株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

エムビーエス 1401

独自の外装・橋梁補修技術と厚い現金は魅力だが、施工人材と値上げ力に限界があり、長期価値はやや割安にとどまる

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,640 円114 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)1,400 円97 億円差 +17.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,640 円114 億円 · 差 +17.1% · 期待の年率 +8.6%
期待の年率リターン(10 年)+8.6%資本コスト比 +1.9 pt
推定の資本コスト6.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 6.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

エムビーエスは、古くなった住宅やビルの外装を修復し、橋梁やトンネルのコンクリート落下を防ぐ専門施工会社である。筆者の結論は「やや割安」だ。建築物の改修需要とインフラの老朽化を追い風に利益は伸ばせるが、現在の時価総額に対する10年価値の余裕は大きくない。

収益の核は独自のホームメイキャップ工法である。2026年5月期は建築物向け施工が4,314件、スケルトン防災コーティングの施工が209件に達した。リフォーム工事の受注窓口となる取引先パートナーは771社に広がり、営業利益率も14%台に上昇した。特許や技術研修、全国の施工実績は地元の一般塗装会社にはない強みだ。

ただし、技術が優れていても施工を引き受ける人と協力会社が増えなければ工事件数は伸びない。専門材料の調達先が集中し、公共工事では発注者と元請けの価格交渉力も強い。今期の受注残が厚いことを、そのまま10年分の成長とみなすべきではない。2026年10月に公表された新たな合弁構想も、まだ稼ぐ力として数えない。

財務は守りが堅い。2026年5月期の自己資本約39億円に対し純現金は約24億円あり、増配と自己株式の取得も続いている。一方で不動産や投資有価証券も保有し、余裕資金の運用が常に株主利益に結び付くとは限らない。中立の2036年5月期には売上約89億円、純利益約10億円を見込む。悲観的な施工網の縮小も考慮すると、安全域は慎重に見る必要がある。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主にとって、この会社の魅力は、古い建物を再び使えるようにするという理解しやすい仕事にある。橋梁補修も住宅の外壁改修も10年後に消える需要ではない。しかも工法の特許、施工後の保証、実物の工事実績があり、単なる営業代行や情報仲介より稼ぎの源が見えやすい。借金に頼らず全国へ展開してきた点も評価できる。

ただし、本当の堀とは競合が値下げしても注文が逃げず、値上げしても顧客が残る力である。技術の独自性は確認できるが、案件単価の上昇、競合に勝った件数、継続受注率を示す資料はなお足りない。約10の施工認定店を全国に増やすにも教育と品質監査が必要で、看板を増やすだけで営業利益が倍になる事業ではない。職人が仕上げる工事の質を、遠隔の本社だけで管理することはできない。

稼いだ利益がそのまま株主のものになるわけでもない。新支店、外注先の育成、保証への備え、債権回収には資金が必要だ。さらに投資有価証券の損失や周辺技術への出資は、施工利益の再投資と区別すべきである。自己資本が増えても追加の利益を生まない資産に滞留すれば、将来のROEは低下する。

一方で、近年の増配と自己株買いは、余った資金を株主に渡す行動が始まった証拠となる。私は工法の需要が続くことには比較的自信があるが、50拠点が高い採算で埋まるかには確信を持たない。したがって中立の成長を認めつつ、施工網の伸び悩みと資産の毀損を別々に試す。期待価値が現状を上回っても、十分大きな安全域があるとまでは言えない。

何で稼ぐ会社か

エムビーエスが顧客に売るのは塗料そのものではなく、建物を壊さずに外観と耐久性を回復する施工の成果である。山口県宇部市から全国へ広げたホームメイキャップ事業では、工務店、ゼネコン、ハウスメーカー、建物管理会社などの紹介や発注を受け、職人と協力会社を束ねて改修を行う。2026年5月期の同事業の売上は約48億円で、全社売上の約96%を占める。

ホームメイキャップには性質の異なる二つの仕事がある。住宅・ビルの外壁等を研磨し、機能性塗料で再生する建築物向けは年間4,314件の実績がある。橋梁の桁やトンネルを補修するスケルトン防災コーティングは年間209件、施工面積約3万6,100平方メートルで、目視点検を妨げにくい透明な剥落防止技術が特徴だ。後者は西日本高速道路などとの技術連携や公共発注案件の実績が営業の入り口になる。

会社は二つの工事の売上を別々には開示していない。そこで国交省の類似する可視型剥落防止工法の積算単価を参照し、インフラの面積から推定売上を求め、残りを建築物の件数に割り当てた。建築物一件当たり約86万円、インフラ一件当たり約518万円という現時点の金額は分析上の仮定であり、会社公表の平均請負額ではない。

