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飛島ホールディングス 256A

更新工事と地域事業の拡張には価値がある。借入増加と不動産の資本効率を厳しく見ても、長期の安全域は厚い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,356 円644 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)2,204 円423 億円差 +52.3%
10 年後から見ると 割安 価値 3,356 円644 億円 · 差 +52.3% · 期待の年率 +12.9%
期待の年率リターン(10 年)+12.9%資本コスト比 +5.4 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

飛島ホールディングスは、橋梁やトンネルなどの土木、民間建築、地域建設・水インフラ・不動産を束ねる中堅建設グループだ。結論は「割安」である。公共インフラの更新という長い需要に支えられ、今の時価総額約425億円は、借入や施工損失を織り込んだ10年の稼ぐ力に比べて低い。ただし、自己資本543億円より安いというだけでは買う理由にならない。工事会社の資産には現金化しにくい契約資産が多いからだ。

収益の柱は、老朽化した橋や道路を直し、災害に強い社会基盤を作る仕事である。土木の受注残約1,237億円と建築の約691億円は、次の数年の仕事の量を支える。一方、公共入札や民間デベロッパーの価格交渉が厳しく、絶対に負けない堀はない。建築の採算改善だけを恒久化せず、人手不足と受注単価の上昇が釣り合うことを条件に見る。

会社は地域会社の買収と不動産事業を強め、2028年3月期に売上高1,600億円、営業利益96億円、ROE10%以上を掲げる。筆者は計画の完全達成を中立の前提にはしていない。10年後は本業の実質施工量を概ね維持し、買収済みの地域事業が育ち、名目売上と利益が緩やかに増える姿を中心に考える。投資後の収益力、負債管理、政策保有株式の売却実行が揃って初めて、割安さは株主の手に戻る。

確率をかけた10年後の事業価値と途中還元を資本コストで戻した現在価値は約644億円で、基準時価総額を約52%上回る。もちろん、安値の裏には歴史的な工事損失、膨らんだ有利子負債、買収後の統合リスクがある。悲観時の床を帳簿の純資産でなく回収可能資産から考えるのは、そのためだ。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主が最初に確かめたいのは、「10年後も別の顧客が同じ仕事を依頼するか」である。橋や上下水道の維持は、人口が減っても不要にはならない。特殊施工の経験と協力会社網には入札参加を可能にする価値があり、景気の谷でも仕事が完全に消えるとは思わない。だが、発注者が価格を比較できる以上、高い利益率を永久に守る企業でもない。ここが独占的な企業との違いだ。

もう一つの問いは、「利益を一円留保したとき、次の一円より多く稼げるか」である。過去のROE中央値は約8.4%で、要求する資本コスト7.5%を大きく超えてはいない。したがって、留保で不動産や地域会社を増やすだけでは十分でなく、追加投資の税引後利回りが7.5%を上回る証拠が必要だ。帳簿の不動産利回りが低いことは、売上高より投資利益率を見るべき理由を端的に示す。

所有者に帰属する利益は会計の純利益と同じではない。建設会社は工事代金の回収前に協力会社へ支払い、受注増のためにも運転資金を抱える。買収対価、施工設備の更新、物価で高くなる新規投資、借入の借換利息を考えると、配当の原資を自由に増やせるわけではない。既存設備の減価償却は過去の取得原価で続く一方、更新時の現金支出は新しい価格になる。

それでも現在価値に十分な差が生まれるのは、極端な成長を見込んだからではない。本業の実質数量は伸びず、長期の値上げも概ね物価相当、競争による利益率の下振れも入れている。悲観では純資産を払い戻せると仮定せず、実際に売れる資産から負債を差し引いて見る。値段の安全域は魅力的だが、買収に伴う借入の膨張と配当の規律が崩れた場合、この判断をためらわず改める。

何で稼ぐ会社か

事業の中心は飛島建設の土木と建築である。土木は国・地方自治体が発注する道路、橋梁、鉄道、治水工事と、民間のトンネル・エネルギー関連工事を請け負う。建築は事務所、工場、物流施設、集合住宅などを新築・改修する。売上は工事の進み具合に応じて立ち、受注時に決めた価格から職人の賃金、協力会社への発注費、鋼材や生コンなどの原価を引いた残りが利益となる。施工中の設計変更を顧客へ請求できるかどうかが、利益率の分かれ目になる。

2026年3月期の外部売上は土木602億円、建築515億円、グロース事業等275億円であった。土木のセグメント利益は約44億円、建築約40億円、グロース約25億円だが、本社費用など約39億円を引くと連結営業利益は69億円となる。土木は2025年の686億円から工事着手の遅れで縮み、建築は選別受注による粗利率改善が進んだ。受注残は翌期の売上を保証するものではなく、資材高騰で採算が崩れる危険を含む。

グロース事業は、杉田建設・たち建設などの地域建設、テクアノーツ・極東建設などの水インフラ、木造・木質、フォーユーの不動産開発と賃貸、アクシスウェアの情報システム受託からなる。会社説明資料では2026年3月期の内訳を地域建設77億円、水インフラ52億円、木造・木質8億円、不動産ほか136億円程度と示す。不動産売却を含むため、この全額を毎年繰り返す工事収入と見なしてはいけない。

