株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

矢作建設工業 1870

稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,297 円992 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,094 円904 億円差 +9.7%
10 年後から見ると 適正 価値 2,297 円992 億円 · 差 +9.7% · 期待の年率 +7.2%
期待の年率リターン(10 年)+7.2%資本コスト比 −0.1 pt
推定の資本コスト7.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

矢作建設工業は、名古屋を地盤に建築・土木・不動産を営む中堅ゼネコンだ。筆者の結論は「やや割高」。利益は過去最高だが、それは景気と物価の追い風が重なった山の高さにある。

強みは、設計から施工まで請ける力と、不動産を自前で持つ収益源だ。繰越工事は1,740億円と過去最高で、土木は粗利率が2割を超える。借金も軽く、自己資本比率は5割を超える。

弱みは、国内の工事量が実質で増えないことと、規模が小さく東海に偏ることだ。会社の見通しも、今期は営業利益が3割ほど減る。分譲マンションを手放し、建築も減収になるためだ。

中立の筋書きでは、営業利益は10年後も150億円強にとどまる。累進配当を守りながら不動産に再投資すると、自己資本が厚くなり、ROEは8%前後に落ち着く。資本コストの手前で、今の値段にまだ安全域は見えない。

筆者が気にしているのは、利益の大きさより、稼いだお金の行き先だ。新しい中期経営計画は、不動産に800億円を投じる。その稼ぎが資本コストを超えるなら価値は増え、届かなければ薄まる。そこが、この会社の本質価値を分ける。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、小さな地方ゼネコンの価値は「毎年取り直す仕事の質」で決まる。資本は軽く、財務も堅い。しかし受注は毎年取り直しで、利益は景気の山と谷で振れる。1998〜2002年には営業利益率が1%台まで落ちた。

株主が自由に使える利益は、純利益の7割ほどだと筆者は見る。工場も店も要らないので、事業の再投資は小さい。ただ、新しい計画は不動産に800億円を投じる。ここで投資の稼ぎが資本コストに届くかが、価値を分ける。

経営への注文は二つある。一つは、累進配当を守りながら、稼ぎの確かな不動産だけに絞って投資すること。もう一つは、割高な自社株買いで資本を無駄にしないことだ。分譲マンションを手放したのは、景気に振れる事業を減らす前向きな判断だと筆者は見る。

安全域は薄い。財務は堅く、悲観でも大きくは壊れない。それでも、中立の筋書きの価値は今の値段に届かない。優れた事業でも、払う値段が本質価値を超えるなら、筆者は手を出さない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの土台は建築だ。物流施設、工場、マンション、オフィスなどを、設計から施工まで一貫して請け負う。売上の約3分の2を占めるが、粗利率は1割弱と低い。直近は野村不動産発注の大型物流施設が最盛期を迎え、売上と利益を押し上げた。

土木は売上の2割ほどだが、粗利率は2割を超え、稼ぎの質が高い。官庁工事が半分近くを占め、国土強靱化の予算が追い風になる。繰越工事は600億円を超え、前年から4割近く増えた。

三つ目の柱が不動産だ。産業用地や物流用地を開発し、保有して賃貸し、売却する。売上は小さいが、粗利率は4割近い。2026年4月には分譲マンション事業を、筆頭株主の名古屋鉄道グループの名鉄都市開発へ譲渡した。大きく稼ぐ力は薄いが、景気に左右される商いを手放した。

子会社は、緑化、道路、設備の保守、ビル管理など。2023年には京都の北和建設を約30億円で買い、関西へ足を延ばした。

受注から完成までは、建築で1〜3年、土木で2〜3年かかる。繰越工事の厚さは、そのまま先の売上の見通しになる。会社は繰越を、将来の売上を示す先行指標として重く見ている。

優良さと弱いところ

優良さを一言で言えば「小さくて堅い、地方の設計施工型ゼネコン」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは、スーパーゼネコンのような深さはない。

強みは三つある。一つ目は、設計から施工まで請ける力で、採算を選びやすいこと。二つ目は、粗利率が高い土木と不動産を併せ持つこと。三つ目は、自己資本比率が5割を超える財務の堅さだ。過去10年に赤字の年はない。

