株譜
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日本電技 1723

ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,589 円1,013 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,033 円1,296 億円差 −21.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,589 円1,013 億円 · 差 −21.9% · 期待の年率 +3.8%
期待の年率リターン(10 年)+3.8%資本コスト比 −3.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本電技は、ビルの空調を自動で制御する装置を取り付け、調整する専業の工事会社だ。温度や風量をセンサーで測って機器を動かす仕組みを、設計から保守まで手がける。2026 年 3 月期は売上・利益・受注がいずれも過去最高だった。

筆者の結論は、今の値段は大きく割高というものだ。会社の質は高い。ただ営業利益率は 25% 台まで上がり、10 年前の 2 倍以上になった。社長自身が「上限に近い」と話している。この高さが 10 年続くとは置きにくい。

稼ぎの源は、ビルの更新だ。制御装置は入れ替えのたびに、設備を知り尽くした工事会社が選ばれやすい。足元の増益も、古いビルの大型改修が引っ張った。堀、つまり他社がまねできない強みは、この改修と保守の囲い込みにある。

財務は強い。実質的に無借金で、自己資本比率は 76% ある。還元は配当性向 40% 以上か DOE 7% 以上の累進配当で、株主に厚い。

弱みは、人手と単一メーカーへの寄りかかりだ。工事量は技術者の数で決まり、売上は人員の増え方を超えて伸ばせない。また、制御機器の大手アズビルの特約店という立場は、メーカー次第で条件が変わりうる。

中立の筋書きは、利益率が 18% 台へ戻る姿だ。そのとき会社は「特別に儲かる会社」から「改修と保守を握る、強い専業会社」へ評価が移る。会社の質を高く見ることと、今の値段を高いと見ることは、両立する。

バリュー投資の観点から

事業の本質は、ビルの制御を握る専業の工事だ。ビルが建っているかぎり制御は必要で、入れ替えのたびに仕事が来る。設備投資が小さく、稼いだ利益を返せる。この点は、バリュー投資の観点では好ましい。

一方で、10 年先の姿は読み切れない。メーカーの意向、人手、同業の動きで、取り分は変わりうる。「ここは 10 年後も今の倍の利益率を保つ」と言い切れる事業ではない。

ここ 3 年で、営業利益は 2 倍以上になった。この変化のうち、半分は本物の改善で、半分は改修の山という追い風だと筆者は見る。受注の選別は本物だが、同業が人を増やせば、取り合いは戻る。

経営の質は、数字では堅実だ。利益率が山に近いと自分で語る姿勢は、むやみに強気を煽らない。ただ、成長投資の枠が大きく、買収が価値を壊す危険は残る。資本配分は、成果が出るまで判断を保留する。

払う値段については、最も楽観の筋書きでも、10 年の年率は 7% 弱で資本コストに届かない。筆者が持ち続けたい会社の条件は満たすが、今の値段には安全域がない。会社が悪いのではなく、値段が先に走りすぎている。

何で稼ぐ会社か

収益の柱は、ビルの空調計装だ。空調計装とは、空調設備に温度や湿度のセンサーと制御盤を付け、自動で最適に動かす工事のことをいう。売上の約 9 割を占める。

工事は 2 つに分かれる。新しいビルに入れる新設工事と、すでにあるビルの装置を入れ替える既設工事だ。2026 年 3 月期は既設が約 270 億円、新設が約 140 億円だった。既設は大型改修を中心に 2 割ほど伸びた。新設は逆に減っている。

顧客は、ゼネコンや大手の空調工事会社、そしてビルの持ち主やテナントだ。制御機器は、同社が最大手の特約店を務めるアズビルの製品が中心になる。特約店とは、メーカーの製品を仕入れて工事と一緒に売る販売会社のことだ。

もう 1 つの事業は、産業向けの制御工事だ。工場やプラントの設備を自動で動かす仕組みを手がけ、売上は約 47 億円だった。こちらは利益が約 2 倍になったが、規模は小さい。

