株譜
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東建コーポレーション 1766

国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)22,123 円2,456 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)13,160 円1,461 億円差 +68.1%
10 年後から見ると 割安 価値 22,123 円2,456 億円 · 差 +68.1% · 期待の年率 +12.4%
期待の年率リターン(10 年)+12.4%資本コスト比 +4.9 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

東建コーポレーションは、地主にアパートなどの賃貸住宅を建てさせ、建てたあとも借り上げて管理し続ける会社だ。建築で売上を立て、一括借上げ(サブリース)と管理で毎年の収入を積み上げる。筆者の結論は、10年の中立で見て今の値段はやや割安というものだ。

理由は、手元の現金と稼ぐ力に比べて値段が低いことにある。ただし厚い現金をそのまま株主のものとは数えない。主要株主は創業家の資産管理会社で、2025年末の自己株式の公開買付けも、その会社の売却意向から始まった。現金が戻るかは経営の意思しだいなので、余った分は半分だけ見た。

事業は国内の賃貸アパートに絞られる。世帯数が減る中で建築の数量は伸びにくい。それでも管理戸数は積み上がり、家賃も建築費も物価について上がる。中立では10年後の営業利益が今の2割強の増加にとどまり、物価の伸びを下回る。

怖いのは、オーナーへ払う借上げ家賃の約束が固定費のまま残ることだ。空室が増えて家賃を下げざるをえなくなれば、保証する側の東建の利益が先に削られる。悲観の筋書きはこの逆ざやを軸に置いた。

会長の左右田稔氏が2025年7月に亡くなり、社長の左右田善猛氏が単独で舵を取る体制になった。会社は今期、増収でも減益を見込む。ここで資本の使い方がどう変わるかが最初の試験になる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、見るべきは3つある。事業が10年後も続くか、利益が現金になるか、経営が株主のために資本を使うかだ。

事業は続く。賃貸住宅は人が住む限り要る。建てて、借り上げ、管理するという仕組みも、入居率99%が示すとおり回っている。ただし数量は伸びず、堀は普通の広さにとどまる。

利益の質は悪くない。無借金で、利益はほぼ現金になる。弱いのは、借上げ家賃という固定の約束だ。景気のよい時は気づかず、悪くなった時に重くなる。見かけの現金の厚さを、そのまま安全域とは数えない。

もっとも気になるのは資本の使い方だ。現金の積み上がりは10年続き、使われたのは創業家の売却意向に応えた買付けが最初の大きな動きだった。この現金が配当と自社株買いで少数株主に戻るなら、今の値段は安い。戻らなければ、価値は帳簿ほど高くない。

筆者は、この会社を「安いが、経営の意思を見極めたい会社」と見ている。値段に安全域はあるが、資本を預けるに足る経営かどうかは、これから数年の動きで決まる。

何で稼ぐ会社か

東建は賃貸住宅の「建てる」と「借り上げて管理する」を一社で持つ。売上のうち不動産賃貸が6割弱、建設が4割強を占める。

建設は、地主に土地活用としてアパートや事業用の建物を提案し、請け負う仕事だ。前期は受注が2割増え、完成を待つ仕事が厚い。子会社のナスラックは水回り製品を作り、外販も伸びている。営業利益率は10%台と高いが、完成する件数で振れる。

不動産賃貸は、建てた建物を一括で借り上げ、入居者に貸して管理する仕事だ。オーナーには借上げ家賃を約束し、入居者から集める家賃との差と管理料が会社の取り分になる。入居率は99%と高い。管理戸数は2019年に約25万戸で、いまはそれ以上と見る(最新の開示値は確認できず、推定)。利益率は6%台と低いが、毎年積み上がる。

賃貸の売上の大半は、オーナーへ払う借上げ家賃で消える。この約束は契約の期間、何十年も続く。会社の固定費は見た目より重い。

このほか広告・旅行・ゴルフ場・ホテルがあるが、売上の1%に満たない。事業の範囲は国内だけで、海外も分譲も大きくは持たない。

優良さと弱いところ

強みは、建築と管理が互いの入口になっていることだ。建てた建物を自社で借り上げるので、オーナーとの付き合いは何十年も続く。そこから追加の建築や建て替えの話が出る。入居率99%を保つ管理力も、その土台にある。