ほかに通常の建築工事業が約1.9億円、その他事業が約0.4億円ある。後者は不動産の売買・賃貸や加盟店への材料販売などを含み、安定した課金型ソフト事業ではない。会社が管理し外注業者が現場で施工する体制なので、売上の拡大には案件選別、工程管理、安全管理、保証対応が欠かせない。AIエージェントが受発注事務を省力化しても、壁を直し橋を補修する物理的な仕事は代替できない。

優良さと弱いところ

最大の強みは、外壁の美観再生とコンクリートの透明な剥落防止を一つの施工会社が扱えることだ。独自工法の特許や施工マニュアル、保証、各地の実績は模倣の手間を生む。ホームメイキャップの取引先パートナーは771社に達し、スケルトン工法は全国47都道府県で累計1,666件の施工実績を持つ。顧客にとっては安さだけでなく、仕上がりと施工後の責任を一緒に買える点が価値となる。

収益性には改善の実績がある。2021年5月期の営業利益率約7%から2026年5月期には14%台へ上がり、同期間に大幅な借入増も必要としなかった。工事の選別や購買管理、支店展開の組み合わせは一定の成果を示している。ただし、昨年度の利益率はこの会社の長い履歴の中でも高い水準であり、現在の採算を永久に維持できる証拠にはならない。

堀は強固な独占ではなく、専門技術と現場管理を積み重ねた中程度の堀だと考える。2026年5月期の主要な材料仕入先への依存度は約59%と高い。元請けが公共工事の入札や住宅修繕の見積もりを競わせれば、独自工法でも値上げがすべて通るとは限らない。実際、建築物向けの平均受注単価を長期にわたって引き上げたという直接の公表数値はない。

財務上の純現金は大きく、過去10年の営業利益の変動も相対的に小さい。しかし将来の増分資本利益率は、技術そのものより新支店の採算と施工管理者一人当たりの案件数で決まる。ここで投資収益率が資本コストを超え続けるかを見極めたい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要の土台は新築より既存ストックの保全にある。住宅が減っても外壁の劣化はなくならず、橋梁やトンネルは使い続ける限り補修を要する。会社資料によれば全国の道路橋は約73万橋あり、建設から50年超の比率は2030年に約55%、2040年には約75%に達する見通しだ。この数字は保全の必要性を示すが、予算と技術者がなければ直ちに施工件数にはならない。

住宅リフォーム市場は数兆円規模で、会社資料が引用する推計では2040年の狭義の市場が約8兆円となる。大規模な建設会社も含む維持修繕市場はさらに大きい。しかし、外装補修だけに絞った公的な市場規模と、同社の厳密なシェアは開示されていない。建築物向けの推定売上約37億円を住宅リフォーム約7兆円と比べた約0.05%は、対象範囲が一致しない参考値でしかない。

競争相手は地域の塗装・防水工事会社、改修を一括受注するゼネコン、建物管理会社の協力業者である。橋梁補修ではショーボンド建設を擁するショーボンドホールディングスなど、大規模な補修専業各社が相手になる。ショーボンドの建設売上は数百億円規模で、エムビーエスの推定インフラ売上とは桁が違う。ただし契約工法や工事範囲が異なるので、この売上比を市場シェアと誤認しない。競合別の透明剥落防止工法の施工面積シェアは非開示である。

人手不足と物価上昇は業界の構造問題だ。賃金、足場費、塗料費が上がっても、発注者が価格転嫁に応じなければ工事会社の利益率は縮む。50拠点への展開目標には地理的な強みがあるが、支店数よりも認定施工店と現場監督の増加がボトルネックとなる。2036年の中立では市場全体の実質補修量はほぼ横ばいから微増とし、同社が小さなシェアを獲得して件数を増やす。単価の上昇は物価3%の範囲に収め、独自工法だから毎年値上げで超過成長できるとは考えない。

資本政策と M&A

経営は全国への支店展開と施工技術の開発を優先しながら、株主還元を強めている。配当は2021年5月期から2026年5月期まで連続して増え、2026年5月期には約2.7億円の自己株式取得を実施した。自己株式は約80万株に達し、流通する株数が減った分は既存株主の取り分に効く。一方、過去には増資による希薄化もあり、長期の株数変化を片側だけ評価してはならない。

2026年8月公表の事業計画には、2028年5月までに全国50拠点を目指す方針がある。数値で示した経営指標は売上高経常利益率10%以上、自己資本比率50%以上、ROE8%以上、PBR1倍以上だ。確定した中期の売上・営業利益額の約束はなく、配当性向、DOE、総還元性向、自社株買い金額にも数字の約束はない。2027年5月期の会社業績予想自体も2026年10月時点では未定である。

