株譜
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東亜建設工業 1885

港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,519 円1,948 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,026 円1,567 億円差 +24.3%
10 年後から見ると やや割安 価値 2,519 円1,948 億円 · 差 +24.3% · 期待の年率 +8.7%
期待の年率リターン(10 年)+8.7%資本コスト比 +1.2 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

東亜建設工業は、港・空港・護岸など海の工事に強い海洋土木(マリコン)の二番手だ。2026年3月期は売上3,587億円、営業利益242億円と、どちらも過去最高を更新した。

筆者の結論はこうだ。いまの値段は、この利益の高さをほぼ織り込んでおり、安全域は薄い。割安とも割高とも言い切れない。

利益を押し上げたのは三つある。防衛関連の土木、物価上昇を価格に転嫁できるようになった建築、損失が減った海外だ。会社自身が、今期は営業利益が1割以上減ると見ている。山は過ぎつつある。

ただし、需要の底は固い。老朽化した港湾の更新、国土強靱化の新しい5か年計画、防衛施設の整備が、10年は続く。公共工事は景気に左右されにくい。

足を引っ張るのは人手だ。技能者が増えない以上、施工量は伸ばしにくい。利益率が中期計画の目標である6%に近い水準で定着するかが、価値の分かれ目になる。

株主への還元は厚い。前の3年は総還元性向が65%だった。純現金もある。それでも、10年後の利益を資本コストで割り引くと、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準に収まる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、東亜建設工業は悪くない会社だが、安く買える会社ではない。

まず、利益の質を疑う。いま営業利益率が高いのは、防衛の大型工事と建築の価格転嫁という追い風が重なったからだ。工事は一件ごとに終わり、同じ利益が自動で続く仕組みはない。10年でならした利益は、足元より低いと考える。

次に、資本の使い方だ。稼いだ利益の多くを配当と自社株買いで返しており、無理な買収もない。経営陣は「返す」ことに真剣だ。一方で、本業が建設である以上、利益を再投資しても高い収益は生みにくい。船は壊れ、人は辞める。

最後に、安全域だ。純現金はあるが、前払いの工事代金が大きく、見かけほどは余っていない。景気の悪い年でも公共工事は止まらないので、倒産のおそれは小さい。反面、値段が安い局面でなければ、買って報われる余白は薄い。

筆者は、10年先の利益を資本コストで割り引いたうえで、いまの値段とほぼ同じ水準になると見ている。待てるなら、利益率が戻る局面を待ちたい会社だ。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は三つある。国内土木が売上の4割強、国内建築が3割強、海外が2割台半ばで、残りは子会社などの小さな事業だ。

国内土木の主力は、港湾・空港・護岸・埋立・浚渫といった海の工事である。ポンプ浚渫船など自前の作業船を持つのが強みだ。発注者は国土交通省の地方整備局と防衛省が中心になる。防衛では、馬毛島の係留施設の工事を五洋建設と共同で受けた。鹿児島の桟橋工事でも追加工事を受注している。

国内建築は、冷蔵倉庫や物流施設に強い。ここ3年で売上が大きく伸び、営業利益は109億円と前期より27%増えた。資材高で採算の悪い工事が減ったのが効いた。防衛関連の駐屯地整備も多い。

海外は、シンガポールが中心だ。大型の港湾工事を重ねている。2026年3月期の売上は約860億円だが、会社は「一部は実力を上回る」と認めている。海外の利益は工事ごとのぶれが大きい。

洋上風力は、土木の延長にある新しい挑戦だ。大林組と共同で建造した自己昇降式作業台船(海に脚を立てて船体を持ち上げる作業船)があり、風車の基礎や据え付けを狙う。ただ、今の中期計画に数値目標はない。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、海の工事の経験と作業船にある。

海洋土木は大手の数社が分け合う準寡占だ。国内土木・海外を含む土木の売上は、五洋建設が約3,300億円、東亜建設工業は約1,450億円と筆者は見る。五洋の2分の1ほどの規模だが、馬毛島のような難しい工事を二社で組んで受けるほど、実績は評価されている。

