株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

川崎設備工業 1777

関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,304 円395 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,299 円275 億円差 +43.7%
10 年後から見ると 割安 価値 3,304 円395 億円 · 差 +43.7% · 期待の年率 +10.4%
期待の年率リターン(10 年)+10.4%資本コスト比 +3.1 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

川崎設備工業は、ビルや工場の空調・給排水・電気の設備を設計して施工する会社だ。本店は名古屋で、東部・中部・西部の3地域で稼ぐ。親会社は関電工で、議決権の50%を持つ。筆者の結論は「適正」。今の7倍台という倍率は一見安いが、山の利益で測った数字にすぎない。

ここ2年で業績は一変した。2026年3月期の完成工事高は376億円と29%増え、営業利益は49億円と81%増えた。営業利益率は13.0%で、2年前の5.9%から倍以上になった。同業の大手サブコンでも7〜9%だから、突出している。

この水準は続かない、と筆者は考える。大型の工場案件が重なった年の利益であり、受注残の8割は1年ほどで消化される。中立の筋書きは、利益率が10年で9%台に戻ることだ。それでも営業利益は49億円と、足元に並ぶ。物価の上昇が売上を押し上げるからである。

財務は強く、純現金は30億円。自己資本比率は62%だ。ただし、これは建設会社の運転資金の性格が強く、余った現金とは言えない。

10年の価値は、今の時価総額とほぼ同じだ。親会社の持分が厚く、少数株主に利益が届きにくい点は、弱みとして残る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、川崎設備工業は「よい年の利益に、割安な値段がついた会社」だ。2026年3月期の純利益37億円に対し、時価総額は278億円。7〜8倍の水準である。

ただ、よい年の利益をそのまま使うのは危ない。営業利益率13%は同業の倍で、続く保証がない。10年の筋書きでは、利益率が9%台まで戻り、純利益は35億円ほどで横ばいになる。

それでも、自己資本は164億円で、この10年は利益と配当を適度に分け合う。自己資本利益率は9%前後で、資本コストを少し上回る。倍率は12倍程度が妥当だ。

安全域は薄い。利益率が山のまま続けば割安だが、同業並みに戻ると今の値段にほぼ並ぶ。親会社が過半を持つ点も気になる。少数株主にとって、現金の使い道は経営が決める。

この会社を持ち続けたいかと問われれば、人手の確保と親会社の意向という二つの条件つきで、持ちたいと答える。

何で稼ぐ会社か

事業は設備工事の請負だ。空調、給排水・衛生、電気、防災などの設備を、設計から施工まで引き受ける。ゼネコン(総合建設会社)や施主から直接受注し、下請けの職人を束ねて完成させる。

2026年3月期の完成工事高376億円の内訳は、一般ビル工事が7割、産業施設工事が2割、電気工事が1割。一般ビルには事務所、病院、商業施設が入る。産業施設は工場の空調や排水設備で、前期は22%増えた。

地域は三つに分かれる。中部が売上の44%と最大で、名古屋と豊田、岐阜を押さえる。東部が34%、西部が22%だ。利益は中部が最も厚く、売上に対して2割近い。自動車関連の工場が多い中部の強さが、全体の利益を引き上げている。

顧客の偏りもある。川崎重工業が完成工事高の14%を占める。親会社の関電工とは営業と施工で連携し、案件を分け合う。

受注残は297億円で、年間の完成工事高の8割にあたる。受注は402億円と完成工事高を上回り、残りは増えている。ただし、受注残の積み上がりは大型案件が支えており、案件が切れれば残高は急に減る。

従業員は454人と少数で、施工は下請けの職人に頼る。人手の確保が業績の上限を決める事業だ。

優良さと弱いところ

川崎設備工業の堀は、中部の工場に食い込んだ実績と、関電工の営業網にある。設備工事は一度施工した建物の保守・改修も受けやすく、顧客との関係が長く続く。

利益率は異例に高い。営業利益率は2026年3月期に13.0%と、過去12年の最高を更新した。それ以前の最高は2020年3月期の7.0%だ。高さの理由は、公式の説明から確かめられない。大型の工場案件の採算が良かった年と見るのが自然である。