AIエージェント代替に直接さらされるのは小さな情報システム領域だ。アクシスウェア自身が公表する2026年3月期売上は10.26億円、従業員102人で、受託開発・保守・研修・事務BPO・派遣を手掛ける。人の工数で請求する契約がAIに置き換わる可能性は、施工現場で機械と人が橋を造る仕事とは分けて評価すべきだ。NTTとの合弁ネクストフィールドは持分法の対象であり、その売上を連結グロースの数字へ加えていない。

優良さと弱いところ

同社の守りはブランドの独占力ではなく、工事履歴と現場での施工能力の積み重ねだ。高速道路橋の床版取替、トンネルの補修、耐震・防災工事では、施工実績、安全管理、技術者の資格が入札参加と工期短縮に効く。飛島建設は長い土木施工経験を持ち、水中工事などの専門子会社を加えたことで顧客の困り事に応える範囲が広がった。だが、発注者は複数社を競わせるので、値上げしても顧客が離れない会社とは言い切れない。堀は「普通」であり、強いとまでは評価しない。

2026年3月期の建築工事の粗利率は前年の約8.3%から約10.8%へ改善し、採算を重視した受注の成果が見える。反対に土木の粗利率は約12.0%から11.3%へ下がった。単価転嫁に成功した証拠と、工事の組み合わせで利益が揺れる証拠が同時にある。国全体で人手不足が進めば競争相手も施工能力を絞るが、下請けへの発注費が先に上がる可能性を忘れてはならない。

財務には弱さがある。2017年ごろの純現金から、2026年3月期には純有利子負債155億円へ転じた。自己資本543億円に対する比率は約29%で、即座に危機的というほどではないが、成長投資と配当を同時に続ける余地は狭くなった。過去には2008年と2011年に営業赤字を出しており、ROEが高い年だけを将来へ延ばすことはできない。

保有不動産を隠れた宝とはみなさない。有報で賃貸等不動産の簿価と時価はともに約144億円で、含み益はほぼない。年間賃貸損益約2.6億円は簿価比約1.8%にとどまり、金利3%の世界では資本効率が低い。むしろ、その資金を資本コスト超の補修・水インフラ事業へ回せるかが、今後の企業価値を左右する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内建設投資は国土交通省の2026年度見通しで81兆4,700億円であり、土木28兆5,200億円、建築52兆9,500億円に分かれる。この物差しで飛島の土木売上602億円は市場の約0.21%、建築515億円は約0.10%に相当する。ただし官民、新築・補修、小規模施工をすべて含む広い分母であるため、実際に入札で競う案件だけのシェアより低く出る。中堅施工会社が競う市場は極めて分散しており、会社が案件単価と数量の全容を開示していない点も推計上の制約だ。

土木では鹿島建設、大成建設、大林組、清水建設の大手に加え、安藤・間、熊谷組、西松建設、東急建設や地場会社と争う。建築では大手ゼネコンや戸田建設、地域の有力工務店が競争相手となる。全国工事全体に占める大手各社の売上は数%規模であるのに対し、飛島は全国シェアが1%に届かない。特定地域、特殊な橋梁・水中施工での施工実績が重要で、全国規模の独占力はない。10年後も入札の仕組みが続く以上、シェア上昇を簡単には期待できない。

量の見通しは、新設より補修が支える。高度成長期に造った橋梁、トンネル、上下水道は更新時期を迎え、国土強靱化の継続予算は需要の下支えとなる。他方、地方の人口減少と財政制約は、新築を増やし続ける理由にはならない。国交省の2026年度投資見通しは名目で前年比2.9%増だが、実質の建設活動は小幅な伸びにとどまる。名目売上が伸びても、その多くが資材と人件費の上昇なら実質の仕事量が増えたわけではない。

2026年3月期末の土木受注残は約1,237億円、建築約691億円である。前者は拡大し、後者はやや縮んでおり、将来の稼働を一様に強気とはしない。今後は技術者不足と建設業の時間外労働規制が処理できる案件の量を抑える一方、価格転嫁を認める発注者には利益率を改善させる力も働く。AIは積算や書類作成を効率化するが、橋を造る人や安全管理者を十年で代替するわけではない。

木造・木質と地域建設には住宅着工の減少、開発不動産には金利3%への上昇という逆風がある。水インフラは老朽管更新の需要が比較的読みやすい。グロースの売上拡大をすべて成長と喜ぶのでなく、買収の連結開始で増えた分と既存顧客から受注した分を分ける必要がある。過去の小さな国内案件シェアを守ることと、買収先で無理な価格を払わないことの方が、壮大な新市場獲得より実現性が高い。

資本政策と M&A

2024年に示した中期経営計画は、2028年3月期に売上高1,600億円、営業利益96億円、純利益55億円、ROE10%以上を目指す。主力建設で補修・更新案件の比率を高め、地域建設、水インフラ、木造、不動産と新技術に投資する構想だ。成長事業に150億円、イノベーションに50億円、計200億円規模の戦略投資を掲げる。投資が利益に変わらなければ株主資本の利回りを下げる。

還元には数字の約束がある。2028年3月期までにDOE、すなわち自己資本に対する年間配当総額の割合を4%以上とする方針で、配当実績も過去数年は増加している。一方、定額の自社株買い枠や総還元性向の数値目標は確認できない。2026年3月期の配当総額は約20億円で、純利益の約4割であった。株主への還元を将来の利益より多く見積もらず、利益が傷む筋書きではDOE目標も維持できない可能性を認める。