事業外への資金投入には目を光らせたい。保有有価証券には評価損が生じており、賃貸不動産やロボット関連企業への投資も本業と同じ利回りを約束しない。2026年10月に発表したテックビルドとの合弁は全体40百万円の小規模な取り組みで、当面の企業価値を動かす買収益とは扱わない。純現金約24億円のうち、工事の立替金、未成工事の受入金、保証と支店運営に備える約12億円を除いた部分を余剰資金とみる。直近の増配と自己株買いの実績から、余剰資金の株主への戻り方は100%で評価するが、使途の点検は続ける。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

住宅の新築着工が減っても、既存の外壁や橋梁の補修は繰り返し必要になる。特に橋梁の老朽化は物理的に止められず、剥落防止と目視点検の両立を求める発注者に透明なスケルトン工法が選ばれる余地が大きい。2026年までに建築物の施工実績は累計5万件超、インフラは累計1,666件を積み上げた。これは新参企業にはない採用事例であり、工法の指定に結び付けば施工面積はまだ広げられる。

営業基盤も前進している。取引先パートナーは771社に達し、28拠点から全国50拠点への展開が進めば、拠点間の紹介案件や広域のハウスメーカーからの一括受注を取りやすくなる。一般住宅の外装工事は案件が小さいため、地方ごとに有力な取引先を確保する効果が大きい。稼働率と現場管理の効率が上がれば、本社費の負担を吸収しながら利益率を高められる。

株主が得る利益にも改善の余地がある。2026年5月期は純現金が約24億円あり、自己株買いと増配を同時に行えた。追加の成長投資に十分な収益率が見込めない場合、配当や買い戻しへ振り替えられる。材料の共同購買、施工の標準化、工程記録の自動化が進めば、一件当たりの粗利を保てる。新しいロボットやセンサー技術が売上を生むとは決めつけなくても、既存工事の質と省力化だけで上向く余地はある。

慎重な見方

会社の工法には価値があるが、発注者が高く買い続けるとは限らない。外壁塗装は地場施工会社が多く、ゼネコンや住宅メーカーは複数業者を比較して発注できる。透明な剥落防止材にも代替工法があり、公共工事では材料認定と入札制度が価格を縛る。施工実績の蓄積を、そのまま独占的な値決め力とみなすのは早い。

50拠点への計画も、数字としては意欲的すぎる可能性がある。2026年時点で施工認定店は約10社にとどまり、協力会社の工事品質を均一に維持する難しさは支店が増えるほど高まる。事故、施工不良、保証対応が一度重なれば、紹介営業の信用を失いかねない。仕入れの約6割が特定先に集中することも、価格転嫁の力が弱いときには利益を傷める。

さらに、本業以外への資金配分は楽観できない。有価証券や不動産に資金を振り向ける一方で、投資証券には損失が発生した。ロボット関連投資や新たな合弁事業も、成功するまでは株主のオーナー利益を減らす選択肢だ。2026年5月期の高い利益率を出発点に、案件数と採算がともに下がれば純利益は急速に消える。過去に2008年の営業赤字を経験した会社であり、成長途上の小型企業の財務的な余裕と、将来の超過利益が続くことは別問題である。

どちらに重みを置いたか

必要不可欠な補修需要と技術実績は評価するが、会社固有の案件単価や施工認定網の規模は、強い値決め力を証明するには足りない。確率は楽観側29%、中立35%、悲観側36%と、下側へ7ポイントだけ寄せた。人材と施工品質の制約を認めつつ、純現金と長年の施工実績が深い悪化を緩和するため、極端な悲観にはしない。事業価値の積み上げから現状比約18%の上振れ余地が出るが、大きな安全域とは呼べない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/05 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 2,550 円177 億円(+ 還元の換算額還元の合計 433 円30 億円)。 今の値に割り戻すと 1,640 円114 億円、今との差 +17.1%、 期待の年率 +8.6%(資本コスト 6.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 6,307 円437 億円 874 円61 億円 +412.9% +19.7% 718 円50 億円
やや楽観 19% 3,892 円270 億円 638 円44 億円 +223.6% +13.8% 861 円60 億円
中立 35% 2,675 円185 億円 470 円33 億円 +124.6% +9.3% 1,101 円76 億円
やや悲観 24% 828 円57 億円 216 円15 億円 −25.4% −3.2% 251 円17 億円
悲観 12% 375 円26 億円 69 円5 億円 −68.3% −11.5% 53 円4 億円
加重平均100% 2,550 円177 億円433 円30 億円 +113.1% +8.6% 2,983 円207 億円

今の株価時価総額 1,400 円97 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 全国施工網が定着しインフラ技術も普及 利益 21 億円 · PER 20.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6,307 円437 億円

全国の支店と認定施工店の育成が進み、既存パートナーが広域の外装改修を継続発注する。建築物向けは年8,000件となり、地場塗装会社だけでは応えにくい案件の一括管理を担う。量の増加に加え、大型物件と高機能コーティングの比率が上がり、物価を上回る平均単価も獲得する。