財務も強い。有利子負債はほぼなく、純現金は時価総額の8割にあたる。ROEは過去10年の中央値で10%台。会社は前期に過去最高の経常利益を出した。

弱みは3つある。1つ目は規模だ。同じ賃貸建築で首位の大東建託に、管理戸数でも営業網でも及ばない。2つ目は建築の粗利率で、資材高と労務費で下がっている。3つ目は、借上げ家賃の固定の約束だ。空室が増えて賃料が下がると、約束と実入りの差を東建が背負う。

価格を自分で決める力は強くない。家賃は市場で決まり、建築費はオーナーの収支に縛られる。堀、つまり他社がまねできない強みは、普通の広さと見る。

経営の面では、創業家の影響が色濃い。会長だった創業者の死去で、持ち株の整理が進む局面にある。資本の使い方が少数株主に向くかどうかは、これから確かめる段階だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の賃貸アパート市場は、数量では縮む産業だ。新設住宅の着工は2025年度に71万戸まで落ち、2026年度は政策効果で戻る見込みだが、世帯数の減少は止まらない。賃貸は単身世帯の増加と相続税対策に支えられ、戸建より底堅い。貸家は総着工の4割前後と見て、年28万戸ほどの市場とみられる(推定)。東建の完成は年1万戸強で、シェアは4%前後になる。

競争は大手数社に絞られる。首位は大東建託で、建築・一括借上げ・管理のすべてで規模が大きい。大和ハウスと積水ハウスも賃貸住宅を柱の1つに持ち、ブランドで争う。東建は価格と営業力で地主を取りに行く中堅の立場だ。

物価3%の世界では、建築費も家賃も上がる。ただし家賃は建築費より遅れて動く。賃貸の2年ごとの改定は、物価に追いつくのに時間がかかる。賃貸のオーナーは借入で建てるので、金利が上がると利回りが薄れて建築需要を冷やす。ここが業界共通の下振れの入口だ。

規制も効いてくる。2020年に施行された賃貸住宅管理業法は、一括借上げの募集で将来の家賃の減額リスクを説明することを求めた。誇大な勧誘がしにくくなり、受注の質は上がるが、数量の伸びは抑えられる。

人手の不足は建築の完成を制約する。値上げを受け入れるオーナーの層が薄くなると、数量が先に減る。10年で見れば、建築は縮み、管理は広がるという分かれ方になる。

資本政策と M&A

資本の使い方は、ここ数年で大きく動いた。長く現金をため込み、純現金は10年で2倍に膨らんだ。2025年12月に自己株式の公開買付けで約296億円を使い、発行済株式の17%を消した。

きっかけは、創業家の資産管理会社である東名商事から、保有株の一部を売りたいという意向が示されたことだ。会社の説明資料にその旨があり、社長の左右田善猛氏は協議と取締役会の決議には加わらなかったと開示している。形式の整え方は適切だが、会社の資金で大株主の売却に応じた形でもある。少数株主の目には、資本の使い方が株主全体のためなのか、気になる点が残る。

買付けの後も、東名商事は2割ほどを持つ。会長だった左右田稔氏の相続は2026年5月に確定したと伝えられ、持ち株の整理はまだ終わっていないとみられる。追加の売却や再編が出る余地がある。

配当は増配基調で、配当性向は3割ほどだ。今期は中間配当を置かず、期末にまとめる。純利益の7割は手元に残る計算で、現金はまたたまりやすい。(点検済み:起点の利益が高い側にないかを確かめ、直近2期の営業利益率5.8%は過去10年の平均4.7%台より高いので、中立の利益率は平均との中間の5.2%に置いた。)M&Aは大きなものがなく、国内の賃貸建築に集中している。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

賃貸住宅の需要は、人口が減っても消えない。単身世帯は増え、相続税対策の需要もある。東建は前期に受注を2割増やし、完成待ちの仕事が積み上がっている。建築の営業利益は前期に1割以上伸び、粗利率の低下を数量で補った。