値決め力は中くらいだ。受注は請負契約で、資材や労務費の上昇はスライド条項(価格の見直し)の交渉で対応する。ただ、ゼネコンの下請けとして受ける案件では、価格を決める側にいない。

資本効率は急に良くなった。自己資本利益率は22%に達したが、10年の中央値は13%、2023年3月期は6.5%まで落ちた。高い数字は一時の山と見る。

経営は堅実である。純現金を持ち、配当は安定配当を基本とする。前期は特別配当を上乗せしたが、配当性向は3割ほどにとどまる。政策保有株は削減の方針だ。

筆者が気にするのは、人手の確保と親会社の存在である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

設備工事の市場は、ビルの空調更新、データセンター、半導体工場がけん引する。国内の空調工事の市場規模は、2024年度の約5,000億円から2030年度に約5,700億円へ広がる見通しだ。脱炭素による既存ビルの更新(ZEB化)が、構造的な柱として残る。

業界の課題は人手だ。職人の高齢化と若手不足は続き、川崎設備工業も経営計画で「慢性的な人材不足」を挙げる。人手が足りなければ、受注があっても完成工事高は伸びない。反面、人手が希少なほど、工事の値段は上がりやすい。同社の平均年収は865万円で、前年から14%上がった。賃金は上がっている。

競争は準寡占だ。大手は高砂熱学工業、ダイダン、三機工業、大気社、新日本空調などが並び、半導体クリーンルームやデータセンターのような高度な工事は上位に集まる。川崎設備工業は中部・東部・西部の地域で戦う中堅で、大手と取り合う案件は限られる。親会社の関電工は電気設備の最大手で、電気と空調を組み合わせた提案で連携できる。

10年の見通しはこうだ。完成工事高は、実質でわずかに伸び、名目では年4%ほどになる。ただ、足元の利益率は同業の倍近く高く、競争で薄まる前提を置く。

脅威は、データセンターや半導体の投資が海外へ移ることと、ゼネコンの発注が絞られることだ。逆に、国内で工場の再投資が続けば、数量は上振れする。

資本政策と M&A

親会社の関電工が議決権の50.10%を握る。取引先持株会が16.5%、従業員持株会が3.4%、川崎重工業が1.8%で、少数株主の持ち分は小さい。親子上場であり、会社が余った現金を少数株主に配る保証はない。

配当は安定配当が基本だ。2026年3月期は、普通配当に特別配当を上乗せした。特別配当を出すほど利益が出たが、来期から同じ水準が続くとは限らない。

経営計画は2026年度の完成工事高390億円、営業利益50億円を掲げる。ROE10%以上という目標は、今の22%より低い。山の利益を前提にしない慎重な設定である。

政策保有株は削減の方針で、川崎重工業の株などを持つ。額は小さく、価値には足さない。

買収については、親会社が完全子会社化する可能性が外部の推計で2割程度ある。ただし、取引の条件は少数株主に有利とは限らない。筋書きの確率には織り込まない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

設備投資は国内で動き出している。半導体、データセンター、自動車の電動化に関連する工場が、中部と東部で増えている。川崎設備工業の受注は402億円と前期比30%増え、受注残も297億円に積み上がった。中部の営業利益率は2割近い。

人手不足は、価格を上げる味方になる。職人が足りないので、発注者は価格より施工の確保を優先する。同社は平均年収を14%上げて人材をつなぎ止めつつ、利益率を保った。ゼネコンに対しても、工期と品質で選ばれる側に立っている。

親会社の関電工との連携で、電気と空調を組み合わせた大型案件を取れる。関電工の営業網は全国に広がり、川崎設備工業は中部・東部・西部の3拠点で受け皿になる。

利益の使い道も株主寄りだ。前期は特別配当を出した。自己資本利益率10%以上という会社の目標は低く、実績が上回れば還元を厚くする余地がある。

この筋書きなら、10年後の営業利益率は12%台を保ち、純利益は60億円に近づく。

慎重な見方

利益率13%は山だ。同業の大手でも7〜9%であり、川崎設備工業は過去12年の平均が5%台である。大型の工場案件が重なった年の利益であって、構造が変わった証拠ではない。公式の説明も、率が上がった理由を示していない。