2026年1月にはたち建設を買収し、買収対価だけで約59億円を投じた。共和成産なども加わり、グロース売上が増えた一方で、連結借入が膨らみ、現金創出より先に成長投資が走っている。経営は政策保有株式を2027年度までにゼロへ減らす方針を公表したが、売却の進み具合と使途を確かめる必要がある。公表済みのTOBや上場廃止予定は確認できない。

余った現金が生じたときに株主へ戻る割合は0.75と考える。大株主による過度な支配はなく増配実績もあるが、直近5年の配当性向中央値は50%に届かず、大規模な自己株式取得による株数削減も確認できないからだ。利益をすべて現金として取り戻せると仮定しないことが、少数株主の安全域を測るうえで重要になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

日本の橋梁、道路、トンネル、上下水道は建て替えずに放置するという選択が難しい。国土強靱化は短期の景気刺激策ではなく、古いインフラを使い続けるための必要経費だ。土木施工の長い実績を持つ飛島は、その中でも耐震・補修と水中工事という専門性の高い仕事を取り込める。受注残が約1,900億円あるため、数年先まで全く仕事がないという展開も考えにくい。

2026年の建築の粗利率改善は、安い工事を数だけ取らず、施工能力と採算を優先した効果を示す。人手不足が深刻になれば、発注者も施工を引き受ける会社を選べなくなる。無理な受注を断れる企業は資材高を契約価格へ移しやすく、業界全体が売上至上主義から利益重視へ変わる余地がある。AIによる積算や工程の事務省力化も自社の費用を減らし得るが、それを新規ソフト売上の爆発的成長としては見込まない。

地域建設、水インフラ、木材、開発不動産を束ねる買収戦略がうまく働けば、特定大型工事の竣工時期に左右されない収益が増える。たち建設などの子会社が地元の顧客接点を持ち、飛島本体が施工技術や調達力を提供する形で追加利益を生み出せるからだ。政策保有株式の売却と賃貸不動産の見直しが進めば、低利回り資産から施工・設備更新へ資金が移る。配当と成長投資を両立できた場合、現在の小さな時価総額には大きな上昇余地がある。

慎重な見方

建設会社の受注残は将来の利益を保証しない。2008年や2011年のような不採算工事が重なれば、仕事量があるのに営業赤字になる。大型案件は一度受けると簡単には撤退できず、設計変更を認めない発注者、上がる労務費、引き受け手の減る協力会社の組み合わせが利益を奪う。足元では土木の粗利率が低下しており、値上げを自在に通せる会社との見方には無理がある。

地域子会社の買収と不動産投資は、大手ゼネコンにない成長機会であると同時に資本配分の弱点になり得る。2026年3月期は純有利子負債が155億円となり、営業キャッシュフローだけで買収と配当を賄えるとは限らない。今後金利が3%へ上がり、開発不動産の販売が鈍れば、担保として持つ土地の価値と利払いの両面が傷む。売上高が増えても、実際に増えた資本に見合う利益がなければ株主価値は伸びない。

人手不足は価格を押し上げるだけでなく、工事をこなす人数そのものを減らす。人口減少で地方の新築需要が縮み、財政事情によってインフラ補修が先送りされれば、競争相手との値引き合戦へ戻る可能性もある。アクシスウェアの受託開発・BPOはAIエージェントに工数を奪われ、保有不動産の賃貸利回りは想定国債利回りを下回る。会社が掲げるROE10%を継続できなければ、帳簿の自己資本の額は株主にとって安全な床にはならない。

どちらに重みを置いたか

十年後も橋や水道の補修が必要という見方が強く、実質の施工量を失わない中立には根拠がある。一方、公共入札、買収先の採算、不動産と借入の増加という飛島固有の危険も重い。楽観側27%、中立36%、やや悲観・悲観37%とし、下側をやや厚くした。IT受託にはAIエージェント代替を直接織り込み、現場施工まで同じ速度で置き換わるとはみなさない。

中立の価値が現在の時価総額を相応に超えるため、悲観を厚めにしても結論は割安となる。しかし、これは純資産543億円をそのまま換金できるという判断ではない。借入を増やして低収益資産を買う行動が続くなら、上側の確率を引き下げる必要がある。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 5,068 円973 億円(+ 還元の換算額還元の合計 1,287 円247 億円)。 今の値に割り戻すと 3,356 円644 億円、今との差 +52.3%、 期待の年率 +12.9%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 11,730 円2,252 億円 1,657 円318 億円 +507.4% +22.1% 1,205 円231 億円
やや楽観 18% 8,796 円1,688 億円 1,511 円290 億円 +367.6% +18.8% 1,855 円356 億円
中立 36% 5,424 円1,041 億円 1,438 円276 億円 +211.3% +14.0% 2,470 円474 億円
やや悲観 25% 1,544 円296 億円 1,094 円210 億円 +19.7% +2.3% 660 円127 億円
悲観 12% 755 円145 億円 625 円120 億円 −37.4% −5.7% 166 円32 億円
加重平均100% 5,068 円973 億円1,287 円247 億円 +188.4% +12.9% 6,355 円1,220 億円

今の株価時価総額 2,204 円423 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 更新工事と買収後収益がともに好転 利益 150 億円 · PER 15.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 11,730 円2,252 億円