工事の売上は、受注から完成まで時間がかかる。だから受注高は先行指標になる。2026 年 3 月期の受注は約 540 億円と過去最高で、繰越高は約 335 億円ある。会社は施工の余力を見ながら受注しているため、受注が売上の上限を決めるのではなく、人員が上限を決める。

従業員は単体で 954 名。2030 年度末に 1,100 名へ増やす計画だ。人を増やせた分だけ、売上は伸びる。会社は人材を最大のボトルネックと位置づけている。

工場や店舗は持たず、必要なのは人と技術だ。設備投資が小さいので、稼いだ利益を株主に返しやすい。

優良さと弱いところ

堀は、既設ビルの囲い込みにある。制御の仕組みは、ビルの配管や機器と一体で動く。入れ替えの時期が来ると、中身を知っている工事会社が有利になる。保守で関係が続くので、改修の話が早く入る。

工事の粗利率は 47% に達した。値段を自分で決めやすい仕事に、受注を絞ってきた結果である。売上の大半を握る空調計装でこの水準なのは、別格だ。

規模は小さいが、専業の強みがある。空調計装の市場は 1,700 億円前後とされ、日本電技の売上はその 2 割強に当たると推定する。制御機器大手の特約店として最大手に位置し、業界の草分けでもある。

資本効率も高い。ROE は 10 年の中央値で 11% 台、直近は 18% になった。無借金に近く、利益の多くを返しているのに、自己資本は 10 年で 3 倍に増えた。

経営の姿勢にも触れておく。会社は中期計画の目標を、実績が先に超えたため引き上げてきた。計画を低めに置く癖は、あるのだろう。一方で、社長が利益率を「上限に近い」と自分で語る点は、筆者は好ましいと見る。

弱い点は 3 つある。工事量が人員で決まること。アズビルという 1 つのメーカーに寄る立場であること。そして、今の利益率が過去に比べて異例に高いことだ。筆者がいちばん気にしているのは、3 つ目である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の空調計装は、需要が人口では増えない成熟市場だ。ただ、需要の質が変わった。

1 つは改修だ。1990 年代までに建った大型ビルの制御装置が、入れ替えの時期を迎えている。省エネ規制と電気代の上昇で、制御を新しくして電気代を下げる改修は、持ち主にとって回収しやすい投資になる。この需要は新築ほど景気で振れない。

もう 1 つは、都心の再開発とデータセンターだ。大型の新築は首都圏に偏る。データセンターは空調の量も難度も大きく、制御の工事も増える。ただ、投資が国内に十分来るかは、海外との立地競争次第だ。

同業は、制御機器メーカー自身の直営部門、外資系の制御会社、大手空調サブコンの制御部門などだ。市場が 1,700 億円前後と小さいので、1 社の動きで競争の様子が変わりやすい。いまは各社とも工事の採算が上がっているが、需要が落ち着けば受注の取り合いが戻る。

人手は最大の制約だ。技能者の高齢化で、協力会社の世代交代も課題になる。工事量は、人を集めて育てる力で決まる。これは同業も同じなので、人を増やせる会社が受注の選別で有利になる。

もう 1 つの課題は、建設業法の改正と取適法への対応だ。協力会社への支払いと条件が重くなれば、費用がかさむ。会社も今期の利益率の低下に、この影響を織り込んでいる。

物価の上昇は、価格に転嫁されやすい。人件費も材料費も上がるが、制御工事は付加価値が高いので、値上げが通りやすい。ただ、値上げ疲れが出れば、受注の選別が崩れる。

資本政策と M&A

還元の方針は、配当性向 40% 以上か DOE 7% 以上を基準にした累進配当だ。2026 年 5 月にこの基準へ引き上げた。累進配当とは、減らさず増やし続ける約束のことだ。自社株買いは機動的に行うとする。2026 年 4 月には 1 株を 4 株に分ける分割も行った。

