株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

関電工 1942

東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)5,272 円1.05 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,104 円1.02 兆円差 +3.3%
10 年後から見ると 適正 価値 5,272 円1.05 兆円 · 差 +3.3% · 期待の年率 +6.8%
期待の年率リターン(10 年)+6.8%資本コスト比 −0.5 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

関電工は、東京電力グループの電気設備工事会社だ。電柱や配線の工事に加え、オフィス、工場、データセンターの電気・空調設備も請け負う。筆者の結論は、今の値段はやや割高というものだ。会社の質は高く、利益が山の高さにある。

2026 年 3 月期の営業利益率は 11.2% で、過去最高だった。過去 10 年の中心は 6% 前後だ。技能者の不足による単価の上昇に、データセンターと半導体工場の需要が重なった。この高さが 10 年続くとは置きにくい。

強みは、東京電力への依存が小さいことだ。同社向けは単体の完成工事高の 24% にとどまり、残りは民間の電気・空調工事である。受注残は約 6,700 億円で、1 年分の工事を上回る。当面の仕事は見えている。

2026 年 1 月に、筆頭株主の東京電力パワーグリッドが保有株の一部を売り出し、持ち株は 46% から 34% へ下がった。会社は株価を支えるため、自社株買いを追加した。株主基盤は動き始めている。

中立の筋書きは、利益率が 10% 台前半へ戻る姿だ。還元は方針(配当性向 40% 程度)に自社株買いの足しで純利益の 5 割ほどとみるので、自己資本が厚くなり、ROE は 10% 近くに下がる。10 年後の価値は、今の値段を 3 割近く下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、東京電力向けの受注が 24% と低く、民間の需要を自分で取りにいく営業力と、設備を束ねる総合力を持つ点が好ましい。系列の発注に頼る同業より、優良さが長く続きやすい。受注残が 1 年分の完成工事高を上回ることも、近い年の見通しやすさという安全域になる。

財務は健全だ。自己資本比率は 61% で、純現金もある。技能者が足りない局面で、投資と還元の両方に動ける。

一方で、ROE 16.3%、営業利益率 11.2% は、単価の上昇とデータセンターの需要が重なった山である可能性が高い。この持続力を、そのまま信じるべきではない。談合で主導的な役割を認定された過去と、入札に頼る受注の構造は、価格を決める力の持続に疑問を残す。取引先の株を売り切ったため、過去数年の利益を支えた売却益も、今後は期待しにくい。

払う値段の安全域は厚くない。中立の利益率では ROE は 10% 近くで、評価は並みだ。山の分を割り引くと、今の値段は割高に見える。確信度は少し下げて見る会社だ。

何で稼ぐ会社か

事業はほぼ単一の電気設備工事で、大きく 2 つの顔を持つ。

1 つ目は配電だ。東京電力パワーグリッドから、電柱・配線・引込線の建設や改修、送電線の工事、再生可能エネルギーの系統接続を受ける。2025 年 3 月期の単体完成工事高は 5,831 億円で、東京電力グループ向けは 1,417 億円、24% にとどまる。

2 つ目は民間の屋内線・環境設備・情報通信の工事だ。オフィス、商業施設、工場の電気・空調設備を請け負い、完成工事高の約 6 割を占める最大の区分である。ここにデータセンターと半導体工場の受電設備が積み上がっている。

単体で 8,000 人超の技能者を抱え、電気・空調・通信を束ねて提案できることが武器だ。AI、半導体、再生可能エネルギーを成長分野に掲げる。再エネは 2012 年に銚子の風力発電を 18 億円で買ったのが起点で、2026 年 3 月期の売上は 233 億円、前期の約 1.8 倍に伸びた。

技能者の不足で、工事の単価は上がっている。この値上がりを価格に乗せられることが、今の高い利益率の一因だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、電気・空調・通信を束ねる総合力だ。顧客は、ビル全体の設備を 1 社に任せたがる。関電工はそれを一括で請け負える。

