株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

TANAKEN 1450

解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,238 円282 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,490 円130 億円差 +117.3%
10 年後から見ると 割安 価値 3,238 円282 億円 · 差 +117.3% · 期待の年率 +14.8%
期待の年率リターン(10 年)+14.8%資本コスト比 +8.0 pt
推定の資本コスト6.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 6.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

TANAKENは、ビルなどの解体工事を元請として受ける専業の会社だ。自社で重機や職人を抱えず、施工管理に徹する「持たざる経営」で、営業利益率は14〜19%と建設業では異例に高い。借金はなく、自己資本比率は76%ある。

筆者の見立ては、今の値段は10年後の価値に対して安い側にあるというものだ。高度成長期に建った建物が解体の時期を迎え、元請の解体市場は続けて伸びる。大型の再開発案件で信用力を積み、受注残は119億円と年商の8割に達した。

弱みは人手である。施工管理者は53人しかおらず、受注を増やしても現場を回せる人数が成長の天井になる。粗利率が前の期の26.9%から21.6%に下がった点も気になる。

筆者が一番重く見るのは、この人手の制約が10年の間に緩むかどうかだ。緩めば楽観の筋書きが開く。緩まなければ、利益は物価の上昇分を取り込むにとどまる。確率はそれを反映して置いた。なお、第1四半期は売上が前年同期比で20%増え、足元の勢いは計画を上回っている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で好ましいのは、この事業の経済性が単純なことだ。顧客から前もって仕事を受け、協力会社に作業を任せ、差額を利益にする。重い設備が要らないため、稼いだ利益のほとんどを株主に回せる。売上が増えても、増やすべき投資は運転資金程度だ。

堀は中くらいだ。技術の差で守られているわけではなく、安全な施工という信用と、無借金の財務に守られている。解体で一度事故を起こすと発注が止まるので、発注者は安全の実績にお金を払う。この信用は時間をかけて積むもので、新参者には短期間に作れない。

気がかりは、成長の制約が人であることだ。施工管理者を増やすには時間がかかり、育てる前に辞めるリスクもある。計画どおりに人員が増えなければ、受注を断らざるを得なくなる。

安全域の観点では、今の値段は事業の利益に対して割安に映る。ただし、筆者は粗利率の低下と未収入金の膨らみを見て、中立の利益率を過去最高より低く置いた。それでも10年の価値は今の時価総額と同水準か上に出る。

経営者は創業者の持株会社を通じて会社の過半を持つ。オーナーとして自分のお金で会社を見ており、無理な買収に走る気配もない。

何で稼ぐ会社か

事業は、建築物の解体工事の施工管理だ。顧客はデベロッパー(2026年3月期の売上の42%)、エンドユーザー(24%)、再開発組合など(24%)、ゼネコン(10%)に分かれる。元請比率は94%で、顧客から直接受注して、実際の作業は協力会社に出す。

付帯工事も取り込む。杭の引き抜き、地下の躯体の解体、山留め、アスベストの除去、土壌汚染の対策などだ。上屋の解体から地下までを一括で受けると、1件あたりの金額が大きくなる。

受注の流れは、相談から始まる。営業案件のストック(見込み案件の残高)は689億円あり、会社はこの水準を400億円超に保つ方針だ。2026年3月期の受注高は186億円、期末の受注残は119億円だった。

工事は大型化している。100百万円を超える案件の件数が全体の6割に達し、工期が1年を超える工事も増えた。新築と解体を別々に発注する流れが強まり、ゼネコン経由の売上は減って、デベロッパーからの直接受注が増えている。

自社の人員は110人。うち施工人員が53人で、現場の管理を担う。重機などの設備を持たないため、固定資産が小さい。

優良さと弱いところ

この会社の強みは、元請で大型の解体を安全に仕上げられるという信用だ。解体は事故が起きれば事業が止まる仕事で、デベロッパーは実績と財務の厚い会社に発注する。自己資本比率76%、借入なし、借入枠140億円という体力が、受注の入口で効く。リピート顧客の比率は64%だ。

利益率の高さの源は、持たざる経営にある。重機と職人は協力会社が持ち、自社は管理と営業に集中するため、仕事が増えても設備投資がほとんど要らない。過去10年の営業利益率は12〜19%、自己資本利益率は14〜29%だった。