受注残は297億円で、完成工事高の8割にすぎない。大型案件が終われば、次の案件が同じ採算で取れる保証はない。2027年3月期の第1四半期は、経常利益が前年比14%減った。

人手不足は、利益を守る側にも壊す側にも働く。賃金は14%上がり、下請けの労務費も上がる。スライド条項で転嫁できなければ、利益率はすぐ削られる。

親会社が過半を持ち、少数株主の取り分は小さい。特別配当は臨時の還元で、来期からは出ないかもしれない。完全子会社化の話が出ても、条件は親会社が決める。

川崎重工業が売上の14%を占める点も危うい。一社の投資計画が変われば、数量が動く。

この筋書きなら、利益率は5%台に戻り、純利益は15億円ほどに落ちる。

どちらに重みを置いたか

どちらも事実に基づく。強気は人手不足による値上げの力と受注の積み上がりを突き、慎重な見方は、利益率が同業の倍という異常さと大型案件への依存を突く。筆者は、利益率が同業並みの9%台に戻る前提を中立に置いた。それでも今の値段はほぼ妥当である。

確率は慎重な側に寄せた。強気側は28%、やや弱気と弱気で35%とし、中立に37%を置いた。山の利益率を長く維持する筋書きは、重く置かない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,026 円601 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,146 円137 億円)。 今の値に割り戻すと 3,304 円395 億円、今との差 +43.7%、 期待の年率 +10.4%(資本コスト 7.2%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 10,344 円1,238 億円 1,605 円192 億円 +419.7% +17.9% 956 円114 億円
やや楽観 20% 8,273 円990 億円 1,421 円170 億円 +321.7% +15.5% 1,939 円232 億円
中立 37% 5,816 円696 億円 1,187 円142 億円 +204.6% +11.8% 2,591 円310 億円
やや悲観 25% 1,466 円175 億円 978 円117 億円 +6.3% +0.6% 611 円73 億円
悲観 10% 251 円30 億円 501 円60 億円 −67.3% −10.6% 75 円9 億円
加重平均100% 5,026 円601 億円1,146 円137 億円 +168.5% +10.4% 6,172 円738 億円

今の株価時価総額 2,299 円275 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 工場とデータセンターの投資が続き、利益率12%台を保つ 利益 59 億円 · PER 20.0 倍 · 株価時価総額 10,344 円1,238 億円

国内で工場とデータセンターの投資が続き、人手不足が価格を押し上げる。完成工事高は実質で3割増え、名目では10年で1.7倍になる。受注は中部を中心に積み上がり、受注残は年間の完成工事高に近い水準を保つ。

営業利益率は12%台を保つ。同業の倍近い水準で、足元の山がそのまま続く筋書きだ。関電工との連携で大型案件が取れ、下請けへの転嫁も通る。

本社費などの全社費用は物価で増える。人件費の増加は、価格に転嫁できる。

減価償却は小さく、物価の影響は限られる。配当は純利益の4割を保ち、特別配当もときどき出す。

(名目の前提)数量は実質、価格は物価並みの1.34倍。純現金の受取利息がわずかに増える。

  • 東部(東京・関東ほか):数量 130(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.71(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 223 億円・営業利益 36 億円。数量 1.30 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 16.0%
  • 中部(名古屋・豊田・岐阜):数量 130(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 2.21(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 287 億円・営業利益 50 億円。数量 1.30 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 17.5%
  • 西部(関西・神戸ほか):数量 130(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.12(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 146 億円・営業利益 23 億円。数量 1.30 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 16.0%

倍率:事業の純利益 59 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.6% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.0 倍。全体の PER 19.96 倍、時価総額 1,178 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:大型案件が続き、利益率12%台を10年保つ道。同業の倍の水準で実績も短いため、8%にとどめた。