中期経営計画(2024〜2027 年度)の目標は、先に実績が超えたため大きく引き上げられた。2027 年度は売上 520 億円・営業利益 130 億円・ROE 15% 以上だ。長期の指針は、2030 年度に売上 600 億円・営業利益 150 億円になる。

資金の使い方は、2030 年度までに成長投資 380〜430 億円、株主還元 200〜250 億円とする。成長投資は M&A、新習志野の複合施設、デジタル、人への投資に向ける。2030 年度の目標は M&A を含まないので、買収が成功すれば上積みになる。

筆者が気にするのは、成長投資の枠の大きさだ。会社の今の純現金は約 136 億円しかない。枠の 380 億円超は、数年分の稼ぎをほぼ使い切る額になる。小さな専業会社が、買収で価値を壊した例は多い。ここは、成果が見えるまで厳しく見る。

株主は、従業員持ち株会と個人が上位に並ぶ。政策保有株の縮減方針や、親会社による支配は確認できなかった。TOB の対象になりうる規模でもあるが、特定の買い手の話は見当たらない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

日本電技の利益率は、一時の追い風だけで上がったわけではない。会社が人員の余力に合わせて、採算の良い案件だけを受注してきた結果だ。この選別は、人手不足が続くかぎり同業にも続き、値引きの競争を和らげる。

需要の質も変わった。古いビルの制御装置は、入れ替えの時期に来ている。電気代を下げる改修は、持ち主にとって投資の回収が早い。新築の波と違い、改修は途切れにくい。

首都圏の再開発とデータセンターは、制御の工事を増やす。数がそろわなくても、1 件ごとの難度が高く、値段を取りやすい。

財務は実質的に無借金で、自己資本比率は 76% ある。配当性向 40% 以上か DOE 7% 以上の累進配当が決まり、自社株買いも使える。成長投資の枠が大きいことは、M&A で人材と顧客を取り込める余地でもある。

会社は利益目標を、実績が先に超えるたびに引き上げてきた。2030 年度の売上 600 億円・営業利益 150 億円は、さらに上の目標だ。人員は 954 名から 1,100 名へ増やす計画で、増えた人員が売上を押し上げる。

慎重な見方

2023 年 3 月期までの 9 年間、営業利益率は 9〜14% の範囲だった。今の 25% は、その倍近い。空調サブコンの大手が 10% 前後であることを考えると、特約店の工事会社がこの水準を保ち続けると置くのは、無理がある。

社長自身が、利益率は上限に近いと話している。来期の予想も、売上は 1 割増えるのに、営業利益は 6% の増加にとどまる。足元の増益は、利益率の高い大型の改修案件が完成した分で、これは繰り返さない。

立場の弱さもある。制御機器の主要メーカーであるアズビルの特約店という位置は、メーカーが直営を増やせば、取り分を削られる。市場は 1,700 億円前後と小さく、1 社の動きで競争が変わる。

人手の制約は、売上の上限になる。人員を増やすために採用を急げば、費用が先に出て利益率が下がる。協力会社の支払いの条件も、取適法で重くなる。

成長投資の枠は 380〜430 億円と、今の純現金の 3 倍にあたる。経営の手腕が試される買収で、価値を壊す危険がある。利益が倍になった直後の会社は、平常に戻る力の方が強い。

どちらに重みを置いたか

会社の質と財務は強気の見方が優勢だが、利益率が 10 年続く点は慎重な見方に分がある。筆者は、中立の筋書きを、利益率が 25% から 18% 台へ戻る姿に置いた。

確率は、慎重な側に厚く寄せた。強気の筋書きは 7%、やや強気は 20%、中立は 35% だ。残りの 38% を、やや悲観の 26% と悲観の 12% に分けた。異例の高さの利益率が 10 年続く可能性より、平常に戻る可能性の方が高いと見るからだ。