一方で、堀と呼べるほどの壁は高くない。解体の許可業者は全国で約6.9万社あり、投資ファンドや建設会社の新規参入も続く。技術の差は小さく、同じ元請の大型案件を取りに来る競合は増える。

弱点は三つある。第一は人手で、施工人員の純増は2026年3月期に12人にとどまった。第二は売上の取りこぼしで、完成工事の未収入金が72億円まで増え、現預金は30億円に減った。第三は粗利率で、大型案件が増えて下がった。

経営の資本配分は堅実だ。配当性向30%以上を掲げ、無理な買収をしていない。筆頭株主は創業者の資産管理会社で、59.6%を持つ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

解体市場の構造的な追い風は強い。コンクリートの建物は築40〜50年で解体の時期に入るため、解体の需要は45年前の建設投資に連動する。会社の試算では、市場規模は2034年度までに倍近くになる。ただしこれは会社の推定であり、筆者は2割ほど割り引いて見る。

国土交通省の統計では、はつり・解体工事業の完成工事高は1兆3,653億円で、前年度比18%増えた。このうち元請は4,043億円にとどまるが、前年度比44%増と伸びが大きい。下請から元請へ移る流れが強まっている。

人手の不足と費用の上昇は、小規模な事業者を追い込んでいる。産廃の処理費、人件費、資材が上がり、採算が悪化した事業者の倒産が増えた。その結果、財務が強く安全に施工できる会社に仕事が集まりやすい。

再開発は都心部で続く。商業施設、物流センター、データセンター、マンションや団地の建て替えが対象で、解体の発注は先行して出る。アスベストの規制強化も追い風で、除去工事の需要は増え続ける。

競合は、大手ゼネコンの解体部門、専業の中堅(日本国内に上場企業はほぼ無い)、地場の解体業者だ。同社が戦う都心の大型元請の分野では、安全の実績と財務で差がつく。

逆風は、新築と解体の分離発注が進んで、ゼネコンの下請の案件が減ること、そして職人の高齢化である。

資本政策と M&A

配当性向は30%以上を掲げ、2026年3月期の配当は性向32%程度の予想だった。利益の多くは内部に残るが、設備投資が小さい会社なので、余ったお金の使い道は限られる。自社株買いの実績はない。

借入は現在ゼロで、金融機関に140億円の借入枠がある。大型の元請案件が増え、未収入金が先に膨らむため、現預金は運転資金として必要な性格が強い。工事の期間が長くなるほど、立て替えの期間が延びる。

中期経営計画(2026〜2028年度)は、2029年3月期に売上200億円、営業利益26億円、ROE15%以上を掲げる。2027年3月期の計画は売上160億円、営業利益21億円で、第1四半期は売上が前年同期比20%増、営業利益が25%増と、計画を上回るペースだ。

M&Aは、施工管理を中心とした提携を探す方針にとどまり、具体的な案件はない。アスベスト調査会社と土壌調査会社との業務提携を結んだ。

筆頭株主はスリーハンドレッドホールディングスで、59.6%を持つ。以前の80%台から下がっており、流通株の増加は株価の追い風になりうる。TOBや非公開化の公表はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

解体市場は、高度成長期の建物が寿命を迎えて倍増に向かう。元請の解体市場は前年度に44%伸び、小規模な事業者が倒産していく中で、財務の強い元請に仕事が集まる。TANAKENは受注残が年商の8割、営業案件のストックが689億円ある。

中期計画の最終年度(2029年3月期)は売上200億円、営業利益26億円で、第1四半期の売上が20%増えていることを見れば、達成できる可能性が高い。デベロッパー向けの大型元請で、地下の躯体の解体までを一括で受けると、1件の利益が大きくなる。

持たざる経営なので、増収がそのまま利益になる。人員が80人に届けば、売上は今の1.4倍の水準に乗る。アスベストの除去や土壌汚染の対策といった環境分野が加われば、1件あたりの単価も上がる。

株主の構成も追い風だ。創業者の持株比率が下がっており、流通株が増えて機関投資家の買いが入りやすくなる。10年後の利益が今の2倍に近づくなら、PER9倍前後の今の値段は安すぎる。