やや楽観 20% 工場投資が続き、利益率は11%台で落ち着く 利益 48 億円 · PER 19.3 倍 · 株価時価総額 8,273 円990 億円

工場投資が続き、利益率は11%台で落ち着く。完成工事高は実質で18%増え、名目では6割増える。人手不足の価格転嫁は続くが、競争で利益率は足元から少し薄まる。

中部は2割近い利益率を保つが、東部と西部は伸び悩む。営業利益は67億円と、足元の1.4倍になる。

本社費などの全社費用は物価で増える。人件費の増加は、価格転嫁でほぼ吸収できる。

配当は純利益の35〜40%を保つ。

自己資本は10年で2.5倍ほどに増えるが、自己資本利益率は11%台を保つ。親会社の持分は変わらず、買収の話も出ない。

(名目の前提)数量は実質、価格は物価並みの1.34倍。減価償却は小さく、物価の影響は限られる。

  • 東部(東京・関東ほか):数量 118(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.71(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 202 億円・営業利益 29 億円。数量 1.18 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 14.5%
  • 中部(名古屋・豊田・岐阜):数量 118(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 2.21(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 261 億円・営業利益 43 億円。数量 1.18 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 16.5%
  • 西部(関西・神戸ほか):数量 118(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.12(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 132 億円・営業利益 21 億円。数量 1.18 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 15.5%

倍率:事業の純利益 48 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.9% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.3 倍。全体の PER 19.33 倍、時価総額 928 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:人手不足による値上げと工場投資が続き、利益率が11%台に落ち着く道。足元の受注の勢いを見て2割を置いた。

中立 37% 利益率は同業並みの9%台に戻り、営業利益は足元の水準で10年続く 利益 35 億円 · PER 18.1 倍 · 株価時価総額 5,816 円696 億円

利益率は同業並みの9%台に戻る。完成工事高は実質で5%ほど増え、名目では4割増える。データセンターと脱炭素の更新需要が数量を支えるが、足元の山の利益率は競争で薄まる。

営業利益は49億円と、足元とほぼ同じ水準で10年が過ぎる。物価の分は売上に乗るが、利益率の低下がそれを打ち消す。

本社費などの全社費用は物価で1.34倍の24億円に増える。人件費の増加が利益を圧迫する。

減価償却は小さく、物価の影響は限られる。配当は純利益の4割ほどを保つ。自己資本は10年で2倍強に増え、自己資本利益率は9%台に下がる。

(名目の前提)数量は実質、価格は物価並みの1.34倍。

  • 東部(東京・関東ほか):数量 105(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.71(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 180 億円・営業利益 23 億円。数量 1.05 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 13.0%
  • 中部(名古屋・豊田・岐阜):数量 105(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 2.21(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 232 億円・営業利益 34 億円。数量 1.05 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 14.5%
  • 西部(関西・神戸ほか):数量 105(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.12(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 118 億円・営業利益 16 億円。数量 1.05 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 13.5%

倍率:事業の純利益 35 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.1 倍。全体の PER 18.1 倍、時価総額 634 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率が同業並みの9%台に戻り、数量はわずかに伸びる最も自然な道。5つの中でいちばん高い37%を置いた。

やや悲観 25% 山の利益率が崩れ、過去の水準に近づく 利益 15 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,466 円175 億円

山の利益率が崩れ、過去の水準に近づく。完成工事高は実質で1割減り、値上げも競争で通りきらず、10年で1.30倍にとどまる。売上は名目で2割増にとどまる。

営業利益率は5%に下がる。大型案件が終わったあとの受注は採算が悪く、人手不足による賃上げも利益率を押し下げる。営業利益は21億円と、足元の4割に落ちる。

本社費などの全社費用は24億円と、売上が減っても削りきれない。

配当は維持するが、配当性向は上がる。自己資本利益率は5%まで下がる。

(名目の前提)数量は実質、価格は10年1.30倍(物価に遅れる)。

  • 東部(東京・関東ほか):数量 92.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.66(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 153 億円・営業利益 15 億円。数量 0.92 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 9.5%
  • 中部(名古屋・豊田・岐阜):数量 92.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 2.14(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 197 億円・営業利益 21 億円。数量 0.92 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 10.5%
  • 西部(関西・神戸ほか):数量 92.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.09(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 100 億円・営業利益 10 億円。数量 0.92 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 10.0%