インフラ向けはスケルトン防災コーティングの採用が高速道路会社と自治体に広がる。施工件数は450件となり、施工面積の大型化を伴って単価も上がる。パシフィックコンサルタンツなどとの連携による指定工法化が進み、元請けとの競争で工程管理の力が認められる。施工の標準化で外注原価率も下げる。

一般建築工事は選別受注を続け、不動産は利益の主体にしない。中核の高採算化で増えた利益から約61億円を10年間で株主に還元しながら、施工人材と支店への投資を継続できる。ロボットやRFIDは施工管理を補助するが、未検証の新製品売上は計上しない。

  • ホームメイキャップ・建築物外装:数量 8,000(建築物向け年間施工件数(件))× 価格 0.01(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 102 億円・営業利益 23 億円。施工件数は現状の1.85倍。大型案件比率上昇で価格は約1.48倍、営業利益率22%。
  • ホームメイキャップ・インフラ防災:数量 450(インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡))× 価格 0.08(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 36 億円・営業利益 9 億円。公共採用と認定施工店の増加で件数約2.15倍、単価約1.52倍。
  • 一般建築工事:数量 15.0(換算大型工事案件数(件・推定))× 価格 0.29(換算1件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。一般工事の選別受注を継続。
  • その他・不動産・加盟店向け材料:数量 2.0(その他取引の年商換算案件数(件・推定))× 価格 0.47(換算案件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。不動産・材料供給を小規模に伸ばす。

倍率:資本コストk6.75%、2036年以降の名目成長率g3%。自己資本利益率約20.7%、普通の堀で超過収益の残存を1/2とした増分資本利益率RONIC約13.7%から、正当化PER=(1-g/RONIC)/(k-g)の上限約20.84倍。余剰現金12億円の利息0.168億円を純利益から控除した事業利益に掛け、余剰現金を別途加える。

確率:50拠点の稼働、専門施工人材の増加、インフラ工法採用が同時に順調という複数条件の達成が必要なため、上限側の確率は10%に絞る。

やや楽観 19% 支店増設と受注基盤が順調に拡大 利益 13 億円 · PER 19.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3,892 円270 億円

全国の支店拡大が計画どおりに進み、施工管理者の採用と協力会社の教育もおおむね追いつく。既存住宅の維持修繕は新築着工の減少を補い、建築物向け施工は年6,700件に増える。住宅メーカーとの関係が深まり、広域案件の発注窓口としての立場が強くなる。単価は物価上昇に加え、やや大型の工事比率が増す。

インフラでは、橋梁の点検義務や補修計画を背景にスケルトン工法の実績がさらに広がる。施工件数は355件へ増え、元請けが工法を指定する割合も緩やかに上昇する。施工面積の増大と品質保証の負担を価格にある程度転嫁することで、工事採算を改善する。

一方、競合の補修専業企業や地元業者も案件を狙い、同社だけが高い単価を自由に設定できるわけではない。間接費は支店増設に合わせて膨らみ、本社費も物価に応じて増える。利益の約半分を配当と自社株式取得で還元しながら、成長のための運転資金を維持する。

  • ホームメイキャップ・建築物外装:数量 6,700(建築物向け年間施工件数(件))× 価格 0.01(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 80 億円・営業利益 16 億円。工事件数1.55倍、名目単価1.38倍。効率改善で利益率19.5%。
  • ホームメイキャップ・インフラ防災:数量 355(インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡))× 価格 0.07(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 26 億円・営業利益 6 億円。件数1.70倍、工事規模拡大で単価1.42倍。
  • 一般建築工事:数量 12.0(換算大型工事案件数(件・推定))× 価格 0.27(換算1件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。一般工事は低い採算で緩やかに伸びる。
  • その他・不動産・加盟店向け材料:数量 2.0(その他取引の年商換算案件数(件・推定))× 価格 0.30(換算案件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。その他は小規模で収益への影響も軽微。

倍率:k6.75%、g3%、普通の堀の残存率1/2。ROE15.5%からRONIC約11.1%を求めた正当化PERの上限約19.47倍を採用。純利益には余剰現金利息を含むため0.168億円を引き、現金12億円を別に戻す。

確率:施工技術が採用されやすく老朽インフラの需要も強いが、全国の現場品質管理に負荷が掛かるので、強気の本命より一段下の確度とする。

中立 35% 維持修繕需要を取り込み着実に増収 利益 10 億円 · PER 18.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,675 円185 億円

建築物の改修需要は持続し、地元業者との競争の中でも取引先の広がりが案件増につながる。支店は増えるが、そのすべてが高い稼働率に達するわけではない。建築物向けは年5,650件と、現在から約3割多い規模になる。平均工事単価は物価上昇にほぼ沿うため、実質の値上げによって利益を稼ぐ筋書きではない。