慎重な見方

人手が足りない。施工人員は計画の70人に対して実績は53人で、人員計画は未達が続く。施工管理者の採用は難航しており、売上を伸ばす力に天井がある。人件費も上がり、新卒の初任給引き上げが利益を圧迫する。

粗利率は26.9%から21.6%へ5ポイント下がった。大型案件が増えると下請けへの支払いが膨らみ、利益率は薄くなる。2027年3月期の営業利益の計画は21億円と前年より減る。会社自身が、利益率の低下を織り込んでいる。

未収入金は72億円に増え、現預金は30億円に減った。工事が大型化し、入金までの期間が長くなっている。この傾向が続けば、借入を使う局面が来る。

解体の参入者は増え、許可業者は約6.9万社に達した。ファンドが業界に入り込み、元請の大型案件でも価格競争が起こりうる。安全事故が一度起きれば、信用で選ばれている会社だけに、受注は止まる。

現在のPERは低く見えるが、利益が高かった時期の数字であり、正常な水準は思ったより低い。

どちらに重みを置いたか

事業の質と、財務の強さ、市場の追い風では強気の見方が強い。慎重な見方が指摘する人手の天井と粗利率の低下も事実で、中立の利益率は過去の最高ではなく過去の中央値に近い水準に置いた。

確率は、中立の周りに厚く置き、楽観とやや楽観で合わせて3割半、やや悲観と悲観で3割とした。安全事故のような一度の失敗で信用が崩れる事業なので、悲観の確率を1割確保している。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,111 円445 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 802 円70 億円)。 今の値に割り戻すと 3,238 円282 億円、今との差 +117.3%、 期待の年率 +14.8%(資本コスト 6.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 8,665 円754 億円 1,177 円102 億円 +560.6% +20.8% 1,181 円103 億円
やや楽観 23% 7,008 円610 億円 968 円84 億円 +435.3% +18.3% 1,834 円160 億円
中立 35% 5,815 円506 億円 791 円69 億円 +343.4% +16.1% 2,312 円201 億円
やや悲観 20% 1,905 円166 億円 604 円53 億円 +68.3% +5.3% 502 円44 億円
悲観 10% 431 円38 億円 402 円35 億円 −44.1% −5.6% 83 円7 億円
加重平均100% 5,111 円445 億円802 円70 億円 +296.8% +14.8% 5,913 円514 億円

今の株価時価総額 1,490 円130 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 6.8% を下回るほど割高。

楽観 12% 人員が増え、解体市場の倍増に乗る 利益 36 億円 · PER 20.5 倍 · 株価時価総額 8,665 円754 億円

施工人員は90人まで増え、再開発、データセンター、団地の建て替えといった大型案件を元請で受ける。解体市場は会社の見立てに近い形で拡大し、同社は都心の大型元請で最も信用のある1社になる。

1人あたりの完成工事高は物価の分に生産性の改善が加わり、今の1.4倍の水準になる。売上は350億円規模。地下の躯体やアスベスト、土壌対策まで一括で受ける案件が増え、営業利益率は15%に上がる。

配当性向は4割に高まり、無借金は続く。大型案件が増えるため運転資金は膨らむが、利益から賄える。安全の実績が積み上がり、発注者が価格より信用を優先する姿が定着する。人員確保でも同社のブランドが効き、離職は少ない。

  • 解体工事(元請の施工管理):数量 90.0(施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限)× 価格 3.90(施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目))→ 売上 351 億円・営業利益 53 億円

倍率:事業の純利益 36 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.2% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.5 倍。全体の PER 20.49 倍、時価総額 742 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手の天井を越えるには採用と育成の成功が必要で、計画の人員は何年も未達だった。実現すれば強いが、確率は1割強にとどめた。

やや楽観 23% 中計をほぼ達成し、その後も伸びる 利益 29 億円 · PER 20.1 倍 · 株価時価総額 7,008 円610 億円

施工人員は82人まで増え、2029年3月期の売上200億円をほぼ達成する。その後は物価と数量の伸びで年に5〜6%伸びる。1人あたりの完成工事高は今の1.3倍で、大型案件の比率が高まった分、粗利率は2割台前半で安定する。