倍率:自己資本利益率は5%でk以下。PERの上限は1÷k=12.1倍で、その約70%にあたる8.5倍に置いた。

確率:山の利益率が崩れ、過去の水準に近い5%に落ちる道。過去12年の実績に近く、親会社の影響もあるので25%を置いた。

悲観 10% 国内投資が細り、顧客を失い、価格競争に陥る 利益 4 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 251 円30 億円

半導体・データセンターの国内投資が細り、川崎重工業向けも縮む。完成工事高は実質で25%減り、競争で値上げも通らず、10年で1.20倍にとどまる。

営業利益率は1%台まで落ちる。受注が細る中で、人件費と本社費は削りにくい。純利益は4億円。

配当は減らして維持するが、特別配当は出ない。親会社が過半を持つので、買収で報われる道は細い。少数株主には、現金の使い方を決められない。

自己資本は10年で小さく増えるだけで、自己資本利益率は1%台に落ちる。工場のある中部では案件が競合に流れ、東部と西部でも大手に押される。職人の賃金上昇を価格に転嫁できないまま、固定費だけが残る。純現金は運転資金に消え、手元の余裕もなくなっていく。

(名目の前提)数量は実質、価格は10年1.20倍。

  • 東部(東京・関東ほか):数量 75.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.53(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 115 億円・営業利益 9 億円。数量 0.75 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 8.0%
  • 中部(名古屋・豊田・岐阜):数量 75.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.98(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 148 億円・営業利益 12 億円。数量 0.75 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 8.0%
  • 西部(関西・神戸ほか):数量 75.0(完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100))× 価格 1.00(指数1点あたり完成工事高(億円、名目))→ 売上 75 億円・営業利益 6 億円。数量 0.75 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 8.0%

倍率:利益がほとんど出ない筋書きなので、稼ぐ力(純利益4億円÷k=約48億円)と純現金30億円を見る。今の自己資本164億円に0.18倍を掛け、約30億円と置いた。純現金30億円と同じ水準で、親会社が過半を持つ点から稼ぐ力(約48億円)まで評価しなかった。

確率:半導体・データセンターの国内投資が細り、川崎重工業向けも縮み、価格競争になる複合の筋書き。頻度は低いが10年では無視できないので10%を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

東部(東京・関東ほか)

東部支社を中心とした、ビル・工場の空調・給排水・電気設備工事。

数量完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100)価格指数1点あたり完成工事高(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 100 1.28 128 20
10 年後 中立 105 1.71 180 23

取り方:2026年3月期の東部の完成工事高127.8億円・セグメント利益20.05億円(有価証券報告書。単体)。開示された数量はないため、完成工事高の実質量を指数100、単価1.278に分けた推定。数量は実質、価格は名目。

中部(名古屋・豊田・岐阜)

中部支社、豊田支店、岐阜支店を中心とした工事。自動車関連の工場が多く、利益が最も厚い。

数量完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100)価格指数1点あたり完成工事高(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 100 1.65 165 32
10 年後 中立 105 2.21 232 34

取り方:2026年3月期の中部の完成工事高165.0億円・セグメント利益32.24億円(有報)。数量は指数100・単価1.650の推定。

西部(関西・神戸ほか)

西部支社、神戸支店を中心とした工事。

数量完成工事高の実質量の指数(2026年3月期=100)価格指数1点あたり完成工事高(億円、名目)売上営業利益
今 2026/03 100 0.84 84 15
10 年後 中立 105 1.12 118 16