会社の質を高く評価することと、今の値段を高いと見ることは、矛盾しない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,171 円1,384 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 768 円490 億円)。 今の値に割り戻すと 1,589 円1,013 億円、今との差 −21.9%、 期待の年率 +3.8%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 4,234 円2,699 億円 1,045 円666 億円 +159.7% +10.0% 370 円236 億円
やや楽観 20% 3,360 円2,142 億円 886 円565 億円 +108.9% +7.6% 849 円541 億円
中立 35% 2,592 円1,652 億円 764 円487 億円 +65.1% +5.1% 1,175 円749 億円
やや悲観 26% 969 円618 億円 679 円433 億円 −18.9% −2.1% 429 円273 億円
悲観 12% 361 円230 億円 617 円393 億円 −51.9% −7.1% 117 円75 億円
加重平均100% 2,171 円1,384 億円768 円490 億円 +44.6% +3.8% 2,940 円1,874 億円

今の株価時価総額 2,033 円1,296 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 7% データセンターと改修が続き、高い利益率も保つ 利益 146 億円 · PER 18.6 倍 · 株価時価総額 4,234 円2,699 億円

都心の再開発とデータセンターの建設が続き、古いビルの制御装置の入れ替えも途切れない。日本電技は施工に携わる人員を計画どおり増やし、協力会社との関係も保つ。受注の時点で採算を選ぶやり方が定着し、利益率は 24% 前後のまま 10 年続く。産業向けの制御工事も伸び、M&A で人材と顧客を取り込んで工事量が積み上がる。会社の長期目標の 2030 年度(売上 600 億円・営業利益 150 億円)を、そのまま延ばした姿に近い。値上げは物価並みかやや上で通り、人件費の上昇も転嫁できる。ビルの制御は、入れ替えのたびに設備を知り尽くした工事会社が選ばれやすい。この囲い込みが続く、理想に近い 10 年である。

  • 空調計装(ビルの空調の自動制御):数量 1,495(施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.50(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 748 億円・営業利益 187 億円。施工量 1,495(今の 1.30 倍)× 0.5004 億円(今の 1.40 倍)、営業利益率 25.0%
  • 産業システム・その他:数量 225(施工量(人年・実質))× 価格 0.49(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 111 億円・営業利益 16 億円。施工量 225(今の 1.50 倍)× 0.4946 億円(今の 1.40 倍)、営業利益率 14.0%

倍率:事業の純利益 146 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.3% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.6 倍。全体の PER 18.55 倍、時価総額 2,699 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手の壁を越えて施工量を伸ばし、利益率が 24% 前後のまま 10 年続く必要がある。社長自身が「上限に近い」と話しており、同業の水準の倍を保つ筋書きは起きにくい。確率は小さく置いた。

やや楽観 20% 既設改修に支えられ、利益率は少し下がるだけ 利益 118 億円 · PER 17.8 倍 · 株価時価総額 3,360 円2,142 億円

既設ビルの大型改修が毎年続き、新築の波が弱まっても受注残が切れない。施工余力が限られるため、会社は収益性の高い案件から取る。利益率は今の 25% からやや下がり、21% 台で落ち着く。人員は計画の 1,100 名に近づき、協力会社の世代交代も大きな混乱なく進む。産業向けの制御工事は着実に伸びる。小さな M&A はあっても、本業の稼ぎを壊すほどの規模にはならない。還元は配当性向 40% 以上と DOE 7% の基準どおりで、自社株買いも時々加わる。大きく外れない、会社の計画に近い道だが、利益率の高さが 10 年続くという前提は残る。

  • 空調計装(ビルの空調の自動制御):数量 1,380(施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.49(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 676 億円・営業利益 152 億円。施工量 1,380(今の 1.20 倍)× 0.4896 億円(今の 1.37 倍)、営業利益率 22.5%
  • 産業システム・その他:数量 195(施工量(人年・実質))× 価格 0.48(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 94 億円・営業利益 12 億円。施工量 195(今の 1.30 倍)× 0.484 億円(今の 1.37 倍)、営業利益率 12.5%