営業利益率は14.2%。過去10年の中央値に近い水準を保つ。配当性向は4割弱。アスベスト除去などの環境分野の売上が1割を占めるようになる。

ゼネコン経由の売上は減るが、デベロッパーとの直接取引が広がり、元請比率は9割台後半を維持する。人員の増加は計画より遅れ、売上の伸びも2029年以降は鈍るが、財務の強さと安全の実績で、ゆるやかな成長を保つ。

  • 解体工事(元請の施工管理):数量 82.0(施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限)× 価格 3.65(施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目))→ 売上 299 億円・営業利益 43 億円

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.3% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.1 倍。全体の PER 20.13 倍、時価総額 590 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期計画の達成は第1四半期の進捗からみて現実味があるが、それ以降の人員増は不確実。実績に近い範囲の上振れとして2割台に置いた。

中立 35% 人手の制約の中で、物価並みに伸びる 利益 24 億円 · PER 19.7 倍 · 株価時価総額 5,815 円506 億円

施工人員は75人まで増え、売上は260億円台になる。市場の拡大は会社の見立ての8割程度にとどまり、数量は10年で3割ほど増える。1人あたりの完成工事高は物価で上がるが、新人の比率が高く大型案件が増えるため、今の1.25倍にとどまる。

営業利益率は13.5%で、直近の14.7%や過去最高の18.9%には届かない。過去10年の中央値(14.4%)より少し低く置いた。人件費と下請費用が物価で上がり、値上げで取り返すのが精一杯だからだ。

無借金が続き、配当性向35%を守る。運転資金は利益で賄い、自己資本比率は7割台で保たれる。

  • 解体工事(元請の施工管理):数量 75.0(施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限)× 価格 3.50(施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目))→ 売上 263 億円・営業利益 35 億円

倍率:事業の純利益 24 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.2% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.7 倍。全体の PER 19.73 倍、時価総額 479 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:粗利率の低下と人員計画の未達が示す制約を織り込みつつ、市場の追い風で数量は緩やかに伸びる姿。過去の中央値に近い利益率を置く。

やや悲観 20% 人手不足と価格競争で利益率が下がる 利益 15 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 1,905 円166 億円

施工人員は68人にとどまり、採用が追いつかず受注を断る。解体の許可業者の増加で大型案件でも価格競争が強まり、1人あたりの完成工事高は物価に追いつかず、今の1.14倍にとどまる。

売上は220億円弱で、営業利益率は10%まで下がる。人件費の上昇を転嫁できず、粗利率は19〜20%になる。配当性向は35%を守るが、配当は利益と一緒に下がる。

無借金は保つが、未収入金の回収に時間がかかり、借入枠を一部使うようになる。それでも財務は健全で、事故のような決定的な損失は起きない。ただし、成長の物語は薄れ、会社は堅実だが平凡な建設業者として評価される。

  • 解体工事(元請の施工管理):数量 68.0(施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限)× 価格 3.20(施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目))→ 売上 218 億円・営業利益 22 億円

倍率:事業のROEは資本コストを少し上回る程度。残る割合0.5で式のPERを出し、悲観側として上限の7.5割に置いた。

確率:解体の新規参入が増え、人手が足りず、利益率が圧縮される構造。会社が計画する成長が半分しか実現しない筋書きを2割とした。

悲観 10% 重大事故と信用の失墜で、受注が細る 利益 5 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 431 円38 億円

解体の現場で重大な事故が起き、受注が数年にわたって止まる。デベロッパーは発注を他社に移し、同社は小さな案件の下請けに戻る。施工人員は55人に減り、売上は160億円前後、営業利益率は5%まで下がる。

補償と再発防止の費用、人員の離職が重なり、利益は今の3分の1まで縮む。それでも無借金のため会社は存続し、配当性向は35%を守る。

事業の価値は、小さくなった稼ぐ力で決まる。この筋書きでも現金と信用の残りが下支えになり、倒産には至らないが、株主の取り分は大きく減る。創業者の持株会社は経営を続け、再建を図る。