インフラ向けは補修の必要性とスケルトン工法の実績を背景に、施工が295件へ増える。透明剥落防止工法を採用する現場が増える一方、ショーボンドなどの競合や入札価格の制約も続く。工事単価は10年間の物価上昇分にほぼとどまり、粗利率の改善も緩やかだ。

通常の建築工事や不動産取引は収益の中核にはならない。支店の管理費、施工研修、保証対応の費用が増えるため、全社の営業利益率は足元の高水準からさらに無条件で拡大するわけではない。中立の純利益は約10億円に増えるが、留保利益が自己資本を厚くするのでROEは足元より低くなる。新たな大型買収はなく、10年間の利益のおよそ4割を株主に還元する。

  • ホームメイキャップ・建築物外装:数量 5,650(建築物向け年間施工件数(件))× 価格 0.01(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 65 億円・営業利益 12 億円。建築物の件数約1.31倍、単価約1.34倍(物価3%の10年累計)。
  • ホームメイキャップ・インフラ防災:数量 295(インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡))× 価格 0.07(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 20 億円・営業利益 5 億円。年間施工件数約1.41倍、単価は物価にほぼ一致。
  • 一般建築工事:数量 10.0(換算大型工事案件数(件・推定))× 価格 0.25(換算1件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。一般工事の実質件数を横ばい、価格は物価並み。
  • その他・不動産・加盟店向け材料:数量 1.0(その他取引の年商換算案件数(件・推定))× 価格 0.50(換算案件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。その他事業は横ばい規模。

倍率:k6.75%、g3%、普通の堀の残存率1/2。全社ROE約11.9%から新規再投資のRONIC約9.3%、正当化PER約18.08倍を導く。全社利益から余剰現金の税後受取利息0.168億円を控除し、現金12億円を別に数えた。市場の実績PERは使わない。

確率:建築物補修と公共インフラの需要は長い一方、50拠点の目標達成を前提にせず、施工人員の制約を折り込んだ中心値とした。

やや悲観 24% 人手不足と価格競争で利益率が後退 利益 4 億円 · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 828 円57 億円

支店は増えても現場監督と認定施工店の育成が追いつかず、受注を断る場面が増える。建築物向けは年4,350件と現在とほぼ同じ水準にとどまり、工事単価も物価上昇に負ける。地元の外壁業者が低価格で受注し、ハウスメーカーも工事の内製管理を進めるため、エムビーエスの紹介案件は伸び悩む。

インフラの老朽化は進むものの、自治体の財政難と技術者不足によって執行が遅れる。スケルトン工法の施工は210件と横ばいに近く、大手の橋梁補修業者との入札競争で利幅が下がる。材料費と外注費が上昇する中、10年累計の価格上昇は物価を下回る。

支店を閉じても賃料や保証対応などの固定費をすぐには落とせず、本社費が利益を圧迫する。有価証券の買い替えや小規模合弁も本業の利益低下を補えない。黒字は維持するがROEは資本コストを割り、増配と買い戻しを縮小する。これは倒産の筋書きではなく、専門施工企業としては残っても資本効率が下がる10年である。

  • ホームメイキャップ・建築物外装:数量 4,350(建築物向け年間施工件数(件))× 価格 0.01(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 48 億円・営業利益 7 億円。施工件数ほぼ横ばい、価格上昇1.27倍で物価に劣後。
  • ホームメイキャップ・インフラ防災:数量 210(インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡))× 価格 0.06(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 13 億円・営業利益 2 億円。件数横ばい、入札圧力で利益率15%。
  • 一般建築工事:数量 7.0(換算大型工事案件数(件・推定))× 価格 0.23(換算1件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。一般工事は受注縮小、ほぼ損益均衡。
  • その他・不動産・加盟店向け材料:数量 1.0(その他取引の年商換算案件数(件・推定))× 価格 0.38(換算案件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。その他は小幅赤字に転落。

倍率:ROE約5.9%はk6.75%を下回るため、成長への再投資を高く評価せず、稼ぐ力の上限1/k=約14.81倍を超えない。施工品質・値決め力の低下を織り込んで12倍。余剰現金は現時点の12億円から3/4の9億円しか残らないものとして、その税後利息0.126億円を利益から控除した。

確率:技術自体の需要は残るが、材料の集中調達と施工管理人材の限界が採算を損なう事態は十分ありうるため、悲観側で最も重い確率を配する。

悲観 12% 施工網が縮小し特許優位も失われる 利益 0 億円 · PBR 0.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 375 円26 億円