取り方:2026年3月期の西部の完成工事高83.7億円・セグメント利益14.96億円(有報)。数量は指数100・単価0.837の推定。全社の調整額(本社費など。営業利益49.04億円との差)はマイナス18.2億円。

リスクと懸念

利益率13%の持続性

営業利益率は2年で5.9%から13.0%に跳ね、同業大手の7〜9%を大きく上回る。理由は公式に説明されておらず、大型の工場案件の採算が良かった年である可能性が高い。受注残297億円が消化されたあと、同じ採算で次の案件を取れるかが分かれ目になる。

人手不足と労務費

施工は下請けの職人に頼り、従業員は454人にすぎない。職人が確保できなければ、受注があっても完成工事高は伸びない。平均年収は前年から14%上がっており、下請けの労務費も上がる。スライド条項で転嫁できなければ、利益率はすぐ削られる。

川崎重工業への集中

完成工事高の14%(53億円)を川崎重工業が占める。一社の設備投資が変われば、数量と利益が同時に動く。前年はこの比率が13%で、集中が高まっている。

親会社が過半を持つこと

関電工が議決権の50.10%を持つ親子上場である。余った現金の使い道、配当、完全子会社化の条件は、親会社の意向に左右される。少数株主が価値を受け取れる保証はない。

受注残の薄さ

受注残297億円は、年間の完成工事高の8割にあたる。大手サブコンに比べて見通しの利く期間が短く、案件の谷が来れば業績がすぐ落ちる。2027年3月期第1四半期の経常利益は前年比14%減だった。

データセンター・半導体の海外シフト

成長の柱が米国や中東に移れば、国内の工場・データセンター案件が細る。中部の自動車関連工場の電動化投資が止まる場合も、数量が減る。

今後の分かれ目

営業利益率が2期連続で12%を超える
利益率の水準が構造変化だった可能性が高まり、強気の筋書きの確率が上がる。
受注高が完成工事高を下回り、受注残が減り始める
大型案件が切れた合図で、やや弱気の確率が上がる。
会社が完成工事総利益率や案件別の採算を開示する
13%の中身が確かめられ、中立の利益率を見直せる。
関電工が完全子会社化を発表する
少数株主の取り分は、提示される条件で決まる。
川崎重工業向けの完成工事高の比率が2割を超える
顧客集中が強まり、数量の振れが大きくなる。
賃上げの転嫁が遅れ、粗利率が2ポイント以上下がる
人件費が利益を食っており、中立の利益率を下げて見直す。

見ておくもの

  • 営業利益率(13.0%)が維持されるか、同業並みに戻るか
  • 受注高と受注残(297億円)の動き
  • 川崎重工業向けの比率
  • 平均年収と下請け労務費
  • 特別配当の有無と配当性向
  • 関電工の持分と親会社の方針

倍率と資本コストの決め方

倍率は式から置いた。中立の自己資本利益率は9%台でkをやや上回り、下限は1÷k=12.1倍、残る割合1/2の正当化PER上限は約12.8倍。山の利益率を前提にしない質の弱さと、親会社が過半を持つ点を見て、下限の近く12.3倍に置いた。強気は上限の95%、やや強気も95%。やや弱気はROEがk以下の上限1÷kの約70%。悲観側は今の自己資本に0.18倍を掛けた。kは基本7.5%に品質+0.75%を足して8.25%。今の株価や市場の倍率には寄せていない。

中立の営業利益率は、過去12年の山(2026年3月期13.0%)を下回る9%台に置いた。同業の7〜9%と、直前の2025年3月期9.3%を基準にした。本社費などは物価で1.34倍に増やした。減価償却は設備工事会社として小さく、物価での影響は限られる。新リース会計基準の影響は、営業車や事務所のリースが小さく限られる。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14→19.96 倍・やや楽観 PER 13.3→19.33 倍・中立 PER 12.3→18.1 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 川崎設備工業 有価証券報告書テキスト(2026年3月期)
  2. 川崎設備工業 2026年3月期決算
  3. 川崎設備工業 大株主

分析日 2026-10-16