管理は売上の6割弱を占め、入居率は99%と高い。管理戸数は年々積み上がり、家賃を値上げできれば利益は物価以上に伸びる。借上げ家賃を払うのは固定の約束だが、満室に近いうちは逆ざやにならず、むしろ入居者から集める家賃との差が増える。

財務は無借金で、純現金は時価総額の8割に近い。借金が重い同業と違い、金利が上がっても利払いは増えず、現金の受取利息が増える。会長の死去で持ち株の整理が進み、自己株式の公開買付けで資本の使い方が株主還元に向かった。この流れが続けば、配当と自社株買いで株主に戻る現金が増える。

10年後には、管理の収入が営業利益の過半を支え、景気の波に強い会社になる。建築で利益を稼ぎ、管理でそれを積み上げる循環が強まり、今の値段は割安になる。

慎重な見方

賃貸アパートは、需要が人口の減少に直面する産業だ。世帯数が減れば空室が増え、オーナーの収支が悪くなる。その時に最初に傷むのは、借上げ家賃を約束している東建だ。家賃が下がっても、オーナーへ払う額は契約で決まっている。空室や賃料の下落が広がれば、管理の利益は逆ざやに転ぶ。

建築の側も楽ではない。資材高と労務費の上昇で粗利率は下がり、販促費で補っている。物価3%の世界ではオーナーの借入金利も上がり、賃貸経営の利回りは薄くなる。受注が前期に2割増えたのは、価格改定前の駆け込みや、積み残しの消化かもしれない。会社自身が今期は減益を見込んでいる。

最大の懸念は資本の使い方だ。厚い現金は、創業家の売却意向から始まった買付けに使われた。主要株主が相続の整理で売るたびに会社の資金が動くなら、少数株主は割を食う。純現金は借上げ家賃の約束や前受金を差し引くと見かけほど厚くなく、戻る額も限られる。

10年後には、国内の建築が縮み、管理は賃料の下落で薄い利益しか生まない。規模で勝る大東建託にオーナーを奪われ、構造的に優良さを失った会社になっている。

どちらに重みを置いたか

短期の崩れにくさは、強気の見方に分がある。無借金で入居率が高く、受注も厚い。ただし数量が伸びない国内専業で、借上げ家賃の約束と創業家の影響という重い論点が2つ残る。確率は慎重側にやや寄せ、悲観15%、やや悲観23%にした。

一方で、中立でも利益は物価をやや下回って伸び、ROEは10%台を保つ。式から出る価値は今の時価総額を1割半ほど上回り、結論は「やや割安」になった。現金の取り分を半分にしても、この結論は変わらない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/04 期)

確率で加重した株価時価総額 34,736 円3,856 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 7,565 円840 億円)。 今の値に割り戻すと 22,123 円2,456 億円、今との差 +68.1%、 期待の年率 +12.4%(資本コスト 7.5%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 62,364 円6,923 億円 12,080 円1,341 億円 +465.7% +18.9% 7,444 円826 億円
やや楽観 20% 53,563 円5,946 億円 10,089 円1,120 億円 +383.7% +17.1% 12,730 円1,413 億円
中立 32% 41,089 円4,561 億円 7,648 円849 億円 +270.3% +14.0% 15,596 円1,731 億円
やや悲観 23% 16,611 円1,844 億円 6,756 円750 億円 +77.6% +5.9% 5,374 円597 億円
悲観 15% 5,453 円605 億円 2,252 円250 億円 −41.5% −5.2% 1,156 円128 億円
加重平均100% 34,736 円3,856 億円7,565 円840 億円 +221.4% +12.4% 42,301 円4,696 億円

今の株価時価総額 13,160 円1,461 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:建築が戻り、管理の利益が積み上がる 利益 326 億円 · PER 19.5 倍 · 株価時価総額 62,364 円6,923 億円

受注の積み上がりが完成に結びつき、建築の完成は10年で15%増える。単身世帯の増加と相続税対策の需要が賃貸建築を支え、東建はオーナーへの提案力で大東建託などと並んでシェアを守る。粗利率は価格改定が定着して前期並みに戻る。