国土強靱化と老朽インフラの更新が継続し、飛島は橋梁床版取替・耐震・水中施工の大型案件を高い採算で受ける。職人不足で施工会社を選べない発注者が増え、設計変更による材料高の転嫁にも成功する。土木の実質施工量は現在より増え、建築でも工場・物流施設の採算のよい工事を選別できる。

地域建設と水インフラの買収先は品質管理と共同調達によって独立時より利益を稼ぎ、開発不動産の回転も良好となる。グロースの案件数は約135件換算に広がり、大型案件と専門施工の比率も上がる。政策保有株式と低利回り不動産の整理を進め、借入拡大を抑えながらDOE4%を意識した配当を保つ。

ただしアクシスウェアの人月型売上はAIエージェントによる自動化圧力を免れず、受託工数の数量は現状以上にしない。現場で働く施工チームの情報共有にはAIを使えても、その便益を未確認のソフト外販売高へ付け替えない。継続した安全管理と工期短縮の実績があって初めて高い施工利益率が続く。

  • 土木工事:数量 0.1(2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 15,000(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 1,065 億円・営業利益 109 億円。公共更新予算継続、実質の工事量と施工シェアが増加。単価には10年間の物価上昇以上の専門工事評価が反映。
  • 建築工事:数量 0.1(2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 15,000(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 870 億円・営業利益 83 億円。採算重視の高仕様建築と民間投資の増加でシェア拡大。
  • 地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT):数量 135(年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位))× 価格 5.40(混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む))→ 売上 729 億円・営業利益 87 億円。地域会社・水中工事・不動産販売の数量と構成の上振れ。件数は混合換算。
  • アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO):数量 102(受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理))× 価格 0.13(従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む))→ 売上 14 億円・営業利益 1 億円。AIエージェント代替:自社AI製品の金額実績がないため数量は現在の102人年が上限。

倍率:基準資本コストk=7.5%、全社の2036年ROE=12.38%(純利益150.4億円÷自己資本1215億円)。通常の堀なので増分投資収益率RONIC=k+0.5×(ROE−k)=9.94%。成長が2036年以降名目2.5%に鈍化するため、正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)=14.97倍を楽観〜中立の上限そのものに採用。純有利子負債155億円と金利引上げは純利益に反映し、賃貸不動産や保有株式の簿価を余剰現金として二重加算しない。

確率:専門施工の受注量、工事利益率、地域M&Aの統合が同時に成功する強気経路。可能性はあるが、工事粗利率が過去の山を超えるため確率は1割未満。

やや楽観 18% 選別受注が根づき地域事業も拡大 利益 115 億円 · PER 14.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 8,796 円1,688 億円

国内の道路や上下水道の更新は新築需要の減少を補い、国土強靱化の予算も継続する。飛島は道路や橋の維持補修で受注シェアを小幅に高め、建築では技術者不足に合わせて受注案件を絞る。資材費と賃金を反映した価格が通り、建築の改善した粗利率が長い期間保たれる。

たち建設・杉田建設など地域施工会社の顧客基盤と、テクアノーツなど水インフラのノウハウが連携し、グロース事業は件数と案件単価の両面で伸びる。追加の買収も資本コストを超える案件に限り、借入は一定範囲で管理する。政策保有株式の売却が予定に近いペースで進み、配当を維持する。

情報システムの受託・保守はAIエージェント代替で人月数量が現在より減るが、残った専門業務の価格は物価を超えない。規制文書や工事進捗の自動作成に効く部分は現場コスト削減として現れるが、技術的な先行だけで独占的なサービス売上を新たに作ることは期待しない。

  • 土木工事:数量 0.1(2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 14,500(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 974 億円・営業利益 90 億円。補修実績でシェアを取るが、利益率は過去の山を連続して更新する前提ではない。
  • 建築工事:数量 0.1(2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 14,200(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 760 億円・営業利益 68 億円。選別受注を維持し工場・物流施設を中心に営業利益率9%。
  • 地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT):数量 120(年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位))× 価格 5.25(混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む))→ 売上 630 億円・営業利益 66 億円。既存買収先の営業連携、優先すべき水インフラで収益性改善。
  • アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO):数量 90.0(受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理))× 価格 0.13(従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む))→ 売上 12 億円・営業利益 1 億円。AIエージェント代替:人月が1割ほど減り、価格も物価程度の上限。

倍率:基準資本コストk=7.5%、全社の2036年ROE=11.44%(純利益114.7億円÷自己資本1003億円)。通常の堀なので増分投資収益率RONIC=k+0.5×(ROE−k)=9.47%。成長が2036年以降名目2.5%に鈍化するため、正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)=14.72倍を楽観〜中立の上限そのものに採用。純有利子負債155億円と金利引上げは純利益に反映し、賃貸不動産や保有株式の簿価を余剰現金として二重加算しない。

確率:更新需要の拡大と資材価格転嫁には裏付けがあるが、大手・地場ゼネコンとの競争で利益が一方的に上がるとは限らない。

中立 36% 施工量は横ばい、投資した地域事業が育つ 利益 76 億円 · PER 13.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 5,424 円1,041 億円

橋やトンネル、治水施設の補修は長く続くが、地方人口の減少で新設工事は細る。国の建設投資が物価分だけ増えても、飛島の土木の実質出来高は十年で約2%減、建築は約7%減ると考える。幅広い市場に対するシェアはおおむね維持される。工事の請負価格は物価3%の十年分に近いが、人件費も上がるため、利益率の改善は選別受注で守れる範囲にとどまる。