弱みも三つある。一つ目は、規模の小ささだ。売上は1,700億円ほどで、準大手の戸田建設や熊谷組の半分以下だ。二つ目は、東海に偏る点で、地域の需要が細れば逃げ場がない。三つ目は、値段を決める力が限られることだ。官庁工事は入札で、民間も相見積りが多い。

資本の使い方は変わり始めた。新しい中期経営計画は、ROE12%以上とDOE5%以上の累進配当を掲げた。ただ、稼いだ利益の多くを不動産へ再投資する計画で、その稼ぎが資本コストを超えるかは、まだ見えない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の建設市場は、量が増えない成熟市場だ。人口が減り、地方の工事は細る。それでも今は「作れば儲かる」局面にある。2024年4月の残業規制以降、技能者が足りず、受け手の建設会社が仕事を選べる。資材高の転嫁も通り、上場ゼネコン50社の2025年度は受注が16兆円台、利益率も過去最高だった。

矢作建設工業の主戦場は、愛知を中心とする東海だ。名古屋は物流施設や工場の投資が厚く、直近はその恩恵が大きかった。ただ、地場の建設会社や大手が入り乱れ、入札や相見積りの競争は厳しい。中堅の準大手として、同じ土俵に戸田建設、熊谷組、西松建設、奥村組などがいる。

追い風は国土強靱化だ。2026年度から5年で20兆円強の計画があり、道路・橋・上下水道の更新が続く。土木の繰越工事が増えているのはその表れだ。

10年先は、物流施設やデータセンターの投資が一巡する。その後は、実質で横ばいか緩やかな縮小に向かうと筆者は見る。人手不足の業界では、売上を伸ばす力より採算を守る力が差を生む。小さな会社どうしの再編も進みやすい。

資本政策と M&A

資本政策の中身は、「還元の約束」と「不動産への再投資」の綱引きだ。新しい中期経営計画(2026〜2030年度)は、DOE5%以上の累進配当と、機動的な自社株買いを掲げる。5年で220億円以上を還元する計画で、直近のDOEは6%だった。

一方で、成長投資は総額1,000億円、回収を差し引いて500億円と、前の計画の約2倍だ。うち800億円が不動産に向かう。これが資本コストを超える稼ぎを生まなければ、ためた利益は価値を増やさない。

買収は小粒だ。2023年に京都の北和建設を約30億円で取得した。2026年4月にも、株式会社海昌を子会社に加えた。大きな買収で価値を壊すタイプではない。

株主面では、名古屋鉄道が約19%を持つ筆頭株主で、経営への参加を目的としている。分譲マンションの譲渡先も名鉄グループだ。将来、名古屋鉄道が持分を高める可能性は、無視できないと筆者は考える。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

建設業の構造が変わった。受け手が仕事を選べる時代に、矢作建設工業は設計から施工まで一貫して請け負うので、採算を選びやすい。繰越は1,740億円と過去最高で、土木は粗利率が2割を超える。2026年3月期の営業利益は137億円と、会社の当初予想を2割以上上回った。

新しい中期経営計画は、2030年度に営業利益180億円以上とROE12%以上を掲げる。前の中計は、売上も利益も目標を大幅に超えた実績がある。今回も保守的に作られていると見るのが自然だ。

分譲マンションを手放したことで、景気に振れる事業が減った。残る不動産は賃貸と産業用地が中心で、粗利率は4割近い。800億円の投資が回り始めれば、安定した収益の柱になる。

財務は軽い。自己資本比率は5割を超え、過去10年に赤字の年がない。DOE5%以上の累進配当は、配当の底を上げる約束だ。筆頭株主の名古屋鉄道は、経営に参加する安定株主でもある。

成長の芽も見える。土木の繰越は前年から4割近く増え、官庁工事の比率は半分近い。国土強靱化は5年で20兆円強の計画で、更新工事は10年先まで続く。建築も、物流施設や工場の更新、再開発が途切れない。量が増えなくても、価格と採算で稼ぐ道は十分に残っている。

慎重な見方

今の利益は山の高さだ。売上1,693億円、営業利益137億円は、物流施設の大型案件の最盛期と、物価上昇に伴う追加契約が重なった数字だ。会社自身が、今期は営業利益が3割ほど減ると見ている。繰越は増えたが、建築は前年から5%減った。

国内の工事量は、人口減で実質では増えない。施工を決めるのは人手で、人が足りなければ売上は伸びない。人件費の上昇は利益率を削る。規模の小さい中堅は、大手のような価格を決める力を持たない。