管理戸数は年2%台で増え、入居率は高いまま推移する。家賃は物価にほぼ追いつき、借上げ家賃との差が少しずつ広がる。管理で稼ぐ利益が、建築の波を和らげる。

資本の面では、持ち株の整理が終わり、純現金の厚さが配当と自社株買いで株主に戻る。配当性向は6割に近づく。ただし国内専業の枠は変わらず、海外や分譲に大きく出ることはない。会社全体は、管理の厚みを持つ安定した賃貸の会社として評価される10年になる。

  • 建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負):数量 1,570(年間の完成棟数(棟))× 価格 1.69(1棟あたりの請負額(億円))→ 売上 2,653 億円・営業利益 305 億円。受注が完成に結びつく
  • 不動産賃貸(一括借上げ・管理運営):数量 35.8(管理戸数(万戸))× 価格 107(1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料))→ 売上 3,831 億円・営業利益 268 億円。管理戸数が年2%台で増え、家賃も物価並み
  • その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル):数量 16.0(延べ利用者数(万人))× 価格 2.01(1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円)→ 売上 32 億円・営業利益 1 億円。利用者が戻る

倍率:事業の純利益 320 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 24.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)400 億円。全体の PER 19.53 倍、時価総額 6,654 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の賃貸需要が崩れず、創業家の持ち株整理も株主還元に向かう組み合わせは起こりうるが、数量が伸びない産業なので 1 割にとどめた。

やや楽観 20% やや楽観:数量は微減でも単価と管理が支える 利益 276 億円 · PER 19.2 倍 · 株価時価総額 53,563 円5,946 億円

建築の完成は10年で5%ほど増え、粗利率は前期をわずかに下回る水準で落ち着く。貸家の着工が縮んでも、東建は営業の厚みで受注を保つ。

管理戸数は年2%弱で増え、家賃は物価の8割ほどのペースで上がる。入居率が99%近くを保つ限り、借上げ家賃との差は広がる。

資本の面では、創業家の持ち株の整理が静かに進み、配当は増える。自己株式の公開買付けのような動きは繰り返されず、現金はゆっくり積み上がる。会社は、国内の賃貸という限られた市場で堅実に稼ぎ続ける10年になる。派手な成長はないが、管理の収入が建築の波をならし、利益の質は保たれる。

  • 建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負):数量 1,435(年間の完成棟数(棟))× 価格 1.65(1棟あたりの請負額(億円))→ 売上 2,368 億円・営業利益 256 億円。完成が小幅に増える
  • 不動産賃貸(一括借上げ・管理運営):数量 33.6(管理戸数(万戸))× 価格 105(1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料))→ 売上 3,528 億円・営業利益 240 億円。管理が積み上がり、家賃は物価の8割強
  • その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル):数量 15.0(延べ利用者数(万人))× 価格 2.01(1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円)→ 売上 30 億円・営業利益 1 億円。横ばい

倍率:事業の純利益 270 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 22.5% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)400 億円。全体の PER 19.16 倍、時価総額 5,573 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量は減っても物価で単価が上がり、管理の積み上がりで利益が伸びる姿は現実的で、2 割に置いた。

中立 32% 中立:数量は微減、単価は物価並みで利益が伸びる 利益 210 億円 · PER 18.3 倍 · 株価時価総額 41,089 円4,561 億円

国内の貸家の着工は縮み、建築の完成は10年で5%減る。単価は建築費の上昇を転嫁して物価並みに上がる。粗利率は前期より少し下で落ち着き、建築の営業利益率は9.5%に落ち着く(直近2期の10%台は過去10年で高い側)。

管理戸数は完成の積み上げと解約の差で、10年に14%増える。家賃は物価より遅れて上がり、10年で3割弱の上昇にとどまる。管理の利益率は前期並みの6%台だ。本社費は物価で増える。

営業利益は今の2割強の増加で、物価の伸びを下回る。借入はなく、現金の受取利息は短期金利の上昇で増える。資本の面では、配当は純利益の5割ほどまで上がり、現金は積み上がりながら一部が戻る。大きなM&Aはなく、競争は大東建託を軸に今の構図が続く。会社は、物価について伸びる国内の賃貸の会社として10年を過ごす。