グロース事業は既存の地域会社の収益が徐々に安定し、買収後の営業連携が一定の成果を生む。現在の約80件相当の物理案件は102件相当へ増えるが、不動産の一時的な大型売却を毎年当然には繰り返さない。中核の維持補修需要が工事量を支える一方、低採算案件を断るため売上拡大は急がない。中期計画を完全に達成しなくても成り立つ十年だ。

アクシスウェアの人月型業務はAIエージェントによって工数が約3分の2となり、名目価格上昇では量の減少を補い切れない。グループ全体では建設の現場作業が中心で、AIによって土木工事自体の価値が消えるわけではない。借入の借換金利負担が増える分を純利益から控除し、低利回り不動産への追加投資は抑える。

  • 土木工事:数量 0.1(2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 13,400(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 791 億円・営業利益 71 億円。全国土木需要の実質減少とシェア維持を相殺し、現行固定価格の工事量は微減。
  • 建築工事:数量 0.0(2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 13,400(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 643 億円・営業利益 53 億円。建築市場の実質新築減と補修増が相殺し会社出来高は約7%減。
  • 地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT):数量 102(年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位))× 価格 4.40(混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む))→ 売上 449 億円・営業利益 42 億円。80件換算から102件へ。買収・共同調達の効果は一部のみ実現。
  • アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO):数量 67.0(受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理))× 価格 0.13(従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替:数量は約0.66倍、価格は約1.30倍。名目長期gはIT部分0%。

倍率:基準資本コストk=7.5%、全社の2036年ROE=8.61%(純利益75.5億円÷自己資本877億円)。通常の堀なので増分投資収益率RONIC=k+0.5×(ROE−k)=8.05%。成長が2036年以降名目2.5%に鈍化するため、正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)=13.79倍を楽観〜中立の上限そのものに採用。純有利子負債155億円と金利引上げは純利益に反映し、賃貸不動産や保有株式の簿価を余剰現金として二重加算しない。

確率:公共更新需要は残り、建設投資の名目伸びは物価が主因。会社の受注残と買収済み資産を考え、需要の強気・弱気の間を最も厚くした。

やや悲観 25% 工事価格の転嫁遅れと買収の重荷 利益 25 億円 · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,544 円296 億円

国土強靱化の更新工事は残るものの、技術者の不足と地方自治体の財政制約で案件が予定どおり出ない。大型工事を確保するために施工単価を下げ、鋼材・外注費の上昇も契約変更で回収できない。建築では地場会社や大手ゼネコンとの入札競争が強まり、収入の増加に比べて営業利益が縮む。土木・建築ともに実質の工事量と採算が下がる。

地域事業への投資は売上を増やすが、買収先の工事粗利率は期待以下となる。不動産販売も金利上昇で鈍り、固定費や売れ残り土地が利益を圧迫する。借入更新時の金利を引き受けるため、従来どおりのDOE4%配当を維持することは困難になり、株主還元を減らして財務を守る。

アクシスウェアの受託開発とBPOでは、顧客がAIエージェントを使い始めて必要な作業時間が半減に近づく。業務の価値がなくなるのではなく、時間を請求する仕組みが弱くなるため、名目単価を少し上げても売上は減る。大きい本業では人手不足、狭いIT部門では工数余剰という別々の難しさを抱える。

  • 土木工事:数量 0.1(2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 12,800(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 653 億円・営業利益 38 億円。発注量不足・値引き・下請け高で出来高とマージンがともに悪化。
  • 建築工事:数量 0.0(2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 12,600(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 517 億円・営業利益 30 億円。人口減とデベロッパー投資抑制で実質出来高と粗利率が悪化。
  • 地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT):数量 88.0(年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位))× 価格 4.36(混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む))→ 売上 384 億円・営業利益 25 億円。不動産回転の鈍化と地場施工会社の採算悪化。
  • アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO):数量 48.0(受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理))× 価格 0.13(従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替:システム開発・BPO工数は約0.47倍へ。

倍率:ROE=3.64%がk=7.5%を下回るため、再投資による超過価値は認めず、稼ぐ力の上限1/k=13.33倍以下とする。構造的な価格競争と資産の資本効率低下からPER12倍を使用。保有不動産・政策株は利益に既に含まれ別建てで重複加算しない。

確率:2026年の土木粗利率低下と借入増加を踏まえ、利益が売上より大きく落ちる局面を十分に見る必要がある。

悲観 12% 価格競争へ逆戻りし資産回収が下値となる 利益 12 億円 · PER 12.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 755 円145 億円

地方の新設案件が縮み、更新工事の国費も先送りされる。施工管理者の流出と品質問題によって大型案件への参加資格を失う局面が生じ、飛島は値引きしてでも手持ちの現場を確保せざるを得なくなる。土木の実質出来高は今から約3割、建築は約4割縮み、工事単価も物価上昇に届かない。競争に負けていた頃のように本社費用が重く、連結営業利益率は約2%に落ちる。