ただし、堀は広くない。公共工事は入札で価格が決まり、東亜が値段を決める力は小さい。国内建築は同業との競争がそのまま利益率に響く。海外は見積もりの甘さが損失になりやすい。

資本の使い方は、いまのところ合格点だ。前の3年は、目標の2倍近い約280億円を株主に返した。自社株買いも機動的に行っている。政策保有株は純資産の1割台まで減らし、10%未満を目指す。

気になるのは買収だ。前の中期計画で事業拡大の投資に使ったのは17億円にとどまった。慎重とも、手が打てていないとも読める。

筆者がいちばん重く見るのは、利益率の持続性だ。過去10年の営業利益率の中央値は4%台で、今の6.8%は例外的に高い。この水準が続くかは、堀の広さでなく、人手の制約の中で入札環境がどう変わるかに懸かる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

需要は底固い。ただし、伸びは人手が決める。

国土強靱化の新しい計画(2026〜2030年度)は、規模が20兆円強と前の計画の約15兆円から拡大する見通しだ。港湾の岸壁や防波堤は建設から50年を超えるものが増え、更新が続く。防衛省は、離島や基地の施設の強靱化を急いでいる。

一方で、働き手は減る。2024年から残業の上限規制が建設業に適用され、現場の人数を増やせない会社は、施工量を伸ばせない。国内の海洋土木で、数量は10年で横ばいか小幅な増と筆者は見る。物価の上昇分は価格に乗り、売上は名目で伸びる。

競争の形は準寡占だ。国内の海洋土木は五洋建設と東亜建設工業が二強で、東洋建設や若築建設が続く。防衛の大型工事では、鹿島建設などの総合建設会社と組むこともあれば競うこともある。

業界の見通しは、同じ領域の五洋建設と同じ前提に置く。価格は物価並みに上がり、数量は人口と人手に縛られて横ばい圏。楽観は予算の拡大と新領域、悲観は公共予算の先送りだ。

今は防衛の山の途中にある。山が過ぎると、入札の競争が厳しくなり、利益率が下がりやすい。この点が会社の予想する減益の背景だと筆者は読む。

資本政策と M&A

還元は厚く、買収はほとんど使っていない。

前の3年の総還元性向は約65%で、配当に自社株買いを足した。新しい中期計画は、配当性向40%以上を掲げ、自社株買いは機動的に行う方針だ。自己資本利益率(ROE)は10%以上を保つとする。会社は株主資本コストを7〜8%と見ており、その上を目指すのは筋が通っている。

投資は3年で約500億円。うち作業船や本社の新社屋に約170億円、不動産開発に約100億円を充てる。買収は別枠で、案件ごとに決める。

政策保有株は、連結純資産の10%未満へ減らす途中だ。大株主には太平洋セメントが5%台でおり、政策投資の目的で持っている。提携や再編で動く可能性は小さいと筆者は見る。

純現金は241億円ある。ただ、建設業の現金は、発注者から前もって受け取る工事代金と、協力会社への未払いの時間差でふくらむ面が大きい。会社も協力会社への支払条件を短くしており、この現金は完全に株主のものとは言えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

海の工事は、日本でこれから10年、最も確実な仕事の一つだ。港湾の更新、防波堤の強化、離島の防衛施設。どれも景気に左右されない。

東亜は準寡占の一角にいて、難しい工事ほど東亜に回ってくる。馬毛島でも五洋建設と組んで大型工事を任された。国土強靱化の予算は20兆円強に増え、防衛関連の予算は大きく膨らむ。人手が足りない中では、仕事を選べる会社ほど利益率は高く保てる。

建築では冷蔵倉庫やデータセンターに食い込み、低採算の工事を断れるようになった。海外は損失を出した工事が終わり、シンガポールの港湾で実績を積んでいる。会社は2035年度に営業利益300億円を掲げる。物価が毎年3%上がる世界では、名目の売上5,000億円は無理な数字ではない。

