現在の約208億ドルに対して割高 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 エバーコアEVR 独立系M&A助言で強い地位を築いたが、収益の山谷と人材への分配が重い。10年の還元を含む価値は台帳時価総額より約16%低く、やや割高。 本質価値との差 −27.5% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ナスダックNDAQ 上場・指数・金融ソフトの継続収入が 7 割超の取引所。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先に進みすぎで、やや割高 本質価値との差 −27.8% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 SEIインベストメンツSEIC 金融機関の基幹業務を支える堀は強いが、AIによる事務の値下げと買収負担を考えると、10年の期待価値は約28%低く、やや割高 本質価値との差 −28.6% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 シービーオーイー・グローバル・マーケッツCBOE S&P 500 のオプションを独占する取引所。2026 年の取引量の急増は一部が剥がれ、資本コスト 7.75% の利益ベースの式では今の値段はやや割高に出る 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 フーリハン・ローキーHLI M&Aと再建助言の件数首位が堀を支えるが、人材依存とAI代替、議決権集中を考えると、10年価値は現時価総額を約25%下回るやや割高。 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ブロックXYZ 若者向け金融アプリ Cash App と加盟店決済 Square を持つ。粗利益は伸びるが、貸出と株式報酬を引いた GAAP 利益は薄い。利益ベースの倍率で測ると、確率で重ねた値は今の値段を 3 割弱下回る 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 バークシャー・ハサウェイBRK-B 保険・鉄道・電力・製造の複合体と 6,700 億ドル超の株式・現金。営業 4 事業は利益ベースの上限の内側に置き、中立 10 年 PBR 1.11 倍で、総合は今の時価総額に対し -28% の「やや割高」 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 インターコンチネンタル・エクスチェンジICE 取引所・債券データ・住宅ローン基盤の 3 本柱。質は高いが、資本コスト 8.0% の利益ベースの式では今の値段は先取りが大きい 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 FT インターメディエイトFIGR 取扱高は急増しているが、手数料率の低下と買収・希薄化を織り込むと、10年価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.8%) 割高 ギャラクシー・デジタルGLXY コアウィーブ賃料で土台はできたが、暗号資産と建設債務の振れに対して安全域がなく、割高 本質価値との差 −33.6% · 10 年 割高(年 +5.8%) 割高 KKRKKR 運用資産 8,000 億ドルのオルタナティブ運用に、保険(グローバル・アトランティック)を抱える。堀は厚いが、成功報酬と保険の投資損で利益の質が振れ、利益ベースの倍率で測ると値段はやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 トゥルーパニオンTRUP 診療費の立て替えを減らす仕組みは魅力だが、獲得費と医療費の高騰で利益の堀は未完成。10年の加重価値は約7.8億ドル、現状比約39%の「割高」 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 コインベースCOIN 暗号資産の取引所から、ステーブルコインの利息と預かりで稼ぐ金融会社へ。事業の転換は本物だが、2026 年は赤字で、資本コスト 9.5% の利益ベースの式では今の値段が 10 年の高成長を織り込み過ぎて割高と出る 本質価値との差 −40.7% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ワールド・アクセプタンスWRLD 小口融資の店舗網には価値があるが、高金利への規制と信用損失が重い。10年の本質価値は現時価総額を約43%下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 WEX INCWEX 車両決済には強い堀があるが、給付SaaSのAI代替と借入依存の還元が重い。10年の本質価値は現値を約47%下回り、割高 本質価値との差 −43.2% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 チャイム・ファイナンシャルCHYM 給与振込口座としての定着力と成長余地は大きいが、決済手数料への依存と株主還元の不確実性が残り、10年価値では割高とみる。 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 モーニングスターMORN 独自の投資データと格付けには堀があるが、席課金はAI代替に直面する。10年の資本還元を含めても安全域が足りず、割高と判断する。 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 UWMホールディングスUWMC 住宅ローン卸売の首位は本物だが、優先株・希薄化・支配株主への流出が普通株の安全域を消し、10年価値では割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ロビンフッド・マーケッツHOOD 個人投資家の新世代向け証券。予測市場・暗号資産・金利で稼ぐ力は本物だが、今の値段は 10 年の高成長を織り込み済みで、資本コスト 9% の利益ベースの式では大きく割高に出る 本質価値との差 −52.3% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 トレードウェブ・マーケッツTW 債券電子取引の流動性ネットワークは強いが、一時的な暗号資産評価益と大型買収の負担を除いて考えると安全域に乏しく、割高である。 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 アファーム・ホールディングスAFRM 分割払いの市場と決済網は成長するが、信用リスクと株主還元の弱さが残る。10年の稼ぐ力から見た安全域は乏しく、現在の評価は割高。 本質価値との差 −53.0% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 ブリッシュBLSH 規制資産は強いが、単体の低い資本収益性と大型買収への依存を考えると、現在の値付けは割高 本質価値との差 −64.8% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 フリーダム・ホールディングFRHC 証券の稼ぐ力は強いが、一顧客集中と赤字の周辺拡張、外部増資が重く、10年価値から見て明確に割高 本質価値との差 −75.1% · 10 年 割高(年 −4.0%) 割高 TFSファイナンシャルTFSL 信用損失の少なさと公開株向け配当は魅力だが、低いROEとMHC支配を踏まえると会社全体換算では割高 本質価値との差 −83.9% · 10 年 割高(年 −12.2%) 割高 ストラテジーMSTR 世界最大のビットコイン保有量は規模の強みだが、収益を生まない資産に優先株と増資負担が重なり、10年の安全域は乏しく割高。 本質価値との差 −95.5% · 10 年 割高(年 −5.0%)

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読んだ資料

  1. Ryan Specialty 2025年 Form 10-K(業務別売上、米E&S市場、LLC・少数持分、M&A、受託現金、税金受取契約)
  2. Ryan Specialty 2026年4〜6月期 Form 10-Q・決算発表(業績、見通し、資本政策、持分・負債)
  3. コニング2026年米国MGA市場調査(2025年市場保険料)

分析日 2026-10-23