資本の質にも問題がある。累進配当を守りながら不動産に800億円を投じると、自己資本は厚くなり、ROEは薄まる。不動産の投資が資本コストを稼げなければ、ROEは10%を割り込む。会社が目標とする12%は、今の利益の山の高さを前提にしている。

東海に偏った小さな会社で、逃げ場がない。物流施設の投資が一巡すれば、建築の受注は反動で落ちる。名古屋鉄道との距離が近すぎることも、少数株主には気がかりだ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が少し強い。事業の質と財務の堅さでは強気の見方に分があるが、値段を決めるのは、再投資が資本コストを超えられるかどうかだ。そこでは慎重な見方の指摘が勝つ。確率は、中立に4割弱を置き、残りは慎重側にやや厚くした。悲観を1割強に置いたのは、1998〜2002年に利益率が1%台まで落ちた経験を無視できないからだ。強気の見方が強調する繰越の厚さは、近い年の利益を守るが、10年先の利益を守るものではない。会社は堅く、大きくは壊れないが、今の値段を払うほどの余裕もない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,131 円1,352 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,066 円460 億円)。 今の値に割り戻すと 2,297 円992 億円、今との差 +9.7%、 期待の年率 +7.2%(資本コスト 7.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 5,452 円2,354 億円 1,436 円620 億円 +229.0% +12.6% 482 円208 億円
やや楽観 18% 4,753 円2,053 億円 1,297 円560 億円 +188.9% +11.2% 1,089 円470 億円
中立 38% 3,626 円1,566 億円 1,135 円490 億円 +127.4% +8.6% 1,809 円781 億円
やや悲観 25% 1,547 円668 億円 926 円400 億円 +18.1% +1.7% 618 円267 億円
悲観 12% 1,075 円464 億円 579 円250 億円 −21.0% −2.3% 198 円86 億円
加重平均100% 3,131 円1,352 億円1,066 円460 億円 +100.4% +7.2% 4,197 円1,812 億円

今の株価時価総額 2,094 円904 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 選別受注と不動産の運用が当たり続ける 利益 133 億円 · PER 17.1 倍 · 株価時価総額 5,452 円2,354 億円

10年にわたり、建築は採算の良い工事を選び続ける。物流施設や工場の更新、再開発が途切れず、利益率は4%強まで上がる。土木は強靱化の予算が続き、官庁工事の実績が積み上がる。粗利率は2割を保ち、営業利益も伸びる。不動産は中計の投資が実り、保有する産業用地や物流施設の運用益が厚くなる。分譲マンションを手放した分は、賃貸と開発の利益で埋まる。営業利益は210億円を超え、中計の180億円を上回る。DOE5%の累進配当は守られ、増配と自社株買いで株主へも戻る。ROEは11%近くへ上がる。国内の量が増えない事実は変わらないが、価格と採算でそれを補う最も良い姿だ。大きな買収に頼らず、地方の中堅ゼネコンを小さく買い足す程度で、規模も無理なく伸びる。

  • 建築:数量 165(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.71(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 1,602 億円・営業利益 67 億円。165万人日換算 × 1人日あたり 9.71万円、利益率 4.2%
  • 土木:数量 55.3(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 564 億円・営業利益 65 億円。55万人日換算 × 1人日あたり 10.20万円、利益率 11.5%
  • 不動産:数量 1,100(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.26(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転))→ 売上 283 億円・営業利益 82 億円。残高 1100億円 × 回転 0.257、利益率 29.0%

倍率:事業の純利益 133 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.6% が k 7.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.8% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.1 倍。全体の PER 17.09 倍、時価総額 2,273 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年を通じて選別受注と不動産の運用が当たり続ける必要があり、中計の目標を上回る姿なので確率は低い。

やや楽観 18% 価格転嫁が続き、中計にほぼ届く 利益 116 億円 · PER 16.7 倍 · 株価時価総額 4,753 円2,053 億円

価格転嫁が物価並みに通り、中計に近い道を進む。建築は4%近い利益率を保ち、繰越の厚さが採算を支える。土木は強靱化で量を保ち、粗利率は2割に近い。不動産は800億円の投資が回り始め、利益が少しずつ積み上がる。営業利益は190億円近くまで増え、ROEは10%近くまで上がる。累進配当は続き、機動的な自社株買いも入る。ただ、稼いだ利益の多くは不動産に再投資され、自己資本も厚くなる。ROEは資本コストにやっと届く程度で、市場から高く評価され続けるには力不足だ。国内の量が増えない制約は最後まで残る。2030年代前半には物流施設の投資が一巡し、建築の波は穏やかに引いていく。