  • 解体工事(元請の施工管理):数量 55.0(施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限)× 価格 2.90(施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目))→ 売上 160 億円・営業利益 8 億円

倍率:事業のROEは資本コストを下回る。式のPERは1÷kが上限で、構造的に負けた筋書きなので上限の6割に置いた。

確率:安全事故や発注者の信用悪化など、一度の失敗で受注が止まる構造的な負け。確率は1割とし、財務の強さでぎりぎり存続する形にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

解体工事(元請の施工管理)

ビルなどの建築物の解体、地下の躯体、アスベスト除去、土壌対策の施工管理。

数量施工人員(人)。受注を現場で管理できる人数が供給の上限価格施工人員1人あたりの完成工事高(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 53.0 2.80 148 22
10 年後 中立 75.0 3.50 263 35

取り方:完成工事高148.2億円と営業利益21.85億円は2026年3月期の決算説明資料の値。施工人員53人は同資料の開示で、1人あたり完工高は148.2÷53で出した。外注に出す仕事が中心の会社なので、供給の天井は管理者の人数と見て、人数×単価で置いた。

リスクと懸念

施工管理者の不足

施工人員は計画70人に対して実績53人で、採用が難航している。受注を現場で管理できる人数が売上の天井になり、足りなければ受注を断る。初任給の引き上げなど人件費も上がり、利益を圧迫する。

粗利率の低下

粗利率は2025年3月期の26.9%から21.6%へ5ポイント下がった。大型案件では下請けへの支払いが増えて利益率が薄くなる。2027年3月期の営業利益計画も前年より減っている。

安全事故

解体は事故が起きると工事が止まり、発注者の信用を失う。信用で選ばれている会社だけに、重大事故が起きたときの受注への影響が大きい。補償費用も利益に響く。

運転資金の膨らみ

完成工事の未収入金が72億円に増え、現預金は30億円に減った。工期の長い大型案件が増えるほど、立て替えの期間が延びる。借入枠はあるが、回収の遅れや発注者の信用悪化があれば資金繰りに響く。

競合の増加

解体工事業の許可業者は約6.9万社あり、ファンド系や建設会社の新規参入も続く。元請の大型案件の入札で価格競争が強まれば、利益率が下がる。

分離発注による顧客構成の変化

新築と解体の分離発注が増え、ゼネコン経由の売上は減っている。デベロッパー直接の案件が増えるのは好ましいが、少数の大型案件への依存が高まる。

今後の分かれ目

施工人員が計画どおり増え、2029年3月期に80人に届いたら
売上200億円の計画の信頼度が上がる。楽観・やや楽観の確率を上げる。
粗利率が21%を下回って戻らなければ
中立の営業利益率を下げ、やや悲観の確率を上げる。
重大な安全事故が起き、受注が止まったら
悲観の筋書きに近づく。再発防止の費用と受注の回復までの期間を見る。
大型案件の入金が遅れ、借入を使い始めたら
運転資金の負担が想定より重い。負債の利息を利益に入れ、中立の純利益を下げる。
創業者の持分がさらに下がり、流通株が増えたら
株式の流動性が上がる。一方で、支配株主の保有が薄れ、買収や再編の可能性が高まる。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高と受注残(年商の8割以上を保てているか)
  • 施工人員の純増と、1人あたり完成工事高
  • 粗利率の推移(21%台を保てるか)
  • 完成工事未収入金と現預金のバランス

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から出した。ROEが資本コストを上回る会社なので、正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で、残る割合は堀が中くらいなので0.5とし、上限の8割を中立に置いた。今のPERや同業の倍率は使っていない。数量は施工人員、価格は1人あたり完工高で、物価の1.34倍は価格にだけ入れた。この会社は無借金で、リースの賃借は本社の事務所程度であり、新リース会計の影響は小さい。償却は小さな固定資産のみで、物価で増やしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.56→20.49 倍・やや楽観 PER 13.04→20.13 倍・中立 PER 11.58→19.73 倍)。

資本コスト 6.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 2026年3月期決算説明資料(TANAKEN)
  2. 中期経営計画策定に関するお知らせ(2026年5月)
  3. 2027年3月期第1四半期決算(株探)

分析日 2026-10-20