倍率:事業の純利益 118 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.8 倍。全体の PER 17.8 倍、時価総額 2,097 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:既設の改修が長く続き、受注時の採算選別が定着する想定。人員を計画どおり増やせることも条件になる。実現すれば自然な上振れだが、利益率が過去の 2 倍近いままなのは重い仮定で、同業の置き方より薄めにした。

中立 35% 利益率は 18% 台へ戻る、堅い専業会社 利益 93 億円 · PER 16.9 倍 · 株価時価総額 2,592 円1,652 億円

既設ビルの更新と省エネ改修が主役になり、新築は都心の再開発に偏る。施工量は人員の増加の範囲で 1 割ほど伸び、価格は物価並みに上がる。一方で、利益率は 25% 台から 18% 台へ戻る。会社が収益性の高い案件に絞れた時期は、同業も人員を増やしてくる。大型の新設案件も、利益率が低くても引き受ける場面が増える。社長が「上限に近い」と話すとおり、今が山だと見る。ここで稼ぐ力が壊れるわけではない。改修と保守を握る専業として、同業の倍の水準を保つ、地味で強い会社に落ち着く。配当は純利益とともに増え、自己資本の伸びは緩やかだ。ROE は 11% 近くに下がる。

  • 空調計装(ビルの空調の自動制御):数量 1,288(施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.48(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 617 億円・営業利益 120 億円。施工量 1,288(今の 1.12 倍)× 0.4789 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 19.5%
  • 産業システム・その他:数量 165(施工量(人年・実質))× 価格 0.47(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 78 億円・営業利益 9 億円。施工量 165(今の 1.10 倍)× 0.4734 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 11.0%

倍率:事業の純利益 93 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.9 倍。全体の PER 16.88 倍、時価総額 1,570 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中心の筋書き。改修需要は底堅く、価格転嫁は進むが、利益率は過去の 10% 台と今の 25% の間まで戻る。会社の強みは残り、超過利益だけが薄れる姿を最も起きやすいと見る。

やや悲観 26% 取り合いが戻り、利益率は 14% 近くまで下がる 利益 60 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 969 円618 億円

好況の間に同業の大手サブコンやメーカー系の部門が制御工事の人員を増やし、受注の取り合いが戻る。ゼネコンも工事費を抑えにかかり、取適法の対応で協力会社への支払いも重くなる。利益率は 14% 近くまで下がるが、これは 10 年前より高い。施工量は人手の制約で伸びず、価格の上昇が売上を押し上げる。堀が崩れたわけではなく、特約店としての立場も続くが、「特別に儲かる会社」という評価は外れる。M&A に使った資金の一部は期待ほどの収益にならない。還元は利益に連れて細り、ROE は 8% 台に落ちて資本コストに届かなくなる。

  • 空調計装(ビルの空調の自動制御):数量 1,150(施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.46(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 534 億円・営業利益 77 億円。施工量 1,150(今の 1.00 倍)× 0.4646 億円(今の 1.30 倍)、営業利益率 14.5%
  • 産業システム・その他:数量 150(施工量(人年・実質))× 価格 0.46(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 69 億円・営業利益 6 億円。施工量 150(今の 1.00 倍)× 0.4593 億円(今の 1.30 倍)、営業利益率 8.0%

倍率:ROE 8.0%(純利益 60 億円 ÷ 自己資本 758 億円)。事業の ROE が資本コスト k 7.5% 以下なので、伸びても価値は増えず、PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。利益率が 14% 近くまで戻り、ROE は k にわずかに届かない。上限の 7 割 6 分にあたる 9.0 倍に置いた。

確率:同業の空調サブコンより利益率の水準が 2 倍も高く、戻る力が強く働く。人手不足下でも取れる案件を選べなくなれば、20% を割る方向は自然。強気側の主張が重くないため、慎重な側に厚く置いた。