  • 建築:数量 157(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.57(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 1,504 億円・営業利益 56 億円。157万人日換算 × 1人日あたり 9.57万円、利益率 3.7%
  • 土木:数量 51.8(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 522 億円・営業利益 57 億円。52万人日換算 × 1人日あたり 10.08万円、利益率 11.0%
  • 不動産:数量 1,000(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.26(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転))→ 売上 257 億円・営業利益 73 億円。残高 1000億円 × 回転 0.257、利益率 28.5%

倍率:事業の純利益 116 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.9% が k 7.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.8% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.7 倍。全体の PER 16.65 倍、時価総額 1,931 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが物価並みに通り、中計がほぼ達成されれば、ROEは資本コストに近づく。ただ国内の量は増えないので、これ以上は置かない。

中立 38% 量は横ばい、価格だけ上がる成熟 利益 94 億円 · PER 15.3 倍 · 株価時価総額 3,626 円1,566 億円

量は実質で横ばいからやや減り、価格だけが物価並みに上がる。建築は物流施設やデータセンターの波が引き、利益率は3%に戻る。土木は強靱化の恩恵が続き、利益率は1割を保つ。不動産は分譲マンションを手放して回転が落ち、残高の増加で利益を支える。営業利益は150億円強で、今の水準から微増にとどまる。中計の180億円には届かない。配当は累進を守り、還元は純利益の約半分に収まる。残りは不動産に回り、自己資本は厚くなる。結果としてROEは8%前後と、資本コストの手前にとどまる。堅実だが、株主の取り分が増えにくい10年だ。人手不足の中で採算を守る力が、この会社の差になる。

  • 建築:数量 154(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.57(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 1,473 億円・営業利益 44 億円。154万人日換算 × 1人日あたり 9.57万円、利益率 3.0%
  • 土木:数量 49.3(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 497 億円・営業利益 50 億円。49万人日換算 × 1人日あたり 10.08万円、利益率 10.0%
  • 不動産:数量 900(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.26(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転))→ 売上 232 億円・営業利益 60 億円。残高 900億円 × 回転 0.257、利益率 26.0%

倍率:事業の純利益 94 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.1% が k 7.30% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.8% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.3 倍。全体の PER 15.32 倍、時価総額 1,440 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:量は実質で横ばいか少し減り、価格は物価並み。中計は部分的に達成され、利益は今の水準を保つ。最も標準的な姿。

やや悲観 25% 東海の需要が細り、採算が痩せる 利益 62 億円 · PER 8.8 倍 · 株価時価総額 1,547 円668 億円

東海の民間工事が細り、人手不足の費用だけが重くなる。建築は工事量が実質で1割減り、利益率は2%台に沈む。土木は官庁工事の予算が頭打ちで、競り合いも厳しくなる。不動産は金利が上がり、売却益が細る。営業利益は100億円前後で、今より3割ほど低い。それでも配当は累進を守るため、利益を残す余地は小さい。ROEは6%弱にとどまり、不動産への再投資も資本コストを稼げない。名古屋鉄道との関係は安定要因だが、成長の源にはならない。会社は選別受注を貫けず、人手不足の中で採算の悪い工事を抱え込む。土木も、官庁工事の競り合いで粗利率が2割を割り込む。不動産は、中計で積む投資のうち、資本コストに届かない案件が混じる。利益は減り、増えた自己資本の使い道がないまま、ROEだけが細っていく。

  • 建築:数量 142(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.21(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 1,303 億円・営業利益 30 億円。142万人日換算 × 1人日あたり 9.21万円、利益率 2.3%
  • 土木:数量 47.8(施工量(万人日、実質))× 価格 9.78(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 467 億円・営業利益 40 億円。48万人日換算 × 1人日あたり 9.78万円、利益率 8.5%
  • 不動産:数量 700(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.23(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転))→ 売上 161 億円・営業利益 32 億円。残高 700億円 × 回転 0.230、利益率 20.0%