還元も厚い。配当性向は40%以上、自社株買いで株数も減る。利益率が6〜7%で定着するなら、PER13倍は決して高くない。

さらに、レアアース泥など海底資源の研究や、洋上風力の施工という新しい需要も控えている。当たれば、数量の天井は思ったより高い。

慎重な見方

今の利益は山の上にある。過去10年の営業利益率の中央値は4%台なのに、直近は6.8%まで上がった。会社自身が今期の減益を見込んでいる。

防衛の大型工事は一巡する。馬毛島の訓練施設の工事は鹿島建設などが受け、東亜は入っていない。発注者が予算の範囲で値段を決める以上、公共工事で利益率を守り続けるのは難しい。人手が足りないのは、受注を選べる利点であるのと同時に、人件費の上昇で利益を削る要因でもある。

建築は同業との競争が厳しく、利益は景気で振れる。海外は「実力を超えた売上」を会社が認め、受注も前期より4割近く減った。作業船や本社の新社屋に約170億円を投じる一方、買収が増えれば失敗の危険もある。

政策保有株を減らす途中で、純現金は前払いの工事代金の時間差にすぎない。10年後に営業利益率が4%台に戻れば、利益は今の6割ほどだ。割安と言える根拠はどこにもない。

洋上風力も当てにならない。国内では大型案件の立ち上がりが読めず、会社の計画にも数値目標がない。船だけが先に増える。

どちらに重みを置いたか

強気の主張は需要の確かさでは正しい。慎重な見方は、利益率が戻る点で正しい。どちらも半分ずつ当たっていると筆者は見る。

需要は底固いが、数量は人手で頭打ちだ。価格は物価並みに上がる。残る問題は利益率で、6%台が続くのは強気の筋書きだけだ。

中立は、利益率が5%近くに戻ると置いた。確率は中立を中心に置き、慎重な側にやや寄せた。利益率が目標の水準に定着する筋書きと、防衛の一巡で下がる筋書きは、ほぼ互角とみる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,478 円2,689 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,194 円923 億円)。 今の値に割り戻すと 2,519 円1,948 億円、今との差 +24.3%、 期待の年率 +8.7%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 6,524 円5,045 億円 1,552 円1,200 億円 +298.6% +14.8% 646 円500 億円
やや楽観 22% 5,139 円3,974 億円 1,410 円1,090 億円 +223.2% +12.4% 1,441 円1,114 億円
中立 38% 3,796 円2,935 億円 1,267 円980 億円 +149.9% +9.6% 1,924 円1,488 億円
やや悲観 24% 1,400 円1,083 億円 1,093 円845 億円 +23.1% +2.1% 598 円463 億円
悲観 8% 582 円450 億円 194 円150 億円 −61.7% −9.2% 62 円48 億円
加重平均100% 3,478 円2,689 億円1,194 円923 億円 +130.6% +8.7% 4,671 円3,612 億円

今の株価時価総額 2,026 円1,567 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 予算の拡大と新領域が重なり、利益率が7%近くで定着 利益 265 億円 · PER 18.4 倍 · 株価時価総額 6,524 円5,045 億円

国土強靱化の新計画と防衛施設の整備が計画どおり執行され、港湾の更新も進む。技能者の確保が進み、施工量は今より1割あまり増える。

入札では、難工事の実績が効き、値段を守れる案件が増える。国内土木の営業利益率は7%台半ばで定着する。建築は冷蔵倉庫とデータセンターで低採算を断り、6%台を保つ。

洋上風力は、基礎や据え付けの案件を取り、作業台船の稼働が上がる。海外はシンガポールの港湾で損失を出さずに伸びる。

稼いだ利益の6割を株主に返し、10年で自己資本利益率は13%台に乗る。会社が掲げる2035年度の営業利益300億円を、名目の物価上昇も使って上回る。

  • 国内土木:数量 180(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働))× 価格 12(1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価))→ 売上 2,172 億円・営業利益 163 億円。施工量1.12倍、価格1.34倍、営業利益率7.5%
  • 国内建築:数量 177(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数))× 価格 9.38(1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価))→ 売上 1,664 億円・営業利益 108 億円。施工量1.08倍、営業利益率6.5%
  • 海外:数量 152(施工量(万人日換算。為替150円固定))× 価格 8.71(1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め))→ 売上 1,325 億円・営業利益 60 億円。施工量1.15倍、営業利益率4.5%
  • 連結子会社他:数量 708(事業規模(億円。今の値段で測る))× 価格 0.30(規模1億円あたりの年間売上(億円・指数))→ 売上 209 億円・営業利益 17 億円。規模1.2倍、営業利益率8%