買収した地域会社は案件が想定どおり取れず、開発不動産の売却も遅れる。新たな大型M&Aを断念し、政策保有株式や換金可能な不動産を売却して銀行返済を優先する。会計上の純資産が残っていても、回収不能の工事債権や開発土地の減額を考えれば帳簿価額では売れない。配当も一時的に削減され、過去に積み上げた株主資本は十分な収益を生まなくなる。

AIエージェント代替は受託システム開発と事務BPOの人月をさらに減らし、アクシスウェアの小さな事業も赤字に転じる。現場施工まで自動化されると仮定しなくても、工事の数量減と下請け費高騰だけで価値は大きく下がる。稼ぐ力と、売却後に残る資産のいずれから見ても、株主が元の資本を全額回収できる姿ではない。

  • 土木工事:数量 0.0(2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 11,600(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 481 億円・営業利益 26 億円。公共予算繰延べと入札負けで現行固定価格の工事量を約31%失う。
  • 建築工事:数量 0.0(2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高))× 価格 11,400(2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む))→ 売上 365 億円・営業利益 18 億円。大手・地場の入札競争でシェア低下、実質出来高約38%減。
  • 地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT):数量 65.0(年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位))× 価格 3.63(混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む))→ 売上 236 億円・営業利益 19 億円。買収先の不振、低利回り不動産の整理を余儀なくされる。
  • アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO):数量 32.0(受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理))× 価格 0.12(従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。AIエージェント代替:工数は約0.31倍となり事業利益は赤字。

倍率:ROE=1.65%がk=7.5%を下回るため、再投資による超過価値は認めず、稼ぐ力の上限1/k=13.33倍以下とする。構造的な価格競争と資産の資本効率低下からPER12.5倍を使用。保有不動産・政策株は利益に既に含まれ別建てで重複加算しない。

確率:国内市場縮小にシェア流出と複数の工事損失が重なる複合事象。過去の営業赤字も考慮し、稀とはいえ無視できない確率。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

土木工事

飛島建設本体の橋梁・道路・トンネル・治水・更新工事。公共工事の比率が高い。

数量2026年度の全国土木投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高)価格2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む)売上営業利益
今 2026/03 0.1 10,000 602 44
10 年後 中立 0.1 13,400 791 71

取り方:国交省2026年度土木投資28.52兆円×FY2026本体土木売上602.29億円÷全国市場285,200億円=広い市場での推定シェア0.2112%。この市場×シェアを実質出来高0.060229兆円とし、物価は請負単価側にのみ入れる。年度の1年ずれと売上計上基準の違いにより概算。土木の現実の施工件数・平均落札単価は非開示で、国交省の全国投資統計と会社決算のセグメント資料を使用。https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001389.html

建築工事

工場・オフィス・集合住宅などの新築および建築補修の受託。

数量2026年度の全国建築投資×当社推定施工シェア(兆円、固定価格の実質出来高)価格2026年度価格の施工量1兆円あたり請負単価(億円、物価上昇を含む)売上営業利益
今 2026/03 0.1 10,000 515 40
10 年後 中立 0.0 13,400 643 53

取り方:国交省2026年度建築投資52.95兆円と2026年3月期建築セグメント売上515.35億円から全国建築市場での推定シェア0.0973%。同市場×シェア=実質出来高0.051535兆円を数量とし、物価と請負条件の変化は単価の側に分離。公共・民間、維持補修を含む広い市場なので実際の得意工種におけるシェアとは異なる。https://www.mlit.go.jp/report/press/joho04_hh_001389.html

地域建設・水インフラ・木質・不動産(非IT)

地域建設会社や水中工事、木造部材、開発不動産・賃貸を含むグロース事業等からIT受託分を除く推計。

数量年間の完成工事・納入・不動産販売に相当する混合案件数(80件換算とした推計単位)価格混合案件1件当たりの名目売上(億円、工事規模と不動産販売の構成を含む)売上営業利益
今 2026/03 80.0 3.31 265 24
10 年後 中立 102 4.40 449 42

取り方:決算のグロース事業等274.90億円からアクシスウェアの単独開示10.2644億円を控除。会社決算説明資料の地域建設77億、水インフラ52億、木造・木質8億、不動産ほか136億(億円単位丸め)を根拠に、異なる工事・販売を約80件の大型小型混合案件へ換算、平均約3.31億円とした。案件件数自体は会社非開示であり、ここは厳密な受注件数ではなく数量・案件ミックス分離のための感応度推定。営業利益は元のグロースセグメント24.58億円からITに0.80億円を仮配分。内訳はhttps://www.tobishimahd.co.jp/news/news_file/file/analyst_20260528.pdf

アクシスウェア(SI・保守・研修・BPO)

情報システム受託開発・保守、事務アウトソーシング、人材派遣。AIエージェントが直接代替し得る人月型業務。

数量受託・BPO担当の年間稼働人数換算(人年、在籍社員102人を代理)価格従業員1人年当たり売上高(億円、人月課金と一部保守を含む)売上営業利益
今 2026/03 102 0.10 10 1
10 年後 中立 67.0 0.13 9 0

取り方:連結子会社アクシスウェアの公式会社概要に2026年3月期売上高102,644万円、2026年6月在籍102名と明記される。10.2644億円÷102人=1人年0.100631億円であり、雇用者を課金人月の数量代理とした。外注・社内売上・稼働率の詳細は非開示であるため実稼働人月の実測値ではない。営業利益0.80億円は会社別非開示のためグロース合計内での明示的な仮配分。https://www.axisware.co.jp/company/