専門材料の調達難と施工品質の問題が重なり、ハウスメーカーやゼネコンからの受注が大きく減る。認定施工店の離脱も発生し、全国の支店の一部を閉じる。建築物向け工事は年3,100件に減り、価格も物価に十分追いつかない。既存工法を使った外装改修は残るが、一般の塗装会社との競争では独自性を失う。

スケルトン工法では代替する補修方法が公共案件で広まり、受注は年間120件へ縮小する。技術提携を維持しても仕様指定を確保できず、価格を下げなければ仕事を取れなくなる。通常建築工事とその他の事業も赤字となり、施工保証費や閉鎖する拠点の費用が本社損益を圧迫する。

営業損益は小幅赤字になり、保有有価証券や周辺事業への投資の一部には約8億円の評価・処分損が生じる。10年間の前半で稼いだ利益の大半は事業の縮小と損失処理に使われ、株主還元は約5億円にとどまる。企業は存続しても超過収益の見込みは失われるため、株式価値は今ある純現金と処分可能資産の保守的な回収額を基準にする。

  • ホームメイキャップ・建築物外装:数量 3,100(建築物向け年間施工件数(件))× 価格 0.01(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 30 億円・営業利益 3 億円。件数約0.72倍、単価約1.14倍で実質大幅値下げ。
  • ホームメイキャップ・インフラ防災:数量 120(インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡))× 価格 0.05(工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。工法シェアを失い施工件数約0.57倍。
  • 一般建築工事:数量 4.0(換算大型工事案件数(件・推定))× 価格 0.22(換算1件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 1 億円・営業利益 0 億円。一般工事も案件不足で赤字。
  • その他・不動産・加盟店向け材料:数量 1.0(その他取引の年商換算案件数(件・推定))× 価格 0.20(換算案件当たり売上(億円、名目・推定))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。不動産等の規模を縮小。

倍率:赤字事業に永久成長PERを用いない。2026年5月末の現在自己資本約38.8億円に、現金と換金可能な資産の保守的回収額26億円を割ったPBR約0.6701倍を掛ける。2036年に留保した自己資本49.9億円へ床倍率を掛けて価値を膨らませない。

確率:主要材料の供給制約、施工品質の事故と競合の代替工法の普及が重なる複合事象であり確率は低いが、事業規模が小さく一度の信用失墜が大きいので12%を無視しない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ホームメイキャップ・建築物外装

住宅・集合住宅・ビル等の外装研磨、補修、再生コーティング。工務店、管理会社、ハウスメーカーを介して施工する。

数量建築物向け年間施工件数(件)価格工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/05 4,314 0.01 37 7
10 年後 中立 5,650 0.01 65 12

取り方:2026年8月の会社事業計画資料に建築物施工4,314件がある。ホームメイキャップ事業の合計売上48.03527億円から、同資料のインフラ施工面積36,100㎡と国交省の可視型剥落防止工法の2023年設計単価23,010円/㎡を基に、工法差・仮設費等を踏まえて推定したインフラ売上10.83億円を差し引いた。残り37.20527億円÷4,314件=約86.2万円/件。建築物だけの売上・平均単価・営業利益は非開示で、営業利益7.10億円も本分析の配分推計。

ホームメイキャップ・インフラ防災

スケルトン防災コーティング工法を用いる橋桁、橋脚、トンネル等の透明なコンクリート剥落防止工事。

数量インフラ向け年間施工件数(件、参考施工面積㎡)価格工事1件当たり平均売上(億円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/05 209 0.05 11 3
10 年後 中立 295 0.07 20 5

取り方:2026年8月の会社事業計画資料に209件・36.1千㎡。2023年国土交通省近畿地方整備局の別工法『剥落防止シート貼付・可視可能型』設計単価23,010円/㎡は同社受注単価ではない。工法、現場管理、足場等の差を含む仮の平均請負単価を30,000円/㎡とし、36,100㎡×3万円=10.83億円、209件で割って約518万円/件。利益2.73189億円はホームメイキャップ事業の営業利益計9.83189億円との整合をとった推計である。

一般建築工事

ホームメイキャップ独自工法以外の新築・改修工事の請負。

数量換算大型工事案件数(件・推定)価格換算1件当たり売上(億円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/05 10.0 0.19 2 0
10 年後 中立 10.0 0.25 3 0

取り方:2026年5月期決算短信の建築工事業売上1.88081億円と営業利益0.02609億円を採用。受注件数の開示がないため10件の大口換算案件と仮定し、売上÷10件=約1,881万円/件とした。実際の受注件数や実際の平均請負額ではない。

その他・不動産・加盟店向け材料

不動産売買・賃貸仲介等と加盟店に対する材料供給。継続課金ソフトは確認されない。

数量その他取引の年商換算案件数(件・推定)価格換算案件当たり売上(億円、名目・推定)売上営業利益
今 2026/05 1.0 0.38 0 0
10 年後 中立 1.0 0.50 1 0