倍率:事業の純利益 265 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.0% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.4 倍。全体の PER 18.42 倍、時価総額 4,881 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:防衛・強靱化・洋上風力・海外がそろって当たる必要があり、一つでも外れると崩れる。慎重な見方のほうが強いので、1割を切る8%に置く。

やや楽観 22% 数量は小幅に増え、利益率は6%台の後半を保つ 利益 217 億円 · PER 17.5 倍 · 株価時価総額 5,139 円3,974 億円

国土強靱化と防衛の予算は計画どおり出るが、人手の制約で施工量は今より数%増えるにとどまる。

防衛の山は途中で一巡するものの、強靱化の新計画と港湾の更新が穴を埋める。国内土木の利益率は7%近くを保ち、建築は5%台後半に下がる。

海外は損失を出さず、小さな黒字を積む。洋上風力の船の稼働は、一部の案件にとどまる。

配当と自社株買いで利益の6割あまりを返し、自己資本利益率は11%台になる。中期計画の2035年度の目標には、わずかに届かない。

この筋書きでは、値段を守れる難工事の比重が上がり、買収に頼らなくても利益は名目で伸びる。ただし、人手の壁があるので、強気の筋書きまでは届かない。

  • 国内土木:数量 169(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働))× 価格 12(1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価))→ 売上 2,036 億円・営業利益 138 億円。施工量1.05倍、営業利益率6.8%
  • 国内建築:数量 169(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数))× 価格 9.38(1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価))→ 売上 1,587 億円・営業利益 92 億円。施工量1.03倍、営業利益率5.8%
  • 海外:数量 139(施工量(万人日換算。為替150円固定))× 価格 8.71(1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め))→ 売上 1,210 億円・営業利益 42 億円。施工量1.05倍、営業利益率3.5%
  • 連結子会社他:数量 649(事業規模(億円。今の値段で測る))× 価格 0.30(規模1億円あたりの年間売上(億円・指数))→ 売上 191 億円・営業利益 13 億円。規模1.1倍、営業利益率7%

倍率:事業の純利益 217 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.1% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.3%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.5 倍。全体の PER 17.47 倍、時価総額 3,791 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の確かさは強気の根拠として堅い。ただ、人手の制約で数量の伸びは限られるので、中立より薄く、2割台前半に置く。

中立 38% 数量は横ばい、利益率は5%近くに戻る 利益 170 億円 · PER 16.2 倍 · 株価時価総額 3,796 円2,935 億円

需要は底固いが、技能者は増えない。国内土木の施工量は今より3%ほど減るか横ばいで、価格は物価並みに上がる。

防衛の大型工事は一巡し、入札の競争が厳しくなる。国内土木の営業利益率は6%に下がる。建築は、資材高の価格転嫁が一服して5%に戻る。

海外は、損失は出さないが利益も薄く、2%台にとどまる。洋上風力は、船の稼働が十分に上がらず、大きな稼ぎにならない。

全社の営業利益率は5%近くに戻り、会社の2035年度の目標(6%)をやや下回る。還元は利益の6割あまりを保ち、自己資本利益率は10%を切る。

筆者は、これを最もありそうな姿と見る。需要は壊れないが、いまの利益率を支えた追い風は10年は続かない。

  • 国内土木:数量 156(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働))× 価格 12(1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価))→ 売上 1,881 億円・営業利益 113 億円。施工量0.97倍、価格1.34倍、営業利益率6%
  • 国内建築:数量 164(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数))× 価格 9.38(1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価))→ 売上 1,541 億円・営業利益 77 億円。施工量1.0倍、営業利益率5%
  • 海外:数量 126(施工量(万人日換算。為替150円固定))× 価格 8.71(1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め))→ 売上 1,095 億円・営業利益 27 億円。施工量0.95倍、営業利益率2.5%
  • 連結子会社他:数量 590(事業規模(億円。今の値段で測る))× 価格 0.30(規模1億円あたりの年間売上(億円・指数))→ 売上 174 億円・営業利益 10 億円。規模1.0倍、営業利益率6%