  • 建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負):数量 1,300(年間の完成棟数(棟))× 価格 1.61(1棟あたりの請負額(億円))→ 売上 2,090 億円・営業利益 199 億円。世帯数減で完成が微減、単価は物価並み、利益率は直近の10.5%から9.5%へ
  • 不動産賃貸(一括借上げ・管理運営):数量 31.4(管理戸数(万戸))× 価格 102(1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料))→ 売上 3,215 億円・営業利益 199 億円。管理戸数が14%増、家賃は物価より遅れる、利益率は6.5%から6.2%へ
  • その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル):数量 14.6(延べ利用者数(万人))× 価格 2.01(1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円)→ 売上 29 億円・営業利益 1 億円。横ばい

倍率:事業の純利益 205 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.7% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% g_long の理由で から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.3 倍 + 余った現金(戻り方込み)400 億円。全体の PER 18.31 倍、時価総額 4,146 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量の減少を物価が相殺し、利益は物価をやや下回って伸びるという、業種の前提に沿った最も重みの置ける筋書き。

やや悲観 23% やや悲観:空室が増え、借上げの利益が細る 利益 128 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 16,611 円1,844 億円

世帯数の減少が想定より速く、賃貸建築の需要が細る。オーナーの借入金利も上がり、新規の建築は2割近く減る。値引きと販促が増え、建築の粗利率は下がる。

管理戸数はほぼ横ばいで、入居率は95%台に落ちる。賃料は物価に追いつかず、借上げ家賃との差が縮む。固定の約束を背負う東建の利益率は、5%まで下がる。

資本の面では、現金をためたまま使い道が定まらず、自己株式の買い付けのような動きも限られる。規模で勝る大東建託にオーナーを奪われ、営業利益は半分近くに減る。会社は、優良な賃貸の会社という評価を少しずつ失う10年になる。

  • 建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負):数量 1,120(年間の完成棟数(棟))× 価格 1.55(1棟あたりの請負額(億円))→ 売上 1,736 億円・営業利益 139 億円。完成が2割近く減り、値引きと販促が増える
  • 不動産賃貸(一括借上げ・管理運営):数量 28.3(管理戸数(万戸))× 価格 98(1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料))→ 売上 2,773 億円・営業利益 139 億円。管理戸数は横ばい、賃料が物価に追いつかない
  • その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル):数量 13.0(延べ利用者数(万人))× 価格 2.01(1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円)→ 売上 26 億円・営業利益 0 億円。縮む

倍率:ROE 7.2%(純利益 128 億円 ÷ 自己資本 1,778 億円)。事業の ROE が k 7.5% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER の上限は 1÷k = 12.5 倍。空室と賃料の下落で稼ぎの質が落ち、固定の約束が利益を削る構造から、上限の 8 割の 10.0 倍に置いた。

確率:世帯数の減少が速く、賃料の下落が借上げの利益を削る組み合わせ。借上げ家賃の固定の約束と創業家の動きの不透明さがあるため、同領域の会社より少し厚く置いた。

悲観 15% 悲観:借上げが逆ざやに転び、需要も縮む 利益 −25 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 5,453 円605 億円

世帯数の減少と金利の上昇が重なり、賃貸経営の利回りが落ちて、オーナーの建築意欲が冷える。建築の完成は4割減る。値引きで利益はほとんど残らない。

管理戸数は2割減る。入居率が下がって賃料も下がり、オーナーへ約束した借上げ家賃との差が逆になる。契約の見直しを求める動きと、賃貸住宅管理業法の説明責任をめぐるトラブルも重なる。会社は逆ざやを補う引当を積み、営業赤字に落ちる。

大東建託をはじめとする大手に、オーナーと管理戸数を奪われる。創業家の持ち株の整理も落ち着かず、資本の使い方への信頼が揺らぐ。厚い現金も、借上げ家賃や前受金の約束を差し引くと、帳簿の数字ほど残らない。会社は構造的に優良さを失った姿になる。配当は細くしながらも続け、その原資は手元の現金と土地・建物の売却でまかなう。