取り方:決算短信のその他売上0.38103億円、営業利益0.01933億円を採用。内訳に不動産と加盟店向け材料販売があるが、売買物件数や材料出荷数量は非開示なので、異質な取引を1年間の換算バスケット1件として表した。成長の中核とせず、実際の販売件数と誤読しない。

リスクと懸念

施工管理者と認定施工店の不足

会社は全国50拠点を目指すが、2026年時点の施工認定店は約10社にすぎない。支店が増えても現場監督や職人の育成が追いつかなければ案件を引き受けられず、施工の質もばらつく。今後10年の価値に効くのは看板の数ではなく、工事一件当たりの粗利益と、無事故で納められる人員体制である。

主要材料供給先への高い依存

有価証券報告書ではシーカ・ジャパンに対する仕入依存が約59%に達する。塗料や機能性材料の価格高騰、供給停止、仕様変更が起きると工事単価へすぐには転嫁できない。独自工法が収益上の強みであることと、主要材料の仕入価格を同社が自由に決められることは別である。

公共工事の価格競争と発注予算

老朽橋梁が増えること自体は確実性が高いが、自治体の予算、人手、入札制度が実際の発注量を決める。透明な剥落防止技術は他にもあり、大手補修会社やゼネコンは代替手法を提案できる。スケルトン工法が工事仕様に採用される率と、採算を維持した落札率が鈍れば、成長は面積にも利益にも結び付かない。

保証対応と施工不良の累積

外壁と橋梁の改修は引き渡して終わりではなく、長期に品質が保たれることを発注者が期待する仕事だ。広域で外注施工を使うほど、施工条件や下地処理に差が生まれる。重大な剥落、再施工、安全事故が起きれば保証費用だけでなく、住宅メーカーや高速道路会社への紹介ルートを失う可能性がある。

余裕資金の投資損失と統治

2026年5月期には投資有価証券の減損損失が発生している。非事業用の有価証券、不動産、ロボット関連の出資へ現金を広く振り向けると、工事で稼いだ利益を損なう恐れがある。創業経営者の存在感と株式保有の集中も、少数株主の資本配分に対する監視を弱めかねず、増配と自己株取得が今後も続くかを確認したい。

AIエージェント代替と未商用技術の期待

施工自体は現場で人が体を動かす業務なので、SI受託、事務BPO、席課金SaaSのようなAIエージェントによる売上の直接代替には当たらない。ただし見積書作成や写真報告は自動化され、競合もその費用削減を価格競争に使える。RFID監視やロボットについては実証・出資の段階にとどまり、収益化前に研究費だけが増えるリスクがある。

高採算の継続を前提にする危険

2026年5月期の営業利益率14%台は同社の過去の高水準であり、2027年5月期第1四半期の増益だけでは10年間の維持を保証しない。受注残高が増えても大型工事の採算が落ちれば利益は減る。販管費や支店固定費が先行する局面を見逃すと、売上の成長だけで資本収益率を過大評価する。

今後の分かれ目

建築物の年間施工が6,000件を超え、既存支店の採算を維持したら
全国施工網の規模の経済が確認でき、やや楽観の確率を増やす。値上げの実績も分けて確かめる。
スケルトン施工が年300件を超え、施工面積と受注単価も連動して増えたら
インフラ工法の採用が一過性ではない証拠となり、中立の数量と利益率を上げる。
施工認定店と現場管理者が増えないまま支店だけが50に近づいたら
人件費と間接費が先行するため、やや悲観の確率を高め、工事件数の成長を抑える。
主要材料の仕入価格が上がり、売上総利益率が複数期連続で低下したら
独自工法の値決め力に疑義が生じる。各工事の粗利率と長期成長率を見直す。
連続増配と自己株取得が止まり、投資有価証券や周辺事業への出資が増えたら
余剰現金の株主への戻り方を1.0から0.75へ引き下げ、資本配分による価値毀損を悲観に反映する。
大手ハウスメーカーとの包括受注契約や公共工事の採用仕様が明示され、平均施工単価が上昇したら
単なる市場成長ではなく値決め力と顧客の切り替え費用が確認できるため、堀の強さと倍率の前提を再検討する。

見ておくもの

  • ホームメイキャップ建築物の年間施工件数と一件当たり売上の推移(開示があれば建築物・インフラ別)
  • スケルトン工法の年間施工件数・面積・採用自治体数と公共入札での受注額
  • 認定施工店数と拠点数、取引先パートナー数、支店別の収益性
  • ホームメイキャップ事業の受注額、受注残高、売上総利益率と主要仕入先比率
  • 2027年5月期会社業績予想の公表状況と通期に向けた営業利益率
  • 増配・自己株買いの額、現預金、投資有価証券の減損および資本配分
  • 施工品質の保証費用とRFID・ロボット技術の有償契約実績