倍率:事業の純利益 170 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.2 倍。全体の PER 16.17 倍、時価総額 2,749 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要は底固いが、人手で数量が頭打ちになり、防衛の山が過ぎる。強気と慎重の言い分が拮抗するので、3割台後半の中立を最も厚くする。

やや悲観 24% 防衛が一巡し、入札競争で利益率が4%に下がる 利益 90 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 1,400 円1,083 億円

防衛の大型工事が一巡し、発注の空きを埋める強靱化の工事は価格を絞って入札される。国内土木の施工量は1割ほど減り、利益率は4%台に下がる。

建築は、資材高の価格転嫁が一巡し、同業との競争が再び激しくなる。利益率は3%に戻る。海外は、数量が落ちて損益はほぼ均衡する。

洋上風力の作業船は稼働が低く、償却が重い。全体の営業利益率は3%台に下がり、利益は今の5割を割る。それでも、配当は守り、自己資本利益率は6%を割る。

稼ぐ力が資本コストに届かないので、ためた自己資本は価値を生まない。

発注者の予算が先に決まる事業なので、需要は消えない。ただ、値段を決める力が弱いまま利益率だけが下がる、というのがこの筋書きの核だ。

  • 国内土木:数量 142(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働))× 価格 12(1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価))→ 売上 1,656 億円・営業利益 70 億円。施工量0.88倍、価格1.30倍(競争で転嫁が弱まる)、営業利益率4.2%
  • 国内建築:数量 148(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数))× 価格 9.10(1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価))→ 売上 1,346 億円・営業利益 40 億円。施工量0.9倍、価格1.30倍、営業利益率3%
  • 海外:数量 113(施工量(万人日換算。為替150円固定))× 価格 8.45(1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め))→ 売上 951 億円・営業利益 5 億円。施工量0.85倍、営業利益率0.5%
  • 連結子会社他:数量 561(事業規模(億円。今の値段で測る))× 価格 0.29(規模1億円あたりの年間売上(億円・指数))→ 売上 160 億円・営業利益 6 億円。規模0.95倍、営業利益率4%

倍率:ROE 5.6%(純利益 90 億円 ÷ 自己資本 1,620 億円)。ROE が k 7.5% に届かないので、PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。RONIC = k + 1/2 ×(ROE − k)= 6.8%、g 4% から正当化 PER = 10.3 倍。入札競争で利益が景気より先に落ちる局面なので、10.0 倍に置いた(時価総額は約 900 億円)。

確率:利益率が山にあり、会社自身が今期の減益を見込む。防衛の一巡と入札の競争は十分ありうるので、2割台半ばに置く。

悲観 8% 公共予算の先送りと海外の損失が重なり、稼ぐ力が壊れる 利益 15 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 582 円450 億円

防衛が一巡し、強靱化の補修が点検だけで終わって、公共予算の執行が遅れる。国内土木の施工量は4分の1減り、入札で価格も下がる。営業利益率は2%台に落ちる。

建築は同業との競争に負けて、利益率は1%まで下がる。海外は、再び大型工事で損失を出し、赤字になる。洋上風力の船は動かず、償却と金利が重い。

全体の営業利益は30億円に届かず、事業としては優良ではなくなる。配当は削り、還元は絞られる。作業船や政策保有株を売って資金をつなぐ。

10年の還元は、利益だけでは足りず資産の売却も使って150億円にとどまる。作業船の減損で自己資本も減る。もはや「準寡占の一角」とは見られず、価格と受注の両方で押される会社になる。

  • 国内土木:数量 121(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働))× 価格 11(1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価))→ 売上 1,357 億円・営業利益 34 億円。施工量0.75倍、価格1.25倍、営業利益率2.5%
  • 国内建築:数量 131(施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数))× 価格 8.75(1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価))→ 売上 1,150 億円・営業利益 12 億円。施工量0.8倍、営業利益率1%
  • 海外:数量 99.2(施工量(万人日換算。為替150円固定))× 価格 8.12(1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め))→ 売上 806 億円・営業利益 −24 億円。施工量0.75倍、営業利益率−3%(赤字)
  • 連結子会社他:数量 502(事業規模(億円。今の値段で測る))× 価格 0.28(規模1億円あたりの年間売上(億円・指数))→ 売上 138 億円・営業利益 3 億円。規模0.85倍、営業利益率2%