もう一つは、依存の小ささだ。東京電力向けは 24% で、電力系の同業では低い。系列の発注に頼らず、データセンター、半導体工場、再開発の民間需要を自分で取りにいける。

受注残も安心材料だ。単体で約 6,700 億円あり、1 年分の完成工事高を上回る。数年先までの収益は、ある程度見通せる。自己資本比率は 61% で、純現金もあり、買収や投資に動く余力がある。

弱みは 2 つある。第一に、価格を自分で決めきれない。官公庁、開発会社、電力会社の入札と相見積りで受注するため、技能者の不足が深まれば、値上げより先に、受注を絞ることになりうる。第二に、談合の過去がある。東京電力が発注した送電線工事で、公正取引委員会から排除措置命令と課徴金納付命令を受けた。取引先の株は 2 銘柄まで減らしており、含み益の上積みは小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の電気工事の受注は、2023 年度で約 3.4 兆円ある。再生可能エネルギーの系統接続、データセンターと半導体工場の受電設備、EV 充電器など、新しい需要が既存の仕事に積み上がっている。

最大の制約は人手だ。2024 年の残業上限規制で、技能者の高齢化と不足が構造になった。単価は上がりやすいが、人が足りなければ受注を絞らざるを得ない。値上げと受注の制約が、同時に起きる業界である。

電力系の電気工事は 7 社ある。関電工は、きんでんに次ぐ規模で、東京電力管内という最大の経済圏を地盤にする。民間工事では、総合電気工事会社やサブコン、つまり設備の専門工事会社とも競う。データセンターと半導体工場の取り合いが、新しい競争の軸になった。

株主の動きもある。2026 年 1 月、東京電力パワーグリッドが約 1,500 億円規模の株を売り出し、持ち株を 34% 台まで下げた。目的は、福島第一原発の廃炉費用と送配電投資の資金確保だ。東電は 33.4% 以上を保つ方針で、完全子会社にする計画ではない。

10 年後を考える。データセンターと半導体の投資は、いずれ一巡する。それでも、古い配電網の更新と再エネの接続は残る。一方で人口と世帯数は減り、オフィスや商業施設の新設は、実質で横ばいから縮小に向かう。投資が海外の立地へ移れば、民間工事の柱は細る。

資本政策と M&A

還元は、配当性向 40% 程度を目安にした安定配当が基本だ。2026 年 3 月期は大きく増配し、2027 年 3 月期も増配を見込む。自社株買いも厚い。2026 年 3 月期は 300 億円を実施し、東京電力パワーグリッドの売り出しに伴う株価への影響を和らげるため、最大 300 億円を追加した。

取引先の株は、ほぼ売り切った。2023 年度に 10 銘柄・簿価 177 億円を減らし、今は 2 銘柄・時価 147 億円程度だ。売却益で利益を押し上げる時期は終わった。

今後 5 年は、カーボンニュートラルに関わる事業と M&A に合計 800 億円を投じる計画だ。再エネの発電・保守が中心になる。買収の中身はまだ見えず、実行力が試される。

筆頭株主は東京電力パワーグリッドで、33.4% 以上を持つ方針を示している。関電工が買収の標的になる見込みは小さい。ただ、東電の資金需要が続けば、追加の売り出しが繰り返される可能性はある。

還元の置き方:開示された方針は配当性向 40% 程度だけで、総還元性向の目標は確かめられない。自社株買いの 300 億円(実施)と追加の最大 300 億円は、東京電力パワーグリッドの売り出しに合わせた一回きりとみて、10 年の還元は配当 4 割に自社株買いの足しで純利益の合計の 5 割とした。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

関電工は、東京電力向けが 24% と低く、データセンター、半導体工場、再開発の民間需要を自分で取りにいく力を持つ。受注残は約 6,700 億円と 1 年分を上回り、2027 年 3 月期も最高益が見込まれる。人手が足りない業界では、規模の大きい施工集団ほど、受注を確保しやすい。