  • 建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負):数量 820(年間の完成棟数(棟))× 価格 1.45(1棟あたりの請負額(億円))→ 売上 1,189 億円・営業利益 48 億円。完成が4割減り、利益がほぼ消える
  • 不動産賃貸(一括借上げ・管理運営):数量 22.0(管理戸数(万戸))× 価格 90(1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料))→ 売上 1,980 億円・営業利益 20 億円。管理戸数が2割減り、逆ざやで採算が崩れる
  • その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル):数量 10.0(延べ利用者数(万人))× 価格 2.01(1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円)→ 売上 20 億円・営業利益 −1 億円。縮む

倍率:赤字(純利益 −25 億円)で稼ぐ力は測れず、床は売れる資産の税後で測る。現金預金から現金で返す約束と逆ざやの引当を引き、土地・建物の売却額の税後を足した約 600 億円を、今の自己資本 1,164 億円に対する PBR 0.52 倍(時価総額 605 億円)に置いた。構造的に借上げが逆ざやに転び、需要も縮んだ姿。谷の年は営業赤字で、EV ÷ 営業利益では測れない。

確率:賃料の下落で借上げが逆ざやになり、建築も縮むという構造的な負け筋。主要株主の整理を含む経営の不透明さを勘案し、同領域の悲観より少し厚い 15% にした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建設(賃貸住宅・事業用建物の建築請負)

地主向けの賃貸住宅・事業用建物の請負と、子会社ナスラックの水回り製品の外販。

数量年間の完成棟数(棟)価格1棟あたりの請負額(億円)売上営業利益
今 2026/04 1,367 1.20 1,641 172
10 年後 中立 1,300 1.61 2,090 199

取り方:2026年4月期の建設の売上高約1,641億円を、アパートと事業用建物の平均請負額1.2億円(推定)で割って完成棟数を逆算した。中立の価格は物価並み(10 年 1.34 倍)。棟数は実質で、世帯数減と貸家着工の縮小を受けて 10 年 0.95 倍とみる

不動産賃貸(一括借上げ・管理運営)

建てた建物を一括で借り上げて転貸し、管理料と家賃の差を取る。

数量管理戸数(万戸)価格1万戸あたりの年間売上(億円)。1戸で年80万円(家賃収入と管理料)売上営業利益
今 2026/04 27.5 80 2,202 142
10 年後 中立 31.4 102 3,215 199

取り方:2026年4月期の不動産賃貸の売上約2,202億円を、1戸あたりの年間売上80万円(月約6.7万円。推定)で割って管理戸数を約27.5万戸とした。2019年の約24.8万戸から年1%ほどの増加と整合。中立の管理戸数は完成の積み上げと解約の差で10年 1.14 倍。価格は家賃が物価より遅れて動くので、中立で10年 1.28 倍(物価の1.34倍を下回る)

その他(広告・旅行・ゴルフ場・ホテル)

ゴルフ場とホテルの運営、広告、旅行。売上の1%未満。

数量延べ利用者数(万人)価格1万人あたりの売上(億円)。1人1.5万円売上営業利益
今 2026/04 14.6 1.50 22 0
10 年後 中立 14.6 2.01 29 1

取り方:2026年4月期のその他の売上約22億円を、ゴルフ・宿泊・旅行の平均の客単価1.5万円(推定)で割って延べ利用者数を逆算した。小さい事業で、価格は中立で物価並み(10 年 1.34 倍)

リスクと懸念

借上げ家賃の固定の約束(逆ざや)

東建はオーナーへ、契約の期間にわたって借上げ家賃を約束する。空室が増え、賃料が下がっても、約束した額は減らない。入居率99%の今は見えないが、悪化すると最初に利益が削られる。10年で見て最大の下振れ要因だ。

創業家の持ち株の整理

創業者の左右田稔氏が2025年7月に亡くなり、相続が進んでいる。主要株主の東名商事は買付け後も2割ほどを持つ。追加の売却や再編が出れば、需給と経営の方針が変わりうる。会社資金が絡む動きなら、少数株主には不利になる。