倍率:ROE 5.85%(純利益 62 億円 ÷ 自己資本 1,060 億円)。事業の ROE が資本コスト k 7.3% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER は 1÷k = 12.0 倍。東海の需要が細り、受注の選別が効かなくなる局面で ROE も 6% 弱にとどまる、上限の 7 割 5 分 の 8.8 倍に置いた。

確率:地方の人口減と人手不足は中堅に重い。値上げ疲れで利益率が戻る展開を、中立に近い厚みで置いた。

悲観 12% 構造的に負け、低採算の工事に頼る 利益 18 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 1,075 円464 億円

構造的に負ける。東海の需要が縮み、受注を選べなくなる。建築は低採算の工事に頼り、利益率は1%まで落ちる。物流施設や工場の大型案件の反動で繰越も細る。不動産では、中計で積んだ800億円規模の投資の一部に評価損が出る。営業利益は30億円台で、減損で自己資本も目減りする。配当は累進の約束を守れず、減らさざるを得ない。優良な中堅とは見られなくなり、名古屋鉄道を含めた再編の対象にもなりやすい。ただ自己資本比率が高く、財務の体力は残る。稼ぐ力の回復は見えず、ゆっくりと縮んでいく。名古屋鉄道が持分を高めて傘下に収めても、買い取りの価格は低くなりやすい。地方の需要の縮みは10年をかけてじわじわ効き、どこかの年に急に表へ出る。

  • 建築:数量 118(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 8.50(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 1,003 億円・営業利益 10 億円。118万人日換算 × 1人日あたり 8.50万円、利益率 1.0%
  • 土木:数量 42.8(施工量(万人日、実質))× 価格 9.20(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 394 億円・営業利益 20 億円。43万人日換算 × 1人日あたり 9.20万円、利益率 5.0%
  • 不動産:数量 400(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.21(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転))→ 売上 84 億円・営業利益 4 億円。残高 400億円 × 回転 0.210、利益率 5.0%

倍率:構造的に優良でなくなり、不動産の減損も出た姿。谷の年は純利益 18 億円で、稼ぐ力は 220 億円ほどにしかならず、床は売れる資産で測る。総資産 1,476 億円を強制売却で 8 割しか回収できず 1,181 億円、負債 717 億円は全額払うとして残る約 464 億円を、今の自己資本 760 億円に対する PBR 0.61 倍に置いた。営業利益が小さく、EV ÷ 営業利益は谷の年の数字として参考にならない。

確率:構造的に優良でなくなる筋書き。1998〜2002年に利益率が1%台まで落ちた経験があり、東海中心で規模も小さいので、1割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建築

物流施設・工場・マンション・オフィスなどを、設計から施工まで請け負って建てる。売上の約3分の2を占める主力。

数量施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 157 7.14 1,123 29
10 年後 中立 154 9.57 1,473 44

取り方:建築の売上1,123億円(粗利率9.8%)。営業利益は開示が無いため、粗利約110億円から販管費約122億円を売上の比で配って約29億円と推定した。施工量は、労務費を売上の約35%、日当を約2.5万円と置いて約157万人日と推定。売上を労務量で割った1人日あたり売上が価格で、物価の分は価格に入る。

土木

道路・橋・トンネル・河川など。官庁発注が約半分で、粗利率は建築の2倍と高い。

数量施工量(万人日、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 50.3 7.52 378 51
10 年後 中立 49.3 10 497 50

取り方:土木の売上378億円(粗利率20.7%)。粗利約78億円から販管費を配って営業利益約51億円と推定した。労務量は建築と同じ要領で約50万人日。土木は機械・材料の割合が高いので、1人日あたり売上は建築よりやや高い。

不動産

産業用地・物流用地の開発、賃貸、分譲マンション(2026年4月に譲渡)を営む。粗利率は4割近い。

数量開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定)価格残高1億円あたりの年間売上(億円・名目。売却と賃貸の回転)売上営業利益
今 2026/03 650 0.30 192 57
10 年後 中立 900 0.26 232 60

取り方:不動産の売上192億円(粗利率36.9%)。粗利約71億円から販管費を配って営業利益約57億円と推定した。残高は開示が無く、前の中計の不動産投資325億円と既存の保有を合わせた筆者の推定で約650億円。分譲マンションの売上もここに含まれ、今期から外れる。