倍率:稼ぐ力は純利益 15 億円を k 7.5% で割っても約 190 億円と小さい。床は稼ぐ力でなく売れる資産で測る。純現金は前払いの工事代金で半分は消える前提で約 120 億円、政策保有株は税後約 95 億円、作業船と不動産は取得額の半分ほどしか戻らず税後約 235 億円で、合わせて約 450 億円。今の自己資本 1,165 億円に対する PBR 0.39 倍に置いた。営業利益が小さいので EV ÷ 営業利益の見方は意味がない。

確率:需要の消失は考えにくく、公共工事は景気に強い。ただ、防衛の一巡・予算の先送り・海外の損失・船の遊休が重なる構造的な負けは、1割弱の確率で見る。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内土木

港湾・空港・護岸・埋立・浚渫などの海の工事と、防衛施設・道路などの陸上土木。作業船を自前で持つ。

数量施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数と作業船の稼働)価格1人日あたり売上(万円。材料・機械・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 161 9.00 1,447 90
10 年後 中立 156 12 1,881 113

取り方:連結売上3,587億円から、海外(会社見込み約860億円)、建築(3期平均954億円から約1,150億円と推定)、子会社他(約130億円)を引いて約1,450億円と置いた。営業利益は国内建築109億円(開示)と国内土木の前期比+5億円から逆算した推定で約90億円。決算短信の表は開いておらず、セグメントの数字は推定。単価9.0万円は1893の五洋建設の手本と同じ置き方(作業船の割合が高い分、建築より高い)で、施工量は売上をこの単価で割って出した。

国内建築

冷蔵倉庫・物流施設・データセンター・防衛施設・PFI(民間資金を使う公共施設)などの建築工事。

数量施工量(万人日換算。技能者の延べ作業日数)価格1人日あたり売上(万円。資材・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 164 7.00 1,150 109
10 年後 中立 164 9.38 1,541 77

取り方:国内建築の売上は、2024〜2026年3月期の3年平均954億円と、直近の伸びから約1,150億円と推定。営業利益109億円は開示(前期比+27%)。単価7.0万円は五洋建設の建築の置き方に合わせ、施工量は売上÷単価。

海外

シンガポールを中心とする港湾・埋立・トンネルなどの土木と、建築の拡大。

数量施工量(万人日換算。為替150円固定)価格1人日あたり売上(万円・円換算。現地の賃金が高く単価は高め)売上営業利益
今 2026/03 132 6.50 860 35
10 年後 中立 126 8.71 1,095 27

取り方:売上約860億円は会社の説明(一部は実力を上回る)。営業利益は全体の242億円から国内土木・建築・他の推定を引いた約35億円。受注は前期比38.5%減で700億円台。単価6.5万円は五洋建設の海外の置き方に合わせた。

連結子会社他

不動産、建設関連の子会社、技術サービスなど。全体に占める割合は小さい。

数量事業規模(億円。今の値段で測る)価格規模1億円あたりの年間売上(億円・指数)売上営業利益
今 2026/03 590 0.22 130 8
10 年後 中立 590 0.30 174 10

取り方:中期計画の売上内訳(2028年度150億円)から逆算した約130億円。営業利益は全体の残りの約8億円。規模は売上÷指数の単純な置き方。

リスクと懸念

防衛の山が過ぎて利益率が戻る

今の高い利益率は、防衛関連の大型工事が支えている。馬毛島の訓練施設の工事は、鹿島建設などが受け、東亜は入っていない。防衛の工事が一巡すると、入札の競争が厳しくなり、営業利益率は4%台に戻りうる。会社も今期は営業利益が1割以上減ると見ている。

人手が足りず、施工量が伸びない

2024年から残業の上限規制が建設業に適用され、技能者は増えていない。受注を選べば利益率は上がるが、売上の伸びは人手の範囲にとどまる。人件費の上昇を価格に載せきれないと、利益が削られる。