11.2% の利益率は、単価の上昇を価格に乗せられている証拠だ。電気・空調・通信を束ねる総合力は、ほかの工事会社が簡単にまねできない。再エネ事業は 2026 年 3 月期に売上が約 1.8 倍の 233 億円へ伸び、新しい稼ぎの柱に育つ余地がある。

財務も厚い。自己資本比率は 61% で、純現金がある。今後 5 年に投じる 800 億円の計画を、無理なく実行できる。東京電力パワーグリッドの売り出しは、関電工の経営の自立を広げ、株主の顔ぶれを多様にする。配電の更新と再エネの接続は 10 年後も残り、データセンターの波が複数回来れば、規模・施工力・資本配分のどれでも同業に見劣りしない立場を保てる。

慎重な見方

ROE 16.3%、営業利益率 11.2% は、単価の上昇とデータセンター・半導体の需要が同時に重なった山だ。この水準が 10 年続くとは考えにくい。

電気工事の受注は、官公庁、開発会社、電力会社の入札と相見積りに頼る。価格を決める力は完全ではない。技能者の不足が深まれば、値上げより先に、受注そのものを絞ることになる。

東京電力が発注した送電線工事の談合で、排除措置命令と課徴金納付命令を受けた過去がある。約 1 年間、339 件、約 150 億円分の工事で違反が認定された。業界の受注調整の体質への懸念は消えない。取引先の株は 2 銘柄まで減っており、利益を押し上げた売却益の余地は、ほとんど残っていない。

データセンターと半導体の投資は、立地しだいで海外へ移りうる。国内は人口と世帯数が減り、配電の更新だけでは、民間工事の縮みを埋めきれない。市場は、山の利益に高い倍率を付けている面が大きい。

談合の過去、入札への依存、立地の移転。この 3 つは、数字に出る前に評価を動かしやすい。

どちらに重みを置いたか

東京電力への依存が小さい民間工事の強さと、受注残の厚みには、実現性がある。ただ、ROE 16.3%、営業利益率 11.2% が、単価の上昇と需要が重なった山である可能性は否定できない。売却益の上乗せも、ほぼ一巡した。

筆者は、中立の利益率を 10% 台前半へ戻す姿に置いた。10 年後は、データセンターの投資の一巡と、配電の更新の底堅さの綱引きになる。確率は、強気側と慎重な側のほぼ中間に置いた。還元は方針の範囲に置くので ROE は 10% 近くまで下がる。その結果、価値は今の値段を 3 割近く下回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 7,999 円1.59 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,845 円3,671 億円)。 今の値に割り戻すと 5,272 円1.05 兆円、今との差 +3.3%、 期待の年率 +6.8%(資本コスト 7.2%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 15% 14,490 円2.88 兆円 2,591 円5,156 億円 +234.7% +12.8% 2,562 円5,099 億円
やや楽観 25% 10,638 円2.12 兆円 2,162 円4,303 億円 +150.8% +9.6% 3,200 円6,369 億円
中立 30% 7,236 円1.44 兆円 1,782 円3,546 億円 +76.7% +5.9% 2,705 円5,384 億円
やや悲観 20% 4,310 円8,579 億円 1,480 円2,946 億円 +13.5% +1.3% 1,158 円2,305 億円
悲観 10% 1,333 円2,654 億円 848 円1,688 億円 −57.3% −8.1% 218 円434 億円
加重平均100% 7,999 円1.59 兆円1,845 円3,671 億円 +92.9% +6.8% 9,844 円1.96 兆円

今の株価時価総額 5,104 円1.02 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 15% 楽観:データセンターと配電の更新の波を何度も取り込む 利益 1,427 億円 · PER 19.8 倍 · 株価時価総額 14,490 円2.88 兆円