リスクと懸念

大型工事の損失と契約資産

建設会社は資材高騰や工期延長が起きても、工事契約を途中で破棄しにくい。飛島は2008年と2011年に営業赤字を経験しており、土木で最近も粗利率が低下した。約1,900億円の受注残は将来の売上を支える一方、利益の確定した預金ではない。設計変更の増額請求が認められなければ、利益も工事代金の回収も同時に悪化する。

増えた借入と買収価格の妥当性

純有利子負債は2026年3月期で約155億円となった。たち建設に約59億円を投じ、地域会社や不動産への投資が続けば、営業キャッシュフローの不足を借入で補う構造になり得る。金利が高くなる十年は、低い買収後ROICが配当余力を削る。売上の増加だけでなく、買収先ごとの税引後利益と実際の現金創出が必要だ。

人口減と建設技能者不足

地方の新築需要は人口減で縮み、自治体は維持補修の予算を十分には増やせない可能性がある。さらに現場監督、技術者、専門工の不足は、請負単価を押し上げると同時に施工量そのものを制限する。飛島が高採算案件を選べなくなれば、施工能力を維持するために安い工事を引き受ける悪循環に陥る。

不動産の利回りと流動性

賃貸等不動産の期末簿価・時価はそれぞれ約144億円で、隠れた含み益はほとんどない。年間賃貸損益約2.6億円は保有資産に対し低く、金利上昇時には売値も下がりやすい。開発物件の売れ残りや評価減が重なれば、帳簿上の自己資本から換金できる資産までの差が広がる。悲観の床はこうした処分損を引いて考える。

AIエージェント代替と工数課金

アクシスウェアの情報システム受託・保守・教育・BPOは、AIエージェントが調査や実装、操作、事務処理を代行すると、顧客が外部人月へ払う費用が減る。直近売上は約10億円でグループ全体の1%未満だが、AIによる増収を立証する自社商品売上は確認できない。中立で人月数量を約0.66倍とし、価格の上昇で不足を埋めない。現場施工の物理的需要には同じ係数を掛けない。

持ち合い株売却と株主への現金の戻り方

経営は政策保有株式を2027年度までにゼロへ減らし、DOE4%以上を目指す。しかし、政策株式を売却して得た現金をさらに不動産や割高な買収へ回せば、一般株主が価値を受け取れるとは限らない。過去の増配は評価できるものの、配当性向の中央値は50%未満で、余剰利益を全額株主へ戻すという仮定には根拠がない。

今後の分かれ目

土木の期末受注残が1,200億円を下回り、翌期も公共更新工事の受注が減り続けたら
施工量の維持を前提とする中立を下げ、やや悲観の実質出来高と営業利益率に近づける。
建築粗利率が2期続けて10%を超え、施工単価の変更契約でも採算を維持できたら
選別受注と価格転嫁の実行力が確認できるため、やや楽観の利益率が実現する確率を高める。
グロース事業の買収前後の営業利益と営業キャッシュフローが両方増え、増分ROICが7.5%を上回ったら
資本配分の効果を認め、物理案件数と10年後の利益を上方へ見直す。買収による連結売上増だけなら変更しない。
純有利子負債が営業利益の4年分に近づき、政策保有株の売却も進まなければ
借換負担と債権回収リスクを高め、資本コストの借金部分とやや悲観の確率を再評価する。
政策保有株式を宣言どおり2027年度末までに売却し、配当へ回すかROICの高い更新工事へ投じたら
余剰現金の還元係数0.75を1.0に上げる条件が満たされるか、5年間の総還元実績とともに検証する。
アクシスウェアの工数課金売上が3年連続で減少し、AIによる新しい成果報酬の金額開示がなければ
IT人月の数量減をさらに深くし、長期成長率ゼロの区分を維持する。工事施工の数量には連動させない。
開発不動産の売却損や大型工事の損失引当で年間営業損失となったら
過去の赤字期と同じく現金の流出と減配を重視し、悲観の売れる資産の回収率も引き下げる。

見ておくもの

  • 土木・建築別の期末工事受注残(2026年3月期:土木約1,237億円、建築約691億円)と四半期の新規受注
  • 土木工事と建築工事の売上総利益率(直近それぞれ11.3%、10.8%)と設計変更の価格転嫁
  • 地域建設77億円、水インフラ52億円、木造8億円、不動産ほか136億円の内訳別の受注と営業キャッシュフロー
  • 2028年3月期中期計画:売上高1,600億円、営業利益96億円、ROE10%以上、DOE4%以上の達成状況
  • 政策保有株式2027年度までの全処分の実行額、売却利益と配当・設備投資への使途
  • 有利子負債・現預金・純負債と営業キャッシュフロー、買収先単位の増分ROIC
  • アクシスウェアの受託開発・BPOの人年売上、AIエージェント導入による料金体系の変化
  • 賃貸等不動産の賃貸損益と鑑定時価、開発不動産の在庫・回転期間
  • 国交省の土木28兆5,200億円・建築52兆9,500億円という市場規模の実質推移

倍率と資本コストの決め方

基準日の株価と実質流通株式数19,194,782株から時価総額約424.8億円を確認したのは、営業利益・工事数量・PER・確率を独立に決めた後である。2018年の好況利益や現在のPER・PBR、競合の株価倍率は正当化倍率に使っていない。市場規模×施工シェアを実質の出来高とし、物価3%は契約単価の側にのみ入れた。グロースの件数は企業開示がないため混合案件80件換算の推定であり、この不確実性を悲観の確率へ反映する。