倍率と資本コストの決め方

株価1,390円と約96億円の時価総額は、施工件数・参考単価・10年先の利益と倍率を出した後でのみ比較した。建築物4,314件とインフラ209件は会社開示で、両者の売上分解、平均単価、通常工事の換算件数は公開情報を使った推定である。中立の価格上昇は10年間の物価3%に一致させ、株価上昇を説明するために実質値上げを足していない。PERはk6.75%、g3%と超過ROEの半減から計算し、現在や過去の市場PERを採用しなかった。余剰現金は12億円だけを別に評価し、投資証券や不動産の額を上乗せして二重に数えない。10年間の留保資金のうち支店拡張や工事運転資金に使う分は自由な現金とみなさず、ここでは将来の余剰資金の追加加算をしない保守的な計算である。悲観時は現在の資産の換金額を床にする。2027年以降の新リース基準で会計上の負債分類が変わっても、賃料は工事採算に含める形で10年比較を統一した。

資本コスト 6.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。無リスク金利3%と株式リスクプレミアム4.5%の基本7.5%に、過去の低い利益変動と厚い純現金による質の調整マイナス0.75%を反映。経営者依存などの個別リスクは確率と筋書きで扱う。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 ロゴスホールディングス205A 北海道で築いた住宅供給力には全国への余地がある。薄い自己資本と買収リスクを織り込んでも長期価値は割安側 本質価値との差 +134.5% · 10 年 割安(年 +19.6%) 割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +116.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 UNICONホールディングス407A 地域密着の施工実績と技術者融通に競争力がある。買収の不確実性を慎重に見ても、長期の本質価値は現在の時価総額を上回る 本質価値との差 +86.6% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +72.8% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +67.7% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +67.3% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 大成温調1904 改修工事の積み上がりと厚い現金に価値がある。工事採算の波を差し引いても安全域は大きい 本質価値との差 +60.8% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +57.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +56.2% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.8% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 飛島ホールディングス256A 更新工事と地域事業の拡張には価値がある。借入増加と不動産の資本効率を厳しく見ても、長期の安全域は厚い 本質価値との差 +52.3% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +49.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 Cross Eホールディングス231A 現場技術と手元資金には価値があり割安だが、大口顧客への集中と巨額の買収計画は見逃せない 本質価値との差 +46.3% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +44.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +44.3% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +43.0% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 カドス・コーポレーション211A 土地情報を握る独自の営業力に長期価値がある。不動産投資の借入増加には警戒が必要だが、現状の評価には安全域が残る 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +41.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +38.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +38.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +31.2% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +30.2% · 10 年 割安(年 +10.4%) やや割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +27.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +26.1% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +13.3%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +12.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.2%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +8.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 アップコン5075 稼働を止めずに床を直す技術は強い。ただし大型受注の山谷と再投資負担を勘案すると、現時点の安全域は薄く適正圏。 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.2% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −1.6% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −2.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ETSグループ253A 送電網の更新需要は長く続くが、大型案件への依存と新事業の投資効率が安全域を削る。長期価値ではやや割高と見る 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +8.3%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ビーエイブル604A 福島第一の廃炉技術には現場の堀があるが、東電依存と再投資負担、希薄化を考えると今の時価総額に十分な安全域はない 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 グリーンエナジー&カンパニー1436 蓄電所の開発力は伸びるが、増える借入と潜在株式を考えると、10年先の利益にも現在の評価を支える十分な安全域はない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 トヨコー341A 独自の屋根補修と高出力レーザーには将来性がある。ただし量産と工法普及の不確実性を考えると、今の評価はやや割高だ 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −22.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ハンワホームズ275A 施工と屋外家具を束ねる独自性はあるが、借入と資金流出が重く、現在の時価総額には長期の安全域が乏しい 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニッソウ1444 賃貸修繕の需要と顧客基盤には持続性があるが、利益率の低迷と買収事業の赤字が重く、現状はやや割高 本質価値との差 −29.5% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 Lib Work1431 住宅施工の事業基盤は残るが、3D建設と住宅向けソフトの成功を先取りした株価には安全域が乏しい 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 SAAFホールディングス1447 現場の地盤技術には残存価値があるが、投資失敗とAI代替、薄い資本を考えると株価は割高 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −62.1% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.3% · 10 年 割高(年 −10.8%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −9.3%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. エムビーエス『事業計画及び成長可能性に関する事項』2026年8月28日
  2. エムビーエス『2026年5月期 決算短信』2026年7月13日
  3. エムビーエス『2027年5月期 第1四半期決算短信』2026年10月13日
  4. 国土交通省近畿地方整備局『国道2号浜手バイパス高架橋新港工区他補修補強工事・公開設計書』2023年

分析日 2026-10-22