データセンターと半導体工場の大型案件が、国内で何度も立つ。関電工は、電気・空調・通信を束ねる力で、それを取り続ける。技能者の確保にも成功し、民間工事の数量は今より 3 割近く増える。単価は物価より少し上がり、営業利益率は 13% 台を保つ。

配電は、更新と再エネの接続が続き、構造的な柱に育つ。再エネの発電事業も伸びる。取引先の株は少ないが、配当と自社株買いで還元は厚いが、方針の範囲で純利益の 5 割ほど。ROE は 15% 近くになる。

10 年後の関電工は、東京電力の系列という枠を超え、民間の電気設備でも全国で指折りの施工集団になっている。需要の波を何度も取り込む会社へ、評価が変わる。

  • 配電・工務関係工事:数量 2,916(技術者数(配電・工務関係、人、推定))× 価格 117(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 3,409 億円・営業利益 392 億円。配電網更新・再エネ接続が構造的な柱に育つ
  • 屋内線・環境設備・情報通信工事:数量 7,668(技術者数(人、推定))× 価格 139(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 10,685 億円・営業利益 1,496 億円。データセンター・半導体投資の複数回の波を取り込む(v2:利益率は今の 12% を超えない水準に引き直した)

倍率:事業の純利益 1,427 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.0% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.7 倍。全体の PER 19.75 倍、時価総額 28,183 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体・データセンターの需要が続き、配電の更新も拡大し、総合力が深まる組み合わせ。実現すれば優良さが大きく高まるが、条件が多い。

やや楽観 25% やや楽観:配電の更新とデータセンター需要が緩やかに続く 利益 1,086 億円 · PER 18.8 倍 · 株価時価総額 10,638 円2.12 兆円

データセンターと半導体の投資は山を越えるが、緩やかな拡大は続く。配電網の更新と再エネの接続が、安定した稼ぎを支える。民間の数量は 2 割ほど増え、単価は物価にほぼ沿って上がる。営業利益率は 12% 台前半を保つ。

技能者の不足は続くが、受注残の厚みと規模で、人も仕事も確保する。還元は方針の範囲で純利益の 5 割ほど。ROE は 12% 台になる。

堅実に強い電気設備工事会社として、過去より高い収益力を保ったまま 10 年を過ごす。ただ、強気の見方のような大きな上振れまでは届かない。

配電と再エネが下支えになり、民間が少し伸びるだけで、増益が続く。

  • 配電・工務関係工事:数量 2,770(技術者数(配電・工務関係、人、推定))× 価格 114(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 3,147 億円・営業利益 330 億円。配電網更新・再エネ接続が安定した収益源に
  • 屋内線・環境設備・情報通信工事:数量 6,930(技術者数(人、推定))× 価格 134(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 9,259 億円・営業利益 1,157 億円。データセンター需要が緩やかに拡大(v2:利益率は今の 12% を超えない水準に引き直した)

倍率:事業の純利益 1,086 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.8% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.8 倍。全体の PER 18.83 倍、時価総額 20,449 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:配電の更新と再エネの接続は実現性が高く、データセンターと半導体の需要も緩やかに拡大する組み合わせ。

中立 30% 中立:民間の一巡を、配電の更新が受け止める 利益 783 億円 · PER 17.4 倍 · 株価時価総額 7,236 円1.44 兆円

データセンターと半導体工場という今の需要の柱が一巡する。オフィスや商業施設の新設は、人口と世帯数の減りで、実質の横ばいに向かう。配電は、更新と再エネの接続で緩やかに増える。民間の屋内線・環境設備は、電気・空調・通信を束ねる力で、一巡の穴をどうにか補う。

技能者の不足は深まる。単価は物価にほぼ沿って上がるが、競争もあり、営業利益率は今の 11.2% から 10% 台前半へ下がる。過去 10 年の中心は 6% 前後なので、高い水準は残る。