10年後のROEからRONICを計算し、長期成長率は国内需要の先細りを反映した名目2.5%とした。楽観から中立は式の上限を使い、悲観は弱くなった稼ぐ力と売れる資産から制限した。会計上の賃貸不動産と政策株式は収益に含むため別建てで価値を二重加算しない。2028年3月期からの新リース会計基準は使用権資産と負債を両建てにするが、10年後の利益は従来どおり家賃を営業費用としてみる。

この手順で確率加重した現在価値は約644億円、今の時価総額に対して約+52%となる。大きい差を帳簿PBR1倍割れに求めず、建設の継続利益と途中配当で説明した。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。無リスク金利3%、株式リスクプレミアム4.5%、事業の質の調整0%で7.5%。個別の買収・工事損失は確率と利益率へ入れ、重ねて金利には足さない。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 ロゴスホールディングス205A 北海道で築いた住宅供給力には全国への余地がある。薄い自己資本と買収リスクを織り込んでも長期価値は割安側 本質価値との差 +134.5% · 10 年 割安(年 +19.6%) 割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +116.3% · 10 年 割安(年 +16.4%) 割安 UNICONホールディングス407A 地域密着の施工実績と技術者融通に競争力がある。買収の不確実性を慎重に見ても、長期の本質価値は現在の時価総額を上回る 本質価値との差 +86.6% · 10 年 割安(年 +15.4%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +72.8% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +67.7% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +67.3% · 10 年 割安(年 +14.3%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +66.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 大成温調1904 改修工事の積み上がりと厚い現金に価値がある。工事採算の波を差し引いても安全域は大きい 本質価値との差 +60.8% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +57.5% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +56.2% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +55.8% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +49.8% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +49.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +14.1%) 割安 Cross Eホールディングス231A 現場技術と手元資金には価値があり割安だが、大口顧客への集中と巨額の買収計画は見逃せない 本質価値との差 +46.3% · 10 年 割安(年 +13.1%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +44.9% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +44.3% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +43.0% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 カドス・コーポレーション211A 土地情報を握る独自の営業力に長期価値がある。不動産投資の借入増加には警戒が必要だが、現状の評価には安全域が残る 本質価値との差 +41.8% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +41.4% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +38.5% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +38.4% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +37.3% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +31.2% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +11.3%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +30.2% · 10 年 割安(年 +10.4%) やや割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +27.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +27.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +27.2% · 10 年 やや割安(年 +11.2%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +26.1% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +17.6% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 エムビーエス1401 独自の外装・橋梁補修技術と厚い現金は魅力だが、施工人材と値上げ力に限界があり、長期価値はやや割安にとどまる 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +15.9% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +15.3% · 10 年 やや割安(年 +13.3%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +14.6% · 10 年 やや割安(年 +12.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +13.3% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +13.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +11.0% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +9.2%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.6% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +10.2%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +8.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +7.6% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 アップコン5075 稼働を止めずに床を直す技術は強い。ただし大型受注の山谷と再投資負担を勘案すると、現時点の安全域は薄く適正圏。 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.2% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −1.6% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −1.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −2.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −3.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −4.2% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −10.0% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.8%) やや割高 ETSグループ253A 送電網の更新需要は長く続くが、大型案件への依存と新事業の投資効率が安全域を削る。長期価値ではやや割高と見る 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +8.3%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.5% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +7.6%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 ビーエイブル604A 福島第一の廃炉技術には現場の堀があるが、東電依存と再投資負担、希薄化を考えると今の時価総額に十分な安全域はない 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −17.3% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 グリーンエナジー&カンパニー1436 蓄電所の開発力は伸びるが、増える借入と潜在株式を考えると、10年先の利益にも現在の評価を支える十分な安全域はない 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +6.7%) やや割高 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +7.4%) やや割高 トヨコー341A 独自の屋根補修と高出力レーザーには将来性がある。ただし量産と工法普及の不確実性を考えると、今の評価はやや割高だ 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −22.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 ハンワホームズ275A 施工と屋外家具を束ねる独自性はあるが、借入と資金流出が重く、現在の時価総額には長期の安全域が乏しい 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニッソウ1444 賃貸修繕の需要と顧客基盤には持続性があるが、利益率の低迷と買収事業の赤字が重く、現状はやや割高 本質価値との差 −29.5% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −37.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 Lib Work1431 住宅施工の事業基盤は残るが、3D建設と住宅向けソフトの成功を先取りした株価には安全域が乏しい 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 SAAFホールディングス1447 現場の地盤技術には残存価値があるが、投資失敗とAI代替、薄い資本を考えると株価は割高 本質価値との差 −46.8% · 10 年 割高(年 +5.4%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −62.1% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −65.8% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.3% · 10 年 割高(年 −10.8%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −84.6% · 10 年 割高(年 −9.3%)

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読んだ資料

  1. 飛島ホールディングス 2026年3月期 有価証券報告書(セグメント・買収・不動産・財務・株主)
  2. 飛島ホールディングス 中期経営計画(~2027)
  3. 国土交通省 令和8年度建設投資見通し

分析日 2026-10-23