悲観 12% 値決めの力を失い、普通の下請けになる 利益 28 億円 · PER 8.1 倍 · 株価時価総額 361 円230 億円

制御機器を作るメーカーが、保守や改修を自社で直接受ける割合を増やす。特約店は取り分を削られ、同業との値引きも重なる。会社の 10 年後の姿は、価格競争の中で人員を抱える普通の設備工事会社だ。利益率は 7% 台まで下がり、かつての高い資本効率は消える。M&A に 400 億円規模を投じて収益が出なければ、自己資本の質も傷む。新設案件は採算を落としても取り、既設の改修は価格競争になる。それでも無借金に近く、配当は保つので、会社が傷むことはない。ただ、自社株買いは止まり、ROE は 4% 台まで落ちる。評価は、景気と同業の動きに左右される普通の下請けへ変わる。

  • 空調計装(ビルの空調の自動制御):数量 1,035(施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.44(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 451 億円・営業利益 36 億円。施工量 1,035(今の 0.90 倍)× 0.436 億円(今の 1.22 倍)、営業利益率 8.0%
  • 産業システム・その他:数量 135(施工量(人年・実質))× 価格 0.43(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 58 億円・営業利益 2 億円。施工量 135(今の 0.90 倍)× 0.431 億円(今の 1.22 倍)、営業利益率 3.0%

倍率:利益率が 7% 台に落ち、稼ぐ力は純利益 28 億円まで細る。ROE が k 7.5% 以下なので上限は 1÷k = 11.8 倍。悲観は、やや悲観よりさらに構造的に負けた姿なので、倍率をやや悲観(9.0 倍)より高くせず、その 9 割の 8.1 倍に置いた。時価総額 230 億円(全体の PER に直して 8.1 倍)。

確率:メーカーの直営化や、大手サブコン・外資の制御部門との値下げ競争で、特約店としての値決めが崩れる構造的な負け筋。単一メーカーに系列する専業で、事業が小さいぶん崩れ方も深くなりうる。同業と同じ 12% に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

空調計装(ビルの空調の自動制御)

ビル空調を自動で制御する装置の設計・取り付け・調整・保守。売上の約 9 割。新設と、入れ替えの既設に分かれる。

数量施工量(人年。自社と協力会社の技術者の稼働を、今の値段で測った実質の工事量)価格1 人年あたり完成工事高(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 1,150 0.36 411 112
10 年後 中立 1,288 0.48 617 120

取り方:空調計装の売上は 411 億円(開示)。開示のセグメント利益は約 165 億円で全社の営業利益 118 億円を上回るため、全社の共通費を配分したあとの利益として、利益率 27% = 112 億円と置いた(産業・その他と合わせて 118 億円)。単体 954 名と協力会社の稼働を合わせた実質の施工量を約 1,150 人年と推定し、1 人年あたり約 3,600 万円とした。物価の分は価格に入れる。

産業システム・その他

工場やプラントの制御工事と、制御機器の販売、その他。売上の約 1 割。

数量施工量(人年・実質)価格1 人年あたり完成工事高(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 150 0.35 53 6
10 年後 中立 165 0.47 78 9

取り方:産業システム 47 億円(開示)に、残りの約 6 億円の売上を足して 53 億円とした。利益は、セグメント利益 8.7 億円から共通費を配分して 6 億円(利益率 11%)と置いた。施工量は規模から約 150 人年と推定。

リスクと懸念

利益率が平常に戻る

営業利益率は 25% 台と、2023 年 3 月期までの 9〜14% を大きく超えている。同業が人員を増やして取り合いが戻れば、売上が伸びても利益は伸びない。いちばん大きな不確実性だ。社長自身が上限に近いと話しており、戻る方向の力は常にある。利益の 3 割が薄れるだけで、本質価値の見方は大きく変わる。

単一メーカーへの寄りかかり

制御機器は、最大手の特約店を務めるアズビルの製品が中心だ。メーカーが保守や改修を直営で受ける割合を増やせば、特約店の取り分は削られる。条件の変更ひとつで、利益率が数ポイント動きうる。特約店契約の中身は開示されないので、外から見て読みにくい点でもある。