還元は配当性向 40% 程度の方針に、自社株買いの足しを乗せて純利益の 5 割ほど。自己資本は厚くなり、ROE は 10% 近くに落ち着く。10 年後の関電工は、特需が消えても、なお同業と並ぶ稼ぎを持つ、堅実な会社である。

  • 配電・工務関係工事:数量 2,624(技術者数(配電・工務関係、人、推定))× 価格 110(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 2,894 億円・営業利益 261 億円。配電網の更新・再エネ接続が緩やかに増える。利益率は今の水準(9.0%)のまま
  • 屋内線・環境設備・情報通信工事:数量 6,248(技術者数(人、推定))× 価格 128(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 7,981 億円・営業利益 878 億円。民間需要が一巡、総合設備マネジメント力で補う。価格は物価(10年1.34倍)にほぼ沿う(v2:利益率は今の 12% を超えない水準に引き直した)

倍率:事業の純利益 783 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.9% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.4 倍。全体の PER 17.36 倍、時価総額 13,593 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:データセンターと半導体の投資の一巡と、配電の更新・再エネの接続が、ちょうど打ち消し合う姿。業種の中立の前提に沿う、最も重い筋書き。

やや悲観 20% やや悲観:民間の一巡が、配電の更新の効果を上回る 利益 543 億円 · PER 14.3 倍 · 株価時価総額 4,310 円8,579 億円

人口と世帯数の減りが想定より速い。データセンターと半導体の投資の一部は、海外の立地へ移る。民間の数量は伸びず、技能者の不足で受注を絞らざるを得ない。

配電の更新と再エネの接続は続くが、民間の縮みを補うには足りない。同業との競争が激しくなり、単価は物価に届かない。営業利益率は 8% 台まで下がる。

東京電力向けの保守が下支えになり、赤字にはならない。それでも、優良さの評価はじわじわ下がる。会社は存続し、配当も続けるが、成長の物語は弱まる。

人手不足と値下げ圧力が同時に来て、単価で稼ぐ余地が狭まる。

  • 配電・工務関係工事:数量 2,479(技術者数(配電・工務関係、人、推定))× 価格 105(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 2,612 億円・営業利益 217 億円。受注を絞り数量が伸び悩む
  • 屋内線・環境設備・情報通信工事:数量 5,396(技術者数(人、推定))× 価格 119(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 6,437 億円・営業利益 612 億円。海外立地シフトで数量が細る(v2:利益率は今の 12% を超えない水準に引き直した)

倍率:ROE 7.61%(純利益 543 億円 ÷ 自己資本 7,132 億円)。事業の ROE が資本コスト k 7.25% 以下なので、新しく投じるお金は k に届かず、PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。成長の余地は小さく、上限の 8.8 割の 14.26 倍に置いた。

確率:人口減と民間投資の一巡が想定より速く、配電の更新と再エネの接続では補いきれない姿。

悲観 10% 悲観:国内で構造的に負け、民間需要の柱を失う 利益 40 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 1,333 円2,654 億円

国内の人口減と技能者の不足が加速し、屋内線・環境設備の数量が大きく縮む。価格の転嫁も限界に達し、値下げを迫られる。データセンターと半導体工場の投資は、国内の立地の優位を失い、次の柱を作れない。

配電は、東京電力向けの保守が下支えになるが、新規の再エネや特別高圧の工事は先送りが続く。同業に市場を奪われ、受注調整の体質への疑いも晴れない。

本業の利益だけでは還元を支えきれず、厚い純現金の取り崩しと資産の売却で、配当を保つ。会社は存続するが、成長の柱は残らない。優良さを失った 10 年である。

10 年後には、東京電力向けの保守工事と、小さくなった民間工事だけが残る。市場は関電工を、景気に翻弄される普通の下請けとして扱う。

  • 配電・工務関係工事:数量 1,944(技術者数(配電・工務関係、人、推定))× 価格 86(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 1,680 億円・営業利益 50 億円。系列の保守工事は下支え、新規は先送りが続く
  • 屋内線・環境設備・情報通信工事:数量 3,124(技術者数(人、推定))× 価格 91(1人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 2,832 億円・営業利益 57 億円。海外立地シフトで構造的に需要が縮小