リスクと懸念

景気の谷で受注が急減する

建設の利益は景気の山と谷で大きく振れる。矢作建設工業も1998〜2002年には営業利益率が1%台まで落ちた。今の高い利益は、物流施設の大型案件と物価の追い風が重なった山の高さだ。民間投資が一巡すれば、先に崩れるのは新規受注と採算になる。

東海の一地域に偏る

売上の大半が愛知を中心とする東海に集中している。地域の物流・工場投資が細れば、逃げ場が少ない。小さな会社は、大手や地場の建設会社と受注を競り合うほかなく、地域の需要の縮みを、そのまま利益で受けやすい。

不動産への大型投資が稼げない

新しい中計は、5年で不動産に800億円(回収を除く純額で500億円)を投じる。利回りが資本コストを超えなければ、ためた利益は価値を増やさず、ROEが薄まる。金利が上がれば、売却益も細る。会社の経験する規模としては大きな賭けだ。

人手不足で施工量が頭打ちになる

2024年問題以降、技能者の確保が最大の制約になった。受注があっても売上に変えられず、労務費の上昇は利益率を削る。会社の今期の見通しも、売上は減り、営業利益は3割ほど減る。増収が増益に結びつきにくい構図がすでに見える。

筆頭株主の名古屋鉄道との関係

名古屋鉄道は約19%を持つ筆頭株主で、経営参加を目的とする。分譲マンションの譲渡先も名鉄グループだ。支えとなる安定株主だが、少数株主の利益と一致しない取引が出る恐れや、持分を高めて完全に傘下へ収める動きの余地も残る。

公共工事の価格競争が再燃する

土木は粗利率が2割を超え、全社の稼ぎを支えている。ただ官庁工事は入札で、予算の執行が遅れたり人手不足が一服したりすれば、競り合いで採算が落ちる。土木の粗利率が下がれば、全社の利益が大きく削れる。

今後の分かれ目

建築の粗利率が2期続けて9%を割ったら
価格転嫁の局面が終わったと見て、やや悲観・悲観の確率を上げる。
不動産の投資が回り始め、賃貸の利回りが資本コストを上回ると確かめられたら
資本の使い方の評価を上げ、ROEの改善を織り込んで楽観側の確率を少し増やす。
土木の繰越工事が2期続けて減ったら
土木の粗利率を2割から下げ、中立の利益を数十億円削る。
名古屋鉄道が持分を高める、または完全子会社化へ動いたら
買収価格の水準次第。プレミアムが付けば価値の確認の機会になる一方、価格が低ければ少数株主には不利になる。
2028年3月期の営業利益が中計の水準(150億円超)を上回ったら
会社計画の保守性が確かめられ、中立の利益を上方に直す。
東海の物流・工場の投資が一巡して、建築の受注が2期続けて落ちたら
建築の工事量を実質で1割減らし、やや悲観の確率を上げる。

見ておくもの

  • 建築・土木の受注高と繰越工事の推移
  • 建築と土木の粗利率
  • 不動産の保有残高と、賃貸・売却の利益
  • DOEと自社株買いなど株主還元の実績
  • 名古屋鉄道の持株比率と、グループ間取引
  • 東海の物流施設・工場の投資動向と官庁工事の予算執行

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 7.3%(基本 7.5% + quality 0.8%)に届かない前提で、正当化 PER の上限(1÷k = 約12倍)に ROE÷k(0.98)と 9 割を掛けた約 10.7 倍に置いた。悲観は谷の利益でなく、総資産の8割回収・負債全額払いで残る売れる資産(約464億円)で測り、谷のPBRは使っていない。今の株価や今の PER を見てから決めたわけではない。セグメントの営業利益は開示が無いため、粗利から販管費を売上比で配った推定で、数量(人日)や不動産の残高も推定のため、数量と価格の分け方には誤差がある。純利益は過去の 純利益÷営業利益 の0.6強を基本とし、利払いの変化(10年で約 −4 億円)を含めた。純有利子負債は146億円で純現金ではないため、余った現金は分けていない。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。今の株価から逆算した値ではない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.8% = 8.3%。理由は quality_why。個別のリスク(名古屋鉄道との関係・不動産投資の実行など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.30% → 7.30%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 矢作建設工業 中期経営計画(2026〜2030年度・要約)
  2. 矢作建設工業 Research Memo(フィスコ)2026年7月
  3. 矢作建設工業 大株主・M&A(edinetdb)

分析日 2026-10-16