海外で大型工事の損失が出る

海外の売上は約860億円で、会社自身が「一部は実力を上回る」と認める。受注は前期より約4割減った。シンガポールの大型の港湾工事で見積もりが外れると、一件で営業利益の1割以上が飛ぶ。

作業船と新社屋の投資が重くなる

3年で約170億円を作業船や本社の新社屋に投じる。洋上風力は数値目標がなく、案件が立ち上がらなければ、船の稼働は下がる。償却と金利が利益を食い、建設業の自己資本利益率を押し下げる。

公共予算の執行が遅れる

国土強靱化の新計画は20兆円強だが、予算は毎年の国会で決まる。財政の制約が強まると、点検はしても補修は先送りされる。海洋土木は発注者が国と防衛省に偏っており、予算の変化がそのまま受注に響く。

買収で資本を使い、価値を壊す

前の計画で事業拡大の投資は17億円にとどまった。次の計画は買収を別枠にしており、案件が出れば金額は大きくなりうる。建築や海外で割高な買収をすれば、せっかくの還元余力が減る。

今後の分かれ目

防衛の大型工事が一巡した後も、国内土木の営業利益率が6%台を保つ
入札で値段を守れていると読める。やや楽観と楽観に確率を移してよい。
国内土木の営業利益率が2期続けて5%を割る
防衛の山が過ぎた合図。やや悲観に確率を寄せ、利益率の持続への見方を厳しくする。
海外で新たに大型工事の追加損失が出る
見積もりの癖が直っていないということ。海外は赤字を前提に置き直し、悲観の確率を上げる。
洋上風力の基礎や据え付けの大型案件を、東亜が単独か共同で受注する
作業台船の稼働が見え、投資が回収できる。国内土木の数量と利益率の上振れとして、やや楽観に反映する。
買収に数百億円規模の大型案件を決める
還元より成長を取る資本政策への転換。利益の上積みと、価値を壊す危険の両方を点検し直す。
国土強靱化の予算の執行が遅れ、防衛の発注も減る
数量の伸びが止まる。悲観の筋書きに近づくので、やや悲観と悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 国内土木・建築・海外のセグメント別の営業利益率(とくに海外の損益)
  • 防衛関連の受注残と、新しい大型工事の落札
  • 洋上風力の案件の受注と、自己昇降式作業台船の稼働
  • 国土強靱化の新計画の予算の執行と、港湾の発注量
  • 総還元性向と自社株買いの実施、政策保有株の残高(連結純資産の10%未満)
  • 受注高と技能者の人数(施工量の天井)

倍率と資本コストの決め方

セグメントは施工量(人手と作業船の稼働を表す人日換算)と1人日あたりの売上で積み、価格は物価3%を入れて中立で1.34倍、数量は国内の成熟需要と人手の制約から0.95〜1.0倍に置いた。海外は為替150円固定。k は基本7.5%に quality +0.5%(循環)を足した8.0%で、g 4%・RONIC から正当化 PER を出し、中立と楽観・やや楽観は上限の約9割・ROE が k を上回るので下限の 1÷k に当たる。今・過去・同業の PER や PBR は倍率の根拠にしていない。やや悲観は ROE が k 未満の上限 1÷k 以下で、悲観は稼ぐ力と売れる資産の床で置いた。セグメントの売上・営業利益は決算短信の表を開かず推定で、国内建築の営業利益109億円と海外売上約860億円だけが開示値。営業利益は家賃を費用に入れた今と同じ形でそろえた(新リース会計基準の影響は小さい)。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14→18.42 倍・やや楽観 PER 13→17.47 倍・中立 PER 12.5→16.17 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。同じ領域の五洋建設(k 8.2%)より借金の面で軽く、海外の比重はやや低いので、近い水準に置いた。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 東亜建設工業 中期経営計画〈2026-2028〉の要約(edinetdb)
  2. 東亜建設工業 中期経営計画説明会(ログミーFinance)
  3. 令和4年度馬毛島係留施設等築造工事の契約結果(防衛省九州防衛局)

分析日 2026-10-19