倍率:構造的に受注の採算が崩れた姿。純利益は 40 億円で稼ぐ力は 530 億円ほどにしかならず、床は売れる資産で測る。総資産 6,360 億円を強制売却で 8 割しか回収できず、負債 2,450 億円は全額払うとして残る約 2,650 億円(純現金・縮減済みの政策保有株を含む)を、今の自己資本 3903 億円に対する PBR 0.68 倍(時価総額 2654 億円)に置いた。谷の年は営業利益が 47 億円と小さく、EV ÷ 営業利益は参考にならない。

確率:人口減と民間投資の縮小が深まり、データセンターと半導体の需要も海外の立地へ移る、リーマン級の構造の劣化。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

配電・工務関係工事

東京電力パワーグリッド向けの配電設備(電柱・配線・引込線・機器等)の建設・改修と保守、送電線工事、再生可能エネルギーの系統接続、特別高圧・原子力関連の設備工事。

数量技術者数(配電・工務関係、人、推定)価格1人当たり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 2,430 82 2,000 180
10 年後 中立 2,624 110 2,894 261

取り方:全従業員約8,100人(単体、推定)のうち、配電線工事・工務関係工事(再エネ・原子力・特別高圧)に対応する技術者を全体の約3割(2,430人)と推定した。2025年3月期の単体完成工事高に占める東京電力グループ向け受注(24.3%、出典:The社史)に、系列以外の送電線・再エネ系統接続分を加えた区分。1人当たり完成工事高はこの区分の売上(推定)を人数で割って逆算。数量(技術者数)は実質、単価は物価並みに上がるのが基本

屋内線・環境設備・情報通信工事

データセンター・半導体工場・オフィスビル再開発・商業施設などの民間向け電気設備・空調設備・情報通信工事。配電・工務関係工事を除く全社の完成工事高。

数量技術者数(人、推定)価格1人当たり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 5,680 95 5,419 650
10 年後 中立 6,248 128 7,981 878

取り方:全社の完成工事高から配電・工務関係工事区分を除いた残り(屋内線・環境設備工事が完成工事高の約6割、出典:株主説明資料分析)。推定技術者数は全従業員から配電区分の推定人数を除いた残り。数量(技術者数)は実質、単価は技能労働者不足による価格転嫁で物価並み以上に上がる想定

リスクと懸念

利益率が山から戻る

営業利益率 11.2% は過去最高で、単価の上昇とデータセンターの需要が重なった山だ。追い風が弱まれば、利益率は急に戻りうる。中立でも 10% 台前半へ下げているが、さらに速く戻れば、今の値段との差は大きく開く。

技能者の不足の深刻化

高齢化と人手不足は構造で、価格転嫁には追い風だ。ただ人が足りなければ、値上げでは補えず、受注の量そのものを絞ることになる。採用と育成の費用も重くなる。

入札で受注の採算が振れる

電気工事の受注は、官公庁、開発会社、電力会社の入札と相見積りに頼り、価格を決めきれない。きんでんやクラフティアとの競争が強まれば、人手不足の下でも単価の上昇が止まる局面がありうる。

データセンター・半導体の需要の一巡と立地の移転

屋内線・環境設備の成長は、データセンターと半導体工場の投資に支えられている。計画の見直しや、国内から海外の立地への移転があれば、受注の柱の一つが細り、利益率の改善も止まる。

談合の疑いの再発

東京電力が発注した送電線工事の談合で、排除措置命令と課徴金納付命令を受けた過去がある。約 1 年間、339 件の工事で違反が認定された。同じ疑いが再び出れば、信用と利益の両方に傷がつく。