人手不足で工事量が増えない

工事量は、技術者と協力会社の数で決まる。単体の従業員は 954 名で、2030 年度末に 1,100 名へ増やす計画だが、採用が計画を下回れば受注があっても施工できない。協力会社の世代交代も進み、人件費の上昇を価格に転嫁できなければ利益を削る。

成長投資・M&A で価値を壊す

2030 年度までの成長投資枠は 380〜430 億円で、今の純現金(約 136 億円)の 3 倍にあたる。M&A は 2030 年度目標に含まれておらず、買収の目的や基準も開示されていない。高い価格で買えば、利益率の薄い会社を抱え込み、ROE を落とす。成果が見えるまで厳しく見る。

新設工事の減少と大型案件の採算

2026 年 3 月期は、新設工事の売上が 15% 減った。今期は利益率の低い大型の新設案件も予定されており、利益率は 25.5% から 24.3% へ下がる見通しだ。新築が弱い時に、工事量を保つために採算の低い案件を受ける場面が増えると、利益率の戻りが早まる。

取適法・建設業法の対応費用

協力会社への支払いと取引条件の規制が強まっている。協力会社の手取りを守る方向は、人手を確保するうえでは正しいが、費用は元請けに乗る。会社も今期予想にこの影響を織り込んでいる。想定より重くなれば、利益率を押し下げる。

今後の分かれ目

営業利益率が 2 期続けて 23% を下回ったら
やや悲観の筋書きへ確率を寄せる。受注の選別が効かなくなり、同業との取り合いが始まった兆しとみる。
営業利益率が 25% 前後を 3 期以上保ち、受注の質も変わらなかったら
強気側の確率を上げてよい。ただし、同業の利益率も同じ水準に上がるかを確かめる。
大型の M&A を発表し、買収額が 100 億円を超えたら
買収先の利益率と買収の目的を見て、成長か価値の毀損かを分ける。利益率が低い会社なら、悲観側に寄せる。
アズビルが保守・改修の直営化を強めたら
悲観の筋書きが近い。特約店の取り分が構造的に削られるので、確率を大きく動かす。
受注高が 2 期連続で売上を下回ったら
繰越が薄くなり、利益率の戻りが早まる。やや悲観に確率を寄せる。
従業員数が計画の 1,100 名を上回るペースで増えたら
工事量の筋書きを引き上げる。人手の壁を越える道ができたとみる。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高・繰越高と、既設・新設の比率
  • 営業利益率(24〜25% を保てるか)
  • 従業員数と協力会社の確保(1,100 名計画の進み)
  • M&A の発表と成長投資枠の使い方
  • アズビルとの特約店契約・直営の動き

倍率と資本コストの決め方

売上は『施工量 × 1 人年あたり完成工事高』で積み、物価 3% は価格に入れた。工事量は人員の増加の範囲に限られるとし、中立の 10 年で 1.12 倍とした。倍率は k 7.5%(基本 7.5% + quality 1.0%)・g 4% の正当化 PER の上限の約 9 割に置き、ROE が k を上回る中立でも 1÷k(11.8 倍)の下限を割らせない。悲観側は稼ぐ力(ROE が k 以下なので上限 1÷k)を上限に、やや悲観より高くしない倍率で測り、谷の PBR や今の株価の倍率は使っていない。中立は 12.0 倍で、今の約 16 倍には寄せていない。純現金は約 136 億円(時価総額のちょうど 1 割)だが、前受金・運転資金・成長投資枠に使うため、余った現金には分けていない。工事会社で店舗や倉庫の賃借が小さいので、新リース会計基準(2028/03 期)の影響は小さい。数字は、家賃を営業費用に入れた今の形でそろえてある。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.6→18.55 倍・やや楽観 PER 12.6→17.8 倍・中立 PER 12→16.88 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。理由は quality_why。個別のリスク(成長投資・M&A の実行、特約店の立場など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.50%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 日本電技 2026年3月期決算のまとめ
  2. 日本電技 決算説明会のまとめ(キャッシュ配分・人員・利益率)
  3. フィスコ アナリストレポート(日本電技)

分析日 2026-10-16