資本の使い方が少数株主に向かない恐れ

純現金は時価総額の8割に近いが、使い道は創業家の売却意向に応える自己株式の公開買付けが最初の大きな動きだった。現金が積み上がるだけで戻らなければ、今の値段が安くても価値は帳簿ほど高くない。余った現金を半分で見た理由だ。

建築の粗利率の低下

資材高と労務費の上昇、販促費の増加で、完成工事の粗利率は前期に下がった。会社は今期、増収でも減益を見込む。価格改定が受注を冷やせば、数量が先に減る。建築は営業利益の半分以上を稼ぐ。

金利上昇によるオーナーの意欲の低下

物価3%、国債3%の世界では、賃貸オーナーの借入金利も上がる。利回りが薄れれば、建築の意欲が冷え、受注が減る。東建の現金は金利上昇で利息が増えるが、本業の建築需要はその逆に動く。

世帯数の減少と空室率の上昇

人口の減少は地方から効く。貸家は単身世帯の増加で底堅いが、供給が需要を上回る地域では空室率が上がる。管理戸数の積み上げが止まり、解約が増えれば、管理の利益の土台が崩れる。

規制と契約の見直し

賃貸住宅管理業法は、一括借上げの勧誘で家賃減額のリスクを説明するよう求める。契約の見直しを求める動きや、説明をめぐるトラブルが出れば、受注と信用に響く。同業の過去の問題が業界全体の目を厳しくしている。

今後の分かれ目

賃貸の入居率が95%を割り込み、賃料の下落が続いたら
借上げの逆ざやが現実味を帯びる。やや悲観・悲観の確率を上げる。
東名商事がさらに保有株を売る、または会社が追加の公開買付けを行ったら
経営の資本の使い方への信頼が下がる。資金の動きの目的と、社長が協議から外れたかを確かめ、悲観側に寄せる。
配当性向が5割を超え、自己株式の買い付けが定期的に行われたら
余った現金が株主に戻る道筋が見える。現金の取り分を半分から広げる根拠になり、楽観側に寄せてよい。
受注が減少に転じ、完成待ちの仕事が細り始めたら
建築の数量が先に落ちる。粗利率の低下と合わせて、やや悲観側に重みを移す。
賃貸住宅管理業法の運用で、一括借上げの契約の見直しが広がったら
借上げの条件が悪化し、管理の利益率が下がる。悲観側の確率を上げる。
管理戸数の開示で、年2%台の増加が続いていると確認できたら
管理の積み上げが続く証拠になる。楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。

見ておくもの

  • 賃貸建物の入居率と、管理戸数・解約の推移
  • 建設の受注高・完成工事総利益率(粗利率)
  • 配当性向・自己株式の買い付けの有無と、純現金の水準
  • 東名商事と左右田家の持ち株比率の変化(主要株主の異動の開示)
  • 賃貸住宅管理業法に関連する行政の動きと、オーナーとの契約の見直し

倍率と資本コストの決め方

数量(完成棟数・管理戸数=実質)と価格(物価3%を入れた名目、家賃は物価より遅れるので1.28倍)をセグメントごとに積み、先に10年後の営業利益を出した。倍率は正当化 PER の式(RONIC = k + 1/2 ×(ROE − k)、g 3.5%)の 9〜8.5 割に置き、ROE が k を上回る中立〜楽観は 1÷k を下回らせていない。市場の倍率や今の株価は見ていない。現金は、借上げ家賃の運転資金と前受金・預り保証金を引いた約400億円までを余った分とし、戻り方 0.5 で足した。現金の受取利息は 2% で回り、純利益に入れた。新リース会計基準は2028/04期から適用され、借上げ物件が BS に載って営業利益と有利子負債の形が変わる。10年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.3→19.53 倍・やや楽観 PER 12.7→19.16 倍・中立 PER 12.6→18.31 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8.0%。理由は quality_why。創業家の影響や借上げ家賃の約束といった個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 東建コーポレーション 決算概要(2026年4月期・次期計画)
  2. 自己株式の公開買付けの結果及び取得終了に関するお知らせ(TDnet 転載)
  3. 日本経済新聞 東建コーポの26年4月期決算

分析日 2026-10-16