売却益の剥落

取引先の株は 2 銘柄・時価 147 億円まで減っており、過去数年に利益を押し上げた売却益の余地は、ほとんど残っていない。本業の増益で、この穴をどこまで埋められるかが、利益の水準を左右する。

東京電力パワーグリッドの追加売り出し

東京電力パワーグリッドは 2026 年 1 月に約 1,500 億円規模の株を売り、持ち株を 34% 台へ下げた。資金の需要が続けば、追加の売り出しが繰り返され、関電工が株価対応の自社株買いを迫られ続ける可能性がある。

今後の分かれ目

営業利益率が 11% を超えて、過去最高の水準を保ったまま安定したら
楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。価格転嫁の定着が実証され、中立の 10% 台前半は低すぎたことになる。
国内で、大型のデータセンターや半導体工場の案件が相次いで発表されたら
楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。屋内線・環境設備の受注の柱が、さらに厚みを増す証拠になる。
受注残が、年間の完成工事高に対して高い比率を保ち、さらに積み上がったら
楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。数年先までの収益の見通しやすさが保たれている証拠になる。
談合やコンプライアンスの新たな疑いが出たら
やや悲観側へ重みを移す。ガバナンスの評価を見直し、優良さの評価を下げる。
データセンターや半導体工場の投資が、国内から海外へ大きく移ると報じられたら
やや悲観側へ重みを移す。屋内線・環境設備の需要の柱が細る証拠になる。
東京電力パワーグリッドが、大規模な追加売り出しを発表したら
株主の顔ぶれの変化で、価値への影響は中立に近い。ただ、関電工が自社株買いで受け止めきれなければ、やや悲観側へ重みを移す。

見ておくもの

  • 完成工事高・営業利益率の推移(配電・産業の両区分)
  • 受注残(単体)の水準と年間完成工事高に対する比率
  • 東京電力パワーグリッドの持株比率と追加売却の有無
  • 技能労働者数・採用動向と工事単価の推移
  • データセンター・半導体工場向けの新規大型案件の有無

倍率と資本コストの決め方

数量は配電と民間の技術者数(実質)、価格は 1 人あたりの完成工事高(物価 3% を含む名目)で積んだ。東京電力グループ向けが 2 割台前半という開示をもとに区分した。今の過去最高益(ROE 16.3%・営業利益率 11.2%)が続くとは置かず、中立では営業利益率を 10% 台前半、ROE を 14% 台にならした。配電の利益率は、今の水準(9.0%)を超えないようにした。倍率は、新しく投じるお金の稼ぎ(RONIC = k 7.25% + 1/2 ×(ROE − k))と g 4% から正当化 PER を出し、その 8 割台半ば(やや悲観は 8 割)に置いた。悲観は、谷の利益でなく、総資産の 8 割回収・負債全額払いで残る売れる資産(約 2,650 億円)で測った。今の株価と PER は最後に比べただけで、倍率の根拠にしていない。取引先株は 2 銘柄まで減っており、含み益は余り資産に足していない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14→19.75 倍・やや楽観 PER 13.1→18.83 倍・中立 PER 12.5→17.36 倍・やや悲観 PER 11→14.26 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8%。理由は quality_why。個別のリスク(不祥事・M&A の実行など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.25%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

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  3. 東京電力HD子会社、関電工株売り出し-廃炉や設備投資へ資金調達
  4. 関電工の好調な営業利益 データセンター向け受注が拡大
  5. 【1社を深掘り】関電工の業務内容・業績・設備投資|株主説明資料から読む
  6. 関電工 1942|2026年3月期決算——中計目標を1年前倒し達成、上方修正・124円増配・300億円自社株買いの「三段重ね」を読む
  7. 関電工と東京電力の関係|1944年の設立に関東配電が資本参加
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分析日 2026-10-16